JPH1183943A - 半導体デバイス挿抜機 - Google Patents

半導体デバイス挿抜機

Info

Publication number
JPH1183943A
JPH1183943A JP9240801A JP24080197A JPH1183943A JP H1183943 A JPH1183943 A JP H1183943A JP 9240801 A JP9240801 A JP 9240801A JP 24080197 A JP24080197 A JP 24080197A JP H1183943 A JPH1183943 A JP H1183943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
semiconductor device
inspection board
push
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9240801A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Numata
徹 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9240801A priority Critical patent/JPH1183943A/ja
Publication of JPH1183943A publication Critical patent/JPH1183943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の被検査デバイスを同時に挿入および
抜去可能な構成としつつも、検査用ボードの種類の変更
に伴う交換作業を低減する。 【解決手段】 検査用ボード40に実装されたソケット
41のコンタクトピンを開閉するための開閉ユニット2
0は、複数の押し下げ機構25を有する。押し下げ機構
25は、固定板21に設けられた水平ガイド22により
水平方向に摺動自在に案内されるスライド板26と、ソ
ケット41の枠部材41aを押し下げることでコンタク
トピンを開く押圧部29と、押圧部29を駆動するシリ
ンダ27とを有する。固定板21には、スライド板26
の両側方を挟む凹部がソケット41の配置位置に応じて
形成された規制板23が着脱自在に設けられ、これによ
り押し下げ機構25の位置が規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
選別工程で用いられる検査用ボードに半導体デバイスを
挿入したり抜去する半導体デバイス挿抜機に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程の一つである
選別工程には、バーンインと呼ばれる工程がある。バー
ンインでは、検査用ボードにマトリクス状に配置されて
搭載されている複数のソケットに、作製した半導体デバ
イスを挿入し、高温条件下で半導体デバイスに通電して
加速試験を行うことで、半導体デバイスをスクリーニン
グする。この際、検査用ボードへの半導体デバイスの挿
入および抜去は、半導体デバイス挿抜機によって行われ
る。
【0003】従来の半導体デバイス挿抜機について、図
6を参照して説明する。図6は、従来の半導体デバイス
挿抜機の要部正面図(a)および側面図(b)である。
【0004】図6において、検査用ボード140には、
それぞれ半導体デバイスである被検査デバイスが装着さ
れる複数のソケット141がマトリクス状に並べられて
実装されている。ソケット141はオープントップソケ
ットと呼ばれるもので、上面の開口から被検査デバイス
の挿入および抜去が行われる。ソケット141の上部に
は、本体に対して上下方向に移動可能に設けられ、ばね
(不図示)により上向きに付勢されている枠状の部材で
あるソケットトップ141aが設けられている。このソ
ケットトップ141aを押し下げることで、ソケット1
41のコンタクトピン(不図示)が開放され、ソケット
141に対する被検査デバイスの着脱が可能となる。な
お、検査用ボード140は、ボード移動ユニット130
により所定の位置に移動される。
【0005】ボード移動ユニット130の上方には、水
平方向に延びる固定板121が設けられている。固定板
121には、水平方向に配列された複数のシリンダ12
7が、そのロッドを上下方向に移動させる向きで固定さ
れている。各シリンダ127のロッドには、それぞれ固
定板121に固定された上下ガイド128により上下方
向に案内される上下移動板127aが取り付けられてい
る。上下移動板127aの下端部には、ソケット141
のソケットトップ141aを押し下げるための押圧部1
29が取り付けられている。
【0006】押圧部129の下面には、ソケットトップ
141aの上面を押すための段差が形成され、被検査デ
バイスが押圧部129の内部を通過できる貫通穴が設け
られている。また、押圧部129の下面には、ソケット
トップ141aの外形をガイドとした位置出しを容易に
するために面取り加工が施されている。検査用ボード1
40は、同一の仕様のものでもソケット141の取付位
置には誤差がある。そこで、復数枚の検査用ボード14
0に対してソケット141の位置と押圧部129の位置
との確認を行い、上下移動板127aへの押圧部129
の固定位置を調整する。
【0007】また、図6には示していないが、この半導
体デバイス挿抜機は、複数の被検査デバイスを保持し、
コンタクトピンが開かれたソケット141に対して被検
査デバイスを挿入し、抜去するための被検査デバイス搬
送ユニットを有する。
【0008】上記構成に基づき、ボード移動ユニット1
30により押圧部129の下方の所定の位置まで検査用
ボード140が移動されると、各シリンダ127の駆動
により押圧部129が押し下げられ、これによりソケッ
ト141のコンタクトピンが開かれる。この動作は、被
検査デバイス搬送ユニットに保持されている被検査デバ
イスの数に合わせて、複数個の押圧部129が同時に行
う。
【0009】ソケット141のコンタクトピンが開かれ
たら、被検査デバイス搬送ユニットにより、各被検査デ
バイスが同時にソケット141に挿入され、その後、シ
リンダ127の駆動により押圧部129が上昇される。
これにより、被検査デバイスはソケット141に装着さ
れる。
【0010】被検査デバイスが装着された検査用ボード
140は、バーンイン装置の恒温槽に収納され、所定の
環境条件および通電条件で被検査デバイスの加速試験が
行われる。
【0011】ところが、使用する検査用ボード140は
1種類だけではなく、被検査デバイスの品種、形状ある
いはリードの本数等により、ソケット141の種類や位
置等が異なっている。そのため、検査用ボード140の
種類が変わるたびに、押圧部129や被検査デバイス搬
送ユニットを交換しなければならなかった。この交換作
業を低減させるものとして、特開平8−139144号
公報には、検査用ボードの種類ごとに、ソケットの位置
情報を予め挿抜機に登録するとともに、検査用ボードに
IDを設定しておき、このIDに基づき、ソケットの位
置に合わせて被検査デバイス搬送ユニットを所定の位置
まで移動させる方法が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平8−139144号公報に開示された方法で
は、ソケットの位置情報を検査用ボードのIDで自動認
識し被検査デバイス搬送ユニットの移動を制御すること
で、被検査デバイスの搬送に対応する情報のやり取りは
可能であるが、複数個の被検査デバイスを同時に挿入お
よび抜去するためには、ソケットの配列ピッチが変わる
ことに対応する必要がある。具体的には、検査用ボード
の種類に応じて、押圧部を、その位置も含めて変更(交
換)しなければならない。
【0013】この変更作業をなくするためには、自動認
識した情報を基に1個の被検査デバイスのみを搬送し、
1個分の押圧部のみで対応することも考えられる。しか
し、これでは複数個の被検査デバイスを同時に挿入およ
び抜去することによる作業時間の短縮のメリットを得る
ことができなくなってしまう。一方、搬送ユニットの動
作を高速化して単位時間当たりの作業個数を増やそうと
すると、搬送ユニットの構造が複雑になってしまい、装
置のコストアップを招いてしまう。
【0014】また、前述したように、同一の種類の検査
用ボードでもソケットの位置には取り付け誤差があり、
その誤差に対応して押圧部の位置を調整していたので、
挿抜機の動作の前にこの調整作業を行う必要があり、挿
抜機そのものの稼働時間の低下を招いてしまうという問
題点もあった。
【0015】本発明の目的は、複数個の被検査デバイス
を同時に挿入および抜去可能な構成としつつも、検査用
ボードの種類の変更に伴う交換作業を低減する半導体デ
バイス挿抜機を提供することである。本発明の他の目的
は、ソケット位置誤差に伴う押圧部の位置調整作業を軽
減する半導体デバイス挿抜機を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の半導体デバイス挿抜機は、検査用ボードに配列
された、本体に対して枠部材を押し下げることによって
コンタクトピンが開かれる構造の複数のソケットに半導
体デバイスを挿入したり抜去する半導体デバイス挿抜機
であって、それぞれ上下に移動することによって前記枠
部材を押し下げる押圧部を備え、互いに独立して水平方
向に移動自在に設けられた複数の押し下げ機構と、前記
検査用ボードのソケットの位置に応じて前記各押し下げ
機構の水平方向の位置を規制する規制手段と、前記押圧
によって前記枠部材が押し下げられたソケットに半導体
デバイスを挿入したり抜去する挿抜手段とを有する。
【0017】上記のとおり構成された本発明では、押し
下げ機構の下方に検査用ボードを位置させておき、押し
下げ機構の押圧部を下降させて検査用ボードのソケット
の枠部材を押し下げ、コンタクトピンを開く。この状態
で、挿抜手段により、ソケットに対して半導体デバイス
を挿入したり、抜去する。ここで、押し下げ機構は互い
に独立して水平方向に移動自在に設けられているので、
半導体デバイスを挿入する検査用ボードの種類が変更さ
れ、ソケットの位置が変わった場合でも、ソケットの位
置に対応する位置に押し下げ機構を移動させ、規制手段
でその位置を規制するだけで、全ての押し下げ機構は各
ソケットに対応した位置に配置される。
【0018】また、各押し下げ機構はそれぞれ、固定部
材に取り付けられた水平ガイドに摺動自在に支持された
スライド部材と、スライド部材に固定され押圧部を上下
に駆動するシリンダとを有するものであってもよい。
【0019】この場合には、規制手段を、固定部材に着
脱可能に設けられ、検査用ボードのソケットの配列位置
に応じて、各スライド部材を両側方から挟む複数の凹部
が形成された規制板とすることで、検査用ボードに応じ
て複数種類の規制板を用意しておけば、規制板を交換す
るだけで、各押し下げ機構が所定の位置に配置される。
特に、凹部の幅を、スライド部材の幅よりも、検査用ボ
ードへのソケットの取り付け位置誤差分だけ広くするこ
とで、スライド部材は凹部の幅の範囲内で自由に移動で
きるため、ソケットの取り付け位置誤差に応じた押圧部
の位置調整が不要となる。
【0020】また、規制手段を、それぞれ各スライド部
材を両側方から挟んで保持する複数の保持部材と、各保
持部材の配列ピッチが変化するように各保持部材を水平
方向に移動させるカムとを有するものとすることで、カ
ムの動作により押し下げ機構の配列ピッチが任意に変化
される。特に、保持部材のスライド部材を挟む部分の間
隔を、スライド部材の幅よりも、検査用ボードへのソケ
ットの取り付け位置誤差分だけ広くすることで、スライ
ド部材は保持部材との間で自由に移動できるため、ソケ
ットの取り付け位置誤差に応じた押圧部の位置調整が不
要となる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1は、本発明の半導
体デバイス挿抜機の第1の実施形態の概略ブロック図で
ある。
【0023】本実施形態の半導体デバイス挿抜機は、半
導体デバイスのバーンインを行うために被検査デバイス
を検査用ボードに着脱するためのものであり、被検査デ
バイスが実装される検査用ボードを所定の位置に移動さ
せるためのボード移動ユニット30と、ボード移動ユニ
ット30により所定の位置に移動された検査用ボードの
ソケットに被検査デバイスを挿入したり抜去するために
コンタクトピンを開閉する開閉ユニット20と、被検査
デバイスを搬送し、開閉ユニット20によりコンタクト
ピンが開かれたソケットに対して被検査デバイスを挿入
したり抜去する被検査デバイス搬送ユニット10とを有
する。
【0024】ここで、開閉ユニット20について、図2
および図3を参照して説明する。図2は、図1に示した
開閉ユニットの要部正面図(a)および側面図(b)で
ある。図3は、図2(b)のA−A線断面図である。
【0025】図2に示すように、開閉ユニット20はボ
ード移動ユニット30の上方に設けられている。固定板
21は水平方向に延びる板状の部材であり、その前面に
は、複数の押し下げ機構25をそれぞれ水平方向に独立
して移動可能に案内する水平ガイド22が固定されてい
る。
【0026】押し下げ機構25の数は、使用される検査
用ボード40に実装されるソケット41の1列分の最大
個数とされる。また、水平ガイド22の長さは、使用さ
れる検査用ボード40が、1列に最小個数のソケット4
1を有するものである場合に、不要な押し下げ機構25
を検査用ボード40の上方から排除するのに十分な長さ
を有する。
【0027】押し下げ機構25は、水平ガイド22に摺
動自在に設けられるスライド板26と、ロッドを下方に
向けてスライド板26に固定されたシリンダ27と、シ
リンダ27のロッドに固定された上下移動板27aと、
上下移動板27aの下端部に固定された押圧部29とを
有する。上下移動板27aは、スライド板26に設けら
れた上下ガイド28により上下方向に案内される。これ
により、シリンダ27のロッドを突出すると押圧部29
が下降し、シリンダ27のロッドを引き込ませると押圧
部29が上昇する構成となっている。押圧部29の構造
は、図6で説明した従来の押圧部129と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0028】また、検査用ボード40に実装されるソケ
ット41の構造も従来と同様であり、押圧部29が下降
してソケット41のソケットトップ41aを押し下げる
ことで、ソケット41のコンタクトピンが開かれる。
【0029】さらに、固定板21には、押し下げ機構2
5の水平方向の位置を規制するための規制板23が着脱
可能に取りつけられている。図3に示すように、規制板
23は櫛歯状の部材であり、その凹部23aにスライド
板26が保持される構造となっている。凹部23aの数
およびピッチは、使用される検査用ボード40に合わせ
て設計される。すなわち、凹部23aの数は検査用ボー
ド40のソケット41の数と等しく、ピッチは検査用ボ
ード40のソケット41の配列ピッチと等しい。凹部2
3aの幅は、スライド板26の幅よりも、ソケット41
の取り付け位置誤差に対応できる量だけ広く設計され
る。本実施形態では、凹部23aの幅は、スライド板2
6の幅よりも0.4mmだけ広くした。
【0030】規制板23は、使用する検査用ボード40
のソケット41の数および配列ピッチに応じて、復数種
類用意される。
【0031】次に、本実施形態の挿抜機の動作について
説明する。
【0032】検査用ボード40として、1列に16個の
ソケット41が配列されたものを用いる場合を考える。
また、開閉ユニット20には、16個の押し下げ機構2
5が設けられているとする。
【0033】まず、開閉ユニット20に、使用する検査
用ボード40に対応する規制板23を取り付ける。この
とき、各押し下げ機構25を水平ガイド22上で摺動さ
せて、各押し下げ機構25の位置を規制板23の凹部2
3aの位置に合わせる。これにより、各押し下げ機構2
5は規制板23に保持され、ソケット41に対応する位
置に位置決めがなされる。
【0034】次いで、ボード移動ユニット30により検
査用ボード41を開閉ユニット20の下方の所定の位置
に移動させる。その後、押し下げ機構25を駆動して、
押圧部29によりソケット41のソケットトップ41a
を押し下げ、コンタクトピンを開く。この動作は、搬送
ユニットが保持している被検査デバイスの数に合わせ
て、複数の押し下げ機構25について同時に行う。この
状態で、被検査デバイス搬送ユニット10により被検査
デバイスを搬送し、各ソケット41に被検査デバイスを
挿入する。
【0035】押し下げ機構25は水平ガイド22上に摺
動自在に支持され、かつ、スライド板26と規制板23
の凹部23aとの間には水平方向に隙間を有するので、
ソケット41の取り付け位置がずれていても、押圧部2
9はソケット41の位置ずれに対応して移動することが
できる。その結果、従来のように押圧部29の位置を予
め調整しなくても、押圧部29とソケット41のソケッ
トトップ41aとの位置合わせがなされる。
【0036】被検査デバイスがソケット41に挿入され
たら、押圧部29を上昇させてコンタクトピンを閉じ、
これにより、被検査デバイスはソケット41に装着され
る。被検査デバイスがソケット41に装着された検査用
ボード40は、バーンイン装置に供給され、バーンイン
に供される。バーンインが終了したら、上述した動作と
逆の動作で検査用ボード40のソケット41から被検査
デバイスが抜去される。
【0037】ここで、被検査デバイスが変更され、それ
に伴って、検査用ボード40の種類が変更になり、例え
ば、ソケット41の数が1列当たり14個となり、その
配列ピッチも変わった場合を考える。
【0038】この場合には、それまで使用していた規制
板23を取り外し、新たな検査用ボード40に対応する
規制板23を取り付ける。すなわち、凹部23aの数お
よび配列ピッチが新たな検査用ボード40の1列当たり
のソケット41の数および配列ピッチと等しい規制板2
3を取り付ける。
【0039】このとき、押し下げ機構25のスライド板
26の位置と規制板23の凹部23aの位置とを対応さ
せて取り付けるが、押し下げ機構25の数は16個であ
るので、不要な2個の押し下げ機構25は、新たな検査
用ボード40とは対向しない領域に排除しておく。これ
により、この不要な押し下げ機構25が他の押し下げ機
構25の動作を阻害することが防止される。なお、ソケ
ット41の変更に伴い押圧部29も変更する必要がある
場合には、押圧部29の交換を行う。これは従来と同様
である。ただし、上述したように、押圧部29の位置調
整は不要である。以降は、上述した動作と同様に、新た
な検査用ボード40のソケット41に対して、被検査デ
バイスを挿入したり抜去する。以上説明したように、本
実施形態では、検査用ボード40の種類が変わっても、
規制板23を交換して各押し下げ機構25の位置合わせ
をするだけの簡単な作業で対応することができる。
【0040】(第2の実施形態)図4は、本発明の半導
体デバイス挿抜機の第2の実施形態の開閉ユニットの要
部正面図(a)および側面図(b)である。図5は、図
4に示したカムの展開図である。
【0041】本実施形態は、開閉ユニット50に設けら
れた複数の押し下げ機構55の位置を保持する構造が、
第1の実施形態と異なる。その他の構成は第1の実施形
態と同様であるので、その説明は省略し、以下に、押し
下げ機構55の位置を保持する構造について説明する。
【0042】図4に示すように、固定板51には、水平
方向に延びる長穴51aが形成されている。長穴51a
には、スライド板56の保持手段として、複数本のガイ
ドピン53a,53bが、長穴51aを貫通し、かつ長
手方向に摺動自在に設けられている。ガイドピン53
a,53bは、その先端部で押し出し機構55のスライ
ド板56の両側面を挟むように、2本で1組となってい
る。ガイドピン53a,53bの根元部は、固定板51
の裏側に設けられたカム60に係合している。
【0043】カム60は、円筒溝カムであり、図5に示
すように、2本で1組となる複数のカム溝60a,60
bが形成されている。同じ組でのカム溝60a,60b
の間隔Wは、スライド板56の幅に対して検査用ボード
40のソケット41の取り付け位置誤差分だけ広くなっ
ている。また、隣り合う組のカム溝60a,60bに対
して角度θだけ傾いている。
【0044】カム60を回転させると、同じ組のガイド
ピン53a,53bは互いの間隔を一定に保ちつつ、固
定板51の長穴51aに沿って水平方向に移動し、それ
に伴い、押し下げ機構55が、水平ガイド52に案内さ
れて水平方向に移動する。特に、隣り合う組のカム溝6
0a,60b同士が互いに等しい角度θで傾いているの
で、図4においてカム60を時計回りに回転させると、
押し下げ機構55の配列ピッチが次第に大きくなり、カ
ム60を反時計回りに回転させると、押し下げ機構55
の配列ピッチが次第に小さくなる。
【0045】以上の構成により、検査用ボード40の変
更によりソケット41の配列ピッチが変わった場合に
は、そのピッチに応じてカム60を回転させ、押し下げ
機構55のピッチをソケット41のピッチと等しくす
る。以降は、第1の実施形態と同様にして、ソケット4
1に対して被検査デバイスの挿入および抜去を行う。
【0046】このように、本実施形態では、カム60を
回転させるだけの簡単な動作で、検査用ボード40のソ
ケット41の配列ピッチの変更に対応することができ
る。また、同じ組のガイドピン53a,53bの間隔が
スライド板56の幅よりも大きくなっているので、押し
下げ機構55の位置を、ソケット41の取り付け位置誤
差に追従させることができる。
【0047】なお、カム60の駆動源として、押し下げ
機構55のピッチが所定のピッチとなるように回転角を
制御可能なモータを用いることにより、検査用ボード4
0のソケット41のピッチに応じて押し下げ機構55の
ピッチを自動的に制御することもできる。
【0048】本実施形態では、カム60として円筒溝カ
ムを用いたが、同じ組のガイドピン53a,53bの間
隔を維持しながら隣り合う組との間隔を変化させること
ができるものであれば、カム60の種類はこれに限られ
るものではない。また、スライド板56の保持手段を2
本で1組のガイドピン53a,53bで構成したが、そ
の代わりに、スライド板56を挟む部分が2股に分岐し
たガイドピンとすることもできる。この場合には、ガイ
ドピンの数はスライド板56の数と等しくすることがで
き、部品点数を削減することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体デ
バイス挿抜機は、複数の押し下げ機構が互いに独立して
水平方向に移動自在に設けられ、これら押し下げ機構の
位置を規制する規制手段を有することで、検査用ボード
の種類が変更されソケットの位置が変わった場合でも、
押し下げ機構を交換することなく、全ての押し下げ機構
を各ソケットに対応する位置に配置することができ、検
査用ボードの全てのソケットに対して同時に半導体装置
を挿入したり抜去することができる。
【0050】また、押し下げ機構が、スライド部材と、
押圧部を駆動するシリンダとを有する構成のものである
場合には、規制手段がスライド部材をソケットの取り付
け位置誤差分だけ余裕をもって保持する構成とすること
により、ソケットの取り付け位置誤差に応じた押圧部の
位置調整を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体デバイス挿抜機の第1の実施形
態の概略ブロック図である。
【図2】図1に示した開閉ユニットの要部を示す図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図3】図2に示した開閉ユニットのA−A線断面図で
ある。
【図4】本発明の半導体デバイス挿抜機の第2の実施形
態の開閉ユニットの要部を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図5】図4に示したカムの展開図である。
【図6】従来の半導体デバイス挿抜機の要部を示す図で
あり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
10 被検査デバイス搬送ユニット 20,50 開閉ユニット 21,51 固定板 22,52 水平ガイド 23 規制板 25,55 押し下げ機構 26,56 スライド板 27 シリンダ 27a 上下移動板 28 上下ガイド 29 押圧部 30 ボード移動ユニット 40 検査用ボード 41 ソケット 41a ソケットトップ 51a 長穴 53a,53b ガイドピン 60 カム 60a,60b カム溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査用ボードに配列された、本体に対し
    て枠部材を押し下げることによってコンタクトピンが開
    かれる構造の複数のソケットに半導体デバイスを挿入し
    たり抜去する半導体デバイス挿抜機であって、 それぞれ上下に移動することによって前記枠部材を押し
    下げる押圧部を備え、互いに独立して水平方向に移動自
    在に設けられた複数の押し下げ機構と、 前記検査用ボードのソケットの位置に応じて前記各押し
    下げ機構の水平方向の位置を規制する規制手段と、 前記押圧によって前記枠部材が押し下げられたソケット
    に半導体デバイスを挿入したり抜去する挿抜手段とを有
    する半導体デバイス挿抜機。
  2. 【請求項2】 前記各押し下げ機構はそれぞれ、固定部
    材に取り付けられた水平ガイドに摺動自在に支持された
    スライド部材と、前記スライド部材に固定され前記押圧
    部を上下に駆動するシリンダとを有する請求項1に記載
    の半導体デバイス挿抜機。
  3. 【請求項3】 前記規制手段は、前記固定部材に着脱可
    能に設けられ、前記検査用ボードのソケットの配列位置
    に応じて、前記各スライド部材を両側方から挟む複数の
    凹部が形成された規制板である請求項2に記載の半導体
    デバイス挿抜機。
  4. 【請求項4】 前記凹部の幅は、前記スライド部材の幅
    よりも、前記検査用ボードへのソケットの取り付け位置
    誤差分だけ広い請求項3に記載の半導体デバイス挿抜
    機。
  5. 【請求項5】 前記規制手段は、それぞれ前記各スライ
    ド部材を両側方から挟んで保持する複数の保持部材と、
    前記各保持部材の配列ピッチが変化するように前記各保
    持部材を水平方向に移動させるカムとを有する請求項2
    に記載の半導体デバイス挿抜機。
  6. 【請求項6】 前記保持部材の前記スライド部材を挟む
    部分の間隔は、前記スライド部材の幅よりも、前記検査
    用ボードへのソケットの取り付け位置誤差分だけ広い請
    求項5に記載の半導体デバイス挿抜機。
JP9240801A 1997-09-05 1997-09-05 半導体デバイス挿抜機 Pending JPH1183943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9240801A JPH1183943A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 半導体デバイス挿抜機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9240801A JPH1183943A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 半導体デバイス挿抜機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1183943A true JPH1183943A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17064897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9240801A Pending JPH1183943A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 半導体デバイス挿抜機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1183943A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001113424A (ja) * 1999-10-15 2001-04-24 Data I O Corp マイクロデバイス製品製造システム
WO2008062522A1 (fr) * 2006-11-22 2008-05-29 Advantest Corporation Équipement de test de composant électronique et procédé de transport de plateau
US7472737B1 (en) 2003-01-15 2009-01-06 Leannoux Properties Ag L.L.C. Adjustable micro device feeder

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001113424A (ja) * 1999-10-15 2001-04-24 Data I O Corp マイクロデバイス製品製造システム
US6532395B1 (en) 1999-10-15 2003-03-11 Data I/O Corporation Manufacturing system with feeder/programming/buffer system
US7472737B1 (en) 2003-01-15 2009-01-06 Leannoux Properties Ag L.L.C. Adjustable micro device feeder
US8079396B2 (en) 2003-01-15 2011-12-20 Leannoux Properties Ag L.L.C. Adjustable micro device feeder
WO2008062522A1 (fr) * 2006-11-22 2008-05-29 Advantest Corporation Équipement de test de composant électronique et procédé de transport de plateau

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100713263B1 (ko) 프로브 장치
KR100709114B1 (ko) 테스트핸들러
WO2015136708A1 (ja) 切断装置
WO2015136715A1 (ja) 切断装置
US4628594A (en) Electronic circuit element insertion apparatus
US4138774A (en) Panel positioning apparatus
DE112010001113T5 (de) Siebdruckmaschine und Verfahren zum Reinigen der Siebdruckmaschine
JPH1183943A (ja) 半導体デバイス挿抜機
JPH11316258A (ja) モジュールicハンドラーのソケットへ/からのモジュールicのローディング/アンローディング装置
JP2008155557A (ja) 印刷方法および印刷装置
US4638985A (en) Sheet holding apparatus
EP1954115B1 (de) Mehrfach-Bestückkopf mit kollektivem Drehantrieb und verfahrbarem Hubantrieb für Bauelement-Halteeinrichtungen
KR20070019416A (ko) 번-인 보드 정렬부를 갖는 번-인 검사 장치
KR100612461B1 (ko) 소형 인쇄회로기판의 타발방법 및 타발장치
KR100289257B1 (ko) 기판 이송 장치
KR100363118B1 (ko) 모듈ic테스트핸들러의 단위모듈ic피치조절장치
KR20180136061A (ko) 전자부품 처리 장비용 개방장치
JP2995498B2 (ja) 板ばね用のクランプ固定装置
JPH0992704A (ja) 半導体用シリコンウェハーの移し替え装置
KR100302515B1 (ko) 모듈아이씨핸들러용캐리어
KR20030078990A (ko) 테스트 핸들러의 반도체 디바이스 로딩장치
JP2001038875A (ja) スクリーン印刷装置
KR19980056311U (ko) 노즐 자동 교환장치
JPH0820493B2 (ja) プリント基板の検査治具における精密位置決め機構
KR100726763B1 (ko) 노즐교환기