JPH1185208A - 動作の予測及び補正を取り入れた事象の制御システム、並びにそれに用いる記憶媒体 - Google Patents

動作の予測及び補正を取り入れた事象の制御システム、並びにそれに用いる記憶媒体

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Publication number
JPH1185208A
JPH1185208A JP23614497A JP23614497A JPH1185208A JP H1185208 A JPH1185208 A JP H1185208A JP 23614497 A JP23614497 A JP 23614497A JP 23614497 A JP23614497 A JP 23614497A JP H1185208 A JPH1185208 A JP H1185208A
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JP
Japan
Prior art keywords
event
correction
prediction
control system
control command
Prior art date
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Pending
Application number
JP23614497A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Obara
徹 小原
Toshihiro Urayama
利博 浦山
Tsuneaki Namiki
恒明 並木
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Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Information Systems Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1185208A publication Critical patent/JPH1185208A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事象の動作誤差を、短時間内に最小限に抑止
できるようにすること。 【解決手段】 制御命令を与えられて動作する事象(シ
ステム、機械、行動等)の制御システムにおいて、事象
の動作を模擬するシミュレータ手段と、模擬結果を目標
値に近付けるための補正手段と、事象の現在の動作状況
や将来の動作状況の予測結果の監視等といった実際には
目視不可能な事象を可視化するための仮想現実(バーチ
ャルリアリティ)よる仮想表示手段を設ける。これによ
り、事象の動作が環境条件等の様々な外的要因によって
目標値からそれていく場合でも、任意時点でその動作と
同時に将来を予測し監視しながら補正していくことで、
動作誤差を最小限に抑止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な事象(シス
テム、機械、行動等)の状態を制御するための、動作の
予測及び補正を取り入れた事象の制御システムに係り、
特に、事象の動作の誤差補正を、動作の制御と同時に実
施するようにした事象の制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ロボット等の機器を制御するとき、環境
特性や物理特性等の影響により、制御命令通りの動作が
保証されない場合があるため、これらを予め想定したモ
デルを用いて解析するシミュレータが実用化され、様々
な分野で利用されている。
【0003】この種のシミュレータについて、例えば特
開平7−19818号公報に記載されている「3次元運
動予測装置」による従来技術では、単振動を行う被計測
体の運動パラメータを推定するシミュレータを設けるこ
とにより、被計測体の将来の位置の予測を実現してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
おいては、制御命令を受けて動作する事象の将来をシミ
ュレータを用いて模擬・予測する処理と、予測結果を用
いて事象の動作を目標値に近付けるための補正処理とが
独立しており、このため、実時間での事象の動作の誤差
補正が困難であるという、問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、任意時点において、事象の制
御と同時に、将来を予測しながらこの予測結果を用いて
補正していくことで、事象の動作誤差を短時間内に最小
限に抑止できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明による動作の予測及び補正を取り入れた事
象の制御システムでは、実空間に存在する事象の動作を
制御するために試行が必要となる複数ケース分の制御命
令、および、制御命令に対して事象からフィードバック
される動作状況を現す情報の一部を、事象を模擬するた
めのモデルをもつシミュレータ手段に入力情報として取
り込み、任意時点からの将来の事象の動作状況につい
て、一度に与えられた複数ケース分の予測を同時に行
う。さらに、予測結果を、現時点で事象に与えられてい
る制御命令に対する動作の目標値と比較検討して、事象
の動作が目標値に最も近付くような制御命令を判定し、
現時点での事象の動作誤差を補正する制御命令を生成
し、それを事象にその都度与えて制御を行う。このと
き、予測結果を仮想表示手段に取り込み、実空間の環境
を模擬した仮想空間上に、事象の動作状況を模擬的に再
現するアニメーション表示を行うことで、事象の動作の
変化状況を目視で監視できるようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る事象の制御システムの構成図である。図1において、
10は事象の制御を司る制御部、20は事象が存在する
実空間部、30は事象の動作を模擬・予測するために必
要なモデルを設定しておくシミュレータ手段、40は事
象の動作の予測結果から目標値に最も近付く制御命令を
判定して、事象の動作を補正するための制御命令を生成
する補正手段、50は事象の動作状況を画像表示化する
仮想表示手段である。
【0008】図2は、本実施形態による動作補正手法を
説明するための図である。本実施形態における事象と
は、システムや機器、あるいは行動であり、制御命令に
よって動作するものである。
【0009】まず、制御部10により、実空間部20に
置かれた事象へ動作内容を決める制御命令が与えられ、
事象は実測値120を示す動作を開始する。この制御命
令に対して、事象は動作状況を示す一部情報をシミュレ
ータ手段30に出力する。同時に、制御部10によっ
て、試行が必要となる複数ケース分動作の制御命令30
0がシミュレータ手段30に与えられる。
【0010】次に、シミュレータ手段30により、事象
の動作を模擬するために設定されたモデルを用いて、取
り込んだ複数ケース分について、事象の動作の将来の動
作の予測(130,140,150)を行い、この予測
結果を、補正手段40および仮想表示手段50に与え
る。
【0011】補正手段40では、事象の動作の予測結果
を取り込み、現時点で事象に与えられている制御命令に
対する動作の目標値110との比較検討を行い、事象の
動作が最も目標値に近付くような制御命令を判定し、こ
れに基づき、現時点での事象の動作誤差を補正する制御
命令200を生成して、それを事象に与えて、動作制御
を最適化していく。
【0012】また、仮想表示手段50では、事象の動作
の予測結果を取り込み、実空間の環境を模擬した仮想空
間上に、事象の動作状況を模擬的に再現するアニメーシ
ョン表示を行う。これによって、事象の動作の変化状況
の目視による監視が可能となる。
【0013】斯様にすることによって、事象の制御と同
時に、事象の動作誤差を短時間内に最小限に収めること
ができる。
【0014】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変形が可能であることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御対象となる事象の動作が、環境条件等の様々な外的
要因によって目標値からそれていく場合でも、任意時点
で、その動作制御と同時に、将来を予測し監視しながら
動作を補正していくことで、短時間内に動作誤差を最小
限に抑止できる制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る事象の制御システム
の構成を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態における動作補正手法を示
す説明図である
【符号の簡単な説明】
10 制御部 20 実空間部 30 シミュレータ手段 40 補正手段 50 仮想表示手段 110 事象の動作の目標値 120 事象の動作の実測値 130,140,150 事象の動作の予測結果 200 補正処理 300 制御命令 410 事象の動作の履歴 420 事象の動作の予測 430 事象の動作の補正

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御命令を与えられて動作する事象(シ
    ステム、機械、行動等)の制御システムであって、 モデルを用いて事象を模擬するシュミレータ手段と、シ
    ュミレーション結果から最適な制御命令を判定し、事象
    の変化を最適化する補正手段と、シュミレーション結果
    を事象の存在する環境を擬似化した仮想空間に表示する
    仮想表示手段とを、具備したことを特徴とする動作の予
    測及び補正を取り入れた事象の制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 任意時点で将来の事象の動作状況の予測を一度に複数ケ
    ース分実施し、その中から目標値に最も近づく制御命令
    を判定して、動作中の事象を実時間で補正していくよう
    にしたことを特徴とする動作の予測及び補正を取り入れ
    た事象の制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の前記した動作中の事象
    を実時間で補正していく処理を実行するプログラムを、
    少なくとも格納したことを特徴とする記憶媒体。
JP23614497A 1997-09-01 1997-09-01 動作の予測及び補正を取り入れた事象の制御システム、並びにそれに用いる記憶媒体 Pending JPH1185208A (ja)

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JP23614497A JPH1185208A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 動作の予測及び補正を取り入れた事象の制御システム、並びにそれに用いる記憶媒体

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JPH1185208A true JPH1185208A (ja) 1999-03-30

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ID=16996419

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JP23614497A Pending JPH1185208A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 動作の予測及び補正を取り入れた事象の制御システム、並びにそれに用いる記憶媒体

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JP (1) JPH1185208A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007189530A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Audio Technica Corp ノイズキャンセルヘッドホンおよびヘッドホンにおけるノイズキャンセル方法
WO2020138603A1 (ko) * 2018-12-27 2020-07-02 부산대학교 산학협력단 기계장치의 제어 시나리오를 최적화하는 디지털트윈 시스템 및 방법

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