JPH1184197A - 光モジュール及びその製造方法 - Google Patents

光モジュール及びその製造方法

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JPH1184197A
JPH1184197A JP25436797A JP25436797A JPH1184197A JP H1184197 A JPH1184197 A JP H1184197A JP 25436797 A JP25436797 A JP 25436797A JP 25436797 A JP25436797 A JP 25436797A JP H1184197 A JPH1184197 A JP H1184197A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical module
optical
main body
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP25436797A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP25436797A priority Critical patent/JPH1184197A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、貫通穴の光通路部にレンズが内蔵
された光モジュールにおいて、レンズを簡単に固定する
ことができるようにしたものを提供せんとするものであ
る。 【解決手段】 本発明は、貫通穴の光通路部Lにレンズ
100が内蔵された光モジュールであって、光通路部L
のレンズ収納部2の一方にはレンズ受け部3を設けると
共に、レンズ収納部2の他方のレンズ挿入部4にはレン
ズ外周部が圧入される複数個の係止突起5を設け、レン
ズ100がこの係止突起5を介してレンズ収納部2に固
定されてなる光モジュールにあり、単にレンズ100を
圧入するのみで、簡単に安定して固定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貫通穴の光通路部
にレンズが内蔵された光モジュール及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、外部の光ファイバ、ケーブル
と光モジュール内蔵の光素子などとの接続にあったて
は、その光軸に球状などのレンズを介在させている。そ
して、このレンズの固定に際しては、通常プラスチッ
ク、セラミック、金属などからなる光モジュール本体の
貫通穴からなる光通路部のレンズ収納部にレンズを嵌め
込んだ後、穴の周囲とレンズとの縁部分を接着剤で固定
していた。このときの接着剤としては、通常エポキシ系
の熱硬化型もしくは光硬化型のものを用い、接着後、形
状安定化のため、所定の時間アニーリング(加熱)を行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
レンズの固定方法だと、次のような問題点があった。先
ず、接着剤の塗布作業があって、この作業が結構大変で
あった。例えば塗布量が多いと、レンズ表面を汚したり
するし、逆に塗布量が少ないと、接着不足の問題が起こ
るなど、歩留りの悪化が避けられなかった。また、接着
剤の塗布後、接着が安定するまでには、ある程度の時間
が必要とされ、作業性が悪かった。さらに、このような
接着剤による固定の場合、樹脂の硬化時などに光軸の位
置ずれが起き易いという問題もあった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、基本的には、接着剤を用いることな
く、比較的簡単にレンズを固定することができる、光モ
ジュール及びその製造方法を提供せんとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、貫通穴の光通路部にレンズが内蔵された光モジュー
ルであって、前記光通路部のレンズ収納部の一方にはレ
ンズ受け部を設けると共に、前記レンズ収納部の他方の
レンズ挿入部にはレンズ外周部が圧入される複数個の係
止突起を設け、前記レンズがこの係止突起を介して前記
レンズ収納部に固定されてなることを特徴とする光モジ
ュールにある。
【0006】請求項2記載の本発明は、光モジュール本
体が加熱により収縮する材料からなり、この光モジュー
ル本体の貫通穴の光通路部のレンズ収納部の一方にはレ
ンズ受け部を設けると共に、前記レンズ収納部の他方に
はレンズ外周部が通るレンズ挿入部を設け、このレンズ
挿入部から前記レンズ収納部にレンズを収納させた後、
当該光モジュール本体を加熱して収縮させ、これにより
前記レンズ収納部内の前記レンズを圧着固定させること
を特徴とする光モジュールの製造方法にある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係る請求
項1記載の光モジュールの一例を示したものである。図
中、1Aは軸方向に貫通穴の光通路部Lが形成された光
モジュール本体、2は光通路部Lのレンズ収納部、3は
レンズ収納部2の一方(図2中右側)のレンズ100の
外径より少々絞った部分などらかなるレンズ受け部(ス
トッパー部)、4はレンズ(球レンズなど)100の外
径が通る大きさのレンズ収納部2の他方(図2中左側)
のレンズ挿入部、5はレンズ挿入部4の内面で、レンズ
外周部が圧入通過される複数個(本例では3個)の係止
突起である。
【0008】ここで、上記光モジュール本体1Aの形成
材料としては、特に問わないが、例えばポリフェニレン
サルファイド樹脂(PPS)を用い、好ましくはガラス
フィラーを30%程度充填させて、形状安定性と強度を
持たせた形の材料がよい。
【0009】このため、レンズ100を光モジュール本
体1のレンズ収納部2に固定するには、このレンズ10
0をレンズ挿入部4に入れ、係止突起5部分を一時的に
塑性変形させて押し潰した形で、単に押し込めばよい。
そうすると、レンズ100の一方はレンズ受け部3に当
接すると共に、レンズ100の他方は係止突起5の内側
端部に当接して、安定して固定される。なお、係止突起
5部分は、一旦通過したレンズ100の抜けやガタ付き
を防止する機能を有するものであれば、特にその突起形
状は問わない。より広くは、単にレンズ収納部2のレン
ズ挿入部4側の内側にレンズ100が圧入されてやっと
通る形の肉厚部(隆起部)を設けたものなども含む。
【0010】図4は、本発明に係る請求項1記載の光モ
ジュールの他の例を示したものである。この例は、光モ
ジュール本体1Bがセラミックや金属などの硬く材料で
形成された場合、上記図1の光モジュール本体1Aのよ
うに、係止突起5部分に適度な弾性がない恐れがあるた
め、例えば上記した30%程度のガラスフィラーを充填
させたPPSなどの適度の弾性を有する筒体のレンズホ
ルダ20を用いるというものである。
【0011】このレンズホルダ20では、レンズ収納部
22の一方(図4中右側)にはレンズ受け部23を設け
ると共に、このレンズ収納部22の他方(図4中左側)
のレンズ挿入部24には複数個の係止突起25を設けて
ある。このため、先ず、このレンズホルダ20を光モジ
ュール本体1Bの貫通穴からなる光通路部L内のホルダ
装着部6に装着する。そして、このレンズホルダ20の
レンズ収納部22には、レンズ100を入れ、係止突起
25部分を一時的に塑性変形させて押し潰した形で、単
に押し込めばよい。そうすると、レンズ100の一方は
レンズ受け部23に当接すると共に、レンズ100の他
方は係止突起25の内側端部に当接して、安定して固定
される。
【0012】なお、この係止突起25部分も、一旦通過
したレンズ100の抜けやガタ付きを防止する機能を有
するものであれば、特にその突起形状は問わない。より
広くは、単にレンズ収納部22のレンズ挿入部24側の
内側にレンズ100が圧入されてやっと通る形の肉厚部
(隆起部)を設けたものなども含む。さらに、このレン
ズホルダ20の装着にあたっては、予めレンズ100を
固定した形のレンズホルダ20を、光モジュール本体1
Bのホルダ装着部6に装着するようにしてもよい。ま
た、レンズホルダ20の装着をより確実にするため、光
モジュール本体1Bの開口部にホルダ固定用の係止部材
30を設けることもできる。
【0013】図5〜図6は、本発明に係る請求項2記載
の光モジュールの製造方法の一例を示したものである。
図中、1Cは加熱により収縮する樹脂成形品からなり、
軸方向に貫通穴の光通路部Lが形成された光モジュール
本体、2は光通路部Lのレンズ収納部、3はレンズ収納
部2の一方(図6中右側)のレンズ100の外径より少
々絞った部分などらかなるレンズ受け部(ストッパー
部)、4はレンズ100の外径が通る大きさのレンズ収
納部2の他方(図6中左側)のレンズ挿入部である。
【0014】この光モジュール本体1Cの場合、レンズ
挿入部4は、常温時、レンズ100が素直に通る大きさ
としてある。したがって、レンズ100の固定にあたっ
ては、先ず、レンズ100をレンズ挿入部4からレンズ
収納部2に収納させる。これは、単に押し込めばよい。
この後、このレンズ100の収納された光モジュール本
体1Cをオーブンなどの恒温槽に入れ、180℃程度
で、2時間程加熱して、アニーリングを行う。そうする
と、図6に示したように、光モジュール本体1Cの光通
路部L内、すなわちレンズ受け部3、とりわけレンズ挿
入部4は、常温時の元のレンズ受け部3´の内面、及び
レンズ挿入部4´の内面から少々収縮するため、レンズ
100は、安定して固定される。
【0015】図8〜図7は、本発明に係る請求項2記載
の光モジュールの製造方法の他の例を示したものであ
る。この例は、光モジュール本体1Dがセラミックや金
属などの材料で形成された場合、上記図5の光モジュー
ル本体1Cのように、アニーリングして収縮させること
ができないため、例えば加熱により収縮する樹脂成形品
からなる筒体のレンズホルダ40を用いるというもので
ある。
【0016】このレンズホルダ40では、レンズ収納部
42の一方(図7中右側)にはレンズ100の外径より
少々絞った部分などらかなるレンズ受け部43を設ける
と共に、このレンズ収納部42の他方(図7中左側)に
はレンズ挿入部44を設けてある。このレンズ挿入部4
は、常温時、レンズ100が素直に通る大きさの内径と
してある。
【0017】このため、レンズ100の固定にあたって
は、先ず、このレンズホルダ40のレンズ収納部42に
レンズ100を収納させる。このとき、レンズ100は
単にレンズ挿入部44に入れて、押し込むのみでよい。
この後、このレンズ100の収納されたレンズホルダ4
0をオーブンなどの恒温槽に入れ、180℃程度で、2
時間程加熱して、アニーリングを行う。そうすると、図
7に示したように、レンズホルダ40の筒内、すなわち
レンズ受け部43、とりわけレンズ挿入部44は、常温
時の元のレンズ受け部43´の内面、及びレンズ挿入部
44´の内面から少々収縮するため、レンズ100は、
安定して固定される。
【0018】次に、このレンズホルダ40を、図8に示
したように、光モジュール本体1Dの貫通穴からなる光
通路部L内のホルダ装着部6に装着すれば、目的とする
光モジュールが得られる。なお、ホルダ装着部6の大き
さは、アニーリング後のレンズホルダ40の外径に対応
する大きさとする。また、レンズホルダ40の装着をよ
り確実にするため、光モジュール本体1Dの開口部にホ
ルダ固定用の係止部材30を設けることもできる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明に係る光モジュール及
びその製造方法によると、次のような優れた効果が得ら
れる。 (1)先ず、レンズの固定にあったて、接着剤を用いる
ことがないため、従来のように、接着剤の塗布作業がな
く、例えばレンズ表面を汚したり、あるいは接着不足と
なるなどの問題は根本的に解消され、大幅な歩留りの向
上を達成することができる。 (2)また、レンズは、単に圧入するか、または挿入す
るのみでよいため、簡単で、良好な作業性が得られる。
もちろん、従来のように、接着が安定するまでの時間な
どは、全く必要とされない。 (3)また、レンズの固定精度も、光モジュール本体や
レンズホルダのレンズ収納部の形成精度を向上させれ
ば、あまり他の要素に影響されることなく、高精度で位
置決めすることができる。つまり、従来の接着剤を用い
る場合のように、樹脂の硬化時などに光軸が位置ずれし
たりすることが殆どなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光モジュールの一例を示した縦断
面図である。
【図2】図1の光モジュールの要部の拡大縦断面図であ
る。
【図3】図1の光モジュールの係止突起を示した拡大縦
断面図である。
【図4】本発明に係る光モジュールの他の例を示した縦
断面図である。
【図5】本発明に係る光モジュールの製造方法の一例に
なる光モジュールを示した縦断面図である。
【図6】図5の光モジュールの要部の拡大縦断面図であ
る。
【図7】本発明に係る光モジュールの製造方法の他の例
になるレンズホルダを示した拡大縦断面図である。
【図8】図7のレンズホルダを組み込んだ本発明に係る
光モジュールの製造方法の他の例になる光モジュールを
示した縦断面図である。
【符号の説明】
1A〜1D 光モジュール本体 2,22,43 レンズ収納部 3,23,43 レンズ受け部 4,24,44 レンズ挿入部 5 係止突起 6 ホルダ装着部 20,40 レンズホルダ L 光通路部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通穴の光通路部にレンズが内蔵された
    光モジュールであって、前記光通路部のレンズ収納部の
    一方にはレンズ受け部を設けると共に、前記レンズ収納
    部の他方のレンズ挿入部にはレンズ外周部が圧入される
    複数個の係止突起を設け、前記レンズがこの係止突起を
    介して前記レンズ収納部に固定されてなることを特徴と
    する光モジュール。
  2. 【請求項2】 光モジュール本体が加熱により収縮する
    材料からなり、この光モジュール本体の貫通穴の光通路
    部のレンズ収納部の一方にはレンズ受け部を設けると共
    に、前記レンズ収納部の他方にはレンズ外周部が通るレ
    ンズ挿入部を設け、このレンズ挿入部から前記レンズ収
    納部にレンズを収納させた後、当該光モジュール本体を
    加熱して収縮させ、これにより前記レンズ収納部内の前
    記レンズを圧着固定させることを特徴とする光モジュー
    ルの製造方法。
JP25436797A 1997-09-03 1997-09-03 光モジュール及びその製造方法 Pending JPH1184197A (ja)

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JP (1) JPH1184197A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339757B2 (en) 2004-03-18 2008-03-04 Fujinon Corporation Lens barrel
JP2009514021A (ja) * 2005-10-24 2009-04-02 オンディーヌ インターナショナル リミテッド 光学的位置合せシステムおよび方法

Cited By (2)

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US7339757B2 (en) 2004-03-18 2008-03-04 Fujinon Corporation Lens barrel
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