JPH118780A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH118780A
JPH118780A JP9159840A JP15984097A JPH118780A JP H118780 A JPH118780 A JP H118780A JP 9159840 A JP9159840 A JP 9159840A JP 15984097 A JP15984097 A JP 15984097A JP H118780 A JPH118780 A JP H118780A
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JP
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circuit
video signal
image pickup
level
converter
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JP9159840A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kurobe
正和 黒部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル信号処理を行う撮像装置において、
撮像素子からの映像信号を増幅するオートゲインコント
ロール回路のゲインが変化しても映像信号の黒レベルが
変動することなく、安定した映像信号が得られるように
する。 【解決手段】 撮像素子3からの映像信号の中のオプテ
ィカルブラック部分に相当する信号成分をクランプ回路
6で所定の電圧にクランプし、そのレベルの値を予め定
められた黒レベルの値と比較して両者が一致するような
補正データを演算する。そして、オートゲインコントロ
ール回路5のゲインが変化したときに、そのゲイン変化
に従って上記演算した補正データに基づく補正データ量
によりデジタル処理のためのA/D変換器7の基準電圧
値を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
撮像装置、特に撮像素子で得られた映像信号をデジタル
化して信号処理する撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的な光電変換素子を使用した
撮像装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、1は撮像レンズ、2はこの撮像レンズ1を通った被
写体からの撮像光の入射光量を制御するアイリス、3は
その画像光を光電変換して電気的な映像信号に変換する
CCD等の撮像素子、4はこの撮像素子3から出力され
た映像信号に含まれている蓄積電荷ノイズを低減するた
めの2重相関サンプリング回路(以下S/H回路とい
う)である。
【0003】5は映像信号のレベルを一定レベルに保つ
ためのオートゲインコントロール回路(以下AGC回路
という)、6はこのAGC回路5から出力された映像信
号に対して後述するクランプパルス発生回路から出力さ
れるクランプパルスにより後述するDC電圧発生回路か
ら発生される電圧値にオプティカルブラック部分(OB
部分)をクランプするためのクランプ回路、7はこのク
ランプ回路6で所定電圧値にクランプされた映像信号を
デジタル信号に変換するA/D変換器、8はこのA/D
変換器7から出力されたデジタル信号をビデオ信号に変
換するために必要な種々の信号処理を施すデジタル信号
処理回路(DSP回路)である。
【0004】9は上記のクランプパルスなど各種のタイ
ミングパルスを発生する上述のクランプパルス発生回路
を含むタイミングジェネレータ回路(以下TG回路とい
う)、10は所定のクランプ電圧を発生する上述のDC
電圧発生回路、11は上記A/D変換器7によりデジタ
ル信号に変換された映像信号のOBレベルと予め設定し
た黒レベルとを比較して両者が一致するようなオフセッ
ト量を演算するOBレベル補正回路で、その演算結果を
映像信号のOBレベルに対して加算もしくは減算の補正
を行う。
【0005】12は上記デジタル信号処理回路8を含む
システム全体を制御するマイクロコンピュータで構成さ
れたシステムコントロール回路、13は上記デジタル信
号処理回路8から出力されたデジタル映像信号をシステ
ムコントロール回路12からの制御信号により記憶・出
力するための画像メモリ装置、14はこの画像メモリ装
置13から出力されたデジタル映像信号をアナログ信号
に変換するD/A変換器である。
【0006】図5は上記OBレベル補正回路11の回路
構成を示すブロック図である。同図中、15はデジタル
信号処理回路8から出力されたデジタル映像信号の撮像
素子3の映像信号出力におけるオプティカルブラック部
分に相当する信号成分を1水平ラインあるいは予め設定
された間隔毎に積分して検出するOB積分値検出回路で
ある。
【0007】16は上記検出されたOB積分値と予め設
定された黒レベルとを比較してそのOB積分値と予め設
定した黒レベルが一致するような補正データを演算する
補正データ演算回路、17は該OB補正回路11に入力
された映像信号のOBレベルに対して上記補正データ演
算回路16で演算した補正データを加算もしくは減算す
るための加減算回路である。
【0008】次に上記構成の撮像装置の具体的な動作に
ついて説明する。
【0009】まず本撮像装置で撮像された被写体の光学
像は、撮像レンズ1を通ってアイリス2により光量を調
整された後、撮像素子3により電気信号に変換される。
この撮像素子3から出力された映像信号は、S/H回路
4でその映像信号出力中に含まれている電荷蓄積ノイズ
を除去され、AGC回路5で予め設定されたゲインで増
幅される。
【0010】上記AGC回路5から出力された映像信号
は、コンデンサを通すことにより交流的に結合されて、
クランプ回路6に入力される。このクランプ回路6に入
力された映像信号は、TG回路9から出力されたクラン
プパルスのタイミングで、DC電圧発生回路10から出
力された任意の電圧にクランプされる。
【0011】図6はクランプ回路6の動作タイミングを
示す図である。図示のように、映像信号のブランキング
期間中にクランプパルスが出力され、このタイミングで
OB部分の信号成分がクランプされる。
【0012】上記クランプされた映像信号は、A/D変
換器7に入力されてデジタル信号に変換された後、デジ
タル信号処理回路12に入力される。そして、この中の
一部は該回路8を通った後、OBレベル補正回路11に
入力される。
【0013】上記OBレベル補正回路11に入力された
デジタル映像信号は2方向に分かれ、そのうち一方は加
減算回路17に入力され、もう一方はOB積分値検出回
路15に入力される。積分値検出回路15では、映像信
号の中の撮像素子3のオプティカルブラック部分に相当
する信号成分を1水平ラインあるいは予め設定された間
隔毎に積分し、そのOB積分値を検出する。次の補正デ
ータ演算回路16では、OB積分値検出回路15で検出
されたOB積分値を予め設定された黒レベルと比較し、
このOB積分値がその黒レベルと一致するような補正デ
ータを演算する。そして、次の加減算回路17におい
て、上記OBレベル補正回路11に入力された映像信号
のOBレベルに上記補正データ演算回路16で演算した
補正データを加算もしくは減算する。その後、このOB
レベル補正回路11から出力された映像信号は、再びデ
ジタル信号処理回路12に入力される。
【0014】これにより、結果的に上記デジタル信号処
理回路12に入力される映像信号のOBレベルは一定に
保たれることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の撮像装置にあっては、AGC回路のゲイン
が変化すると映像信号の黒レベルが変動し、安定した映
像信号を得ることができないという問題点があった。
【0016】すなわち、図4の構成で、一般的に映像信
号中のOB部には、AGC回路5中で発生するノイズ及
び映像信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換
器7からのクロックノイズの回り込み等により、わずか
ながらでもノイズが漏れ込んでしまう。このOB部のノ
イズは、充分な照度時等のAGC回路5のゲインが低い
場合にはほとんど問題にならないが、低照度時などにA
GC回路5のゲインが上がった場合は、このノイズも増
幅されてしまうため、上記のような構成の撮像装置で
は、OB積分値検出回路15によるOBレベルの積分値
が上記ノイズの影響により変動してしまう。このため、
補正データ演算回路16の補正データも実際のOBレベ
ルとは無関係に変動してしまい、結果的に映像信号の黒
レベルがOB部に漏れ込むノイズレベルによって変動し
てしまうという問題点があった。
【0017】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、AGC回路のゲインが変化してOB部
の漏れクロック等によるノイズ成分が増大した場合で
も、映像信号の黒レベルが変動することなく、安定した
映像信号が得られる撮像装置を提供することを目的とし
ている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、次のように構成したものである。
【0019】(1)撮像光を映像信号に光電変換する撮
像素子を有し、その撮像素子からのアナログ映像信号を
デジタル信号に変換してデジタル信号処理を行う撮像装
置において、前記撮像素子から出力された映像信号の中
のオプティカルブラック部分に相当する信号成分のレベ
ルを検出する検出手段と、その検出レベル値を予め設定
された黒レベル値と比較して両者を一致させるための補
正データを演算する演算手段とを備え、前記撮像素子か
らの映像信号のレベルを一定に保つためのオートゲイン
コントロール回路のゲインが変化したときにその変化に
応じて前記補正データに基づく補正信号により前記アナ
ログ映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器の
基準電圧を補正するようにした。
【0020】(2)上記(1)の装置において、映像信
号の中のオプティカルブラック部分に相当する信号成分
をクランプするクランプ手段と、そのクランプ電圧を発
生するDC電圧発生手段を有し、検出手段は前記クラン
プした信号成分を予め設定された間隔毎に積分してその
レベル値を検出するようにした。
【0021】(3)上記(1)または(2)の装置にお
いて、演算手段からの補正データの値を映像信号のオプ
ティカルブラック部分のレベル値に加算あるいは減算す
る加減算手段を有するようにした。
【0022】(4)上記(1)ないし(3)何れかの装
置において、検出手段により検出されたレベル値を格納
するメモリを有するようにした。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施例に従って説明する。図1は本発明に係る撮像装置
の全体のシステム構成を示すブロック図であり、図4と
同一符号は同一構成要素を示している。
【0024】図1において、1は撮像レンズ、2はこの
撮像レンズ1を通った被写体からの撮像光の入射光量を
制御するアイリス、3はその画像光を光電変換して電気
的な映像信号に変換するCCD等の撮像素子、4はこの
撮像素子3から出力された映像信号に含まれている蓄積
電荷ノイズを低減するためのS/H回路である。
【0025】5は映像信号のレベルを一定レベルに保つ
ためのAGC回路、6はこのAGC回路5から出力され
た映像信号に対してクランプパルスにより所定の電圧値
にオプティカルブラック部分(OB部分)をクランプす
るクランプ回路、7はこのクランプ回路6で所定電圧値
にクランプされた映像信号をデジタル信号に変換するA
/D変換器、8はこのA/D変換器7から出力されたデ
ジタル信号をビデオ信号に変換するために必要な種々の
信号処理を施すデジタル信号処理回路(DSP回路)で
ある。
【0026】9は上記のクランプパルスなど各種のタイ
ミングパルスを発生するクランプパルス発生回路を含む
TG回路、10は所定のクランプ電圧を発生するDC電
圧発生回路、11は上記A/D変換器7によりデジタル
信号に変換された映像信号のOBレベルと予め設定した
黒レベルとを比較して両者が一致するようなオフセット
量を演算するOBレベル補正回路で、その演算結果を映
像信号のOBレベルに対して加算もしくは減算の補正を
行う。
【0027】12は上記デジタル信号処理回路8を含む
システム全体を制御するマイクロコンピュータで構成さ
れたシステムコントロール回路、13は上記デジタル信
号処理回路8から出力されたデジタル映像信号をシステ
ムコントロール回路12からの制御信号により記憶・出
力するための画像メモリ装置、14はこの画像メモリ装
置13から出力されたデジタル映像信号をアナログ信号
に変換するD/A変換器である。
【0028】また、18は上記システムコントロール回
路12により制御される調整データ等のデータ格納用の
メモリ、19はシステムコントロール回路12からの制
御信号(データを含む)により任意のタイミングで任意
の電圧を出力するD/A変換器である。このD/A変換
器19の出力電圧により、A/D変換器7の基準電圧値
(BOTTOM側)が制御されるように構成されてい
る。
【0029】なお、OBレベル補正回路11の構成は図
5と同様であるので重複する説明は省略するが、OB積
分値検出回路15,補正データ演算回路16及び加減算
回路17を有している。そして、OB積分値検出回路1
5の検出データはメモリ18に格納されて、次の演算に
利用される。また、クランプ回路6の動作タイミングも
図6に示すとおりである。
【0030】次に具体的な動作について説明する。な
お、ここでは前述の従来例と本実施例の相違点に重点を
おいて回路動作説明を行う。
【0031】本実施例におけるAGC回路5のゲイン設
定はシステムコントロール回路12によって制御される
(なお、このAGC回路5のゲイン設定制御方法につい
てはシステムコントロール回路12により制御されてい
れば良く、例えば更にD/A変換器などを介して電圧制
御しても構わないし、信号処理回路(DSP)8を介し
て制御を行っても構わない)。
【0032】そして、まず撮像レンズ1から入射された
光は、従来と同様アイリス2で光量調整されて撮像素子
3に入り、ここで光電変換されて電気的な映像信号とな
る。この映像信号は、S/H回路4で蓄積電荷ノイズ成
分を除去され、AGC回路5で適正な信号レベルに増幅
される。
【0033】上記AGC回路5から出力された映像信号
は、コンデンサで容量結合されて、クランプ回路6に入
力される。そして、クランプ回路6で任意の電圧にクラ
ンプされ、A/D変換器7でデジタル信号に変換された
後、デジタル信号処理回路8で所定の信号処理が施され
てビデオ信号として出力される。
【0034】ここで、まず本撮像装置の調整工程におい
て、AGC回路5のゲインが最大になる条件を設定し
(レンズキャップをレンズにはめる等)、そのときのO
B積分値検出回路15の出力データをシステムコントロ
ール回路12に取り込み、このシステムコントロール回
路12から調整データ格納用のメモリ18に上記出力デ
ータを格納する。
【0035】また、システムコントロール回路12で
は、上記OB積分値検出回路15の出力データから、通
常時に設定されているOB補正データ(例えば黒レベル
が32になるような補正データ)と上記AGC回路5が
最大ゲイン時のOBレベルの変動量によりその変動量を
補正するためのA/D変換器7の基準電圧値(BOTT
OM側)を演算する。
【0036】例えば本実施例の場合、上記A/D変換器
7は10bitA/D変換器を使用しており、通常時は
OBレベル(上記OB積分値検出回路15の出力)が3
2になるように、図5の補正データ演算回路16は動作
している。
【0037】そして、AGC回路5が最大ゲイン時に、
上記OB積分値検出回路15の出力データ値(OBレベ
ル)がノイズの影響などにより仮に42になった場合、
システムコントロール回路12で上記出力データ値の差
(10レベル分)をA/D変換器7の基準電圧値(BO
TTOM側)で補正するための電圧値に変換する演算を
行う。
【0038】本実施例では、A/D変換器7はTOP側
基準電圧3.00V、BOTTOM側基準電圧1.00
Vで動作しており、上述のOB積分値データ値が1変化
した場合に上記A/D変換器7の基準電圧を2mV補正
することで対応がとれる回路設定になっているため、上
記OB積分値検出回路15の出力データが仮に42にな
った場合に、A/D変換器7の基準電圧値をOB部を含
むブランキング期間の任意の期間のみ20mV下げるこ
とによって、OB積分値の変動を補正することが可能と
なる。
【0039】また、システムコントロール回路12は、
D/A変換器19を制御し、通常時(AGC回路5のゲ
インが最小時)にはA/D変換器7の基準電圧値を常に
一定の電圧(1.00V)に設定している。
【0040】ここで、映像信号のレベルを一定に保つた
めなどの理由により、システムコントロール回路12が
AGC回路5のゲインを上昇させた場合、システムコン
トロール回路12は上記D/A変換器19に与える制御
データを、通常時(AGC回路5のゲインが最小時)の
上記A/D変換器7の基準電圧値(1.00V)を与え
る制御データからAGC回路5に送られるゲインコント
ロールデータに合わせて任意の期間(OB部を含む水平
ブランキング期間)のみ上述の演算結果に従った制御デ
ータに切り替える。
【0041】本実施例では、図2に示すようにAGC回
路5のゲインの変化に対してA/D変換器7の基準電圧
値の補正を図3に示すタイミングにより行うようにして
いる。
【0042】図2は本実施例のAGC回路5のゲインに
よるA/D変換器7の基準電圧制御例を示したものであ
り、横軸はAGC回路5のゲイン設定データ(MINゲ
イン〜MAXゲイン)、横軸はA/D変換器7の基準電
圧制御値(0.98V〜1.00V)を表している。ま
た、図3はA/D変換器7の基準電圧の制御タイミング
を示す図であり、(a)は通常時、(b)はAGC回路
5のゲイン変化時のそれぞれの映像信号、クランプパル
ス及び基準電圧値を示している。
【0043】上記の制御データの変更によって、D/A
変換器19は通常時の1.00Vから任意の電圧に出力
電圧を変化させ、これをA/D変換器7の基準電圧とし
て出力する。このA/D変換器7の基準電圧値をOBレ
ベル変動分に対応して下げることにより、上記OB積分
値検出回路15の検出値はOB部に含まれるノイズの影
響による積分値の変動を加味した検出値となるため、ノ
イズによる影響を最小限に押さえた検出値を得ることが
できる。
【0044】したがって、結果的にOB積分値検出回路
15から見た場合、A/D変換器7から出力されるデジ
タル映像信号出力はOB部のレベルが32のまま維持さ
れたことと等価になるため、常に適正な黒レベルを提供
することが可能となる。
【0045】以上、本発明の実施例について説明した
が、本実施例では、AGC回路5のゲインが最小値のと
き(通常時)と最大値(低照度時)のときでのOB積分
値の差から、その変動量に対応したA/D変換器7の基
準電圧値(BOTTOM側)を算出する手段と、これに
よって得られた補正データにより上記A/D変換器7の
基準電圧値(BOTTOM側)を変化させるためのD/
A変換器19を制御する手段を具備している。そして、
まず予め、AGC回路5のゲインが最大のときのOB積
分値検出回路15からのOB積分値をシステムコントロ
ール回路12に取り込み、このデータを調整データ格納
用のメモリ18に格納する。次に、この調整データ格納
用のメモリ18に保存されたOB積分値を基に、上記シ
ステムコントロール回路12でAGC回路5のゲインが
最小値のとき(通常時)と最大値(低照度時)のときで
のOB積分置の差からその変動量を補正するためのA/
D変換器7の基準電圧値(BOTTOM側)を演算す
る。
【0046】そして、AGC回路5のゲインが変化した
場合、それに伴って上記システムコントロール回路12
から、上述の演算結果に従ってOB部を含む水平ブラン
キング期間内の任意の時間のみA/D変換器7の基準電
圧値(BOTTOM側)を制御するためのD/A変換器
19に上記AGC回路5のゲイン変化に対応した電圧を
発生させるための制御データを出力し、このD/A変換
器19によってA/D変換器7の基準電圧値を補正する
ようにしている。
【0047】これにより、上記OB積分値がAGC回路
5のゲインの変化により変動しても、常に映像信号の黒
レベルを一定に保つことができ、良好な映像信号を得る
ことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
AGC回路のゲインが変化してOB部の漏れクロックな
どによるノイズ成分が増大した場合でも、映像信号の黒
レベルが変動することがなく、安定した映像信号を得る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る撮像装置の全体構成を示すブロ
ック図
【図2】 実施例のAGC回路のゲインによるA/D変
換器の基準電圧制御例を示す図
【図3】 実施例のA/D変換器の基準電圧の制御タイ
ミングを示す説明図
【図4】 従来例の構成を示すブロック図
【図5】 OBレベル補正回路の構成を示すブロック図
【図6】 クランプ回路の動作を示す説明図
【符号の説明】
3 撮像素子 5 オートゲインコントロール回路 6 クランプ回路 7 A/D変換器 8 デジタル信号処理回路 9 タイミングジェネレータ回路(クランプパルス発生
回路) 10 DC電圧発生回路 11 OBレベル補正回路 12 システムコントロール回路 15 OB積分値検出回路 16 補正データ演算回路 17 加減算回路 18 データ格納用のメモリ 19 D/A変換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光を映像信号に光電変換する撮像素
    子を有し、その撮像素子からのアナログ映像信号をデジ
    タル信号に変換してデジタル信号処理を行う撮像装置に
    おいて、前記撮像素子から出力された映像信号の中のオ
    プティカルブラック部分に相当する信号成分のレベルを
    検出する検出手段と、その検出レベル値を予め設定され
    た黒レベル値と比較して両者を一致させるための補正デ
    ータを演算する演算手段とを備え、前記撮像素子からの
    映像信号のレベルを一定に保つためのオートゲインコン
    トロール回路のゲインが変化したときにその変化に応じ
    て前記補正データに基づく補正信号により前記アナログ
    映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器の基準
    電圧を補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 映像信号の中のオプティカルブラック部
    分に相当する信号成分をクランプするクランプ手段と、
    そのクランプ電圧を発生するDC電圧発生手段を有し、
    検出手段は前記クランプした信号成分を予め設定された
    間隔毎に積分してそのレベル値を検出することを特徴と
    する請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 演算手段からの補正データの値を映像信
    号のオプティカルブラック部分のレベル値に加算あるい
    は減算する加減算手段を有していることを特徴とする請
    求項1または2記載の映像装置。
  4. 【請求項4】 検出手段により検出されたレベル値を格
    納するメモリを有していることを特徴とする請求項1な
    いし3何れか記載の撮像装置。
JP9159840A 1997-06-17 1997-06-17 撮像装置 Withdrawn JPH118780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6839085B1 (en) 1999-08-24 2005-01-04 Victor Company Of Japan, Ltd. Image pickup apparatus for high-speed photographing and method of controlling the same
JP2008211463A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Canon Inc 撮像装置、撮像処理方法、及びコンピュータプログラム

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