JPH1183985A - Ppiレーダ装置 - Google Patents

Ppiレーダ装置

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JPH1183985A
JPH1183985A JP9261129A JP26112997A JPH1183985A JP H1183985 A JPH1183985 A JP H1183985A JP 9261129 A JP9261129 A JP 9261129A JP 26112997 A JP26112997 A JP 26112997A JP H1183985 A JPH1183985 A JP H1183985A
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JP
Japan
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wind
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antenna
wind direction
detected
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Pending
Application number
JP9261129A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Ito
政秀 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
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Publication of JPH1183985A publication Critical patent/JPH1183985A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のPPIレーダ装置は、STCの調整等
を行う必要性から、レーダ装置とは別に風向風速計を備
えている必要があった。 【解決手段】 空中線が受ける風の影響によって変化す
る空中線駆動モータの駆動電流の変化の情報と、駆動モ
ータの回転位置情報とを用い、空中線が設置された場所
の風向,風圧の情報を検出する風向,風圧検出手段を備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶等に搭載され
るPPIレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は一般的な船舶用レーダ装置の外観
構成を示す図、図4はその機能構成を示すブロック図で
あり、図において、1は空中線部、2は送受信機部、3
は指示機部を示す。レーダ装置は良く知られているよう
に、送信部でパルス状のマイクロ波を発振させ、送受切
換器を通して空中線からこのマイクロ波を放射する。そ
して目標に当たったマイクロ波が反射されて再び空中線
で受信され、受信されたマイクロ波が受信部で30〜6
0MHzの中間周波数に変換され、増幅,検波が行われ
て映像表示信号に変換され、指示機部3上のモニタ30
にレーダ映像が表示される。PPI(平面位置表示)レ
ーダでは、空中線の向きから目標の方位を知るために、
モニタ上の掃引線と空中線とを同期させる必要がある。
このため回転同期信号が空中線から指示機部3へ送られ
ている。
【0003】この回転同期信号は、図5に示すように、
指示機部3にあるスイッチを操作することで空中線が回
転を始めると、この空中線の回転で、エンコーダから1
/4サイクルの位相差をもつ2つのパルス信号(A信
号,B信号)と、1回転で1度だけ発生するゼロ信号と
が出力され、A信号,B信号の位相差を利用して回転方
向を判別し、可逆カウンタを用いてパルスを累積カウン
トすることにより、ゼロ位置からの移動量を検出して回
転角度(空中線の方位方向)の情報が出力され、これが
回転同期信号として指示機部3に入力される構成となっ
ている。
【0004】ところでこの種の船舶用レーダ装置は、専
ら船舶の航行安全のために使用されるが、航行の安全性
を確保するためには、レーダ映像による障害物検知等だ
けでなく、海面の波浪状態等の監視も必要となる。また
レーダのSTC(Sensitivity Time Control)を適切に
行うためには、海面の波浪状態を把握する必要がある。
このため航行中は風向風速計を用いて風向,風速の監視
を行う、或いは目視により海面の波浪状態の監視を行っ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにレーダ装
置を備えた船舶であってもSTCや航行の安全のために
は波浪状態等の監視が必要になるが、夜間は目視による
監視を行うことはできない。また風向風速計を用いて監
視する場合、レーダ装置とは別体の装置となるため、そ
の設置及び監視が問題になる。例えばレーダ装置も風向
風速計も船舶上で周囲に障害物のない高所に設置する必
要があるが、狭い船舶上では2つの装置の設置場所の確
保が困難になる。またナビゲータは、離れた場所に設置
された独立の2つの装置を同時に監視しなければならな
くなる。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたのもであり、PPIレーダ装置が本来的に備えて
いる機能を利用してレーダ装置に風向風速検出手段を形
成することで、指示機のモニタ上でレーダ映像と波浪状
態との監視の両方を行うことができるPPIレーダ装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるPPIレ
ーダ装置は、モータで空中線を全方位方向に回転させモ
ニタ上に全方位方向のレーダ映像を表示するPPIレー
ダ装置において、前記空中線が受ける風の影響によって
変化する前記モータの駆動電流の変化の情報と、前記モ
ータの回転位置情報とを用い、前記空中線が設置された
場所の風向,風圧の情報を検出する風向,風圧検出手段
を備えたことを特徴とする。従って既存のPPIレーダ
装置に電気回路を付加するだけで風向,風速計を組み込
むことができるようになる。
【0008】また、前記風向,風圧検出手段で検出され
た風向,風圧の情報を前記モニタ上に表示することを特
徴とする。従ってナビゲータはモニタを見るだけでレー
ダ映像と風向,風圧の情報が得られることになる。
【0009】また、前記風向,風圧検出手段で検出され
た風向,風圧の情報をビューフォート風力階級の情報に
変換し、前記指示機上のモニタに「風向」,「風速」,
「ビ氏風力階級名称」,「参照波高」を表示することを
特徴とする。従って現在の波高情報が容易に把握できる
ようになる。
【0010】さらに、前記「参照波高」の情報を用いて
レーダ装置のSTC(SensitivityTime Control )を自
動調整する手段を備えたことを特徴とする。波高情報に
よりナビゲータが調節していたSTCを自動化できるよ
うになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態を説
明するためのブロック図であり、図において、10は空
中線、11は風圧スイッチであり、空中線のマイクロ波
放射面側に取り付けられ放射面で風圧を受けることによ
りスイッチがONする。12は空中線10を回転駆動さ
せるための駆動モータ、13はロータリージョイント、
14はエンコーダ、15はモータ駆動電流波形検出回
路、16は演算回路、17は電流波形記憶テーブルであ
る。
【0012】次に動作について説明する。PPIレーダ
装置の空中線はその性質上、一定で正確な回転角速度が
要求されるためエンコーダ14からの回転情報によりフ
ィードバック制御が行われ、正確な角速度で回転するよ
うに構成されている。例えば空中線が風圧を受け、正確
な角速度での回転を維持するために回転トルクを増加さ
せる必要がある場合には、モータ12への駆動電流を増
加させて正確な角速度を維持する制御が行われる。本発
明はこの駆動電流の変化を検出することで、逆に現時点
の風向風圧を検出する。
【0013】すなわちエンコーダ14からの情報で空中
線10の現在の方向(マイクロ波放射面に直角な方位角
方向)は判っており、また電流波形検出回路15でモー
タ駆動電流波形を検出することにより、駆動電流が最大
になる空中線10の位置を検出すれば風向を検出できる
ことになる。但し、レーダ装置の空中線10の性質上、
図2に示すように風向に対し放射面が45°手前の時に
モータ12を駆動する駆動電流が最大になるという特徴
がある。従って図2に示すように、船首方向をaとした
場合の風向方向の方位角θwは、 θW =θE +45° (θE はaと空中線の方向dとの成す角度) となる。
【0014】また空中線の照斜面の放射面とは反対側が
同じ位置にある場合(すなわち空中線が180°ズレて
いる場合)にもやはり駆動電流が最大になるという特徴
がある。従って放射面に設けた風圧スイッチ11により
放射面が最大風圧を受けた場合のみ風向を検出する構成
とした。また電流波形記憶テーブル17には、モニタし
て得られた各風速に対するモータ駆動電流波形が記憶さ
れており、従って電流波形検出回路15で検出された最
大電流波形が記憶テーブル17に記憶されたどの波形と
一致するかによって現在の風速を検出できる。そしてこ
のようにして得られた風向風速情報は指示機部3へ送ら
れ、モニタ30上に表示される。
【0015】また風向風速情報を得る目的が海面の波浪
状態の監視にある場合には、電流波形記憶テーブル17
に、各風速の電流波形と対応させてビューフォート風力
階級(ビ氏風力階級)を記憶させておけば、例えば図1
に示すように、 風向:北北東 風速:7.9m の他に、 (和風:Moderatebreeze) 波高:1m のように、 直接必要な波浪状態の情報をモニタ30上に表示させる
ことができるようになる。
【0016】以上のようにして本発明のPPIレーダ装
置は、この種のPPIレーダ装置が本来的に備えている
機能を利用して指示機部3のモニタ30上に現在の風
向,風速を表示させることができるレーダ装置が得られ
る。また風圧スイッチ11を除けば電気回路を付加する
だけで構成できるため、従来の風向風圧計を設置する場
合のように設置場所が問題となることもなく、且つモニ
タ上に情報を表示できるのでナビゲータはレータ゛映像と
海面状態監視の両方をモニタを見ながら容易に行えるよ
うになる。
【0017】なお、図1に示す装置構成は一実施形態で
あり、本願発明は空中線駆動モータの駆動電流の情報と
空中線の回転方向の情報とを利用し、風向風圧の情報を
検出する手段を備えたレーダ装置を得ることを要旨とす
る発明であり、装置構成が図1に示す実施形態に限定さ
れるものでないことは言うまでもなく、例えば風圧スイ
ッチは用いずに、空中線が1回転する間に180°ズレ
て同じ最大電圧波形が2度検出される場合、空中線回転
位置で判る放射面の方向のみを風向と決定する回路を設
けることとしても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は既存のPP
Iレーダ装置に電気回路を付加することでモニタ上に風
向風速情報を表示できるPPIレーダ装置が得られ、船
舶航行の安全性に寄与する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するためのブロック
図である。
【図2】空中線が受ける風圧により風向を検出する場合
の原理を説明するための図である。
【図3】従来の一般的なレーダ装置の外観構成を示す図
である。
【図4】従来の一般的なレーダ装置の機能構成を示す図
である。
【図5】エンコーダから出力される空中線の回転位置情
報を説明するための図である。
【符号の説明】
1 空中線部 2 送受信機部 3 指示機部 10 空中線 11 風圧スイッチ 12 駆動モータ 13 ロータリージョイント 14 エンコーダ 15 モータ駆動電流波形検出回路 16 演算回路 17 電流波形記憶テーブル 30 モニタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01W 1/00 G01W 1/00 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータで空中線を全方位方向に回転させ
    モニタ上に全方位方向のレーダ映像を表示するPPIレ
    ーダ装置において、 前記空中線が受ける風の影響によって変化する前記モー
    タの駆動電流の変化の情報と、前記モータの回転位置情
    報とを用い、前記空中線が設置された場所の風向,風圧
    の情報を検出する風向,風圧検出手段、 を備えたことを特徴とするPPIレーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記風向,風圧検出手段で検出された風
    向,風圧の情報を前記モニタ上に表示することを特徴と
    する請求項1記載のPPIレーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記風向,風圧検出手段で検出された風
    向,風圧の情報をビューフォート風力階級の情報に変換
    し、前記指示機上のモニタに「風向」,「風速」,「ビ
    氏風力階級名称」,「参照波高」を表示することを特徴
    とする請求項2記載のPPIレーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記「参照波高」の情報を用いてレーダ
    装置のSTC(Sensitivity Time Control)を自動調整
    する手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のPP
    Iレーダ装置。
JP9261129A 1997-09-10 1997-09-10 Ppiレーダ装置 Pending JPH1183985A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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