JPH1186385A - 帯状体収容カセットの駆動装置 - Google Patents

帯状体収容カセットの駆動装置

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JPH1186385A
JPH1186385A JP24681097A JP24681097A JPH1186385A JP H1186385 A JPH1186385 A JP H1186385A JP 24681097 A JP24681097 A JP 24681097A JP 24681097 A JP24681097 A JP 24681097A JP H1186385 A JPH1186385 A JP H1186385A
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JP
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shaft
cassette
belt
driving
outer diameter
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JP24681097A
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Susumu Kojima
進 小島
Kenji Kawamura
健志 河村
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Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットの帯状体および駆動手段にかかる負
荷を可及的に減らすようにした帯状体カセットの搬送装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】帯状体23を収容する帯状体収容カセット
21の、巻取軸24または巻戻し軸25のいずれか一方
の軸を独立して回転駆動し、該一方の軸に帯状体23を
巻回する駆動手段40とを有する帯状体収容カセットの
駆動装置1において、前記一方の軸に巻回される帯状体
23の量に応じて変化する前記帯状体を含む前記一方の
軸の外径が、所定の大きさに達したか否かを検出する外
径検知手段42と、該外径検知手段42により前記外径
が所定の大きさに達したことが検出された際に、他方の
軸を駆動するように駆動手段40を制御する制御手段と
を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テープ、リボン
等の帯状体を収容する帯状体収容カセットの駆動装置に
関し、特にこの駆動装置により帯状体収容カセットの巻
取軸または巻戻し軸のいずれか一方の軸側に送られる帯
状体の送りの終了を検出し、送りの終了を検出した際に
帯状体の送り方向を他方の軸側に変更する帯状体収容カ
セットの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からクリーニングテープ、インクリ
ボンテープ、オーディオテープ等の帯状体を、巻取軸と
巻戻し軸との間に巻回し、これをカセットケース内に収
容したものとして帯状体収容カセット(以下、単にカセ
ットという。)が知られており、またこの帯状体収容カ
セットは、当該カセットの巻取軸と巻戻し軸とを駆動す
る駆動装置に対し着脱自在に装着される。この帯状体収
容カセットの巻取軸と巻き戻し軸とを駆動する従来のカ
セットの駆動装置は、巻取軸に連結する第1の駆動軸ま
たは巻戻し軸に連結する第2の出力軸のいずれか一方の
軸を独立して駆動するモータ等からなる駆動手段と、該
駆動手段の駆動中の巻取軸の回転停止を検出する回転停
止検出手段と、該回転停止検出手段により巻取軸の回転
停止を検出した際に前記駆動手段により回転駆動する軸
を他方の軸に変更する制御手段とから構成されている。
【0003】このうち、回転停止検出手段は、巻取軸上
部に配設されたフォトインタラプタから構成され、カセ
ットの帯状体の終端にあらかじめ形成されている巻取完
了検出用エンコーダまたは巻戻し完了検出用エンコーダ
により巻取軸の回転停止を検出し、この検出信号に基づ
いて制御手段は駆動手段の駆動を停止させるようにして
いた。
【0004】このように従来の駆動装置では、駆動手段
により第1の駆動軸が駆動されると、巻取軸と巻き戻し
軸との間に巻回張設されたテープ、リボン等の帯状体
が、第1の駆動軸を介し巻取軸側に巻き取られ、また、
回転停止検出手段により巻取軸の回転停止が検出される
と、制御手段は巻取の終了と判断し、駆動手段の駆動す
る軸を第2の出力軸に変更し、帯状体は第2の出力軸を
介し、巻戻し軸側に巻き戻される。そして、回転停止検
出手段により巻取軸の回転停止が検出されると、制御手
段は巻戻しの終了と判断し、駆動手段の駆動する軸を巻
取軸に変更し、再び帯状体の巻取りが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の駆動装置では、帯状体の巻戻しまたは巻取りの終了
を判断するため、回転停止検出手段を配設し、駆動手段
の駆動中の巻取軸の回転停止を検出するようにしたか
ら、軸の回転停止を検知し駆動手段の駆動を停止するま
での間、軸には大きな駆動力が加わり続けることとな
り、このためカセットの帯状体および駆動手段には大き
な負荷がかかり、この負荷により駆動装置が故障すると
いう問題があった。
【0006】この発明は、上述した事情に鑑み、カセッ
トの帯状体および駆動手段にかかる負荷を可及的に減ら
すようにした帯状体カセットの搬送装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、一方の軸に巻回された帯状体の巻
回量に応じて変化する前記帯状体を含む前記一方の軸の
外径が、所定の大きさに達したか否かを検出する外径検
知手段と、この外径検知手段により前記外径が所定の大
きさに達したことが検出された際に、他方の軸を駆動す
るように前記駆動手段を制御する制御手段とを具備して
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明に関わる帯状体収
容カセットの駆動装置を、カセット式クリーニング装置
に適用されるものを例にとって詳述する。図2で示すよ
うに、巻取軸24と巻戻し軸25とを有するカセット2
1は、磁気記録領域、IC記憶領域、光記録領域等の各
種記録あるいは記憶領域を有するカード51に対し情報
の記録再生をおこなわせるカードリーダライタ11のカ
セット式クリーニング装置12を構成するものである。
このカードリーダライタ11では、カード51が上下一
対の搬送ローラ13、14間に把持されつつカード搬送
路15に沿って搬送され、それによりカード51がクリ
ーニングローラ29とプレッシャーローラ16との間に
把持されると、カード51の下面51aに形成された図
示せぬ光記録領域がクリーニングローラ29に張設され
たクリーニングテープ23の周面23aに摺接しつつ走
行するので、その間に光記録領域がクリーニングされる
こととなる。
【0009】一方、このカセット式クリーニング装置1
2のカセット21は、筐体22内の中段にクリーニング
テープ23を巻き取る巻取軸24が回動自在に配設さ
れ、下段にクリーニングテープ23を巻戻す巻戻し軸2
5が回動自在に配設されている。また、この巻取軸24
と巻戻し軸25との間にはクリーニングテープ23が張
設されている。
【0010】一方、このクリーニングテープ23の途中
は、筐体22の上段に回動自在に支承されたローラ群2
6に張設され、このローラ群26に張設されたクリーニ
ングテープ23の周面23aはカード搬送路15の内部
に露出している。このローラ群26は、筐体22の上段
で軸28を介し回動自在に支承されたクリーニングロー
ラ29と、該クリーニングローラ29に隣接し、該クリ
ーニングローラ29の周面に圧接するよう軸30を介し
回動自在に支承された第1のローラ31と、同様にクリ
ーニングローラ29の周面に圧接するよう軸32を介し
回動自在に支承された第2のローラ33と、この第1お
よび第2の各ローラ31、33に隣接し、かつ該第1お
よび第2の各ローラ31、33の周面に圧接するよう軸
34を中心に回動自在に支承された第3のローラ35と
から構成されている。このうち、クリーニングローラ2
9の周面に張設されたクリーニングテープ23は、第3
のローラ35の周面と第1のローラ31の周面との間、
第1のローラ31の周面とクリーニングローラ29の周
面との間、クリーニングローラ29の周面と第2のロー
ラ31の周面との間、およびこの第2のローラ31の周
面と第3のローラ35の周面との間にそれぞれ把持され
ている。
【0011】このローラ群26によると、クリーニング
ローラ29が軸28を中心に時計方向または反時計方向
へ回転すると、このクリーニングローラ29に圧接する
第1および第2のローラ31、33が各軸30、32を
中心に反時計方向または時計方向へ回転し、さらにこの
各第1および第2のローラ31、33に圧接する第3の
ローラ35は軸34を中心に時計方向または反時計方向
へ回転する。
【0012】また、巻取軸24の端部には、巻取軸24
の中心に形成された断面6角形の軸穴24aと、該軸穴
に嵌挿する断面6角形のロックスタッド24bが配設さ
れ、該ロックスタッド24bには先端に、カセット21
の外部に露出し、第1の出力軸2の先端の十字鍵形状の
突起部2aに係合する十字形状の係合穴24cが形成さ
れている。また、巻戻し軸25の端部には、巻戻し軸2
5の中心に形成された断面6角形の軸穴25aと、該軸
穴25aに嵌挿する断面6角形のロックスタッド25b
が配設され、該ロックスタッド25bには先端に、カセ
ット21の外部に露出し、第2の出力軸3の先端の十字
鍵形状の突起部3aに係合する十字形状の係合穴25c
が形成されている。なお、上述した断面6角形の軸穴2
4a、25aと、ロックスタッド24b、25bは、そ
れぞれ巻取軸24、巻戻し軸25の回転をロックし、ク
リーニングテープ23の弛み発生を防止するロック手段
を構成するものである。
【0013】また、筐体22には、その側面の上段に、
第1のリミットスイッチ7を嵌挿するとともに、カセッ
ト21を駆動装置1に着脱する際に第1のリミットスイ
ッチ7を案内する第1の案内孔36が形成されており、
また側面の下段には、第2のリミットスイッチ9を嵌挿
するとともに、カセット21を駆動装置1に着脱する際
に第2のリミットスイッチ9を案内する第2の案内孔3
7が形成されている。なお、クリーニングローラ29の
軸28には、駆動装置1の入力軸に係合する図示せぬ入
力軸係合孔が形成されている。
【0014】このようなカセット21によると、図2で
示すように、駆動装置1の第1の出力軸2の回転により
巻取軸24が時計方向に回転すると、クリーニングロー
ラ29と第2のローラ33によるテープ搬送力、および
第2のローラ33と第3のローラ35によるテープ搬送
力によりクリーニングテープ23は巻取軸24側に巻き
取られることとなる。また、第2の出力軸3の回転によ
り巻戻し軸25が反時計方向に回転すると、クリーニン
グローラ29と第1のローラ31によるテープ搬送力、
および第1のローラ31と第3のローラ35によるテー
プ搬送力により、クリーニングテープ23は巻戻し軸2
5側に巻き取られることとなる。
【0015】一方、上述したカセット21を駆動する駆
動装置1は、クリーニングテープ23の周面23aに摺
接するカードの回数を検出するカードクリーニング回数
検出手段43(図4)と、該カードクリーニング回数検
出手段43の検出に基づき巻取軸24または巻戻し軸2
5のいずれか一方の軸を独立して回転駆動し、該一方の
軸にクリーニングテープ23を巻回する駆動手段40
(図3)と、前記一方の軸に巻回されるクリーニングテ
ープ23の巻回量に応じて変化するクリーニングテープ
23を含む前記一方の軸の外径が、所定の大きさに達し
たか否かを検出する外径検知手段42と、該外径検知手
段42により前記一方の軸の外径が所定の大きさに達し
たことが検出された際に、他方の軸を駆動するように前
記駆動手段40の駆動を制御する制御手段41(図4)
と、前記外径検知手段42と前記カセット21の筐体2
2を支持する保持部材5と、クリーニングテープ23の
送り量を検出する帯状体送り量検出手段44(図4)と
から構成されている。
【0016】このうち、駆動手段40は、巻取軸24に
連結する第1の出力軸2、巻戻し軸25に連結する第2
の出力軸3、図示せぬモータ、該モータが一方向へ回転
すると、その回転力を図2で示す第1の出力軸2を介し
てカセット21の巻取軸24のみに伝達し、また前記モ
ータが他方向へ回転すると、その回転力を第2の出力軸
3を介してカセット21の巻戻し軸25のみへ伝達する
図示せぬ動力伝達手段とから構成されている。
【0017】このうちの、第1の出力軸2は、巻取軸2
4の十字形状の係合穴24cにその先端に形成された十
字鍵形状の突起部2aが着脱自在に係合し、第2の出力
軸3は、巻戻し軸25の十字形状の係合穴25cにその
先端に形成された十字鍵形状の突起部3aが着脱自在に
係合している。
【0018】また、外径検知手段42は、巻取軸24の
外径が所定の大きさに達したか否かを検出する第1のリ
ミットスイッチ7と、巻戻し軸25の外径が所定の大き
さに達したか否かを検出する第2のリミットスイッチ9
とから構成されている。
【0019】このうちの第1のリミットスイッチ7は、
保持部材5の垂直部5aの内壁5cの上部に配設されて
おり、カセット21の第1の案内孔36に嵌挿するとと
もにその可動端子7aをカセット21の筐体22内に突
出させている。この可動端子7aが保持部材5の垂直部
5a側へ押圧されたか否かにより、巻取軸24の外径の
大きさが所定に大きさに達したか否かを検出するON・
OFF検出信号を制御手段41(図4)へ送給する。
【0020】また、第2のリミットスイッチ9は、保持
部材5の垂直部5aの内壁5cの下部に配設されてお
り、カセット21の第2の案内孔37に嵌挿するととも
にその可動端子9aをカセット21の筐体22内に突出
させている。この可動端子9aが保持部材5の垂直部5
a側へ押圧されたか否かにより、巻戻し軸25の外径の
大きさが所定に大きさに達したか否かを検出するON・
OFF検出信号を制御手段41(図4)へ送給する。
【0021】また、保持部材5は、断面L字形状の板材
であって、駆動装置1の筐体4から所定の間隔を隔てて
配設された垂直部5aと、駆動装置1の筐体4の下端に
固着する水平部5bとから構成されている。このうちの
垂直部5aの上部、下部には、それぞれカセット21の
筐体22に配設された第1の案内孔36に嵌挿する第1
のリミットスイッチ7、第2の案内孔37に嵌挿する第
2のリミットスイッチ9が固着されている。図3は、駆
動装置1にカセット21を装着した状態を示す要部概念
図で、図2と同一部分を同一符号で示している。また、
図3では、カセット21の筐体22を省略して記載して
いる。また、この図3から明らかなように、保持部材5
の水平部5bは、その突出部5dで、カセット21の筐
体22を支持している。なお、図示せぬ帯状体送り量検
出手段44を構成する図示せぬ入力軸は、クリーニング
ローラ29の図示せぬ係合孔に係合する軸であって、駆
動装置1の筐体4上部に配設されている。
【0022】次に、制御手段41の動作を図4のブロッ
ク図で説明する。制御手段41は図示せぬCPU(中央
処理装置)、主記憶装置及び補助記憶装置を主構成要素
とする周辺回路から構成されている。
【0023】この制御手段41は、第1のリミットスイ
ッチ7から入力されるON・OFF検出信号によりクリ
ーニングテープ23の巻取が終了したか否かを判断す
る。また、制御手段41は、第2のリミットスイッチ9
から入力されるON・OFF検出信号によりクリーニン
グテープ23の巻戻しが終了したか否かを判断する。ま
た、制御手段41は上述した第1のリミットスイッチ7
と第2のリミットスイッチ9からの入力信号に基づき、
駆動手段40のいずれか一方の出力軸の駆動を制御す
る。なお、制御手段41には、カードクリーニング回数
検出手段43から、クリーニングテープ23に摺接した
カードの回数に関する情報が入力され、また帯状体送り
量検出手段44からは、一方の出力軸が駆動された際
に、クリーニングテープ23の送り量に関する情報も入
力される。
【0024】さらに、制御手段41は、カードクリーニ
ング回数検出手段43から送出されるカードクリーニン
グ回数の検出信号に基づき、駆動手段40に出力信号を
送出し、第1、第2の出力軸2、3のいずれか一方の出
力軸を駆動するとともに、帯状体送り量検出手段44か
ら送出される送り量検出信号に基づきその駆動を停止す
る。また、制御手段41は、クリーニングテープ23の
巻取または巻戻しが終了したと判断した場合には、駆動
軸を他方の出力軸に変更するよう駆動手段40を制御す
る。
【0025】図5は、上述した制御手段41の処理手順
を示すフローチャートで、このフローチャートにより駆
動装置1の動作をさらに詳細に説明する。カードクリー
ニングの待機状態では、図2で示すカセット21からク
リーニングテープ23の新しい周面23aがローラ29
によりカード搬送路15内に露出し、カード51がこの
周面23aを通過するのを待機している。図4の制御手
段41は、カードクリーニング回数検出手段43により
カード51がクリーニングテープ23の露出した周面2
3aに摺接した回数、すなわちカードクリーニング回数
が所定回数に達したか否かを判断し(ステップ10
1)、カードクリーニング回数が所定回数に達していな
いと判断した場合には、カードクリーニング回数が所定
回数に達したと判断するまでステップ101の処理を繰
り返す。一方、ステップ101で、カードクリーニング
回数が所定回数に達したと判断した場合には、制御手段
41は一方の出力軸を駆動軸として駆動手段40を駆動
する(ステップ102)。この一方の出力軸が第1の出
力軸2であるとすれば、駆動手段40の駆動により、図
2で示すように、図示せぬモータが駆動して第1の出力
軸2は一方向に回転し、第1の出力軸2に係合する巻取
軸24は、第1の出力軸2と一体となって回転する。ま
た、第2の出力軸3はクリーニングテープ23、巻戻し
軸25を介し第1の出力軸2に従動して回転する。これ
により、クリーニングテープ23は巻取軸24側に送ら
れ、巻取りが開始される。次に、制御手段41は、帯状
体送り量検出手段44および第1のリミットスイッチ7
により、クリーニングテープ23の送り量が一定量に達
する間に第1のリミットスイッチ7はONしたか否かを
判断し(ステップ103)、クリーニングテープ23の
送り量が一定量に達する間に第1のリミットスイッチ7
はONしたと判断した場合には、図1で示すように、第
1のリミットスイッチ7の可動端子7aは保持部材5の
垂直部5a側に押圧され、巻取軸24の外径は所定の大
きさに達した状態、すなわち、巻取りの終了の時期と判
断し、駆動手段40を停止し(ステップ104)、その
後、他方の軸を駆動軸として駆動手段40を駆動する
(ステップ105)。一方の軸を第1の出力軸2である
とすれば、他方の軸は第2の出力軸3であって、駆動手
段40の駆動軸を他方の出力軸に変更すると、第2の出
力軸3に係合するカセット21の巻戻し軸25は、第2
の出力軸3と一体となって回転し、第1の出力軸2は、
動力が伝達されないため、クリーニングテープ23、巻
取軸24を介して第2の出力軸3に従動して回転する。
これにより、クリーニングテープ23は巻戻し軸25側
に送られ、巻戻しが開始される。次に、制御手段41
は、帯状体送り量検出手段44および第2のリミットス
イッチ9により、クリーニングテープ23の送り量が一
定量に達する間に第2のリミットスイッチ9はONした
か否かを判断し(ステップ106)、クリーニングテー
プ23の送り量が一定量に達する間に第2のリミットス
イッチ9はONしたと判断した場合には、図6で示すよ
うに、第2のリミットスイッチ9の可動端子9aは保持
部材5の垂直部5a側に押圧され、巻戻し軸25の外径
は所定の大きさに達した状態、すなわち、巻戻しの終了
の時期と判断し、駆動手段40を停止し(ステップ10
7)、その後、一方の軸である第1の出力軸2を駆動軸
として駆動手段40を駆動し(ステップ108)、ステ
ップ103以降の処理を繰り返す。
【0026】一方、ステップ106で、クリーニングテ
ープ23の送り量が一定量に達する間に第2のリミット
スイッチ9はONしていないと判断した場合には、第2
のリミットスイッチ9の可動端子9aは保持部材5の垂
直部5a側に押圧されておらず、巻戻し軸25の外径は
所定の大きさに達していない状態、すなわち、巻戻しの
終了の時期でないと判断し、次に、帯状体送り量検出手
段44によりクリーニングテープ23の送り量が一定量
に達したか否かを判断し(ステップ109)、クリーニ
ングテープ23の送り量が一定量に達していないと判断
した場合には、ステップ103以降の処理を繰り返す。
【0027】一方、ステップ109で、制御手段41
は、クリーニングテープ23の送り量が一定量に達した
と判断した場合には、駆動手段40を停止し(ステップ
110)その後、待機状態に復帰する。
【0028】また、ステップ103で、クリーニングテ
ープ23の送り量が一定量に達する間に第1のリミット
スイッチ7はONしていないと判断した場合には、第1
のリミットスイッチ7の可動端子7aは保持部材5の垂
直部5a側に押圧されておらず、巻取軸24の外径は所
定の大きさに達していない状態、すなわち、巻取りの終
了の時期でないと判断し、次に、ステップ109以降の
処理を繰り返す。なお、クリーニングテープ23の露出
する周面23aは新しい面に更新されることとなる。
【0029】なお、駆動装置1では、図示せぬ検出手段
により、この駆動装置1に装着されたカセット21のク
リーニングテープ23の巻取りと巻戻しが所定回数繰り
返されたことが検出されると、この検出信号が制御手段
41に送出され、制御手段41はカセット21の交換を
知らせるカセット交換通知手段へ駆動信号を送出する。
このカセット交換通知手段の駆動により、表示ランプが
点灯するなどして、カセット21の交換がオペレータに
通知され、オペレータは、駆動装置1からカセット21
を離脱し、新しいものと交換することとなる。
【0030】上述した駆動装置1によれば、外径検知手
段42を配設し、クリーニングテープ23を含む巻取軸
24または巻戻し軸25の外径が所定の大きさに達した
ことを検出したときに、巻取りまたは巻戻しの終了と判
断するようにしたから、巻取軸24または巻戻し軸25
が回転停止をするまで駆動手段40を駆動させる必要が
なく、そのためカセット21のクリーニングテープ23
および駆動手段40には大きな負荷がかかる虞はない。
したがって、駆動装置1がこの負荷により故障すること
を可及的に減らすことができるとともに、駆動装置1に
装着されたカセット21の帯状体23を、長時間効率良
く使用することができる。
【0031】また、この駆動装置1では、第1のリミッ
トスイッチ7、第2のリミットスイッチ9からなる外径
検知手段42を配設し、クリーニングテープ23を含む
外径が巻取軸24または巻戻し軸25の所定の大きさに
達したことを検出したときに、巻取りまたは巻戻しの終
了と判断するようにしたから、この発明の駆動装置1に
使用されるカセット21のクリーニングテープ23は、
あらかじめ形成されている巻取完了検出用エンコーダま
たは巻戻し完了検出用エンコーダを形成したクリーニン
グテープでなくてもよい。
【0032】また、この実施例では、駆動装置1に固着
する断面L字形の保持部材5は、第1のリミットスイッ
チ7および第2のリミットスイッチ9が固着する垂直部
5aの内壁5cを、カセット21の筐体22から所定の
間隔を隔てて配設したが、カセット21内のクリーニン
グテープ23の量、巻取り軸24または巻戻し軸25の
外径の設定値、およびリミットスイッチ7、9の厚さを
考慮して、所定の間隔を設定すればよく、たとえば、所
定の間隔を設けず密着させるようにしてもよい。
【0033】また、この実施例では、外径検知手段42
として、第1のリミットスイッチ7、第2のリミットス
イッチ9の2つのリミットスイッチから構成したが、こ
れに限定するものではなく、たとえば、巻取軸24の外
径をその反射率から検出する1つのフォトセンサで構成
してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、上述した帯状体収
容カセットの駆動装置では、帯状体の巻戻しまたは巻取
りの終了を判断するため、外径検知手段を配設し、帯状
体を含む巻取軸または巻戻し軸の外径が所定の大きさに
達したか否かを検出するようにしたから、巻取軸または
巻戻し軸が回転停止をするまで駆動手段を駆動させる必
要がなく、そのためカセットの帯状体および駆動手段に
は大きな負荷がかかる虞はなく、駆動装置がこの負荷に
より故障することを可及的に減らすことができる。 ま
た、駆動装置に装着されたカセットの帯状体を、長時間
効率良く使用することができ、このため駆動装置の使用
コストの低下が図ることもできる。さらに、帯状体がカ
ードの光記録領域をクリーニングするためのクリーニン
グテープである場合には、このクリーニングテープを使
用するクリーニング装置の故障が少ないカードリーダラ
イタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の帯状体カセットの帯状体収
容カセットの駆動装置を適用した駆動装置にカセットが
装着された状態を示すクリーニング装置の要部拡大断面
図。
【図2】図2は、この発明の帯状体カセットの帯状体収
容カセットの駆動装置を適用したクリーニング装置から
構成されるカードリーダライタの概念断面図。
【図3】図3は、この発明の帯状体カセットの帯状体収
容カセットの駆動装置を適用した駆動装置にカセットが
装着された状態を示すクリーニング装置の要部概念縮小
平面図。
【図4】図4は、この発明の帯状体収容カセットの帯状
体駆動装置を制御する制御装置のブロック図。
【図5】図5は、この発明の帯状体収容カセットの駆動
装置を制御する制御装置の処理手順を示すフローチャー
ト。
【図6】図6は、この発明の帯状体カセットの帯状体収
容カセットの駆動装置を適用した駆動装置にカセットが
装着された状態を示すクリーニング装置の要部拡大断面
図。
【符号の説明】
1…帯状体収容カセットの駆動装置 7…第1のリミットスイッチ 9…第2のリミットスイッチ 21…カセット 23…クリーニングテープ 24…巻取軸 25…巻戻し軸 28…軸 29…クリーニングローラ 40…駆動手段 41…制御手段 42…外形検出手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取軸と巻戻し軸との間に巻回された帯状
    体を有する帯状体収容カセットの、前記巻取軸または前
    記巻戻し軸のいずれか一方に係合し、該一方の軸を独立
    に回転駆動することにより前記帯状体を前記一方の軸に
    巻回させる駆動手段を有する帯状体収容カセットの駆動
    装置において、 前記一方の軸に巻回された前記帯状体の巻回量に応じて
    変化する前記帯状体を含む前記一方の軸の外径が、所定
    の大きさに達したか否かを検出する外径検知手段と、 該外径検知手段により前記外径が所定の大きさに達した
    ことが検出された際に、他方の軸を駆動するように前記
    駆動手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴と
    する帯状体収容カセットの駆動装置。
  2. 【請求項2】前記外径検知手段は、前記巻取軸の前記外
    径が所定の大きさに達したか否かを検出する第1のリミ
    ットスイッチと、前記巻戻し軸の前記外径が所定の大き
    さに達したか否かを検出する第2のリミットスイッチと
    から構成されることを特徴とする請求項(1)記載の帯
    状体収容カセットの駆動装置。
JP24681097A 1997-09-11 1997-09-11 帯状体収容カセットの駆動装置 Pending JPH1186385A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2668977A1 (fr) * 1990-07-11 1992-05-15 Ricoh Kk Support d'enregistrement d'image par report thermique.

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