JPH1182981A - 廃プラスチックスの焼却処理装置 - Google Patents
廃プラスチックスの焼却処理装置Info
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- JPH1182981A JPH1182981A JP24681897A JP24681897A JPH1182981A JP H1182981 A JPH1182981 A JP H1182981A JP 24681897 A JP24681897 A JP 24681897A JP 24681897 A JP24681897 A JP 24681897A JP H1182981 A JPH1182981 A JP H1182981A
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- Japan
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- temperature
- waste plastics
- air supply
- combustion
- supply blower
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Abstract
(57)【要約】
【課題】黒煙の発生、クリンカーの発生および焼却炉本
体の損傷等が生じることを防止しつつ、廃プラスチック
スを最適空気量で焼却処理する。 【解決手段】廃プラスチックス1の燃焼が開始されると
焼却炉本体10の側部の複数箇所に第1空気供給ブロワ
3,3から空気が供給され、第1空気供給ブロワ3,3
の回転数が順次増大されて廃プラスチックス1の燃焼が
安定燃焼温度を維持するように制御され、第1空気供給
ブロワ3,3の回転数が最大回転数となるのに応じて、
第2空気供給ブロワ4により焼却炉本体10の底部の複
数箇所に空気が供給される。
体の損傷等が生じることを防止しつつ、廃プラスチック
スを最適空気量で焼却処理する。 【解決手段】廃プラスチックス1の燃焼が開始されると
焼却炉本体10の側部の複数箇所に第1空気供給ブロワ
3,3から空気が供給され、第1空気供給ブロワ3,3
の回転数が順次増大されて廃プラスチックス1の燃焼が
安定燃焼温度を維持するように制御され、第1空気供給
ブロワ3,3の回転数が最大回転数となるのに応じて、
第2空気供給ブロワ4により焼却炉本体10の底部の複
数箇所に空気が供給される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃プラスチックス
を焼却処理するための焼却処理装置の改良に関する。
を焼却処理するための焼却処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃プラスチックスを焼却処理する
装置は、たとえば特公平6−80367号公報、特開平
7−198118号公報および特開平5−340521
号公報等で既によく知られている。
装置は、たとえば特公平6−80367号公報、特開平
7−198118号公報および特開平5−340521
号公報等で既によく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、廃プラスチ
ックスをバッチ焼却炉で焼却処理する際に、燃焼用空気
の供給量が不足すると黒煙の発生が避けられず、燃焼用
空気の供給量が過剰となると、急激な燃焼によって過度
に高温となり、焼却炉本体を構成する耐火材等の損傷が
生じたり、焼却炉本体内にクリンカーが多量に生じて廃
プラスチックスの燃焼が阻害されたりするが、上記従来
のものでは、そのような課題が解決されない。
ックスをバッチ焼却炉で焼却処理する際に、燃焼用空気
の供給量が不足すると黒煙の発生が避けられず、燃焼用
空気の供給量が過剰となると、急激な燃焼によって過度
に高温となり、焼却炉本体を構成する耐火材等の損傷が
生じたり、焼却炉本体内にクリンカーが多量に生じて廃
プラスチックスの燃焼が阻害されたりするが、上記従来
のものでは、そのような課題が解決されない。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、黒煙の発生、クリンカーの発生を極力低減す
るとともに焼却炉本体の損傷等が生じることを防止しつ
つ、廃プラスチックスを最適空気量で焼却処理し得るよ
うにした廃プラスチックスの焼却処理装置を提供するこ
とを目的とする。
のであり、黒煙の発生、クリンカーの発生を極力低減す
るとともに焼却炉本体の損傷等が生じることを防止しつ
つ、廃プラスチックスを最適空気量で焼却処理し得るよ
うにした廃プラスチックスの焼却処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に従う廃プラスチックスの焼却
処理装置は、廃プラスチックスを貯溜して焼却可能であ
る焼却炉本体に煙道が接続されて成るバッチ燃焼炉と;
前記煙道からの燃焼ガスを吸引する排ガスファンと;前
記焼却炉本体の側部の上下に間隔をあけた複数箇所から
焼却炉本体内に空気を供給可能な第1空気供給ブロワ
と;前記焼却炉本体の底部の複数箇所から焼却炉本体内
に空気を供給可能な第2空気供給ブロワと;前記煙道内
の温度を検出する温度検出器と;前記バッチ燃焼炉内で
の廃プラスチックスの燃焼開始後に作動を開始させた第
1空気供給ブロワの回転数を、所定の安定燃焼温度まで
段階的に低下する複数段階の制御温度を各制御温度毎に
定められた制御時間だけ保持するようにして前記温度検
出器の検出温度に応じて制御するとともに、温度検出器
の検出温度が安定燃焼温度まで低下してからは該安定燃
焼温度に対応して第1空気供給ブロワの回転数を制御す
る第1インバータ制御手段と;前記安定燃焼温度を保持
するために第1インバータ制御手段が第1空気供給ブロ
ワの回転数を最大回転数とするのに応じて第2空気供給
ブロワの作動を開始せしめるとともに前記安定燃焼温度
を保持するのに必要な回転数となるようにして第2空気
供給ブロワの回転数を前記温度検出器の温度に応じて制
御する第2インバータ制御手段と;を備えることを特徴
とする。
に、請求項1記載の発明に従う廃プラスチックスの焼却
処理装置は、廃プラスチックスを貯溜して焼却可能であ
る焼却炉本体に煙道が接続されて成るバッチ燃焼炉と;
前記煙道からの燃焼ガスを吸引する排ガスファンと;前
記焼却炉本体の側部の上下に間隔をあけた複数箇所から
焼却炉本体内に空気を供給可能な第1空気供給ブロワ
と;前記焼却炉本体の底部の複数箇所から焼却炉本体内
に空気を供給可能な第2空気供給ブロワと;前記煙道内
の温度を検出する温度検出器と;前記バッチ燃焼炉内で
の廃プラスチックスの燃焼開始後に作動を開始させた第
1空気供給ブロワの回転数を、所定の安定燃焼温度まで
段階的に低下する複数段階の制御温度を各制御温度毎に
定められた制御時間だけ保持するようにして前記温度検
出器の検出温度に応じて制御するとともに、温度検出器
の検出温度が安定燃焼温度まで低下してからは該安定燃
焼温度に対応して第1空気供給ブロワの回転数を制御す
る第1インバータ制御手段と;前記安定燃焼温度を保持
するために第1インバータ制御手段が第1空気供給ブロ
ワの回転数を最大回転数とするのに応じて第2空気供給
ブロワの作動を開始せしめるとともに前記安定燃焼温度
を保持するのに必要な回転数となるようにして第2空気
供給ブロワの回転数を前記温度検出器の温度に応じて制
御する第2インバータ制御手段と;を備えることを特徴
とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、廃プラスチックスの燃焼開始後に、焼却炉本体の
側部の複数箇所に燃焼用空気を供給する第1空気供給ブ
ロワの回転数は、順次段階的に低下する制御温度を各制
御温度にそれぞれ対応した設定時間ずつ保持しつつ温度
検出器の検出温度が安定燃焼温度となるように第1イン
バータ制御手段によって制御されるので、一度に大量の
廃プラスチックスが燃焼してクリンカーの発生や耐火材
等の損傷が生じることを極力防止して、廃プラスチック
スを緩やかに燃焼させることができる。また第1インバ
ータ制御手段で制御される第1空気供給ブロワの回転数
が安定燃焼温度を保持するために最大回転数となるのに
応じて、第2インバータ制御手段により第2空気供給ブ
ロワの作動が開始され、焼却炉本体の底部の複数箇所か
ら焼却炉本体内に空気が供給され、第2空気供給ブロワ
の回転数が安定燃焼温度を保持するのに必要な回転数と
なるように第2インバータ制御手段で制御されるので、
焼却炉本体内の廃プラスチックスを最後まで完全燃焼せ
しめることができる。
れば、廃プラスチックスの燃焼開始後に、焼却炉本体の
側部の複数箇所に燃焼用空気を供給する第1空気供給ブ
ロワの回転数は、順次段階的に低下する制御温度を各制
御温度にそれぞれ対応した設定時間ずつ保持しつつ温度
検出器の検出温度が安定燃焼温度となるように第1イン
バータ制御手段によって制御されるので、一度に大量の
廃プラスチックスが燃焼してクリンカーの発生や耐火材
等の損傷が生じることを極力防止して、廃プラスチック
スを緩やかに燃焼させることができる。また第1インバ
ータ制御手段で制御される第1空気供給ブロワの回転数
が安定燃焼温度を保持するために最大回転数となるのに
応じて、第2インバータ制御手段により第2空気供給ブ
ロワの作動が開始され、焼却炉本体の底部の複数箇所か
ら焼却炉本体内に空気が供給され、第2空気供給ブロワ
の回転数が安定燃焼温度を保持するのに必要な回転数と
なるように第2インバータ制御手段で制御されるので、
焼却炉本体内の廃プラスチックスを最後まで完全燃焼せ
しめることができる。
【0007】また請求項2記載の発明に従う廃プラスチ
ックスの焼却処理装置は、上記請求項1記載の発明の構
成に加えて、前記焼却炉本体内の廃プラスチックスを燃
焼せしめるべく前記温度検出器よりも上流側でバッチ燃
焼炉に設けられ、廃プラスチックスの燃焼開始後に消火
せしめられるバーナと;該バーナの燃焼に伴って廃プラ
スチックスが着火するまでは最小設定回転数で排ガスフ
ァンを回転せしめるが、廃プラスチックスの着火後には
前記温度検出器の検出温度に応じた回転数で排ガスファ
ンを回転せしめるようにして前記排ガスファンの回転数
を制御する第3インバータ制御手段と;を含み、第1イ
ンバータ制御手段は、前記バーナの消火後に温度検出器
の検出温度が設定温度となってから第1空気供給ブロワ
の作動を開始せしめるべく構成されることを特徴とす
る。
ックスの焼却処理装置は、上記請求項1記載の発明の構
成に加えて、前記焼却炉本体内の廃プラスチックスを燃
焼せしめるべく前記温度検出器よりも上流側でバッチ燃
焼炉に設けられ、廃プラスチックスの燃焼開始後に消火
せしめられるバーナと;該バーナの燃焼に伴って廃プラ
スチックスが着火するまでは最小設定回転数で排ガスフ
ァンを回転せしめるが、廃プラスチックスの着火後には
前記温度検出器の検出温度に応じた回転数で排ガスファ
ンを回転せしめるようにして前記排ガスファンの回転数
を制御する第3インバータ制御手段と;を含み、第1イ
ンバータ制御手段は、前記バーナの消火後に温度検出器
の検出温度が設定温度となってから第1空気供給ブロワ
の作動を開始せしめるべく構成されることを特徴とす
る。
【0008】このような請求項2記載の発明の構成によ
れば、廃プラスチックスの燃焼を開始せしめるべくバー
ナを燃焼させているときには、第1および第2空気供給
ブロワからの焼却炉本体への空気供給がなされておら
ず、廃プラスチックスが着火するまでは第3インバータ
制御手段により排ガスファンの回転数が最小設定回転数
に制御されているので、焼却炉本体内の廃プラスチック
スが低温度で燃焼を開始しないようにして、低温度での
燃焼開始による廃プラスチックスからの黒煙発生を極力
防止することができる。またバーナでの加熱により廃プ
ラスチックスが着火すると、第3インバータ制御手段に
より排ガスファンの回転数が温度検出器の検出温度に応
じた回転数となるように制御されるので、廃プラスチッ
クスの着火に伴なって排出量が変化する排ガスを円滑に
排出することができる。
れば、廃プラスチックスの燃焼を開始せしめるべくバー
ナを燃焼させているときには、第1および第2空気供給
ブロワからの焼却炉本体への空気供給がなされておら
ず、廃プラスチックスが着火するまでは第3インバータ
制御手段により排ガスファンの回転数が最小設定回転数
に制御されているので、焼却炉本体内の廃プラスチック
スが低温度で燃焼を開始しないようにして、低温度での
燃焼開始による廃プラスチックスからの黒煙発生を極力
防止することができる。またバーナでの加熱により廃プ
ラスチックスが着火すると、第3インバータ制御手段に
より排ガスファンの回転数が温度検出器の検出温度に応
じた回転数となるように制御されるので、廃プラスチッ
クスの着火に伴なって排出量が変化する排ガスを円滑に
排出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0010】図1および図2は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は焼却処理装置の全体構成を示す図、
図2は温度変化に対応したバーナ、第1、第2空気供給
ブロワおよび排ガスファンの作動タイミングチャートで
ある。
ものであり、図1は焼却処理装置の全体構成を示す図、
図2は温度変化に対応したバーナ、第1、第2空気供給
ブロワおよび排ガスファンの作動タイミングチャートで
ある。
【0011】先ず図1において、この焼却処理装置は、
廃プラスチックス1を燃焼せしめるバッチ燃焼炉2と、
バッチ燃焼炉2に空気を供給するための第1空気供給ブ
ロワ3,3および第2空気供給ブロワ4と、バッチ燃焼
炉2内の廃プラスチックス1を加熱して燃焼せしめるた
めのバーナ5と、バッチ燃焼炉2からの排ガスを冷却す
るための冷却塔6と、冷却塔6で冷却された排ガス中の
塩素分をNaOH溶液に吸収せしめるための吸収塔7
と、吸収塔7からの排ガスを煙突9に導く排ガスファン
8とを備える。
廃プラスチックス1を燃焼せしめるバッチ燃焼炉2と、
バッチ燃焼炉2に空気を供給するための第1空気供給ブ
ロワ3,3および第2空気供給ブロワ4と、バッチ燃焼
炉2内の廃プラスチックス1を加熱して燃焼せしめるた
めのバーナ5と、バッチ燃焼炉2からの排ガスを冷却す
るための冷却塔6と、冷却塔6で冷却された排ガス中の
塩素分をNaOH溶液に吸収せしめるための吸収塔7
と、吸収塔7からの排ガスを煙突9に導く排ガスファン
8とを備える。
【0012】バッチ燃焼炉2は、廃プラスチックス1を
貯溜して燃焼せしめるための焼却炉本体10と、該焼却
炉本体10の上側部に接続される煙道11とから成り、
焼却炉本体10の上端には、蓋12で開閉可能な投入口
が13が設けられる。このバッチ燃焼炉2は、床面14
に設けられたピット15に充填された砂16に、焼却炉
本体10の下部を埋没させるようにして設置される。
貯溜して燃焼せしめるための焼却炉本体10と、該焼却
炉本体10の上側部に接続される煙道11とから成り、
焼却炉本体10の上端には、蓋12で開閉可能な投入口
が13が設けられる。このバッチ燃焼炉2は、床面14
に設けられたピット15に充填された砂16に、焼却炉
本体10の下部を埋没させるようにして設置される。
【0013】第1空気供給ブロワ3,3は、焼却炉本体
10の側部の上下に間隔をあけた複数箇所にそれぞれ接
続される複数の第1空気供給管路17,17…に共通に
連なるものであり、第1空気供給ブロワ3,3から送出
される空気は、焼却炉本体10の側部の上下に間隔をあ
けた複数箇所から焼却炉本体10内に供給されることに
なる。
10の側部の上下に間隔をあけた複数箇所にそれぞれ接
続される複数の第1空気供給管路17,17…に共通に
連なるものであり、第1空気供給ブロワ3,3から送出
される空気は、焼却炉本体10の側部の上下に間隔をあ
けた複数箇所から焼却炉本体10内に供給されることに
なる。
【0014】第2空気供給ブロワ4は、焼却炉本体10
の底部の複数箇所にそれぞれ接続される複数の第2空気
供給管路18,18…に共通に連なるものであり、第2
空気供給ブロワ4から送出される空気は、焼却炉本体1
0の底部の複数箇所から焼却炉本体10内に供給される
ことになる。しかも第1空気供給管路17および第2空
気供給管路18は絞り19を介して接続されており、第
2空気供給ブロワ4の停止状態で第1空気供給ブロワ
3,3が作動しているときに、第1空気供給ブロワ3,
3から送出される空気の一部は第2空気供給管路18,
18…を経て焼却炉本体10内にその底部から供給され
ることになる。
の底部の複数箇所にそれぞれ接続される複数の第2空気
供給管路18,18…に共通に連なるものであり、第2
空気供給ブロワ4から送出される空気は、焼却炉本体1
0の底部の複数箇所から焼却炉本体10内に供給される
ことになる。しかも第1空気供給管路17および第2空
気供給管路18は絞り19を介して接続されており、第
2空気供給ブロワ4の停止状態で第1空気供給ブロワ
3,3が作動しているときに、第1空気供給ブロワ3,
3から送出される空気の一部は第2空気供給管路18,
18…を経て焼却炉本体10内にその底部から供給され
ることになる。
【0015】バーナ5は、焼却炉2内を廃プラスチック
ス1を燃焼せしめるべく加熱する働きをするものであ
り、煙道11における焼却炉本体10寄りの部分に取付
けられる。
ス1を燃焼せしめるべく加熱する働きをするものであ
り、煙道11における焼却炉本体10寄りの部分に取付
けられる。
【0016】煙道11は、排ガスダクト21を介して冷
却塔6の上部に接続されており、バッチ燃焼炉2からの
排ガスは排ガスダクト21を経て冷却塔6内に導入され
る。この冷却塔6内の上部には噴霧ノズル22が設けら
れており、吸収塔7内の下部に貯溜されているNaOH
水溶液がポンプ33で噴霧ノズル22に供給される。し
たがって排ガスは、冷却塔6内を上部から下部に流通す
る間に、噴霧ノズル22から噴霧されるNaOH水溶液
によって冷却されて吸収塔7内に導入されることにな
る。
却塔6の上部に接続されており、バッチ燃焼炉2からの
排ガスは排ガスダクト21を経て冷却塔6内に導入され
る。この冷却塔6内の上部には噴霧ノズル22が設けら
れており、吸収塔7内の下部に貯溜されているNaOH
水溶液がポンプ33で噴霧ノズル22に供給される。し
たがって排ガスは、冷却塔6内を上部から下部に流通す
る間に、噴霧ノズル22から噴霧されるNaOH水溶液
によって冷却されて吸収塔7内に導入されることにな
る。
【0017】吸収塔7は、たとえば棚段塔であり、Na
OH溶液を貯溜するタンク34からポンプ35で汲み上
げられたNaOH溶液が、PH調整手段36でPHを調
整されて吸収塔7内の下部に補給される。而して吸収塔
7内の下部のNaOH水溶液は、循環ポンプ23で吸収
塔7内の下部から汲み上げられて各棚段を順次落下して
いくことになり、各棚段を落下していく過程で、吸収塔
7内を上方に流通する排ガス中の塩素(HCl)分とN
aOH水溶液中のNaOHとが反応し、前記塩素分がN
aClとして排ガス中から除去される。また吸収塔7内
の上部には、排ガス中の煤塵等を除去するためのフィル
タ24が設けられるとともに、設定時間間隔で該フィル
タ24の上方から洗浄水を噴霧する噴霧ノズル25が設
けられており、フィルタ24に付着した固型分が噴霧ノ
ズル25からの洗浄水で除去されることになる。
OH溶液を貯溜するタンク34からポンプ35で汲み上
げられたNaOH溶液が、PH調整手段36でPHを調
整されて吸収塔7内の下部に補給される。而して吸収塔
7内の下部のNaOH水溶液は、循環ポンプ23で吸収
塔7内の下部から汲み上げられて各棚段を順次落下して
いくことになり、各棚段を落下していく過程で、吸収塔
7内を上方に流通する排ガス中の塩素(HCl)分とN
aOH水溶液中のNaOHとが反応し、前記塩素分がN
aClとして排ガス中から除去される。また吸収塔7内
の上部には、排ガス中の煤塵等を除去するためのフィル
タ24が設けられるとともに、設定時間間隔で該フィル
タ24の上方から洗浄水を噴霧する噴霧ノズル25が設
けられており、フィルタ24に付着した固型分が噴霧ノ
ズル25からの洗浄水で除去されることになる。
【0018】吸収塔7からの排ガスは、排ガスファン8
で吸引されて煙突9に導かれ、無害化された排ガスが煙
突9から排出される。
で吸引されて煙突9に導かれ、無害化された排ガスが煙
突9から排出される。
【0019】煙道11においてバーナ5よりも下流側に
は、煙道11内の温度を検出する熱電対等の温度検出器
26が取付けられる。
は、煙道11内の温度を検出する熱電対等の温度検出器
26が取付けられる。
【0020】バーナ5の燃焼はバーナ制御手段27によ
り制御されるものであり、該バーナ制御手段27は、図
示しない押しボタンスイッチ等の操作によってバーナ5
を着火せしめるとともに、バッチ焼却炉2内のプラスチ
ックス1の燃焼開始後にバーナ5の燃焼を停止するよう
にしてバーナ5の燃焼を制御する。すなわち図2におい
て、バーナ5の着火後の時間経過により温度検出器26
の検出温度が廃プラスチックス1が着火すると想定され
る温度T1たとえば800℃に達した時刻t1から所定
時間が経過して廃プラスチックス1が確実に燃焼してい
ると想定される温度T4に達する時刻t2でバーナ5を
消火せしめるようにして、バーナ5の燃焼がバーナ制御
手段27で制御される。
り制御されるものであり、該バーナ制御手段27は、図
示しない押しボタンスイッチ等の操作によってバーナ5
を着火せしめるとともに、バッチ焼却炉2内のプラスチ
ックス1の燃焼開始後にバーナ5の燃焼を停止するよう
にしてバーナ5の燃焼を制御する。すなわち図2におい
て、バーナ5の着火後の時間経過により温度検出器26
の検出温度が廃プラスチックス1が着火すると想定され
る温度T1たとえば800℃に達した時刻t1から所定
時間が経過して廃プラスチックス1が確実に燃焼してい
ると想定される温度T4に達する時刻t2でバーナ5を
消火せしめるようにして、バーナ5の燃焼がバーナ制御
手段27で制御される。
【0021】第1空気供給ブロワ3,3は、温度検出器
26の検出温度に応じて第1インバータ制御手段28に
より制御される。この第1インバータ制御手段28に
は、廃プラスチックス1を安定的に燃焼せしめるべく予
め設定される安定燃焼温度T2(たとえば850℃)
と、バーナ5の消火時における温度検出器26の検出温
度T4(たとえば925℃)よりも低い温度T3(たと
えば920℃)から安定燃焼温度T2までたとえば5℃
ずつ段階的に低下する複数段階の制御温度と、各制御温
度毎にたとえば15分ずつの制御時間とが設定されてい
る。しかも第1インバータ制御手段28は、バーナ5の
消火後に温度検出器26の検出温度がT3となった時刻
t3から第1空気供給ブロワ3,3の作動を開始せしめ
るとともに、第1空気供給ブロワ3,3の回転数を、各
制御温度毎に定められた制御時間だけ保持するようにし
て温度検出器26の検出温度に応じて制御し、温度検出
器26の検出温度が安定燃焼温度T2まで低下した時刻
t4からは該安定燃焼温度T2に対応して第1空気供給
ブロワ3の回転数を制御するものである。
26の検出温度に応じて第1インバータ制御手段28に
より制御される。この第1インバータ制御手段28に
は、廃プラスチックス1を安定的に燃焼せしめるべく予
め設定される安定燃焼温度T2(たとえば850℃)
と、バーナ5の消火時における温度検出器26の検出温
度T4(たとえば925℃)よりも低い温度T3(たと
えば920℃)から安定燃焼温度T2までたとえば5℃
ずつ段階的に低下する複数段階の制御温度と、各制御温
度毎にたとえば15分ずつの制御時間とが設定されてい
る。しかも第1インバータ制御手段28は、バーナ5の
消火後に温度検出器26の検出温度がT3となった時刻
t3から第1空気供給ブロワ3,3の作動を開始せしめ
るとともに、第1空気供給ブロワ3,3の回転数を、各
制御温度毎に定められた制御時間だけ保持するようにし
て温度検出器26の検出温度に応じて制御し、温度検出
器26の検出温度が安定燃焼温度T2まで低下した時刻
t4からは該安定燃焼温度T2に対応して第1空気供給
ブロワ3の回転数を制御するものである。
【0022】第2空気供給ブロワ4の回転は、第2イン
バータ制御手段29により制御される。この第2インバ
ータ制御手段29は、安定燃焼温度T2を保持するため
に第1インバータ制御手段28が第1空気供給ブロワ
3,3の回転数を最大回転数とした時刻t5で第2空気
供給ブロワ4の作動を開始せしめるとともに安定燃焼温
度T2を保持するのに必要な回転数で回転せしめるよう
にして第2空気供給ブロワ4の回転数を前記温度検出器
26の温度に応じて制御するものである。
バータ制御手段29により制御される。この第2インバ
ータ制御手段29は、安定燃焼温度T2を保持するため
に第1インバータ制御手段28が第1空気供給ブロワ
3,3の回転数を最大回転数とした時刻t5で第2空気
供給ブロワ4の作動を開始せしめるとともに安定燃焼温
度T2を保持するのに必要な回転数で回転せしめるよう
にして第2空気供給ブロワ4の回転数を前記温度検出器
26の温度に応じて制御するものである。
【0023】排ガスファン8は第3インバータ制御手段
30で制御されるものであり、この第3インバータ制御
手段30は、バーナ5の着火に応じて排ガスファン8を
作動せしめるが、廃プラスチックス1が着火したと想定
される温度T1に温度検出器26の検出温度が達する時
刻t1までは最小設定回転数(たとえば72%)で排ガ
スファン8を回転せしめ、その時刻t1からバーナ5の
消火後に温度検出器26の検出温度がT3となる時刻t
3までは温度検出器26の検出温度変化に応じた複数の
設定回転数で排ガスファン8を回転せしめ、さらに時刻
t3以降は、たとえば92%の一定回転数で排ガスファ
ン8を回転せしめるものである。
30で制御されるものであり、この第3インバータ制御
手段30は、バーナ5の着火に応じて排ガスファン8を
作動せしめるが、廃プラスチックス1が着火したと想定
される温度T1に温度検出器26の検出温度が達する時
刻t1までは最小設定回転数(たとえば72%)で排ガ
スファン8を回転せしめ、その時刻t1からバーナ5の
消火後に温度検出器26の検出温度がT3となる時刻t
3までは温度検出器26の検出温度変化に応じた複数の
設定回転数で排ガスファン8を回転せしめ、さらに時刻
t3以降は、たとえば92%の一定回転数で排ガスファ
ン8を回転せしめるものである。
【0024】また、温度検出器26の検出温度がT5た
とえば50℃まで低下した時刻t6では、第1および第
2空気供給ブロワ3,4ならびに排ガスファン8の作動
が停止される。
とえば50℃まで低下した時刻t6では、第1および第
2空気供給ブロワ3,4ならびに排ガスファン8の作動
が停止される。
【0025】次にこの実施例の作用について説明する
と、バッチ燃焼炉2に貯溜された廃プラスチックス1の
焼却処理にあたっては、先ず煙道11に設けられたバー
ナ5の着火によりバッチ燃焼炉2内が加熱されるが、こ
のバーナ5の燃焼時には第1および第2空気供給ブロワ
3,3;4からの焼却炉本体10への空気供給がなされ
ず、このバーナ5の燃焼時に廃プラスチックス1が着火
するまでは第3インバータ制御手段30により排ガスフ
ァン8の回転数が最小設定回転数に制御されている。し
たがって焼却炉本体10内の廃プラスチックス1が低温
度で燃焼を開始しないようにしてバッチ焼却炉2内をバ
ーナ5で加熱することができ、低温度での燃焼開始によ
る廃プラスチックス1からの黒煙発生を極力防止するこ
とができる。
と、バッチ燃焼炉2に貯溜された廃プラスチックス1の
焼却処理にあたっては、先ず煙道11に設けられたバー
ナ5の着火によりバッチ燃焼炉2内が加熱されるが、こ
のバーナ5の燃焼時には第1および第2空気供給ブロワ
3,3;4からの焼却炉本体10への空気供給がなされ
ず、このバーナ5の燃焼時に廃プラスチックス1が着火
するまでは第3インバータ制御手段30により排ガスフ
ァン8の回転数が最小設定回転数に制御されている。し
たがって焼却炉本体10内の廃プラスチックス1が低温
度で燃焼を開始しないようにしてバッチ焼却炉2内をバ
ーナ5で加熱することができ、低温度での燃焼開始によ
る廃プラスチックス1からの黒煙発生を極力防止するこ
とができる。
【0026】またバーナ5で十分加熱されることに伴っ
て廃プラスチックス1が着火すると、第3インバータ制
御手段30により排ガスファン8の回転数が最小設定回
転数よりも高い回転数となるように温度検出器26の検
出温度に応じて制御され、廃プラスチックス1の燃焼が
確実に開始されるのに応じてバーナ5が消火せしめられ
ると、焼却炉本体10の側部の複数箇所に第1空気供給
ブロワ3,3から空気が供給されることにより、燃焼開
始に伴なう廃プラスチックス1からの黒煙発生が防止さ
れる。
て廃プラスチックス1が着火すると、第3インバータ制
御手段30により排ガスファン8の回転数が最小設定回
転数よりも高い回転数となるように温度検出器26の検
出温度に応じて制御され、廃プラスチックス1の燃焼が
確実に開始されるのに応じてバーナ5が消火せしめられ
ると、焼却炉本体10の側部の複数箇所に第1空気供給
ブロワ3,3から空気が供給されることにより、燃焼開
始に伴なう廃プラスチックス1からの黒煙発生が防止さ
れる。
【0027】しかも廃プラスチックス1の燃焼開始後に
第1空気供給ブロワ3,3の回転数は、順次段階的に低
下する制御温度を各制御温度にそれぞれ対応した設定時
間ずつ保持するようにして温度検出器26の検出温度に
対応して第1インバータ制御手段28で制御され、温度
検出器26の検出温度が安定燃焼温度T2まで低下する
ように第1空気供給ブロワ3,3の回転数が制御される
ので、廃プラスチックス1が急激に燃焼して黒煙が発生
したり、クリンカーが発生したり、耐火材等の損傷が生
じることを極力防止して、廃プラスチックス1を緩やか
に燃焼させることができる。しかも廃プラスチックス1
の燃焼に伴って排出量が変化する排ガスを排ガスファン
8の回転数増大によって円滑に排出することができるさ
らに第1インバータ制御手段28で制御される第1空気
供給ブロワ3,3の回転数が安定燃焼温度T2を保持す
るために最大回転数となるのに応じて、第2インバータ
制御手段29により第2空気供給ブロワ4の作動が開始
され、焼却炉本体10の底部の複数箇所から焼却炉本体
10内に空気が供給され、第2空気供給ブロワ4の回転
数が安定燃焼温度T2を保持するのに必要な回転数とな
るように第2インバータ制御手段29で制御される。し
たがって焼却炉本体10内の廃プラスチックス1を最後
まで完全燃焼せしめることができる。
第1空気供給ブロワ3,3の回転数は、順次段階的に低
下する制御温度を各制御温度にそれぞれ対応した設定時
間ずつ保持するようにして温度検出器26の検出温度に
対応して第1インバータ制御手段28で制御され、温度
検出器26の検出温度が安定燃焼温度T2まで低下する
ように第1空気供給ブロワ3,3の回転数が制御される
ので、廃プラスチックス1が急激に燃焼して黒煙が発生
したり、クリンカーが発生したり、耐火材等の損傷が生
じることを極力防止して、廃プラスチックス1を緩やか
に燃焼させることができる。しかも廃プラスチックス1
の燃焼に伴って排出量が変化する排ガスを排ガスファン
8の回転数増大によって円滑に排出することができるさ
らに第1インバータ制御手段28で制御される第1空気
供給ブロワ3,3の回転数が安定燃焼温度T2を保持す
るために最大回転数となるのに応じて、第2インバータ
制御手段29により第2空気供給ブロワ4の作動が開始
され、焼却炉本体10の底部の複数箇所から焼却炉本体
10内に空気が供給され、第2空気供給ブロワ4の回転
数が安定燃焼温度T2を保持するのに必要な回転数とな
るように第2インバータ制御手段29で制御される。し
たがって焼却炉本体10内の廃プラスチックス1を最後
まで完全燃焼せしめることができる。
【0028】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、廃プラスチックスの燃焼温度が安定燃焼温度となる
ように焼却炉本体の側部からの空気の供給量が次第に増
大するように制御して廃プラスチックスを緩やかに燃焼
せしめるので、黒煙の発生を防止するとともに、クリン
カーの発生による燃焼障害や耐火材等の損傷が生じるこ
とを防止することができ、さらに安定燃焼温度での制御
途中で焼却炉本体の側部からの空気供給量が最大となっ
てからは焼却炉本体の底部からの供給空気量を増大させ
るようにして焼却炉本体内の廃プラスチックスを最後ま
で完全燃焼せしめることができる。
ば、廃プラスチックスの燃焼温度が安定燃焼温度となる
ように焼却炉本体の側部からの空気の供給量が次第に増
大するように制御して廃プラスチックスを緩やかに燃焼
せしめるので、黒煙の発生を防止するとともに、クリン
カーの発生による燃焼障害や耐火材等の損傷が生じるこ
とを防止することができ、さらに安定燃焼温度での制御
途中で焼却炉本体の側部からの空気供給量が最大となっ
てからは焼却炉本体の底部からの供給空気量を増大させ
るようにして焼却炉本体内の廃プラスチックスを最後ま
で完全燃焼せしめることができる。
【0030】また請求項2記載の発明によれば、低温度
で廃プラスチックスが燃焼し始めないようにして、低温
度での燃焼開始による廃プラスチックスからの黒煙発生
を極力防止することができ、バーナで十分加熱されるこ
とに伴って廃プラスチックスが着火すると、温度検出器
の検出温度に応じた回転数となるように排ガスファンの
回転数が制御されるので、廃プラスチックスの燃焼に伴
って排出量が変化する排ガスを円滑に排出することがで
きる。
で廃プラスチックスが燃焼し始めないようにして、低温
度での燃焼開始による廃プラスチックスからの黒煙発生
を極力防止することができ、バーナで十分加熱されるこ
とに伴って廃プラスチックスが着火すると、温度検出器
の検出温度に応じた回転数となるように排ガスファンの
回転数が制御されるので、廃プラスチックスの燃焼に伴
って排出量が変化する排ガスを円滑に排出することがで
きる。
【図1】焼却処理装置の全体構成を示す図である。
【図2】温度変化に対応したバーナ、第1、第2空気供
給ブロワおよび排ガスファンの作動タイミングチャート
である。
給ブロワおよび排ガスファンの作動タイミングチャート
である。
1・・・廃プラスチックス 2・・・バッチ燃焼炉 3・・・第1空気供給ブロワ 4・・・第2空気供給ブロワ 5・・・バーナ 8・・・排ガスファン 10・・・焼却炉本体 11・・・煙道 26・・・温度検出器 28・・・第1インバータ制御手段 29・・・第2インバータ制御手段 30・・・第3インバータ制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 廃プラスチックス(1)を貯溜して焼却
可能である焼却炉本体(10)に煙道(11)が接続さ
れて成るバッチ燃焼炉(2)と;前記煙道(11)から
の燃焼ガスを吸引する排ガスファン(8)と;前記焼却
炉本体(10)の側部の上下に間隔をあけた複数箇所か
ら焼却炉本体(10)内に空気を供給可能な第1空気供
給ブロワ(3)と;前記焼却炉本体(10)の底部の複
数箇所から焼却炉本体(10)内に空気を供給可能な第
2空気供給ブロワ(4)と;前記煙道(11)内の温度
を検出する温度検出器(26)と;前記バッチ燃焼炉
(2)内での廃プラスチックス(1)の燃焼開始後に作
動を開始させた第1空気供給ブロワ(3)の回転数を、
所定の安定燃焼温度まで段階的に低下する複数段階の制
御温度を各制御温度毎に定められた制御時間だけ保持す
るようにして前記温度検出器(26)の検出温度に応じ
て制御するとともに、温度検出器(26)の検出温度が
安定燃焼温度まで低下してからは該安定燃焼温度に対応
して第1空気供給ブロワ(3)の回転数を制御する第1
インバータ制御手段(28)と;前記安定燃焼温度を保
持するために第1インバータ制御手段(28)が第1空
気供給ブロワ(3)の回転数を最大回転数とするのに応
じて第2空気供給ブロワ(4)の作動を開始せしめると
ともに前記安定燃焼温度を保持するのに必要な回転数と
なるようにして第2空気供給ブロワ(4)の回転数を前
記温度検出器(26)の温度に応じて制御する第2イン
バータ制御手段(29)と;を備えることを特徴とする
廃プラスチックスの焼却処理装置。 - 【請求項2】 前記焼却炉本体(10)内の廃プラスチ
ックスを燃焼せしめるべく前記温度検出器(26)より
も上流側でバッチ燃焼炉(2)に設けられ、廃プラスチ
ックス(1)の燃焼開始後に消火せしめられるバーナ
(5)と;該バーナ(5)の燃焼に伴って廃プラスチッ
クス(1)が着火するまでは最小設定回転数で排ガスフ
ァン(8)を回転せしめるが、廃プラスチックス(1)
の着火後には前記温度検出器(26)の検出温度に応じ
た回転数で排ガスファン(8)を回転せしめるようにし
て前記排ガスファン(8)の回転数を制御する第3イン
バータ制御手段(30)と;を含み、第1インバータ制
御手段(28)は、前記バーナ(5)の消火後に温度検
出器(26)の検出温度が設定温度となってから第1空
気供給ブロワ(3)の作動を開始せしめるべく構成され
ることを特徴とする請求項1記載の廃プラスチックスの
焼却処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24681897A JPH1182981A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 廃プラスチックスの焼却処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24681897A JPH1182981A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 廃プラスチックスの焼却処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182981A true JPH1182981A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17154157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24681897A Pending JPH1182981A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 廃プラスチックスの焼却処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1182981A (ja) |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP24681897A patent/JPH1182981A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060920 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |