JPH0968415A - プリント基板へのはんだ付方法並びにその検査方法及びその装置 - Google Patents
プリント基板へのはんだ付方法並びにその検査方法及びその装置Info
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- JPH0968415A JPH0968415A JP22305395A JP22305395A JPH0968415A JP H0968415 A JPH0968415 A JP H0968415A JP 22305395 A JP22305395 A JP 22305395A JP 22305395 A JP22305395 A JP 22305395A JP H0968415 A JPH0968415 A JP H0968415A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は電子部品実装基板検査に係り、特に多
ピンの表面実装部品であるICが搭載された基板のはん
だ付状態の検査を提供することにある。 【構成】被検査基板上方に設置された照明2により検査
対象5を照明し、この画像をカメラ1にて撮像する。撮
像された画像中のはんだ付検査領域において、予め撮像
されたリード先端部から検出された標準信号波形と、検
査時に得られるリードを含む検査領域の画像信号とを比
較し、一致する部分を探索する手段を設けることにより
リード先端部の位置確定が達成される。また、リード先
端位置が安定に確定されるためはんだ付領域の特定も確
実になりはんだ付部分の画像信号を蓄積することにより
はんだ付部標準信号波形を作成できるので、はんだ付部
標準信号波形と検査時に得られるはんだ付部分の画像信
号とを比較し、差異が大きい場合はこれを通告すること
により、はんだ付状態のモニタリング機能が達成され
る。
ピンの表面実装部品であるICが搭載された基板のはん
だ付状態の検査を提供することにある。 【構成】被検査基板上方に設置された照明2により検査
対象5を照明し、この画像をカメラ1にて撮像する。撮
像された画像中のはんだ付検査領域において、予め撮像
されたリード先端部から検出された標準信号波形と、検
査時に得られるリードを含む検査領域の画像信号とを比
較し、一致する部分を探索する手段を設けることにより
リード先端部の位置確定が達成される。また、リード先
端位置が安定に確定されるためはんだ付領域の特定も確
実になりはんだ付部分の画像信号を蓄積することにより
はんだ付部標準信号波形を作成できるので、はんだ付部
標準信号波形と検査時に得られるはんだ付部分の画像信
号とを比較し、差異が大きい場合はこれを通告すること
により、はんだ付状態のモニタリング機能が達成され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば多ピンの表面実
装部品であるICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ付けして実装するプリント基板へのはんだ付方法
並びにその検査方法及びその装置に関する。
装部品であるICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ付けして実装するプリント基板へのはんだ付方法
並びにその検査方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICパッケージのリードをプリン
ト基板にはんだ付けして実装するはんだ付の外観検査に
おいては、被検査対象であるはんだ接合部分にはんだ付
け部の状態を検出可能とするような照明を行い、この照
明光の反射状態を解析してはんだ付状態を検査してい
る。ここでの検査領域は、ある程度の部品のリードずれ
によるはんだ接続位置のばらつきも許容できるように、
リード先端のはんだ付けフィレット部分及びリード部分
を含むように設定されている。このことについては、例
えば、従来技術1(特公昭63−113681号公報)
において知られている。即ち、従来技術1には、予め検
査用NCデータを用意し、この検査用NCデータに基づ
いて基板のはんだ付パッドと同じ領域に検査領域を設定
し、この設定された検査領域においてはんだ付けの検査
を実行することが記載されている。
ト基板にはんだ付けして実装するはんだ付の外観検査に
おいては、被検査対象であるはんだ接合部分にはんだ付
け部の状態を検出可能とするような照明を行い、この照
明光の反射状態を解析してはんだ付状態を検査してい
る。ここでの検査領域は、ある程度の部品のリードずれ
によるはんだ接続位置のばらつきも許容できるように、
リード先端のはんだ付けフィレット部分及びリード部分
を含むように設定されている。このことについては、例
えば、従来技術1(特公昭63−113681号公報)
において知られている。即ち、従来技術1には、予め検
査用NCデータを用意し、この検査用NCデータに基づ
いて基板のはんだ付パッドと同じ領域に検査領域を設定
し、この設定された検査領域においてはんだ付けの検査
を実行することが記載されている。
【0003】然し乍ら、このようにして設定された検査
領域内には、はんだフィレット部分とリード部分が含ま
れているため、検査時にはリード先端の位置を確定し、
そこから先に形成されているはんだフィレット部分のみ
に限定して検査を行う必要がある。これを解決するため
の従来技術2として、特開平04−355312号公報
が知られている。この従来技術2には、ICパッケージ
の部品エッジを画像上で検出し、これに予め登録されて
いるICパッケージのリード長さから画像上での多数の
検査領域に亘っての濃淡画像のヒストグラムを求め、こ
の求められた濃淡画像のヒストグラムに基づいて大局的
な基準位置としてのリードの先端位置を決め、この位置
の近傍における各はんだ接合部に対して濃淡画像のヒス
トグラムを求めてリードの先端位置を決定し、ICパッ
ケージのリードはんだ接合部においてICパッケージの
実装位置ズレ、ICパッケージのリード寸法の成型時の
加工誤差、およびICパッケージ搭載時のリード変形に
よる誤差に影響を受けることなくはんだ付け検査が可能
となり、信頼性の高いはんだ形状検査ができることが記
載されている。
領域内には、はんだフィレット部分とリード部分が含ま
れているため、検査時にはリード先端の位置を確定し、
そこから先に形成されているはんだフィレット部分のみ
に限定して検査を行う必要がある。これを解決するため
の従来技術2として、特開平04−355312号公報
が知られている。この従来技術2には、ICパッケージ
の部品エッジを画像上で検出し、これに予め登録されて
いるICパッケージのリード長さから画像上での多数の
検査領域に亘っての濃淡画像のヒストグラムを求め、こ
の求められた濃淡画像のヒストグラムに基づいて大局的
な基準位置としてのリードの先端位置を決め、この位置
の近傍における各はんだ接合部に対して濃淡画像のヒス
トグラムを求めてリードの先端位置を決定し、ICパッ
ケージのリードはんだ接合部においてICパッケージの
実装位置ズレ、ICパッケージのリード寸法の成型時の
加工誤差、およびICパッケージ搭載時のリード変形に
よる誤差に影響を受けることなくはんだ付け検査が可能
となり、信頼性の高いはんだ形状検査ができることが記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年のICパッケージ
のリードの狭ピッチ化に伴いリード成形時におけるリー
ド先端の剪断時の塑性変形、はんだ供給量の少量化によ
るはんだフィレットの微小化、またはんだ供給量少量が
故にはんだ付プロセスの変動によりはんだフィレット形
状が多様に変形するなどの現象が生じている。しかしな
がら、上記従来技術1および2の何れにおいても、上記
現象に対してICパッケージのリードはんだ接合部にお
いて、リードの先端位置をリード部分をはんだ付け部分
として誤認識することなく安定に検出して、高信頼度の
はんだ付検査およびはんだ付状態の精度の高いモニタリ
ングを実現する課題について十分考慮されていなかっ
た。
のリードの狭ピッチ化に伴いリード成形時におけるリー
ド先端の剪断時の塑性変形、はんだ供給量の少量化によ
るはんだフィレットの微小化、またはんだ供給量少量が
故にはんだ付プロセスの変動によりはんだフィレット形
状が多様に変形するなどの現象が生じている。しかしな
がら、上記従来技術1および2の何れにおいても、上記
現象に対してICパッケージのリードはんだ接合部にお
いて、リードの先端位置をリード部分をはんだ付け部分
として誤認識することなく安定に検出して、高信頼度の
はんだ付検査およびはんだ付状態の精度の高いモニタリ
ングを実現する課題について十分考慮されていなかっ
た。
【0005】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
ICパッケージのリードはんだ接合部において、リード
先端の剪断時の塑性変形、はんだフィレットの微小化、
および多様に変形するはんだフィレット形状が生じたと
してもリードの先端位置をリード部分をはんだ付け部分
として誤認識することなく安定に検出して、高信頼度の
はんだ付検査およびはんだ付状態の精度の高いモニタリ
ングを実現して高信頼度のはんだ付けを実現するプリン
ト基板へのはんだ付方法を提供することにある。また本
発明の他の目的は、ICパッケージのリードはんだ接合
部において、リード先端の剪断時の塑性変形、はんだフ
ィレットの微小化、および多様に変形するはんだフィレ
ット形状が生じたとしてもリードの先端位置をリード部
分をはんだ付け部分として誤認識することなく安定に検
出して、突発的なはんだ付きプロセスの変動を高信頼度
で監視できるようにしてはんだ付けの高歩留まりと高効
率化をはかったプリント基板へのはんだ付方法を提供す
ることにある。
ICパッケージのリードはんだ接合部において、リード
先端の剪断時の塑性変形、はんだフィレットの微小化、
および多様に変形するはんだフィレット形状が生じたと
してもリードの先端位置をリード部分をはんだ付け部分
として誤認識することなく安定に検出して、高信頼度の
はんだ付検査およびはんだ付状態の精度の高いモニタリ
ングを実現して高信頼度のはんだ付けを実現するプリン
ト基板へのはんだ付方法を提供することにある。また本
発明の他の目的は、ICパッケージのリードはんだ接合
部において、リード先端の剪断時の塑性変形、はんだフ
ィレットの微小化、および多様に変形するはんだフィレ
ット形状が生じたとしてもリードの先端位置をリード部
分をはんだ付け部分として誤認識することなく安定に検
出して、突発的なはんだ付きプロセスの変動を高信頼度
で監視できるようにしてはんだ付けの高歩留まりと高効
率化をはかったプリント基板へのはんだ付方法を提供す
ることにある。
【0006】また本発明の他の目的は、ICパッケージ
のリードはんだ接合部において、リード先端の剪断時の
塑性変形、はんだフィレットの微小化、および多様に変
形するはんだフィレット形状が生じたとしてもリードの
先端位置をリード部分をはんだ付け部分として誤認識す
ることなく安定に検出して、高信頼度のはんだ付検査を
実現できるプリント基板へのはんだ付検査方法及びその
装置を提供することにある。
のリードはんだ接合部において、リード先端の剪断時の
塑性変形、はんだフィレットの微小化、および多様に変
形するはんだフィレット形状が生じたとしてもリードの
先端位置をリード部分をはんだ付け部分として誤認識す
ることなく安定に検出して、高信頼度のはんだ付検査を
実現できるプリント基板へのはんだ付検査方法及びその
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ICパッケージのリードをプリント基板
にはんだ接合部においてはんだ付けして実装するプリン
ト基板へのはんだ付方法において、前記はんだ接合部を
検査する各検査領域において前記リードの先端部の位置
を算出し、この算出されたリードの先端部の位置のデー
タによりその先におけるはんだ付けの過不足を検査して
不良はんだ付けを有するプリント基板を識別し、この識
別されたプリント基板において不良はんだ付けを修正す
ることを特徴とするプリント基板へのはんだ付方法であ
る。また本発明は、ICパッケージのリードをプリント
基板にはんだ接合部においてはんだ付けして実装するプ
リント基板へのはんだ付方法において、前記はんだ接合
部を検査する各検査領域において前記リードの先端部か
ら撮像される検出画像信号と準備された標準画像信号と
を比較してパターンマッチングにより前記リードの先端
部の位置を算出し、この算出されたリードの先端部の位
置のデータによりその先におけるはんだ付けの過不足を
検査して不良はんだ付けを有するプリント基板を識別
し、この識別されたプリント基板において不良はんだ付
けを修正することを特徴とするプリント基板へのはんだ
付方法である。また本発明は、前記プリント基板へのは
んだ付方法において、前記準備された標準画像信号を、
少なくとも撮像する視野単位またはプリント基板単位ま
たはロット単位で更新することを特徴とする。
に、本発明は、ICパッケージのリードをプリント基板
にはんだ接合部においてはんだ付けして実装するプリン
ト基板へのはんだ付方法において、前記はんだ接合部を
検査する各検査領域において前記リードの先端部の位置
を算出し、この算出されたリードの先端部の位置のデー
タによりその先におけるはんだ付けの過不足を検査して
不良はんだ付けを有するプリント基板を識別し、この識
別されたプリント基板において不良はんだ付けを修正す
ることを特徴とするプリント基板へのはんだ付方法であ
る。また本発明は、ICパッケージのリードをプリント
基板にはんだ接合部においてはんだ付けして実装するプ
リント基板へのはんだ付方法において、前記はんだ接合
部を検査する各検査領域において前記リードの先端部か
ら撮像される検出画像信号と準備された標準画像信号と
を比較してパターンマッチングにより前記リードの先端
部の位置を算出し、この算出されたリードの先端部の位
置のデータによりその先におけるはんだ付けの過不足を
検査して不良はんだ付けを有するプリント基板を識別
し、この識別されたプリント基板において不良はんだ付
けを修正することを特徴とするプリント基板へのはんだ
付方法である。また本発明は、前記プリント基板へのは
んだ付方法において、前記準備された標準画像信号を、
少なくとも撮像する視野単位またはプリント基板単位ま
たはロット単位で更新することを特徴とする。
【0008】また本発明は、ICパッケージのリードを
プリント基板にはんだ接合部においてはんだ付けして実
装するプリント基板へのはんだ付方法において、前記は
んだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像して検出
される検出画像信号に基づいて、撮像する視野単位また
はプリント基板単位またはロット単位においてはんだ付
け量の変動を監視し、このはんだ付け量の変動が予め定
められた基準値を超えたときはんだ付け異常として警告
することを特徴とするプリント基板へのはんだ付方法で
ある。また本発明は、ICパッケージのリードをプリン
ト基板にはんだ接合部においてはんだ付けして実装する
プリント基板へのはんだ付方法において、前記はんだ接
合部を検査する所望の検査領域から撮像して検出される
検出画像信号に基づいて、撮像する視野単位またはプリ
ント基板単位またはロット単位においてはんだ付け状態
の変動を監視し、このはんだ付け状態の変動が予め定め
られた基準値を超えたときはんだ付け異常として警告す
ることを特徴とするプリント基板へのはんだ付方法であ
る。
プリント基板にはんだ接合部においてはんだ付けして実
装するプリント基板へのはんだ付方法において、前記は
んだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像して検出
される検出画像信号に基づいて、撮像する視野単位また
はプリント基板単位またはロット単位においてはんだ付
け量の変動を監視し、このはんだ付け量の変動が予め定
められた基準値を超えたときはんだ付け異常として警告
することを特徴とするプリント基板へのはんだ付方法で
ある。また本発明は、ICパッケージのリードをプリン
ト基板にはんだ接合部においてはんだ付けして実装する
プリント基板へのはんだ付方法において、前記はんだ接
合部を検査する所望の検査領域から撮像して検出される
検出画像信号に基づいて、撮像する視野単位またはプリ
ント基板単位またはロット単位においてはんだ付け状態
の変動を監視し、このはんだ付け状態の変動が予め定め
られた基準値を超えたときはんだ付け異常として警告す
ることを特徴とするプリント基板へのはんだ付方法であ
る。
【0009】また本発明は、ICパッケージのリードを
プリント基板にはんだ接合部においてはんだ付けして実
装するプリント基板へのはんだ付方法において、前記は
んだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像して検出
される検出画像信号に基づいて、撮像する視野単位また
はプリント基板単位またはロット単位において平均化さ
れたはんだ付け量の変動を監視し、このはんだ付け量の
変動が予め定められた基準値を超えたときはんだ付け異
常として警告することを特徴とするプリント基板へのは
んだ付方法である。また本発明は、ICパッケージのリ
ードをプリント基板にはんだ接合部においてはんだ付け
して実装するプリント基板へのはんだ付方法において、
前記はんだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像し
て検出される検出画像信号と準備された標準画像信号と
を比較してパターンマッチングにより不一致量を算出
し、この不一致量の変動を、撮像する視野単位またはプ
リント基板単位またはロット単位において監視し、この
不一致量の変動が予め定められた基準値を超えたときは
んだ付け異常として警告することを特徴とするプリント
基板へのはんだ付方法である。
プリント基板にはんだ接合部においてはんだ付けして実
装するプリント基板へのはんだ付方法において、前記は
んだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像して検出
される検出画像信号に基づいて、撮像する視野単位また
はプリント基板単位またはロット単位において平均化さ
れたはんだ付け量の変動を監視し、このはんだ付け量の
変動が予め定められた基準値を超えたときはんだ付け異
常として警告することを特徴とするプリント基板へのは
んだ付方法である。また本発明は、ICパッケージのリ
ードをプリント基板にはんだ接合部においてはんだ付け
して実装するプリント基板へのはんだ付方法において、
前記はんだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像し
て検出される検出画像信号と準備された標準画像信号と
を比較してパターンマッチングにより不一致量を算出
し、この不一致量の変動を、撮像する視野単位またはプ
リント基板単位またはロット単位において監視し、この
不一致量の変動が予め定められた基準値を超えたときは
んだ付け異常として警告することを特徴とするプリント
基板へのはんだ付方法である。
【0010】また本発明は、ICパッケージのリードを
プリント基板にはんだ付けしたはんだ接合部の検査方法
において、前記はんだ接合部に対して設定された各検査
領域において前記リードの先端部から撮像される検出画
像信号と準備された標準画像信号とを比較してパターン
マッチングにより前記リードの先端部の位置を算出し、
この算出されたリードの先端部の位置のデータによりそ
の先におけるはんだ付けの過不足を検査することを特徴
とするプリント基板へのはんだ付検査方法である。また
本発明は、前記プリント基板へのはんだ付検査方法にお
いて、前記準備された標準画像信号を、少なくとも撮像
する視野単位またはプリント基板単位またはロット単位
で更新することを特徴とする。また本発明は、ICパッ
ケージのリードをプリント基板にはんだ付けしたはんだ
接合部の検査装置において、前記はんだ接合部に対して
設定された各検査領域において前記リードの先端部から
撮像される検出画像信号と準備された標準画像信号とを
比較してパターンマッチングにより前記リードの先端部
の位置を算出する算出手段と、該算出手段で算出された
リードの先端部の位置のデータによりその先におけるは
んだ付けの過不足を検査する検査手段とを備えたことを
特徴とするプリント基板へのはんだ付検査装置である。
また本発明は、前記プリント基板へのはんだ付検査装置
において、前記算出手段において、準備された標準画像
信号を、少なくとも撮像する視野単位またはプリント基
板単位またはロット単位で更新する更新手段を備えたこ
とを特徴とする。
プリント基板にはんだ付けしたはんだ接合部の検査方法
において、前記はんだ接合部に対して設定された各検査
領域において前記リードの先端部から撮像される検出画
像信号と準備された標準画像信号とを比較してパターン
マッチングにより前記リードの先端部の位置を算出し、
この算出されたリードの先端部の位置のデータによりそ
の先におけるはんだ付けの過不足を検査することを特徴
とするプリント基板へのはんだ付検査方法である。また
本発明は、前記プリント基板へのはんだ付検査方法にお
いて、前記準備された標準画像信号を、少なくとも撮像
する視野単位またはプリント基板単位またはロット単位
で更新することを特徴とする。また本発明は、ICパッ
ケージのリードをプリント基板にはんだ付けしたはんだ
接合部の検査装置において、前記はんだ接合部に対して
設定された各検査領域において前記リードの先端部から
撮像される検出画像信号と準備された標準画像信号とを
比較してパターンマッチングにより前記リードの先端部
の位置を算出する算出手段と、該算出手段で算出された
リードの先端部の位置のデータによりその先におけるは
んだ付けの過不足を検査する検査手段とを備えたことを
特徴とするプリント基板へのはんだ付検査装置である。
また本発明は、前記プリント基板へのはんだ付検査装置
において、前記算出手段において、準備された標準画像
信号を、少なくとも撮像する視野単位またはプリント基
板単位またはロット単位で更新する更新手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0011】また本発明は、撮像装置で撮像されたリ−
ド先端部の画像信号を予め検出しリ−ド先端部の標準信
号波形を記憶する手段と、検査時に得られるリ−ドを含
む検査領域の画像信号と前述の標準信号波形を比較し、
一致する部分を探索する手段を設けることを特徴とす
る。また本発明は、前記標準信号波形検出記憶手段は、
検査時に得られるリ−ドを含む複数の検査領域の画像信
号の波形を検出し、記憶する手段に代替することを特徴
とする。また本発明は、ICパッケ−ジのリ−ド先端部
の位置を検出し、リ−ド先端部に接続するはんだ付部の
欠陥を検出して不良はんだ付を有するプリント板を識別
し、良品プリント基板は次工程へ流し、不良基板は前記
不良はんだ付部を修正して次工程へ流すことを特徴とす
るプリント基板のはんだ付方法である。
ド先端部の画像信号を予め検出しリ−ド先端部の標準信
号波形を記憶する手段と、検査時に得られるリ−ドを含
む検査領域の画像信号と前述の標準信号波形を比較し、
一致する部分を探索する手段を設けることを特徴とす
る。また本発明は、前記標準信号波形検出記憶手段は、
検査時に得られるリ−ドを含む複数の検査領域の画像信
号の波形を検出し、記憶する手段に代替することを特徴
とする。また本発明は、ICパッケ−ジのリ−ド先端部
の位置を検出し、リ−ド先端部に接続するはんだ付部の
欠陥を検出して不良はんだ付を有するプリント板を識別
し、良品プリント基板は次工程へ流し、不良基板は前記
不良はんだ付部を修正して次工程へ流すことを特徴とす
るプリント基板のはんだ付方法である。
【0012】また本発明は、プリント基板の位置決め装
置と、前記プリント基板を撮像する装置と、撮像装置に
より撮像された画像を入力する回路と、前記位置決め装
置の制御と入力画像の処理を行う制御装置と、被検査対
象を照明する照明手段を有するシステムであって、被検
査対象であるICパッケ−ジの部品種別にリ−ド先端領
域における前記撮像装置により撮像された画像信号を第
1の標準信号波形として記憶する手段と、検査時に前記
撮像装置により撮像された前記被検査対象であるICパ
ッケ−ジの画像上でのリ−ド先端領域を包含する第1の
領域を特定する手段とにより、前記特定された第1の領
域内で前記被検査対象であるICパッケ−ジに対応する
前記第1の標準信号波形を用いてICパッケ−ジのリ−
ド先端部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端部に接
続するはんだ付部の欠陥を検出して不良はんだ付を有す
るプリント板を識別し、良品プリント基板は次工程へ流
し、不良基板は前記不良はんだ付部を修正して次工程へ
流すことを特徴とする。
置と、前記プリント基板を撮像する装置と、撮像装置に
より撮像された画像を入力する回路と、前記位置決め装
置の制御と入力画像の処理を行う制御装置と、被検査対
象を照明する照明手段を有するシステムであって、被検
査対象であるICパッケ−ジの部品種別にリ−ド先端領
域における前記撮像装置により撮像された画像信号を第
1の標準信号波形として記憶する手段と、検査時に前記
撮像装置により撮像された前記被検査対象であるICパ
ッケ−ジの画像上でのリ−ド先端領域を包含する第1の
領域を特定する手段とにより、前記特定された第1の領
域内で前記被検査対象であるICパッケ−ジに対応する
前記第1の標準信号波形を用いてICパッケ−ジのリ−
ド先端部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端部に接
続するはんだ付部の欠陥を検出して不良はんだ付を有す
るプリント板を識別し、良品プリント基板は次工程へ流
し、不良基板は前記不良はんだ付部を修正して次工程へ
流すことを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記システムにおいて、検
査時に前記撮像装置により撮像された被検査対象である
ICパッケ−ジのリ−ド先端領域及びはんだ付領域を包
含する第2の領域を前記ICパッケ−ジの複数リ−ドに
対して特定する手段と、前記複数リ−ドに対して特定さ
れた領域の画像信号からリ−ド先端領域及びはんだ付領
域を包含する第2の領域の第2の標準信号波形を生成し
記憶する手段とにより、前記特定された各リ−ドの画像
上での第2の領域内で前記第2の標準信号波形を用いて
各リ−ド先端部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端
部に接続するはんだ付部の欠陥を検出して不良はんだ付
を有するプリント板を識別し、良品プリント基板は次工
程へ流し、不良基板は前記不良はんだ付部を修正して次
工程へ流すことを特徴とする。
査時に前記撮像装置により撮像された被検査対象である
ICパッケ−ジのリ−ド先端領域及びはんだ付領域を包
含する第2の領域を前記ICパッケ−ジの複数リ−ドに
対して特定する手段と、前記複数リ−ドに対して特定さ
れた領域の画像信号からリ−ド先端領域及びはんだ付領
域を包含する第2の領域の第2の標準信号波形を生成し
記憶する手段とにより、前記特定された各リ−ドの画像
上での第2の領域内で前記第2の標準信号波形を用いて
各リ−ド先端部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端
部に接続するはんだ付部の欠陥を検出して不良はんだ付
を有するプリント板を識別し、良品プリント基板は次工
程へ流し、不良基板は前記不良はんだ付部を修正して次
工程へ流すことを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記システムにおいて、前
記第1の標準信号波形と前記第2の標準信号波形とを比
較し、第2の標準信号波形上で第1の標準信号波形に対
応する部分を特定し、リ−ド先端領域とはんだ付領域の
標準信号波形を分離する手段と、第1の標準信号波形と
前記分離されたはんだ付領域に対応する標準信号波形を
合成しリ−ド先端領域及びはんだ付領域を包含する領域
の標準信号波形を生成し記憶する手段と、前記リ−ド先
端領域を包含する第1の領域を特定する手段とにより、
前記特定された第1の領域内で前記被検査対象であるI
Cパッケ−ジに対応する前記標準信号波形を用いてIC
パッケ−ジのリ−ド先端部の画像上での位置を検出し、
リ−ド先端部に接続するはんだ付部の欠陥を検出して不
良はんだ付を有するプリント板を識別し、良品プリント
基板は次工程へ流し、不良基板は前記不良はんだ付部を
修正して次工程へ流すことを特徴とする。また本発明
は、前記システムにおいて、被検査対象であるICパッ
ケ−ジの部品種別にリ−ド先端領域の前記撮像装置によ
り撮像された画像信号を標準信号波形として記憶する手
段と、検査時に前記撮像装置により撮像された前記被検
査対象であるICパッケ−ジの画像上でのリ−ド先端領
域を包含する領域を特定する手段とにより、前記特定さ
れた領域内で前記被検査対象であるICパッケ−ジに対
応する前記標準信号波形を用いてICパッケ−ジのリ−
ド先端部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端部に接
続するはんだ付部の欠陥を解析することを特徴とする。
記第1の標準信号波形と前記第2の標準信号波形とを比
較し、第2の標準信号波形上で第1の標準信号波形に対
応する部分を特定し、リ−ド先端領域とはんだ付領域の
標準信号波形を分離する手段と、第1の標準信号波形と
前記分離されたはんだ付領域に対応する標準信号波形を
合成しリ−ド先端領域及びはんだ付領域を包含する領域
の標準信号波形を生成し記憶する手段と、前記リ−ド先
端領域を包含する第1の領域を特定する手段とにより、
前記特定された第1の領域内で前記被検査対象であるI
Cパッケ−ジに対応する前記標準信号波形を用いてIC
パッケ−ジのリ−ド先端部の画像上での位置を検出し、
リ−ド先端部に接続するはんだ付部の欠陥を検出して不
良はんだ付を有するプリント板を識別し、良品プリント
基板は次工程へ流し、不良基板は前記不良はんだ付部を
修正して次工程へ流すことを特徴とする。また本発明
は、前記システムにおいて、被検査対象であるICパッ
ケ−ジの部品種別にリ−ド先端領域の前記撮像装置によ
り撮像された画像信号を標準信号波形として記憶する手
段と、検査時に前記撮像装置により撮像された前記被検
査対象であるICパッケ−ジの画像上でのリ−ド先端領
域を包含する領域を特定する手段とにより、前記特定さ
れた領域内で前記被検査対象であるICパッケ−ジに対
応する前記標準信号波形を用いてICパッケ−ジのリ−
ド先端部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端部に接
続するはんだ付部の欠陥を解析することを特徴とする。
【0015】また本発明は、前記システムにおいて、検
査時に前記撮像装置により撮像された被検査対象である
ICパッケ−ジのリ−ド先端領域及びはんだ付領域を包
含する領域を前記ICパッケ−ジの複数リ−ドに対して
特定する手段と、前記複数リ−ドに対して特定された領
域の画像信号からリ−ド先端領域及びはんだ付領域を包
含する領域の標準信号波形を生成し記憶する手段とによ
り、前記特定された各リ−ドの画像上での領域内で前記
標準信号波形を用いて各リ−ド先端部の画像上での位置
を検出し、リ−ド先端部に接続するはんだ付部の欠陥を
解析することを特徴とする。また本発明は、前記システ
ムにおいて、前記第1の標準信号波形と前記第2の標準
信号波形とを比較し、前記第2の標準信号波形上で前記
第1の標準信号波形に対応する部分を特定し、リ−ド先
端領域とはんだ付領域の標準信号波形を分離する手段
と、前記第1の標準信号波形と前記分離されたはんだ付
領域に対応する標準信号波形を合成しリ−ド先端領域及
びはんだ付領域を包含する領域の標準信号波形を生成し
記憶する手段と、前記リ−ド先端領域を包含する第1の
領域を特定する手段とにより、前記特定された第1の領
域内で前記被検査対象であるICパッケ−ジに対応する
前記標準信号波形を用いてICパッケ−ジのリ−ド先端
部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端部に接続する
はんだ付部の欠陥を解析することを特徴とする。
査時に前記撮像装置により撮像された被検査対象である
ICパッケ−ジのリ−ド先端領域及びはんだ付領域を包
含する領域を前記ICパッケ−ジの複数リ−ドに対して
特定する手段と、前記複数リ−ドに対して特定された領
域の画像信号からリ−ド先端領域及びはんだ付領域を包
含する領域の標準信号波形を生成し記憶する手段とによ
り、前記特定された各リ−ドの画像上での領域内で前記
標準信号波形を用いて各リ−ド先端部の画像上での位置
を検出し、リ−ド先端部に接続するはんだ付部の欠陥を
解析することを特徴とする。また本発明は、前記システ
ムにおいて、前記第1の標準信号波形と前記第2の標準
信号波形とを比較し、前記第2の標準信号波形上で前記
第1の標準信号波形に対応する部分を特定し、リ−ド先
端領域とはんだ付領域の標準信号波形を分離する手段
と、前記第1の標準信号波形と前記分離されたはんだ付
領域に対応する標準信号波形を合成しリ−ド先端領域及
びはんだ付領域を包含する領域の標準信号波形を生成し
記憶する手段と、前記リ−ド先端領域を包含する第1の
領域を特定する手段とにより、前記特定された第1の領
域内で前記被検査対象であるICパッケ−ジに対応する
前記標準信号波形を用いてICパッケ−ジのリ−ド先端
部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端部に接続する
はんだ付部の欠陥を解析することを特徴とする。
【0016】また本発明は、前記システムにおいて、被
検査対象であるICパッケ−ジの部品種別にリ−ド先端
領域の前記撮像装置により撮像された画像信号を標準信
号波形として記憶する手段と、検査時に前記撮像装置に
より撮像された前記被検査対象であるICパッケ−ジの
画像上でのリ−ド先端領域を包含する領域を特定する手
段とにより、前記特定された領域内で前記被検査対象で
あるICパッケ−ジに対応する前記標準信号波形を用い
てICパッケ−ジのリ−ド先端部の画像上での位置を検
出し、リ−ド先端部に接続するはんだ付部の欠陥を解析
するように構成したことを特徴とする。また本発明は、
前記システムにおいて、検査時に前記撮像装置により撮
像された被検査対象であるICパッケ−ジのリ−ド先端
領域及びはんだ付領域を包含する領域を前記ICパッケ
−ジの複数リ−ドに対して特定する手段と、前記複数リ
−ドに対して特定された領域の画像信号からリ−ド先端
領域及びはんだ付領域を包含する領域の標準信号波形を
生成し記憶する手段とにより、前記特定された各リ−ド
の画像上での領域内で前記標準信号波形を用いて各リ−
ド先端部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端部に接
続するはんだ付部の欠陥を解析するように構成したこと
を特徴とする。
検査対象であるICパッケ−ジの部品種別にリ−ド先端
領域の前記撮像装置により撮像された画像信号を標準信
号波形として記憶する手段と、検査時に前記撮像装置に
より撮像された前記被検査対象であるICパッケ−ジの
画像上でのリ−ド先端領域を包含する領域を特定する手
段とにより、前記特定された領域内で前記被検査対象で
あるICパッケ−ジに対応する前記標準信号波形を用い
てICパッケ−ジのリ−ド先端部の画像上での位置を検
出し、リ−ド先端部に接続するはんだ付部の欠陥を解析
するように構成したことを特徴とする。また本発明は、
前記システムにおいて、検査時に前記撮像装置により撮
像された被検査対象であるICパッケ−ジのリ−ド先端
領域及びはんだ付領域を包含する領域を前記ICパッケ
−ジの複数リ−ドに対して特定する手段と、前記複数リ
−ドに対して特定された領域の画像信号からリ−ド先端
領域及びはんだ付領域を包含する領域の標準信号波形を
生成し記憶する手段とにより、前記特定された各リ−ド
の画像上での領域内で前記標準信号波形を用いて各リ−
ド先端部の画像上での位置を検出し、リ−ド先端部に接
続するはんだ付部の欠陥を解析するように構成したこと
を特徴とする。
【0017】また本発明は、前記システムにおいて、前
記第1の標準信号波形と前記第2の標準信号波形とを比
較し、前記第2の標準信号波形上で前記第1の標準信号
波形に対応する部分を特定し、リ−ド先端領域とはんだ
付領域の標準信号波形を分離する手段と、前記第1の標
準信号波形と前記分離されたはんだ付領域に対応する標
準信号波形を合成しリ−ド先端領域及びはんだ付領域を
包含する領域の標準信号波形を生成し記憶する手段と、
前記リ−ド先端領域を包含する第1の領域を特定する手
段とにより、前記特定された第1の領域内で前記被検査
対象であるICパッケ−ジに対応する前記標準信号波形
を用いてICパッケ−ジのリ−ド先端部の画像上での位
置を検出し、リ−ド先端部に接続するはんだ付部の欠陥
を解析するように構成したことを特徴とする。また本発
明は、前記システムにおいて、前記はんだ付領域の標準
信号波形を重畳、累積して平均的はんだ付領域標準信号
波形を作成して検査時毎にこれを更新かつ記憶する手段
と、該平均的はんだ付領域標準信号波形と検査時毎に生
成されるはんだ付領域標準信号波形とを定量的に比較す
る手段と、前記比較した結果が予め設定された値を超え
たとき警告を通知する手段とを有することを特徴とす
る。
記第1の標準信号波形と前記第2の標準信号波形とを比
較し、前記第2の標準信号波形上で前記第1の標準信号
波形に対応する部分を特定し、リ−ド先端領域とはんだ
付領域の標準信号波形を分離する手段と、前記第1の標
準信号波形と前記分離されたはんだ付領域に対応する標
準信号波形を合成しリ−ド先端領域及びはんだ付領域を
包含する領域の標準信号波形を生成し記憶する手段と、
前記リ−ド先端領域を包含する第1の領域を特定する手
段とにより、前記特定された第1の領域内で前記被検査
対象であるICパッケ−ジに対応する前記標準信号波形
を用いてICパッケ−ジのリ−ド先端部の画像上での位
置を検出し、リ−ド先端部に接続するはんだ付部の欠陥
を解析するように構成したことを特徴とする。また本発
明は、前記システムにおいて、前記はんだ付領域の標準
信号波形を重畳、累積して平均的はんだ付領域標準信号
波形を作成して検査時毎にこれを更新かつ記憶する手段
と、該平均的はんだ付領域標準信号波形と検査時毎に生
成されるはんだ付領域標準信号波形とを定量的に比較す
る手段と、前記比較した結果が予め設定された値を超え
たとき警告を通知する手段とを有することを特徴とす
る。
【0018】また本発明は、前記システムにおいて、は
んだ付領域の標準信号波形をICパッケ−ジの部品種別
に重畳、累積して平均的はんだ付領域標準信号波形を作
成して検査時毎にこれを更新かつ記憶する手段と、検査
時毎に生成されるはんだ付領域標準信号波形と前記平均
的はんだ付領域標準信号波形とを定量的に比較する手段
と、前記比較した結果が予め設定された値を超えたとき
警告を通知する手段とを有することを特徴とする。また
本発明は、前記重畳、累積処理が常に現時点から過去の
予め定められた有限回数分のみに限定して行われること
を特徴とする。また本発明は、ICパッケ−ジのリ−ド
先端部の位置を確定し、リ−ド先端部に接続するはんだ
付部のパタ−ン信号を累積して平均化することによって
現時点に近い状態におけるはんだ付部のパタ−ン信号を
抽出し、検査毎に検出されるはんだ付部のパタ−ン信号
と前記抽出された現時点に近い状態におけるはんだ付部
のパタ−ン信号とを比較し、二つの信号が予め設定され
た許容値を超えたとき警告を通知する手段を有する工程
をはんだ付およびその修正工程の一部として持つことを
特徴とするはんだ付方法である。
んだ付領域の標準信号波形をICパッケ−ジの部品種別
に重畳、累積して平均的はんだ付領域標準信号波形を作
成して検査時毎にこれを更新かつ記憶する手段と、検査
時毎に生成されるはんだ付領域標準信号波形と前記平均
的はんだ付領域標準信号波形とを定量的に比較する手段
と、前記比較した結果が予め設定された値を超えたとき
警告を通知する手段とを有することを特徴とする。また
本発明は、前記重畳、累積処理が常に現時点から過去の
予め定められた有限回数分のみに限定して行われること
を特徴とする。また本発明は、ICパッケ−ジのリ−ド
先端部の位置を確定し、リ−ド先端部に接続するはんだ
付部のパタ−ン信号を累積して平均化することによって
現時点に近い状態におけるはんだ付部のパタ−ン信号を
抽出し、検査毎に検出されるはんだ付部のパタ−ン信号
と前記抽出された現時点に近い状態におけるはんだ付部
のパタ−ン信号とを比較し、二つの信号が予め設定され
た許容値を超えたとき警告を通知する手段を有する工程
をはんだ付およびその修正工程の一部として持つことを
特徴とするはんだ付方法である。
【0019】また本発明は、ICパッケ−ジのリ−ド先
端部の位置を確定し、リ−ド先端部に接続するはんだ付
部のパタ−ン信号を累積して平均化することによって現
時点に近い状態におけるはんだ付部のパタ−ン信号を抽
出し、検査毎に検出されるはんだ付部のパタ−ン信号と
前記抽出された現時点に近い状態におけるはんだ付部の
パタ−ン信号とを比較し、二つの信号が予め設定された
許容値を超えたとき警告を通知する手段を有するはんだ
付検査方法である。また本発明は、ICパッケ−ジのリ
−ド先端部の位置を確定し、リ−ド先端部に接続するは
んだ付部のパタ−ン信号を累積して平均化することによ
って現時点に近い状態におけるはんだ付部のパタ−ン信
号を抽出し、検査毎に検出されるはんだ付部のパタ−ン
信号と前記抽出された現時点に近い状態におけるはんだ
付部のパタ−ン信号とを比較し、二つの信号が予め設定
された許容値を超えたとき警告を通知する手段を有する
ことを特徴とするはんだ付検査装置である。
端部の位置を確定し、リ−ド先端部に接続するはんだ付
部のパタ−ン信号を累積して平均化することによって現
時点に近い状態におけるはんだ付部のパタ−ン信号を抽
出し、検査毎に検出されるはんだ付部のパタ−ン信号と
前記抽出された現時点に近い状態におけるはんだ付部の
パタ−ン信号とを比較し、二つの信号が予め設定された
許容値を超えたとき警告を通知する手段を有するはんだ
付検査方法である。また本発明は、ICパッケ−ジのリ
−ド先端部の位置を確定し、リ−ド先端部に接続するは
んだ付部のパタ−ン信号を累積して平均化することによ
って現時点に近い状態におけるはんだ付部のパタ−ン信
号を抽出し、検査毎に検出されるはんだ付部のパタ−ン
信号と前記抽出された現時点に近い状態におけるはんだ
付部のパタ−ン信号とを比較し、二つの信号が予め設定
された許容値を超えたとき警告を通知する手段を有する
ことを特徴とするはんだ付検査装置である。
【0020】
【作用】前記構成により、ICパッケージのリードはん
だ接合部において、リード先端の剪断時の塑性変形、は
んだフィレットの微小化、および多様に変形するはんだ
フィレット形状が生じたとしてもリードの先端位置をリ
ード部分をはんだ付け部分として誤認識することなく安
定に検出して、高信頼度のはんだ付検査およびはんだ付
状態の精度の高いモニタリングを実現して高信頼度のは
んだ付けを実現することができる。また前記構成によ
り、ICパッケージのリードはんだ接合部において、リ
ード先端の剪断時の塑性変形、はんだフィレットの微小
化、および多様に変形するはんだフィレット形状が生じ
たとしてもリードの先端位置をリード部分をはんだ付け
部分として誤認識することなく安定に検出して、突発的
なはんだ付きプロセスの変動を高信頼度で監視できるよ
うにしてはんだ付けの高歩留まりと高効率化をはかるこ
とができる。また前記構成により、ICパッケージのリ
ードはんだ接合部において、リード先端の剪断時の塑性
変形、はんだフィレットの微小化、および多様に変形す
るはんだフィレット形状が生じたとしてもリードの先端
位置をリード部分をはんだ付け部分として誤認識するこ
となく安定に検出して、高信頼度のはんだ付検査を実現
することができる。
だ接合部において、リード先端の剪断時の塑性変形、は
んだフィレットの微小化、および多様に変形するはんだ
フィレット形状が生じたとしてもリードの先端位置をリ
ード部分をはんだ付け部分として誤認識することなく安
定に検出して、高信頼度のはんだ付検査およびはんだ付
状態の精度の高いモニタリングを実現して高信頼度のは
んだ付けを実現することができる。また前記構成によ
り、ICパッケージのリードはんだ接合部において、リ
ード先端の剪断時の塑性変形、はんだフィレットの微小
化、および多様に変形するはんだフィレット形状が生じ
たとしてもリードの先端位置をリード部分をはんだ付け
部分として誤認識することなく安定に検出して、突発的
なはんだ付きプロセスの変動を高信頼度で監視できるよ
うにしてはんだ付けの高歩留まりと高効率化をはかるこ
とができる。また前記構成により、ICパッケージのリ
ードはんだ接合部において、リード先端の剪断時の塑性
変形、はんだフィレットの微小化、および多様に変形す
るはんだフィレット形状が生じたとしてもリードの先端
位置をリード部分をはんだ付け部分として誤認識するこ
となく安定に検出して、高信頼度のはんだ付検査を実現
することができる。
【0021】
【実施例】本発明に係る実施例を図面を用いて詳述す
る。図1は本発明に係るはんだ付け外観検査装置の一実
施例を示す構成図である。4はプリント基板であり、そ
の上にガルウイング型のICパッケージ5が搭載されて
リードがはんだ付されている。プリント基板4は、XY
テーブル3に載せられ検査シーケンスに従って移動す
る。2は被検査対象を照明するリング状の光源であり、
図1に示すようにプリント基板4の上方に設置されてい
る。1はTVカメラであり、リング状の光源2により照
明されたプリント基板4の被検査対象部分を撮像し、画
像信号を画像入力ユニット7に入力するものである。外
部機器制御ユニット9は、XYテーブル3の制御及び光
源2の点灯制御を行うものである。本システムの制御装
置6は、画像入力ユニット7、CPU8、外部機器制御
ユニット9、メモリ10、キーボードやディスク等の入
力手段31、ディスプレイ等の表示手段32、及びこれ
らを接続するバス11で構成されている。更に、本シス
テムの制御装置6には、検査データを出力するプリンタ
等からなる出力手段やはんだ付け不良が多量に生じた場
合に警報を発する手段等が備えられている。なお、この
警報を発する手段として、上記表示手段32を用いても
良い。またメモリ10は、CPU8が演算処理するプロ
グラムを記憶したり、外部機器制御ユニット9を制御す
る検査用NCデータや図4及び図7(d)に示す標準信
号波形等を記憶するものである。また画像入力ユニット
7には、TVカメラ1から入力された画像信号を記憶す
る画像メモリ7aが備えられている。図2(a)(b)
は、それぞれ上記TVカメラ1で撮像された画像12
a、12bを示す。即ち、画像12a、12bは、はん
だ付検査のためにXYテーブル3によりプリント基板4
を位置決めし、プリント基板4に実装されたICパッケ
ージ5を光源2からの照明光により照明してTVカメラ
1で撮像したとき得られる被検査対象の画像を示したも
のである。13はICのリード部分の画像、14はプリ
ント基板上のはんだ付パッド部分の画像、15はプリン
ト基板部分の画像である。
る。図1は本発明に係るはんだ付け外観検査装置の一実
施例を示す構成図である。4はプリント基板であり、そ
の上にガルウイング型のICパッケージ5が搭載されて
リードがはんだ付されている。プリント基板4は、XY
テーブル3に載せられ検査シーケンスに従って移動す
る。2は被検査対象を照明するリング状の光源であり、
図1に示すようにプリント基板4の上方に設置されてい
る。1はTVカメラであり、リング状の光源2により照
明されたプリント基板4の被検査対象部分を撮像し、画
像信号を画像入力ユニット7に入力するものである。外
部機器制御ユニット9は、XYテーブル3の制御及び光
源2の点灯制御を行うものである。本システムの制御装
置6は、画像入力ユニット7、CPU8、外部機器制御
ユニット9、メモリ10、キーボードやディスク等の入
力手段31、ディスプレイ等の表示手段32、及びこれ
らを接続するバス11で構成されている。更に、本シス
テムの制御装置6には、検査データを出力するプリンタ
等からなる出力手段やはんだ付け不良が多量に生じた場
合に警報を発する手段等が備えられている。なお、この
警報を発する手段として、上記表示手段32を用いても
良い。またメモリ10は、CPU8が演算処理するプロ
グラムを記憶したり、外部機器制御ユニット9を制御す
る検査用NCデータや図4及び図7(d)に示す標準信
号波形等を記憶するものである。また画像入力ユニット
7には、TVカメラ1から入力された画像信号を記憶す
る画像メモリ7aが備えられている。図2(a)(b)
は、それぞれ上記TVカメラ1で撮像された画像12
a、12bを示す。即ち、画像12a、12bは、はん
だ付検査のためにXYテーブル3によりプリント基板4
を位置決めし、プリント基板4に実装されたICパッケ
ージ5を光源2からの照明光により照明してTVカメラ
1で撮像したとき得られる被検査対象の画像を示したも
のである。13はICのリード部分の画像、14はプリ
ント基板上のはんだ付パッド部分の画像、15はプリン
ト基板部分の画像である。
【0022】図3は、標準の(通常の)リード先端部を
P面で剪断したときの断面形状とリード先端部から得ら
れる画像を模式的に示したものである。図3(a)はリ
ード先端部の外観図である。図3(b)は図3(a)に
示すリード先端部をP面で剪断したとき得られる16で
囲んだリード先端部分の断面形状を示す図である。図3
(c)は図3(a)に示す標準の(良品である通常の)
リード先端部分16からTVカメラ1によって撮像さ
れ、画像入力ユニット7に入力されて画像メモリ7aに
一時記憶され、その後画像メモリ7aから読みだしてメ
モリ10に記憶された画像を示す図である(ただし、リ
ード先端部以外は黒で示した)。図示する画像信号にお
いて水平方向を座標軸I、垂直方向を座標軸Jとする。
図3(d)は図3(c)に示すメモリ10に記憶された
標準の画像信号の輝度値の2次元信号波形を示したもの
である。図3(d)における縦軸は画像信号の輝度値で
ある。図3(e)はリード先端部分16を図1に示した
TVカメラ(撮像装置)1で撮像し、図3(d)のJ=
J0におけるI方向に走査したとき得られる標準の1次
元画像信号を示す図である。ところで、ガルウイング型
のICパッケージ5は、IC素子をリードフレームに接
続してIC素子を封止するようにモールドし、その後リ
ードフレームをガルウング型に成形し、切断刃を降ろす
ことによって所望の長さにリードを切断して得られる。
従って、リードの先端部は、図3(b)に示すように、
切断刃が降されて切断される関係で、上面が円弧状に変
形することになる。そのため、リング状の光源2により
照明されたリードの上面から、図3(c)に示すよう
に、平坦な部分については反射光がTVカメラ1に入る
ことになって明るく画像として検出され、先端部につい
ては円弧状に変形している関係で反射光が次第に逃げて
TVカメラ1に入らなくなり暗く画像として検出される
ことになる。従って、TVカメラ1で撮像される標準の
画像信号の輝度分布は図3(d)に示すようになる。
P面で剪断したときの断面形状とリード先端部から得ら
れる画像を模式的に示したものである。図3(a)はリ
ード先端部の外観図である。図3(b)は図3(a)に
示すリード先端部をP面で剪断したとき得られる16で
囲んだリード先端部分の断面形状を示す図である。図3
(c)は図3(a)に示す標準の(良品である通常の)
リード先端部分16からTVカメラ1によって撮像さ
れ、画像入力ユニット7に入力されて画像メモリ7aに
一時記憶され、その後画像メモリ7aから読みだしてメ
モリ10に記憶された画像を示す図である(ただし、リ
ード先端部以外は黒で示した)。図示する画像信号にお
いて水平方向を座標軸I、垂直方向を座標軸Jとする。
図3(d)は図3(c)に示すメモリ10に記憶された
標準の画像信号の輝度値の2次元信号波形を示したもの
である。図3(d)における縦軸は画像信号の輝度値で
ある。図3(e)はリード先端部分16を図1に示した
TVカメラ(撮像装置)1で撮像し、図3(d)のJ=
J0におけるI方向に走査したとき得られる標準の1次
元画像信号を示す図である。ところで、ガルウイング型
のICパッケージ5は、IC素子をリードフレームに接
続してIC素子を封止するようにモールドし、その後リ
ードフレームをガルウング型に成形し、切断刃を降ろす
ことによって所望の長さにリードを切断して得られる。
従って、リードの先端部は、図3(b)に示すように、
切断刃が降されて切断される関係で、上面が円弧状に変
形することになる。そのため、リング状の光源2により
照明されたリードの上面から、図3(c)に示すよう
に、平坦な部分については反射光がTVカメラ1に入る
ことになって明るく画像として検出され、先端部につい
ては円弧状に変形している関係で反射光が次第に逃げて
TVカメラ1に入らなくなり暗く画像として検出される
ことになる。従って、TVカメラ1で撮像される標準の
画像信号の輝度分布は図3(d)に示すようになる。
【0023】次に各検査領域(各リード)14における
リード先端位置をCPU8が抽出(算出)する第1の実
施例について図2に示す検出画像例を用いて説明する。
リード先端位置をCPU8が抽出(算出)する第1の実
施例について図2に示す検出画像例を用いて説明する。
【0024】まず、リード先端部分の標準信号波形を、
図3(d)に示す2次元信号波形あるいは図3(e)に
示す1次元信号波形から作成する。即ち、図3(d)に
示す2次元信号波形あるいは図3(e)に示す1次元信
号波形は、良品の標準となるリード先端部分16を図1
に示したTVカメラ(撮像装置)1で撮像し、画像入力
ユニット7に入力して画像メモリ7aに一時記憶され、
その後画像メモリ7aから読みだしてメモリ10に記憶
されているものとする。従って、CPU8は、メモリ1
0に記憶されている図3(d)に示す2次元信号波形あ
るいは図3(e)に示す1次元信号波形を読みだすこと
によってリード先端部分の標準信号波形を作成し、再度
メモリ10にリード先端部分の標準信号波形として記憶
させることができる。また標準となるリード先端部分1
6の断面形状や反射率、TVカメラ1の視野、リング状
の光源2による照明条件およびこれらの相対位置情報等
を、キーボードやディスク等の入力手段31により入力
することによってCPU8は、リード先端部分の標準信
号波形を演算によって作成し、メモリ10に記憶させて
リード先端部分の標準信号波形を準備しても良い。また
上記した如く、標準のリード先端部分を有するモデルを
XYテーブル3上に載置してリング状の光源2で照明し
てTVカメラ1で撮像して得られる図3(d)に示す標
準の画像信号の輝度値の2次元信号波形を得ても良い。
図3(d)に示す2次元信号波形あるいは図3(e)に
示す1次元信号波形から作成する。即ち、図3(d)に
示す2次元信号波形あるいは図3(e)に示す1次元信
号波形は、良品の標準となるリード先端部分16を図1
に示したTVカメラ(撮像装置)1で撮像し、画像入力
ユニット7に入力して画像メモリ7aに一時記憶され、
その後画像メモリ7aから読みだしてメモリ10に記憶
されているものとする。従って、CPU8は、メモリ1
0に記憶されている図3(d)に示す2次元信号波形あ
るいは図3(e)に示す1次元信号波形を読みだすこと
によってリード先端部分の標準信号波形を作成し、再度
メモリ10にリード先端部分の標準信号波形として記憶
させることができる。また標準となるリード先端部分1
6の断面形状や反射率、TVカメラ1の視野、リング状
の光源2による照明条件およびこれらの相対位置情報等
を、キーボードやディスク等の入力手段31により入力
することによってCPU8は、リード先端部分の標準信
号波形を演算によって作成し、メモリ10に記憶させて
リード先端部分の標準信号波形を準備しても良い。また
上記した如く、標準のリード先端部分を有するモデルを
XYテーブル3上に載置してリング状の光源2で照明し
てTVカメラ1で撮像して得られる図3(d)に示す標
準の画像信号の輝度値の2次元信号波形を得ても良い。
【0025】このようにCPU8によって作成し、画像
メモリ7aに記憶されたリード先端部における1次元の
リード先端部標準信号波形例を図4に示す。図4に示す
信号波形としては、図3(e)に示したリード先端部の
信号波形においてリード先端を特徴的に表すリード先端
部分の図3(e)に示すA画素分を用いる。即ち、リー
ド先端部の標準信号波形をr(x)とすれば、256階
調の濃淡画像上においては、次の(数1)式とする。 r(x) : 0≦x≦Aのとき 0≦r(x)≦255、 x<0 あるいは x>Aのとき r(x)=0 (数1) ただし、r(x)={0,1,…,255}である。
メモリ7aに記憶されたリード先端部における1次元の
リード先端部標準信号波形例を図4に示す。図4に示す
信号波形としては、図3(e)に示したリード先端部の
信号波形においてリード先端を特徴的に表すリード先端
部分の図3(e)に示すA画素分を用いる。即ち、リー
ド先端部の標準信号波形をr(x)とすれば、256階
調の濃淡画像上においては、次の(数1)式とする。 r(x) : 0≦x≦Aのとき 0≦r(x)≦255、 x<0 あるいは x>Aのとき r(x)=0 (数1) ただし、r(x)={0,1,…,255}である。
【0026】標準信号波形としては正規化されている方
が一般的であり、この場合は、(数2)式とする。 R(x) : 0≦x≦Aのとき 0≦R(x)≦1、 x<0 あるいは x>Aのとき R(x)=0 (数2) ただし、R(x)=[0.0,1.0]である。
が一般的であり、この場合は、(数2)式とする。 R(x) : 0≦x≦Aのとき 0≦R(x)≦1、 x<0 あるいは x>Aのとき R(x)=0 (数2) ただし、R(x)=[0.0,1.0]である。
【0027】R(x)はr(x)より、次の(数3)式で与
えられる(正規化される)。
えられる(正規化される)。
【0028】 R(x)=(r(x)−min(r(x)))/(max(r(x)−min(r(x))) (数3) ただし、max(x)はxの取りうる最大値、min(x)はxの
取りうる最小値を表す。R(0)がリード先端に対応す
る。
取りうる最小値を表す。R(0)がリード先端に対応す
る。
【0029】標準信号波形としては、図3(d)に示す
J=J0 の位置で示されるようなリードセンターの図3
(e)に示す1次元信号波形を用いる方法の他、リード
形状を特徴的に表す1次元波形が得られる場所が他にあ
れば、標準信号波形の生成位置はリードセンターに限定
されるものではなく、図3(d)に示すJ=J0 に平行
な他の線上あるいは図3(d)に示すJ=J0 で示され
る直線に対して角度を持つような線上で得られる信号波
形であっても構わない。
J=J0 の位置で示されるようなリードセンターの図3
(e)に示す1次元信号波形を用いる方法の他、リード
形状を特徴的に表す1次元波形が得られる場所が他にあ
れば、標準信号波形の生成位置はリードセンターに限定
されるものではなく、図3(d)に示すJ=J0 に平行
な他の線上あるいは図3(d)に示すJ=J0 で示され
る直線に対して角度を持つような線上で得られる信号波
形であっても構わない。
【0030】画像内の検査対象領域に関しては、予めメ
モリ10から得られる外部機器制御ユニット9を制御す
る検査用NCデータに基づいて、CPU8は、ICパッ
ケージ5のリード先端部分のはんだ付部に検査領域を設
定するものとする。次にCPU8がこの検査領域内でリ
ード先端位置を確定する処理について図5を用いて説明
する。図5(a)はTVカメラ1で撮像されて画像入力
ユニット7に入力されて画像メモリに記憶されたリード
先端部の画像例であり、(Js,Is)(Je,Ie)で規
定される矩形領域17がCPU8において設定する上記
検査領域に相当する。格子上に区切られた各領域はCP
U8が処理する画像上の画素に相当する。図3(d)の
J=J0 で示される直線と平行な位置にある直線上の各
列の検出信号波形例(fn(I))を図5(b)に示す。
図5(b)において横軸は座標I、縦軸は輝度値を表
し、fn(I)はJ=nにおける信号波形を表す関数であ
る。図8に示す如く、リード13の上面は図3(b)に
示すように平坦面から若干の傾斜面を持っているのに対
し、リード先端に形成されるはんだフィレット18は急
勾配を持つので、図1に示したリング状の光源2による
被検査対象であるはんだ付部への照明光の入射角を小さ
くすれば(図8に示すように照明光81の入射角を垂直
方向に近付ければ)、リード13の上面は明るく、リー
ド先端近くのはんだフィレット18は暗くすることがで
き、リード先端はんだ接合部に対して明るさのコントラ
ストを得ることができる。これよりCPU8は、図4に
示す標準信号波形(r(x)またはR(x))と図5(b)
に示す各検出信号波形(fn(I)またはFn(I))との一
致度を演算し、最大の一致度が得られる検出信号波形に
おける標準信号波形に対応する区間において、標準信号
波形(r(x)またはR(x))から特定されるリード先端
位置(x=0)からリード先端位置を決定(抽出)す
る。波形の一致度計測のために、標準信号波形および検
出信号波形を検出輝度値のまま使用しても構わないが、
輝度変動等も考慮して波形中最大値を1、最小値を0と
して正規化して比較すれば、より頑強な波形の一致度演
算が可能となる。具体的には得られた信号波形を次の
(数4)式に基づいて正規化する。 Fn(I)=(fn(I)−min(fn(I)))/(max(fn(I))−min(fn(I))) (数4) ただし、max(I)はIの取りうる最大値、min(I)はIの
取りうる最小値を表す。
モリ10から得られる外部機器制御ユニット9を制御す
る検査用NCデータに基づいて、CPU8は、ICパッ
ケージ5のリード先端部分のはんだ付部に検査領域を設
定するものとする。次にCPU8がこの検査領域内でリ
ード先端位置を確定する処理について図5を用いて説明
する。図5(a)はTVカメラ1で撮像されて画像入力
ユニット7に入力されて画像メモリに記憶されたリード
先端部の画像例であり、(Js,Is)(Je,Ie)で規
定される矩形領域17がCPU8において設定する上記
検査領域に相当する。格子上に区切られた各領域はCP
U8が処理する画像上の画素に相当する。図3(d)の
J=J0 で示される直線と平行な位置にある直線上の各
列の検出信号波形例(fn(I))を図5(b)に示す。
図5(b)において横軸は座標I、縦軸は輝度値を表
し、fn(I)はJ=nにおける信号波形を表す関数であ
る。図8に示す如く、リード13の上面は図3(b)に
示すように平坦面から若干の傾斜面を持っているのに対
し、リード先端に形成されるはんだフィレット18は急
勾配を持つので、図1に示したリング状の光源2による
被検査対象であるはんだ付部への照明光の入射角を小さ
くすれば(図8に示すように照明光81の入射角を垂直
方向に近付ければ)、リード13の上面は明るく、リー
ド先端近くのはんだフィレット18は暗くすることがで
き、リード先端はんだ接合部に対して明るさのコントラ
ストを得ることができる。これよりCPU8は、図4に
示す標準信号波形(r(x)またはR(x))と図5(b)
に示す各検出信号波形(fn(I)またはFn(I))との一
致度を演算し、最大の一致度が得られる検出信号波形に
おける標準信号波形に対応する区間において、標準信号
波形(r(x)またはR(x))から特定されるリード先端
位置(x=0)からリード先端位置を決定(抽出)す
る。波形の一致度計測のために、標準信号波形および検
出信号波形を検出輝度値のまま使用しても構わないが、
輝度変動等も考慮して波形中最大値を1、最小値を0と
して正規化して比較すれば、より頑強な波形の一致度演
算が可能となる。具体的には得られた信号波形を次の
(数4)式に基づいて正規化する。 Fn(I)=(fn(I)−min(fn(I)))/(max(fn(I))−min(fn(I))) (数4) ただし、max(I)はIの取りうる最大値、min(I)はIの
取りうる最小値を表す。
【0031】次にCPU8が各検査領域14における各
リード13の先端位置を抽出(算出)して決定する演算
処理について図6に示すフローチャートを用いて詳細に
説明する。図6に示すフローチャートにおいては標準信
号波形および検出信号波形共に正規化された信号波形R
(x),Fn(I)を用いた場合における演算処理の概要を
示している。即ち、61におけるMIN_DIF は、図5にお
ける各J=nの検出信号波形Fn(I)と標準信号波形R
(x)との差の最小値を格納する変数である。MIN_DIF
は、61において、初期値(K=Jsにおいて)としてM
IN_DIF が取りえる最大値より大きな値 LARGEを代入し
ておく。kは座標Jを示すインデックスであり、74と
62とにおいてkは図5(a)に示すJsからJeまでイ
ンクリメントされる。62において、k>JeがNOの
場合には、初期値(I=Is)において、min_dif とし
て最大値より大きな値 largeを代入する。Iは検出信号
波形Fk(I)と標準信号波形R(x)との間のシフト値を
示すインデックスであり、71と64とにおいてIは図
5(a)に示すIsからIeまでインクリメントされる。
65において、I>IeがNOの場合には、初期値(x
=I)においてdif =0とする。xは検出信号波形Fk
(I)と標準信号波形R(x)との間の一致度を比較する範
囲を示すインデックスであり、68と66とにおいてx
はIからI+Aまでインクリメントされる。66におい
て、x>I+AがNOの場合には、新たな累積値dif と
してxが1つ前の累積値dif にxにおける二つの波形の
絶対差(|Fk(x)−R(x−I)|)を加算(dif =dif
+|Fk(x)−R(x−I)|)する演算(テンプレート
マッチング)を行う。66においてx>I+AがYES
になったとき、67において位置Iにおける一致度が、
二つの波形の絶対差(|Fk(x)−R(x−I)|)をx
=1〜Aまで累積された結果(累積値dif =Σ|Fk
(x)−R(x−I)|)として算出される。即ち、この累
積値dif は、座標J=kにおいてIをIsから順次I=
I+1を施してIe までシフトさせて(IをIsからIe
まで1画素づつ変えることによってR(x)をFk(x)に
対して順次1画素づつシフトさせて)各Iについて求め
られる。この求められた累積値dif が69においてその
以前のmin_difと比較されて(dif <min_dif)がYES
となると、70においてこの累積値dif をmin_difとし
て更新すると共にその時のIをleとして更新し、最後
にmin_difに残った累積値dif が最小値としてmin_difに
保持させ、このとき(min_difに最小値が保持されたと
き)のIの値をleとして記憶させる。これにより、6
4においてI>IeがYESになったとき、座標J=k
におけるFk(I)上のR(I)と一致度が一番高い位置l
eと一致度min_difが求められる。即ち、CPU8は、
座標J=kにおいて、検出信号波形Fk(I)上の予め定
めた区間(シフトさせる範囲)Is≦I≦Ieにおける検
出信号波形Fk(I)と標準信号波形R(x)との一致度が
一番高い位置leと一致度min_difが求められる。
リード13の先端位置を抽出(算出)して決定する演算
処理について図6に示すフローチャートを用いて詳細に
説明する。図6に示すフローチャートにおいては標準信
号波形および検出信号波形共に正規化された信号波形R
(x),Fn(I)を用いた場合における演算処理の概要を
示している。即ち、61におけるMIN_DIF は、図5にお
ける各J=nの検出信号波形Fn(I)と標準信号波形R
(x)との差の最小値を格納する変数である。MIN_DIF
は、61において、初期値(K=Jsにおいて)としてM
IN_DIF が取りえる最大値より大きな値 LARGEを代入し
ておく。kは座標Jを示すインデックスであり、74と
62とにおいてkは図5(a)に示すJsからJeまでイ
ンクリメントされる。62において、k>JeがNOの
場合には、初期値(I=Is)において、min_dif とし
て最大値より大きな値 largeを代入する。Iは検出信号
波形Fk(I)と標準信号波形R(x)との間のシフト値を
示すインデックスであり、71と64とにおいてIは図
5(a)に示すIsからIeまでインクリメントされる。
65において、I>IeがNOの場合には、初期値(x
=I)においてdif =0とする。xは検出信号波形Fk
(I)と標準信号波形R(x)との間の一致度を比較する範
囲を示すインデックスであり、68と66とにおいてx
はIからI+Aまでインクリメントされる。66におい
て、x>I+AがNOの場合には、新たな累積値dif と
してxが1つ前の累積値dif にxにおける二つの波形の
絶対差(|Fk(x)−R(x−I)|)を加算(dif =dif
+|Fk(x)−R(x−I)|)する演算(テンプレート
マッチング)を行う。66においてx>I+AがYES
になったとき、67において位置Iにおける一致度が、
二つの波形の絶対差(|Fk(x)−R(x−I)|)をx
=1〜Aまで累積された結果(累積値dif =Σ|Fk
(x)−R(x−I)|)として算出される。即ち、この累
積値dif は、座標J=kにおいてIをIsから順次I=
I+1を施してIe までシフトさせて(IをIsからIe
まで1画素づつ変えることによってR(x)をFk(x)に
対して順次1画素づつシフトさせて)各Iについて求め
られる。この求められた累積値dif が69においてその
以前のmin_difと比較されて(dif <min_dif)がYES
となると、70においてこの累積値dif をmin_difとし
て更新すると共にその時のIをleとして更新し、最後
にmin_difに残った累積値dif が最小値としてmin_difに
保持させ、このとき(min_difに最小値が保持されたと
き)のIの値をleとして記憶させる。これにより、6
4においてI>IeがYESになったとき、座標J=k
におけるFk(I)上のR(I)と一致度が一番高い位置l
eと一致度min_difが求められる。即ち、CPU8は、
座標J=kにおいて、検出信号波形Fk(I)上の予め定
めた区間(シフトさせる範囲)Is≦I≦Ieにおける検
出信号波形Fk(I)と標準信号波形R(x)との一致度が
一番高い位置leと一致度min_difが求められる。
【0032】以上の操作を74と62とにおいて区間J
s≦k≦Jeにおいて繰返し実行し、72においてmin_di
f <MIN_DIF がYESとなる(min_dif の最小値が更新
される)度に73においてMIN_DIF を更新し、その時の
leの値をLEとして記憶する。そして62においてk
>JeがYESとなったとき、75においてリード先端
値 LEAD_EDGE としてLEが抽出(算出)して確定する
ことができる。即ち、標準信号波形R(I)と最も一致度
の高い波形を有するJs≦k≦Je区間の検出信号波形F
k(I)においてリード先端値(リード先端位置) LEAD_E
DGE をLEとして確定することができる。
s≦k≦Jeにおいて繰返し実行し、72においてmin_di
f <MIN_DIF がYESとなる(min_dif の最小値が更新
される)度に73においてMIN_DIF を更新し、その時の
leの値をLEとして記憶する。そして62においてk
>JeがYESとなったとき、75においてリード先端
値 LEAD_EDGE としてLEが抽出(算出)して確定する
ことができる。即ち、標準信号波形R(I)と最も一致度
の高い波形を有するJs≦k≦Je区間の検出信号波形F
k(I)においてリード先端値(リード先端位置) LEAD_E
DGE をLEとして確定することができる。
【0033】ところで、実際図5(b)に示す如く、被
検査対象の検出信号波形f0(I)〜fn(I)においてリー
ド13の部分から得られる信号波形において大きく変動
することになるので、J方向について得られる検出信号
波形f0(I)〜fn(I)または正規化された検出信号波形
F0(I)〜Fn(I)と標準信号波形R(I)との間で、前述
したテンプレートマッチングを行って、最も一致度の高
い波形fk(I)またはFk(I)から得られるリード先端値
(リード先端位置)LEAD_EDGE を各リードのリード先端
位置とする。なお、図5(b)から明らかなように、リ
ードの幅方向の中央部が、標準信号波形とほぼ同一の波
形(最も一致度が高い波形)を有することになるので、
kの値としてリードの幅方向の中央部を選べば十分であ
る。
検査対象の検出信号波形f0(I)〜fn(I)においてリー
ド13の部分から得られる信号波形において大きく変動
することになるので、J方向について得られる検出信号
波形f0(I)〜fn(I)または正規化された検出信号波形
F0(I)〜Fn(I)と標準信号波形R(I)との間で、前述
したテンプレートマッチングを行って、最も一致度の高
い波形fk(I)またはFk(I)から得られるリード先端値
(リード先端位置)LEAD_EDGE を各リードのリード先端
位置とする。なお、図5(b)から明らかなように、リ
ードの幅方向の中央部が、標準信号波形とほぼ同一の波
形(最も一致度が高い波形)を有することになるので、
kの値としてリードの幅方向の中央部を選べば十分であ
る。
【0034】以上CPU8は、設定された矩形領域17
の全てについて演算実行し、各矩形領域17に対応する
各リードにおけるリード先端値(リード先端位置)LEAD
_EDGE をCPU8内のメモリまたはメモリ10に格納す
るものとする。
の全てについて演算実行し、各矩形領域17に対応する
各リードにおけるリード先端値(リード先端位置)LEAD
_EDGE をCPU8内のメモリまたはメモリ10に格納す
るものとする。
【0035】次に各検査領域(各リード)14における
リード先端位置をCPU8が抽出(算出)する第2の実
施例について説明する。上記第1の実施例においては、
標準信号波形R(x)として図4に示す信号を使用してx
=1〜Aの範囲(リードの先端がx=0に相当する。)
について検出信号波形Fk(I)との間でテンプレートマ
ッチングを行う実施例であるため、輝度が最も大きく変
化するリードの先端の近傍の波形が使用されないことに
なり、その分リード先端位置の抽出精度が落ちる。そこ
で、第2の実施例として、標準信号波形R’(x)として
図7(d)に示す信号を使用してx=1〜Aの範囲(リ
ードの先端が21に相当する。)について検出信号波形
Fk(I)との間でテンプレートマッチングを行うため、
輝度が最も大きく変化するリードの先端の近傍の波形も
使用され、その分リード先端位置の抽出精度が向上す
る。しかし第2の実施例の場合、はんだ付け部のフレッ
ト形状の情報も含むことになり、その結果はんだ付け部
の変動がリード先端位置の抽出精度に影響を及ぼすこと
になる。そこで、はんだ付け部の変動にできるだけ影響
を受けない範囲において図7(d)に示す標準信号波形
R’(x)を準備するか、またははんだ付け部の変動に合
わせて図7(d)に示す標準信号波形R’(x)を更新す
るか等を工夫する必要がある。
リード先端位置をCPU8が抽出(算出)する第2の実
施例について説明する。上記第1の実施例においては、
標準信号波形R(x)として図4に示す信号を使用してx
=1〜Aの範囲(リードの先端がx=0に相当する。)
について検出信号波形Fk(I)との間でテンプレートマ
ッチングを行う実施例であるため、輝度が最も大きく変
化するリードの先端の近傍の波形が使用されないことに
なり、その分リード先端位置の抽出精度が落ちる。そこ
で、第2の実施例として、標準信号波形R’(x)として
図7(d)に示す信号を使用してx=1〜Aの範囲(リ
ードの先端が21に相当する。)について検出信号波形
Fk(I)との間でテンプレートマッチングを行うため、
輝度が最も大きく変化するリードの先端の近傍の波形も
使用され、その分リード先端位置の抽出精度が向上す
る。しかし第2の実施例の場合、はんだ付け部のフレッ
ト形状の情報も含むことになり、その結果はんだ付け部
の変動がリード先端位置の抽出精度に影響を及ぼすこと
になる。そこで、はんだ付け部の変動にできるだけ影響
を受けない範囲において図7(d)に示す標準信号波形
R’(x)を準備するか、またははんだ付け部の変動に合
わせて図7(d)に示す標準信号波形R’(x)を更新す
るか等を工夫する必要がある。
【0036】即ち第2の実施例を図2(b)で示した検
出画像例と図7とを用いて説明する。図7(a)におい
て検査対象とするべき矩形領域の決定については、予め
メモリ10に記憶されている外部機器制御ユニット9を
制御する検査用NCデータに基づいて定義される検査領
域を使用する。ただし、定義された領域から一定の領域
を削除あるいは、追加しても構わない。さてCPU8
は、画像メモリ7aに格納されている図7(a)及び図
2(b)に示す検査対象画像信号に対して、図7(a)
に示した全ての検査領域、あるいは選択的に検査領域を
選択し、図示した方向即ちJ方向に画像濃淡値の投影
(積算)をとり、図7(b)に示す濃淡ヒストグラムH
(I)を作成する。そしてCPU8は、図7(b)に示
される平均的な1次元信号波形を微分して図7(c)に
示す微分波形D(I)を作成する。
出画像例と図7とを用いて説明する。図7(a)におい
て検査対象とするべき矩形領域の決定については、予め
メモリ10に記憶されている外部機器制御ユニット9を
制御する検査用NCデータに基づいて定義される検査領
域を使用する。ただし、定義された領域から一定の領域
を削除あるいは、追加しても構わない。さてCPU8
は、画像メモリ7aに格納されている図7(a)及び図
2(b)に示す検査対象画像信号に対して、図7(a)
に示した全ての検査領域、あるいは選択的に検査領域を
選択し、図示した方向即ちJ方向に画像濃淡値の投影
(積算)をとり、図7(b)に示す濃淡ヒストグラムH
(I)を作成する。そしてCPU8は、図7(b)に示
される平均的な1次元信号波形を微分して図7(c)に
示す微分波形D(I)を作成する。
【0037】図8にリードはんだ付部の断面図を示し
た。18ははんだフィレット部である。図8に示される
はんだフィレット18及びリード13上に示される矢印
はリング上の光源2により入射した照明光81の反射方
向を示している。リード13上での反射光はそのまま上
方TVカメラ1の視野の方向に戻り、はんだフィレット
18上での反射光はTVカメラ1の視野から外れた方向
に戻る。これにより、リング状の光源2により照明され
たはんだ付部分の画像は図7(a)に示すように、はん
だフィレット部分18は暗くなり、リード先端部分13
は明るくなるので、リード先端はんだ接合部において大
きな明るさコントラスト(急峻な明るさ変化)が生じ
る。従って、CPU8が作成した図7(b)に示す濃淡
ヒストグラムH(I)においても、多数のリードに亘る
リード先端はんだ接合部において急峻な明るさ変化が得
られる。そして図7(c)に示す微分波形D(I)にお
いては、ピーク20として現れる。
た。18ははんだフィレット部である。図8に示される
はんだフィレット18及びリード13上に示される矢印
はリング上の光源2により入射した照明光81の反射方
向を示している。リード13上での反射光はそのまま上
方TVカメラ1の視野の方向に戻り、はんだフィレット
18上での反射光はTVカメラ1の視野から外れた方向
に戻る。これにより、リング状の光源2により照明され
たはんだ付部分の画像は図7(a)に示すように、はん
だフィレット部分18は暗くなり、リード先端部分13
は明るくなるので、リード先端はんだ接合部において大
きな明るさコントラスト(急峻な明るさ変化)が生じ
る。従って、CPU8が作成した図7(b)に示す濃淡
ヒストグラムH(I)においても、多数のリードに亘る
リード先端はんだ接合部において急峻な明るさ変化が得
られる。そして図7(c)に示す微分波形D(I)にお
いては、ピーク20として現れる。
【0038】そこで、特開平04−355311に開示
されている様な方法により、CPU8が微分波形D
(I)におけるピーク20を検出することにより図7
(a)に示すような多数のリードに亘る平均的なリード
先端位置を抽出(算出)することができる。ところで、
図7(c)に示すように微分波形D(I)において複数
のピークが存在しても、CPU8が次のような処理を行
うことにより平均的なリード先端位置に相当するピーク
20を検出することができる。即ち、リード先端位置の
大局的な位置であるグローバルリード先端位置を位置基
準に選び、これに図7(c)に示すような適当距離h分
だけ部品側に離れた位置にピーク位置探索開始点を設定
し、図7(c)に示す方向Aにある一定しきい値th以
上の値を持つピークを検出することにより平均的なリー
ド先端位置に相当するピーク20を検出することができ
る。
されている様な方法により、CPU8が微分波形D
(I)におけるピーク20を検出することにより図7
(a)に示すような多数のリードに亘る平均的なリード
先端位置を抽出(算出)することができる。ところで、
図7(c)に示すように微分波形D(I)において複数
のピークが存在しても、CPU8が次のような処理を行
うことにより平均的なリード先端位置に相当するピーク
20を検出することができる。即ち、リード先端位置の
大局的な位置であるグローバルリード先端位置を位置基
準に選び、これに図7(c)に示すような適当距離h分
だけ部品側に離れた位置にピーク位置探索開始点を設定
し、図7(c)に示す方向Aにある一定しきい値th以
上の値を持つピークを検出することにより平均的なリー
ド先端位置に相当するピーク20を検出することができ
る。
【0039】このように検出された平均的なリード先端
位置を基準にして前後に適当な距離h1,h2を、図7
(b)に示す濃淡ヒストグラムH(I)に対して設定
し、図7(b)に示すようにh1+h2で切り出される
区間Sの濃淡ヒストグラム波形H(I)を基にしてCP
U8が図7(d)に示すような正規化された標準信号波
形R’(x)を作成してメモリ10に記憶して準備するこ
とにある。ここで、正規化された標準信号波形R’(x)
を、何故濃淡ヒストグラム波形H(I)を基にして作成
したかは、濃淡ヒストグラム波形H(I)は平均的な波
形、即ち標準となる波形を有しており、しかも選択する
ことなくCPU8が自動で容易に生成できるためであ
る。即ち、各リードにおける検出信号波形Fk(I)にお
いてリード先端値(リード先端位置) LEAD_EDGE をL
Eとして検出する際、標準信号波形R’(x)として図7
(d)に示す信号(はんだ付け部も一部含む信号)を使
用してx=1〜Aの範囲(リードの先端が21に相当す
る。)において検出信号波形Fk(I)との間でテンプレ
ートマッチングを行うため、はんだ付け部の変動が不一
致として現われることになり、これをできるだけなくす
るために、標準信号波形R’(x)をはんだ付け部の変動
が生じない例えばロット単位で頻繁に更新することが必
要となる。しかし、濃淡ヒストグラム波形H(I)を基
にすると、更新する標準信号波形R’(x)をCPU8が
自動で容易に生成することができる。もし、濃淡ヒスト
グラム波形H(I)を基にしない場合には、CPU8
は、図7(a)及び図2(b)に示す検査対象の画像信
号を例えば、ディスプレイ等の表示手段32に表示し
て、標準の信号波形を有するリード先端はんだ接合部を
マウス等で指定することにより選択し、この選択された
リード先端はんだ接合部から得られる画像信号から図7
(b)に示すようなヒストグラム波形を作成し、この作
成されたヒストグラム波形に対して微分処理を施して図
7(c)に示すような微分波形を形成してリード先端位
置を抽出し、この抽出されたリード先端位置から前後に
適当な距離h1,h2を、上記選択された標準の信号波
形を有するリード先端はんだ接合部から得られる画像信
号波形に対して設定し、この設定された上記選択された
標準の信号波形を有するリード先端はんだ接合部から得
られる画像信号波形r’(x)を基に、図7(d)に示す
ような正規化された標準信号波形R’(x)を作成してメ
モリ10に格納することによって準備することができ
る。このように正規化された標準信号波形R’(x)を作
成して準備する場合には、正規化された標準信号波形
R’(x)を更新する度ごとに、図7(a)及び図2
(b)に示す検査対象の画像信号から標準の信号波形を
有するリード先端はんだ接合部を上記の如くディスプレ
イ等の表示手段32を用いて選択する必要が生じること
になる。しかし、選択することによって自由度を増大す
ることができる。
位置を基準にして前後に適当な距離h1,h2を、図7
(b)に示す濃淡ヒストグラムH(I)に対して設定
し、図7(b)に示すようにh1+h2で切り出される
区間Sの濃淡ヒストグラム波形H(I)を基にしてCP
U8が図7(d)に示すような正規化された標準信号波
形R’(x)を作成してメモリ10に記憶して準備するこ
とにある。ここで、正規化された標準信号波形R’(x)
を、何故濃淡ヒストグラム波形H(I)を基にして作成
したかは、濃淡ヒストグラム波形H(I)は平均的な波
形、即ち標準となる波形を有しており、しかも選択する
ことなくCPU8が自動で容易に生成できるためであ
る。即ち、各リードにおける検出信号波形Fk(I)にお
いてリード先端値(リード先端位置) LEAD_EDGE をL
Eとして検出する際、標準信号波形R’(x)として図7
(d)に示す信号(はんだ付け部も一部含む信号)を使
用してx=1〜Aの範囲(リードの先端が21に相当す
る。)において検出信号波形Fk(I)との間でテンプレ
ートマッチングを行うため、はんだ付け部の変動が不一
致として現われることになり、これをできるだけなくす
るために、標準信号波形R’(x)をはんだ付け部の変動
が生じない例えばロット単位で頻繁に更新することが必
要となる。しかし、濃淡ヒストグラム波形H(I)を基
にすると、更新する標準信号波形R’(x)をCPU8が
自動で容易に生成することができる。もし、濃淡ヒスト
グラム波形H(I)を基にしない場合には、CPU8
は、図7(a)及び図2(b)に示す検査対象の画像信
号を例えば、ディスプレイ等の表示手段32に表示し
て、標準の信号波形を有するリード先端はんだ接合部を
マウス等で指定することにより選択し、この選択された
リード先端はんだ接合部から得られる画像信号から図7
(b)に示すようなヒストグラム波形を作成し、この作
成されたヒストグラム波形に対して微分処理を施して図
7(c)に示すような微分波形を形成してリード先端位
置を抽出し、この抽出されたリード先端位置から前後に
適当な距離h1,h2を、上記選択された標準の信号波
形を有するリード先端はんだ接合部から得られる画像信
号波形に対して設定し、この設定された上記選択された
標準の信号波形を有するリード先端はんだ接合部から得
られる画像信号波形r’(x)を基に、図7(d)に示す
ような正規化された標準信号波形R’(x)を作成してメ
モリ10に格納することによって準備することができ
る。このように正規化された標準信号波形R’(x)を作
成して準備する場合には、正規化された標準信号波形
R’(x)を更新する度ごとに、図7(a)及び図2
(b)に示す検査対象の画像信号から標準の信号波形を
有するリード先端はんだ接合部を上記の如くディスプレ
イ等の表示手段32を用いて選択する必要が生じること
になる。しかし、選択することによって自由度を増大す
ることができる。
【0040】以上説明したようにして更新する度ごと
に、図7(d)に示す正規化された標準信号波形R’
(x)がメモリ10に準備されることになる。なお、図7
(d)に示すような正規化された標準信号波形R’(x)
において、21で示されるxの値がリード先端位置とな
る。
に、図7(d)に示す正規化された標準信号波形R’
(x)がメモリ10に準備されることになる。なお、図7
(d)に示すような正規化された標準信号波形R’(x)
において、21で示されるxの値がリード先端位置とな
る。
【0041】次に準備された図7(d)に示す正規化さ
れた標準信号波形R’(x)を用いて、各検査領域(各リ
ード)14におけるJs≦k≦Je区間の検出信号波形F
k(I)においてリード先端値(リード先端位置) LEAD_E
DGE をLEとして検出して確定することについて説明す
る。即ち、各検査領域(各リード)14におけるリード
先端位置LEは、CPU8により上記第1の実施例で述
べた図6に示すフローチャートに従って抽出(算出)さ
れて確定される。この第2の実施例の場合、標準信号波
形R(x)として図7(d)に示す正規化された標準信号
波形R’(x)が用いられることになり、xが1から21
で示す値までの明るさが急峻に落ちて暗くなって少し上
昇するリード先端近傍のはんだ付け部分まで範囲を含め
てxが1〜Aの範囲(リードの先端が21に相当す
る。)について検出信号波形Fk(I)との間でテンプレ
ートマッチングが行われて、各検査領域(各リード)1
4におけるリード先端位置LEの抽出(算出)精度は、
第1の実施例に比べて向上させることができる。リード
先端位置を検出(抽出)する第1の実施例では図4に示
す標準信号波形R(x)においてx=0の部分がリード先
端位置であったが、リード先端位置を検出(抽出)する
第2の実施例では図7(d)に示す標準信号波形R’
(x)中のリード先端位置に相当するxの位置21がリー
ド先端位置であるため、このxの位置21を図7(d)
に示す標準信号波形R’(x)と併せてメモリ10に記憶
しておく必要がある。この理由は、第1の実施例では、
図6に示した処理により標準信号波形R(x)とマッチン
グが取れた検出信号波形Fk(x)において、標準信号
波形中のx=0に相当する位置をリード先端位置とすれ
ば良いが、第2の実施例では、標準信号波形R’(x)に
はリード先端部とその先のはんだフィレット部分も含む
からである。このようにxの位置21が記憶されている
ことにより、第2の実施例においても、各検査領域(各
リード)14におけるリード先端位置LEを抽出するこ
とができる。
れた標準信号波形R’(x)を用いて、各検査領域(各リ
ード)14におけるJs≦k≦Je区間の検出信号波形F
k(I)においてリード先端値(リード先端位置) LEAD_E
DGE をLEとして検出して確定することについて説明す
る。即ち、各検査領域(各リード)14におけるリード
先端位置LEは、CPU8により上記第1の実施例で述
べた図6に示すフローチャートに従って抽出(算出)さ
れて確定される。この第2の実施例の場合、標準信号波
形R(x)として図7(d)に示す正規化された標準信号
波形R’(x)が用いられることになり、xが1から21
で示す値までの明るさが急峻に落ちて暗くなって少し上
昇するリード先端近傍のはんだ付け部分まで範囲を含め
てxが1〜Aの範囲(リードの先端が21に相当す
る。)について検出信号波形Fk(I)との間でテンプレ
ートマッチングが行われて、各検査領域(各リード)1
4におけるリード先端位置LEの抽出(算出)精度は、
第1の実施例に比べて向上させることができる。リード
先端位置を検出(抽出)する第1の実施例では図4に示
す標準信号波形R(x)においてx=0の部分がリード先
端位置であったが、リード先端位置を検出(抽出)する
第2の実施例では図7(d)に示す標準信号波形R’
(x)中のリード先端位置に相当するxの位置21がリー
ド先端位置であるため、このxの位置21を図7(d)
に示す標準信号波形R’(x)と併せてメモリ10に記憶
しておく必要がある。この理由は、第1の実施例では、
図6に示した処理により標準信号波形R(x)とマッチン
グが取れた検出信号波形Fk(x)において、標準信号
波形中のx=0に相当する位置をリード先端位置とすれ
ば良いが、第2の実施例では、標準信号波形R’(x)に
はリード先端部とその先のはんだフィレット部分も含む
からである。このようにxの位置21が記憶されている
ことにより、第2の実施例においても、各検査領域(各
リード)14におけるリード先端位置LEを抽出するこ
とができる。
【0042】次に各検査領域(各リード)におけるリー
ド先端位置を抽出(算出)する第3の実施例について説
明する。第2の実施例においては、検査対象に即したは
んだ付部分(はんだ接合部分)も含めた図7(d)に示
す標準信号波形R’(x)を得ることができる。しかしな
がら、図7(d)に示す標準信号波形R’(x)の基と
なる濃淡ヒストグラム波形H(I)は加算処理の結果得
られたものなので、各リードの先端位置が実際には整然
と揃っていない(図7(a)において各リードの先端の
I座標値が異なる)場合を考慮すると、濃淡ヒストグラ
ム波形H(I)はリード先端部分に関して波形が鈍っ
て、図3(b)に示すリード先端部の断面に倣った図3
(e)に示す波形にならないことが考えられる。そこ
で、第2の実施例において、濃淡ヒストグラム波形H
(I)を基に作成された図7(d)に示す標準信号波形
R’(x)におけるリード先端位置21よりリード側の波
形を、第1の実施例で用いた図4に示す標準信号波形R
(x)に置き換えることにより、リード側およびはんだ接
合部側とも実際により即した標準信号波形R”(x)がで
きる。二つの波形を接合する位置となるリード先端位置
21に関しては図7に示したグローバルリード先端位置
19を利用しても良いし、濃淡ヒストグラム波形H
(I)上で第1の実施例で用いた図4に示す標準信号波
形R(x)とのマッチングを行い、最も一致したときのx
=0の位置を算出してこれを用いても良い。以上述べた
方法により作成された標準信号波形R”(x)を用いて、
各検査領域(各リード)14におけるJs≦k≦Je区間
の検出信号波形Fk(I)においてリード先端値(リード
先端位置) LEAD_EDGE をLEとして検出して確定す
る。即ち、CPU8は、各検査領域14におけるリード
先端位置LEを検出する。このように標準信号波形R
(x)として、リード側およびはんだ接合部側とも実際に
より即した標準信号波形R”(x)を用いることによっ
て、第2の実施例よりも各検査領域14におけるリード
先端位置LEを高精度に抽出(算出)することができ
る。
ド先端位置を抽出(算出)する第3の実施例について説
明する。第2の実施例においては、検査対象に即したは
んだ付部分(はんだ接合部分)も含めた図7(d)に示
す標準信号波形R’(x)を得ることができる。しかしな
がら、図7(d)に示す標準信号波形R’(x)の基と
なる濃淡ヒストグラム波形H(I)は加算処理の結果得
られたものなので、各リードの先端位置が実際には整然
と揃っていない(図7(a)において各リードの先端の
I座標値が異なる)場合を考慮すると、濃淡ヒストグラ
ム波形H(I)はリード先端部分に関して波形が鈍っ
て、図3(b)に示すリード先端部の断面に倣った図3
(e)に示す波形にならないことが考えられる。そこ
で、第2の実施例において、濃淡ヒストグラム波形H
(I)を基に作成された図7(d)に示す標準信号波形
R’(x)におけるリード先端位置21よりリード側の波
形を、第1の実施例で用いた図4に示す標準信号波形R
(x)に置き換えることにより、リード側およびはんだ接
合部側とも実際により即した標準信号波形R”(x)がで
きる。二つの波形を接合する位置となるリード先端位置
21に関しては図7に示したグローバルリード先端位置
19を利用しても良いし、濃淡ヒストグラム波形H
(I)上で第1の実施例で用いた図4に示す標準信号波
形R(x)とのマッチングを行い、最も一致したときのx
=0の位置を算出してこれを用いても良い。以上述べた
方法により作成された標準信号波形R”(x)を用いて、
各検査領域(各リード)14におけるJs≦k≦Je区間
の検出信号波形Fk(I)においてリード先端値(リード
先端位置) LEAD_EDGE をLEとして検出して確定す
る。即ち、CPU8は、各検査領域14におけるリード
先端位置LEを検出する。このように標準信号波形R
(x)として、リード側およびはんだ接合部側とも実際に
より即した標準信号波形R”(x)を用いることによっ
て、第2の実施例よりも各検査領域14におけるリード
先端位置LEを高精度に抽出(算出)することができ
る。
【0043】以上第2及び第3の実施例において、第1
の実施例と同様に波形の一致度算出のために、標準信号
波形および検出信号波形を検出輝度値のまま使用しても
構わないが、輝度変動等も考慮して波形中最大値を1、
最小値を0として正規化して比較すればより頑強な波形
の一致度算出が可能となる。
の実施例と同様に波形の一致度算出のために、標準信号
波形および検出信号波形を検出輝度値のまま使用しても
構わないが、輝度変動等も考慮して波形中最大値を1、
最小値を0として正規化して比較すればより頑強な波形
の一致度算出が可能となる。
【0044】また第1、第2及び第3の実施例におい
て、標準信号波形R(x),R’(x),R”(x)として1
次元波形を用いた場合について説明したが、標準信号波
形R(x),R’(x),R”(x)として2次元波形を準備
し、CPU8がこの準備された2次元の標準信号波形R
(x),R’(x),R”(x)と2次元のJs≦k≦Je区間
の検出信号波形Fk(I)とで図6に示す63〜73まで
のテンプレートマッチング処理を行えば、各検査領域1
4におけるリード先端位置LEを抽出することができ
る。即ち第1の実施例では図3(d)に示したようなリ
ード先端部分の2次元の標準信号波形をモデルテンプレ
ートとして、各検査領域14において得られた2次元の
検出信号波形(2次元の画像信号)との間において図6
に示す63〜73までのテンプレートマッチング処理を
行えば、リード先端位置LEを検出することができる。
第2の実施例においては、複数の検査領域を加算平均し
て得られる2次元波形(画像)から2次元の標準信号波
形のテンプレートを作成し、各検査領域14において得
られた2次元の検出信号波形(2次元の画像信号)との
間において図6に示す63〜73までのテンプレートマ
ッチング処理を行えば、リード先端位置LEを検出する
ことができる。第3の実施例では複数の検査領域を加算
平均して得られる2次元波形(画像)を対象として前述
の2次元波形モデルテンプレートを用いてリード先端部
分の特定を行い、加算平均して得られる2次元波形から
はんだ付部分(はんだ接合部分)のテンプレートを作成
し、リード部分については前述の2次元波形モデルテン
プレートへの置き換え、この2つを結合してテンプレー
トを作成し、各検査領域14において得られた2次元の
検出信号波形(2次元の画像信号)との間において図6
に示す63〜73までのテンプレートマッチング処理を
行えば、リード先端位置LEを検出することができる。
て、標準信号波形R(x),R’(x),R”(x)として1
次元波形を用いた場合について説明したが、標準信号波
形R(x),R’(x),R”(x)として2次元波形を準備
し、CPU8がこの準備された2次元の標準信号波形R
(x),R’(x),R”(x)と2次元のJs≦k≦Je区間
の検出信号波形Fk(I)とで図6に示す63〜73まで
のテンプレートマッチング処理を行えば、各検査領域1
4におけるリード先端位置LEを抽出することができ
る。即ち第1の実施例では図3(d)に示したようなリ
ード先端部分の2次元の標準信号波形をモデルテンプレ
ートとして、各検査領域14において得られた2次元の
検出信号波形(2次元の画像信号)との間において図6
に示す63〜73までのテンプレートマッチング処理を
行えば、リード先端位置LEを検出することができる。
第2の実施例においては、複数の検査領域を加算平均し
て得られる2次元波形(画像)から2次元の標準信号波
形のテンプレートを作成し、各検査領域14において得
られた2次元の検出信号波形(2次元の画像信号)との
間において図6に示す63〜73までのテンプレートマ
ッチング処理を行えば、リード先端位置LEを検出する
ことができる。第3の実施例では複数の検査領域を加算
平均して得られる2次元波形(画像)を対象として前述
の2次元波形モデルテンプレートを用いてリード先端部
分の特定を行い、加算平均して得られる2次元波形から
はんだ付部分(はんだ接合部分)のテンプレートを作成
し、リード部分については前述の2次元波形モデルテン
プレートへの置き換え、この2つを結合してテンプレー
トを作成し、各検査領域14において得られた2次元の
検出信号波形(2次元の画像信号)との間において図6
に示す63〜73までのテンプレートマッチング処理を
行えば、リード先端位置LEを検出することができる。
【0045】以上説明した如く、CPU8は、各検査領
域14について、リード先端位置LEを高精度に抽出
(算出)できるので、各検査領域14におけるリード部
分13とはんだ付部分18とを正確に分離することがで
き、その結果はんだ付け部分18におけるはんだの過不
足、特に問題となるはんだ不足を正確に高信頼度で検査
することができ、はんだ付け部の信頼性を向上させるこ
とができる。特に各検査領域14について、リード先端
位置LEを高精度に抽出(算出)できるので、はんだ付
け量が少なくても良品として許容する場合においては、
はんだ付け不良と誤判定することが著しく低減されてよ
り一層検査の信頼度を向上させることができる。一方、
前記第2及び第3の実施例においては、標準信号波形
R'(x),R”(x)としてh1の範囲はんだ付部分のフ
ィレット形状の情報も含むことになり、そのため、はん
だ付け部のはんだ形状の変動がリード先端位置LEの抽
出精度に影響を及ぼすことになる。そこで、はんだ付け
のプロセス条件が変動してはんだ付け部のはんだ形状が
変動したとしても、標準信号波形R'(x),R”(x)の
はんだ付部分のみを更新することにより標準信号波形
R'(x),R”(x)をはんだ付のプロセス条件の変動に
追従させることができ、はんだ付のプロセス条件の変動
に強いリード先端位置LEの抽出が可能となる。
域14について、リード先端位置LEを高精度に抽出
(算出)できるので、各検査領域14におけるリード部
分13とはんだ付部分18とを正確に分離することがで
き、その結果はんだ付け部分18におけるはんだの過不
足、特に問題となるはんだ不足を正確に高信頼度で検査
することができ、はんだ付け部の信頼性を向上させるこ
とができる。特に各検査領域14について、リード先端
位置LEを高精度に抽出(算出)できるので、はんだ付
け量が少なくても良品として許容する場合においては、
はんだ付け不良と誤判定することが著しく低減されてよ
り一層検査の信頼度を向上させることができる。一方、
前記第2及び第3の実施例においては、標準信号波形
R'(x),R”(x)としてh1の範囲はんだ付部分のフ
ィレット形状の情報も含むことになり、そのため、はん
だ付け部のはんだ形状の変動がリード先端位置LEの抽
出精度に影響を及ぼすことになる。そこで、はんだ付け
のプロセス条件が変動してはんだ付け部のはんだ形状が
変動したとしても、標準信号波形R'(x),R”(x)の
はんだ付部分のみを更新することにより標準信号波形
R'(x),R”(x)をはんだ付のプロセス条件の変動に
追従させることができ、はんだ付のプロセス条件の変動
に強いリード先端位置LEの抽出が可能となる。
【0046】また、前記第2及び第3の実施例におい
て、CPU8が、代表とする複数の検査領域14から図
6の73において算出される MIN_DIF (各検査領域
(各リード)14におけるJs≦k≦Je区間の検出信号
波形Fk(I)と標準信号波形R'(x),R”(x)とのx=
1〜A(はんだ付け部範囲も含む)における最小の不一
致量)を図2に示すような一視野、或いは一基板或いは
一ロットについて加算する等統計的に定量化することに
よって、この統計的に定量化された値の著しい変動をC
PU8が監視することによって、突発的なはんだ付けの
プロセス異常を検知することができる。この場合、基準
となる標準信号波形R'(x),R”(x)は更新させない
で、最初に記憶されたものを使用するものとする。また
xとして、はんだ付け部の範囲のものに限定すれば、更
に好ましい。
て、CPU8が、代表とする複数の検査領域14から図
6の73において算出される MIN_DIF (各検査領域
(各リード)14におけるJs≦k≦Je区間の検出信号
波形Fk(I)と標準信号波形R'(x),R”(x)とのx=
1〜A(はんだ付け部範囲も含む)における最小の不一
致量)を図2に示すような一視野、或いは一基板或いは
一ロットについて加算する等統計的に定量化することに
よって、この統計的に定量化された値の著しい変動をC
PU8が監視することによって、突発的なはんだ付けの
プロセス異常を検知することができる。この場合、基準
となる標準信号波形R'(x),R”(x)は更新させない
で、最初に記憶されたものを使用するものとする。また
xとして、はんだ付け部の範囲のものに限定すれば、更
に好ましい。
【0047】また、予め標準信号波形として、検査時毎
に得られるはんだ付部の検出信号波形Fk(I)について
図2に示すような一視野毎、一基板毎、または一ロット
毎に統計的に定量化して準備する。これにより検査時に
得られるはんだ付け部の検出信号波形を上記統計的に定
量化された標準信号波形と比較することにより、突発的
なはんだ付プロセスの変動を検知することができる。こ
の方法としては、1次元波形の場合はんだ付部分の検出
信号波形を図2に示すような一視野毎、一基板毎、また
は一ロット毎に平均化することによって次の(数5)式
または(数6)式で示されるように統計的に定量化した
標準信号波形を得ることができる。このように標準信号
波形を予め統計的に定量化して設定しておく必要があ
る。 y=A(x) …(数5) (yは輝度値あるいは正規化された輝度値)を用いる方
法、あるいはある程度のバラツキも考慮に入れて、 p=P(y=A(x)) …(数6) (pは信号波形がy=A(x)をとる確立)のような確
立密度関数を用いる方法などが考えられる。比較する方
法としては(数5)式の場合、(数5)式と検査時毎に
得られる検出信号波形との差分による方法、(数6)式
の場合検査時毎に得られる信号波形を直接(数6)式に
与えて確立を求める方法などが考えられる。差分による
方法、あるいは確立を求める方法どちらにおいても予め
しきい値を設けておき、その値との比較によって突発的
なはんだ付プロセスの変動を検知することができる。
に得られるはんだ付部の検出信号波形Fk(I)について
図2に示すような一視野毎、一基板毎、または一ロット
毎に統計的に定量化して準備する。これにより検査時に
得られるはんだ付け部の検出信号波形を上記統計的に定
量化された標準信号波形と比較することにより、突発的
なはんだ付プロセスの変動を検知することができる。こ
の方法としては、1次元波形の場合はんだ付部分の検出
信号波形を図2に示すような一視野毎、一基板毎、また
は一ロット毎に平均化することによって次の(数5)式
または(数6)式で示されるように統計的に定量化した
標準信号波形を得ることができる。このように標準信号
波形を予め統計的に定量化して設定しておく必要があ
る。 y=A(x) …(数5) (yは輝度値あるいは正規化された輝度値)を用いる方
法、あるいはある程度のバラツキも考慮に入れて、 p=P(y=A(x)) …(数6) (pは信号波形がy=A(x)をとる確立)のような確
立密度関数を用いる方法などが考えられる。比較する方
法としては(数5)式の場合、(数5)式と検査時毎に
得られる検出信号波形との差分による方法、(数6)式
の場合検査時毎に得られる信号波形を直接(数6)式に
与えて確立を求める方法などが考えられる。差分による
方法、あるいは確立を求める方法どちらにおいても予め
しきい値を設けておき、その値との比較によって突発的
なはんだ付プロセスの変動を検知することができる。
【0048】また前記の如く累積し、統計的に定量化さ
れたはんだ付部分の信号波形を部品種類別に記憶してお
けば、部品種類別の標準的なはんだ付プロファイルに関
する情報が蓄積できると共に、検査対象部品毎により精
度の高いはんだ付プロセスの監視ができる。更に、前記
の如く累積回数を常に現在から過去の予め定められた回
数分だけに限定すれば、はんだ付プロセスのマクロ的な
変動によるはんだ付状態の変化にも追従することができ
る。以上説明した実施例は、標準的なリング状の照明に
より得られる濃淡画像信号に基づく画像処理について説
明したが、例えば特開平3−63508号公報に開示さ
れているような検出手段によって3次元形状データを利
用してもよい。
れたはんだ付部分の信号波形を部品種類別に記憶してお
けば、部品種類別の標準的なはんだ付プロファイルに関
する情報が蓄積できると共に、検査対象部品毎により精
度の高いはんだ付プロセスの監視ができる。更に、前記
の如く累積回数を常に現在から過去の予め定められた回
数分だけに限定すれば、はんだ付プロセスのマクロ的な
変動によるはんだ付状態の変化にも追従することができ
る。以上説明した実施例は、標準的なリング状の照明に
より得られる濃淡画像信号に基づく画像処理について説
明したが、例えば特開平3−63508号公報に開示さ
れているような検出手段によって3次元形状データを利
用してもよい。
【0049】次にCPU8が処理するはんだ付プロセス
の異常判断を含めたはんだ付部(はんだ接合部)の検査
について図9を用いて説明する。図9は、CPU8が処
理する全体の処理フローを示す図である。まず、91に
おいて、検査対象である部品(ICパッケージ5におけ
るはんだ付けされた各リード)をTVカメラ1で撮像で
きるようにXYテーブル3を外部機器制御ユニット9を
用いて移動させて位置決めし、リング状の光源2により
照明した画像12a、12bをTVカメラ1により撮像
して画像入出力ユニット7を通して画像メモリ7aに入
力する。次に92において、CPU8は、予め検査用N
Cデータで与えられた各はんだ付検査領域14におい
て、上述の第1または第2または第3の実施例によりリ
ード先端位置を検出(抽出または算出)してリード先端
位置の先のはんだ付領域を確定する。次に93におい
て、CPU8は、この確定されたはんだ付領域(リード
先端位置の先)におけるはんだフィレットの形状を解析
して検査する。次に95において、CPU8は、画面1
2a、12b内において検査すべきはんだ付部があるか
否かを判断してYESの場合には94において次のはん
だ付部へと同じ処理を繰り返す。即ち、図4に示すよう
な1画面12a、12bに含まれる全ての検査領域14
におけるはんだ付検査を92、93により実行する。9
5において、CPU8は、画面12a、12b内におい
て検査すべきはんだ付部があるか否かを判断してNOの
場合には96において、CPU8は、画面12a、12
b内のはんだ付状態が、累積された過去のはんだ付状態
と比較して異常か否かの判断をしてYESの場合には、
100において表示手段32を含む警告手段を用いては
んだ付プロセスの異常を通告する。96において、CP
U8は、画面12a、12b内のはんだ付状態が、累積
された画面内における過去のはんだ付状態と比較して異
常か否かの判断をしてNOの場合には、97において他
の検査ステージはあるか否かを判断してYES(他に検
査すべきはんだ付部が存在する)場合には、98におい
て外部制御機構ユニット9はXYテーブル3を移動制御
して検査対象をTVカメラ1で撮像できる次のステージ
へ移行させて91から95までの処理を繰り返し行う。
即ち、97において、CPU8は、他の検査ステージは
あるか否かを判断してNOの場合には、99において基
板4内のはんだ付状態が、累積された基板内における過
去のはんだ付状態と比較して異常が否かを判断してYE
Sの場合には、96において表示手段32を含む警告手
段を用いてはんだ付プロセスの異常を通告する。CPU
8は、99において基板4内のはんだ付状態が、累積さ
れた基板内における過去のはんだ付状態と比較して異常
が否かを判断してNOの場合には、終了となる。
の異常判断を含めたはんだ付部(はんだ接合部)の検査
について図9を用いて説明する。図9は、CPU8が処
理する全体の処理フローを示す図である。まず、91に
おいて、検査対象である部品(ICパッケージ5におけ
るはんだ付けされた各リード)をTVカメラ1で撮像で
きるようにXYテーブル3を外部機器制御ユニット9を
用いて移動させて位置決めし、リング状の光源2により
照明した画像12a、12bをTVカメラ1により撮像
して画像入出力ユニット7を通して画像メモリ7aに入
力する。次に92において、CPU8は、予め検査用N
Cデータで与えられた各はんだ付検査領域14におい
て、上述の第1または第2または第3の実施例によりリ
ード先端位置を検出(抽出または算出)してリード先端
位置の先のはんだ付領域を確定する。次に93におい
て、CPU8は、この確定されたはんだ付領域(リード
先端位置の先)におけるはんだフィレットの形状を解析
して検査する。次に95において、CPU8は、画面1
2a、12b内において検査すべきはんだ付部があるか
否かを判断してYESの場合には94において次のはん
だ付部へと同じ処理を繰り返す。即ち、図4に示すよう
な1画面12a、12bに含まれる全ての検査領域14
におけるはんだ付検査を92、93により実行する。9
5において、CPU8は、画面12a、12b内におい
て検査すべきはんだ付部があるか否かを判断してNOの
場合には96において、CPU8は、画面12a、12
b内のはんだ付状態が、累積された過去のはんだ付状態
と比較して異常か否かの判断をしてYESの場合には、
100において表示手段32を含む警告手段を用いては
んだ付プロセスの異常を通告する。96において、CP
U8は、画面12a、12b内のはんだ付状態が、累積
された画面内における過去のはんだ付状態と比較して異
常か否かの判断をしてNOの場合には、97において他
の検査ステージはあるか否かを判断してYES(他に検
査すべきはんだ付部が存在する)場合には、98におい
て外部制御機構ユニット9はXYテーブル3を移動制御
して検査対象をTVカメラ1で撮像できる次のステージ
へ移行させて91から95までの処理を繰り返し行う。
即ち、97において、CPU8は、他の検査ステージは
あるか否かを判断してNOの場合には、99において基
板4内のはんだ付状態が、累積された基板内における過
去のはんだ付状態と比較して異常が否かを判断してYE
Sの場合には、96において表示手段32を含む警告手
段を用いてはんだ付プロセスの異常を通告する。CPU
8は、99において基板4内のはんだ付状態が、累積さ
れた基板内における過去のはんだ付状態と比較して異常
が否かを判断してNOの場合には、終了となる。
【0050】また前述のように95および99において
はんだ付プロセスの変動も監視し、異常時には96にお
いてこれを通告し、91から99までの検査処理を中断
しても良い。また図1に示す環状照明を用いてはんだフ
ィレットの形状を検査する方法としては、特公平5−2
1403号公報に記載の様な方法などが挙げられる。即
ち、撮像装置(TVカメラ)1の光軸を中心に環状に配
置した光源(リング状の光源)2をリング径を変えて複
数段配置し、該光源による照明を各段毎に切り換えては
んだ面に向けて照射し、上記撮像装置1によりはんだ面
の反射光を取り込み、高輝度反射部分の分布状態により
はんだフィレットの形状である過不足を認識(検査)す
る。
はんだ付プロセスの変動も監視し、異常時には96にお
いてこれを通告し、91から99までの検査処理を中断
しても良い。また図1に示す環状照明を用いてはんだフ
ィレットの形状を検査する方法としては、特公平5−2
1403号公報に記載の様な方法などが挙げられる。即
ち、撮像装置(TVカメラ)1の光軸を中心に環状に配
置した光源(リング状の光源)2をリング径を変えて複
数段配置し、該光源による照明を各段毎に切り換えては
んだ面に向けて照射し、上記撮像装置1によりはんだ面
の反射光を取り込み、高輝度反射部分の分布状態により
はんだフィレットの形状である過不足を認識(検査)す
る。
【0051】次にガルウイング型のICパッケージ5を
プリント基板4にはんだ付けして実装する工程について
図10を用いて説明する。21は、ICパッケージ5を
プリント基板4にはんだ付けする工程を示す。22は、
21のはんだ付け工程でプリント基板4にはんだ付けさ
れたICパッケージ5について図1に示す装置を用いて
検査する検査工程を示す。23は、例えば基板裏面の実
装工程や電気試験等を行う次工程を示す。24は、例え
ばはんだ付けされたICパッケージ5をはがして再度は
んだ付け等を行ってはんだ付け欠陥を修正する修正工程
を示す。はんだ付け検査工程22において、そのはんだ
付接続部分を全点あるいは、ユーザの選択によりある一
部分を検査し、全点欠陥無しと判定された場合は、その
まま多数のICパッケージ5を実装したプリント基板4
を次工程22へ流し、欠陥が有る場合は修正工程24に
より再度欠陥が有る部分についてチェックを行い必要に
応じてはんだ付けの修正を施して多数のICパッケージ
5を実装したプリント基板4を次工程23へ流す。この
ようにして、はんだ付け不良のない多数のICパッケー
ジ5を実装したプリント基板4を生産することができ
る。
プリント基板4にはんだ付けして実装する工程について
図10を用いて説明する。21は、ICパッケージ5を
プリント基板4にはんだ付けする工程を示す。22は、
21のはんだ付け工程でプリント基板4にはんだ付けさ
れたICパッケージ5について図1に示す装置を用いて
検査する検査工程を示す。23は、例えば基板裏面の実
装工程や電気試験等を行う次工程を示す。24は、例え
ばはんだ付けされたICパッケージ5をはがして再度は
んだ付け等を行ってはんだ付け欠陥を修正する修正工程
を示す。はんだ付け検査工程22において、そのはんだ
付接続部分を全点あるいは、ユーザの選択によりある一
部分を検査し、全点欠陥無しと判定された場合は、その
まま多数のICパッケージ5を実装したプリント基板4
を次工程22へ流し、欠陥が有る場合は修正工程24に
より再度欠陥が有る部分についてチェックを行い必要に
応じてはんだ付けの修正を施して多数のICパッケージ
5を実装したプリント基板4を次工程23へ流す。この
ようにして、はんだ付け不良のない多数のICパッケー
ジ5を実装したプリント基板4を生産することができ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、はんだ付自動外観検査
において、はんだ付プロセスの変動に影響を受けないリ
ード先端位置検出が可能なので、検査対象領域中のはん
だ付部分のみを確実に検査することができ、またはんだ
付の状態を統計的に監視することにより突発的なはんだ
付プロセスの変動を検知するはんだ付モニタリング機能
も実現することができ、これにより高信頼度のはんだ付
検査を実現でき、はんだ付プロセスの省人化、およびは
んだ付プロセスの信頼性向上を実現することができる効
果を奏する。
において、はんだ付プロセスの変動に影響を受けないリ
ード先端位置検出が可能なので、検査対象領域中のはん
だ付部分のみを確実に検査することができ、またはんだ
付の状態を統計的に監視することにより突発的なはんだ
付プロセスの変動を検知するはんだ付モニタリング機能
も実現することができ、これにより高信頼度のはんだ付
検査を実現でき、はんだ付プロセスの省人化、およびは
んだ付プロセスの信頼性向上を実現することができる効
果を奏する。
【0053】また本発明によれば、ICパッケージのリ
ードはんだ接合部において、リード先端の剪断時の塑性
変形、はんだフィレットの微小化、および多様に変形す
るはんだフィレット形状が生じたとしてもリードの先端
位置をリード部分をはんだ付け部分として誤認識するこ
となく安定に検出して、高信頼度のはんだ付検査および
はんだ付状態の精度の高いモニタリングを実現して高信
頼度のはんだ付けを実現することができる効果を奏す
る。また本発明によれば、ICパッケージのリードはん
だ接合部において、リード先端の剪断時の塑性変形、は
んだフィレットの微小化、および多様に変形するはんだ
フィレット形状が生じたとしてもリードの先端位置をリ
ード部分をはんだ付け部分として誤認識することなく安
定に検出して、突発的なはんだ付きプロセスの変動を高
信頼度で監視できるようにしてはんだ付けの高歩留まり
と高効率化をはかることができる効果を奏する。また本
発明によれば、ICパッケージのリードはんだ接合部に
おいて、リード先端の剪断時の塑性変形、はんだフィレ
ットの微小化、および多様に変形するはんだフィレット
形状が生じたとしてもリードの先端位置をリード部分を
はんだ付け部分として誤認識することなく安定に検出し
て、高信頼度のはんだ付検査を実現することができる効
果を奏する。
ードはんだ接合部において、リード先端の剪断時の塑性
変形、はんだフィレットの微小化、および多様に変形す
るはんだフィレット形状が生じたとしてもリードの先端
位置をリード部分をはんだ付け部分として誤認識するこ
となく安定に検出して、高信頼度のはんだ付検査および
はんだ付状態の精度の高いモニタリングを実現して高信
頼度のはんだ付けを実現することができる効果を奏す
る。また本発明によれば、ICパッケージのリードはん
だ接合部において、リード先端の剪断時の塑性変形、は
んだフィレットの微小化、および多様に変形するはんだ
フィレット形状が生じたとしてもリードの先端位置をリ
ード部分をはんだ付け部分として誤認識することなく安
定に検出して、突発的なはんだ付きプロセスの変動を高
信頼度で監視できるようにしてはんだ付けの高歩留まり
と高効率化をはかることができる効果を奏する。また本
発明によれば、ICパッケージのリードはんだ接合部に
おいて、リード先端の剪断時の塑性変形、はんだフィレ
ットの微小化、および多様に変形するはんだフィレット
形状が生じたとしてもリードの先端位置をリード部分を
はんだ付け部分として誤認識することなく安定に検出し
て、高信頼度のはんだ付検査を実現することができる効
果を奏する。
【図1】本発明に係るはんだ付け検査の一実施例を示す
概略装置構成図である。
概略装置構成図である。
【図2】フラットパッケージICの検査対象部分の画像
例を示す図である。
例を示す図である。
【図3】フラットパッケージICの検査対象部分である
リード先端部の外観および検出データ例を示す図であ
る。
リード先端部の外観および検出データ例を示す図であ
る。
【図4】リード先端部に対応する画像標準信号波形の例
を示す図である。
を示す図である。
【図5】検査領域におけるリード先端部の画像例および
信号波形の例を示す図である。
信号波形の例を示す図である。
【図6】リードの先端位置を検出する処理手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】本発明に係るはんだ付け検査の実施例における
リード先端位置検出の第2の実施例を詳述するための図
である。
リード先端位置検出の第2の実施例を詳述するための図
である。
【図8】リードの先端部における照明光の反射の状態を
説明する図である。
説明する図である。
【図9】CPUが処理するはんだ付プロセスの異常判断
を含めたはんだ付部の検査についてのフローチャートで
ある。
を含めたはんだ付部の検査についてのフローチャートで
ある。
【図10】ICパッケージをプリント基板にはんだ付け
して実装する工程について示す図である。
して実装する工程について示す図である。
1…TVカメラ(撮像装置)、2…リング状の光源、3
…XYテーブル 4…プリント基板、5…ICパッケージ、6…制御装置 7…画像入出力ユニット、7a…画像メモリ 8…CPU、9…外部機器制御ユニット、10…メモ
リ、11…バス 12…撮像画像、13…リード、14…パッド、15…
プリント基板 16…リード先端部、17…検査領域、18…はんだフ
ィレット 21…はんだ付け工程、22…検査工程、23…次工
程、24…修正工程 31…入力手段、32…表示手段、
…XYテーブル 4…プリント基板、5…ICパッケージ、6…制御装置 7…画像入出力ユニット、7a…画像メモリ 8…CPU、9…外部機器制御ユニット、10…メモ
リ、11…バス 12…撮像画像、13…リード、14…パッド、15…
プリント基板 16…リード先端部、17…検査領域、18…はんだフ
ィレット 21…はんだ付け工程、22…検査工程、23…次工
程、24…修正工程 31…入力手段、32…表示手段、
Claims (11)
- 【請求項1】ICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ接合部においてはんだ付けして実装するプリント
基板へのはんだ付方法において、 前記はんだ接合部を検査する各検査領域において前記リ
ードの先端部の位置を算出し、この算出されたリードの
先端部の位置のデータによりその先におけるはんだ付け
の過不足を検査して不良はんだ付けを有するプリント基
板を識別し、この識別されたプリント基板において不良
はんだ付けを修正することを特徴とするプリント基板へ
のはんだ付方法。 - 【請求項2】ICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ接合部においてはんだ付けして実装するプリント
基板へのはんだ付方法において、 前記はんだ接合部を検査する各検査領域において前記リ
ードの先端部から撮像される検出画像信号と準備された
標準画像信号とを比較してパターンマッチングにより前
記リードの先端部の位置を算出し、この算出されたリー
ドの先端部の位置のデータによりその先におけるはんだ
付けの過不足を検査して不良はんだ付けを有するプリン
ト基板を識別し、この識別されたプリント基板において
不良はんだ付けを修正することを特徴とするプリント基
板へのはんだ付方法。 - 【請求項3】前記準備された標準画像信号を、少なくと
も撮像する視野単位またはプリント基板単位またはロッ
ト単位で更新することを特徴とする請求項2記載のプリ
ント基板へのはんだ付方法。 - 【請求項4】ICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ接合部においてはんだ付けして実装するプリント
基板へのはんだ付方法において、 前記はんだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像し
て検出される検出画像信号に基づいて、撮像する視野単
位またはプリント基板単位またはロット単位においては
んだ付け量の変動を監視し、このはんだ付け量の変動が
予め定められた基準値を超えたときはんだ付け異常とし
て警告することを特徴とするプリント基板へのはんだ付
方法。 - 【請求項5】ICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ接合部においてはんだ付けして実装するプリント
基板へのはんだ付方法において、 前記はんだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像し
て検出される検出画像信号に基づいて、撮像する視野単
位またはプリント基板単位またはロット単位においては
んだ付け状態の変動を監視し、このはんだ付け状態の変
動が予め定められた基準値を超えたときはんだ付け異常
として警告することを特徴とするプリント基板へのはん
だ付方法。 - 【請求項6】ICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ接合部においてはんだ付けして実装するプリント
基板へのはんだ付方法において、 前記はんだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像し
て検出される検出画像信号に基づいて、撮像する視野単
位またはプリント基板単位またはロット単位において平
均化されたはんだ付け量の変動を監視し、このはんだ付
け量の変動が予め定められた基準値を超えたときはんだ
付け異常として警告することを特徴とするプリント基板
へのはんだ付方法。 - 【請求項7】ICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ接合部においてはんだ付けして実装するプリント
基板へのはんだ付方法において、 前記はんだ接合部を検査する所望の検査領域から撮像し
て検出される検出画像信号と準備された標準画像信号と
を比較してパターンマッチングにより不一致量を算出
し、この不一致量の変動を、撮像する視野単位またはプ
リント基板単位またはロット単位において監視し、この
不一致量の変動が予め定められた基準値を超えたときは
んだ付け異常として警告することを特徴とするプリント
基板へのはんだ付方法。 - 【請求項8】ICパッケージのリードをプリント基板に
はんだ付けしたはんだ接合部の検査方法において、 前記はんだ接合部に対して設定された各検査領域におい
て前記リードの先端部から撮像される検出画像信号と準
備された標準画像信号とを比較してパターンマッチング
により前記リードの先端部の位置を算出し、この算出さ
れたリードの先端部の位置のデータによりその先におけ
るはんだ付けの過不足を検査することを特徴とするプリ
ント基板へのはんだ付検査方法。 - 【請求項9】前記準備された標準画像信号を、少なくと
も撮像する視野単位またはプリント基板単位またはロッ
ト単位で更新することを特徴とする請求項8記載のプリ
ント基板へのはんだ付検査方法。 - 【請求項10】ICパッケージのリードをプリント基板
にはんだ付けしたはんだ接合部の検査装置において、 前記はんだ接合部に対して設定された各検査領域におい
て前記リードの先端部から撮像される検出画像信号と準
備された標準画像信号とを比較してパターンマッチング
により前記リードの先端部の位置を算出する算出手段
と、該算出手段で算出されたリードの先端部の位置のデ
ータによりその先におけるはんだ付けの過不足を検査す
る検査手段とを備えたことを特徴とするプリント基板へ
のはんだ付検査装置。 - 【請求項11】前記算出手段において、準備された標準
画像信号を、少なくとも撮像する視野単位またはプリン
ト基板単位またはロット単位で更新する更新手段を備え
たことを特徴とする請求項10記載のプリント基板への
はんだ付検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22305395A JPH0968415A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | プリント基板へのはんだ付方法並びにその検査方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22305395A JPH0968415A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | プリント基板へのはんだ付方法並びにその検査方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968415A true JPH0968415A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16792104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22305395A Pending JPH0968415A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | プリント基板へのはんだ付方法並びにその検査方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0968415A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004301574A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Saki Corp:Kk | 外観検査装置および外観検査方法 |
KR101132792B1 (ko) * | 2010-03-16 | 2012-04-02 | 주식회사 고영테크놀러지 | 기판 검사방법 |
WO2013073427A1 (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-23 | 富士機械製造株式会社 | スクリーン印刷機 |
US8878929B2 (en) | 2009-05-27 | 2014-11-04 | Koh Young Technology Inc. | Three dimensional shape measurement apparatus and method |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22305395A patent/JPH0968415A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004301574A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Saki Corp:Kk | 外観検査装置および外観検査方法 |
US8878929B2 (en) | 2009-05-27 | 2014-11-04 | Koh Young Technology Inc. | Three dimensional shape measurement apparatus and method |
KR101132792B1 (ko) * | 2010-03-16 | 2012-04-02 | 주식회사 고영테크놀러지 | 기판 검사방법 |
WO2013073427A1 (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-23 | 富士機械製造株式会社 | スクリーン印刷機 |
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