JPH1183435A - 画像処理装置、及びその計測項目検査方法 - Google Patents

画像処理装置、及びその計測項目検査方法

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JPH1183435A
JPH1183435A JP9239886A JP23988697A JPH1183435A JP H1183435 A JPH1183435 A JP H1183435A JP 9239886 A JP9239886 A JP 9239886A JP 23988697 A JP23988697 A JP 23988697A JP H1183435 A JPH1183435 A JP H1183435A
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Japan
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measurement
edge position
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luminance
threshold value
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JP9239886A
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Inventor
Shinji Natsume
新二 夏目
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 検査対象の表面状態が良好でないあるいは検
査環境の照明が一様でない場合においても、正しいエッ
ジ位置を検出できる。 【解決手段】 予め、手本となる画像に基づいて、仮計
測用の閾値、本計測用の閾値が設定されている。検査実
行時において、検査対象物を撮像した画像信号を、I/
Oインタフェース部14より入力し、メモリ12に格納
する。CPU11検査対象物の計測項目を測定する処理
を行う。まずメモリ12に格納した画像信号より検査対
象の画像の輝度値のプロファイルを作成する。次に、こ
のプロファイル上で仮計測用の閾値と一致する仮のエッ
ジ位置を検出し、これに基づいてプロファイルを複数の
計測範囲に分割する。そして各計測範囲毎に上記本計測
用の閾値と一致するエッジ位置を検出する。その際1つ
の計測範囲に複数検出された場合には、仮のエッジ位置
に最も近いエッジ位置を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、及
びその計測項目検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばICのピン、コネクタ
のリード、マイクロメータの目盛り線等の計測項目(幅
・ピッチ・本数等)を計測して、検査対象物(上記I
C、コネクタ、マイクロメータ等)の良否検査を行うた
めの画像処理装置がある。
【0003】この画像処理装置は、検査対象物を撮像装
置によって撮像し、この撮像によって得られた検査対象
の画像信号を入力して、この画像信号より、予め指定さ
れた計測ライン上の輝度値のプロファイル(輝度分布)
を作成する。そして、この輝度分布と、予め指定される
閾値とに基づいて、検査対象物の所定の検査項目(計測
項目)を計測する。例えば、検査対象物が上記IC、コ
ネクタ、マイクロメータ等である場合は、ICのピン、
コネクタのリード、マイクロメータの目盛り線等の幅・
ピッチ・本数等の計測を行う。そして、この計測結果に
基づいて検査対象物の良否の判定を行う。この判定は、
画像処理装置において行ってもよいし、画像処理装置か
ら上記計測項目の計測結果を他の情報処理装置等に出力
して、この情報処理装置に上記良否の判定を行わせるよ
うにしてもよい。
【0004】図8は、従来の画像処理装置による検査方
法を説明する図である。図8(a)は検査対象物と計測
ラインの一例を示す図であり、同図では検査対象物がI
Cのピンである例を示している。
【0005】図8(a)には、8ピンのIC40と、そ
の片側のピン41、42、43、44の幅・ピッチ・本
数を計測する計測ラインS1 を示してある。同図に示す
各ピン41、42、43、44の幅は、各々“A”、
“B”、“C”、“D”であり、ピッチは“E”、
“F”、“G”であるものとする。
【0006】図8(b)は、上記計測ラインS1 上を撮
像装置で撮像したIC40の画像データを基に、画像処
理装置において作成した画像の輝度値のプロファイルで
ある。
【0007】従来の画像処理装置による幅・ピッチ検査
方法では、図8(b)に示すプロファイル上で、閾値と
一致する点を求めることで、IC40のピンの幅・ピッ
チ・本数等を計測していた。
【0008】上記閾値は、例えば、図8(c)に示すよ
うに、輝度値の最大値H3 と最小値L3 のちょうど中間
の輝度値R1 とする。そして、この閾値R1 と一致する
各点をプロファイル上で求めて、その各点の位置をIC
のピンのエッジ位置であるものとみなす。同図では、エ
ッジ位置q、r、s・・・等が検出される。そして、こ
れらエッジ位置q、r、s等によって、IC40の各ピ
ン41、42、43、44の幅、ピッチ、本数等を計測
して、良否の判定を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像処理装
置は、画像の入力状態や検査対象物の表面状態等が良好
である場合は、適正な検査を行えるものである。
【0010】しかしながら、例えば検査対象物の表面上
に汚れやゴミ等が付着すると輝度が不均一な部分が生じ
て、この輝度の不均一な部分をエッジ位置と誤検出して
しまう場合がある。
【0011】図9は、従来の第1の問題を説明する図で
ある。図9(a)は、検査対象物であるIC50を示
す。IC50は、図8のIC40と同じく、8ピンのI
Cである。同図には、IC50の片側のピン51、5
2、53、54の幅・ピッチ・本数を計測する計測ライ
ンS2 を示してある。但し、IC50は、IC40と異
なり、ピン51に汚れ55が付着している。このよう
に、計測ラインS2 上に汚れ等があると、計測ラインS
2 上を撮像装置で撮像したIC50の画像データを基
に、画像処理装置において作成した画像の輝度値のプロ
ファイルにおいて、輝度が不均一な部分が生じる。
【0012】図9(b)は、上記IC50に対して作成
した上記計測ラインS2 上の画像の輝度値のプロファイ
ルと閾値を示す図である。図9(b)では、図8(c)
の場合と同様に、輝度値の最大値H3 と最小値L 3 のち
ょうど中間の輝度値を閾値R1 としている。そして、こ
の閾値R1 と一致する各点を上記プロファイル上で求め
て、その各点の位置をICのピンのエッジ位置であるも
のとみなす。
【0013】ところが、同図では、エッジ位置q、r、
s・・・等が検出されるとともに、上記汚れが原因で生
じる輝度の不均一部分の為に、エッジ位置tが検出され
てしまう。
【0014】このように、従来では、検査対象の表面状
態が良好でないと、輝度の不均一点をエッジ位置と誤検
出する場合があり、この為に正しい測定結果が得られな
くなり、誤判定するという問題があった。
【0015】図10は、従来の第2の問題を説明する図
である。図10(a)は、検査対象であるIC60を示
す。IC60は、図8のIC40と同じく、8ピンのI
Cパッケージである。同図には、IC60の片側のピン
61、62、63、64の幅・ピッチ・本数を計測する
計測ラインS3 を示してある。但し、図10(a)で
は、照明の状態が一様でないため、上記計測ラインS3
上に比較的明るいエリアと比較的暗いエリアが存在す
る。図10(a)では、ピン62−63間が最も明る
く、端に行くに従って暗くなる照明環境下で、計測を行
っている。
【0016】図10(b)は、この様な環境下で撮像し
て得られた上記計測ラインS3 上の画像の輝度値のプロ
ファイルと閾値を示す図である。図10(b)に示すよ
うに、照明が明るいエリアにあるピン62、63の輝度
値は、照明が暗いエリアにあるピン61、64に比べて
非常に大きくなり、また、ピン62−63間のピッチ位
置の輝度値も非常に大きくなる。
【0017】このようなプロファイルに基づいて、上記
図8(c)の場合と同様に、輝度値の最大値H4 と最小
値L4 のちょうど中間の輝度値を閾値R2 と設定する
と、図10(b)に示すように、本来エッジ位置として
検出されるべき部分wを見逃してしまう場合がある。ま
た、図10(b)に示すように、エッジ位置u、vを検
出しても、閾値R2 の値が、ピン61の幅を計測するの
に適した値よりも大きな値となってしまっているため、
ピン61の幅Aよりも短い幅A’を検出してしまう。
【0018】このように、従来の方法では、検査対象に
対する照明の状態が一様でない場合等に、本来エッジ位
置として検出すべき部分を見逃したり、幅、ピッチの値
を正しく計測できない場合がある。この為、正しい計測
結果が得られなくなり、誤判定するという問題があっ
た。
【0019】本発明の課題は、検査対象の表面状態が良
好でない場合、あるいは検査対象が照明の状態が一様で
ない環境下に置かれた場合においても、正しいエッジ位
置を検出でき、計測項目の安定で高精度な計測を可能に
する画像処理装置、及びその計測項目検査方法を提供す
ることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明の画像処理装
置は、入力する検査対象の画像データに基づいて、予め
指定された計測ライン上の画像の輝度分布を求める輝度
分布作成手段と、該輝度分布作成手段により求められた
輝度分布において、予め設定される仮計測用の閾値と輝
度値が一致する複数の仮のエッジ位置を検出し、該検出
する各仮のエッジ位置より複数の計測範囲を設定する計
測範囲設定手段と、該計測範囲設定手段により設定され
る各計測範囲毎に、計測範囲内において予め設定される
本計測用の閾値と輝度値が一致するエッジ位置を検出す
るエッジ位置検出手段と、該エッジ位置検出手段におい
て、1つの計測範囲内に1つのエッジ位置が検出された
場合には該エッジ位置を本来のエッジ位置であるものと
決定し、1つの計測範囲内に複数のエッジ位置が検出さ
れた場合には該複数のエッジ位置の中で前記仮のエッジ
位置に最も近い位置にあるエッジ位置を本来のエッジ位
置であるものと決定するエッジ位置決定手段と、を有す
る。
【0021】上記第1の発明の画像処理装置は、仮計測
用の閾値によって検出される各仮のエッジ位置より複数
の計測範囲を設定し、各計測範囲毎に本計測用の閾値に
よりエッジ位置を検出する。そして、エッジ位置が複数
検出される計測範囲においては、上記仮のエッジ位置に
最も近い位置にあるエッジ位置を本来のエッジ位置であ
るものと決定する。
【0022】これによって、第1の発明の画像処理装置
によれば、例えば、検査対象の表面状態が良好ではなく
輝度の不均一部分が生じる為に、本来のエッジ位置では
ない位置がエッジ位置として検出されてしまう場合であ
っても、仮のエッジ位置に最も近い位置にあるエッジ位
置のみを本来のエッジ位置とすることにより、正しい測
定結果が得られるようになる。
【0023】第2の発明の画像処理装置は、入力する検
査対象の画像データに基づいて、予め指定された計測ラ
イン上の画像の輝度分布を求める輝度分布作成手段と、
該輝度分布作成手段により求められた輝度分布におい
て、予め設定される仮計測用の閾値と輝度値が一致する
複数の仮のエッジ位置を検出し、該検出する各仮のエッ
ジ位置より複数の計測範囲を設定する計測範囲設定手段
と、該計測範囲設定手段により設定される各計測範囲毎
に、各計測範囲における本計測用の閾値を動的に決定す
る本計測用閾値決定手段と、前記各計測範囲毎に、該本
計測用閾値決定手段によって決定される各本計測用の閾
値と輝度値が一致するエッジ位置を検出するエッジ位置
検出手段と、を有する。
【0024】上記第2の発明の画像処理装置は、仮計測
用の閾値によって検出される各仮のエッジ位置より複数
の計測範囲を設定し、各計測範囲毎に所定の方法により
本計測用の閾値を決定する。そして、各計測範囲毎に、
それぞれに対して決定された本計測用の閾値を用いて、
エッジ位置を検出する。このエッジ位置は、1つの計測
範囲内に複数検出されてもよい。
【0025】これによって、第2の発明の画像処理装置
によれば、照明の状態が一様でない等の為に検査対象物
に比較的明るいエリアと比較的暗いエリアが存在する場
合等であっても、所定の方法により設定される複数の計
測範囲毎に、各々、それぞれの計測範囲の明るさに応じ
た本計測用の閾値を決定することにより、この本計測用
の閾値を用いてエッジ位置を検出すれば、本来エッジ位
置として検出すべき部分を見逃すことなく、正しい測定
結果が得られるようになる。また、例えば、各計測範囲
毎に、幅・ピッチ等が正しく計測できるレベルに本計測
用の閾値が設定されるようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態である
画像処理装置3を含む画像処理検査システム全体の構成
を説明する図である。
【0027】同図において、カメラ2は、検査対象物1
を撮像して、この撮像により得られた画像信号Jを画像
処理装置3に送る撮像装置である。画像処理装置3は、
カメラ2より出力される画像信号Jを入力して、この画
像信号Jを画像処理して、検査対象物1の良否を判定
し、その判定結果を判定結果信号Kとして出力する検査
装置である。
【0028】図2は、上記画像処理装置3を実現するハ
ードウェア構成の一例を示す図である。図2に示す画像
処理装置3は、CPU11と、このCPU11にバス1
7を介して接続されたRAM12、記憶部13、I/O
インタフェース部14、入力部15、及び表示部16を
有する。尚、検査実行時の画像処理装置3としては入力
部15、表示部16は必ずしも必要なものではない。
【0029】CPU11は、パーソナルコンピュータ1
0全体を制御する中央処理装置である。メモリ12は、
CPU11が処理中のデータ等を一時的に記憶するRA
M等のメモリである。あるいは、カメラ2から後述する
I/Oインタフェース部14を介して入力する検査対象
物1の画像信号Jを、一時的に記憶するフレームメモリ
として使用されるメモリである。
【0030】記憶部13は、各種プログラム、データな
どを記憶する記憶装置等であり、少なくとも本実施形態
の画像処理装置3の機能(後述する幅・ピッチ検査方
法)を実現させるプログラムが記憶されている。
【0031】記憶部13は、例えばHDD等のコンピュ
ータ10内蔵の記憶装置である。あるいは、記憶部13
は、コンピュータ10がFDD(フロッピーディスクド
ライブ)、CD−ROMドライブ等の媒体駆動装置を備
えており、この媒体駆動装置によって、少なくとも本実
施形態の画像処理装置3の機能(幅・ピッチ検査方法)
を実現させるプログラムが記憶されている可搬記憶媒体
{FD(フロッピーディスク)、MO(光磁気ディス
ク)、CD−ROM、メモリカード、DVD(デジタル
ビデオディスク)等}から、上記プログラムを読み出す
形態のものであってもよい。
【0032】I/Oインタフェース部14は、カメラ2
から画像信号Jを入力し、また判定結果信号Kを外部の
他の情報処理装置等(不図示)に出力するための入出力
インタフェースである。
【0033】入力部15はキーボード、マウス、タッチ
パネル等を備えた入力装置であり、オペレータ等が後述
する計測ライン及び閾値等を指定するために用いられ
る。表示部16は、後述する手本となる画像(に基づい
て作成される輝度値のプロファイル)の表示や、オペレ
ータ等が上記計測ラインや閾値等を指定する為の入力画
面等を表示するディスプレイ等である。
【0034】入力部15と表示部16は、画像処理装置
3が検査対象物1の検査を実行する前に、オペレータ等
が上記計測ラインと上記閾値を指定するためのマン・マ
シン・インタフェースとして機能する。例えば、オペレ
ータ等は、表示部16の画面上に表示される上記手本と
なる画像(の輝度値のプロファイル)を見ながら、適切
な計測ライン及び閾値を判断し、それらを入力部15を
介して指定入力する。このオペレータ等により指定入力
された計測ライン、閾値等は、例えばメモリ12または
記憶部13に記憶され、検査実行時に利用される。
【0035】尚、画像処理装置3が(図2に示すシステ
ムとは異なり)入力部及び表示部を備えていない場合
は、画像処理装置3を入力部/表示部を備える他の情報
処理装置に接続して、上記閾値等の指定入力をオペレー
タ等に行わせるようにしてもよい。この場合、例えば、
上記手本となる画像を上記他の情報処理装置に送り、こ
の情報処理装置が備える入力部/表示部を用いてオペレ
ータ等が計測ライン、閾値等を指定入力する。また、こ
の場合、検査実行時には、オペレータ等は上記情報処理
装置の入力部より画像処理装置3に対して検査の開始を
指示するようにしてもよい。
【0036】以下、図3、図4を参照して、第1の実施
例を説明する。図3(a)は、検査対象物1と計測ライ
ンの一例を示す図であり、同図では検査対象物1がIC
のピンである例を示している。
【0037】図3(a)には、検査対象物1である8ピ
ンのIC20と、その片側のピン21、22、23、2
4の幅・ピッチ・本数を計測するための計測ラインS4
が示されている。IC20は、上述したIC50と略同
様にピン21の表面に汚れ25が付着している。これよ
り、計測ラインS4 上の画像の輝度値のプロファイル
が、図9(b)と略同様にして作成されることになる。
【0038】図3(b)は、上記計測ラインS4 上の画
像の輝度値のプロファイルである。同図では、計測ライ
ンS4 上全体ではなく、ピン21、22近辺のプロファ
イルのみを示している。
【0039】上述したように、第1の実施例では、オペ
レータ等は、上記検査対象物1の検査を行う前に、予
め、まず検査対象物1の良否を検査するための手本とな
る画像を取り込み、その後、上記計測ラインS4 と、仮
計測用の閾値及び本計測用の閾値(後述する)を指定す
る作業を行う。閾値の指定方法は、特定の輝度値を指定
するものであってもよいし、計測ラインS4 上の最大輝
度値と最小輝度値間のパーセンテージを指定するもので
あってもよい。また、上記手本となる画像は、例えば、
基準サンプル(良品であるIC等)をカメラ2により撮
像することにより得る。すなわち、上記基準サンプルの
画像信号Jを「手本となる画像」とする。
【0040】第1の実施例では、図3(b)に示す仮計
測用の閾値P1と本計測用の閾値Q1の2つの閾値が指定
されるものとする。仮計測用の閾値は、ICのピン等の
本数を正しく計測できるレベルに適宜設定するものであ
る。本計測用の閾値は、ピンの幅・ピッチが正しく計測
できるレベルに適宜設定するものである。これについて
詳しくは後述する。
【0041】次に、図4及び図3(b)を参照して、検
査対象物1の検査実行時の処理を説明する。図4は、第
1の実施例の画像処理装置3における検査実行時の処理
を説明するフローチャートである。
【0042】同図において、まず、カメラ2から検査対
象物1の画像信号Jを取り込んだ後、計測ラインS4
の画像の輝度値のプロファイルを作成する(ステップS
1)。検査対象物1が図3(a)に示すIC20である
場合には、上記の通り、図3(b)に示すプロファイル
が作成される。尚、プロファイルの作成は、計測ライン
4 付近の濃度投影をとるものであってもよい。
【0043】次に、作成したプロファイル上で、上記の
様に予め設定された仮計測用の閾値P1 と一致する点を
求めて、そこを仮のエッジ位置とする(ステップS
2)。図3(b)に示すプロファイルにおいては、仮の
エッジ位置a、b、cが求められる。
【0044】続いて、ステップS2で求めた各仮のエッ
ジ位置間(a−b間、b−c間)において、それぞれ最
大輝度点または最小輝度点を求める(ステップS3)。
すなわち、立ち上がりエッジにおける仮のエッジ位置a
と、立ち下がりエッジにおける仮のエッジ位置bとの間
の領域においては最も高い輝度値(輝度値H1 )の点を
求める。図3(b)に示すプロファイルでは最大輝度点
dが求められる。一方、立ち下がりエッジにおける仮の
エッジ位置bと、立ち上がりエッジにおける仮のエッジ
位置cとの間の領域においては、最も低い輝度値(輝度
値L1 )の点を求める。図3(b)に示すプロファイル
では最小輝度点fが求められる。更に、プロファイルの
両端においては、始点と最初の仮のエッジ間及び最後の
エッジと終点間で、それぞれ最小輝度値または最大輝度
値を求める。
【0045】図3(b)では、始点と、最初の仮のエッ
ジ位置である仮のエッジ位置aとの間の領域において、
最小輝度点eが求められている。尚、図3(b)ではI
C20のピン21、22近辺のプロファイルを部分的に
示しているが、当然、計測ラインS4 上の画像の輝度値
のプロファイル全体では、仮のエッジ位置a、b、c以
外にも仮のエッジ位置が求められる。そして、それら各
仮のエッジ位置間及び最後の仮のエッジ位置と終点間で
最小輝度値または最大輝度値を求めるものである。
【0046】次に、上記ステップS3により求めた複数
の最小輝度点と最大輝度点との間を、それぞれ1つの計
測範囲とする(ステップS4)。図3(b)では、最小
輝度点eと最大輝度点dの間を計測範囲M1 とし、最大
輝度点dと最小輝度点fとの間を計測範囲N1 としてい
る。
【0047】そして、各計測範囲内において、本計測用
の閾値Q1 と一致する点を求めて、これをエッジ位置と
する(ステップS5)。このとき、一つの計測範囲内に
複数のエッジ位置が求まっているか否かを判定する(ス
テップS6)。一つの計測範囲内に1つのエッジ位置の
みが求まった場合には(ステップS6、NO)、そのエ
ッジ位置が本来のエッジ位置であるものと決定する(ス
テップS7)。一方、一つの計測範囲内に複数のエッジ
位置が求まっている場合には(ステップS6、YE
S)、これら複数のエッジ位置の中で仮のエッジ位置
(当該計測範囲内にある仮のエッジ位置)に最も近いも
のが、本来のエッジ位置であると決定する(ステップS
8)。
【0048】上記ステップS5〜ステップS8の処理に
よって、図3(b)に示す計測範囲M1 においては、本
計測用の閾値Q1 と一致する唯一の点であるエッジ位置
gが本来の(本当の)エッジ位置であるものと決定され
る。一方、計測範囲N1 においては、ピン21の汚れ2
5によって輝度の不均一点が生じる為に、本計測用の閾
値Q1 と一致する点が3箇所求まってしまうが、その中
で仮のエッジ位置bに最も近い位置にあるエッジ位置h
が本来のエッジ位置であるものと決定される。
【0049】そして、全ての計測範囲において、上記ス
テップS5〜ステップS8の処理を行うと(ステップS
9、YES)、ICのピン等の幅・ピッチ検査における
エッジ検出処理が終了する。
【0050】そして、検出したエッジ位置に基づいて検
査対象の所定の計測項目(幅・ピッチ・本数等)を算出
(計測)する。エッジ位置に基づく幅・ピッチ・本数等
の計測方法は、従来より知られている方法であるので、
ここでの説明は省略するが、例えば立ち上がりエッジと
立ち下がりエッジ間の距離をICのピン等の“幅”とし
て計測する。
【0051】そして、この幅・ピッチ・本数等の計測結
果に基づいて、検査対象物1の良否が判定される。例え
ば、幅・ピッチの計測値が予め設定される基準範囲内で
あり、本数の計測値が予め設定される値と同じであれ
ば、その検査対象物は良品であるものと判定する。尚、
この良否判定(あるいは計測項目の計測)は、画像処理
装置3において行ってもよいし、画像処理装置3から上
記計測結果(あるいは本来のエッジ位置の情報)を他の
情報処理装置等に出力して、この情報処理装置に良否判
定を行わせるようにしてもよい。
【0052】このように、第1の実施例によれば、仮の
エッジ位置等に基づいて決められる各計測範囲毎に、本
計測用の閾値Q1 と一致するエッジ位置を求めて、1つ
の計測範囲内にエッジ位置が複数存在する場合には仮の
エッジ位置に最も近いエッジ位置を本来のエッジ位置と
することによって、検査対象の表面状態が良好でない場
合であってもエッジ位置を誤検出する確率を極めて低く
することができ、幅・ピッチ・本数等の安定で高精度な
計測が可能となる。
【0053】以下、図5、図6を参照して、第2の実施
例を説明する。図5(a)は、検査対象物1と計測ライ
ンの他の例を示す図であり、同図では検査対象がICの
ピンである例を示している。
【0054】図5(a)には、検査対象物1である8ピ
ンのIC30と、その片側のピン31、32、33、3
4の幅・ピッチ・本数を計測するための計測ラインS5
が示されている。IC30は、上述したIC60と略同
様に表面状態は良好であるが、照明の状態が一様でない
こと等が原因でカメラ2の撮像領域内に比較的明るいエ
リアと比較的暗いエリアが存在する。同図では、IC6
0の中央のピン32−33間が最も明るく、左右共、端
に行くに従って暗くなっている。
【0055】このため、計測ラインS5 上においても、
図10(b)と略同様の輝度値のプロファイルが作成さ
れることになる。図5(b)は、上記計測ラインS5
の画像の輝度値のプロファイルである。
【0056】同図では、計測ラインS5 上全体ではな
く、ピン31、32近辺のプロファイルのみを示してい
る。この第2の実施例では、オペレータ等は、上記検査
対象物1の計測を行う前に、例えば上述した方法によ
り、予め、まず手本とする画像を画像処理装置3に取り
込んだ後、上記計測ラインS5 と、仮計測用の閾値を指
定する作業を行う。仮計測用の閾値の指定方法は、特定
の輝度値を指定するものであってもよいし、計測ライン
5 上の最大輝度値と最小輝度値間のパーセンテージを
指定するものであってもよい。
【0057】第2の実施例では、図5(b)に示す仮計
測用の閾値P2 が指定(設定)されるものとする。次
に、図6及び図5(b)を参照して、検査対象物1の検
査実行時の処理を説明する。
【0058】図6は、第2の実施例の画像処理装置3に
おける検査実行時の処理を説明するフローチャートであ
る。同図において、まず、カメラ2から検査対象物1の
画像信号Jを取り込んだ後、計測ラインS5 上の画像の
輝度値のプロファイルを作成する(ステップS11)。
図5(a)に示す例では、上記の通り、図5(b)に示
すプロファイルが作成される。尚、プロファイルの作成
は、計測ラインS5 付近の濃度投影をとるものであって
もよい。
【0059】次に、上記の様に予め設定された仮計測用
の閾値P2 と一致する点を求めて、そこを仮のエッジ位
置とする(ステップS12)。図5(b)においては、
仮のエッジ位置i、j、kが求められる。
【0060】続いて、ステップS12で求めた各仮のエ
ッジ位置間(i−j間、j−k間)において、それぞれ
最大輝度点または最小輝度点を求める(ステップS1
3)。すなわち、図5(b)に示すプロファイルにおい
ては、立ち上がりエッジにおける仮のエッジ位置iと、
立ち下がりエッジにおける仮のエッジ位置jとの間の領
域においては最も高い輝度値(輝度値H2 )の点lが求
められる。一方、立ち下がりエッジにおける仮のエッジ
位置jと、立ち上がりエッジにおける仮のエッジ位置k
との間の領域においては、最も低い輝度値(輝度値
3 )の点nが求められる。更に、上記ステップS11
で作成したプロファイルの両端においては、始点と最初
の仮のエッジ間及び最後のエッジと終点間で、それぞれ
最小輝度値または最大輝度値を求める。図5(b)に示
すプロファイルからは、始点と、最初の仮のエッジ位置
である仮のエッジ位置iとの間の領域において、最小輝
度点mが求められる。
【0061】尚、図5(b)ではIC30のピン31、
32近辺のプロファイルを部分的に示しているが、当
然、計測ラインS5 上の画像の輝度値のプロファイル全
体では、仮のエッジ位置i、j、k以外にも仮のエッジ
位置が求められる。そして、各仮のエッジ位置間及び最
後の仮のエッジ位置と終点間で最小輝度値または最大輝
度値を求めるものである。
【0062】次に、上記ステップS13により求めた複
数の最小輝度点と最大輝度点との間を、それぞれ1つの
計測範囲とする(ステップS14)。図5(b)では、
最小輝度点mと最大輝度点lの間を計測範囲M2 とし、
最大輝度点lと最小輝度点nとの間を計測範囲N2 とし
ている。
【0063】そして、各計測範囲毎に、本計測用の閾値
を求める(ステップS15)。例えば図5(b)では、
計測範囲M2 においては、最大輝度点lの輝度値H2
最小輝度点mの輝度値L2 のちょうど中間の値を、本計
測用の閾値Q2 としている。すなわち、 Q2 =L2 +(H2 −L2 )÷2 の算出式により計測範囲M2 における本計測用の閾値Q
2 を求めている。
【0064】同様にして、計測範囲N2 においては、最
大輝度点lの輝度値H2 と最小輝度点nの輝度値L3
ちょうど中間の値を、本計測用の閾値Q3 としている。
すなわち、 Q3 =L3 +(H2 −L3 )÷2 の算出式により計測範囲N2 における本計測用の閾値Q
3 を求めている。
【0065】以下、同様にして、全ての各計測範囲にお
ける本計測用の閾値を求める。尚、図5(b)に示す例
では、最大輝度点の輝度値と最小輝度点の輝度値のちょ
うど中間の値を、本計測用の閾値としているが、これに
限るものではない。本計測用の閾値は、検査対象、撮像
状態等に応じて、適宜、幅・ピッチが正確に計測できる
適切な値に設定することができる。これについては、詳
しくは後述する。
【0066】上記ステップS15の処理によって各計測
範囲毎に本計測用の閾値を求めると、続いて、各計測範
囲毎にその本計測用の閾値を用いて、エッジ位置を検出
する(ステップS16)。例えば、図5(b)では、計
測範囲M2 においては上記の様に算出した本計測用の閾
値Q2 を用いてエッジ位置oを求め、計測範囲N2 にお
いては本計測用の閾値Q3 を用いてエッジ位置pを求め
る。
【0067】このように、第2の実施例では、各計測範
囲毎に本計測用の閾値を動的に決定することで、例えば
図10(b)で説明した閾値R2 のように本来検出すべ
きエッジ位置を検出しないという状況が生じるのを回避
できる。すなわち、まず、仮計測用の閾値を用いて複数
の計測範囲を求め、次に各計測範囲において動的に決定
された本計測用の閾値を用いてエッジ位置を検出するこ
とにより、本来検出されるべきエッジ位置は確実に検出
できるようになる。また、各計測範囲毎に、幅・ピッチ
が正しく計測できるレベルに本計測用の閾値が設定され
るようになる。
【0068】そして、上記本計測用の閾値を用いて検出
されたエッジ位置に基づいて、IC30のピンの幅・ピ
ッチ・本数を算出(測定)すると、照明が一様でない環
境下においても影響されることなく、ほぼ正しい測定結
果を得ることができる。よって、この測定結果に基づい
て(当該画像処理装置または他の情報処理装置によっ
て)検査対象の良否を判定すると、判定ミスが生じる可
能性は極めて低くなる。
【0069】このように、第2の実施例によれば、検査
対象物1(特に計測ライン上)を照らす照明が一様でな
い状態の場合にも、調整作業を行う必要なく、エッジ位
置を誤検出する確率を極めて低くすることができる。よ
って、このエッジ位置に基づいて、検査対象物1の計測
項目であるICのピンの幅・ピッチ・本数等を安定で高
精度に計測することができる。
【0070】図7は、第1の実施例において、仮計測用
の閾値と本計測用の閾値を適切に設定(指定)する方法
の例を説明する図である。第1の実施例においては、仮
計測用の閾値Pと本計測用の閾値Qは、上述してあるよ
うに、検査実行する前に、手本となる画像に基づいて指
定するものである。その際、仮計測用の閾値Pは、ピン
等の本数が正確に計測できるレベルに設定するのが適切
である。一方、本計測用の閾値Qは、ピン等の幅・ピッ
チが正確に計測できるレベルに設定するのが適切であ
る。
【0071】図7(a)、(b)は、仮計測用の閾値の
設定例を説明する図である。図7(a)、(b)は、計
測対象物1の撮像状態に応じて適切な設定を行う例であ
る。
【0072】図7(a)は輝度値の低い部分が安定して
いるプロファイルが作成される場合に設定される仮計測
用の閾値P3 を示す。この場合、例えば、最大輝度値と
最小輝度値間のパーセンテージで指定する場合、例えば
最小輝度値から30%高い位置に仮計測用の閾値P3
設定する。
【0073】図7(b)は輝度値の高い部分が安定して
いるプロファイルが作成される場合に設定される仮計測
用の閾値P4 示す。この場合、例えば、最大輝度値と最
小輝度値間のパーセンテージで指定する場合、例えば最
大輝度値から30%低い位置に仮計測用の閾値P4 を設
定する。
【0074】図7(c)、(d)は、本計測用の閾値の
設定の一例を説明する図である。図7(c)、(d)は
検査対象に応じて適切な設定を行う例である。本計測用
の閾値は、通常は、最大輝度値と最小輝度値間のちょう
ど真ん中(50%)程度を設定すればよいが、撮像状
態、検査対象によっては、状況に応じて適切な設定を行
うようにする。例えば、検査対象物1によっては、図7
(c)に示すIC70のように、ピンが2段構造となっ
ているものがあり、このようなIC70のピンの幅・ピ
ッチ・本数等を計測する為に計測ラインS6 上の画像の
輝度値のプロファイルを作成すると、図7(d)に示す
プロファイルが作成される。
【0075】このようなプロファイルに基づいて、上記
構造のIC70の検査を行う場合において、各ピンのエ
ッジ位置を正確に検出するようにするためには(ピン等
の幅・ピッチを正確に計測できるレベルに設定するため
には)、比較的輝度値が低い位置に本計測用の閾値を設
定したほうが適切である。図7(d)に示す例では、最
小輝度値から例えば25%高い位置に本計測用の閾値Q
を設定している。
【0076】以上、第1の実施例における閾値の適切な
設定方法を説明したが、第2の実施例において各計測範
囲毎に本計測用の閾値を決定する場合にも、同様の設定
方法が適用できる。すなわち、図5、図6の説明では各
計測範囲において最大輝度値と最小輝度値間のちょうど
真ん中(50%)の値を算出して、その算出値をその計
測範囲における本計測用の閾値Q1 、Q2 としていた
が、例えば検査対象物1が図7(c)に示すIC70で
ある場合には各計測範囲において最小輝度値間から25
%の値を本計測用の閾値として算出するように、予め設
定しておくようにしてもよい。
【0077】また、各計測範囲毎に本計測用の閾値Qを
求める他の方法として、計測範囲毎にプロファイルデー
タのヒストグラムを作成し、判別分析法やPタイル法等
によって本計測用の閾値Qを求めてもよい。尚、判別分
析法やPタイル法は、一般的に知られている方法である
ので、ここでの説明は省略する。
【0078】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
画像処理装置及びその計測項目検査方法によれば、検査
対象の表面状態が良好でないこと等が原因で計測ライン
上に輝度が不均一な部分があり、計測ライン上の画像の
輝度値の分布に不均一な点が生じる場合において、この
不均一な点をエッジ位置と誤検出してしまうことなく正
確にエッジ位置を検出できる。
【0079】よって、検査対象の表面状態等に影響され
ることなく、検査対象の計測項目(幅・ピッチ・本数
等)を安定で高精度に計測することが可能になる。ま
た、例えば、検査対象周辺の照明状態が一様ではない場
合でも、検査対象の計測項目(幅・ピッチ・本数等)を
安定で高精度に計測することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像処理検査システム全体
の構成を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態の画像処理装置を実現するハ
ードウェア構成の一例を示す図である。
【図3】(a)は検査対象物と計測ラインの一例を示す
図であり、(b)は計測ライン上の画像の輝度値のプロ
ファイルの一例を示す図である。
【図4】第1の実施例の画像処理装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図5】(a)は検査対象物と計測ラインの一例を示す
図であり、(b)は計測ライン上の画像の輝度値のプロ
ファイルの一例を示す図である。
【図6】第2の実施例の画像処理装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図7】第1の実施例の画像処理装置における仮計測用
の閾値と本計測用の閾値の設定方法の一例を説明する図
である。
【図8】従来の画像処理装置による計測方法を説明する
図である。
【図9】従来の計測方法の第1の問題を説明する図であ
る。
【図10】従来の計測方法の第2の問題を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 検査対象物 2 カメラ 3 画像処理装置 10 コンピュータ 11 CPU 12 メモリ 13 記憶部 14 I/Oインタフェース部 15 入力部 16 表示部 17 バス 20 IC 21、22、23、24 ピン 25 汚れ 30 IC 31、32、33、34 ピン 70 IC

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力する検査対象の画像データに基づい
    て、予め指定された計測ライン上の画像の輝度分布を求
    める輝度分布作成手段と、 該輝度分布作成手段により求められた輝度分布におい
    て、予め設定される仮計測用の閾値と輝度値が一致する
    複数の仮のエッジ位置を検出し、該各仮のエッジ位置よ
    り複数の計測範囲を設定する計測範囲設定手段と、 該計測範囲設定手段により設定される各計測範囲毎に、
    計測範囲内において予め設定される本計測用の閾値と輝
    度値が一致するエッジ位置を検出するエッジ位置検出手
    段と、 該エッジ位置検出手段において、1つの計測範囲内に1
    つのエッジ位置が検出された場合には該エッジ位置を本
    来のエッジ位置であるものと決定し、1つの計測範囲内
    に複数のエッジ位置が検出された場合には該複数のエッ
    ジ位置の中で前記仮のエッジ位置に最も近い位置にある
    エッジ位置を本来のエッジ位置であるものと決定するエ
    ッジ位置決定手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力する検査対象の画像データに基づい
    て、予め指定された計測ライン上の画像の輝度分布を求
    める輝度分布作成手段と、 該輝度分布作成手段により求められた輝度分布におい
    て、予め設定される仮計測用の閾値と輝度値が一致する
    複数の仮のエッジ位置を検出し、該各仮のエッジ位置よ
    り複数の計測範囲を設定する計測範囲設定手段と、 該計測範囲設定手段により設定される各計測範囲毎に、
    各計測範囲における本計測用の閾値を動的に決定する本
    計測用閾値決定手段と、 前記各計測範囲毎に、該本計測用閾値決定手段によって
    決定される各本計測用の閾値と輝度値が一致するエッジ
    位置を検出するエッジ位置検出手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記計測範囲設定手段は、前記検出され
    る各仮のエッジ位置より、前記輝度分布の始点と最初の
    仮のエッジ位置間、各仮のエッジ位置間、及び最後の仮
    のエッジ位置と前記輝度分布の終点間において各々最大
    輝度点または最小輝度点を検出し、該各最大輝度点と最
    小輝度点の間を1つの計測範囲に設定することを特徴と
    する請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 検査対象の画像データから、予め設定さ
    れた計測ライン上の画像の輝度分布を求め、該輝度分布
    に基づいて前記検査対象の所定の計測項目を計測する計
    測項目検査方法において、 予め設定される仮計測用の閾値によって前記輝度分布上
    における仮のエッジ位置を検出し、 該各仮のエッジ位置の情報から複数の計測範囲を設定
    し、 該各計測範囲において予め設定される本計測用の閾値を
    用いて本来のエッジ位置の候補を検出し、 本来のエッジ位置の候補が複数検出される計測範囲にお
    いては当該計測範囲内にある仮のエッジ位置に最も近い
    本来のエッジ位置の候補を本来のエッジ位置とし、本来
    のエッジ位置の候補が1つ検出される計測範囲において
    は該検出された本来のエッジ位置の候補を本来のエッジ
    位置とし、 該各本来のエッジ位置に基づいて、前記検査対象の所定
    の計測項目を計測することを特徴とする計測項目検査方
    法。
  5. 【請求項5】 検査対象の画像データから、予め設定さ
    れた計測ライン上の画像の輝度分布を求め、該輝度分布
    に基づいて前記検査対象の所定の計測項目を計測する計
    測項目検査方法において、 予め設定される仮計測用の閾値によって前記輝度分布上
    における仮のエッジ位置を検出し、 該検出した各仮のエッジ位置に基づいて、前記輝度分布
    を複数の計測範囲に分割し、 該分割した各計測範囲毎に本計測用の閾値を求め、 各計測範囲毎に、それぞれに対して求められた本計測用
    の閾値を用いて本来のエッジ位置を検出し、 該各本来のエッジ位置に基づいて、前記検査対象の所定
    の計測項目を計測することを特徴とする計測項目検査方
    法。
JP9239886A 1997-09-04 1997-09-04 画像処理装置、及びその計測項目検査方法 Withdrawn JPH1183435A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011033575A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Mitsubishi Electric Corp 部材の位置認識装置、位置決め装置、接合装置および部材の接合方法
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CN118089540A (zh) * 2024-02-28 2024-05-28 乐清市星火汽车电子有限公司 一种新能源汽车电子连接器质量视觉检测系统

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