JPH1183560A - 点検データ処理システム - Google Patents

点検データ処理システム

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JPH1183560A
JPH1183560A JP9235576A JP23557697A JPH1183560A JP H1183560 A JPH1183560 A JP H1183560A JP 9235576 A JP9235576 A JP 9235576A JP 23557697 A JP23557697 A JP 23557697A JP H1183560 A JPH1183560 A JP H1183560A
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JP
Japan
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inspection
card
measurement
result
inspection sheet
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Application number
JP9235576A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Itakura
浩 板倉
Eiji Nakajima
栄治 中島
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Yokogawa Solution Service Corp
Original Assignee
Yokogawa Engineering Service Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は点検データ処理システムに関し、測
定対象に応じた検査シートを作成し、この検査シートの
所定の位置に検査結果を自動的に記録することができる
点検データ処理システムを提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 各種の測定器又は発生器と、これら測定
器及び/又は発生器とが接続され、その機能が試験され
る各種の被試験用のカードが装着された被試験カード群
と、前記各種の測定器又は発生器に所定の設定データを
与えると共に、これら測定器又は発生器の出力により設
定された各種カードの出力を取り込み、取り込むデータ
の種類に応じたフォーマットの検査シートを作成し、当
該検査シートの所定位置に測定結果を書き込む制御手段
とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は点検データ処理シス
テムに関し、更に詳しくは被試験カードの試験を自動化
した点検データ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】機器の点検作業や校正作業において、そ
の作業結果やデータ等を記録したり、レポートとして出
力(プリントアウト)することが行なわれる。
【0003】従来の機器の点検作業や校正作業では、一
般的には予め用意された検査シートの様式に、作業結果
やデータを記入していく方法や、パーソナルコンピュー
タ(以下パソコンと略す)やハンディターミナル上では
業務に応じた固定された独自の様式に作業結果やデータ
を入力していく方法等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の点検デ
ータ処理システムでは、点検作業や校正作業を実施した
際のチェックやデータ等をメモや専用帳票等に記入して
いるので作業が煩わしいという問題がある。また、現場
で手書きで機能した検査シートの内容を再度ワードプロ
セッサ等で清書する場合があり、二度手間になってい
る。また、収集したデータを基に例えば誤差計算を行な
う場合、電卓等を用いて誤差計算を行なっており、作業
が面倒である。
【0005】また、作業毎に点検作業の内容が異なり、
それぞれの作業に合わせた記録様式(検査シート)が必
要であり、検査シートの管理が面倒であった。本発明は
このような課題に鑑みてなされたものであって、測定対
象に応じた検査シートを作成し、この検査シートの所定
の位置に検査結果を自動的に記録することができる点検
データ処理システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
本発明は、 (1)各種の測定器又は発生器と、これら測定器及び/
又は発生器とが接続され、その機能が試験される各種の
被試験用のカードが装着された被試験カード群と、前記
各種の測定器又は発生器に所定の設定データを与えると
共に、これら測定器又は発生器の出力により設定された
各種カードの出力を取り込み、取り込むデータの種類に
応じたフォーマットの検査シートを作成し、当該検査シ
ートの所定位置に測定結果を書き込む制御手段とにより
構成されることを特徴としている。
【0007】この発明の構成によれば、被試験カードに
測定器又は発生器の出力により設定された各種のカード
の出力を取り込み、取り込んだデータの種類に応じた検
査シートに測定結果を書き込むことにより、測定対象に
応じた検査シートを作成し、この検査シートの所定の位
置に検査結果を自動的に記録することができる。
【0008】(2)この場合において、前記制御手段
は、前記被試験カード群の点検作業や校正作業を行なう
にあたり、その結果を記録し保存する機能と、その結果
を出力する機能と、記録する検査シートのフォーマット
を自由に設定する機能を具備することを特徴としてい
る。
【0009】この発明の構成によれば、前記制御手段に
測定結果を記録し保存する機能と、その結果を出力する
機能と、記録する検査シートのフォーマットを自由に設
定する機能を具備させることにより、測定対象に応じた
検査シートに測定結果を書き込むことができ、測定、構
成作業の自動化が達成できる。
【0010】(3)また、前記制御手段は、点検作業や
校正作業に使用する測定器又は発生器を制御し、被試験
カードに模擬入力を与えたり、被試験カードからの出力
を読み取ることを特徴としている。
【0011】この発明の構成によれば、制御部にこのよ
うな機能を持たせることにより、測定対象に応じた検査
シートに測定結果を書き込むことができ、測定、構成作
業の自動化が達成できる。
【0012】(4)また、前記制御手段は、検査シート
のフォーマット毎に点検作業や校正作業での計算手順及
び自動検査手順を定義することを特徴としている。この
発明の構成によれば、検査シートのフォーマット毎に計
算手順及び自動検査手順を設定することにより、被試験
対象カードの自動測定と測定結果の出力が可能となる。
【0013】(5)また、前記制御手段は、熱電対や測
温抵抗体の出力特性を持つテーブルを内蔵し、これらテ
ーブルに従って、所定の熱電対起電力又は測温抵抗体の
抵抗値を算出し、出力することを特徴としている。
【0014】この発明の構成によれば、制御手段が熱電
対や測温抵抗体の出力特性を持つテーブルを内蔵してい
るため、測定すべき温度に対応した熱起電力に相当する
電圧や、測温抵抗値を計算により被試験カードに与える
ことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。本発明の目的は以下の通
りである。
【0016】作業結果記録の記入作業及び清書等の二
度手間軽減 計算の自動化 収集したデータを基に誤差計算等を行なう場合、電卓な
どを使用せずにデータを入力するだけで誤差計算を自動
的に行ない、また良否判定も行なう。
【0017】帳票の自由設計 作業毎に点検作業の内容が異なり、それぞれの作業(測
定対象)に合わせた検査シートを自動作成する。
【0018】機器の制御 点検作業や、校正作業に使用する機器(電流電圧発生器
やディジタルマルチメータ等)を予め設定したプログラ
ムにより自動制御し、機器の点検及び結果の収集までを
自動で行ない、記入ミスをなくし、作業時間の短縮を図
る。
【0019】模擬入力値の測定 熱電対や測温抵抗体入力を検査する場合、被検査カード
に模擬入力値として印加する値をテーブルとして持ち、
それらの値を被試験カードに入力し、その時の被試験カ
ードの出力から測定値を演算により求め、表示部に自動
表示する。
【0020】図1は本発明の一実施の形態例を示す構成
図である。図において、1は直流電圧、交流電圧等を測
定するディジタルマルチメータ、2は電流又は電圧を発
生する電流電圧発生器である。該電流電圧発生器2は、
例えば熱電対の特定の温度における起電力を模擬するも
のである。3は6ダイヤル抵抗器で、測温抵抗体の特定
温度における抵抗値を模擬するものである。ここでは、
抵抗値発生ユニットとして6ダイアル抵抗を使用してい
るため、抵抗値設定はオペレータによる手動操作とな
る。しかしながら、この抵抗値発生ユニットも、自動化
して所定の抵抗を発生することができることはいうまで
もない。
【0021】4はディジタルマルチメータ1、電流電圧
発生器2に所定の設定データを与えると共に、これらデ
ィジタルマルチメータ1又は電流電圧発生器2の出力に
より設定された各種カードの出力を取り込み、取り込む
データの種類に応じたフォーマットの検査シートを作成
し、当該検査シートの所定位置に測定結果を書き込む制
御手段としてのパーソナルコンピュータ(以下、パソコ
ンと略す)である。10は該パソコン4に内蔵されたメ
モリで、10aは熱電対の起電力表や測温抵抗体の抵抗
値が記憶されたテーブルである。
【0022】5は制御ステーションでプロセス入出力機
能の点検作業を行なう際に、点検作業の半自動化を実現
するツールで、FCSチェッカと呼ばれる。該FCSチ
ェッカ5は、前記機器1,2との接続を行ない、パソコ
ン4から自動点検指示を行なうと、模擬データの入力、
検査結果の読み取り、パソコン4へのデータ入力を自動
化する機能を持っている。
【0023】6はパソコン4とFCSチェッカ5及び測
定器1、発生器2と接続されるRS232Cインタフェ
ース(直列インタフェース)である。7はFCSチェッ
カ5と接続され、プロセス制御等を行なう制御ステーシ
ョンである。本発明に係るテストプログラムは、該制御
ステーション7内に格納されている。8は複数の被試験
カードからなるシグナルコンディショナである。制御ス
テーション7のDI/O(ディジタルI/O)によるテ
ストプログラムの制御はFCSチェッカ5を経由してパ
ソコン4から行なわれる。
【0024】前記シグナルコンディショナ8は、各種の
動作を行なうカード群から構成されている。例えば、直
流電圧発生ユニット、温度測定ユニット、歪み測定ユニ
ット、差圧測定ユニット等から構成されている。図1に
示すシステムは、このシグナルコンディショナ8に装着
されている被試験カードの機能が正常であるか否かをチ
ェックするものである。該シグナルコンディショナ8
は、FCSチェッカ5と接続されている。
【0025】9はRS232Cインタフェース6と接続
され、パソコン4からのカードセレクト信号を受けて、
シグナルコンディショナ8に与えるカード選択器であ
る。該選択器9は、シグナルコンディショナ8内の特定
の被試験カードを選択することができる。
【0026】ここで、本発明で用いるFCSチェッカの
機能について説明する。 アナログI/Oテスト機能 アナログI/O(入出力機器)をテストするための測定
器として、ディジタルマルチメータ1、電流電圧発生器
2、6ダイヤル抵抗器3、パルス発生器(FCSチェッ
カに内蔵)を接続することができる。これらの測定器
は、FCSチェッカ5に内蔵されているマルチプレクサ
を通し、16チャネルに分配されるので、一度に16点
のアナログ入出力機器(被試験カード)をテストするこ
とができる。また、マルチプレクサには、極性切り換え
機能も内蔵しているので、多種の入出力機器に対応する
ことができる。
【0027】ディジタルI/Oテスト機能 入出力ともに最大64点のステータス入出力機能(接点
のオン/オフ)を持っているので、殆どのステータスカ
ードのテストを行なうことができる。また、制御ステー
ションのテストプログラムの制御も専用のDI/O機能
を使用して実現している。
【0028】通信機能 FCSチェッカは、パソコン4以外に3個の通信ポート
(RS232C)を持っている。これらは全てパソコン
4からリモートコントロールできるため、ディジタルマ
ルチメータ1、電流電圧発生器2等と通信することで、
模擬データの発生や出力値の読み込みが可能で、更にカ
ード選択器9とも通信可能である。
【0029】本発明では、先ずパソコン4で動作させる
プログラム(IDEA−W)を準備する必要がある。I
DEA−Wでは事前準備として、JOB情報の作成を行
なう必要がある。これは、対象JOBの点検結果を残す
ためのSIC(検査成績書)を必要な枚数予め作成する
ことと同じである。既に、以前のJOB情報が保管され
ている場合には、その情報をそまま使用することができ
るが、新規JOBの場合には、以下のような方法でJO
B情報の作成を行なう。
【0030】ステップ1:JOBファイルの新規作成を
選択しタイトルを編集する。 ステップ2:システム構成に合わせて必要なSICデー
タシートを全て追加する。この時、JOB内のSICデ
ータシートを全てユニークにするた構成コードと製品型
名を登録する。
【0031】ステップ3:追加したSICデータシート
(前述した検査シート)へ事前に入力可能な項目を全て
入力する。例えば、ステーション番号、コンポーネント
番号、入力レンジ等の情報 作成されたJOBデータは、IDEA−Wに含まれるV
2データコンバータによって継承することができる。こ
のコンバータでは、V2データのどの項目をWindo
wsのどのデータ項目に移行するかを細かく設定できる
ので、Windows版で新しく作成したSICに対し
てもデータを移行することができる。
【0032】但し、FCSチェッカ5との組み合わせで
自動点検を行なう場合には、自動点検に必要なデータが
必要となるので、新たに幾つかのデータを入力する必要
がある。例えばI/Oカードの場合、SCカードの型
式、レンジ、工業単位、検出端の種類を設定する必要が
ある。
【0033】次に、図1の動作について説明する。先ず
アナログI/Oカードを試験する場合について説明す
る。例えば、シグナルコンディショナ8内のどの被試験
カードを試験するかを先ずパソコン4からカード選択器
9に通知する。該カード選択器9は、パソコン4より指
定された被試験カードを選択する。被試験カードを選択
したことは、カード選択器9からパソコン4に通知され
る。今、指定されたカードが電圧出力カードであるもの
とする。
【0034】パソコン4は、FCSチェッカ5を介して
ディジタルマルチメータ1を指定する。シグナルコンデ
ィショナ8内の電圧出力カードは所定の電圧を発生す
る。この発生された電圧は、FCSチェッカ5を介して
ディジタルマルチメータ1に入力される。該ディジタル
マルチメータ1は、入力された電圧を測定する。そし
て、この測定結果は、FCSチェッカ5を介して制御ス
テーション7内の記憶部に記憶される。
【0035】次に、被試験カードが熱電対を用いた温度
測定カードであったものとする。パソコン4は、カード
選択器9に制御信号を送り、特定の温度測定カードを指
定する。該カード選択器9は、特定のカードを選択した
ことをパソコン4に通知する。次に、パソコン4はFC
Sチェッカ5を介して電流電圧発生器2を指定する。パ
ソコン4は、内蔵のテーブル10aに記憶されている熱
起電力表を基に特定の温度に対応した直流電圧を発生す
るように電流電圧発生器2に指示を出す。
【0036】該電流電圧発生器2から出力された電圧
は、模擬熱起電力としてFCSチェッカ5を介してシグ
ナルコンディショナ8内の特定の温度測定カードに入力
される。該温度測定カードは、入力電圧を起電力とした
温度を出力データとして出力する。そして、この測定結
果は、FCSチェッカ5を介して制御ステーション7内
の記憶部に記憶される。
【0037】次に、被試験カードが測温抵抗体を用いた
温度測定カードであったものとする。パソコン4はカー
ド選択器9に制御信号を送り、特定の温度測定カードを
指定する。該カード選択器9は、特定のカードを選択し
たことをパソコン4に通知する。次に、パソコン4はF
CSチェッカ5を介して6ダイヤル抵抗器3を指定す
る。オペレータは、パソコンの表示部に指定されている
値の抵抗値となるように6ダイヤル抵抗器3を調整す
る。
【0038】調整された抵抗値は、シグナルコンディシ
ョナ8の測温抵抗測定カードに模擬抵抗値として入力さ
れる。該測温抵抗測定カードは、与えられた抵抗値に対
応した温度データを測定する。この測定された温度デー
タは、FCSチェッカ5を介して制御ステーション7内
の記憶部に記憶される。
【0039】次に、パソコン4は制御ステーション7内
に記憶されている測定結果を読み出す。そして、読み出
した測定対象の種類に応じたフォーマットの検査シート
を作成し、作成された検査シートの特定の領域に測定デ
ータを書き込む。必要な場合には、測定値の理想値に対
する誤差を自動計算して測定誤差記入欄に誤差を書き込
む。このようにして、測定対象毎にそれぞれのフォーマ
ットの検査シートが作成され、測定データが書き込まれ
ていく。この作成された検査シートは、必要に応じて読
み出され、別途プリンタ等でプリントアウトされオペレ
ータに検査結果として渡される。オペレータは、該検査
シートを参照して、シグナルコンディショナ8内の各測
定カードの測定値や、誤差を認識することができる。
【0040】この実施の形態例では、6ダイヤル抵抗器
3の抵抗調整をオペレータが調整する場合について説明
したが、この抵抗値の設定もパソコン4からの制御信号
により自動的に生成されるようにすることができる。こ
のようにすれば、点検データ処理システムを完全自動化
することができる。
【0041】以上、アナログI/Oカードの試験を行な
う場合について説明した。今度はディジタルI/Oカー
ドの検査を行なう場合について説明する。ディジタルI
/Oカードは、接点信号を出力する機能を持っており、
外部からの制御信号によりその接点をオン/オフするこ
とができる。このディジタルI/Oカードは、制御ステ
ーション7内に装着されている。
【0042】パソコン4は、制御ステーション7内の特
定のステータスカードを指定し、そのステータスカード
にFCSチェッカ5を介して設定オン/オフ信号を与え
る。このオン/オフ信号に対してステータス状態(接点
のオン/オフ)が正常に行なわれるか否かをチェックす
る。検査結果は、制御ステーション7内の記憶部に記憶
される。
【0043】そして、測定対象カード毎に検査シートが
作成され、検査結果が書き込まれていく。この作成され
た検査シートは、必要に応じて読み出され、別途プリン
タ等でプリントアウトされオペレータに検査結果として
渡される。オペレータは、該検査シートを参照して、デ
ィジタルI/Oカードの正常性を認識することができ
る。
【0044】以上説明したように、本発明によれば被試
験カードに測定器又は発生器の出力により設定された各
種のカードの出力を取り込み、取り込んだデータの種類
に応じた検査シートに測定結果を書き込むことにより、
測定対象に応じた検査シートを作成し、この検査シート
の所定の位置に検査結果を自動的に記録することができ
る。
【0045】また、前記制御手段としてのパソコン4に
測定結果を記録し保存する機能と、その結果を出力する
機能と、記録する検査シートのフォーマットを自由に設
定する機能を具備させることにより、測定対象に応じた
検査シートに測定結果を書き込むことができ、測定、構
成作業の自動化が達成できる。
【0046】また、パソコン4により点検作業や校正作
業に使用する測定器又は発生器を制御し、被試験カード
に模擬入力を与えたり、被試験カードからの出力を読み
取るようにすることにより、パソコン4にこのような機
能を持たせることにより、測定対象に応じた検査シート
に測定結果を書き込むことができ、測定、構成作業の自
動化が達成できる。
【0047】また、前記パソコン4は、検査シートのフ
ォーマット毎に点検作業や校正作業での計算手順及び自
動検査手順を定義することにより、検査シートのフォー
マット毎に計算手順及び自動検査手順を設定することに
より、被試験対象カードの自動測定と測定結果の出力が
可能となる。
【0048】更に、前記パソコン4は、熱電対や測温抵
抗体の出力特性を持つテーブルを内蔵し、これらテーブ
ルに従って、所定の熱電対起電圧又は測温抵抗体の抵抗
値を算出し、出力することにより、パソコン4が熱電対
や測温抵抗体の出力特性を持つテーブルを内蔵している
ため、測定すべき温度に対応した熱起電力に相当する電
圧や、測温抵抗値を計算により被試験カードに与えるこ
とが可能となる。
【0049】図2はFCSチェッカ5の一実施の形態例
を示す構成図である。図1と同一のものは、同一の符号
を付して示す。図において、1はディジタルマルチメー
タ(DMM)、2は電流電圧発生器(GOS)、3は6
ダイアル抵抗器である。20はこれら発生器又は測定器
の信号線を内部で切り換え、コネクタCN9に接続する
アナログマルチプレクサである。該CN9は、図1のシ
グナルコンディショナ8と接続される。
【0050】21は試験用のパルス発生回路であり、ア
ナログマルチプレクサ20を介してシグナルコンディシ
ョナ8に装着されているカウンタカードの検査に使用さ
れるものである。カウンタカードは、コネクタCNを介
して送られてくるパルスをカウントし、カウント結果
は、FCSチェッカ5を介して制御ステーション7内の
記憶部に記憶する。
【0051】22はFCSチェッカ5を動作させるため
の電源ユニットである。該電源ユニット22は、交流1
00V〜240Vを受けて所定の直流電圧を発生する。
26はFCSチェッカ5の全体の動作を制御するCP
U、27はデータ一時記憶用RAM、28は動作プログ
ラム等を記憶するROMである。
【0052】23〜26はRS232Cポートであり、
それぞれコネクタCN1〜CN4を介してデジタルマル
チメータ1、電流電圧発生器2、及びパソコン4と接続
される。30は64点のステータス出力部、31は64
点のステータス入力部、32は32点のステータス出力
部、33は16点のステータス入力部で、これらは何れ
もコネクタCN5〜CN8を介して制御ステーション7
と接続される。
【0053】図3はアナログ出力部の一実施の形態例を
示す構成図である。図は1チャネル分の切替回路構成で
あり、実際には例えば16チャネル分の回路が設けられ
ている。アナログ測定対象には、電圧、温度、抵抗、パ
ルスがある。これら測定対象の測定端子は、測定切替回
路40に入り、該測定切替回路40から任意の1つが選
択され、被検査機器(被検査カード)に接続される。4
1は、前記電圧等の極性切り替えを行なう極性切替回路
である。この切替回路41を介して被測定カードに接続
することにより、測定器の±と端子A,B,C(ガード
端子)間の関係が変更可能になっている。
【0054】図4は本発明の機能説明図であり、主とし
てソフトウェアの構成について説明している。50はシ
ート編集ソフトウェアであり、検査対象の種類又は作業
毎に応じてシートのフォーマットを編集するものであ
る。編集された検査シート51はファイル52に保管さ
れる。
【0055】54は検査データ53を記憶するファイル
である。検査データ53は、パソコン4のキーボードか
ら入力されたデータや、自動検査の結果得られたデータ
であり、検査作業毎に保管されている。
【0056】56はデータ処理ソフトウェアであり、入
力された検査データを対応するシートに割り付け保管し
たり、その検査データを基に誤差等の演算を実行し、新
たな検査データの一部としてファイル54に保管し、ま
た自動検査を各シートに定義された手順に従い実行し、
検査データを自動的に取得する。そして、これら検査デ
ータをパソコン画面に表示したり、プリンタで印刷でき
るようになっている。
【0057】60は計測機器であり、データ処理ソフト
ウェア56からの通信により制御され、被検査機器61
へ模擬入力を印加する。また、その結果得られる被検査
機器61からの信号を測定し、データ処理ソフトウェア
56へ通知する。
【0058】55はJISに定められた熱電対の熱起電
力表や測温抵抗体の変換値や、標準pH液の温度に対す
るpH値等の情報を保持するテーブルであり、データ処
理ソフトウェア56からの要求によりその値を参照でき
るようになっている。
【0059】図5は本発明と従来システムのテスト方法
の比較を示す図である。準備段階、機能テスト、AI/
Oテスト、DI/Oテストのそれぞれについて比較して
いる。詳細な説明は省略するが、本発明によれば、検査
試験のかなりの部分が自動化できることが分かる。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、 (1)各種の測定器又は発生器と、これら測定器及び/
又は発生器とが接続され、その機能が試験される各種の
被試験用のカードが装着された被試験カード群と、前記
各種の測定器又は発生器に所定の設定データを与えると
共に、これら測定器又は発生器の出力により設定された
各種カードの出力を取り込み、取り込むデータの種類に
応じたフォーマットの検査シートを作成し、当該検査シ
ートの所定位置に測定結果を書き込む制御手段とにより
構成されることにより、被試験カードに測定器又は発生
器の出力により設定された各種のカードの出力を取り込
み、取り込んだデータの種類に応じた検査シートに測定
結果を書き込み、測定対象に応じた検査シートを作成
し、この検査シートの所定の位置に検査結果を自動的に
記録することができる。
【0061】(2)この場合において、前記制御手段
は、前記被試験カード群の点検作業や校正作業を行なう
にあたり、その結果を記録し保存する機能と、その結果
を出力する機能と、記録する検査シートのフォーマット
を自由に設定する機能を具備することにより、前記制御
手段に測定結果を記録し保存する機能と、その結果を出
力する機能と、記録する検査シートのフォーマットを自
由に設定する機能を具備させ、測定対象に応じた検査シ
ートに測定結果を書き込むことができ、測定、構成作業
の自動化が達成できる。
【0062】(3)また、前記制御手段は、点検作業や
校正作業に使用する測定器又は発生器を制御し、被試験
カードに模擬入力を与えたり、被試験カードからの出力
を読み取ることにより、制御部にこのような機能を持た
せ、測定対象に応じた検査シートに測定結果を書き込む
ことができ、測定、構成作業の自動化が達成できる。
【0063】(4)また、前記制御手段は、検査シート
のフォーマット毎に点検作業や校正作業での計算手順及
び自動検査手順を定義することにより、検査シートのフ
ォーマット毎に計算手順及び自動検査手順を設定し、被
試験対象カードの自動測定と測定結果の出力が可能とな
る。
【0064】(5)また、前記制御手段は、熱電対や測
温抵抗体の出力特性を持つテーブルを内蔵し、これらテ
ーブルに従って、所定の熱電対起電圧又は測温抵抗体の
抵抗値を算出し、出力することにより、制御手段が熱電
対や測温抵抗体の出力特性を持つテーブルを内蔵してい
るため、測定すべき温度に対応した熱起電力に相当する
電圧や、測温抵抗値を計算により被試験カードに与える
ことが可能となる。
【0065】このように、本発明によれば、測定対象に
応じた検査シートを作成し、この検査シートの所定の位
置に検査結果を自動的に記録することができる点検デー
タ処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示す構成図である。
【図2】FCSチェッカの一実施の形態例を示す構成図
である。
【図3】アナログ入出力部の一実施の形態例を示す構成
図である。
【図4】本発明の機能説明図である。
【図5】本発明と従来システムのテスト方法の比較を示
す図である。
【符号の説明】
1 ディジタルマルチメータ 2 電流電圧発生器 3 6ダイヤル抵抗器 4 パソコン 5 FCSチェッカ 6 RS232Cインタフェース 7 制御ステーション 8 シグナルコンディショナ 9 カード選択器 10 メモリ、 10a テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の測定器又は発生器と、 これら測定器及び/又は発生器とが接続され、その機能
    が試験される各種の被試験用のカードが装着された被試
    験カード群と、 前記各種の測定器又は発生器に所定の設定データを与え
    ると共に、これら測定器又は発生器の出力により設定さ
    れた各種カードの出力を取り込み、取り込むデータの種
    類に応じたフォーマットの検査シートを作成し、当該検
    査シートの所定位置に測定結果を書き込む制御手段とに
    より構成されてなる点検データ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記被試験カード群の
    点検作業や校正作業を行なうにあたり、その結果を記録
    し保存する機能と、その結果を出力する機能と、記録す
    る検査シートのフォーマットを自由に設定する機能を具
    備することを特徴とする請求項1記載の点検データ処理
    システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、点検作業や校正作業に
    使用する測定器又は発生器を制御し、被試験カードに模
    擬入力を与えたり、被試験カードからの出力を読み取る
    ことを特徴とする請求項1記載の点検データ処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、検査シートのフォーマ
    ット毎に点検作業や校正作業での計算手順及び自動検査
    手順を定義することを特徴とする請求項1記載の点検デ
    ータ処理システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、熱電対や測温抵抗体の
    出力特性を持つテーブルを内蔵し、これらテーブルに従
    って、所定の熱電対起電力又は測温抵抗体の抵抗値を算
    出し、出力することを特徴とする請求項1記載の点検デ
    ータ処理システム。
JP9235576A 1997-09-01 1997-09-01 点検データ処理システム Pending JPH1183560A (ja)

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