JPH1184357A - 液晶表示装置 - Google Patents
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- JPH1184357A JPH1184357A JP9243185A JP24318597A JPH1184357A JP H1184357 A JPH1184357 A JP H1184357A JP 9243185 A JP9243185 A JP 9243185A JP 24318597 A JP24318597 A JP 24318597A JP H1184357 A JPH1184357 A JP H1184357A
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- crystal display
- lens sheet
- display device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示装置の視角特性を決定するバックラ
イトユニットの光学特性に注目し、画面表示の広視野角
と狭視野角の特性を簡易に使い分けることができる液晶
表示装置を提供する。 【解決手段】 バックライトユニット１と、該ユニット
１上に配置される液晶表示パネル２と、前記バックライ
トユニット１と液晶表示パネル２とのあいだに設けられ
る第１のレンズシートＳ１と、前記バックライトユニッ
ト１、液晶表示パネル２および第１のレンズシートＳ１
を収納するフレーム３からなる液晶表示装置であって、
前記第１のレンズシートＳ１を該レンズシートＳ１とは
集光性が異なる第２のレンズシートＳ２に切り替える切
替手段Ａを備えている。
イトユニットの光学特性に注目し、画面表示の広視野角
と狭視野角の特性を簡易に使い分けることができる液晶
表示装置を提供する。 【解決手段】 バックライトユニット１と、該ユニット
１上に配置される液晶表示パネル２と、前記バックライ
トユニット１と液晶表示パネル２とのあいだに設けられ
る第１のレンズシートＳ１と、前記バックライトユニッ
ト１、液晶表示パネル２および第１のレンズシートＳ１
を収納するフレーム３からなる液晶表示装置であって、
前記第１のレンズシートＳ１を該レンズシートＳ１とは
集光性が異なる第２のレンズシートＳ２に切り替える切
替手段Ａを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関す
る。さらに詳しくは、画面表示の広視野角と狭視野角を
簡易に使い分けることができる液晶表示装置に関する。
る。さらに詳しくは、画面表示の広視野角と狭視野角を
簡易に使い分けることができる液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置の視覚特性は、液晶表示パ
ネルおよびバックライトユニットの光学的特性で決定さ
れる。とくに従来の装置では、表示画面の大画面化に伴
って、液晶の屈折率異方性によってもたらされる視角依
存性（表示画面の斜め方向のコントラスト低下）を低減
し、視野角を広げる広視野角化に重点が置かれている。
ネルおよびバックライトユニットの光学的特性で決定さ
れる。とくに従来の装置では、表示画面の大画面化に伴
って、液晶の屈折率異方性によってもたらされる視角依
存性（表示画面の斜め方向のコントラスト低下）を低減
し、視野角を広げる広視野角化に重点が置かれている。
【０００３】ところが、最近、液晶表示装置において、
前記視野依存性を積極的に活用し、低消費電力や高輝度
化などを図るために、バックライトと液晶表示パネルと
のあいだに特定形状または特定角度をしたレンズシート
を２枚重ねにし、狭視野角にした技術が提案されている
（特開平６−２５０１７２号公報、特開平７−３１８７
０６号公報、特開平８−２７１８９４号公報または特開
平９−８０４２９号公報など）。
前記視野依存性を積極的に活用し、低消費電力や高輝度
化などを図るために、バックライトと液晶表示パネルと
のあいだに特定形状または特定角度をしたレンズシート
を２枚重ねにし、狭視野角にした技術が提案されている
（特開平６−２５０１７２号公報、特開平７−３１８７
０６号公報、特開平８−２７１８９４号公報または特開
平９−８０４２９号公報など）。
【０００４】しかし、これらの技術では、レンズシート
が常時固定配置されているため、たとえばユーザの用途
に応じて視野角を使い分けたいというニーズにこたえら
れない。
が常時固定配置されているため、たとえばユーザの用途
に応じて視野角を使い分けたいというニーズにこたえら
れない。
【０００５】これに対し、図１２に示すように、電極５
０、５１を有する一対の基板５２、５３間に挟持された
旋光性、複屈折性をもつ液晶層５４と、旋光性、複屈折
性をもつ液晶層５４の両面から挟むように配置された一
対の偏光子５５、５６と、一対の電極５７、５８を有す
る基板５２、５９間に挟持された散乱性を制御できる液
晶層６０を偏光子５５の視認方向もしくは反視認方向に
配置した二層構造の液晶表示素子に、液晶への電圧を印
加するための手段を備えた液晶表示装置がある（特開平
５−７２５２９号公報参照）。かかる装置においては、
散乱性を制御できる液晶の両側の一対の電極に電圧を印
加することにより、散乱性を制御できる液晶の散乱性を
制御して、視角範囲を任意に設定できる。散乱性を制御
できる液晶の散乱の度合を大きくしたときには、全視角
方向の輝度を平均化することができ全視角方向にわたっ
て輝度、コントラスト比、色相はほぼ一定に保たれる。
一方、散乱性を制御できる液晶層の散乱の度合を小さく
したときには、必要な一定の視角範囲において良好な表
示をうることができる。
０、５１を有する一対の基板５２、５３間に挟持された
旋光性、複屈折性をもつ液晶層５４と、旋光性、複屈折
性をもつ液晶層５４の両面から挟むように配置された一
対の偏光子５５、５６と、一対の電極５７、５８を有す
る基板５２、５９間に挟持された散乱性を制御できる液
晶層６０を偏光子５５の視認方向もしくは反視認方向に
配置した二層構造の液晶表示素子に、液晶への電圧を印
加するための手段を備えた液晶表示装置がある（特開平
５−７２５２９号公報参照）。かかる装置においては、
散乱性を制御できる液晶の両側の一対の電極に電圧を印
加することにより、散乱性を制御できる液晶の散乱性を
制御して、視角範囲を任意に設定できる。散乱性を制御
できる液晶の散乱の度合を大きくしたときには、全視角
方向の輝度を平均化することができ全視角方向にわたっ
て輝度、コントラスト比、色相はほぼ一定に保たれる。
一方、散乱性を制御できる液晶層の散乱の度合を小さく
したときには、必要な一定の視角範囲において良好な表
示をうることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平５−７２５２９号公報記載の液晶表示装置では、液
晶表示パネル上に光散乱性を制御するための基板や透明
電極などからなる素子を別途設けているため、液晶表示
装置が大きくなるとともに、構造が複雑になって製造コ
ストが高くなるという問題がある。
開平５−７２５２９号公報記載の液晶表示装置では、液
晶表示パネル上に光散乱性を制御するための基板や透明
電極などからなる素子を別途設けているため、液晶表示
装置が大きくなるとともに、構造が複雑になって製造コ
ストが高くなるという問題がある。
【０００７】本発明は、叙上の事情に鑑み、液晶表示装
置の視角特性を決定するバックライトユニットの光学特
性に注目し、画面表示の広視野角と狭視野角の特性を簡
易に使い分けることができる液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。
置の視角特性を決定するバックライトユニットの光学特
性に注目し、画面表示の広視野角と狭視野角の特性を簡
易に使い分けることができる液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、バックライトユニットと、該ユニット上に配置され
る液晶表示パネルと、前記バックライトユニットと液晶
表示パネルとのあいだに設けられる第１のレンズシート
と、前記バックライトユニット、液晶表示パネルおよび
第１のレンズシートを収納するフレームからなる液晶表
示装置であって、前記第１のレンズシートを該レンズシ
ートとは集光性が異なる第２のレンズシートに切り替え
る切替手段を備えてなることを特徴とする。
は、バックライトユニットと、該ユニット上に配置され
る液晶表示パネルと、前記バックライトユニットと液晶
表示パネルとのあいだに設けられる第１のレンズシート
と、前記バックライトユニット、液晶表示パネルおよび
第１のレンズシートを収納するフレームからなる液晶表
示装置であって、前記第１のレンズシートを該レンズシ
ートとは集光性が異なる第２のレンズシートに切り替え
る切替手段を備えてなることを特徴とする。
【０００９】また本発明の液晶表示装置は、バックライ
トユニットと、該ユニット上に配置される液晶表示パネ
ルと、前記バックライトユニットと液晶表示パネルとの
あいだに設けられる第１のレンズシートと、前記バック
ライトユニット、液晶表示パネルおよび第１のレンズシ
ートを収納するフレームからなる液晶表示装置であっ
て、前記第１のレンズシートを該レンズシートとは集光
性が異なる第２のレンズシートに交換できるように、前
記フレームに取出口が設けられてなることを特徴として
いる。
トユニットと、該ユニット上に配置される液晶表示パネ
ルと、前記バックライトユニットと液晶表示パネルとの
あいだに設けられる第１のレンズシートと、前記バック
ライトユニット、液晶表示パネルおよび第１のレンズシ
ートを収納するフレームからなる液晶表示装置であっ
て、前記第１のレンズシートを該レンズシートとは集光
性が異なる第２のレンズシートに交換できるように、前
記フレームに取出口が設けられてなることを特徴として
いる。
【００１０】また本発明の液晶表示装置は、バックライ
トユニットと、該ユニット上に配置される液晶表示パネ
ルと、前記バックライトユニットと液晶表示パネルとの
あいだに設けられる第１のレンズシートと、前記バック
ライトユニット、液晶表示パネルおよび第１のレンズシ
ートを収納するフレームからなる液晶表示装置であっ
て、前記第１のレンズシートとは集光性が異なる第２の
レンズシートを挿入できるように、前記フレームに挿入
口が設けられてなることを特徴としている。
トユニットと、該ユニット上に配置される液晶表示パネ
ルと、前記バックライトユニットと液晶表示パネルとの
あいだに設けられる第１のレンズシートと、前記バック
ライトユニット、液晶表示パネルおよび第１のレンズシ
ートを収納するフレームからなる液晶表示装置であっ
て、前記第１のレンズシートとは集光性が異なる第２の
レンズシートを挿入できるように、前記フレームに挿入
口が設けられてなることを特徴としている。
【００１１】さらに本発明の液晶表示装置は、バックラ
イトユニットと、該ユニット上に配置される液晶表示パ
ネルと、前記バックライトユニットと液晶表示パネルと
のあいだに設けられるレンズシートと、前記バックライ
トユニット、液晶表示パネルおよびレンズシートを収納
するフレームからなる液晶表示装置であって、前記レン
ズシートの集光性を変更させる手段を備えてなることを
特徴としている。
イトユニットと、該ユニット上に配置される液晶表示パ
ネルと、前記バックライトユニットと液晶表示パネルと
のあいだに設けられるレンズシートと、前記バックライ
トユニット、液晶表示パネルおよびレンズシートを収納
するフレームからなる液晶表示装置であって、前記レン
ズシートの集光性を変更させる手段を備えてなることを
特徴としている。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の液晶表示装置を説明する。
の液晶表示装置を説明する。
【００１３】図１は本発明の液晶表示装置の一実施の形
態を示す断面図、図２は図１におけるレンズシートの一
例を示す部分斜視図、図３は図１におけるレンズシート
の他の実施の形態を示す断面図、図４は図１におけるレ
ンズシートのさらに他の実施の形態を示す断面図、図５
は本発明の液晶表示装置の他の実施の形態を示す液晶表
示装置を示す断面図、図６は図５におけるレンズシート
の他の実施の形態を示す断面図、図７は本発明の液晶表
示装置のさらに他の実施の形態を示す平面図、図８は図
７における液晶表示装置の断面図、図９は本発明の液晶
表示装置のさらなる他の実施の形態を示す断面図、図１
０は本発明の液晶表示装置のさらなる他の実施の形態を
示す断面図、図１１はＩ−Ｉ方向から見たレンズシート
と支持体の平面図である。
態を示す断面図、図２は図１におけるレンズシートの一
例を示す部分斜視図、図３は図１におけるレンズシート
の他の実施の形態を示す断面図、図４は図１におけるレ
ンズシートのさらに他の実施の形態を示す断面図、図５
は本発明の液晶表示装置の他の実施の形態を示す液晶表
示装置を示す断面図、図６は図５におけるレンズシート
の他の実施の形態を示す断面図、図７は本発明の液晶表
示装置のさらに他の実施の形態を示す平面図、図８は図
７における液晶表示装置の断面図、図９は本発明の液晶
表示装置のさらなる他の実施の形態を示す断面図、図１
０は本発明の液晶表示装置のさらなる他の実施の形態を
示す断面図、図１１はＩ−Ｉ方向から見たレンズシート
と支持体の平面図である。
【００１４】一般に、視野角特性は視角を変化させたと
きの白階調と黒階調の輝度比すなわちコントラスト比で
定義されている。ところが、人間の視感度を考えたと
き、見易さを左右するファクタとしてはコントラスト比
だけではない。したがって、本発明は、見易さのファク
タとして輝度差（白階調と黒階調の輝度の差）に注目し
たものである。液晶表示装置におけるレンズシートは、
バックライトユニットからの光を効率よく利用するため
に集光させるものであるが、本発明は、レンズシートの
集光度を極端に上げることで、実質的な狭視野特性を実
現するものである。この結果、斜め方向ではコントラス
ト比（白階調と黒階調の輝度比）は変化しないが、正面
輝度に対し斜め方向での輝度は低くなるため、斜め方向
での白階調と黒階調との輝度差も小さくなり、実質的に
視野角が狭くなる。このとき、レンズシートの集光特性
のみを変更させればよいので、変更が比較的容易であ
り、かつ、液晶パネルの視野特性は変更されないため、
狭い視野角モードにしたときにも液晶の屈折率異方性に
起因する階調反転などの問題は生じない。
きの白階調と黒階調の輝度比すなわちコントラスト比で
定義されている。ところが、人間の視感度を考えたと
き、見易さを左右するファクタとしてはコントラスト比
だけではない。したがって、本発明は、見易さのファク
タとして輝度差（白階調と黒階調の輝度の差）に注目し
たものである。液晶表示装置におけるレンズシートは、
バックライトユニットからの光を効率よく利用するため
に集光させるものであるが、本発明は、レンズシートの
集光度を極端に上げることで、実質的な狭視野特性を実
現するものである。この結果、斜め方向ではコントラス
ト比（白階調と黒階調の輝度比）は変化しないが、正面
輝度に対し斜め方向での輝度は低くなるため、斜め方向
での白階調と黒階調との輝度差も小さくなり、実質的に
視野角が狭くなる。このとき、レンズシートの集光特性
のみを変更させればよいので、変更が比較的容易であ
り、かつ、液晶パネルの視野特性は変更されないため、
狭い視野角モードにしたときにも液晶の屈折率異方性に
起因する階調反転などの問題は生じない。
【００１５】本発明の液晶表示装置は、図１に示すよう
に、バックライトユニット１と、該ユニット１上に配置
される液晶表示パネル２と、前記バックライトユニット
１と液晶表示パネル２とのあいだに設けられる第１のレ
ンズシートＳ１と、前記バックライトユニット１、液晶
表示パネル２および第１のレンズシートＳ１を収納する
フレーム３とから構成されており、前記第１のレンズシ
ートＳ１を該レンズシートＳ１とは集光性が異なる第２
のレンズシートＳ２に切り替える切替手段Ａを備えてい
る。
に、バックライトユニット１と、該ユニット１上に配置
される液晶表示パネル２と、前記バックライトユニット
１と液晶表示パネル２とのあいだに設けられる第１のレ
ンズシートＳ１と、前記バックライトユニット１、液晶
表示パネル２および第１のレンズシートＳ１を収納する
フレーム３とから構成されており、前記第１のレンズシ
ートＳ１を該レンズシートＳ１とは集光性が異なる第２
のレンズシートＳ２に切り替える切替手段Ａを備えてい
る。
【００１６】前記バックライトユニット１としては、蛍
光管４と導光板５から構成されるものを用いることがで
きる。また前記液晶表示パネル２としては、シール材６
を介して貼り合わされた、カラーフィルターが形成され
たガラス基板７とＴＦＴアレイが形成されたガラス基板
８と、両ガラス基板７、８のあいだの隙間に封入された
液晶９と、前記両ガラス基板７、８の側面にそれぞれ貼
り付けられたカラーフィルタ側偏光板１０およびＴＦＴ
側偏光板１１とから構成されているものを用いることが
できる。
光管４と導光板５から構成されるものを用いることがで
きる。また前記液晶表示パネル２としては、シール材６
を介して貼り合わされた、カラーフィルターが形成され
たガラス基板７とＴＦＴアレイが形成されたガラス基板
８と、両ガラス基板７、８のあいだの隙間に封入された
液晶９と、前記両ガラス基板７、８の側面にそれぞれ貼
り付けられたカラーフィルタ側偏光板１０およびＴＦＴ
側偏光板１１とから構成されているものを用いることが
できる。
【００１７】前記切替手段Ａとしては、互いに指向性
（集光性）の異なる、広視野角用レンズシートＳ１と狭
視野角用レンズシートＳ２をベルト状の帯状体１２に連
結し、ローラ１３の一方をモータ（図示せず）により回
すことで、２枚のレンズシートＳ１およびＳ２を交換で
きる構造にするのが好ましい。レンズシートＳ１、Ｓ２
は、図２に示すように、三角形プリズムを複数個平行に
配置した面を平滑面を有する透明フィルムであって、こ
の三角形プリズムの頂角θを所定の角度に設定すること
によって、平滑面に入射した光を、望ましい光学特性
（輝度、集光性）にして三角形プリズムから出射させる
ことができる。たとえば頂角θとして、広視野角のばあ
い、θ＝６０°前後、狭視野角のばあい、θ＝７０〜１
１０°とすることができる。そして蛍光管４から発せら
れた光は、導光板５によって、面内に均一に伝わり、導
光板５の表面から出射される。この出射された光は、レ
ンズシートＳ１または交換後のレンズシートＳ２によっ
て集光されたのち液晶パネル２を通って空気中に出射さ
れる。
（集光性）の異なる、広視野角用レンズシートＳ１と狭
視野角用レンズシートＳ２をベルト状の帯状体１２に連
結し、ローラ１３の一方をモータ（図示せず）により回
すことで、２枚のレンズシートＳ１およびＳ２を交換で
きる構造にするのが好ましい。レンズシートＳ１、Ｓ２
は、図２に示すように、三角形プリズムを複数個平行に
配置した面を平滑面を有する透明フィルムであって、こ
の三角形プリズムの頂角θを所定の角度に設定すること
によって、平滑面に入射した光を、望ましい光学特性
（輝度、集光性）にして三角形プリズムから出射させる
ことができる。たとえば頂角θとして、広視野角のばあ
い、θ＝６０°前後、狭視野角のばあい、θ＝７０〜１
１０°とすることができる。そして蛍光管４から発せら
れた光は、導光板５によって、面内に均一に伝わり、導
光板５の表面から出射される。この出射された光は、レ
ンズシートＳ１または交換後のレンズシートＳ２によっ
て集光されたのち液晶パネル２を通って空気中に出射さ
れる。
【００１８】本実施の形態によれば、レンズシートＳ
１、Ｓ２は三角形プリズムの頂角θの変更によって集光
性を改変できるので、レンズシートの指向性（集光性）
を２段階にすることができ、レンズシートＳ２に極端に
集光性の強いレンズシートを用いているため、必要が生
じたときのみ実質的に狭い視野を実現することができ
る。また、２枚のレンズシートＳ１、Ｓ２が内蔵されて
いるため、広視野角と狭視野角の変更が容易である。
１、Ｓ２は三角形プリズムの頂角θの変更によって集光
性を改変できるので、レンズシートの指向性（集光性）
を２段階にすることができ、レンズシートＳ２に極端に
集光性の強いレンズシートを用いているため、必要が生
じたときのみ実質的に狭い視野を実現することができ
る。また、２枚のレンズシートＳ１、Ｓ２が内蔵されて
いるため、広視野角と狭視野角の変更が容易である。
【００１９】なお、本実施の形態の液晶表示装置では、
２枚のレンズシートを切り替えるようにしているが、一
般にレンズシートはプリズム形状を用いて、１方向（垂
直方向（上下）または水平方向（左右））のみの集光性
を変化させるため、上下方向および左右方向の２枚のレ
ンズシートＳ１、Ｓ２を一組にして用いることが多い。
たとえば図３に示すように、それぞれ集光方向（垂直ま
たは水平）の互いに異なるレンズシートＳ１とレンズシ
ートＳ２を一組として用い、さらにレンズシートＳ１と
レンズシートＳ２に対し集光特性の異なるレンズシート
Ｓ３とレンズシートＳ４（集光方向（垂直または水平）
は互いに異なる）の組とをベルト状に連結し、集光性を
変更することができる。
２枚のレンズシートを切り替えるようにしているが、一
般にレンズシートはプリズム形状を用いて、１方向（垂
直方向（上下）または水平方向（左右））のみの集光性
を変化させるため、上下方向および左右方向の２枚のレ
ンズシートＳ１、Ｓ２を一組にして用いることが多い。
たとえば図３に示すように、それぞれ集光方向（垂直ま
たは水平）の互いに異なるレンズシートＳ１とレンズシ
ートＳ２を一組として用い、さらにレンズシートＳ１と
レンズシートＳ２に対し集光特性の異なるレンズシート
Ｓ３とレンズシートＳ４（集光方向（垂直または水平）
は互いに異なる）の組とをベルト状に連結し、集光性を
変更することができる。
【００２０】または図４に示すように、２枚のうち、垂
直（上下）方向のレンズシートＳ１は導光板５に固定と
し、集光特性が互いに異なる水平（左右）方向のレンズ
シートＳ２とレンズシートＳ４はベルト状に連結し、水
平方向のみの実質的視角特性を広視野と狭視野を切り替
えることもできる。これは、実際の使用状況を考えたと
きに狭視野モードにするばあい、上下方向より左右方向
の方が見られたくないばあいが多いためである。また、
ノートブック型パソコンなどを想定すると、上下方向に
ついては可動なモジュール構造をとっていることが多い
ため、左右方向のみの狭視野角化は有効である。
直（上下）方向のレンズシートＳ１は導光板５に固定と
し、集光特性が互いに異なる水平（左右）方向のレンズ
シートＳ２とレンズシートＳ４はベルト状に連結し、水
平方向のみの実質的視角特性を広視野と狭視野を切り替
えることもできる。これは、実際の使用状況を考えたと
きに狭視野モードにするばあい、上下方向より左右方向
の方が見られたくないばあいが多いためである。また、
ノートブック型パソコンなどを想定すると、上下方向に
ついては可動なモジュール構造をとっていることが多い
ため、左右方向のみの狭視野角化は有効である。
【００２１】つぎに本発明の液晶表示装置の他の実施の
形態を説明する。本実施の形態の液晶表示装置は、図５
に示すように、集光特性の切り替えをレンズシートＳ１
とレンズシートＳ３の交換によって行なうものである。
シール材６を介してカラーフィルター側ガラス基板７お
よびＴＦＴ側ガラス基板８を貼り合わせ、液晶９が封入
され、偏光板１０、１１を貼り付けられた液晶パネル２
と導光板５とのあいだに配置された１枚または２枚のレ
ンズシートＳ１を、フレーム３に設けられた取出口１４
を使って、異なる集光特性をもつ１枚または２枚のレン
ズシートＳ３と交換できる構造となっている。
形態を説明する。本実施の形態の液晶表示装置は、図５
に示すように、集光特性の切り替えをレンズシートＳ１
とレンズシートＳ３の交換によって行なうものである。
シール材６を介してカラーフィルター側ガラス基板７お
よびＴＦＴ側ガラス基板８を貼り合わせ、液晶９が封入
され、偏光板１０、１１を貼り付けられた液晶パネル２
と導光板５とのあいだに配置された１枚または２枚のレ
ンズシートＳ１を、フレーム３に設けられた取出口１４
を使って、異なる集光特性をもつ１枚または２枚のレン
ズシートＳ３と交換できる構造となっている。
【００２２】または図６に示すように、同じく取出口１
４からレンズシートＳ２とレンズシートＳ４を交換する
ものであるが、左右方向のみの集光特性を変更する有効
性を生かし、導光板５に上下方向の集光レンズシートＳ
１を固定し、左右方向の集光レンズシートＳ２を集光性
の強弱で選択することもできる。また、導光板５に固定
されるレンズシートＳ１を左右方向の集光レンズとし、
レンズシートＳ２に上下方向の集光レンズシートＳ９を
用いたときには通常の視角特性を示すが、レンズシート
Ｓ２に左右方向の集光レンズシートＳ１０を用いたとき
には上下方向は実質的視野角が広くなるが、左右方向に
は実質的狭視野角化が実現できる。
４からレンズシートＳ２とレンズシートＳ４を交換する
ものであるが、左右方向のみの集光特性を変更する有効
性を生かし、導光板５に上下方向の集光レンズシートＳ
１を固定し、左右方向の集光レンズシートＳ２を集光性
の強弱で選択することもできる。また、導光板５に固定
されるレンズシートＳ１を左右方向の集光レンズとし、
レンズシートＳ２に上下方向の集光レンズシートＳ９を
用いたときには通常の視角特性を示すが、レンズシート
Ｓ２に左右方向の集光レンズシートＳ１０を用いたとき
には上下方向は実質的視野角が広くなるが、左右方向に
は実質的狭視野角化が実現できる。
【００２３】また図５〜６では、交換前後のレンズシー
トは別の場所に収納しておかなければならないが、図
７、８に示す液晶表示装置では、上下方向の集光レンズ
シートＳ１を導光板５に固定し、レンズシートＳ２を上
下方向と左右方向に切り替えるものである。上下または
左右方向の集光特性はレンズシートＳ２の向きで変わる
ので、レンズシートＳ１の集光特性の方向に対して９０
°回転させるか、回転させないによって、９０°回転さ
せるときは通常の視角特性になり、９０°回転させない
ときには左右方向の集光特性が乗算されるため左右方向
に関して狭視野角になる。この際、レンズシートＳ２
は、縦にしたばあいも横にしたばあいも表示エリアの長
辺方向をカバーするためおおよそ正方形にしなければな
らず、そのまま挿入するとモジュール外形が大きくなっ
てしまうので、図８のようにレンズシートＳ２を液晶パ
ネル２と導光板５のあいだに挿入したときの余剰分はレ
ンズシートガイド１６を用いて折り曲げ（または巻き込
み）の構造とする。
トは別の場所に収納しておかなければならないが、図
７、８に示す液晶表示装置では、上下方向の集光レンズ
シートＳ１を導光板５に固定し、レンズシートＳ２を上
下方向と左右方向に切り替えるものである。上下または
左右方向の集光特性はレンズシートＳ２の向きで変わる
ので、レンズシートＳ１の集光特性の方向に対して９０
°回転させるか、回転させないによって、９０°回転さ
せるときは通常の視角特性になり、９０°回転させない
ときには左右方向の集光特性が乗算されるため左右方向
に関して狭視野角になる。この際、レンズシートＳ２
は、縦にしたばあいも横にしたばあいも表示エリアの長
辺方向をカバーするためおおよそ正方形にしなければな
らず、そのまま挿入するとモジュール外形が大きくなっ
てしまうので、図８のようにレンズシートＳ２を液晶パ
ネル２と導光板５のあいだに挿入したときの余剰分はレ
ンズシートガイド１６を用いて折り曲げ（または巻き込
み）の構造とする。
【００２４】つぎに本発明の液晶表示装置のさらなる実
施の形態を説明する。図９に示すように、フレーム３に
レンズシートの挿入口１５を設け、導光板５に固定した
レンズシートＳ１、Ｓ２上に左右方向の集光レンズシー
トＳ４を挿入し、左右方向のみ狭視野角化を実現するも
のである。
施の形態を説明する。図９に示すように、フレーム３に
レンズシートの挿入口１５を設け、導光板５に固定した
レンズシートＳ１、Ｓ２上に左右方向の集光レンズシー
トＳ４を挿入し、左右方向のみ狭視野角化を実現するも
のである。
【００２５】つぎに本発明の液晶表示装置のさらなる他
の実施の形態を説明する。図１０〜１１に示すように、
本実施の形態の液晶表示装置は、導光板５に固定したレ
ンズシートＳ１上に水平方向の集光性を決定するレンズ
シートＳ２の上下端に弾性力のある支持体１６を取り付
け、両端から支持体１６およびレンズシートＳ２を挟み
込んでいる２つのつまみ部１７のあいだの距離をシリン
ダーなどの可動装置で変化させることにより、支持体１
６およびレンズシートＳ２の曲率半径をシリンダーなど
の可動装置または手動つまみなどで変化させ、左右方向
だけ狭視野角または広視野角になるようにすることがで
きる。
の実施の形態を説明する。図１０〜１１に示すように、
本実施の形態の液晶表示装置は、導光板５に固定したレ
ンズシートＳ１上に水平方向の集光性を決定するレンズ
シートＳ２の上下端に弾性力のある支持体１６を取り付
け、両端から支持体１６およびレンズシートＳ２を挟み
込んでいる２つのつまみ部１７のあいだの距離をシリン
ダーなどの可動装置で変化させることにより、支持体１
６およびレンズシートＳ２の曲率半径をシリンダーなど
の可動装置または手動つまみなどで変化させ、左右方向
だけ狭視野角または広視野角になるようにすることがで
きる。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
レンズシートの切り替えなどにより画面表示の広視野角
と狭視野角を簡易に使い分けることができる。
レンズシートの切り替えなどにより画面表示の広視野角
と狭視野角を簡易に使い分けることができる。
【図１】本発明の液晶表示装置の一実施の形態を示す断
面図である。
面図である。
【図２】図１におけるレンズシートの一例を示す部分斜
視図である。
視図である。
【図３】図１におけるレンズシートの他の実施の形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図４】図１におけるレンズシートのさらに他の実施の
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図５】本発明の液晶表示装置の他の実施の形態を示す
液晶表示装置を示す断面図である。
液晶表示装置を示す断面図である。
【図６】図５におけるレンズシートの他の実施の形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図７】本発明の液晶表示装置のさらに他の実施の形態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図８】図７における液晶表示装置の断面図である。
【図９】本発明の液晶表示装置のさらなる他の実施の形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図１０】本発明の液晶表示装置のさらなる他の実施の
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図１１】Ｉ−Ｉ方向から見たレンズシートと支持体の
平面図である。
平面図である。
【図１２】従来の液晶表示装置の要部拡大図である。
１ バックライトユニット ２ 液晶表示パネル ３ フレーム ４ 蛍光管 ５ 導光板 ６ シール材 ７、８ ガラス基板 ９ 液晶 １０、１１ 偏光板 １２ 帯状体 １３ ローラ １４ 取出口 １５ 挿入口 １６ 支持体 １７ つまみ部 Ａ 切替手段 Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４ レンズシート
Claims (7)
- 【請求項１】 バックライトユニットと、該ユニット上
に配置される液晶表示パネルと、前記バックライトユニ
ットと液晶表示パネルとのあいだに設けられる第１のレ
ンズシートと、前記バックライトユニット、液晶表示パ
ネルおよび第１のレンズシートを収納するフレームから
なる液晶表示装置であって、前記第１のレンズシートを
該レンズシートとは集光性が異なる第２のレンズシート
に切り替える切替手段を備えてなる液晶表示装置。 - 【請求項２】 前記切替手段が、前記第１および第２の
レンズシートを連結してなる帯状体と、該帯状体を回転
自在にするローラと、該ローラを回転駆動させるモータ
または手動つまみとからなる請求項１記載の液晶表示装
置。 - 【請求項３】 バックライトユニットと、該ユニット上
に配置される液晶表示パネルと、前記バックライトユニ
ットと液晶表示パネルとのあいだに設けられる第１のレ
ンズシートと、前記バックライトユニット、液晶表示パ
ネルおよび第１のレンズシートを収納するフレームから
なる液晶表示装置であって、前記第１のレンズシートを
該レンズシートとは集光性が異なる第２のレンズシート
に交換できるように、前記フレームに取出口が設けられ
てなる液晶表示装置。 - 【請求項４】 前記第２のレンズシートが正方形である
ばあい、該レンズシートの先端部を折り曲げるためのガ
イドが設けられてなる請求項３記載の液晶表示装置。 - 【請求項５】 バックライトユニットと、該ユニット上
に配置される液晶表示パネルと、前記バックライトユニ
ットと液晶表示パネルとのあいだに設けられる第１のレ
ンズシートと、前記バックライトユニット、液晶表示パ
ネルおよび第１のレンズシートを収納するフレームから
なる液晶表示装置であって、前記第１のレンズシートと
は集光性が異なる第２のレンズシートを挿入できるよう
に、前記フレームに挿入口が設けられてなる液晶表示装
置。 - 【請求項６】 バックライトユニットと、該ユニット上
に配置される液晶表示パネルと、前記バックライトユニ
ットと液晶表示パネルとのあいだに設けられるレンズシ
ートと、前記バックライトユニット、液晶表示パネルお
よびレンズシートを収納するフレームからなる液晶表示
装置であって、前記レンズシートの集光性を変更させる
手段を備えてなる液晶表示装置。 - 【請求項７】 前記手段が、前記レンズシートの上下端
部を取り付ける支持体と、該支持体およびレンズシート
の両端を挟持するつかみ部と、該つかみ部のあいだの距
離を変化させる可動装置からなる請求項６記載の液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9243185A JPH1184357A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9243185A JPH1184357A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1184357A true JPH1184357A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17100096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9243185A Pending JPH1184357A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1184357A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002033450A1 (fr) | 2000-10-19 | 2002-04-25 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Couche de diffusion anisotrope et son utilisation |
| EP1703305A2 (en) | 2005-03-10 | 2006-09-20 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Anisotropic scattering sheet |
| WO2008020526A1 (en) | 2006-08-17 | 2008-02-21 | Nec Corporation | Information processing device |
| CN113281926A (zh) * | 2021-05-19 | 2021-08-20 | 上海中航光电子有限公司 | 显示模组和显示装置 |
| CN116540434A (zh) * | 2023-05-31 | 2023-08-04 | 惠科股份有限公司 | Led模组及显示装置 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP9243185A patent/JPH1184357A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002033450A1 (fr) | 2000-10-19 | 2002-04-25 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Couche de diffusion anisotrope et son utilisation |
| US6909480B2 (en) | 2000-10-19 | 2005-06-21 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Anisotropic scattering sheet and its use |
| EP1703305A2 (en) | 2005-03-10 | 2006-09-20 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Anisotropic scattering sheet |
| WO2008020526A1 (en) | 2006-08-17 | 2008-02-21 | Nec Corporation | Information processing device |
| CN113281926A (zh) * | 2021-05-19 | 2021-08-20 | 上海中航光电子有限公司 | 显示模组和显示装置 |
| CN113281926B (zh) * | 2021-05-19 | 2022-09-13 | 上海中航光电子有限公司 | 显示模组和显示装置 |
| CN116540434A (zh) * | 2023-05-31 | 2023-08-04 | 惠科股份有限公司 | Led模组及显示装置 |
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