JPH1186458A - 変調装置および変調方法、復調装置および復調方法、並びに伝送媒体 - Google Patents
変調装置および変調方法、復調装置および復調方法、並びに伝送媒体Info
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- JPH1186458A JPH1186458A JP9246325A JP24632597A JPH1186458A JP H1186458 A JPH1186458 A JP H1186458A JP 9246325 A JP9246325 A JP 9246325A JP 24632597 A JP24632597 A JP 24632597A JP H1186458 A JPH1186458 A JP H1186458A
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Abstract
ビットのデータをnビットの固定長符号に変換する。RM
L変換部31においては、固定長符号を変換後のチャン
ネルビット列における最小ランdが所定回数連続すると
き、その連続する回数を制限する制限コードにデータ列
を変換する。
Description
調方法、復調装置および復調方法、並びに伝送媒体に関
し、特にデータ伝送や記録媒体への記録に適するように
データを変調し、そしてこの変調により得られる変調符
号を復調し、データを再生する、変調装置および変調方
法、復調装置および復調方法、並びに伝送媒体に関す
る。
たは例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク
等の記録媒体に記録する際、伝送や記録に適するように
データの変調が行われる。このような変調方法の1つと
して、ブロック符号が知られている。このブロック符号
は、データ列をm×iビットからなる単位(以下データ
語という)にブロック化し、このデータ語を適当な符号
則に従ってn×iビットからなる符号語に変換するもの
である。そしてこの符号は、i=1のときには固定長符
号となり(d,k;m,n;1)と表される。またiが
複数個選べるとき、すなわち1乃至imax(最大のi)
の範囲の所定のiを選択して変換したときには可変長符
号となる。このブロック符号化された符号は可変長符号
(d,k;m,n;r)と表される。
(最大拘束長)となる。また最小ランdは、符号系列内
の連続する”1”の間に入る”0”の最小連続個数を示
し、最大ランkは、符号系列内の連続する”1”の間に
入る”0”の最大連続個数を示している。
標)等においては、上述のようにして得られた可変長符
号に対して、さらに、”1”で反転、”0”で無反転と
するNRZI(Non Return to Zero Inverted)変調を行
い、NRZI変調された可変長符号(以下記録波形列とい
う)を記録するようにしている。
+1)とし、最大反転間隔をTmax(=k+1)とする
とき、線速方向に高密度の記録を行うためには、最小反
転間隔Tminは長い方が、すなわち最小ランdは大きい
方が良く、またクロックの再生の面からは最大反転間隔
Tmaxは短いほうが、すなわち最大ランkは小さい方が
望ましく、種々の変調方法が提案されている。
磁気ディスク等で用いられる変調方式としてRLL(1−
7)がある。この変調方式のパラメータは(1,7;
2,3;2)であり、最小反転間隔Tminは2(=1+
1)T(=(2/3)×2 Tdata=1.33Tdata)
となる。また最大反転間隔Tmaxは8(=7+1)T
(=(2/3)×8Tdata=5.33Tdata)となる。
さらに検出窓幅Tw(=(m/n)×T)は、0.67
(=2/3)Tdataとなる。
ルは例えば以下の通りである。
ットが0であるときに1とされ、また次に続くチャネル
ビットが1であるときに0とされる。拘束長rは2であ
る。
号によっても作成することができる。固定長符号にする
ことによって、変復調の構成が容易になることが期待で
きる。例えば、データ語は常に2ビットずつ、そして符
号語は常に3ビットずつ、固定ビット数で出力されるの
で、構成が簡単になる。
ルは例えば以下の通りである。ここで、上記可変長と区
別するために、固定長のテーブルを、RLL-F(1−7)
と表すことにする。RLL-F(1−7)のパラメータは
(1,7;2,3;1)であり、記録波形列のビット間
隔をTとすると、最小反転間隔 Tminは2(=1+1)
Tとなる。データ列のビット間隔を Tdataとすると、
最小反転間隔 Tminは1.33(=(2/3)×2)T
dataとなる。また最大反転間隔Tmaxは8T(5.33
Tdata)である。さらに検出窓幅Twは(m/n)×T
で表され、その値は0.67(=2/3)Tとなる。表
2にRLL-F(1−7)のテーブルを示す。このテーブル
は、ISO規格のテーブルである。 [表2] RLL−F( 1, 7; 2,3; 1) 直前の 今の 次に続く 変換される 符号語 データ語 データ語 符号語 x 00 0x 001 0 00 1x 000 1 00 1x 010 0 01 0x 001 0 01 1x 000 1 01 00 010 1 01 not00 000 0 10 0x 101 0 10 1x 010 0 11 00 010 0 11 not00 100 上記変換テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良い
ことを示す。また、not00とは、01、10、11の
どれかのデータ語を意味する。
7;2,3;1)は、表3のように変換するデータ語を
入れ替えることでも実現する。このときも、上記表2と
同様に復調は1対1で行うことが出来る。
ことを示す。また、not11とは、00、01、10の
どれかのデータ語を意味する。
行ったチャネルビット列のTの分布を考えると、発生頻
度はTminである2Tが一番多く、以下3T、4T、5
T、…、7Tと続き、8Tの発生頻度が最も少ない。一
般に、2Tや3Tのように、エッジ情報が早い周期で多
く発生するのは、クロック再生に有利となる。しかし一
方では、2Tが連続し続ける時、その出力波形の振幅
は、例えば5Tや6Tといった大きいTと比較すると、
小さい。なぜならばレンズの光学特性によって、再生時
の出力は、高域になるほど小さくなるからである。RLL
(1−7)符号では、2Tが最も高域寄りの出力であ
る。高線密度に、最小マークを連続して記録すると、そ
の再生出力が小さいので、S/Nの悪いパターンが多く
なる。これは信号検出の安定性を欠く原因となる。その
上、例えば、デフォーカスや接線方向の傾斜によって高
域の再生特性が落ちた場合には、クロック再生等はさら
に不安定となることが予想される。
tial Response Maximum Likelihood)と組み合わされ、
高線密度記録の再生時のS/N改善を行っている。この
方式は、RF再生波形をメディアの特性に合わせて、例
えばPR(1,1)やPR(1,2,1)に等化したも
のをビタビ復号するものである。例えばPR(1,1)
に等化する場合の望ましい再生出力は、次のようにな
る。
化はこのような再生出力に近づくように行われる。そし
て一般的に、高線密度になるほど波形干渉は長くなり、
したがって波形等化も例えば、PR(1,2,2,1)
やPR(1,1,1,1)のように長くなってくる。
線密度化した結果、適した波形等化がPR(1,1,
1,1)となったとき、Tminである2Tが連続したと
きを考えると、そのときの再生信号は、 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0(チャネルビットデータ列) 1 1 0 0 1 1 0 0 1 1(NRZI変換後) ....... 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 ....... ... 0 0 0 0 ... (再生出力) となり、ゼロレベルをずっとたどることになる。これ
は、波形等化後の信号レベルがほとんど出力がない状態
が続くことを示しており、データ再生やクロック再生の
安定性を、著しく欠く原因となる。さらに、ビタビ復号
を行った場合にも、2Tが連続している間はマージしな
いことになる。
ルビットデータ列となるのは、例えば、表1のRLL
(1,7;2,3;2)では、変調前のデータ列が、
「10−01−10−01−10−...」となる場合で
ある。
2,3;1)では、変調前のデータ列が、「10−00
−10−00−10−...」となる場合である。
3;1)その2 では、変調前のデータ列が、「01−
11−01−11−01−...」となる場合である。
ィスクや光磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体を高
密度化していった場合に、変調符号としてRLL(1−
7)あるいはRLL-F(1−7)などの符号を選択したと
き、最小反転間隔Tminが複数回連続し過ぎると、S/
Nの悪いパターンが連続するので、信号検出の安定性を
欠くことになり、クロックの再生に対し不利になるとい
う課題がある。
に、d=1の符号でPR(1,1,1,1)等化を行う
ときには、最小反転間隔Tminが何回も連続したとき
は、再生信号がずっとゼロをたどることになり、ビタビ
復号はマージせず、またクロック再生に対し不利になる
という課題がある。
たものであり、固定長ブロック符号である、従来の例え
ばRLL-F(1−7)に較べて、同様の変調テーブルに、
さらに最小反転間隔Tminが長く連続する回数を制限す
るコードを新たに付加し、クロック再生等が安定して行
えるようにするものである。
置は、データ列を符号語に対応するようにmビット毎に
区分する区分手段と、最小ランdを1以上とし、mビッ
トのデータ列を、nビットの固定長符号に変換するとと
もに、固定長符号変換後のチャネルビット列における、
最小ランdが所定回数連続するとき、データ列を、その
連続する回数を制限する制限コードに変換する変換手段
とを備えることを特徴とする。
dを1以上とし、固定長符号変換後のチャネルビット列
における、最小ランdが所定回数連続するとき、その連
続する回数を制限する制限コードを割り当てることを特
徴とする。
dを1以上とし、固定長符号変換後のチャネルビット列
における、最小ランdが所定回数連続するとき、その連
続する回数を制限する制限コードを割り当てるプログラ
ムを伝送することを特徴とする。
をデータ列に対応するようにnビット毎に区分する区分
手段と、最小ランdを1以上とし、nビットの固定長符
号を、mビットのデータ列に変換するとともに、固定長
符号のチャネルビット列における、最小ランdが所定回
数連続するのを制限する制限コードを、所定のデータ列
に変換する変換手段とを備えることを特徴とする。
dを1以上とし、nビットの固定長符号を、mビットの
データ列に変換するとともに、固定長符号のチャネルビ
ット列における、最小ランdが所定回数連続するのを制
限する制限コードを、所定のデータ列に変換することを
特徴とする。
dを1以上とし、nビットの固定長符号を、mビットの
データ列に変換するとともに、固定長符号のチャネルビ
ット列における、最小ランdが所定回数連続するのを制
限する制限コードを、所定のデータ列に変換するプログ
ラムを伝送することを特徴とする。
分手段が、データ列を符号語に対応するようにmビット
毎に区分し、変換手段が、最小ランdを1以上とし、m
ビットのデータ列を、nビットの固定長符号に変換する
とともに、固定長符号変換後のチャネルビット列におけ
る、最小ランdが所定回数連続するとき、データ列を、
その連続する回数を制限する制限コードに変換する。
最小ランdを1以上とし、固定長符号変換後のチャネル
ビット列における、最小ランdが所定回数連続すると
き、その連続する回数を制限する制限コードが割り当て
られる。
最小ランdを1以上とし、固定長符号変換後のチャネル
ビット列における、最小ランdが所定回数連続すると
き、その連続する回数を制限する制限コードが割り当て
られる。
区分手段が、符号語列をデータ列に対応するようにnビ
ット毎に区分し、変換手段が、最小ランdを1以上と
し、nビットの固定長符号を、mビットのデータ列に変
換するとともに、固定長符号のチャネルビット列におけ
る、最小ランdが所定回数連続するのを制限する制限コ
ードを、所定のデータ列に変換する。
最小ランdを1以上とし、nビットの固定長符号を、m
ビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチ
ャネルビット列における、最小ランdが所定回数連続す
るのを制限する制限コードが、所定のデータ列に変換さ
れる。
最小ランdを1以上とし、nビットの固定長符号を、m
ビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチ
ャネルビット列における、最小ランdが所定回数連続す
るのを制限する制限コードが、所定のデータ列に変換さ
れる。
施の形態を図面を参照しながら説明する。この実施の形
態は、基本データ長がmビットであるデータを、固定長
符号(d,k;m,n;1)に変換する変調装置の一例
であり、図1は、その具体的な回路構成を示している。
この実施の形態では、基本データ長が2ビットであるデ
ータを、RLL(1−7)符号のチャネルビット列の、最
小ランdが所定回数続くのを制限するコードを含む変換
テーブルで、固定長符号(1,7;2,3;1)に変換
する。
を、2ビットずつに区分し、それを変調処理部13と遅
延素子12−1に出力するようになされている。遅延素
子12−1より出力された2ビットのデータは、遅延素
子12−2と遅延素子12−3を介して、さらに遅延さ
れ、変調処理部13に供給されるようになされている。
変調処理部13には、遅延素子12−1の出力と遅延素
子12−2の出力も供給されており、結局、変調処理部
13には、現在の2ビットのデータと、その直前の6ビ
ットのデータの合計8ビットのデータが供給されるよう
になされている。また、変調処理部13の出力は、遅延
素子12−4を介して、再び変調処理部13に供給され
るようになされている。
クロックを発生し、タイミング管理部15に出力してい
る。タイミング管理部15は、入力されたチャネルクロ
ックに同期したタイミング信号を生成し、各部に出力し
ている。
えば固定長符号(1,7;2,3;1)であるとすると
き、すなわち0の最小ランであるdを1ビット、0の最
大ランであるkを7ビット、基本データ長であるmを2
ビット、基本符号長であるnを3ビット、最大拘束長で
あるrを1とするとき、変換テーブルは、例えば次の表
4に示すような変換テーブルとされている。この表4に
示されているとおり、最小ランdの連続を制限するコー
ドは独立にあたえられており、この部分を含めた場合、
最大拘束長は3と表してもよい。次の表4は、表3の固
定長RLL(1−7)に、最小ランの連続を制限するコー
ドを付加したものである。
ことを示す。また、not11とは、00、01、10の
どれかのデータ語を意味する。
ランの連続を制限するコードを付加したテーブルを、RM
L(Repeated Minimumrun-length Limited)と呼ぶ。
を必ず守らなければならない。また詳細は後述するが、
最大ランkについても、基本的には守られるべきである
が、場合によっては必ずしもその限りではない。
限を与えるデータ語列として、”01−11−01−1
x”を選んだが、これは表4のテーブルが正しく動作す
るパターンおよび最小限必要なデータ語列である。
タ語」が、”01−11−0x”や、”01−11−0
1”である場合にも、上記9ビットの符号語(100−
000−001)への変換を行うものとすると、表4に
より発生した符号語には、最小ラン2T(=d)を守れ
ないパターンが現れるため、この変換は用いることはで
きない。
に続くデータ語が”11−01−11−0x”である場
合、あるいは、直前の符号語が”1”で、次に続くデー
タ語が”11−01−1x”である場合にも、上記9ビ
ットの符号語への変換を行うようにすると、表4により
発生した符号語には、最小ラン2Tを守れないパターン
が現れるため、この変換も用いることはできない。
は、遅延素子12−1乃至12−3により、2ビットず
つシフトされながら、変調処理部13へと入力される。
またデータは、遅延素子12−1乃至12−3の入力段
からも変調処理部13に供給されており、結局、変調処
理部13へは、現在のブロックのデータの他に、次の3
ブロック分のデータが(合計、連続する8ビットが)入
力される。
有し、その変換規則に従って入力データを符号語に変換
する。すなわち、今のデータ語と次に続くデータ語およ
び、出力信号から遅延素子12−4を介して再入力され
た直前の符号語を参照し、符号語に変換する。
では、今のデータ語が”01”であった場合、さらに5
データビットまで参照して、”01”の後が、”11−
01−1x”であったとき、符号語”100−000−
001”を出力する。このとき3ブロック分(6(=2
×3)ビットの入力データ)に対応する符号が一度に決
定されたのであるから、変調処理部13の出力部におい
て3ビットずつ出力されるようにタイミング管理が行わ
れる。
には、2データ語単位である1ブロックずつ処理が進め
られ、出力されていく。例えば、直前の符号語1ビット
が”0”のとき、今のデータ語が”00”で、かつ次に
続くデータ語が”11”であるとき、今のデータ語の変
換は”010”と決定され、”010”が出力される。
また後の処理のために、最後の”0”が、遅延素子12
−4を介して、変調処理部13に再入力される。
は、出力された3符号語あるいは、9符号語から、一番
最後の符号語を持ってくればよい。例えばRML変換され
た場合、出力は、”100−000−001”である
が、このとき、遅延素子12−4を介して変調処理部1
3に再入力され、以降の変調処理に用いられるのは、そ
の一番最後の”1”である。
RLL(1−7)符号である表2のテーブルを用いてデー
タを変調する場合の変調装置の構成を示すと、図2に示
すようになる。この図2の構成例においては、シフトレ
ジスタ11より出力されたデータが、2ビットずつ変調
処理部23と遅延素子22−1に供給されている。遅延
素子22−1は、入力された2ビットのデータを遅延し
た後、変調処理部23に出力する。変調処理部23より
出力されたデータのうち、最後の1ビットは、遅延素子
22−2を介して、変調処理部23に再入力される。
は2ビットまで参照すればよいので、遅延素子は1段ま
ででよい。また、変調処理部23は、表2に示すような
変換規則に従ってデータを符号語に変換する。このとき
決定される符号語は常に3ビットであり、タイミング管
理されて3ビット置きに出力される。
変調を行う変調装置も、図2に示す場合と同様に構成さ
れる。
表4に従って変調処理を行う他の変調装置の他の構成例
で、図1の変調処理部13を、従来のRLL処理である図
2と同じ変調処理部23と、RML変換を行うRML変換部3
1とに分離した構成とされている。このとき、変調処理
部23から出力される3ビットの符号は、RML変換部3
1へ入力され、RML変換が行われない時、そのまま3ビ
ットが符号語として出力され、またRML変換が行われる
時は、”100−000−001”に置き換えてから、
符号語として出力される。
によって、最小ランの連続を5回までに制限するコード
を持つ、表4のF-RML(1−7)符号の変調を行うこと
が出来る。
に、最小ランdの連続を制限するコードとして、変換さ
れる符号語を”010−000−001”としても良
い。この表を用いた変調装置の構成例は図1あるいは図
3と同様である。表5も、固定長RLL(1−7)符号で
ある表3に、RMLコードを付加したものである。
ことを示す。また、not11とは、00、01、10の
どれかのデータ語を意味する。
0−000−001”であるとき、変換される符号語
は、最小ランd=1、最大ランk=7を守る。もちろん
表4においても変換される符号語は最小ランd=1、最
大ランk=7を守る。
も良い場合を考える。すなわち、符号列において、最小
ランは、その性質が記録再生に深く関わるので必ず守ら
なくてはいけないが、最大ランはその限りではなく、フ
ォーマットによっては、あえて最大ランを超える大きな
Tで構成している場合もある。
変換が行われるときの変換される符号語は、例えば表3
による変換後の符号語列において、最小ランd=1を守
りながら、かつ存在しないパターンを選択すればよいこ
とになる。このようにしたとき、選ぶことの出来るパタ
ーンは以下の6パターンになる。
に示したように、最小ラン、最大ランとも守ることが出
来る。それ以外のパターン(1),(2),(3),
(5)は、最大ランを守らないが、変換される符号語と
して選んでもよく、この時でも元どおりに復調すること
が可能である。
定長RLL(1−7)符号である表2に、RMLコードを付加
したテーブルにおいても、最小ランの連続を制限するこ
とができる。このときの最小ランの連続は最大でも5回
までにすることができる。表6、表7のいずれにおいて
も、最小ランおよび最大ランは守られる。
ことを示す。また、not00とは、01、10、11の
どれかのデータ語を意味する。
ことを示す。また、not00とは、01、10、11の
どれかのデータ語を意味する。
表7で述べたRML変換符号は、復調の際に他と識別でき
れなければならない。以下に復調についての説明を行
う。
調テーブルである。
を示す。not x00とは、x11、x10、x01のど
れかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x
01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00x
とは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味
する。
て復調処理を行う復調装置の具体的な構成例を示してい
る。この構成例においては、シフトレジスタ41が、3
ビットずつデータを読み出し、遅延素子42−1乃至4
2−3を介して復調処理部43に供給している。復調処
理部43にはまた、遅延素子42−1乃至42−3の入
力段からも符号が供給されている。従って、復調処理部
43には、結局、連続する4ブロック(12ビット)の
符号が供給されている。復調処理部43は、入力された
符号をブロック単位で復調し、2ビット単位のデータを
出力するようになされている。
を発生し、タイミング管理部45に出力している。タイ
ミング管理部45は、入力されたクロックに同期してタ
イミング信号を生成し、各部に出力している。
ータを、遅延素子42−1乃至42−3を介して3ビッ
トずつシフトさせながら、復調処理部43へと出力す
る。従って、復調処理部43には現在のブロックのデー
タの他に、直前のブロックのデータ、および次の2ブロ
ック分のデータが入力される。
規則に従って符号語をデータ語に変換する。すなわち、
今の符号語と次に続く符号語、および、遅延素子42−
3を介して入力された直前の符号語を参照し、データ語
に変換する。なお直前の符号語は、少なくとも後ろ2ビ
ットがあれば良い。
では、今の符号語が”100”であった場合、さらに後
の6符号ビット(チャネルビット)まで参照して、”1
00”の後が、”000−001”であったとき、符号
語”01−11−01”を出力する。このとき3ブロッ
ク分が一度に決定されたのであるから、復調処理部43
の出力部において、2ビットずつ出力されるようにタイ
ミング管理が行われる。
には、3符号語単位である1ブロックずつ処理が進めら
れ、2データ語が出力されていく。例えば、直前の符号
語の後ろ2ビットが”10”の場合、今の符号語が”0
00”であるとき、次の符号語に拘わらずに、今の符号
語のデータ語への復調は”11”と決定され、”11”
が出力される。また後の処理のために、符号語の後ろ2
ビットの”00”が、遅延素子42−3を介して、復調
処理部43に再入力される。
は、今の符号語の、3符号語あるいは、9符号語から、
後ろ2ビットの符号語を持ってくればよい。例えばRML
変換された場合、出力は、”01−11−01”で、そ
のときの変換される符号語”100−000−001”
のうち、以降の復調処理に必要とされる、復調処理部4
3で用いられる直前の2ビット”01”は、遅延素子4
2−3によって与えられる。
示している。この図5の復調装置においては、前のチャ
ネルビットの情報を復調処理部43に戻すために遅延素
子42−4が設けられており、図4における遅延素子4
2−3が省略されている。この場合、復調処理部43に
おいて復調が決定された後、決定された符号語の最後の
3ビット(あるいは最低で2ビットあればよい)が、本
来のデータ語とは別に出力され、次のクロックのタイミ
ングで、遅延素子42−4を介して、再度、直前符号語
情報として入力される。
RLL(1−7)符号である表3のテーブルを利用して復
調処理を行う復調装置の構成例を図6に示す。図6の場
合は、前の符号と、今の符号と、そして次に続く符号語
は2ビットまで参照すればよいので、結局、遅延素子5
2−1,52−2は2段まででよい。また復調処理部5
3は、次に示す表9にあるような変換規則に従ってデー
タ語を符号語に変換する。このとき決定されるデータ語
は常に2ビット置きである。図4の構成と比較すると、
遅延素子が3つから2つに減っている。
様に、図6の構成を変形すると、図7に示すようにな
る。この場合も、復調処理部53において復調が決定さ
れた後、決定された符号語の最後3ビット(あるいは最
低で2ビットあればよい)が別に出力され、次のクロッ
クのタイミングで遅延素子52−3を介して再度、直前
符号語情報として復調処理部53に入力される。この場
合においても、図5と比較すると、遅延素子の数が1個
少ない。
う場合の構成も、図6または図7に示すようになる。
を示す。not x00とは、x11、x10、x01
のどれかの符号語を意味する。not x10とは、x1
1、x01、x00のどれかの符号語を意味する。not
00xとは、11x、10x、01xのどれかの符号語
を意味する。
表8を利用する図4の復調装置の他の構成例で、図4に
おける復調処理部43を、従来のRLL処理である図6と
同じ変調処理部53と、RML処理を行うRML処理部61に
分離した構成とされている。このように、図4および図
8のような構成によって、最小ランの連続を5回までに
制限するコードを持つ、表4または表5のF-RML(1−
7)符号の復調を行うことが出来る。
に、最小ランの連続を制限するコードとして、変換され
る符号語を”010−000−001”としても良い。
このときの復調装置の構成は、図4あるいは図8と同様
である。
を示す。not x00とは、x11、x10、x01のど
れかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x
01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00x
とは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味
する。
たときの復調のテーブルを示す。
を示す。not x00とは、x11、x10、x01のど
れかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x
01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00x
とは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味
する。
を示す。not x00とは、x11、x10、x01のど
れかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x
01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00x
とは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味
する。
る変調結果について以下にまとめて説明する。任意に作
成したランダムデータ13107200ビットを、変調
コードテーブルによって変調した際の、各Tの分布およ
び、Tminの連続の分布のシミュレーション結果を以下
に示す。
2)を変調した結果を示す。すなわちTminの連続の制
限をつけない場合の結果を示す。変調データの大きさは
19660794チャネルビットデータで、Tminが2
Tであり、Tmaxが8Tであるのを確認した。
3;1)を利用して変調した結果は以下の通り。変調デ
ータの大きさは19660794チャネルビットデータ
で、Tminが2Tであり、Tmaxが8Tであるのを確認し
た。また、表4による1対1の復調が行われることを確
認した。
少した。また8Tの発生数が増加した。これらは、置き
換えコードのパターンによるものである。
によるTminの連続を制限するコードが有効に働いてい
るのが確認できた。
号である表5による変調の結果を示す。変調データの大
きさは19660794チャネルビットデータで、Tmi
nが2Tであり、Tmaxが8Tであるのを確認した。ま
た、表5による1対1の復調が行われることを確認し
た。
め、8Tが増加したが、表5では、RML変換コードが7
Tを含むので、7Tが増加している。
は少ない。このことより、表5によるTminの連続を制
限するコードが有効に働いているのが確認できた。
少しており、その結果エラーの発生しやすい2Tが減少
しているのが確認できた。
る表4による復調結果のうち、エッジビットのビットシ
フトが発生した時の復調後のエラー伝搬についてのシミ
ュレーション結果を示す。
を、RML(1,7)変調コードテーブル表4および表5によっ
て変調し、符号列の約101チャネルビット置きに、エッ
ジの'1'を後方あるいは前方にビットシフトさせたもの
を復調した。特に、テーブルに存在しないで取り除かれ
るエラーに対しては、1データ列当たり'0'を挿入し
た。そして、そのエラーを含んだ復調データ列と、正し
い符号列で復調したデータ列とを比較することで、どの
くらいエラーが伝搬したかを調べた。
き変調し、ビットシフトエラーを発生させた後、表8を
用いて復調した結果は次の通りである。前方にビットシ
フトエラーをしたときのエラー伝搬が8ビットまでにな
っている。なおデータ列の大きさは10,922,664データで
ある。
の最悪エラー伝搬は、8データビット(2シンボルデー
タビット)となった。
符号である表5にある F−RML(1,7;2,3; 1)に基づき変
調し、ビットシフトエラーを発生させた後、表10を利
用して復調した結果を示す。
にあり、表5のテーブルによる、最悪エラー伝搬は10
ビット(3シンボルデータビット)までになっている。
り返しの制限を行っていない、従来のF−RLL(1,
7)方式である表3に基づいて変調し、さらに表9を利
用して復調した場合には、ビットシフト時の最悪エラー
伝搬は5ビット(2シンボルデータビット)までになっ
ている。これは、表11と表12、並びに表8と表10
が、テーブルが大きくなった分、ビットシフトエラーに
よるエラー伝搬が異なることを示している。しかし、8
ビット単位であるシンボル表記をすれば、表3のテーブ
ルと表4のテーブルは、ビットシフト時の最悪エラー伝
搬は、どちらも2シンボルデータビットまでとなる。
長の繰り返し回数を制限することが可能になるために、
以下のような効果が得られる。
い部分が減少し、AGCやPLL等の波形処理の精度が
向上し、総合特性を高めることができる。
のパスメモリ長が短く設計でき、回路規模を小さくする
ことができる。
Tの分布から、エラー発生箇所の多い最小ランである2
Tが減少するので、エラーレートが向上する。
ムをユーザに伝送する伝送媒体としては、磁気ディス
ク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワ
ーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
置、請求項15に記載の変調方法、および請求項16に
記載の伝送媒体によれば、最小ランdが所定回数連続す
るとき、その連続する回数を制限する制限コードを割り
当てるようにしたので、データ検出の総合特性を高める
ことができる。
項21に記載の復調方法、および請求項22に記載の伝
送媒体によれば、最小ランdが所定回数繰り返すのを制
限するコードを、所定のデータ列に変換するようにした
ので、クロックの再生の面から設計を容易にし、復調装
置の構成を簡略化することが可能となる。
すブロック図である。
装置の構成例を示すブロック図である。
ある。
すブロック図である。
ある。
装置の構成例を示すブロック図である。
装置の構成例を示すブロック図である。
示すブロック図である。
素子, 13 変調処理部, 14 クロック発生回
路, 15 タイミング管理部, 24 変調処理部,
31 RML変換部, 41 シフトレジスタ, 42
−1乃至42−4遅延素子, 43 復調処理部, 4
4 クロック発生回路, 45 タイミング管理部,
53 復調処理部, 61 RML処理部
Claims (22)
- 【請求項1】 基本データ長がmビットのデータを、基
本符号長がnビットの固定長符号(d,k;m,n;
1)に変換する変調装置において、 データ列を符号語に対応するようにmビット毎に区分す
る区分手段と、 最小ランdを1以上とし、mビットのデータ列を、nビ
ットの固定長符号に変換するとともに、固定長符号変換
後のチャネルビット列における、最小ランdが所定回数
連続するとき、前記データ列を、その連続する回数を制
限する制限コードに変換する変換手段とを備えることを
特徴とする変調装置。 - 【請求項2】 前記変換手段は、 最小ランdを1以上とし、mビットのデータを、nビッ
トの固定長符号に変換する第1の変換手段と、 前記第1の変換手段による固定長符号変換後のチャネル
ビット列における、最小ランdが所定回数連続すると
き、前記データ列を、その連続する回数を制限する制限
コードに変換する第2の変換手段とを備えることを特徴
とする請求項1に記載の変調装置。 - 【請求項3】 前記制限コードは、固定長である拘束長
を1増加することによって割り当てられていることを特
徴とする請求項1に記載の変調装置。 - 【請求項4】 前記制限コードは、制限コード以外のコ
ード、またはその一部の複数個の組合せにより生成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の変調装置。 - 【請求項5】 前記制限コードは、復調の際に他と識別
できるコードであり、かつ最小ランdを守れるように選
ばれることを特徴とする請求項1に記載の変調装置。 - 【請求項6】 前記制限コードは、前記最大ランkを破
るコードであることを特徴とする請求項5に記載の変調
装置。 - 【請求項7】 前記制限コードが利用されない場合にお
いても、前記符号語は、固定長符号の最小ランdおよび
最大ランkの規則を守ることを特徴とする請求項5に記
載の変調装置。 - 【請求項8】 前記最小ランdは1であることを特徴と
する請求項1に記載の変調装置。 - 【請求項9】 最大ランkは7であり、前記最小ランd
の連続する最高回数は、少なくとも5回であることを特
徴とする請求項8に記載の変調装置。 - 【請求項10】 最大ランkは7であり、前記制限コー
ドの最大拘束長は3以上であることを特徴とする請求項
8に記載の変調装置。 - 【請求項11】 最大ランkは7であり、前記制限コー
ドの決定に必要なデータのビット数は、少なくとも7ビ
ットであることを特徴とする請求項8に記載の変調装
置。 - 【請求項12】 最大ランkは7であり、前記制限コー
ドは、少なくとも9ビットであることを特徴とする請求
項8に記載の変調装置。 - 【請求項13】 最大ランkは7であり、前記制限コー
ドを含む符号列が、最小ランdおよび最大ランkの規則
を守ることを特徴とする請求項8に記載の変調装置。 - 【請求項14】 最大ランkは7であり、前記制限コー
ドを含む符号列が、最小ランdのみを守り、最大ランk
については守らないことを特徴とする請求項8に記載の
変調装置。 - 【請求項15】 基本データ長がmビットのデータを、
基本符号長がnビットの固定長符号(d,k;m,n;
1)に変換する変調方法において、 最小ランdを1以上とし、固定長符号変換後のチャネル
ビット列における、最小ランdが所定回数連続すると
き、その連続する回数を制限する制限コードを割り当て
ることを特徴とする変調方法。 - 【請求項16】 基本データ長がmビットのデータを、
基本符号長がnビットの固定長符号(d,k;m,n;
1)に変換するプログラムを伝送する伝送媒体におい
て、 最小ランdを1以上とし、固定長符号変換後のチャネル
ビット列における、最小ランdが所定回数連続すると
き、その連続する回数を制限する制限コードを割り当て
るプログラムを伝送することを特徴とする伝送媒体。 - 【請求項17】 基本符号長がnビットの固定長符号
(d,k;m,n;1)を、基本データ長がmビットの
データに変換する復調装置において、 符号語列をデータ列に対応するようにnビット毎に区分
する区分手段と、 最小ランdを1以上とし、nビットの固定長符号を、m
ビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチ
ャネルビット列における、最小ランdが所定回数連続す
るのを制限する制限コードを、所定のデータ列に変換す
る変換手段とを備えることを特徴とする復調装置。 - 【請求項18】 前記変換手段は、最小ランdを1以上
とし、nビットの固定長符号を、mビットのデータに変
換する第1の変換手段と、 固定長符号のチャネルビット列における、最小ランdが
所定回数連続するのを制限する制限コードを、所定のデ
ータに変換する第2の変換手段とを備えることを特徴と
する請求項17記載の復調装置。 - 【請求項19】 前記最小ランdが1で、最大ランkが
7であり、前記制限コードの決定に必要な符号語のビッ
ト数は、少なくとも9ビットであることを特徴とする請
求項17に記載の復調装置。 - 【請求項20】 前記最小ランdが1で、最大ランkが
7であり、前記制限コードから変換されるデータのビッ
ト数は、少なくとも6ビットであることを特徴とする請
求項17に記載の復調装置。 - 【請求項21】 基本符号長がnビットの固定長符号
(d,k;m,n;1)を、基本データ長がmビットの
データに変換する復調方法において、 最小ランdを1以上とし、nビットの固定長符号を、m
ビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチ
ャネルビット列における、最小ランdが所定回数連続す
るのを制限する制限コードを、所定のデータ列に変換す
ることを特徴とする復調方法。 - 【請求項22】 基本符号長がnビットの固定長符号
(d,k;m,n;1)を、基本データ長がmビットの
データに変換する復調装置に用いるプログラムを伝送す
る伝送媒体において、 最小ランdを1以上とし、nビットの固定長符号を、m
ビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチ
ャネルビット列における、最小ランdが所定回数連続す
るのを制限する制限コードを、所定のデータ列に変換す
るプログラムを伝送することを特徴とする伝送媒体。
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