JPH1185676A - バスサイジング装置 - Google Patents

バスサイジング装置

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JPH1185676A
JPH1185676A JP24583397A JP24583397A JPH1185676A JP H1185676 A JPH1185676 A JP H1185676A JP 24583397 A JP24583397 A JP 24583397A JP 24583397 A JP24583397 A JP 24583397A JP H1185676 A JPH1185676 A JP H1185676A
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JP24583397A
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Satoshi Kataoka
智 片岡
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、CPUと周辺デバイスとのバスの
相違を調整するバスサイジング装置に関し、特に周辺デ
バイスへのアクセス時間を短縮し、データの授受やデー
タの読み出し処理等において短時間で処理を行うことが
できるバスサイジング装置を提供するものである。 【解決手段】 CPU1から出力されるアドレスデータ
によって、例えばROM5内のデータをアクセスする
際、CPU1のバスサイズと周辺デバイスであるROM
のバスサイズが異なり、このバスサイズを調整するた
め、メモリ制御部3及びI/O制御部4を設け、バスサ
イジング装置を構成する。すなわち、ROM5をアクセ
スする際、最初のアドレスデータを直ちにROM5に出
力し、その後、CPU1から出力される制御信号bに含
まれるシステムコマンド(SYS-CMD )fと、アドレスデ
ータの下位2ビットからローカルバスに出力するアドレ
スデータを、順次設定するものであり、最初のアドレス
データを直ちに出力するので、迅速なデータの読み出し
処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUと周辺装置
とのバスの相違を調整するバスサイジング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、CPUの処理機能は向上し、64
ビットCPUも通常に使用されている。しかし、この様
な高速CPUを搭載するコンピュータであっても、ハー
ドディスクやフロッピードライブ等の周辺機器は16ビ
ットや32ビットの装置が使用されている。このため、
CPUに接続する際、バスの調整を行う必要がある。こ
のため、バスサイジング装置が使用されている。
【0003】図8は、従来のバスサイジング装置のタイ
ムチャートを示す図である。同図において、例えばRO
Mからデータを読み出す場合、先ずCPUからリード要
求信号(LREQ)が出力され(LREQが立ち下がり)、アド
レスデータとシステムコマンド(SYS-CMD )が出力され
る。例えば、アドレスデータは16進数の「1000」
であり、システムコマンド(SYS-CMD )を「3」とする
と、CPUからの上述のアドレスデータとシステムコマ
ンド(SYS-CMD )を受信したメモリ制御部はIO制御部
にリード要求信号(LREQ)を出力し、IO制御部は
上記ROMに接続するローカルアドレスバスに対してア
ドレスデータ「1000」、「1002」、「100
4」、「1006」を順次出力する。その結果、ROM
から、例えば“00ab”、“00cd”、“00e
f”、“00gh”の各データを得る。そして、ラッチ
信号(LACK)に従って上記データをラッチし、メモリ制
御部を介してこれらのデータはCPUへ送られる。
【0004】ここで、チップセレクト信号(CS)は、
上述のIO制御部がアドレスデータ及びシステムコマン
ド(SYS-CMD )からROMのデータ読み出しアドレスを
選択した後出力される。尚、イネーブル信号(OE)は個
々のデータ読み出しの際出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のバスサ
イジング装置においては、上述のようにチップセレクト
信号(CS)は、メモリ制御部がアドレスデータ及びシ
ステムコマンド(SYS-CMD)の解析処理を行った後出力
され、このチップセレクト信号(CS)出力後、ローカ
ルアドレスバスに対するアドレスデータの出力が行われ
る。
【0006】このため、ROMがアクセスされるまで時
間を要し、データの読み出し処理に長時間を要してい
た。このことは、ROMに限らず他の周辺デバイスにつ
いても同じことがいえ、CPUは周辺デバイスへのアク
セスに時間を要し、周辺デバイスとのデータの授受に長
時間を要していた。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、周辺デバイスへのアクセス時間を短縮し、デー
タの授受やデータの読み出し処理等において短時間で処
理を行うことができるバスサイジング装置を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記課題を解決するため、周辺デバイスと処理装置間でバ
スの容量が異なるシステムにおいて、処理装置から出力
される最初のアドレスデータをそのまま前記周辺デバイ
スに出力する出力制御手段と、該出力制御手段から出力
するアドレスデータに従って前記周辺デバイスをアクセ
スし、前記周辺デバイスとの間でデータの授受を行うア
クセス手段とを有するバスサイジング装置を提供するこ
とで達成できる。
【0009】周辺デバイスとしてはROMやマスクRO
M等が対応し、処理装置である例えばCPUと周辺デバ
イスとのデータ授受の際、バス容量が異なるとデータを
例えばROMから効率良く読み出すことができない。こ
のため、バスサイジング装置を使用し、データの読み出
し処理を行っている。本例は、更に処理装置から出力さ
れる最初のアドレスデータそのまま周辺デバイスに出力
し、アクセスする周辺デバイスの最初のアドレスを迅速
に周辺デバイスに供給しておくことによって、後に例え
ばデータ読み出し信号が入力した時、直ちに周辺デバイ
スからデータ出力を行うことができるものである。
【0010】このように構成することにより、CPU等
の処理装置と周辺デバイス間を高速でアクセスでき、高
速バスサイジング装置を提供することができる。請求項
2の記載は、上記請求項1記載の発明において、前記ア
ドレスデータをそのまま周辺デバイスに出力する場合
は、例えば前記出力制御手段に設けられた計数手段が零
の時である。
【0011】ここで、上記出力制御手段に設けられる計
数手段は、例えばカウンタであり、当該カウンタは初期
時零であり、上記初期アドレスデータを基準として順次
アドレスを更新する際、上記カウンタもカウントアップ
し、予め設定された値にカウントアップした時、周辺デ
バイスのアクセスを終了する。
【0012】したがって、このように構成することによ
り、周辺デバイスに対し複数回のアドレス指定をしつつ
データを読み出すとしても、最初のアドレス指定は早期
に行われ、全体として周辺デバイスのアクセスを短時間
で行い、例えばデータの授受を高速に行うことができ
る。
【0013】請求項3の記載は、上記請求項1の記載に
おいて、前記周辺デバイスは例えばROMを使用する構
成である。尚、周辺デバイスとしてはROMに限らず、
マスクROM等で構成してもよい。
【0014】また、請求項4の記載は、上記請求項3記
載の発明において、前記出力制御手段は、前記ROMを
アクセスし、該ROMからデータを読み出す構成であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態
のバスサイジング装置のシステム構成図である。同図に
おいて、CPU1は本例で適用するシステムの中央処理
装置であり、メモリ2はCPU1の処理制御の際発生す
る各種データを記憶するメモリである。また、メモリ制
御部3は上記メモリ2との間でデータの授受を行うと共
に、入出力制御部(以下、I/O制御部という)4を介
して周辺デバイスであるROM5、又はマスクROM6
のメモリ制御を行う。
【0016】CPU1と上述のメモリ制御部3間は、6
4ビット構成のアドレス信号aと制御信号bの授受が行
われる。すなわち、CPU1とメモリ制御部3間は64
ビットのバスで接続されている。また、上述の制御信号
bには後述するシステムコマンド(SYS-CMD)も含まれ
る。尚、CPU1とメモリ制御部3には不図示の発振回
路からクロック信号(CLK1)が供給される。
【0017】上述のメモリ2とメモリ制御部3間では、
メモリ制御部3からアドレス信号cがメモリ2に出力さ
れ、メモリ2とメモリ制御部3間でデータdの授受が行
われる。また、メモリ制御部3からメモリ2に対し、制
御信号eも出力される。
【0018】I/O制御部4は、周辺デバイスであるR
OM5及びマスクROM6と、メモリ制御部3(CPU
1)間におけるデータや制御信号の入出力制御を行う。
メモリ制御部3からI/O制御部4に対しては、システ
ムコマンド(SYS-CMD )f、リード要求信号(LREQ)
g、リード/ライト信号h、及びアドレスデータaが出
力される。ここで、システムコマンド(SYS-CMD )f
は、CPU1から出力される前述の制御信号bに含まれ
る信号である。また、リード要求信号(LREQ)、及びリ
ード/ライト信号hも前述の制御信号bに含まれる信号
である。さらに、アドレスデータaは、前述のCPU1
から出力されるアドレスデータaである。
【0019】一方、I/O制御部4からメモリ制御部3
に対しては、アクノリッジ信号iが出力され、またメモ
リ制御部3とI/O制御部4間でデータjの授受が行わ
れる。尚、I/O制御部4にはクロック信号(CLK2)が
供給される。
【0020】I/O制御部4とROM5又はマスクRO
M6間はローカルバスで接続され、16ビットのアドレ
ス信号によってデータdの授受が行われる。すなわち、
16ビットのアドレス信号a’によってROM5又はマ
スクROM6のアドレスが指定され、データdの授受が
行われる。また、I/O制御部4からROM5に対して
チップセレクト信号(CS)kが出力され、またイネー
ブル信号(OE)mが出力される。以上の構成のバスサイ
ジング装置において、以下にその処理動作を説明する。
【0021】図2は前述のアドレスデータaとシステム
コマンド(SYS-CMD )fの関係を説明する図であり、本
例ではアドレスデータaとシステムコマンド(SYS-CMD
)fとの組み合わせによって選択したROM5のエリ
アからデータを読み出す。図2に示す63:48、4
7:32、31:16、15:0は、64ビットのデー
タを示し、63:48は63〜48ビット目を示し、4
7:32は47〜32ビット目を示し、31:16は3
1〜16ビット目を示し、15:0は15〜0ビット目
を示す。すなわち、64ビットのエリアは4分割され、
16ビット1ワードデータとして取り扱われ、1ワード
が2バイト構成である。
【0022】また、同図に示す〇印はアドレスデータa
とシステムコマンド(SYS-CMD )fの組み合わせによっ
て選択される1ワードデータを示す。但し、具体的には
アドレスデータaの下位2ビットとシステムコマンド
(SYS-CMD )の組み合わせによって選択される1ワード
データを示す。例えば、システムコマンド(SYS-CMD )
が“0”の時、アドレスデータaの下位2ビットが10
進数の“0”であれば、ROM5の15〜0ビット目の
アドレスが選択される。同様に、システムコマンド(SY
S-CMD )が“0”の時、アドレスデータaの下位2ビッ
トが10進数の“1”であれば、ROM5の31〜16
ビット目のアドレスが選択され、アドレスデータaの下
位2ビットが10進数の“2”であれば、ROM5の4
7〜32ビット目のアドレスが選択され、アドレスデー
タaの下位2ビットが10進数の“3”であれば、RO
M5の63〜48ビット目のアドレスが選択される。
【0023】また、システムコマンド(SYS-CMD )が
“1”の時、アドレスデータaの下位2ビットが10進
数の“0”であれば、ROM5の31〜0ビット目のア
ドレスが選択され、アドレスデータaの下位2ビットが
10進数の“2”であれば、ROM5の63〜32ビッ
ト目のアドレスが選択される。以下、同図に示す通りで
ある。
【0024】以下、上述の状態の中で具体例を示しなが
ら説明する。 <図2に示す「A」の場合>この場合、システムコマン
ド(SYS-CMD )fが「3」であり、アドレスデータaの
下位2ビットが「0」の場合である。
【0025】図3はこの時のシーケンス図であり、図4
はそのタイムチャートである。ここで、シーケンサのス
テータスはS0〜S4の何れかの状態であり、図3に示
すシーケンス図に従って本例のバスサイジング装置を駆
動することによってROM5からのデータ読み出し処理
を行う。
【0026】先ず、シーケンサのステータスがS0の状
態で、本例のバスサイジング装置はチップセレクト信号
(CS)を出力する。すなわち、CPU1からアドレス
信号aが出力された時点で、このアドレス信号をデコー
ドし、アドレス信号であると判断すると、直ちにチップ
セレクト信号(CS)をアクティブにする。また、この
アドレスデータをそのままROM5に出力する。すなわ
ち、図4に点線矢印nで示すように、I/O制御部4は
CPU1から供給されたアドレスデータをそのままRO
M5に出力し、チップセレクト信号(CS)をアクティ
ブにする。
【0027】以上の処理はシーケンスステータスがS0
の状態で実行され、上述のようにCPU1からアドレス
データが出力されることによって実行される。次に、リ
ード要求信号(LREQ)がアクティブになると、シーケン
スのステータスはS1に進み、メモリ制御部3はCPU
1から出力されるシステムコマンド(SYS-CMD )fを解
析し、システムコマンド(SYS-CMD )fとカウンタの値
が一致するか否か判断する。本例では、システムコマン
ド(SYS-CMD )fは、例えば「3」の値を入力する。し
たがって、前述のようにカウンタの値の初期値は「0」
であり、最初のシーケンサのステータスではシステムコ
マンド(SYS-CMD )fとカウンタの値は異なる。また、
シーケンサのステータスがS1の状態で、OE信号がア
クティブになり、ROM5からは上述のアドレス信号の
出力によって指定された領域のデータが読み出される。
すなわち、アドレス信号「1000」のエリアから、例
えばデータ“00ab”が読み出される。しかも、本例
の場合には最初にローカルバスを介してROMに対する
アドレス指定が早期に行われているため、ROM5から
1ワードのデータを読み出す時間は極めて短時間であ
る。
【0028】以上の処理の後、上述のようにシステムコ
マンド(SYS-CMD )fとカウンタの値は異なるので、次
のクロック信号(CLK2)に同期してカウンタが「1」
にカウントアップし、アドレスも「1002」に更新さ
れ、ステータスS2に移行する。この時、I/O制御部
4内では新たなアドレス「1002」をローカルバスに
出力し、次のデータ読み出し処理の準備を行う。
【0029】その後、クロック信号(CLK2)の出力タ
イミングでOE信号をアクティブとし、ROM5からア
ドレス「1002」のエリアのデータを読み出す。ま
た、ステータスをS1に戻す。さらに、このステータス
S1においてカウンタ値「1」とシステムコマンド(SY
S-CMD )fの値「3」を比較し、この場合にも両データ
は異なる。したがって、この状態から次のクロック信号
(CLK2)が出力されると再度ステータスS2に移行
し、上述の処理を繰り返す。
【0030】その後、クロック信号(CLK2)→→
が順次出力され、この間ROM5からアドレス信号「1
004」、「1006」に対応するデータが読み出され
ている。その後、クロック信号(CLK2)が出力される
と、カウンタの値が「3」となり、システムコマンド
(SYS-CMD )fの設定値「3」と一致する。したがっ
て、次のクロック信号(CLK2)に同期して、ステータ
スS3に移行する。
【0031】さらに、次のクロック信号(CLK2)の出
力に同期してにステータスS4に移行し、ラッチ信号を
出力し(ラッチ信号を0にし)、ROM5から出力され
た64ビットのデータをラッチする。尚、このようにし
てラッチされたデータは、I/O制御部4からメモリ制
御部3に出力され、更にCPU1に出力される。
【0032】尚、クロック信号(CLK2)の出力後、リ
ード要求信号(LREQ)がハイレベル(「1」)になる
と、ステータスS0に戻る。 <図2に示す「B」の場合>この場合、システムコマン
ド(SYS-CMD )fが「0」であり、アドレスデータaの
下位2ビットも「0」の場合である。
【0033】本例の場合も図3のシーケンス図を使用
し、図4のタイムチャートはその一部を使用する。本例
の場合、図2から分かるように初期アドレスデータが指
示する16ビットの1ワードデータのみをROM5から
出力する構成である。したがって、図4のタイムチャー
トにおいて、ステータスがS0→S1→S2→S1の
後、S3に移行する(尚、この経路を図4に一点鎖線で
示す)。具体的には、図5に示すタイムチャートに従っ
て処理する。以下、具体的に説明する。
【0034】この場合にも、先ずシーケンサのステータ
スがS0の状態で、CPU1からアドレス信号aが出力
されると、このアドレス信号をデコードし、アドレス信
号であると判断すると、直ちにチップセレクト信号(C
S)をアクティブにする。また、このアドレスデータを
そのままROM5に出力し、この時のアドレスデータ
「1000」をROM5に出力する。
【0035】次に、リード要求信号(LREQ)がアクティ
ブになると、次のクロック信号(CLK2)の立ち上が
りに同期して、シーケンスのステータスはS1に進み
(図5に示すのタイミング)、I/O制御部4はCP
U1から出力されるシステムコマンド(SYS-CMD )fを
解析し、システムコマンド(SYS-CMD )fとカウンタの
値が一致するか否か判断する。本例では、システムコマ
ンド(SYS-CMD )fは、上述のように「0」であり、最
初のシーケンサのステータスS1においてシステムコマ
ンド(SYS-CMD )fとカウンタの値が一致する。また、
シーケンサのステータスがS1の状態で、OE信号がア
クティブになり、アドレス信号「1000」のエリアか
ら、データ“00ab”が読み出される。しかも、本例
の場合には最初にローカルバスを介してROMに対する
アドレス指定が早期に行われているため、ROM5から
1ワードのデータを読み出す時間は極めて短時間であ
る。
【0036】以上の処理の後、本例の場合、直ちにステ
ータスS3に移行し(図5に示すのタイミング)、カ
ウンタ値を零のままとし、ローカルアドレスも「100
0」のままとする。さらに、クロック信号(CLK2)の出
力に同期してにステータスS4に移行し、ラッチ信号
を出力し(ラッチ信号を0にし)、ROM5から出力さ
れたアドレス「1000」のエリアの16ビットのデー
タをラッチする。尚、このようにしてラッチしたデータ
は、前述と同様メモリ制御部3を介してCPU1に出力
される。
【0037】以上のように処理することにより、1ワー
ド16ビットのみのデータを読み出す時にも、最初のア
ドレス指定において迅速にROM5に対するアドレス指
定を行うことができ、高速なデータ処理を行うことがで
きる。尚、この場合“************00a
b”のデータが出力される。
【0038】また、システムコマンド(SYS-CMD )が0
の場合、図2に示すようにアドレスデータの下位2ビッ
トが1であると(図2に示すB1のとき)、ROM5の
31〜16ビット目のアドレスが選択される。この場合
にも最初のアドレス「1000」ではデータを読み出さ
ないが、ROM5に対するアクセスは早く行われるの
で、アドレス「1002」からのデータの読み出し処理
は早期に行われ、全体としてROM5に対するアクセス
時間が短縮する。
【0039】また、図2の示すB2の場合、及びB3の
場合も同様であり、ROM5の32〜47ビット目のア
ドレス、及びROM5の48〜63ビット目のアドレス
をそれぞれ選択し、ROM5に対するアクセス時間をト
ータル的に短縮する。 <図2に示す「C」の場合>この場合には、システムコ
マンド(SYS-CMD )fは「1」であり、アドレスデータ
aの下位2ビットは「0」である。
【0040】本例の説明でも、図3のシーケンス図を使
用し、図4のタイムチャートはその一部を使用する。本
例の場合、初期アドレスデータが指定する16ビットの
1ワードデータは、アドレス「1000」を初期位置と
する4バイト(32ビット)のデータであり(アドレス
「1000」を基準とした場合には1バイト目〜4バイ
ト目(0ビット目〜31ビット目までのデータであ
り)、ROM5からこの32ビットのデータのみを読み
出すものである。したがって、図4のタイムチャートに
おいて、ステータスがS0→S1→S2→S1の後、S
3に移行する。(尚、この経路を図4に二点鎖線で示
す)。具体的には、図6に示すタイムチャートに従って
処理する。以下、具体的に説明する。
【0041】先ず、シーケンサのステータスがS0の状
態で、CPU1からアドレス信号aが出力されると、直
ちにチップセレクト信号(CS)をアクティブにし、ま
た、このアドレスデータをそのままROM5に出力し、
この時のアドレスデータ「1000」をROM5に出力
する。
【0042】次に、リード要求信号(LREQ)がアクティ
ブになると、次のクロック信号(CLK2)の立ち上が
りに同期して、シーケンスのステータスはS1に進み
(図6に示すのタイミング)、I/O制御部4はCP
U1から出力されるシステムコマンド(SYS-CMD )fを
解析し、システムコマンド(SYS-CMD )fとカウンタの
値が一致するか否か判断する。本例の場合、システムコ
マンド(SYS-CMD )fは、上述のように「1」であり、
最初のシーケンサのステータスS1においてシステムコ
マンド(SYS-CMD )fとカウンタの値が一致しない。一
方、シーケンサのステータスがS1の状態で、OE信号
がアクティブになり、アドレス信号「1000」のエリ
アから、データ“00ab”が読み出される。しかも、
本例の場合には最初にローカルバスを介してROMに対
するアドレス指定が早期に行われているため、ROM5
から1ワードのデータを読み出す時間は極めて単時間で
ある。
【0043】次に、クロック信号(CLK2)に同期して
カウンタが「1」にカウントアップし、アドレスも「1
002」に更新され、ステータスS2に移行する。この
時、I/O制御部4内では新たなアドレス「1002」
をローカルバスに出力し、次のデータ読み出し処理の準
備を行う。その後、クロック信号(CLK2)の出力タイ
ミングでOE信号をアクティブとし、ROM5からアド
レス「1002」のエリアのデータを読み出す。また、
ステータスをS1に戻す。
【0044】ここで、このステータスS1においてカウ
ンタ値「1」とシステムコマンド(SYS-CMD )fの値
「1」を比較する。この時、両データは一致するので、
以後処理をステータスS3に移行する(図6に示すの
タイミング)。したがって、以後前述と同様、クロック
信号(CLK2)の出力に同期してにステータスS4に移
行してラッチ信号を出力し、ROM5から出力されたア
ドレス「1000」、及び「1002」のエリアの32
ビットのデータをラッチする。
【0045】以上のように処理することにより、2ワー
ド32ビットのデータを読み出す時にも、最初のアドレ
ス指定において迅速にROM5に対するアドレス指定を
行うことができ、高速なデータ処理を行うことができ
る。尚、この場合“********00cd00a
b”のデータが出力される。
【0046】また、システムコマンド(SYS-CMD )が1
の場合、図2に示すようにアドレスデータの下位2ビッ
トが2であると(図2に示すC2のとき)、ROM5の
32〜63ビット目のアドレスが選択される。この場合
にも最初のアドレス「1000」ではデータを読み出さ
ないが、ROM5に対するアクセスは早く行われるの
で、アドレス「1004」及び「1006」からのデー
タの読み出し処理は早期に行われ、全体としてROM5
に対するアクセス時間が短縮する。 <図2に示す「D」の場合>この場合には、システムコ
マンド(SYS-CMD )fは「2」であり、アドレスデータ
aの下位2ビットは「0」である。
【0047】本例の説明でも、図3のシーケンス図を使
用し、図4のタイムチャートはその一部を使用する。本
例の場合、アドレスデータが指定する48ビットの3ワ
ードデータは、アドレス「1000」を初期位置とする
6バイト(48ビット)のデータであり、ROM5から
この48ビットのデータのみを読み出すものである。し
たがって、図4のタイムチャートにおいて、ステータス
がS0→S1→S2→S1→S2→S1の後、S3に移
行する。(尚、この経路を図4に点線で示す)。具体的
には、図7に示すタイムチャートに従って処理する。以
下、具体的に説明する。
【0048】先ず、シーケンサのステータスがS0の状
態で、CPU1からアドレス信号aが出力され、直ちに
チップセレクト信号(CS)をアクティブにし、アドレ
スデータをそのままROM5に出力し、この時のアドレ
スデータ「1000」をROM5に出力する。
【0049】次に、リード要求信号(LREQ)がアクティ
ブになると、次のクロック信号(CLK2)の立ち上が
りに同期して、シーケンスのステータスはS1に進み
(図7に示すのタイミング)、メモリ制御部3はCP
U1から出力されるシステムコマンド(SYS-CMD )fを
解析し、システムコマンド(SYS-CMD )fとカウンタの
値が一致するか否か判断する。本例の場合、システムコ
マンド(SYS-CMD )fは、上述のように「2」であり、
最初のシーケンサのステータスS1においてシステムコ
マンド(SYS-CMD )fとカウンタの値が一致しない。し
たがって、以後システムコマンド(SYS-CMD )fとカウ
ンタの値が一致するまで上述の処理を繰り返し、この
間、ROM5からデータを順次読み出す(図7に示す
〜のタイミング)。
【0050】その後、カウンタ値「2」とシステムコマ
ンド(SYS-CMD )fの値「2」が一致するとステータス
S3に移行し(図7に示すのタイミング)、更にステ
ータスS4に移行してラッチ信号を出力し(図7に示す
のタイミング)、ROM5から出力されたアドレス
「1000」〜「1004」のエリアの48ビットのデ
ータをラッチする。
【0051】以上のように処理することにより、3ワー
ド48ビットのデータを読み出す時にも、最初のアドレ
ス指定において迅速にROM5に対するアドレス指定を
行うことができ、高速なデータ処理を行うことができ
る。尚、この場合“****00ef00cd00a
b”のデータが出力される。
【0052】また、システムコマンド(SYS-CMD )が1
の場合、図2に示すようにアドレスデータの下位2ビッ
トが1であると(図2に示すD1のとき)、ROM5の
16〜63ビット目のアドレスが選択される。この場合
にも最初のアドレスの読み出し処理は早期に行われ、ト
ータル的なROM5のアクセス時間は短縮する。
【0053】尚、本例の説明ではローカルバスを16ビ
ット構成としたが、32ビット構成としても良く、更に
他のビット構成としてもよい。また、クロック信号(CL
K )については、CPU1側にクロック信号(CLK1)を
使用し、ローカルバス側にのクロック信号(CLK2)を使
用したが、必ずしも別のクロック信号(CLK )を使用し
なければならないわけではない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば周
辺デバイスをアクセスする際、高速に行うことができ、
処理速度の早い処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のバスサイジング装置のシステム構
成図である。
【図2】アドレスデータとシステムコマンド(SYS-CMD
)の関係を説明する図である。
【図3】本例のシーケンス図である。
【図4】例「A」の場合のタイムチャートである。
【図5】例「B」の場合のタイムチャートである。
【図6】例「C」の場合のタイムチャートである。
【図7】例「D」の場合のタイムチャートである。
【図8】従来例のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 3 メモリ制御部 4 I/O制御部 5 ROM 6 マスクROM a アドレス信号 b 制御信号 c アドレス信号 d データ e 制御信号 f システムコマンド(SYS-CMD ) g リード要求信号(LREQ) h リード/ライト信号 i アクノリッジ信号 j データ k チップセレクト信号(CS) m OE信号 n 点線矢印

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺デバイスと処理装置間でバスの容量
    が異なるシステムにおいて、 処理装置から出力されるアドレスデータが特定のアドレ
    スの時、該アドレスデータをそのまま前記周辺デバイス
    に出力する出力制御手段と、 該出力制御手段から出力するアドレスデータに従って前
    記周辺デバイスをアクセスし、前記周辺デバイスとの間
    でデータの授受を行うアクセス手段と、 を有することを特徴とするバスサイジング装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレスデータをそのまま周辺デバ
    イスに出力する場合は、前記出力制御手段に設けられた
    計数手段が零の時であることを特徴とする請求項1記載
    のバスサイジング装置。
  3. 【請求項3】 前記周辺デバイスはROMであることを
    特徴とする請求項1記載のバスサイジング装置。
  4. 【請求項4】 前記出力制御手段は、前記ROMをアク
    セスし、該ROMからデータを読み出すことを特徴とす
    る請求項3記載のバスサイジング装置。
JP24583397A 1997-09-10 1997-09-10 バスサイジング装置 Withdrawn JPH1185676A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100367054B1 (ko) * 2000-04-15 2003-01-09 인벤테크 베스타 컴퍼니 하드웨어에 기초한 순차 마스크롬 어댑터

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100367054B1 (ko) * 2000-04-15 2003-01-09 인벤테크 베스타 컴퍼니 하드웨어에 기초한 순차 마스크롬 어댑터

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