JPH1187464A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JPH1187464A JPH1187464A JP24821697A JP24821697A JPH1187464A JP H1187464 A JPH1187464 A JP H1187464A JP 24821697 A JP24821697 A JP 24821697A JP 24821697 A JP24821697 A JP 24821697A JP H1187464 A JPH1187464 A JP H1187464A
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- exhaust
- transfer
- arm
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板の温度管理を精密に行うことができ、処
理済み基板の品質を向上させることがことができる基板
処理装置を提供する。 【解決手段】 基板搬送ロボット6は上段アーム10と
下段アーム11との間に中空の排気筐体25を備え、そ
の排気筐体25の上面板25aおよび下面板25bには
それぞれ多数の通気口VOが設けられ、さらに、その側
面には排気管25cが設けられ施設内の排気ラインに連
結されている。そして上段アーム10、下段アーム11
近傍の雰囲気は通気口VO、排気管25cを経由して排
気ラインにより外部に排気される。そのため、高温とな
ったいずれかの搬送アーム10,11やそれに保持され
る高温の基板Wにより熱せられた高温の雰囲気が他方の
常温の搬送アーム10,11やそれに保持された常温の
基板Wに至ることがないため基板Wの温度管理を精密に
行うことができる。
理済み基板の品質を向上させることがことができる基板
処理装置を提供する。 【解決手段】 基板搬送ロボット6は上段アーム10と
下段アーム11との間に中空の排気筐体25を備え、そ
の排気筐体25の上面板25aおよび下面板25bには
それぞれ多数の通気口VOが設けられ、さらに、その側
面には排気管25cが設けられ施設内の排気ラインに連
結されている。そして上段アーム10、下段アーム11
近傍の雰囲気は通気口VO、排気管25cを経由して排
気ラインにより外部に排気される。そのため、高温とな
ったいずれかの搬送アーム10,11やそれに保持され
る高温の基板Wにより熱せられた高温の雰囲気が他方の
常温の搬送アーム10,11やそれに保持された常温の
基板Wに至ることがないため基板Wの温度管理を精密に
行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、光
ディスク用基板等の基板(以下、単に「基板」とい
う。)の加熱処理部を含む複数の基板処理部と、当該複
数の基板処理部のそれぞれに対して基板を受け渡しつつ
搬送を行う基板搬送部とを備えた基板処理装置に関す
る。
フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、光
ディスク用基板等の基板(以下、単に「基板」とい
う。)の加熱処理部を含む複数の基板処理部と、当該複
数の基板処理部のそれぞれに対して基板を受け渡しつつ
搬送を行う基板搬送部とを備えた基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からレジスト膜形成処理や現像処理
を行う基板処理装置においては、成膜処理部、現像処理
部等の他、加熱処理部や冷却処理部等の各種処理部間を
基板搬送ロボットによって処理対象である基板を受け渡
しつつ一連の処理を行っている。このような基板処理装
置における基板搬送ロボットは、基板を加熱処理部や冷
却処理部に搬出入する際、複数の搬送アームがそれぞれ
それら処理部の高温または常温雰囲気内に進入して基板
の受け渡しを行ったり、そのようにして受け取った基板
を保持して処理部間を移動したりする。
を行う基板処理装置においては、成膜処理部、現像処理
部等の他、加熱処理部や冷却処理部等の各種処理部間を
基板搬送ロボットによって処理対象である基板を受け渡
しつつ一連の処理を行っている。このような基板処理装
置における基板搬送ロボットは、基板を加熱処理部や冷
却処理部に搬出入する際、複数の搬送アームがそれぞれ
それら処理部の高温または常温雰囲気内に進入して基板
の受け渡しを行ったり、そのようにして受け取った基板
を保持して処理部間を移動したりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に搬送アームが高温または常温雰囲気内に進入したり、
基板を保持したりすることによって搬送アーム自体が熱
せられたり、高温の基板を保持したりして、その周囲の
雰囲気を熱したりすることがある。その場合に、例え
ば、一方の搬送アームが高温の基板を保持し、他方のア
ームが常温の基板を保持している場合すなわち一方の搬
送アームやそれが保持する基板の温度が、他方の搬送ア
ームおよびそれが保持する基板の温度と大きく異なる場
合、前者の周囲の熱せられた雰囲気が後者の近傍に至る
ことによって、後者に対して熱的影響を及ぼし、基板の
温度管理が精密に行えず、処理済み基板の品質が悪化す
ることがあった。
に搬送アームが高温または常温雰囲気内に進入したり、
基板を保持したりすることによって搬送アーム自体が熱
せられたり、高温の基板を保持したりして、その周囲の
雰囲気を熱したりすることがある。その場合に、例え
ば、一方の搬送アームが高温の基板を保持し、他方のア
ームが常温の基板を保持している場合すなわち一方の搬
送アームやそれが保持する基板の温度が、他方の搬送ア
ームおよびそれが保持する基板の温度と大きく異なる場
合、前者の周囲の熱せられた雰囲気が後者の近傍に至る
ことによって、後者に対して熱的影響を及ぼし、基板の
温度管理が精密に行えず、処理済み基板の品質が悪化す
ることがあった。
【0004】この発明は、従来技術における上述の問題
の克服を意図しており、基板の温度管理を精密に行うこ
とができ、処理済み基板の品質を向上させることができ
る基板処理装置を提供することを目的とする。
の克服を意図しており、基板の温度管理を精密に行うこ
とができ、処理済み基板の品質を向上させることができ
る基板処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の請求項1の装置は、基板の加熱処理部を
含む複数の基板処理部と、当該複数の基板処理部のそれ
ぞれに対して基板を受け渡しつつ搬送を行う基板搬送部
とを備えた基板処理装置であって、基板搬送部が、複数
の搬送アームと、内部に空間が形成されるとともに複数
の搬送アームの間に設けられた中空部材と、中空部材の
空間に連通した排気管と、を備えるものであることを特
徴とする。
め、この発明の請求項1の装置は、基板の加熱処理部を
含む複数の基板処理部と、当該複数の基板処理部のそれ
ぞれに対して基板を受け渡しつつ搬送を行う基板搬送部
とを備えた基板処理装置であって、基板搬送部が、複数
の搬送アームと、内部に空間が形成されるとともに複数
の搬送アームの間に設けられた中空部材と、中空部材の
空間に連通した排気管と、を備えるものであることを特
徴とする。
【0006】また、この発明の請求項2の装置は、請求
項1記載の基板処理装置であって、複数の搬送アームは
上下方向に積層して配置されており、中空部材の上面お
よび下面のうちの少なくとも一方に開口を備える。
項1記載の基板処理装置であって、複数の搬送アームは
上下方向に積層して配置されており、中空部材の上面お
よび下面のうちの少なくとも一方に開口を備える。
【0007】さらに、この発明の請求項3の装置は、請
求項2記載の基板処理装置において、開口が中空部材の
上面および下面のいずれにも設けられているものであっ
て、上面の開口と下面の開口とが平面視において互いに
異なる位置に設けられていることを特徴とする。
求項2記載の基板処理装置において、開口が中空部材の
上面および下面のいずれにも設けられているものであっ
て、上面の開口と下面の開口とが平面視において互いに
異なる位置に設けられていることを特徴とする。
【0008】
<1.実施の形態の機構的構成および特徴>本発明の実
施の形態を図1〜図5に基づいて以下に説明する。図1
は本発明の一実施の形態である基板処理装置100を示
す斜視図である。なお、図1〜図5には水平面をX−Y
面とし、鉛直方向をZ軸方向とする3次元座標系X−Y
−Zが定義されている。
施の形態を図1〜図5に基づいて以下に説明する。図1
は本発明の一実施の形態である基板処理装置100を示
す斜視図である。なお、図1〜図5には水平面をX−Y
面とし、鉛直方向をZ軸方向とする3次元座標系X−Y
−Zが定義されている。
【0009】図1に示すように、基板処理装置100
は、複数のプロセス装置、例えば基板Wにレジストを塗
布する塗布ユニット1と、基板Wの現像処理を行う現像
ユニット2と、基板Wの加熱処理を行う加熱ユニット3
a,3bと、基板Wの冷却処理を行う冷却ユニット3c
(なお、加熱ユニット3a,3bおよび冷却ユニット3
cを併せて熱処理ユニット3と呼ぶとともに、塗布ユニ
ット1、現像ユニット2および熱処理ユニット3を併せ
て「処理ユニット1〜3」という。)と、順次各処理ユ
ニット1〜3に基板Wを給排する基板搬送部として機能
する基板搬送ロボット6とを備え、図示しない基板収容
カセットから未処理基板Wを取り出して上記基板搬送ロ
ボット6に基板Wを引き渡すと共に、処理済み基板Wを
当該基板搬送ロボット6から受け取り、再び基板収容カ
セットに収容する基板移載ロボット5を付設している。
また、図2に示すように、上記基板搬送ロボット6は、
上段アーム10および下段アーム11(以下、併せて
「搬送アーム10,11」という。)が基板Wを支持
し、搬送アーム10,11を支持する基台20が上記処
理ユニット間を自走、および所要の処理ユニットの方へ
向くように旋回し、搬送アーム10,11が基台20か
らプロセス装置へ向けて進退自在に構成され、予め設定
された作動プログラムに基づき、各処理ユニット1〜3
に基板Wを所定のタクトタイムで順次配送するように構
成されている。
は、複数のプロセス装置、例えば基板Wにレジストを塗
布する塗布ユニット1と、基板Wの現像処理を行う現像
ユニット2と、基板Wの加熱処理を行う加熱ユニット3
a,3bと、基板Wの冷却処理を行う冷却ユニット3c
(なお、加熱ユニット3a,3bおよび冷却ユニット3
cを併せて熱処理ユニット3と呼ぶとともに、塗布ユニ
ット1、現像ユニット2および熱処理ユニット3を併せ
て「処理ユニット1〜3」という。)と、順次各処理ユ
ニット1〜3に基板Wを給排する基板搬送部として機能
する基板搬送ロボット6とを備え、図示しない基板収容
カセットから未処理基板Wを取り出して上記基板搬送ロ
ボット6に基板Wを引き渡すと共に、処理済み基板Wを
当該基板搬送ロボット6から受け取り、再び基板収容カ
セットに収容する基板移載ロボット5を付設している。
また、図2に示すように、上記基板搬送ロボット6は、
上段アーム10および下段アーム11(以下、併せて
「搬送アーム10,11」という。)が基板Wを支持
し、搬送アーム10,11を支持する基台20が上記処
理ユニット間を自走、および所要の処理ユニットの方へ
向くように旋回し、搬送アーム10,11が基台20か
らプロセス装置へ向けて進退自在に構成され、予め設定
された作動プログラムに基づき、各処理ユニット1〜3
に基板Wを所定のタクトタイムで順次配送するように構
成されている。
【0010】つぎに、上記基板搬送ロボット6の具体的
な構成を図1〜図5に基づいて説明する。なお、図2〜
図4は上記基板搬送ロボット6を示す図であって、図2
は斜視図、図3は一部断面正面図、図4は図2のIV−
IV線矢視断面図であり、図5は仕切り板の平面図であ
る。
な構成を図1〜図5に基づいて説明する。なお、図2〜
図4は上記基板搬送ロボット6を示す図であって、図2
は斜視図、図3は一部断面正面図、図4は図2のIV−
IV線矢視断面図であり、図5は仕切り板の平面図であ
る。
【0011】基板搬送ロボット6は図示しない水平、垂
直および旋回駆動機構によって、X軸方向の並進、Z軸
方向の昇降およびZ軸方向を軸としての旋回が自在(図
1参照)なように構成された基台20の両側面には、ス
ライドレール21,21が延設されている。これらスラ
イドレール21,21には、それらに対して摺動自在な
断面凹状のスライド部材22,22が嵌め合わされてお
り、スライド部材22,22の外方には、それぞれ支持
部材23,24が固定されている。これら支持部材2
3,24のうち支持部材23上には、未処理ないし処理
済みの基板Wを前記各処理ユニット1〜3に供給ないし
取り出しをする上段アーム10が固定される一方、支持
部材24上には未処理ないし処理済みの基板Wを各処理
ユニット1〜3へ供給ないし取り出しをする下段アーム
11が固定されている。これら両搬送アーム10,11
の構造は、図2に示すように内径が上記基板Wより若干
大きくなるように形成された円弧状の基板載置部10
a,11aと、この基板載置部10a,11aを支持す
る支持部10b,11bとから構成されている。そし
て、上記基板載置部10a,11aの内周面には各々3
本の支持ピン26…が設けられており、この支持ピン2
6…上に基板Wが載置されて搬送されることになる。
直および旋回駆動機構によって、X軸方向の並進、Z軸
方向の昇降およびZ軸方向を軸としての旋回が自在(図
1参照)なように構成された基台20の両側面には、ス
ライドレール21,21が延設されている。これらスラ
イドレール21,21には、それらに対して摺動自在な
断面凹状のスライド部材22,22が嵌め合わされてお
り、スライド部材22,22の外方には、それぞれ支持
部材23,24が固定されている。これら支持部材2
3,24のうち支持部材23上には、未処理ないし処理
済みの基板Wを前記各処理ユニット1〜3に供給ないし
取り出しをする上段アーム10が固定される一方、支持
部材24上には未処理ないし処理済みの基板Wを各処理
ユニット1〜3へ供給ないし取り出しをする下段アーム
11が固定されている。これら両搬送アーム10,11
の構造は、図2に示すように内径が上記基板Wより若干
大きくなるように形成された円弧状の基板載置部10
a,11aと、この基板載置部10a,11aを支持す
る支持部10b,11bとから構成されている。そし
て、上記基板載置部10a,11aの内周面には各々3
本の支持ピン26…が設けられており、この支持ピン2
6…上に基板Wが載置されて搬送されることになる。
【0012】また、上記支持部材23の高さは、上記支
持部材24の高さより若干高くなるように構成されてい
るので、上段アーム10と下段アーム11との間には若
干の隙間が形成されることになる。そして、その隙間に
は、前記基台20上に設けられた固定用部材28に、そ
の一端が保持されるようにねじ止めされた中空部材であ
る排気筐体25が設けられている。なお、この排気筐体
25の詳細は後述する。
持部材24の高さより若干高くなるように構成されてい
るので、上段アーム10と下段アーム11との間には若
干の隙間が形成されることになる。そして、その隙間に
は、前記基台20上に設けられた固定用部材28に、そ
の一端が保持されるようにねじ止めされた中空部材であ
る排気筐体25が設けられている。なお、この排気筐体
25の詳細は後述する。
【0013】さらに、前記基台20の下部には下段アー
ム駆動用のモータ30が設けられており、このモータ3
0の軸には駆動ローラ31が固定されている。さらに、
前記スライドレール21の下部両端部近傍には、従動ロ
ーラ33,33が設けられており、また上記駆動ローラ
31の近傍にはガイドローラ34が設けられている。そ
して、上記4つのローラ31,33,33,34間には
ワイヤ35が巻架されており、このワイヤ35の両端は
上記支持部材24の下端に固定されている。これにより
前記モータ30を駆動すると支持部材24(下段アー
ム)が進退することになる。
ム駆動用のモータ30が設けられており、このモータ3
0の軸には駆動ローラ31が固定されている。さらに、
前記スライドレール21の下部両端部近傍には、従動ロ
ーラ33,33が設けられており、また上記駆動ローラ
31の近傍にはガイドローラ34が設けられている。そ
して、上記4つのローラ31,33,33,34間には
ワイヤ35が巻架されており、このワイヤ35の両端は
上記支持部材24の下端に固定されている。これにより
前記モータ30を駆動すると支持部材24(下段アー
ム)が進退することになる。
【0014】一方、上記下段アーム駆動用のモータ30
とは反対側の基台20の側面には、上段アーム駆動用の
モータ40と、上記と同様に配置された各ローラおよび
ワイヤ(図示せず)とが設けられ、これによって支持部
材23(上段アーム10)が進退するような構造となっ
ている。なお、搬送アーム10,11が、図2に示す状
態のように、処理ユニット1〜3へ進出していない状態
が待機状態である。
とは反対側の基台20の側面には、上段アーム駆動用の
モータ40と、上記と同様に配置された各ローラおよび
ワイヤ(図示せず)とが設けられ、これによって支持部
材23(上段アーム10)が進退するような構造となっ
ている。なお、搬送アーム10,11が、図2に示す状
態のように、処理ユニット1〜3へ進出していない状態
が待機状態である。
【0015】つぎに、本発明の特徴について実施の形態
に即して説明していく。
に即して説明していく。
【0016】排気筐体25は、上面板25aと下面板2
5b(図4参照)を間隙を持たせて重ね、その周囲を塞
いで中空にした扁平な筐体である。そして、図5に示す
ように上面板25aおよび下面板25bそれぞれは、一
短辺を円弧としたほぼ長方形状をなしており、かつ前記
両搬送アーム10,11より若干大きくなるように形成
されている。
5b(図4参照)を間隙を持たせて重ね、その周囲を塞
いで中空にした扁平な筐体である。そして、図5に示す
ように上面板25aおよび下面板25bそれぞれは、一
短辺を円弧としたほぼ長方形状をなしており、かつ前記
両搬送アーム10,11より若干大きくなるように形成
されている。
【0017】また、図5に示すように上面板25a、下
面板25bには、それぞれ開口としての32個の通気口
VO(「開口」に相当)が設けられており(図2および
図5には一部にのみ参照符号を付記)、しかも上面板2
5aの通気口VOと下面板25bの通気口VOは平面視
で互いに異なる位置になるように互い違いに設けられて
おり、したがって、上面板25aおよび下面板25bに
対して垂直方向(Z軸方向)には通気口VOは排気筐体
25を貫通していない状態となっている。
面板25bには、それぞれ開口としての32個の通気口
VO(「開口」に相当)が設けられており(図2および
図5には一部にのみ参照符号を付記)、しかも上面板2
5aの通気口VOと下面板25bの通気口VOは平面視
で互いに異なる位置になるように互い違いに設けられて
おり、したがって、上面板25aおよび下面板25bに
対して垂直方向(Z軸方向)には通気口VOは排気筐体
25を貫通していない状態となっている。
【0018】さらに、排気筐体25の直線の短辺側(X
軸負側)の側面には排気管25cが内部に貫通してお
り、さらに、それら排気管25cは排気筐体25から基
台20を経由して図示しない施設内の排気ダクトに通じ
ている。そして、常時、排気管25cを通じて排気筐体
25内から排気が行われることによって、上面板25a
の上方および下面板25bの下方の雰囲気は通気口VO
を通じて排気筐体25内部の雰囲気とともに排気され
る。
軸負側)の側面には排気管25cが内部に貫通してお
り、さらに、それら排気管25cは排気筐体25から基
台20を経由して図示しない施設内の排気ダクトに通じ
ている。そして、常時、排気管25cを通じて排気筐体
25内から排気が行われることによって、上面板25a
の上方および下面板25bの下方の雰囲気は通気口VO
を通じて排気筐体25内部の雰囲気とともに排気され
る。
【0019】ところで、上記基板搬送ロボット6は各処
理ユニット1〜3のいずれかに対して、基板Wの受け渡
しを行う場合には、モータ40または30を駆動して上
段アーム10または下段アーム11を対象とするいずれ
かの処理ユニット1〜3内にその搬送アーム10,11
を進入させて基板Wの受け渡しを行った後、その搬送ア
ーム10,11を後退させて図2および図3に示す待機
位置に戻すのであるが、上記対象とする処理ユニット1
〜3が加熱ユニット3aまたは3bである場合には、そ
の加熱ユニット3aまたは3bに対して受け渡しを行っ
た搬送アーム10,11が熱せられて高温となっていた
り、その搬送アーム10,11が基板Wを保持して取り
出した場合にはその基板Wは高温となっている。そのよ
うな場合に、高温の搬送アーム10,11やそれが保持
する高温の基板Wによってその近傍の雰囲気も熱せられ
高温となる。
理ユニット1〜3のいずれかに対して、基板Wの受け渡
しを行う場合には、モータ40または30を駆動して上
段アーム10または下段アーム11を対象とするいずれ
かの処理ユニット1〜3内にその搬送アーム10,11
を進入させて基板Wの受け渡しを行った後、その搬送ア
ーム10,11を後退させて図2および図3に示す待機
位置に戻すのであるが、上記対象とする処理ユニット1
〜3が加熱ユニット3aまたは3bである場合には、そ
の加熱ユニット3aまたは3bに対して受け渡しを行っ
た搬送アーム10,11が熱せられて高温となっていた
り、その搬送アーム10,11が基板Wを保持して取り
出した場合にはその基板Wは高温となっている。そのよ
うな場合に、高温の搬送アーム10,11やそれが保持
する高温の基板Wによってその近傍の雰囲気も熱せられ
高温となる。
【0020】このように熱せられた高温の雰囲気が施設
内に形成されたダウンフローや拡散等により他方の常温
の搬送アーム10,11やそれに保持された常温の基板
Wの近傍に至るとそれらに対して熱的影響を及ぼし、そ
の温度を上昇させることとなる。
内に形成されたダウンフローや拡散等により他方の常温
の搬送アーム10,11やそれに保持された常温の基板
Wの近傍に至るとそれらに対して熱的影響を及ぼし、そ
の温度を上昇させることとなる。
【0021】とりわけ、下段アーム11に高温の基板W
を保持し、上段アーム10に常温の基板Wを保持して両
搬送アーム10,11が待機位置にある場合には、対流
により下段アーム11近傍の熱せられた雰囲気が上昇し
て、常温の上段アーム10へ向かうことになるため、上
段アーム10やそれが保持する常温の基板Wの近傍に至
り易い。
を保持し、上段アーム10に常温の基板Wを保持して両
搬送アーム10,11が待機位置にある場合には、対流
により下段アーム11近傍の熱せられた雰囲気が上昇し
て、常温の上段アーム10へ向かうことになるため、上
段アーム10やそれが保持する常温の基板Wの近傍に至
り易い。
【0022】ところが、この実施の形態の装置の基板搬
送ロボット6では両搬送アーム10,11間には、排気
筐体25が設けられ排気管25cを通じて排気が行われ
ているため、上記のような高温の雰囲気は排気筐体25
内にその通気口VOから吸い込まれ、排気管25cを介
して排気ラインにより排気されるため、他方の搬送アー
ム10,11やそれに保持された基板W近傍に至ること
が少なく、熱的影響を及ぼすことが少ない。
送ロボット6では両搬送アーム10,11間には、排気
筐体25が設けられ排気管25cを通じて排気が行われ
ているため、上記のような高温の雰囲気は排気筐体25
内にその通気口VOから吸い込まれ、排気管25cを介
して排気ラインにより排気されるため、他方の搬送アー
ム10,11やそれに保持された基板W近傍に至ること
が少なく、熱的影響を及ぼすことが少ない。
【0023】また、例え排気筐体25が熱せられたとし
ても、外部雰囲気は排気筐体25内を通じて排気される
ため排気筐体25自体がいわば空冷されるので、排気筐
体25自体の温度を低下させる作用もある。
ても、外部雰囲気は排気筐体25内を通じて排気される
ため排気筐体25自体がいわば空冷されるので、排気筐
体25自体の温度を低下させる作用もある。
【0024】また、排気筐体25の上面板25aおよび
下面板25bに設けられた通気口VOは上記のようにそ
れぞれ互い違いとなるように設けられており、排気筐体
25自体をその上面板25aおよび下面板25bに対し
て垂直には貫通していないため、上面板25aまたは下
面板25bの通気口VOから吸引された高温雰囲気は排
気筐体25に対して反対側、すなわち、下段アーム11
が高温の場合を例に採ると、排気筐体25より上方へ至
る、いわばオーバーランといった状況が生じるのが、上
面板25aにより阻止されるので、常温である上段アー
ム10側に至ることがない。
下面板25bに設けられた通気口VOは上記のようにそ
れぞれ互い違いとなるように設けられており、排気筐体
25自体をその上面板25aおよび下面板25bに対し
て垂直には貫通していないため、上面板25aまたは下
面板25bの通気口VOから吸引された高温雰囲気は排
気筐体25に対して反対側、すなわち、下段アーム11
が高温の場合を例に採ると、排気筐体25より上方へ至
る、いわばオーバーランといった状況が生じるのが、上
面板25aにより阻止されるので、常温である上段アー
ム10側に至ることがない。
【0025】同様に、通気口VOが排気筐体25を垂直
に貫通していないことにより、高温の基板Wおよびそれ
を保持するいずれかの搬送アーム10,11からの熱放
射も排気筐体25により遮断することができる。
に貫通していないことにより、高温の基板Wおよびそれ
を保持するいずれかの搬送アーム10,11からの熱放
射も排気筐体25により遮断することができる。
【0026】以上により、搬送アーム10,11のうち
の一方およびそれに保持された基板Wによる熱的影響が
搬送アーム10,11のうちの他方およびそれに保持さ
れた基板Wに及ぶことがないため、基板Wの温度管理を
精密に行うことができ、処理済み基板Wの品質を向上さ
せることができる。
の一方およびそれに保持された基板Wによる熱的影響が
搬送アーム10,11のうちの他方およびそれに保持さ
れた基板Wに及ぶことがないため、基板Wの温度管理を
精密に行うことができ、処理済み基板Wの品質を向上さ
せることができる。
【0027】<2.変形例>この実施の形態の基板処理
装置の基板搬送ロボット6では搬送アームとして上段ア
ーム10と下段アーム11の2本を備え、その間に排気
筐体25を備えるものとしたが、この発明はこれに限ら
れず、搬送アームを3本以上備え、それらそれぞれの間
に排気筐体25を設けるものとしてもよい。
装置の基板搬送ロボット6では搬送アームとして上段ア
ーム10と下段アーム11の2本を備え、その間に排気
筐体25を備えるものとしたが、この発明はこれに限ら
れず、搬送アームを3本以上備え、それらそれぞれの間
に排気筐体25を設けるものとしてもよい。
【0028】また、この実施の形態の基板搬送ロボット
6の排気筐体25は上面板25aおよび下面板25bの
両方に開口としての通気口VOを設けるものとしたが、
この発明はこれに限られず、上面板25aまたは下面板
25bのいずれか一方のみに設けるものとしたり、また
積極的には、開口を設けずに排気筐体25を組み立てる
際に必然的に生じる隙間を通気口として排気筐体25の
周囲の雰囲気を取り込んで排気するようにすることもで
きる。
6の排気筐体25は上面板25aおよび下面板25bの
両方に開口としての通気口VOを設けるものとしたが、
この発明はこれに限られず、上面板25aまたは下面板
25bのいずれか一方のみに設けるものとしたり、また
積極的には、開口を設けずに排気筐体25を組み立てる
際に必然的に生じる隙間を通気口として排気筐体25の
周囲の雰囲気を取り込んで排気するようにすることもで
きる。
【0029】また、この実施の形態の基板搬送ロボット
6の排気筐体25は上面板25aおよび下面板25bの
それぞれに複数の通気口VOを設けるものとしたが、こ
の発明はこれに限られず、1つのみ設けるものとしても
よい。
6の排気筐体25は上面板25aおよび下面板25bの
それぞれに複数の通気口VOを設けるものとしたが、こ
の発明はこれに限られず、1つのみ設けるものとしても
よい。
【0030】また、この実施の形態の基板搬送ロボット
6の排気筐体25は、上面板25aおよび下面板25b
のそれぞれに開口としての通気口VOを設けるものとし
たが、この発明はこれに限られず通気口を排気筐体25
の側面に設けるようにしてもよい。この場合、通気口を
設ける位置は、排気筐体25の排気管25cが設けられ
た側と反対方向の側面に設けるのが好ましくそれによっ
て排気筐体25の内部を全体的に排気することができ
る。
6の排気筐体25は、上面板25aおよび下面板25b
のそれぞれに開口としての通気口VOを設けるものとし
たが、この発明はこれに限られず通気口を排気筐体25
の側面に設けるようにしてもよい。この場合、通気口を
設ける位置は、排気筐体25の排気管25cが設けられ
た側と反対方向の側面に設けるのが好ましくそれによっ
て排気筐体25の内部を全体的に排気することができ
る。
【0031】さらには、排気筐体25の排気管25cが
貫通されている側面と同じ面に通気口を設けるととも
に、この通気口から取り込んだ雰囲気が排気筐体25の
内部を全体にわたって通過し、排気管25cにより排気
されるような流路を形成する仕切り板を排気筐体25に
設けるようにしてもよい。
貫通されている側面と同じ面に通気口を設けるととも
に、この通気口から取り込んだ雰囲気が排気筐体25の
内部を全体にわたって通過し、排気管25cにより排気
されるような流路を形成する仕切り板を排気筐体25に
設けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
3の発明によれば、基板搬送部が前記複数の搬送アーム
の間に、内部に空間が形成された中空部材および、その
中空部材の空間に連通した排気管とを備えるため、排気
管により中空部材の内部の空間の雰囲気を排気すること
により、複数の搬送アームのうちのいずれか、またはそ
れが保持する基板の熱が、その他の搬送アームやそれが
保持する基板に熱的影響を与えることを抑えることがで
きるため、基板の温度管理を精密に行うことができ、処
理済み基板の品質を向上させることできる。
3の発明によれば、基板搬送部が前記複数の搬送アーム
の間に、内部に空間が形成された中空部材および、その
中空部材の空間に連通した排気管とを備えるため、排気
管により中空部材の内部の空間の雰囲気を排気すること
により、複数の搬送アームのうちのいずれか、またはそ
れが保持する基板の熱が、その他の搬送アームやそれが
保持する基板に熱的影響を与えることを抑えることがで
きるため、基板の温度管理を精密に行うことができ、処
理済み基板の品質を向上させることできる。
【0033】さらに、請求項2および請求項3の発明に
よれば、複数の搬送アームが上下方向に積層して配置さ
れており、中空部材の上面および下面のうちの少なくと
も一方に開口を備えるため、高温の搬送アームやそれが
保持する高温の基板によって熱せられた、その近傍の雰
囲気を開口を通じて排気することにより、複数の搬送ア
ームが互いに熱的影響を与えるのを、一層、抑えること
ができるので、基板の温度管理を精密に行うことがで
き、処理済み基板の品質を向上させることができる。
よれば、複数の搬送アームが上下方向に積層して配置さ
れており、中空部材の上面および下面のうちの少なくと
も一方に開口を備えるため、高温の搬送アームやそれが
保持する高温の基板によって熱せられた、その近傍の雰
囲気を開口を通じて排気することにより、複数の搬送ア
ームが互いに熱的影響を与えるのを、一層、抑えること
ができるので、基板の温度管理を精密に行うことがで
き、処理済み基板の品質を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態である基板処理装置を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】実施の形態における基板搬送ロボットを示す斜
視図である。
視図である。
【図3】実施の形態における基板搬送ロボットの一部断
面側面図である。
面側面図である。
【図4】図2のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】基板搬送ロボットの排気筐体の平面図である。
1 塗布ユニット 2 現像ユニット 3 熱処理ユニット 3a,3b 加熱ユニット 3c 冷却ユニット 6 基板搬送ロボット 10 上段アーム 11 下段アーム 25 排気筐体 25a 上面板 25b 下面板 25c 排気管 100 基板処理装置 VO 通気口 W 基板
Claims (3)
- 【請求項1】 基板の加熱処理部を含む複数の基板処理
部と、当該複数の基板処理部のそれぞれに対して基板を
受け渡しつつ搬送を行う基板搬送部とを備えた基板処理
装置であって、 前記基板搬送部が、 複数の搬送アームと、 内部に空間が形成されるとともに前記複数の搬送アーム
の間に設けられた中空部材と、 前記中空部材の前記空間に連通した排気管と、を備える
ものであることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置であって、 前記複数の搬送アームは上下方向に積層して配置されて
おり、 前記中空部材の上面および下面のうちの少なくとも一方
に開口を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の基板処理装置において、
前記開口が前記中空部材の上面および下面のいずれにも
設けられているものであって、 前記上面の開口と前記下面の開口とが平面視において互
いに異なる位置に設けられていることを特徴とする基板
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24821697A JPH1187464A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24821697A JPH1187464A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1187464A true JPH1187464A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17174917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24821697A Pending JPH1187464A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1187464A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005055314A1 (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-16 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 基板処理装置 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24821697A patent/JPH1187464A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005055314A1 (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-16 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 基板処理装置 |
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