JPH118462A - 配線基板、配線基板の製造方法及び該配線基板を用いた液晶素子 - Google Patents

配線基板、配線基板の製造方法及び該配線基板を用いた液晶素子

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JPH118462A
JPH118462A JP15718197A JP15718197A JPH118462A JP H118462 A JPH118462 A JP H118462A JP 15718197 A JP15718197 A JP 15718197A JP 15718197 A JP15718197 A JP 15718197A JP H118462 A JPH118462 A JP H118462A
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JP
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film
auxiliary electrode
wiring board
substrate
etching
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JP15718197A
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English (en)
Inventor
Atsumichi Ishikura
淳理 石倉
Toshiaki Yoshikawa
俊明 吉川
Makoto Kameyama
誠 亀山
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低抵抗で且つ基板との密着性の良い補助電極及
び透明電極との電気接点を確保できる補助電極を備えた
配線基板、配線基板の製造方法及び該配線基板を用いた
液晶素子を提供する。 【解決手段】 透光性基材6の表面に形成される補助電
極(金属電極)10を、透光性基材6の表面に形成され
たニッケル又はニッケル合金からなる第1膜10aと、
第1膜10aの表面に形成されたCuからなる第2膜1
0bと、第2膜10bの表面に形成されたニッケル又は
ニッケル合金からなる第3膜10cとを塩化第1鉄溶液
と塩化第2鉄溶液の混合液を用いてエッチングして形成
することにより、低抵抗で且つ基板との密着性の良い補
助電極10を形成する。また、補助電極10の上面に凸
部を形成することにより、凹凸やうねりがある補助電極
10においても主電極との電気的接触を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板、配線基
板の製造方法及び該配線基板を用いた液晶素子に関し、
特に配線基板の補助電極に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶素子に用いられている配線基
板は、例えば透光性基材の一例であるガラス基板上にI
TO等の透明電極を形成していた。しかし、このような
透明電極は抵抗率が高いため、表示面積の大型化、高精
細化に伴い液晶素子内における電圧波形の遅延や鈍りが
問題となつていた。
【0003】そこで、このような問題を解決するため
に、例えばITO等の透明電極より低抵抗である金属製
のアルミにシリコン・銅を添加した合金からなる補助電
極(以下、金属電極という)を主電極である透明電極に
並設して形成することが行われていた。
【0004】例えば、特願平5−158182号明細書
に示されるものはその一例であり、図11に示すように
ガラス基板50に金属電極51を形成し、この上から樹
脂52を塗布した後、この樹脂を型材を押しつけながら
硬化させることで平坦化した埋め込み表面に金属電極5
1のパターンを露出させ、さらにこの後、この金属電極
51上に透明電極53を形成するようにしている。
【0005】しかし、高開口率化や高速応答性等の要求
を満たすためには、更に金属電極を低抵抗化する必要が
あり、このため最も低い抵抗率を持つ銅により金属電極
を形成するようにしたものがある。
【0006】ところが、このように銅により金属電極を
形成する場合、銅のガラス基板との密着力及び耐食性が
問題となる。そこで、銅と基板との密着性を確保するた
め、例えば特開昭63−156341号公報、特開昭4
7−43971号公報等に示されるように、ガラス基板
と銅の間に密着層として様々な金属を形成したり、酸化
を防止するための被覆を施すようにしてきた。
【0007】なお、このような密着層や被覆層にはN
i,Cr,Mo,Ti等、またこれら金属の合金が使用
されることが多く、このため金属電極のパターニングを
ウエットエッチング法で行う際には、銅及びこれら金属
のエッチングレートが近いエッチャント、または複数の
エッチャントにより各金属ごとにエッチングを行うよう
にしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
密着層や被覆層を有する従来の配線基板において、複数
のエッチャントを使用するようにすると、工程が増えコ
ストが高くなるのでエッチングは1種類のエッチャント
で行うことが望ましい。しかし、例えば密着層、被覆層
にNiまたはNi系合金を使用した場合、以下のいずれ
か1種類のエッチャントのみでエッチングを行った場
合、銅のエッチングレートがNiに比較して速すぎるた
めに図12に示すようなオーバーエッチングとなり、電
気抵抗値が上昇する、またオーバーエッチングされた部
分から割れ易くなるといった問題が生じ実用的でない。
なお、同図において、51aは銅層、55は密着層、5
6は被覆層である。 ・H2 SO4 +HNO3 +CH3 COOH+H2 O ・HNO3 +H3 PO4 +H2 O ・H2 SO4 +H22 +H3 PO4 +NiSO4 ・HCl+HNO3 +H2 O (THIN FILM PROCESS.JohnL.
Vossen.ACADEMICPRESS) 一方、他のエッチャントとして、塩化第2鉄も知られて
いるが、上述した4つのエッチャントほどではないが、
銅のエッチングレートがNiに比較して速いため、密着
層や被覆層の膜厚も銅層との膜厚の関係で非常にマージ
ンが少ない。
【0009】つまり、図13に示すジャストエッチング
というエッチング性の面からは、NiまたはNi系合金
の密着層55及び被覆層56の膜厚は薄ければ薄い程良
いわけであるが、密着層55の膜厚が薄ければ銅とガラ
ス基板50との密着性を確保できず、逆に厚すぎれば銅
がオーバーエッチングとなる。
【0010】また、被覆層56は厚ければ(150Å程
度以上)酸化防止効果があるがエッチングが進行しな
い。逆に薄ければ(150Å程度以下)エッチングは進
行するが酸化防止効果が薄くなる。これは、150Å以
下では膜になっていないため、銅が直接大気に触れるた
めだと考えられる。また、エッチングができても、図1
2に示すように被覆層56の端面にバリ56aが生じ、
このバリ56aが後工程でショートの原因や異物となる
可能性がある。
【0011】さらに、密着層55、被覆層56としてN
iまたはNiを主とした他金属との合金を使用した場
合、塩化第2鉄を用いてエッチングを行われることが多
いが、この場合でも、金属電極のパターニングに当た
り、ジャストエッチング可能な銅とNiまたはNi系合
金の膜厚比が非常に微妙であり、オーバーエッチングに
なり易い。そして、このようにオーバーエッチングにな
ると電気抵抗が上昇し、さらに細くなった配線部からの
割れが生じやすい。また、ジャストに近いエッチングが
可能である場合でもパターンのNi端面がスムーズにエ
ッチングできない問題が生じている。
【0012】一方、図11に示した構成の従来の配線基
板において、例えばガラス基板の表面にカラーフィルタ
が形成された場合には、このカラーフィルターにより基
板表面に凹凸やうねりが存在している場合があり、この
場合、この表面上に金属電極を形成すると図14に示す
ように必然的に金属電極51にも凹凸やうねりが反映さ
れることになる。そして、このような金属電極51の上
から樹脂52を塗布した後、この樹脂52を硬化平坦化
すると、同図に示すように金属電極51の一部が樹脂5
2内に埋没し、透明電極53との電気接点を得られなく
なるという問題点があった。
【0013】なお、この問題を解決するための方法とし
て、通常スパッタ法を用いて行われる金属電極膜形成時
に成膜基板温度を高くし、金属電極の結晶を成長させる
ことにより、金属電極膜表面に凹凸を発生させるといっ
た方法がある。しかし、この方法は、基板が充分な耐熱
性を有している場合には効果があるが、耐熱性の弱い染
料を用いてカラーフィルターを形成した基板の場合は、
基板を高温に晒すことができないため適用できない。
【0014】そこで、本発明は、このような従来技術の
課題を解決するためになされたものであり、低抵抗で且
つ基板との密着性の良い金属電極(補助電極)及び透明
電極との電気接点を確保できる金属電極(補助電極)を
備えた配線基板、配線基板の製造方法及び該配線基板を
用いた液晶素子を提供することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、透光性基材の
表面に形成された補助電極と、前記補助電極の表面に形
成された主電極とを有する配線基板において、前記補助
電極は、前記透光性基材の表面に形成された第1膜と、
前記第1膜の表面に形成されたCuからなる第2膜と、
前記第2膜の表面に形成された第3膜とを塩化第1鉄溶
液と塩化第2鉄溶液の混合液を用いてエッチングするこ
とにより形成されることを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記塩化第1鉄溶液と塩化
第2鉄溶液の混合液の体積混合比(塩化第1鉄塩酸溶
液、30w/w%)/(塩化第2鉄水溶液、42°B
e’)が0.4以上であることを特徴とするものであ
る。
【0017】また本発明は、透光性基材の表面に形成さ
れた補助電極と、前記補助電極の表面に形成された主電
極とを有する配線基板において、前記補助電極は、前記
透光性基材の表面に形成された第1膜と、前記第1膜の
表面に形成されたCuからなる第2膜と、前記第2膜の
表面に形成された第3膜とを塩化第2鉄溶液にCuを溶
解させた溶液を用いてエッチングすることにより形成さ
れることを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記第1膜及び第3膜を、
Ni、Cr、Mo、Tiまたはこれら金属の合金にて形
成することを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、透光性基材の表面に形成さ
れた補助電極と、前記補助電極の表面に形成された主電
極とを有する配線基板の製造方法において、前記補助電
極を、前記透光性基材の表面に第1膜を形成する工程
と、前記第1膜の表面にCuからなる第2膜を形成する
工程と、前記第2膜の表面に第3膜を形成する工程と、
前記第1膜、第2膜及び第3膜をエッチングする工程と
により形成すると共に、エッチング工程時、塩化第1鉄
溶液と塩化第2鉄溶液の混合液を用いてエッチングする
ことを特徴とするものである。
【0020】また本発明は、前記エッチング工程時、塩
化第2鉄溶液にCuを溶解させた溶液を用いてエッチン
グすることを特徴とするものである。
【0021】また本発明は、前記第1膜及び第3膜を、
Ni、Cr、Mo、Tiまたはこれら金属の合金にて形
成することを特徴とするものである。
【0022】また本発明は、一対の基板間に液晶を挟持
した液晶素子であって、前記一対の基板の少なくとも一
方は、透光性基材の表面に形成された補助電極と、前記
補助電極の表面に形成された主電極とを有する配線基板
であり、該配線基板の前記補助電極は、前記透光性基材
の表面に形成された第1膜と、前記第1膜の表面に形成
されたCuからなる第2膜と、前記第2膜の表面に形成
された第3膜とを塩化第1鉄溶液と塩化第2鉄溶液の混
合液を用いてエッチングすることにより形成されること
を特徴とするものである。
【0023】また本発明は、一対の基板間に液晶を挟持
した液晶素子であって、前記一対の基板の少なくとも一
方は、透光性基材の表面に形成された補助電極と、前記
補助電極の表面に形成された主電極とを有する配線基板
であり、該配線基板の前記補助電極は、前記透光性基材
の表面に形成された第1膜と、前記第1膜の表面に形成
されたCuからなる第2膜と、前記第2膜の表面に形成
された第3膜とを塩化第2鉄溶液にCuを溶解させた溶
液を用いてエッチングすることにより形成されることを
特徴とするものである。
【0024】また本発明は、前記第1膜及び第3膜を、
Ni,Cr,Mo,Ti、またはこれら金属の合金にて
形成することを特徴とするものである。
【0025】また本発明は、透光性基材の表面に形成さ
れた補助電極と、前記補助電極の表面に形成された主電
極とを有する配線基板において、前記補助電極の上面
に、該補助電極と前記主電極との電気的接触を確保する
凸部を形成することを特徴とするものである。
【0026】また本発明は、前記凸部は、メッキ法を用
いて前記補助電極の上面に形成されること特徴とするも
のである。
【0027】また本発明は、透光性基材の表面に形成さ
れた補助電極と、前記補助電極の表面に形成された主電
極とを有する配線基板の製造方法において、前記透光性
基材の表面に補助電極を形成する工程と、前記補助電極
の上面に、該補助電極と前記主電極との電気的接触を確
保する凸部を形成する工程と、を有することを特徴とす
るものである。
【0028】また本発明は、前記凸部をメッキ法を用い
て前記補助電極の上面に形成することを特徴とするもの
である。
【0029】また本発明は、一対の基板間に液晶を挟持
した液晶素子であって、前記一対の基板の少なくとも一
方は、透光性基材の表面に形成された補助電極と、前記
補助電極の表面に形成された主電極とを有する配線基板
であり、該配線基板の前記補助電極の上面には、該補助
電極と前記主電極との電気的接触を確保する凸部が形成
されることを特徴とするものである。
【0030】また本発明のように、透光性基材の表面に
形成される補助電極を、透光性基材の表面に形成された
ニッケル又はニッケル合金からなる第1膜と、第1膜の
表面に形成されたCuからなる第2膜と、第2膜の表面
に形成されたニッケル又はニッケル合金からなる第3膜
とを塩化第1鉄溶液と塩化第2鉄溶液の混合液を用いて
エッチングして形成することにより、低抵抗で且つ基板
との密着性の良い金属電極を形成するようにする。
【0031】また、本発明のように透光性基材の表面に
形成された補助電極の上面に凸部を形成することによ
り、凹凸やうねりがある補助電極においても主電極との
電気的接触が確保できるようにする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0033】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
配線基板を用いた液晶素子の構造を示す断面図であり、
同図において、1は液晶素子、2は配線基板、3は液
晶、4はシール材、5はスペーサである。ここで、この
配線基板2は、透光性基材であるガラス基板6と、主電
極である透明電極7と、補助電極である金属電極10
と、高分子材料である紫外線硬化型樹脂で形成され、金
属電極10間を絶縁する絶縁層11とを有したものであ
る。なお、この配線基板2には絶縁膜8及び配向膜9が
形成されている。また、絶縁層11は、紫外線硬化型樹
脂等の高分子材料からなる。
【0034】一方、この配線基板2の金属電極10は、
図2に示すようにガラス基板6の表面にNi(ニッケ
ル)、またはその合金で形成された第1膜である密着層
10aと、この密着層10aの表面に形成され、主導電
部を形成する第2膜である銅層10bと、この銅層10
bの表面にNi、またはその合金で形成された第3膜で
ある被覆層10cとからなるものである。なお、これら
密着層10a及び被覆層10cは、Ni(ニッケル)、
またはその合金以外に、Cr、Mo、Tiまたはこれら
金属の合金にて形成するようにしてもよい。
【0035】ところで、この金属電極10をパターニン
グする際には、金属電極10の被加工面にフォトリソ、
エッチングにより配線パターンを形成し、この後エッチ
ングを施すようにするが、このエッチングの際、本発明
においては、Fe2+とFe3+と両方の存在するエッチャ
ントを使用するようにしており、これによりNiまたは
Ni系合金のエッチングレートを制御し、Cu(銅)と
同程度のエッチングレートとして金属電極10をジャス
トエッチングするようにしている。
【0036】なお、本実施の形態においては、塩化第1
鉄溶液と塩化第2鉄溶液を混合したエッチャント、また
は塩化第2鉄中にCuチップを投入し、塩化第2鉄溶液
中にFe2+を発生させた(後述するイオン式の(3)参
照)エッチャントを使用するようにしている。
【0037】ここで、密着層10a、被覆層10cとし
てNiまたはNiを主とした他金属との合金を使用した
場合、塩化第2鉄水溶液でのエッチングは、濃度の如何
に関わらずジャストエッチングは困難であることは上述
した。また、塩化第1鉄溶液だけをエッチャントとして
もエッチングは進行しない。しかし、この2液を混合し
Fe2+とFe3+を混在させた溶液を使用することでCu
とNiまたはNi系合金を使用した構成の金属電極10
のエッチングが可能になる。
【0038】これは、はじめに塩化第2鉄溶液がNi表
面にNiの酸化物をつくり、次に塩化第1鉄がこの酸化
物をエッチングしていると考えられる。この現象をイオ
ン式で表すと以下に示すようになる。
【0039】 Ni + 2Fe3+ + 3O2- → NiO + 2FeO (1) NiO + 4Fe2+ + → Ni2+ + 2Fe3+ (2) Cu + 2Fe3+ → Cu2+ + 2Fe2+ (3) なお、上式において、(1),(2)がNiのエッチン
グ機構であり、(3)がCuのエッチング機構であると
考えられる。また、この反応でFe2+とFe3+の比率を
変えることでNi、Ni系合金及びCuのエッチングレ
ートを所望のレートにすることができる。
【0040】ところで、図3は、本実施の形態において
用いるスピンエッチング装置の概略構成図であり、同図
において、21は回転可能な基板ホルダー、22は基板
ホルダー用モータ、23はエッチャント24を溜めた圧
力容器、25は矢印に示すように扇形状に振れながら、
回転している基板6にエッチャント24を噴射するノズ
ルであり、このノズル25はエッチング中基板回転中心
を通る軸(直径方向)に沿って直線往復運動を繰り返す
ようになっている。
【0041】次に、このような構成のスピンエッチング
装置のエッチング動作について説明する。
【0042】まず、基板ホルダー21上に基板6を固定
した後、この基板ホルダー21を回転させ、所定の回転
数で安定させる。この後、圧力容器23に圧力調整バル
ブ26で圧力を調整した窒素ガス27を供給し、この窒
素ガス圧力により圧力容器23内のエッチャント24を
ノズル25から扇形状に拡がって噴射し、回転している
基板6をエッチングする。
【0043】次に、所定のエッチング時間が経過する
と、三方弁28をリンス液側に切り替え、ノズル25を
経て基板6にリンス液29を供給し、エッチングを停止
させる。そして、最後に、リンス液29で基板6を充分
に洗浄した後、リンス液29の供給を止め、しばらく基
板6を回転させ続けて基板6の水切りを行いエッチング
が終了する。
【0044】次に、上記エッチャント及びスピンエッチ
ング装置を用いて配線基板を製造する本実施の形態の第
1の実施例について説明する。
【0045】本実施例においては、図4(a)に示すよ
うにまず300×340mm、青板ガラス6上に、マグ
ネトロンスパッタにてニッケル又はニッケル合金からな
る密着層10aを形成し、次にこの密着層形成工程の
後、密着層10aの表面にCuからなるCu層10bを
形成した。そして、このCu層形成工程の後、被覆層形
成工程により、Cu層10bの表面にニッケル又はニッ
ケル合金からなる被覆層10cを成膜した(図2参
照)。
【0046】なお、密着層10aの膜厚は、Cu層10
bの密着性を十分確保できるよう350Åとした。ま
た、被覆層10cの膜厚は、150Å以下では島状であ
り、酸化防止効果を十分に果たせないため、確実に膜と
なっている300Åとした。さらに、Cu層10bの膜
厚は1μmとした。
【0047】また、これら各層10a,10b,10c
の成膜時の条件は以下のとおりとし、スパッタ装置は
(株)シンクロン製BSC−700を用いた。
【0048】 (1) 密着層の成膜条件 成膜圧力・・・・・・3E−3torr 成膜前基板温度・・・200℃ Ar流量・・・・・・100sccm ターゲットパワー・・13w/cm2 成膜時間・・・・・・120sec (2) 銅層の成膜条件 成膜圧力・・・・・・3E−3torr 成膜前基板温度・・・200℃ Ar流量・・・・・・100sccm ターゲットパワー・・28w/cm2 成膜時間・・・・・・750sec (3) 被覆層の成膜条件 成膜圧力・・・・・・3E−3torr 成膜前基板温度・・・200℃ Ar流量・・・・・・100sccm ターゲットパワー・・13w/cm2 成膜時間・・・・・・110sec 次に、このようにして形成された各層10a,10b,
10cを備えた基板6の被加工面にレジスト(東京応化
(株)OFPR−800)による線幅10μmと20μ
mのエッチングパターンを形成し、この後スピンエッチ
ング装置(図3参照)にてエッチングを行った。ここ
で、このエッチング工程において、エッチャントとして
塩化第1鉄塩酸溶液(30w/w%、以下FeCl2
称す)、塩化第2鉄水溶液(42°Be’、以下FeC
3 と称す)を混合したものを使用した。
【0049】ところで、図5は、このエッチングにおけ
る金属電極10のエッチングの状態を示すものであり、
同図において、aはジャストエッチングの場合のCu層
10bの幅、bはオーバーエッチングされたCu層10
bの幅をそれぞれ表している。そして、b/aはオーバ
ーエッチングの度合いを示している。
【0050】ここで、本実施例において、溶液の体積比
FeCl2 /FeCl3 を0から4まで変えた溶液を水
で4倍に希釈したものを使用してそれぞれエッチングを
行い、電気抵抗値とオーバーエッチングの度合いを測定
した。
【0051】図5は、その結果を示すものであり、オー
バーエッチングの度合い(b/a)は、体積比FeCl
2 /FeCl3 が0.4以上で1に近づき、また電気抵
抗は設計値の800Ω(10μmライン)に近づいた。
【0052】さらに、このようにそれぞれ異なるエッチ
ャントによりエッチングされた基板6の金属電極10に
対し、テープ(ニチバン社製セロテープ)を貼り、同一
箇所で3回はがすという試験を行って金属電極10の密
着性を評価したところ、表1に示す結果となった。な
お、表1において、〇印ははがれや配線の割れが全く生
じなかったものである。また、×印は配線がはがれたも
のであり、ここでは、Cuのサイドエッチングが進みC
u部が割れてはがれたものであった。
【0053】
【表1】 これらの結果より、体積比でFeCl2 /FeCl3
0.4以上であれば電気抵抗、密着性、エッチング性の
面から製品として問題のないエッチングが可能であるこ
とがわかる。即ち、FeCl2 とFeCl3 の混合液を
用いてエッチングすることにより、低抵抗で且つ基板と
の密着性の良い金属電極10を形成することができる。
【0054】次に、第2の実施例について説明する。
【0055】本実施例においては、膜構成がガラス基板
側よりNi−Mo合金(Mo:10at%)、Cu、N
i−Mo合金(Mo:10at%)の3層からなる薄膜
をマグネトロンスパッタ法で形成した(図2参照)。な
お、ガラス基板は300×340mmの青板を使用し、
密着層10a、Cu層10b及び被覆層10cの膜厚
は、それぞれ400Å、1μm、400Åとした。
【0056】また、これら各層10a,10b,10c
の成膜時の条件は以下のとおりであり、スパッタ装置は
(株)シンクロン製BSC−700を用いた。
【0057】(1) 密着層(ガラス基板側Ni−Mo
合金)の成膜条件 成膜圧力・・・・・・3E−3torr 成膜前基板温度・・・200℃ Ar流量・・・・・・100sccm ターゲットパワー・・13w/cm2 成膜時間・・・・・・70sec (2) 銅層の成膜条件 成膜圧力・・・・・・3E−3torr 成膜前基板温度・・・200℃ Ar流量・・・・・・100sccm ターゲットパワー・・28w/cm2 成膜時間・・・・・・750sec (3) 被覆層(銅層表面側Ni−Mo)の成膜条件 成膜圧力・・・・・・3E−3torr 成膜前基板温度・・・200℃ Ar流量・・・・・・100sccm ターゲットパワー・・13w/cm2 成膜時間・・・・・・70sec 次に、このようにして形成された各層10a,10b,
10cを備えた基板6の被加工面にレジスト(東京応化
(株)OFPR−800)による線幅10μmと20μ
mのエッチングパターンを形成し、この後スピンエッチ
ング装置にてエッチングを行った。ここで、このエッチ
ング工程において、エッチャントとして、第1の実施例
と同様、塩化第1鉄塩酸溶液(30w/w%)、塩化第
2鉄水溶液(42°Be’)を使用した。
【0058】そして、本実施例においても、第1の実施
例と同様、溶液の体積比FeCl2/FeCl3 を0か
ら4まで変えた溶液を水で4倍に希釈したものを使用し
て、それぞれエッチングを行い、電気抵抗値とオーバー
エッチングの度合いを測定した。
【0059】図7は、こうして得た配線の電気抵抗、オ
ーバーエッチングの度合い(b/a)と塩化第1鉄塩酸
溶液(30w/w%)と塩化第2鉄水溶液(42°B
e’)の体積比FeCl2 /FeCl3 の関係を示すも
のである。そして、同図より、体積比FeCl2 /Fe
Cl3 が0.4以上でb/aは1に近づき、また電気抵
抗は設計値の800Ω(10μmライン)に近づくこと
がわかる。
【0060】また、下記の表2は第1実施例と同様に行
ったテープ試験の結果を示すものである。なお、同表に
おいて、×印は実施例1と同様にCuのサイドエッチン
グが進みCuが割れたものであった。
【0061】
【表2】 これらの結果より、体積比でFeCl2 /FeCl3
0.4以上であれば電気抵抗、密着性エッチング性の面
から製品として問題のないエッチングが可能であること
がわかる。
【0062】次に、第3の実施例について説明する。
【0063】本実施例においては、膜構成がガラス基板
側よりNi−Mo合金(Mo:10at%)、Cu、N
i−Mo合金(Mo:10at%)の3層からなる薄膜
をマグネトロンスパッタ法で形成した(図2参照)。な
お、基板は300×340mmの青板ガラスを使用し、
密着層10a、Cu層10b及び被覆層10cの膜厚
は、それぞれ400Å、1μm,400Åとした。ま
た、成膜条件、使用スパッタ装置は、第2の実施例と同
様である。
【0064】この基板の被加工面にレジスト(東京応化
(株)OFPR−800)によるエッチングパターンを
形成し、この後スピンエッチング装置にて、エッチング
時間30secでエッチングを行った。ここで、このエ
ッチング工程において、エッチャントとして塩化第2鉄
水溶液(42°Be’)1リットルにCuチップ5グラ
ムを溶解させ、さらに水で4倍に希釈したものを使用し
た。
【0065】このとき、以下の反応がおきていると考え
られる。
【0066】Cu+2Fe3+→Cu2++2Fe2+ この反応で、エッチャントの中にFe2+とFe3+が混在
する状態となっている。つまり、これは第1及び第2の
実施例と同様に塩化第1鉄と塩化第2鉄を混合した状態
と同様である。
【0067】その結果、電気抵抗は850Ω、またオー
バーエッチングの度合い(b/a)も0.92であっ
た。さらにテープ試験でも配線の割れや剥離は確認され
なかった。従って、製品として十分使用できる物である
ことがわかった。
【0068】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0069】図8は、本実施の形態に係る配線基板の断
面図であり、同図において、12はガラス基板6の上に
形成されたカラーフィルター、13は金属電極10上に
メッキ法を用いて多数形成された金属塊、14は金属塊
13を包み込むように形成された基板平坦化用樹脂膜で
あり、この膜14の上に透明電極7が形成されている。
【0070】ここで、この金属塊13は、金属電極10
上に凸部を設けるために形成されたものであり、基板6
(カラーフィルター12)の表面のうねりや凹部より突
出する大きさを備えている。そして、このような大きさ
に金属塊13を形成することにより、基板6(カラーフ
ィルター12)の表面の凹凸やうねりにより金属電極1
0が平坦化用の樹脂14内に埋没しても、透明電極7と
の電気接点を確保することができるようになっている。
なお、金属電極膜形成工程と金属塊成長工程は互いに独
立しているため、金属電極膜形成方法での影響を受ける
ことはない。
【0071】次に、このような構成の配線基板の製造方
法について説明する。
【0072】まず、図9(a)に示すようにガラス基板
6上に力ラーフィルタ12を形成する。なお、ガラス基
板6は青板硝子で300×350mm、t=1.1mm
であり、カラーフィルタ12は顔料分散法を用いて形成
されている。
【0073】次に、(b)に示すようにカラーフィルタ
12を含む基板全面に金属電極となる金属薄膜10’を
形成する。本発明においては、配線材として銅薄膜を1
μm成膜し、その上に耐食用Ni薄膜を10nm形成し
ている。なお、銅以外の配線材料ではアルミ薄膜等も使
用できる。また耐食用薄膜ではモリブデン・クロム等も
使用できる。
【0074】次に、図示していないが半導体製造と同様
にフォトリソを用いたパターニング法により、この金属
薄膜10’を配線パターンにエッチングし、パターニン
グされた金属電極10を形成する。そして、この金属電
極形成工程の後、(c)に示すように金属電極10上
に、金属塊13を成長させる。なお、本実施の形態にお
いては、金属塊13の成長を以下の〜の手順で実施
した。
【0075】 基板脱脂(中性洗剤40℃,1min) 純水洗浄 活性化(酸性液中に浸す20sec,RT) 純水洗浄 置換メッキ(NiとCuを置換しCu核を成長させ
る2min,RT) 次に、このようにして金属塊13を成長させた後、基板
表面に基板平坦化用樹脂である紫外線硬化樹脂を滴下
し、その上から表面が平坦なガラス基板を基板表面に押
しつけプレスで圧延した後、ガラス基板越しに紫外線を
照射する。これにより、図10(a)に示すように紫外
線硬化樹脂14が硬化し、表面が平坦な埋め込み基板が
形成される。次に、この埋め込み基板上に透明電極層を
成膜し、電極パターン状にフォトリソ法によりエッチン
グして透明電極7を形成する。
【0076】ここで、金属電極10の表面には金属塊1
3が成長しており、このため(b)に示すように金属電
極10が平坦化樹脂14に埋没している部分でも、金属
塊13により複数箇所で金属電極10と透明電極7とが
接するようになる。このように、金属電極10の表面に
金属塊13を形成することにより、金属電極10と透明
電極7との電気接点を確保することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、塩
化第1鉄溶液と塩化第2鉄溶液を混合する、または塩化
第2鉄溶液にCuを溶解させた溶液を使用することによ
り、密着層及び被覆層を形成する、例えばNiまたはN
i系合金とCuのエッチングレートを同等とすることが
でき、これにより多段エッチングを行わなくとも低抵抗
で且つ密着性のよい金属電極(補助電極)を備えた配線
基板を得ることができる。
【0078】また、金属電極(補助電極)表面に大きな
金属塊を多数成長させて凸部を形成することにより、基
板表面に凹凸やうねりがある場合でも金属電極(補助電
極)と透明電極(主電極)との電気接点を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板を用
いた液晶素子の構造を示す断面図。
【図2】上記配線基板の金属電極の構造を説明する図。
【図3】本実施の形態において用いるスピンエッチング
装置の概略構成図。
【図4】上記配線基板の製造工程を説明する図。
【図5】上記金属電極のCuのオーバーエッチングが進
んだ様子を表す図。
【図6】本実施の形態の第1の実施例における塩化第1
鉄と塩化第二鉄の比と、電気抵抗値及びオーバーエッチ
ングの度合いの関係を表す図。
【図7】本実施の形態の第2の実施例における塩化第1
鉄と塩化第二鉄の比と、電気抵抗値及びオーバーエッチ
ングの度合いの関係を表す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る配線基板の断
面図。
【図9】上記実施の形態に係る配線基板の製造方法の一
部を説明する図。
【図10】上記実施の形態に係る配線基板の製造方法の
他の部分を説明する図。
【図11】従来の配線基板の一例を示す断面図。
【図12】オーバーエッチングを説明する図。
【図13】ジャストエッチングを説明する図。
【図14】従来の配線基板の他の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 液晶素子 2 配線基板 6,50 ガラス基板 7,53 透明電極 10,51 金属電極 10a,55 密着層 10b,51a 銅層 10c,56 被覆層 12 カラーフィルター 13 金属塊 23 エッチャント

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基材の表面に形成された補助電極
    と、前記補助電極の表面に形成された主電極とを有する
    配線基板において、 前記補助電極は、前記透光性基材の表面に形成された第
    1膜と、前記第1膜の表面に形成されたCuからなる第
    2膜と、前記第2膜の表面に形成された第3膜とを塩化
    第1鉄溶液と塩化第2鉄溶液の混合液を用いてエッチン
    グすることにより形成されることを特徴とする配線基
    板。
  2. 【請求項2】 前記塩化第1鉄溶液と塩化第2鉄溶液の
    混合液の体積混合比(塩化第1鉄塩酸溶液、30w/w
    %)/(塩化第2鉄水溶液、42°Be’)が0.4以
    上であることを特徴とする請求項1記載の配線基板。
  3. 【請求項3】 透光性基材の表面に形成された補助電極
    と、前記補助電極の表面に形成された主電極とを有する
    配線基板において、 前記補助電極は、前記透光性基材の表面に形成された第
    1膜と、前記第1膜の表面に形成されたCuからなる第
    2膜と、前記第2膜の表面に形成された第3膜とを塩化
    第2鉄溶液にCuを溶解させた溶液を用いてエッチング
    することにより形成されることを特徴とする配線基板。
  4. 【請求項4】 前記第1膜及び第3膜を、Ni、Cr、
    Mo、Tiまたはこれら金属の合金にて形成することを
    特徴とする請求項1又は3記載の配線基板。
  5. 【請求項5】 透光性基材の表面に形成された補助電極
    と、前記補助電極の表面に形成された主電極とを有する
    配線基板の製造方法において、 前記補助電極を、前記透光性基材の表面に第1膜を形成
    する工程と、前記第1膜の表面にCuからなる第2膜を
    形成する工程と、前記第2膜の表面に第3膜を形成する
    工程と、前記第1膜、第2膜及び第3膜をエッチングす
    る工程とにより形成すると共に、エッチング工程時、塩
    化第1鉄溶液と塩化第2鉄溶液の混合液を用いてエッチ
    ングすることを特徴とする配線基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチング工程時、塩化第2鉄溶液
    にCuを溶解させた溶液を用いてエッチングすることを
    特徴とする請求項5記載の配線基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1膜及び第3膜を、Ni、Cr、
    Mo、Tiまたはこれら金属の合金にて形成することを
    特徴とする請求項5又は6記載の配線基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 一対の基板間に液晶を挟持した液晶素子
    であって、 前記一対の基板の少なくとも一方は、透光性基材の表面
    に形成された補助電極と、前記補助電極の表面に形成さ
    れた主電極とを有する配線基板であり、該配線基板の前
    記補助電極は、前記透光性基材の表面に形成された第1
    膜と、前記第1膜の表面に形成されたCuからなる第2
    膜と、前記第2膜の表面に形成された第3膜とを塩化第
    1鉄溶液と塩化第2鉄溶液の混合液を用いてエッチング
    することにより形成されることを特徴とする液晶素子。
  9. 【請求項9】 一対の基板間に液晶を挟持した液晶素子
    であって、 前記一対の基板の少なくとも一方は、透光性基材の表面
    に形成された補助電極と、前記補助電極の表面に形成さ
    れた主電極とを有する配線基板であり、該配線基板の前
    記補助電極は、前記透光性基材の表面に形成された第1
    膜と、前記第1膜の表面に形成されたCuからなる第2
    膜と、前記第2膜の表面に形成された第3膜とを塩化第
    2鉄溶液にCuを溶解させた溶液を用いてエッチングす
    ることにより形成されることを特徴とする液晶素子。
  10. 【請求項10】 前記第1膜及び第3膜を、Ni,C
    r,Mo,Ti、またはこれら金属の合金にて形成する
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の液晶素子。
  11. 【請求項11】 透光性基材の表面に形成された補助電
    極と、前記補助電極の表面に形成された主電極とを有す
    る配線基板において、 前記補助電極の上面に、該補助電極と前記主電極との電
    気的接触を確保する凸部を形成することを特徴とする配
    線基板。
  12. 【請求項12】 前記凸部は、メッキ法を用いて前記補
    助電極の上面に形成されること特徴とする請求項11記
    載の配線基板。
  13. 【請求項13】 透光性基材の表面に形成された補助電
    極と、前記補助電極の表面に形成された主電極とを有す
    る配線基板の製造方法において、 前記透光性基材の表面に補助電極を形成する工程と、 前記補助電極の上面に、該補助電極と前記主電極との電
    気的接触を確保する凸部を形成する工程と、 を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記凸部をメッキ法を用いて前記補助
    電極の上面に形成することを特徴とする請求項13記載
    の配線基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 一対の基板間に液晶を挟持した液晶素
    子であって、 前記一対の基板の少なくとも一方は、透光性基材の表面
    に形成された補助電極と、前記補助電極の表面に形成さ
    れた主電極とを有する配線基板であり、該配線基板の前
    記補助電極の上面には、該補助電極と前記主電極との電
    気的接触を確保する凸部が形成されることを特徴とする
    液晶素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014216560A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 株式会社デンソー 多層基板およびこれを用いた電子装置

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