JP3760961B2 - 変調装置および変調方法、復調装置および復調方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、変調装置および変調方法、復調装置および復調方法、並びに記録媒体に関し、特にデータ伝送や記録媒体への記録に適するようにデータを変調し、そしてこの変調により得られる変調符号を復調し、データを再生する、変調装置および変調方法、復調装置および復調方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
データを所定の伝送路に伝送したり、または例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体に記録する際、伝送や記録に適するようにデータの変調が行われる。このような変調方法の1つとして、ブロック符号が知られている。このブロック符号は、データ列をm×iビットからなる単位(以下データ語という)にブロック化し、このデータ語を適当な符号則に従ってn×iビットからなる符号語に変換するものである。そしてこの符号は、i=1のときには固定長符号となり(d,k;m,n;1)と表される。またiが複数個選べるとき、すなわち1乃至imax(最大のi)の範囲の所定のiを選択して変換したときには可変長符号となる。このブロック符号化された符号は可変長符号(d,k;m,n;r)と表される。
【0003】
ここでiは拘束長と称され、imaxはr(最大拘束長)となる。また最小ランdは、符号系列内の連続する”1”の間に入る”0”の最小連続個数を示し、最大ランkは、符号系列内の連続する”1”の間に入る”0”の最大連続個数を示している。
【0004】
コンパクトディスクやミニディスク(商標)等においては、上述のようにして得られた可変長符号に対して、さらに、”1”で反転、”0”で無反転とするNRZI(Non Return to Zero Inverted)変調を行い、NRZI変調された可変長符号(以下記録波形列という)を記録するようにしている。
【0005】
記録波形列の最小反転間隔をTmin(=d+1)とし、最大反転間隔をTmax(=k+1)とするとき、線速方向に高密度の記録を行うためには、最小反転間隔Tminは長い方が、すなわち最小ランdは大きい方が良く、またクロックの再生の面からは最大反転間隔Tmaxは短いほうが、すなわち最大ランkは小さい方が望ましく、種々の変調方法が提案されている。
【0006】
具体的には、例えば磁気ディスクまたは光磁気ディスク等で用いられる変調方式としてRLL(1−7)がある。この変調方式のパラメータは(1,7;2,3;2)であり、最小反転間隔Tminは2(=1+1)T(=(2/3)×2 Tdata=1.33Tdata)となる。また最大反転間隔Tmaxは8(=7+1)T(=(2/3)×8Tdata=5.33Tdata)となる。さらに検出窓幅Tw(=(m/n)×T)は、0.67(=2/3)Tdataとなる。
【0007】
RLL(1−7)符号の可変長の変換テーブルは例えば以下の通りである。
【0008】
ここで変換テーブル内の記号xは、次に続くチャネルビットが0であるときに1とされ、また次に続くチャネルビットが1であるときに0とされる。拘束長rは2である。
【0009】
ところでRLL(1−7)符号は、固定長符号によっても作成することができる。固定長符号にすることによって、変復調の構成が容易になることが期待できる。例えば、データ語は常に2ビットずつ、そして符号語は常に3ビットずつ、固定ビット数で出力されるので、構成が簡単になる。
【0010】
RLL(1−7)符号の固定長の変換テーブルは例えば以下の通りである。ここで、上記可変長と区別するために、固定長のテーブルを、RLL-F(1−7)と表すことにする。RLL-F(1−7)のパラメータは(1,7;2,3;1)であり、記録波形列のビット間隔をTとすると、最小反転間隔 Tminは2(=1+1)Tとなる。データ列のビット間隔を Tdataとすると、最小反転間隔 Tminは1.33(=(2/3)×2)Tdataとなる。また最大反転間隔Tmaxは8T(5.33Tdata)である。さらに検出窓幅Twは(m/n)×Tで表され、その値は0.67(=2/3)Tとなる。表2にRLL-F(1−7)のテーブルを示す。このテーブルは、ISO規格のテーブルである。
上記変換テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。また、not00とは、01、10、11のどれかのデータ語を意味する。
【0011】
またさらに、このRLL-F(1−7)(1,7;2,3;1)は、表3のように変換するデータ語を入れ替えることでも実現する。このときも、上記表2と同様に復調は1対1で行うことが出来る。
【0012】
上記変換テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。また、not11とは、00、01、10のどれかのデータ語を意味する。
【0013】
ところで上記(1−7)符号による変調を行ったチャネルビット列のTの分布を考えると、発生頻度はTminである2Tが一番多く、以下3T、4T、5T、…、7Tと続き、8Tの発生頻度が最も少ない。一般に、2Tや3Tのように、エッジ情報が早い周期で多く発生するのは、クロック再生に有利となる。しかし一方では、2Tが連続し続ける時、その出力波形の振幅は、例えば5Tや6Tといった大きいTと比較すると、小さい。なぜならばレンズの光学特性によって、再生時の出力は、高域になるほど小さくなるからである。RLL(1−7)符号では、2Tが最も高域寄りの出力である。高線密度に、最小マークを連続して記録すると、その再生出力が小さいので、S/Nの悪いパターンが多くなる。これは信号検出の安定性を欠く原因となる。その上、例えば、デフォーカスや接線方向の傾斜によって高域の再生特性が落ちた場合には、クロック再生等はさらに不安定となることが予想される。
【0014】
またRLL(1−7)は、しばしばPRML(Partial Response Maximum Likelihood)と組み合わされ、高線密度記録の再生時のS/N改善を行っている。この方式は、RF再生波形をメディアの特性に合わせて、例えばPR(1,1)やPR(1,2,1)に等化したものをビタビ復号するものである。例えばPR(1,1)に等化する場合の望ましい再生出力は、次のようになる。
【0015】
上のように、Tminである2Tが連続したとき、波形等化はこのような再生出力に近づくように行われる。そして一般的に、高線密度になるほど波形干渉は長くなり、したがって波形等化も例えば、PR(1,2,2,1)やPR(1,1,1,1)のように長くなってくる。
【0016】
ところで、最小ランd=1であるとき、高線密度化した結果、適した波形等化がPR(1,1,1,1)となったとき、Tminである2Tが連続したときを考えると、そのときの再生信号は、
となり、ゼロレベルをずっとたどることになる。これは、波形等化後の信号レベルがほとんど出力がない状態が続くことを示しており、データ再生やクロック再生の安定性を、著しく欠く原因となる。さらに、ビタビ復号を行った場合にも、2Tが連続している間はマージしないことになる。
【0017】
このような、Tminが繰り返されるチャネルビットデータ列となるのは、例えば、表1のRLL(1,7;2,3;2)では、変調前のデータ列が、「10−01−10−01−10−...」となる場合である。
【0018】
また、同様に、表2のRLL-F(1,7;2,3;1)では、変調前のデータ列が、「10−00−10−00−10−...」となる場合である。
【0019】
またさらに、表3のRLL-F(1,7;2,3;1)その2 では、変調前のデータ列が、「01−11−01−11−01−...」となる場合である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、磁気ディスクや光磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体を高密度化していった場合に、変調符号としてRLL(1−7)あるいはRLL-F(1−7)などの符号を選択したとき、最小反転間隔Tminが複数回連続し過ぎると、S/Nの悪いパターンが連続するので、信号検出の安定性を欠くことになり、クロックの再生に対し不利になるという課題がある。
【0021】
また、同様に高線密度化していった場合に、d=1の符号でPR(1,1,1,1)等化を行うときには、最小反転間隔Tminが何回も連続したときは、再生信号がずっとゼロをたどることになり、ビタビ復号はマージせず、またクロック再生に対し不利になるという課題がある。
【0022】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、固定長ブロック符号である、従来の例えばRLL-F(1−7)に較べて、同様の変調テーブルに、さらに最小反転間隔Tminが長く連続する回数を制限するコードを新たに付加し、クロック再生等が安定して行えるようにするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の変調装置は、最小ランdを1以上とし、基本データ長がmビットのデータ列を、基本符号長がnビットの固定長符号に変換するとともに、固定長符号変換後のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続するデータ列を、その連続する回数を制限する制限コードに変換する変換手段とを備えることを特徴とする。
【0024】
本発明の変調方法は、最小ランdを1以上とし、固定長符号変換後のチャネルビット列における最小ランdが連続する回数を制限する制限コードを割り当てることを特徴とする。
【0025】
本発明の記録媒体は、基本データ長がmビットのデータを、基本符号長がnビットの固定長符号に変換する変調方法であって、最小ランdを1以上とし、固定長符号変換後のチャネルビット列における最小ランdが連続する回数を制限する制限コードを割り当てることを特徴とする変調方法によって変換されたデータ列が記録されている。
【0026】
本発明の復調装置は、最小ランdを1以上とし、基本符号長がnビットの固定長符号を、基本データ長がmビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続するのを制限する制限コードを、所定のデータ列に変換する変換手段とを備えることを特徴とする。
【0027】
本発明の復調方法は、最小ランdを1以上とし、基本符号長がnビットの固定長符号を、基本データ長がmビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続するのを制限する制限コードを、所定のデータ列に変換することを特徴とする。
【0029】
本発明の変調装置および変調方法においては、最小ランdを1以上とし、基本データ長がmビットのデータ列が、基本符号長がnビットの固定長符号に変換されるとともに、固定長符号変換後のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続するデータ列が、その連続する回数を制限する制限コードに変換される。
【0030】
本発明の復調装置および復調方法においては、最小ランdを1以上とし、基本符号長がnビットの固定長符号が、基本データ長がmビットのデータ列に変換されるとともに、固定長符号のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続するのを制限する制限コードが、所定のデータ列に変換される。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る変調装置の実施の形態を図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、基本データ長がmビットであるデータを、固定長符号(d,k;m,n;1)に変換する変調装置の一例であり、図1は、その具体的な回路構成を示している。この実施の形態では、基本データ長が2ビットであるデータを、RLL(1−7)符号のチャネルビット列の、最小ランdが所定回数続くのを制限するコードを含む変換テーブルで、固定長符号(1,7;2,3;1)に変換する。
【0036】
シフトレジスタ11は、入力されたデータを、2ビットずつに区分し、それを変調処理部13と遅延素子12−1に出力するようになされている。遅延素子12−1より出力された2ビットのデータは、遅延素子12−2と遅延素子12−3を介して、さらに遅延され、変調処理部13に供給されるようになされている。変調処理部13には、遅延素子12−1の出力と遅延素子12−2の出力も供給されており、結局、変調処理部13には、現在の2ビットのデータと、その直前の6ビットのデータの合計8ビットのデータが供給されるようになされている。また、変調処理部13の出力は、遅延素子12−4を介して、再び変調処理部13に供給されるようになされている。
【0037】
クロック発生回路14は、所定のチャネルクロックを発生し、タイミング管理部15に出力している。タイミング管理部15は、入力されたチャネルクロックに同期したタイミング信号を生成し、各部に出力している。
【0038】
固定長符号(d,k;m,n;1)を、例えば固定長符号(1,7;2,3;1)であるとするとき、すなわち0の最小ランであるdを1ビット、0の最大ランであるkを7ビット、基本データ長であるmを2ビット、基本符号長であるnを3ビット、最大拘束長であるrを1とするとき、変換テーブルは、例えば次の表4に示すような変換テーブルとされている。この表4に示されているとおり、最小ランdの連続を制限するコードは独立にあたえられており、この部分を含めた場合、最大拘束長は3と表してもよい。次の表4は、表3の固定長RLL(1−7)に、最小ランの連続を制限するコードを付加したものである。
【0039】
上記変換テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。また、not11とは、00、01、10のどれかのデータ語を意味する。
【0040】
なお、区別のために、表4のような、最小ランの連続を制限するコードを付加したテーブルを、RML(Repeated Minimumrun-length Limited)と呼ぶ。
【0041】
ところで変換される符号語は、最小ランdを必ず守らなければならない。また詳細は後述するが、最大ランkについても、基本的には守られるべきであるが、場合によっては必ずしもその限りではない。
【0042】
表4において、最小ランdの繰り返しの制限を与えるデータ語列として、”01−11−01−1x”を選んだが、これは表4のテーブルが正しく動作するパターンおよび最小限必要なデータ語列である。
【0043】
たとえばこの他に、表4の「次に続くデータ語」が、”01−11−0x”や、”01−11−01”である場合にも、上記9ビットの符号語(100−000−001)への変換を行うものとすると、表4により発生した符号語には、最小ラン2T(=d)を守れないパターンが現れるため、この変換は用いることはできない。
【0044】
またさらに、直前の符号語が”1”で、次に続くデータ語が”11−01−11−0x”である場合、あるいは、直前の符号語が”1”で、次に続くデータ語が”11−01−1x”である場合にも、上記9ビットの符号語への変換を行うようにすると、表4により発生した符号語には、最小ラン2Tを守れないパターンが現れるため、この変換も用いることはできない。
【0045】
シフトレジスタ11より出力されたデータは、遅延素子12−1乃至12−3により、2ビットずつシフトされながら、変調処理部13へと入力される。またデータは、遅延素子12−1乃至12−3の入力段からも変調処理部13に供給されており、結局、変調処理部13へは、現在のブロックのデータの他に、次の3ブロック分のデータが(合計、連続する8ビットが)入力される。
【0046】
変調処理部13は、表4に示すテーブルを有し、その変換規則に従って入力データを符号語に変換する。すなわち、今のデータ語と次に続くデータ語および、出力信号から遅延素子12−4を介して再入力された直前の符号語を参照し、符号語に変換する。
【0047】
ここで特に、変調処理部13のRML変換部では、今のデータ語が”01”であった場合、さらに5データビットまで参照して、”01”の後が、”11−01−1x”であったとき、符号語”100−000−001”を出力する。このとき3ブロック分(6(=2×3)ビットの入力データ)に対応する符号が一度に決定されたのであるから、変調処理部13の出力部において3ビットずつ出力されるようにタイミング管理が行われる。
【0048】
そして、RML変換ではないその他の変換時には、2データ語単位である1ブロックずつ処理が進められ、出力されていく。例えば、直前の符号語1ビットが”0”のとき、今のデータ語が”00”で、かつ次に続くデータ語が”11”であるとき、今のデータ語の変換は”010”と決定され、”010”が出力される。また後の処理のために、最後の”0”が、遅延素子12−4を介して、変調処理部13に再入力される。
【0049】
変調処理部13に入力される直前の符号語は、出力された3符号語あるいは、9符号語から、一番最後の符号語を持ってくればよい。例えばRML変換された場合、出力は、”100−000−001”であるが、このとき、遅延素子12−4を介して変調処理部13に再入力され、以降の変調処理に用いられるのは、その一番最後の”1”である。
【0050】
またさらに、比較のために、従来の固定長RLL(1−7)符号である表2のテーブルを用いてデータを変調する場合の変調装置の構成を示すと、図2に示すようになる。この図2の構成例においては、シフトレジスタ11より出力されたデータが、2ビットずつ変調処理部23と遅延素子22−1に供給されている。遅延素子22−1は、入力された2ビットのデータを遅延した後、変調処理部23に出力する。変調処理部23より出力されたデータのうち、最後の1ビットは、遅延素子22−2を介して、変調処理部23に再入力される。
【0051】
図2の構成例の場合は、次に続くデータ語は2ビットまで参照すればよいので、遅延素子は1段まででよい。また、変調処理部23は、表2に示すような変換規則に従ってデータを符号語に変換する。このとき決定される符号語は常に3ビットであり、タイミング管理されて3ビット置きに出力される。
【0052】
固定長RLL(1−7)符号の表3に基づく変調を行う変調装置も、図2に示す場合と同様に構成される。
【0053】
図3は、固定長RML(1−7)符号である表4に従って変調処理を行う他の変調装置の他の構成例で、図1の変調処理部13を、従来のRLL処理である図2と同じ変調処理部23と、RML変換を行うRML変換部31とに分離した構成とされている。このとき、変調処理部23から出力される3ビットの符号は、RML変換部31へ入力され、RML変換が行われない時、そのまま3ビットが符号語として出力され、またRML変換が行われる時は、”100−000−001”に置き換えてから、符号語として出力される。
【0054】
このように、図1および図3のような構成によって、最小ランの連続を5回までに制限するコードを持つ、表4のF-RML(1−7)符号の変調を行うことが出来る。
【0055】
また、同様な例として、次の表5のように、最小ランdの連続を制限するコードとして、変換される符号語を”010−000−001”としても良い。この表を用いた変調装置の構成例は図1あるいは図3と同様である。表5も、固定長RLL(1−7)符号である表3に、RMLコードを付加したものである。
【0056】
上記変換テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。また、not11とは、00、01、10のどれかのデータ語を意味する。
【0057】
表5のように、変換される符号語が”010−000−001”であるとき、変換される符号語は、最小ランd=1、最大ランk=7を守る。もちろん表4においても変換される符号語は最小ランd=1、最大ランk=7を守る。
【0058】
ここで、最大ランkを必ずしも守らなくても良い場合を考える。すなわち、符号列において、最小ランは、その性質が記録再生に深く関わるので必ず守らなくてはいけないが、最大ランはその限りではなく、フォーマットによっては、あえて最大ランを超える大きなTで構成している場合もある。
【0059】
このことを上記RML変換に適用すると、RML変換が行われるときの変換される符号語は、例えば表3による変換後の符号語列において、最小ランd=1を守りながら、かつ存在しないパターンを選択すればよいことになる。このようにしたとき、選ぶことの出来るパターンは以下の6パターンになる。
【0060】
000−000−000 (1)
000−000−001 (2)
010−000−000 (3)
010−000−001 (4)
100−000−000 (5)
100−000−001 (6)
このうち2つのパターン(4),(6)は、表4、表5に示したように、最小ラン、最大ランとも守ることが出来る。それ以外のパターン(1),(2),(3),(5)は、最大ランを守らないが、変換される符号語として選んでもよく、この時でも元どおりに復調することが可能である。
【0061】
このほかに、表6および表7のように、固定長RLL(1−7)符号である表2に、RMLコードを付加したテーブルにおいても、最小ランの連続を制限することができる。このときの最小ランの連続は最大でも5回までにすることができる。表6、表7のいずれにおいても、最小ランおよび最大ランは守られる。
【0062】
上記変換テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。また、not00とは、01、10、11のどれかのデータ語を意味する。
【0063】
上記変換テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。また、not00とは、01、10、11のどれかのデータ語を意味する。
【0064】
以上のような、表4、表5、表6、および表7で述べたRML変換符号は、復調の際に他と識別できなければならない。以下に復調についての説明を行う。
【0065】
表8は、F-RML(1−7)符号の表4の復調テーブルである。
【0066】
上記テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。not x00とは、x11、x10、x01のどれかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00xとは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味する。
【0067】
図4は、復調テーブルとしての表8を用いて復調処理を行う復調装置の具体的な構成例を示している。この構成例においては、シフトレジスタ41が、3ビットずつデータを読み出し、遅延素子42−1乃至42−3を介して復調処理部43に供給している。復調処理部43にはまた、遅延素子42−1乃至42−3の入力段からも符号が供給されている。従って、復調処理部43には、結局、連続する4ブロック(12ビット)の符号が供給されている。復調処理部43は、入力された符号をブロック単位で復調し、2ビット単位のデータを出力するようになされている。
【0068】
また、クロック発生回路44は、クロックを発生し、タイミング管理部45に出力している。タイミング管理部45は、入力されたクロックに同期してタイミング信号を生成し、各部に出力している。
【0069】
図4において、シフトレジスタ41は、データを、遅延素子42−1乃至42−3を介して3ビットずつシフトさせながら、復調処理部43へと出力する。従って、復調処理部43には現在のブロックのデータの他に、直前のブロックのデータ、および次の2ブロック分のデータが入力される。
【0070】
復調処理部43は、表8に示すような変換規則に従って符号語をデータ語に変換する。すなわち、今の符号語と次に続く符号語、および、遅延素子42−3を介して入力された直前の符号語を参照し、データ語に変換する。なお直前の符号語は、少なくとも後ろ2ビットがあれば良い。
【0071】
ここで特に、復調処理部43のRML復調部では、今の符号語が”100”であった場合、さらに後の6符号ビット(チャネルビット)まで参照して、”100”の後が、”000−001”であったとき、符号語”01−11−01”を出力する。このとき3ブロック分が一度に決定されたのであるから、復調処理部43の出力部において、2ビットずつ出力されるようにタイミング管理が行われる。
【0072】
そして、RML変換ではないその他の復調時には、3符号語単位である1ブロックずつ処理が進められ、2データ語が出力されていく。例えば、直前の符号語の後ろ2ビットが”10”の場合、今の符号語が”000”であるとき、次の符号語に拘わらずに、今の符号語のデータ語への復調は”11”と決定され、”11”が出力される。また後の処理のために、符号語の後ろ2ビットの”00”が、遅延素子42−3を介して、復調処理部43に再入力される。
【0073】
復調処理部43に入力される直前の符号語は、今の符号語の、3符号語あるいは、9符号語から、後ろ2ビットの符号語を持ってくればよい。例えばRML変換された場合、出力は、”01−11−01”で、そのときの変換される符号語”100−000−001”のうち、以降の復調処理に必要とされる、復調処理部43で用いられる直前の2ビット”01”は、遅延素子42−3によって与えられる。
【0074】
図5は、図4に示した復調装置の変形例を示している。この図5の復調装置においては、前のチャネルビットの情報を復調処理部43に戻すために遅延素子42−4が設けられており、図4における遅延素子42−3が省略されている。この場合、復調処理部43において復調が決定された後、決定された符号語の最後の3ビット(あるいは最低で2ビットあればよい)が、本来のデータ語とは別に出力され、次のクロックのタイミングで、遅延素子42−4を介して、再度、直前符号語情報として入力される。
【0075】
またさらに、比較のために、従来の固定長RLL(1−7)符号である表3のテーブルを利用して復調処理を行う復調装置の構成例を図6に示す。図6の場合は、前の符号と、今の符号と、そして次に続く符号語は2ビットまで参照すればよいので、結局、遅延素子52−1,52−2は2段まででよい。また復調処理部53は、次に示す表9にあるような変換規則に従ってデータ語を符号語に変換する。このとき決定されるデータ語は常に2ビット置きである。図4の構成と比較すると、遅延素子が3つから2つに減っている。
【0076】
図4の構成を図5の構成に変形したのと同様に、図6の構成を変形すると、図7に示すようになる。この場合も、復調処理部53において復調が決定された後、決定された符号語の最後3ビット(あるいは最低で2ビットあればよい)が別に出力され、次のクロックのタイミングで遅延素子52−3を介して再度、直前符号語情報として復調処理部53に入力される。この場合においても、図5と比較すると、遅延素子の数が1個少ない。
【0077】
固定長RLL符号である表2の復調処理を行う場合の構成も、図6または図7に示すようになる。
【0078】
上記テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。not x00とは、x11、x10、x01のどれかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00xとは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味する。
【0079】
図8は、固定長RML(1−7)符号である表8を利用する図4の復調装置の他の構成例で、図4における復調処理部43を、従来のRLL処理である図6と同じ変調処理部53と、RML処理を行うRML処理部61に分離した構成とされている。このように、図4および図8のような構成によって、最小ランの連続を5回までに制限するコードを持つ、表4または表5のF-RML(1−7)符号の復調を行うことが出来る。
【0080】
また、同様な例として、次の表10のように、最小ランの連続を制限するコードとして、変換される符号語を”010−000−001”としても良い。このときの復調装置の構成は、図4あるいは図8と同様である。
【0081】
上記テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。not x00とは、x11、x10、x01のどれかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00xとは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味する。
【0082】
表11および表12は、ベースを表2としたときの復調のテーブルを示す。
【0083】
上記テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。not x00とは、x11、x10、x01のどれかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00xとは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味する。
【0084】
上記テーブル中の”x”は、0、1どちらでも良いことを示す。not x00とは、x11、x10、x01のどれかの符号語を意味する。not x10とは、x11、x01、x00のどれかの符号語を意味する。not 00xとは、11x、10x、01xのどれかの符号語を意味する。
【0085】
次に、Tminの連続を制限するコードによる変調結果について以下にまとめて説明する。任意に作成したランダムデータ13107200ビットを、変調コードテーブルによって変調した際の、各Tの分布および、Tminの連続の分布のシミュレーション結果を以下に示す。
【0086】
まず、表3のF−RLL(1,7;2,3;2)を変調した結果を示す。すなわちTminの連続の制限をつけない場合の結果を示す。変調データの大きさは19660794チャネルビットデータで、Tminが2Tであり、Tmaxが8Tであるのを確認した。
【0087】
Tの分布は、
となった。
【0088】
また2Tの連続は、
となり、最大で15回連続する場合があった。
【0089】
次に、表4に示す F-RML(1,7;2,3;1)を利用して変調した結果は以下の通り。変調データの大きさは19660794チャネルビットデータで、Tminが2Tであり、Tmaxが8Tであるのを確認した。また、表4による1対1の復調が行われることを確認した。
【0090】
Tの分布は、
となった。表3による結果と較べて、2Tの発生数が減少した。また8Tの発生数が増加した。これらは、置き換えコードのパターンによるものである。
【0091】
また2Tの連続は、
となり、最大で5回までであった。このことより、表4によるTminの連続を制限するコードが有効に働いているのが確認できた。
【0092】
さらに、もうひとつのF-RML(1−7)符号である表5による変調の結果を示す。変調データの大きさは19660794チャネルビットデータで、Tminが2Tであり、Tmaxが8Tであるのを確認した。また、表5による1対1の復調が行われることを確認した。
【0093】
Tの分布は、
となった。表4では、RML変換コ−ドが8Tを含むため、8Tが増加したが、表5では、RML変換コードが7Tを含むので、7Tが増加している。
【0094】
さらに2Tの連続は、
となり、最大で5回までであった。表4と表5との違いは少ない。このことより、表5によるTminの連続を制限するコードが有効に働いているのが確認できた。
【0095】
またTの分布数から、2Tの発生頻度が減少しており、その結果エラーの発生しやすい2Tが減少しているのが確認できた。
【0096】
次に、Tminの連続を制限するコードである表4による復調結果のうち、エッジビットのビットシフトが発生した時の復調後のエラー伝搬についてのシミュレーション結果を示す。
【0097】
データは、任意に作成したランダムデータを、RML(1,7)変調コードテーブル表4および表5によって変調し、符号列の約101チャネルビット置きに、エッジの'1'を後方あるいは前方にビットシフトさせたものを復調した。特に、テーブルに存在しないで取り除かれるエラーに対しては、1データ列当たり'0'を挿入した。そして、そのエラーを含んだ復調データ列と、正しい符号列で復調したデータ列とを比較することで、どのくらいエラーが伝搬したかを調べた。
【0098】
表4にある F−RML(1,7; 2,3; 1)に基づき変調し、ビットシフトエラーを発生させた後、表8を用いて復調した結果は次の通りである。前方にビットシフトエラーをしたときのエラー伝搬が8ビットまでになっている。なおデータ列の大きさは10,922,664データである。
【0099】
すなわち表4のテーブルによる、ビットシフトエラー時の最悪エラー伝搬は、8データビット(2シンボルデータビット)となった。
【0100】
さらに、もうひとつのF−RML(1−7)符号である表5にある F−RML(1,7; 2,3; 1)に基づき変調し、ビットシフトエラーを発生させた後、表10を利用して復調した結果を示す。
【0101】
すなわちその違いはビットシフトエラー時のエラー伝搬にあり、表5のテーブルによる、最悪エラー伝搬は10ビット(3シンボルデータビット)までになっている。
【0102】
なお、同様の方法によって、最小ランの繰り返しの制限を行っていない、従来のF−RLL(1,7)方式である表3に基づいて変調し、さらに表9を利用して復調した場合には、ビットシフト時の最悪エラー伝搬は5ビット(2シンボルデータビット)までになっている。これは、表11と表12、並びに表8と表10が、テーブルが大きくなった分、ビットシフトエラーによるエラー伝搬が異なることを示している。しかし、8ビット単位であるシンボル表記をすれば、表3のテーブルと表4のテーブルは、ビットシフト時の最悪エラー伝搬は、どちらも2シンボルデータビットまでとなる。
【0103】
以上のように、本発明によれば、最小ラン長の繰り返し回数を制限することが可能になるために、以下のような効果が得られる。
【0104】
(1)従来と比較して、信号レベルが小さい部分が減少し、AGCやPLL等の波形処理の精度が向上し、総合特性を高めることができる。
【0105】
(2)従来と比較して、ビタビ復号等の際のパスメモリ長が短く設計でき、回路規模を小さくすることができる。
【0106】
また、本発明によれば、変調された結果のTの分布から、エラー発生箇所の多い最小ランである2Tが減少するので、エラーレートが向上する。
【0107】
なお、上記したような処理を行うプログラムをユーザに伝送する伝送媒体としては、磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0108】
【発明の効果】
以上のように、本発明の変調装置および変調方法によれば、最小ランdが所定回数連続するとき、その連続する回数を制限する制限コードを割り当てるようにしたので、データ検出の総合特性を高めることができる。
【0109】
また、本発明の復調装置および復調方法によれば、最小ランdが所定回数繰り返すのを制限するコードを、所定のデータ列に変換するようにしたので、クロックの再生の面から設計を容易にし、復調装置の構成を簡略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変調装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態と比較するための従来の変調装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の実施の形態の変形例を示すブロック図である。
【図4】本発明の復調装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の実施の形態の変形例を示すブロック図である。
【図6】図4の実施の形態と比較するための従来の復調装置の構成例を示すブロック図である。
【図7】図5の実施の形態と比較するための従来の復調装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明の復調装置の実施の形態の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 シフトレジスタ, 12−1乃至12−4 遅延素子, 13 変調処理部, 14 クロック発生回路, 15 タイミング管理部, 24 変調処理部, 31 RML変換部, 41 シフトレジスタ, 42−1乃至42−4遅延素子, 43 復調処理部, 44 クロック発生回路, 45 タイミング管理部, 53 復調処理部, 61 RML処理部
Claims (31)
- 基本データ長がmビットのデータを、基本符号長がnビットの固定長符号に変換する変調装置において、
最小ランdを1以上とし、基本データ長がmビットのデータ列を、基本符号長がnビットの固定長符号に変換するとともに、固定長符号変換後のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続するデータ列を、その連続する回数を制限する制限コードに変換する変換手段と
を備えることを特徴とする変調装置。 - 前記変換手段は、
最小ランdを1以上とし、基本データ長がmビットのデータ列を、基本符号長がnビットの固定長符号に変換する第1の変換手段と、
前記第1の変換手段にも入力された基本データ長がmビットの前記データ列、および前記第1の変換手段の変換結果である基本符号長がnビットの前記固定長符号を入力とし、入力された基本データ長がmビットの前記データ列中から固定長符号変換後のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続する所定のデータ列を検出した場合、前記制限コードを出力し、前記データ列中から前記所定のデータ列を検出しない場合、前記第1の変換手段の変換結果である基本符号長がnビットの前記固定長符号を出力する第2の変換手段とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の変調装置。 - 前記制限コードは、固定長である拘束長を増加することによって割り当てられている
ことを特徴とする請求項1に記載の変調装置。 - 前記制限コードは、復調の際に他と識別できるコードであり、かつ最小ランdを守れるように選ばれる
ことを特徴とする請求項1に記載の変調装置。 - 前記制限コードは、前記最大ランkを破るコードである
ことを特徴とする請求項4に記載の変調装置。 - 前記制限コードが利用されない場合においても、前記符号語は、固定長符号の最小ランdおよび最大ランkの規則を守る
ことを特徴とする請求項1に記載の変調装置。 - 前記最小ランdは1である
ことを特徴とする請求項1に記載の変調装置。 - 最大ランkは7であり、前記最小ランdの連続する最高回数は、少なくとも5回である
ことを特徴とする請求項7に記載の変調装置。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードの最大拘束長は3以上である
ことを特徴とする請求項7に記載の変調装置。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードの決定に必要なデータのビット数は、少なくとも7ビットである
ことを特徴とする請求項7に記載の変調装置。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードは、少なくとも9ビットである
ことを特徴とする請求項7に記載の変調装置。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードを含む符号列が、最小ランdおよび最大ランkの規則を守る
ことを特徴とする請求項7に記載の変調装置。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードを含む符号列が、最小ランdのみを守り、最大ランkについては守らない
ことを特徴とする請求項7に記載の変調装置。 - 基本データ長がmビットのデータを、基本符号長がnビットの固定長符号に変換する変調方法において、
最小ランdを1以上とし、固定長符号変換後のチャネルビット列における最小ランdが連続する回数を制限する制限コードを割り当てる
ことを特徴とする変調方法。 - 基本データ長がmビットのデータを、基本符号長がnビットの固定長符号に変換する変調方法であって、
最小ランdを1以上とし、固定長符号変換後のチャネルビット列における最小ランdが連続する回数を制限する制限コードを割り当てる
ことを特徴とする変調方法によって変換されたデータ列が記録されている記録媒体。 - 前記制限コードは、固定長である拘束長を増加することによって割り当てられている
ことを特徴とする請求項15に記載の記録媒体。 - 前記制限コードは、復調の際に他と識別できるコードであり、かつ最小ランdを守れるように選ばれる
ことを特徴とする請求項15に記載の記録媒体。 - 前記制限コードは、前記最大ランkを破るコードである
ことを特徴とする請求項17に記載の記録媒体。 - 前記制限コードが利用されない場合においても、前記符号語は、固定長符号の最小ランdおよび最大ランkの規則を守る
ことを特徴とする請求項15に記載の記録媒体。 - 前記最小ランdは1である
ことを特徴とする請求項15に記載の記録媒体。 - 最大ランkは7であり、前記最小ランdの連続する最高回数は、少なくとも5回である
ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードの最大拘束長は3以上である
ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードの決定に必要なデータのビット数は、少なくとも7ビットである
ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードは、少なくとも9ビットである
ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードを含む符号列が、最小ランdおよび最大ランkの規則を守る
ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。 - 最大ランkは7であり、前記制限コードを含む符号列が、最小ランdのみを守り、最大ランkについては守らない
ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。 - 基本符号長がnビットの固定長符号を、基本データ長がmビットのデータに変換する復調装置において、
最小ランdを1以上とし、基本符号長がnビットの固定長符号を、基本データ長がmビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続するのを制限する制限コードを、所定のデータ列に変換する変換手段と
を備えることを特徴とする復調装置。 - 前記変換手段は、
最小ランdを1以上とし、基本符号長がnビットの固定長符号を、基本データ長がmビットのデータに変換する第1の変換手段と、
前記第1の変換手段にも入力された基本符号長がnビットの前記固定長符号、および前記第1の変換手段の変換結果である基本データ長がmビットの前記データを入力とし、入力された基本符号長がnビットの前記固定長符号列中から前記制限コードを検出した場合、前記所定のデータ列を出力し、前記固定長符号列中から前記制限コードを検出しない場合、前記第1の変換手段の変換結果である基本データ長がmビットの前記データを出力する第2の変換手段とを備える
ことを特徴とする請求項27に記載の復調装置。 - 前記最小ランdが1で、最大ランkが7であり、前記制限コードの決定に必要な符号語のビット数は、少なくとも9ビットである
ことを特徴とする請求項27に記載の復調装置。 - 前記最小ランdが1で、最大ランkが7であり、前記制限コードから変換されるデータのビット数は、少なくとも6ビットである
ことを特徴とする請求項27に記載の復調装置。 - 基本符号長がnビットの固定長符号を、基本データ長がmビットのデータに変換する復調方法において、
最小ランdを1以上とし、基本符号長がnビットの固定長符号を、基本データ長がmビットのデータ列に変換するとともに、固定長符号のチャネルビット列における最小ランdが所定回数連続するのを制限する制限コードを、所定のデータ列に変換する
ことを特徴とする復調方法。
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