JPH0527216A - 透過型液晶表示装置 - Google Patents

透過型液晶表示装置

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JPH0527216A
JPH0527216A JP3177980A JP17798091A JPH0527216A JP H0527216 A JPH0527216 A JP H0527216A JP 3177980 A JP3177980 A JP 3177980A JP 17798091 A JP17798091 A JP 17798091A JP H0527216 A JPH0527216 A JP H0527216A
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Japan
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liquid crystal
crystal display
display device
polarizing plate
angle
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JP3177980A
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Yoshiaki Nakamura
善明 中村
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
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Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶表示モジュールの薄型化,軽量化及び視野
角によらずに高いコントラストの表示を得る。 【構成】スーパーツイストネマチック液晶素子10に、
一軸延伸した位相差フィルム5,6を液晶素子と各偏光
板4との間に各一枚宛挟持すると共に、液晶素子の屈折
率異方性を示すΔn・d値を0.74μm〜0.85μ
m、位相差フィルムのΔn・d値を位相差フィルム一枚
当たり0.30μm〜0.40μmに設定し、 【効果】偏光板の偏光軸角度が90度±10度,または
180度±10度、下偏光板偏光軸角度が180度±1
0度,または90度±10度、上側位相差フィルムの延
伸軸角度が60度°±5°,下側位相差フィルム延伸軸
角度が120度±5°とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スーパーツイステッド
ネマチック(STN)液晶素子を用いた位相板方式液晶
表示装置に係り、特に薄型軽量、かつ視野角によらずに
良好なコントラストを保持できる透過型液晶表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の液晶装置モジュールは、
液晶素子と駆動電極板とから成る液晶セル(駆動セル)
を挟んだ2枚の偏光板および液晶セルと一方の偏光板
(上側偏光板)の間に複屈折効果を持つ位相板から成る
補償セルを重ね、液晶セルの下側に冷陰極管から成る照
明光源(バックライト光源)を配置した構造となってい
た。
【0003】液晶セルは、2枚の電極板間に正の誘電率
異方性を有するネマチック液晶による90度ねじれた螺
旋構造を有し、かつ両電極板の外側に偏光軸(あるいは
吸収軸)が該電極板に隣接する液晶分子に対して直交あ
るいは平行となるように偏光板を配置して成るものであ
った(例えば、特公昭51−13666号公報参照)。
【0004】このようなねじれ角(α)が90度の液晶
セルを用いた液晶表示装置では、液晶層に印加される電
圧対液晶層の透過率の急峻性(γ),視覚特性の点で問
題があり、時分割数(駆動電極基板に形成した走査電極
の数に相当)は64が限界であった。しかし、近年の液
晶表示装置に対する画質の改善と表示情報量増大要求に
対処するため、液晶分子のねじれ角(α)を180度よ
り大きくし、かつ複屈折効果を利用することにより時分
割駆動特性を改善して時分割数を増大させたスーパーツ
イステッド複屈折効果型液晶表示装置(SBE−LC
D)が提案されている(アプライド フィジックス レ
ター 45,No.10,1021,1984(App
lied Physics Letter,T.J.S
cheffer,J.Nehring:”A new,
highly multiplexable liqu
idcrystal display”))。
【0005】図8は従来の複屈折部材を用いた液晶表示
装置における液晶セルの構成を説明する展開斜視図であ
る。同図において、液晶層8を挟持する下電極板1と上
電極板2間で液晶分子がねじれた螺旋状構造をなすよう
に配向させるために、2枚の電極板1,2上に形成し
た、例えばポリイミドからなる有機高分子樹脂の配向膜
12,22の表面を、下電極1側ではラビング方向11
Aに、上電極2側ではラビング方向が12Aとなるよう
にラビングする。
【0006】上下のラビング方向11Aと12Aは、互
いに略々180度〜360度で交叉するように、電極板
1,2を間隔d1 を持たせて対向させ、枠状のシール材
7を介して接着し、該シール材7により形成される間隙
に、誘電異方性を持ち、旋光性物質を所定量添加したネ
マチック液晶を封入する。これにより、電極板1,2間
でねじれ角θの螺旋構造の分子配列をもつ液晶素子が得
られる。なお、11,21はそれぞれ、下電極板1,上
電極板2に形成した下電極,上電極である。
【0007】このように構成された液晶素子の上電極板
2の上側に複屈折効果をもたらす部材(以下、複屈折部
材と称する)56を配設し、さらに、この複屈折部材5
6と液晶素子を挟んで下偏光板3と上偏光板4とが設け
られる。配向膜12,22によって設定される液晶のね
じれ角θは、好ましくは200度から300度である
が、透過率−印加電圧の特性曲線における閾値近傍での
動作状態では光を散乱させる傾向となる現象を避けて、
優れた時分割特性を維持するという実用的な観点からす
れば、230度〜270度の範囲であることがより望ま
しく、この範囲に設定することで液晶分子の応答度が向
上し、時分割特性が優れたものとなる。なお、13は液
晶分子のねじれ方向を示す。
【0008】また、良好な表示品質を得るためには、液
晶層8の屈折率異方性Δn1 とその厚さd1 の積(Δn
1 ・d1 )は、0.5μm〜1.0μm、好ましくは
0.6〜0.9μmの範囲に設定される。複屈折部材5
6は液晶セルを透過する光の偏光状態を変調するように
作用する位相板であり、液晶セル単体では着色表示され
るものを白黒表示に変換するためのものである。
【0009】この白黒表示を行わせるためには、複屈折
部材56の屈折率異方性Δn2 とその厚さd2 の積(Δ
2 ・d2)が極めて重要な要素であり、好ましくは
0.4μm〜0.8μm、より好ましくは05μm〜
0.7μmに設定される。なお、56Aは複屈折部材5
6の光学軸、3Aは下偏光板3の偏光軸(または吸収
軸)、4Aは上偏光板4の偏光軸(または吸収軸)であ
る。
【0010】また、図9は従来の位相板方式液晶表示装
置における液晶セルの構成を説明する展開斜視図であ
る。同図は、前記図8に示した複屈折部材に替えて二枚
の位相板を使用した構成であり、例えばポリカーボネー
ト等のプラスチックフィルムを一軸延伸したものを二枚
重ねて位相差フィルムとしたものである。
【0011】この位相差フィルムは、上電極板2と上偏
光板4の間に挟持した下位相差フィルムと上位相差フィ
ルムとから構成される。同図において、57は下位相差
フィルム、58は上位相差フィルム、図8と同一符号は
同一部分に対応する。上記従来の液晶セルでは、液晶素
子の配向軸(配向膜のラビング方向)と偏光板の屈折率
異方軸(偏光軸あるいは吸収軸)が表示面の左右方向
(横方向)に集中して設定されている。そして、液晶表
示素子の裏側の上下辺,あるいは左右辺に同色度値の冷
陰極管を配置してバックライト光源とし、白黒表示を行
っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の複屈折部材
を用いた液晶表示素子や二枚の位相板を用いた液晶表示
素子では、上板偏光板と液晶素子間に複屈折部材を挟持
させたり、上板偏光板と液晶素子の間あるいは下板偏光
板と液晶素子の間に位相板を2枚重ねて配置した構造で
あるために、液晶セルの厚さが厚くなって、そのΔn・
d値が大きいために、左右方向の視野角が大きくなると
コントラストが極度に低下するという問題があった。ま
た、複屈折部材の厚さ、あるいは位相板を二枚重ねて用
いるために、液晶表示素子の薄型化,軽量化に限界があ
り、この液晶表示素子を用いた液晶表示セルを使用する
表示装置の薄型化や軽量化が困難であるという問題があ
る。
【0013】本発明の目的は、視野角の変化によるコン
トラストの変動をなくすと共に、かつ製造工程を簡素化
して生産性を向上させた透過型液晶表示装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複屈折部材や位相板に代えて、例えばポ
リカーボネート等のプラスチックフィルムを一軸延伸し
た二枚のフィルムからなる位相差フィルムを用いると共
に、この位相差フィルムを液晶素子の両サイドに各一枚
を偏光板との間に挟持した構造としたこと、また液晶素
子および偏光板と位相差フィルムのΔn・d値,各構成
部分の軸構成を所定の値に設定したことを特徴とする。
【0015】すなわち、本発明は、正の誘電異方性を有
し、旋光性物質が添加されたスーパーツイストネマチッ
ク液晶層と、このスーパーツイストネマチック液晶層に
ねじれた螺旋構造を付与するための配向膜を液晶層側に
それぞれ備えて当該液晶層を挟持して液晶素子を構成す
る一対の電極板と、この液晶素子を挟持する一対の偏光
板と、この一対の偏光板に挟持される位相板と、前記一
対の偏光板の一方の側の対向する2辺に照明光源を備え
た透過型液晶表示装置において、前記位相板を前記各電
極板とこの電極板に重なる前記各偏光板との間に間挿し
てなる一軸延伸で形成した各一枚の位相差フィルムで構
成したことを特徴とする。
【0016】また、前記液晶層が、その厚さ方向に23
0度〜270度のねじれ角を有し、前記液晶層と前記一
対の電極板から構成される液晶素子の屈折率異方性を示
すΔn・d値が0.74μm〜0.85μmの範囲に設
定されてなり、前記位相差フィルムの屈折率異方性を示
すΔn・d値が前記位相差フィルム一枚当たりで0.3
0μm〜0.40μmの範囲に設定したことを特徴とす
る。
【0017】さらに、前記位相差フィルムの一軸延伸軸
及び前記一対の偏光板の偏光軸角度構成を、前記液晶層
の液晶分子配向軸のセンターを基準として、上偏光板の
偏光軸角度が90度±10度,または180度±10
度、下偏光板偏光軸角度が180度±10度,または9
0度±10度、上側位相差フィルムの延伸軸角度が60
度°±5°,下側位相差フィルム延伸軸角度が120度
±5°の軸構成とし、前記位相差フィルムの延伸軸と前
記偏光板の偏光軸の相対公差を±8度としたことを特徴
とする。
【0018】
【作用】位相板として一軸延伸した位相差フィルムを用
いることで液晶表示素子の薄型軽量化を達成すると共
に、この位相差フィルムを液晶素子の上側と下側とに設
ける偏光板と上記液晶との間に各一枚宛挟持し、この位
相差フィルムの延伸軸,偏光板の屈折率異方軸の軸構成
とこれら位相差フィルムと偏光板のΔn・d値を所要値
に設定擦ることによって、液晶表示素子の視野角の変化
に対するコントラストの変動をなくすことができる。
【0019】すなわち、位相板方式液晶表示素子の位相
板として液晶素子の両側に各一枚の位相差フィルムを挟
持させる構成としたことで、位相板付き偏光板の構造の
簡略化を達成でき、の生産性を向上することが可能とな
る。また、位相差フィルムの延伸軸を液晶素子の液晶分
子配向軸に対して略々直交する角度とすることにより、
左右方向に大きい視野角がでもコントラストの低下を生
じない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例の実施例につき、図面
を用いて詳細に説明する。図1は本発明による液晶表示
装置の一実施例の構成を説明する断面図であって、矢印
B方向が表示面となる。
【0021】同図において、1は下電極板、2は上電極
板、3は下偏光板、4は上偏光板、5は下位相差フィル
ム、6は上位相差フィルム、12は下電極板1の液晶層
に接する面に形成された下配向膜、22は上電極板2の
液晶層に接する面に形成された上配向膜である。下電極
板1の下配向膜12と上電極板2の上配向膜22との間
に液晶層が形成されて、液晶表示素子10を構成する。
そして、この液晶表示素子10と下偏光板3の間に下位
相差フィルム5が、液晶表示素子10と上偏光板4の間
に上位相差フィルム6が挟持された積層体により液晶表
示セルが構成される。
【0022】20,20’は下偏光板3側左右方向(後
述するX−X方向)に設置された冷陰極蛍光管等の照明
光源(バックライト光源)、21はアクリル樹脂等から
なる導光体、71は液晶層の封止部である。なお、図示
していないが、導光体21と下偏光板3との間に適宜の
拡散板を介挿してもよい。また、同図ではバックライト
光源をX−X’方向左右辺に2本配置してあるが、この
バックライト光源は、上下辺(Y−Y’方向)に配置し
てもよい。さらに、本実施例では上下の位相板を薄い位
相差フィルムとしているが、下偏光板3と上偏光板4を
も同様に薄いフィルム状の偏光シートとしてもよいもの
である。
【0023】図2は本発明のよる液晶表示装置の軸構成
の一例を説明する図1の矢印B方向から見た正面図であ
って、図1と同一符号は同一部分に対応する。同図にお
いて、下配向膜12の液晶分子配向軸(下電極側ラビン
グ軸)1Aと上配向膜22の液晶分子配向軸(上電極側
ラビング軸)2Aは、基準線L(表示面の横方向:X−
X’線、液晶分子配向軸のセンター)に関してθ1 =θ
2 =30°で対称に設定される。したがって、ねじれ角
度θ0 はθ0 =240°となる。
【0024】また、下位相差フィルム5の延伸軸θ3
基準線Lに対してθ3 =120±5度に、上位相差フィ
ルム6の延伸軸θ4 はθ4 =60±5度に、下偏光板3
の偏光軸(あるいは吸収軸)3Aのθ5 は90±10度
に、上偏光板4の偏光軸(あるいは吸収軸)4Aのθ6
は180±10度に設定される。上記の構成において、
さらに本実施例では、液晶素子の「Δn・d」を、Δn
1 ・d1=0.74μm〜0.85μmにすると共に、
位相差フィルム5,6の一枚あたりの「Δn・d」を、
Δn2 ・d2 =0.30μm〜0.40μmとしたもの
である。
【0025】図3は本発明による液晶表示装置の一実施
例を構成する液晶セルのを説明する展開斜視図である。
同図において、図1,図2と同一符号は同一部分に対応
し、11は下電極板1に形成した下電極、12は下電極
上に形成した下配向膜、21は上電極板2に形成した上
電極、22は上電極21上に形成した上配向膜、7は液
晶層8を形成するためのシール材、71は液晶注入部、
10は液晶素子である。なお、図4ではバックライト光
源と導光体は省略してある。
【0026】同図に示したように、液晶素子10は、下
電極板1と上電極板2に形成された下電極11と上電極
21の間に介挿挟持したシール材7に液晶層8を保持
し、下電極板1の表面に形成された下配向膜12と上電
極板2の表面に形成された上配向膜22のラビング軸に
より前記のねじれ角が設定された構造を有する。下配向
膜12の配向軸(ラビング軸)1Aと上配向膜22の配
向軸(ラビング軸)2Aとは、基準線Lに関して対称に
角度θ1 ,θ2 (θ1 =θ2 =30度)で、ねじれ角θ
0 (=240度)に設定される。
【0027】下位相差フィルム5と上位相差フィム6と
は、例えばポリカーボネートを一軸延伸したものを用
い、前記図2に示したように、下位相差フィルム5の延
伸軸5Aは基準線Lに対して角度θ3 (=120度)を
持ち、上位相差フィルム6の延伸軸6Aは同じく角度θ
4 (=60度)を持って配置される。一方、下偏光板3
の偏光軸(あるいは吸収軸)3Aは、基準線Lに対して
θ5 (=90度)の角度に設定し、上偏光板4の偏光軸
(あるいは吸収軸)4Aは同じくθ6 (=180度)の
角度に設定される。なお、上記各軸構成の公差は±8度
である。
【0028】そして、下位相差フィルム5は下電極板1
と下偏光板3とで挟持されて液晶素子10の下側(図示
しないバックライト光源設置側)に設置され、上位相差
フィルム6は上電極板2と上偏光板4とで挟持されて液
晶素子10の上側(正面側)に設置される。このよう
に、位相差フィルムは偏光板と一対の部材として液晶素
子の上下面に添付される構成としたことで、製造工程が
簡略化され、またその屈折率異方性「Δn・d」を小さ
くすることができ、視角の変化によるコントラスト低下
を回避することができる。
【0029】図4は本発明による液晶表示装置を用いた
液晶表示モジュールの構造を説明する展開斜視図であっ
て、駆動回路とバックライト光源を一体とした構造を特
徴とし、液晶表示素子10を駆動するIC34は、中央
部に液晶表示素子10を嵌め込む為の窓部を備えた枠状
体のプリント基板35に搭載される。液晶表示素子10
を嵌め込んだプリント基板35はプラスチックモールド
で形成された枠状体42の窓部に嵌め込まれ、これに金
属製のフレーム41を重ね、その爪43を枠状体42に
形成されている切込み44内に折り曲げることによって
フレーム41と枠状体42が固定される。
【0030】そして、液晶表示素子10の上下端に配置
されているバックライト光源である冷陰極蛍光灯20,
20’、この冷陰極蛍光灯20,20’からの光を液晶
表示セル60に均一に照射させるためのアクリル板から
なる導光体21,金属板に白色塗料を塗布する等で構成
された反射板38,導光体21からの光を拡散する乳白
色の拡散板39が図示の順序で、枠状体42の裏側から
その窓部に嵌め込まれる。
【0031】冷陰極蛍光灯20を点灯するための図示し
ない電源回路が枠状体42の裏側(反射板38の凹部4
5に対向する位置)に設けられた凹部(図示せず)に収
納される。拡散板39,導光体21,冷陰極蛍光灯2
0,20’および反射板38は、反射板38に設けられ
ている舌片46を枠状体42の小口47内に折り曲げる
ことにより固定される。
【0032】このようにして、薄型,軽量、かつ視野角
の変化に伴う表示の着色を無くした液晶表示モジュール
を構成する。図5は本発明の他の実施例であるカラー液
晶表示装置に適用する場合の上電極板まわりの構成を説
明する部分破断した斜視図であって、上電極板2に赤,
緑,青のカラーフィルタ33R,33G,33Bと、各
カラーフィルタの間に遮光膜33Dを備え、カラーフィ
ルタ33R,33G,33Bと遮光膜33Dを設けたこ
とによる表面の凸凹を軽減するための絶縁物からなる平
滑層30を設けている。そして、この平滑層30の上に
上配向膜22が形成されている。
【0033】なお、図5に示した液晶表示セルを用いた
液晶表示モジュールの構造は、駆動ICを含めた駆動回
路を除き、前記図4に示したものと同様である。図6は
本発明による液晶表示装置を用いた液晶表示モジュール
の実装例を示すラップトップパソコンの外観図であっ
て、63は本発明による液晶表示モジュール、64はラ
ップトップパソコン、65は明るさ調整ボリウム、66
はコントラストボリウム、67は反転スイッチである。
【0034】また、図7は図6に示したラップトップパ
ソコンのシステム構成を示すブロツク図であって、液晶
表示モジュール63を構成する液晶表示装置62は駆動
IC34により駆動される。駆動IC34はマイクロプ
ロセッサユニット49に管理されるコントロール用LS
I48の制御の下に、ROM,RAMに格納された、あ
るいはキーボードから入力された文字,図形,その他の
データを液晶表示装置62に表示する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の所謂,補償板のごとき厚板が不要となり、液晶表
示モジュールの大幅な薄型化と軽量化が可能となると共
に、視野角の変化でコントラストが変動することがない
広視野角,高コントラストかつ明るい白色表示を得るこ
とのできる大容量の情報表示性能を備えた液晶表示装置
を実現できる。
【0036】また、カラーフィルタとの組合せにより、
高精細度のカラー液晶表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶セルを用いた液晶表示装置の
一実施例を説明する断面図である。
【図2】本発明による液晶セルの各構成層の軸構成の説
明図である。
【図3】本発明による液晶表示装置の一実施例を構成す
る液晶セルの詳細構成を説明する展開斜視図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の一実施例の全体構
成を説明する展開斜視図である。
【図5】本発明による液晶表示装置をカラー表示に適用
した実施例の構成を説明する一部破断した部分斜視図で
ある。
【図6】本発明による液晶表示装置を用いた液晶表示モ
ジュールの実装例を示すラップトップパソコンの外観図
である。
【図7】本発明による液晶表示装置を用いた液晶表示モ
ジュールを実装したラップトップパソコンのシステム構
成を示すブロツク図である。
【図8】従来の複屈折部材を用いた液晶表示装置におけ
る液晶セルの構成を説明する展開斜視図である。
【図9】従来の位相板方式液晶表示装置における液晶セ
ルの構成を説明する展開斜視図である。
【符号の説明】
1・・・下電極板、2・・・上電極板、3・・・下偏光
板、4・・・上偏光板、5・・・下位相差フィルム、6
・・・上位相差フィルム、7・・・シール材、8・・・
液晶層、20,20’・・・バックライト光源。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正の誘電異方性を有し、旋光性物質が添加
    されたスーパーツイストネマチック液晶層と、このスー
    パーツイストネマチック液晶層にねじれた螺旋構造を付
    与するための配向膜を液晶層側にそれぞれ備えて当該液
    晶層を挟持して液晶素子を構成する一対の電極板と、こ
    の液晶素子を挟持する一対の偏光板と、この一対の偏光
    板に挟持される位相板と、前記一対の偏光板の一方の側
    の対向する2辺に照明光源を備えた透過型液晶表示装置
    において、 前記位相板を前記各電極板とこの電極板に重なる前記各
    偏光板との間に間挿してなる一軸延伸で形成した各一枚
    の位相差フィルムで構成したことを特徴とする透過型液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記液晶層が、その厚
    さ方向に200度〜270度のねじれ角を有し、前記液
    晶層と前記一対の電極板から構成される液晶素子の屈折
    率異方性を示すΔn・d値が0.74μm〜0.85μ
    mの範囲に設定されてなり、前記位相差フィルムの屈折
    率異方性を示すΔn・d値が前記位相差フィルム一枚当
    たりで0.30μm〜0.40μmの範囲に設定したこ
    とを特徴とする透過型液晶表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0566384A (ja) * 1991-09-10 1993-03-19 Sharp Corp 液晶表示装置
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