JPH11272307A - モーションコントロール装置 - Google Patents

モーションコントロール装置

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JPH11272307A
JPH11272307A JP10076980A JP7698098A JPH11272307A JP H11272307 A JPH11272307 A JP H11272307A JP 10076980 A JP10076980 A JP 10076980A JP 7698098 A JP7698098 A JP 7698098A JP H11272307 A JPH11272307 A JP H11272307A
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JP
Japan
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value
drive
motor
motion controller
buffer
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Application number
JP10076980A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Tsunetomi
邦彦 恒冨
Tadashi Kamiwaki
正 上脇
Masahiko Saito
雅彦 齊藤
Kenichi Kurosawa
憲一 黒澤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーボモータを停止させ、ドライブ上のサーボ
モータ・負荷シミュレータを用いて、ユーザプログラム
をテストする。これにより、ユーザプログラムのバグに
より、負荷を破壊することを防ぐ。 【解決手段】モータを実際に稼動させないので、ユーザ
プログラムデバッグ時に、負荷を必要としない。実機を
動作させなくても、負荷を破壊しないことや、負荷の形
状に関する制約に反していないことを、デバッグのみで
確認できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボモータを制
御するドライブに関して、特に、ドライブ内に、サーボ
モータ,サーボアンプ,負荷およびフィードバック装置
のシミュレータを持つ、モーションコントロール装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、モーションコントロール装置の
構成を示す。図の通り、一般に、サーボモータ4,サー
ボアンプ5,ドライブ1,フィードバック装置3,モー
ションコントローラ2から構成される。モーションコン
トローラ2は、モータ軸の位置を示す、位置指令を、ド
ライブ1に送る。ドライブ1は、高速CPUを持ち、ソ
フトウェアによりサーボアンプを制御する。ドライブ1
は、位置指令を信号に変換して、アンプに送信する。サ
ーボアンプ5は、D/A変換した後に、サーボ増幅器に
より増幅してモータへ伝送する。モータ軸には、ギア
や、ロボットなどの負荷が取り付けられる。サーボモー
タ4は、フィードバック装置を通して、フィードバック
値をドライブ1に返す。
【0003】図10に、従来からドライブで行われてい
るモーションコントロールのブロック線図を示す。位置
指令から、エンコーダ等で検出される位置フィードバッ
ク値を減じて位置偏差を求め、該位置偏差に位置ループ
ゲイン(位置ループKv係数)を乗じて位置ループを行っ
て速度指令を求める。次に、この速度指令から、速度フ
ィードバック値を減じて速度偏差を求め、比例,積分制
御などの速度ループ処理(速度ループ比例ゲイン,速度
ループ積分時定数を用いる)を行い電流指令を求める。
さらに、この電流指令から電流フィードバック値を減じ
て電流ループ処理を行い、各相の電圧指令を求めてPW
M制御等を行いモータを制御している。これは、総合電
子出版、見城尚志「ACサーボモータとマイコン制御」
において詳しく説明されている。
【0004】ところで、モーションコントローラのユー
ザプログラムがモータを正しく制御しているかどうか
は、実際にモータ、および負荷を動作させることにより
行われている。そのため、負荷が作成中の場合や、負荷
を置くスペースがない場合、これらのコントローラ上で
動作するプログラムをデバッグすることができないとい
う問題がある。また、モーションコントローラのユーザ
プログラムにバグがある場合、モータに取り付けられた
負荷を破壊する恐れがある。
【0005】そこで、従来は、図3に示すように、計算
機上にドライブシミュレータ205とサーボモータ,サ
ーボアンプシミュレータ206を構築し、これをユーザ
プログラムに制御させてデバッグしている。また、特開
平5−324022 号公報に述べられているように、ドライブ
には実機を使用し、このドライブに負荷のシミュレータ
を実行する計算機を接続する方式も提案されている。こ
の構成を図4に示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近では、
モーションコントローラ,ネットワーク、および複数の
ドライブにより、多軸制御を行うモーションコントロー
ル装置が主流になった。そのため、従来の方法では、装
置のデバッグが十分にできなくなっている。
【0007】例えば図2に示すような、ネットワーク結
合された、モーションコントロール装置のデバッグを考
える。
【0008】図3の方式では、多数のシミュレータが必
要になり、これを作成するのに大変な時間を要する。ま
たリアルタイムで、多数のドライブやネットワークのシ
ミュレーションを行うには、一般に計算機の性能が不足
している。そのため、モーションコントローラ上のユー
ザプログラムとネットワーク間のタイミングに関するデ
バッグはできない。例えば、ネットワークからの処理要
求は、1msec 〜5msec 間隔で発生するほど頻繁であ
り、この間隔内で、モーションコントローラがユーザプ
ログラムを終了しなければならない。図3の方式では、
このような割り込み処理時間,タイミングに関するデバ
ッグを行うことができない。
【0009】また、図4の方式では、分散配置されたド
ライブに、シミュレータを接続することになる。これ
は、場内のスペース,シミュレータのコストを考えても
現実的ではない。また、デバッグ,メンテナンス用にネ
ットワークを別に用意する場合も同じである。
【0010】さらに、従来のシミュレーションでは、シ
ミュレーションの対象は、サーボモータ,負荷のトルク
など、モータの制御に閉じたものであった。そのため、
負荷の形状によって発生する、軸の回転数の制限などに
関するデバッグは不可能だった。たとえば、サーボモー
タが、負荷として直交座標ロボットのアームの出し入れ
処理を持つ場合を考える。このときアームの長さは有限
であるので、軸の累積回転数も、ある有限値を超えられ
ない。このような負荷制約の違反を確認する手段がなか
った。
【0011】
【課題を解決するための手段】各ドライブ内に、負荷,
モータ,サーボアンプのシミュレータを置き、デバッグ
する。
【0012】モータと、該モータを制御し、該モータの
フィードバック装置からフィードバック値を獲得して制
御を行う1台以上ドライブと、1台以上のモーションコ
ントローラがネットワークを介して接続されているシス
テムにおいて、該ドライブが、(a)該フィードバック
装置からの値を保持する測定値バッファと、(b)該ド
ライブの動作モードが、デバッグモードか通常モードか
を示すモードフラグと、(c)ネットワーク経由で、該
測定値バッファの値をモーションコントローラに送信す
る第一の通信機能と、を有し、また、(d)サーボアン
プ,該モータ,該モータに接続される負荷,フィードバ
ック装置とをシミュレートして、該測定値バッファにラ
イトするシミュレータと、(e)該モードフラグがデバ
ッグモードの時に、該シミュレータを起動して電流指令
を送信し、該モードフラグが通常モードの時に、サーボ
アンプへ電流指令を送信するデバッグ機能と、を有し、
該モーションコントローラが、(f)ネットワーク経由
で値を送受信する第二の通信機能と、(g)第二の通信
機能により受信した、該測定値バッファの値を受信し、
これを全部または一部を表示するモニタシステム、を有
することを特徴とするモーションコントロール装置を用
意する。
【0013】即ち、ドライブ上のシミュレータが、サー
ボアンプ,モータ,負荷,フィードバック装置をシミュ
レートし、各種フィードバック値を、測定値バッファに
ライトする。ドライブとモーションコントローラは、こ
のデータをもとに新たな位置指令,速度指令,電流指
令、を生成する。モータのシミュレータ,負荷のシミュ
レータは、ドライブに接続される数だけドライブに存在
すればよい。通常ドライブは、1つのモータだけが接続
される。したがって、図3の方式に比べ、容易に構築で
きる。
【0014】本方式では、モータを実際に稼動させない
ので、ユーザプログラムデバッグ時に、負荷を必要とし
ない。実機を動作させなくても、負荷を破壊しないこと
や、負荷の形状に関する制約に反していないことを、デ
バッグのみで確認できる。
【0015】また、実システムのモーションコントロー
ラ,ドライブ,ネットワークを使用してデバッグを行う
ので、モーションコントローラ,ドライブとネットワー
クのタイミングについても、正確なデバッグを行うこと
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、本発明の一実
施例を、図面に基づいて説明する。
【0017】まず、図7に、本実施例の全体構成例を示
す。モーションコントローラ2とドライブ1はネットワ
ーク6により結合されている。ドライブ1は、1台以上
ある。ドライブ1は、ケーブルにより、フィードバック
装置3,サーボモータ4,サーボアンプ5と結合されて
いる。負荷10は、必ずしも必要でない。また、ドライ
ブ1は、フィードバック装置3,サーボモータ4,サー
ボアンプ5のいずれか、または全ての機器と一体になっ
ている場合もある。ネットワークは、情報機器を接続す
るあらゆるネットワークが使用される。
【0018】図5に、ドライブ1の構成例を示す。ドラ
イブ1は、CPU12,主記憶11,ROM(リードオ
ンリメモリ)14,サーボアンプインタフェースボード
17,ネットワーク装置13が、バス15により相互結
合されている。ROM14は、ドライブ1の実行するプ
ログラムやデータを格納する。具体的には、通信機能1
01,制御機能501,測定値バッファ502,シミュ
レータ503,デバッグ機能504,モードフラグ50
5,パラメータバッファ506がある。
【0019】プログラムは、ROM14から主記憶11
へコピーされる。CPU12が、主記憶11上のプログ
ラムを実行する。ネットワーク装置13は、通信機能1
01の指示により、ネットワーク6にデータを転送す
る。また、ネットワーク装置13は、ネットワークから
データを受信すると、CPU12に割り込みを発生し、
通信機能102を起動してデータリードさせる。
【0020】転送するデータとしては、速度指令,位置
指令,パラメータ設定命令などがある。サーボアンプイ
ンタフェースボード505は、制御機能501の指示に
より、サーボアンプ7に信号を転送する。フィードバッ
ク装置インタフェースボード18は、フィードバック装
置3から、データを受信し、測定値バッファ502にラ
イトする。
【0021】モードフラグ505,測定値バッファ50
2は、実施例では、主記憶上のデータとなっているが、
レジスタの値であってもよい。
【0022】図6に、モーションコントローラ2の構成
例を示す。モーションコントローラ2は、CPU22,
主記憶21,ディスク24,ネットワーク装置23,パ
ラメータ入力装置8,モニタシステム7が、バス25に
より相互結合されている。モニタシステム7は、プログ
ラムの指示により、データを表示する。パラメータ入力
装置2は、装置管理者の指示を受け取り、制御機能に送
る。パラメータ入力装置として、キーボード,携帯端末
などが使用される。モニタシステム7には、ディスプレ
イが使用される。
【0023】ディスク24は、モーションコントローラ
2の実行するプログラムやデータを格納する。具体的に
は、通信機能201,制御機能202,ユーザプログラ
ムがある。プログラムは、ディスク24から主記憶21
へコピーされる。CPU22が、主記憶21上のプログ
ラムを実行する。ネットワーク装置23は、通信機能2
01の指示により、ネットワーク6にデータを転送す
る。
【0024】また、ネットワーク装置23は、ネットワ
ーク6からデータを受信すると、CPU22に割り込み
を発生し、通信機能202を起動してデータリードさせ
る。転送するデータとしては、位置フィードバック値,
速度フィードバック値などのフィードバック値と、累積
回転数などのモータ状態がある。
【0025】図1に、実施例のドライブ1、およびモー
ションコントローラ2のプログラムの機能を示す。
【0026】まず、ドライブ1について説明する。測定
値バッファ502は、フィードバック装置3からのデー
タを保持するバッファである。データ種類としては、位
置フィードバック値,速度フィードバック値,電流フィ
ードバック値などフィードバック値と、累積回転数など
のモータ状態値がある。モードフラグ505は、ドライ
ブ1のモードを示すバッファである。デバッグモードで
あるか、通常モードであるかを示す。モードフラグ50
5は、通信機能101,デバッグ機能504を経由し
て、モーションコントローラ1により設定される。
【0027】また、モードフラグ505は、ドライブに
別途取り付けられた、スイッチによって変更されてもよ
い。シミュレータ503は、モータ4,サーボアンプ
5,サーボモータに取り付けられる負荷10,フィード
バック装置3をシミュレーションする。シミュレータ5
03は、いくつかのパラメータをパラメータバッファか
ら参照する。
【0028】パラメータには、モータ,アンプに関する
ものと、負荷制約に関するものがある。例えば、モータ
に関するものは、「電流信号と、トルク・回転速度の関
係式における比例定数」や「最大速度」がある。負荷制
約に関するパラメータは、「軸の最大累積回転数」があ
る。これらのパラメータは、モーションコントローラ1
より、通信機能101を経由して、設定される。デバッ
グ機能504は、制御機能501から電力指令を受信
し、モードフラグを判定し、サーボアンプ、またはシミ
ュレータに転送する。
【0029】モードがデバッグモードの時、サーボモー
タを安全動作させ、シミュレータ503に電力指令を送
信する。逆に、通常モードの時は、サーボアンプに電力
指令を転送する。制御機能501のモーションコントロ
ール処理については後述する。通信機能101は、測定
値バッファ502から、データをリードし、モーション
コントローラに送信する。逆に、ネットワーク6より、
速度指令,位置指令を受信した場合、制御機能202に
渡す。また、パラメータ設定命令を受信した時は、パラ
メータバッファの該当するパラメータを変更する。
【0030】次に、モーションコントローラ2について
説明する。ユーザプログラムは、単位時間ごとの位置指
令を、制御プログラムに送信する。制御機能202は、
位置指令を受け取ると、モーションコントロール処理を
行い、ドライブ1への指令を作成する。制御機能202
のモーションコントロール処理については、次の段落で
説明する。通信機能201は、制御機能202から指令
を受け取り、ドライブ1に送信する。逆に、ネットワー
ク6より、フードバック値を受信した場合、制御機能2
02に渡す。また、通信機能201は、モニタシステム
7がある場合、フィードバック値を表示する。
【0031】この表示画面を、図11,図12に示す。
画面3001は、サーボモータ4の速度と時間をグラフ
にして示したものである。測定値バッファの値を実線30
03に、制御機能202による速度指令を点線3002に
示している。また、画面4001は、軸の累積回転数をグラ
フで示したものであり、測定値バッファの値を実線40
03、理想の回転数を点線4004である。
【0032】図11,図12に示すように、オーバーシ
ュートや、負荷制約の違反に関するデバッグが容易にな
る。パラメータ入力装置において、パラメータ設定コマ
ンドが起動された場合(例えば最大累積回転数)、これ
を、ドライブ1に送信する。この時のモニタシステムの
画面を図13に示す。5002〜5005のブランクに
数値を入れて転送ボタンをマウスでクリックすると、指
定された値がドライブに転送される。
【0033】最後に、モーションコントローラ1の制御
機能501とドライブ2の制御機能202のモーション
コントロール処理について説明する。制御機能501と
ドライブ2は、[従来の技術]において説明した図10
の処理を協調して制御している。一般に、上記のフィー
ドバック制御は、電流ループ制御,速度ループ制御,位
置ループ制御に分割される。これらループを、ネットワ
ーク6の性能を考えて、モーションコントローラ1とド
ライブ2に分配する。例えば、低速で、リアルタイム性
を保証していないネットワーク6を使用する場合、ドラ
イブは、電流ループ,速度ループ,位置ループの全ての
処理を行う。
【0034】モーションコントローラ1は、位置指令を
ドライブに送信するだけである。また、リアルタイム性
を保証しているネットワーク6を使用する場合、モーシ
ョンコントローラ1が、位置ループ制御,速度ループ制
御を行う。ドライブは、電流ループ制御のみ行い、モー
ションコントローラに、位置フィードバック値,速度フ
ィードバック値を送信する。
【0035】その他のネットワークを使用する場合は、
別の分配方法でもよい。また、制御機能202,制御機
能501に電流ループ,速度ループ,位置ループ以外が
含まれても良い。
【0036】本実施例では、モーションコントローラ2
において、位置ループ制御を行い、ドライブ1において
速度ループ制御と電流ループ制御を行うとする。この時
の動作を、フローチャートを使用して説明する。
【0037】図8に、モーションコントローラ2のフロ
ーチャートを示す。
【0038】まず、制御機能がユーザのユーザプログラ
ムから、位置指令を得て、速度指令を計算する(フロー
チャート1001)。具体的には、位置ループ制御を行
う。次に、通信機能が、速度指令をドライブ1に送信す
る(フローチャート1002)。最後に、通信機能が、
速度フィードバック値をモーションコントローラ1から
受信する(フローチャート1003)。最後に、受信デ
ータをモニタシステムに表示する(フローチャート10
04)。
【0039】図9に、ドライブ1のフローチャートを示
す。
【0040】まず、通信機能101が、モーションコン
トローラ2から、速度指令を受信する(フローチャート
2001)。制御機能501が、速度指令を受け取る
(フローチャート2002)。制御機能501は、速度
命令と、測定値バッファをリードして、速度ループ制
御,電流ループ制御を行う(フローチャート2003)。
制御機能501は、モードフラグ505を判定する(フ
ローチャート2004)。モードフラグ505が通常モ
ードであれば、生成した電流指令をアンプに送信する。
アンプはサーボに信号を送信し、モータが動作する(フ
ローチャート2005)。
【0041】フィードバック装置3は、測定データを、
測定値バッファ502にライトする(フローチャート2
006)。もし、モードがデバッグモードであれば、シ
ミュレータ503に電流司令を渡す。シミュレータ50
3は、速度命令と、測定値バッファをリードして、シミ
ュレーションを行い、モータの速度フィードバック値,
位置フィードバック値,累積回転数を計算する(フロー
チャート2007)。その実行結果を、測定値バッファ
502にライトする。この時、ライトのタイミングを、
通常のモータの動作速度と同じにする(フローチャート
2008)。通信機能101は、測定値バッファのデー
タを、モーションコントローラ2に送信する(フローチ
ャート2009)。以上のフローチャート2001〜2
009を、決められた周期で繰り返す。
【0042】(実施例2)実施例1では、制御機能20
2に位置ループ制御が、制御機能501に速度ループ制
御,電流ループ制御が組み込まれていた。しかし、これ
ら制御の分割は、実施例1と異なっても良い。例えば、
ネットワーク6の性能が高い場合は、制御機能202
に、位置ループ制御,速度ループ制御,電流ループ制御
を持つシステムを構築できる。
【0043】逆に、ネットワーク6の性能が低い場合
は、制御機能501に位置ループ制御,速度ループ制
御,電流ループ制御を持たなければならない。そのほ
か、必要に応じて、「位置ループ制御,速度ループ制
御」と「電流ループ制御」、または「位置ループ制御」
と「速度ループ制御,電流制御ループ」に分割し、前者
をモータコントローラ2、後者をドライブ1に行わせる
ことができる。
【0044】
【発明の効果】本方式では、モータを実際に稼動させな
いので、ユーザプログラムデバッグ時に、負荷を必要と
しない。また、シミュレータは、モータだけではなく、
負荷制約の影響についてもシミュレートするので、負荷
を破壊しないことや、負荷の形状に関する制約に反して
いないことを、シミュレーションのみで確認できる。図
12に示すように、負荷制約を満たさない場合は、モニ
タシステムにより目視できる。
【0045】また、実システムのモーションコントロー
ラ,ドライブ,ネットワークを使用してデバッグを行う
ので、モーションコントローラ,ドライブとネットワー
クのタイミングについても、正確なデバッグを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施例であるモーションコントロール装
置の概要を示すブロック図。
【図2】従来のモーションコントロール装置の構成を示
すブロック図。
【図3】従来デバッグ方式のモーションコントロール装
置の構成を示す図。
【図4】従来デバッグ方式のモーションコントロール装
置の構成を示す図。
【図5】本発明の実施例であるドライブの構成を示す
図。
【図6】本発明のモーションコントローラの構成を示す
図。
【図7】本発明のモーションコントロール装置の全体構
成を示す図。
【図8】本発明のモーションコントローラのプログラム
のフローを示すフローチャート。
【図9】本発明のドライブのプログラムのフローを示す
フローチャート。
【図10】本発明のモーションコントロールのブロック
線図。
【図11】本発明のモニタシステムを示すグラフ。
【図12】本発明のモニタシステムを示すグラフ。
【図13】本発明のモニタシステムのパラメータ入力画
面を示す図。
【符号の説明】
1…ドライブ、2…モーションコントローラ、3,60
3…フィードバック装置、4…サーボモータ、5,60
7…サーボアンプ、6…ネットワーク、7…モニタシス
テム、8…パラメータ入力装置、9…サーボアンプ・サ
ーボモータシミュレータ、10…負荷、11,21…主
記憶装置、12,22…CPU、13,23…ネットワ
ーク装置、14…ROM、15,25…バス、17…サ
ーボアンプインタフェースボード、18…フィードバッ
ク装置インタフェースボード、24…ディスク、10
1,201…通信機能、202,501…制御機能、20
3…指令プログラム、204…ネットワークシミュレー
タ、205…ドライブシミュレータ、206…サーボア
ンプ・サーボシミュレータ、502…測定値バッファ、
503…シミュレータ、504…デバッグ機能、505
…モードフラグ、601…ドライブ、604…モータ、
1001〜2009…フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒澤 憲一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、該モータを制御し、該モータの
    フィードバック装置からフィードバック値を獲得して制
    御を行う1台以上ドライブと、1台以上のモーションコ
    ントローラがネットワークを介して接続されているシス
    テムにおいて、 該ドライブが、(a)該フィードバック装置からの値を
    保持する測定値バッファと、(b)該ドライブの動作モ
    ードが、デバッグモードか通常モードかを示すモードフ
    ラグと、(c)ネットワーク経由で、該測定値バッファ
    の値をモーションコントローラに送信する第一の通信機
    能と、を有し、また、(d)サーボアンプ,該モータ,
    該モータに接続される負荷,フィードバック装置とをシ
    ミュレートして、該測定値バッファにライトするシミュ
    レータと、(e)該モードフラグがデバッグモードの時
    に、該シミュレータを起動して電流指令を送信し、該モ
    ードフラグが通常モードの時に、サーボアンプへ電流指
    令を送信するデバッグ機能と、を有し、 該モーションコントローラが、(f)ネットワーク経由
    で値を送受信する第二の通信機能と、(g)第二の通信
    機能により受信した、該測定値バッファの値を受信し、
    これを全部または一部を表示するモニタシステム、を有
    することを特徴とするモーションコントローラ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、該モーションコントロ
    ーラは、該シミュレータ用のパラメータ入力装置を持
    ち、該ドライブは、該シミュレータの負荷の限界値に関
    するパラメータを格納するパラメータバッファを持ち、
    該シミュレータは、シミュレーション結果が該パラメー
    タバッファのデータの限界値外になった場合、該パラメ
    ータバッファの限界値を該測定値バッファにライトする
    ことを特徴とするモーションコントローラ装置。
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