JPH1181142A - 抄紙用合成繊維処理剤及び抄紙用合成繊維の処理方法 - Google Patents

抄紙用合成繊維処理剤及び抄紙用合成繊維の処理方法

Info

Publication number
JPH1181142A
JPH1181142A JP9254216A JP25421697A JPH1181142A JP H1181142 A JPH1181142 A JP H1181142A JP 9254216 A JP9254216 A JP 9254216A JP 25421697 A JP25421697 A JP 25421697A JP H1181142 A JPH1181142 A JP H1181142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
structural unit
papermaking
weight
treating agent
structural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9254216A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ogawa
修 小川
Keita Inoue
慶太 井上
Takehiro Haneda
武弘 羽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Original Assignee
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takemoto Oil and Fat Co Ltd filed Critical Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority to JP9254216A priority Critical patent/JPH1181142A/ja
Publication of JPH1181142A publication Critical patent/JPH1181142A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】それが繊維長10mm以上の長繊維束であって
も、抄紙工程の分散浴に投入した合成繊維束を単繊維に
速やかに均一分散し、しかもその均一分散状態を安定維
持することができ、したがって良好な地合と優れた強度
を有する抄紙を得ることができる抄紙用合成繊維処理剤
及び抄紙用合成繊維の処理方法を提供する。 【解決手段】抄紙用合成繊維処理剤として、特定の4種
の構成単位をそれぞれ所定割合で有する数平均分子量3
000〜20000のポリエーテルエステルアミドを用
いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抄紙用合成繊維処理
剤(以下、単に処理剤という)及び抄紙用合成繊維の処
理方法(以下、単に処理方法という)に関する。合成繊
維を用いて湿式法により抄紙を製造する場合、その抄紙
工程で合成繊維束を分散浴に投入するが、この際、良質
な地合及び優れた強度を有する抄紙を得るため、投入し
た合成繊維束が分散浴中に速やかに単繊維に均一分散
し、且つその均一分散状態の安定維持されることが要求
される。特に近年のように、より優れた強度を有する抄
紙を得るため、合成繊維束として繊維長が10mm以上の
長繊維のものを用いる場合においては、上記の要求が強
い。本発明はかかる要求に応える処理剤及び処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、合成繊維を用いて湿式法によ
り抄紙を製造する場合、その抄紙工程で合成繊維束を分
散浴に投入するに先立ち、該合成繊維束に処理剤を付着
させて、それが分散浴中に分散し易くなるようにしてい
る。かかる処理剤として、1)ポリアルキレングリコー
ル単位を有するポリエステルポリエーテルブロック共重
合体(特開昭58−208500)、2)スルホン基を
有する特定の親水性ポリエステル(特開平3−2794
89)、3)末端を炭化水素基で封鎖したポリエーテル
(特開昭56−169814)、4)ポリアルキルアミ
ノアクリレート等の高分子凝集剤(特開昭60−810
52)等が提案されている。ところが、これら従来の処
理剤では、これらを付着させた合成繊維束を分散浴に投
入すると、該分散浴が発泡し易く、発生した微細な気泡
が合成繊維束に付着してその均一分散を妨げることもあ
って、分散浴に投入した合成繊維束が速やかに単繊維に
均一分散しなかったり、或はまた当初は相応に均一分散
してもそれが安定維持されないという問題があり、特に
かかる問題は合成繊維束として繊維長が10mm以上の長
繊維のものを用いる場合において大きく、そのため良質
な地合及び優れた強度を有する抄紙を得ることができな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の処理剤では、分散浴に投入した合成
繊維束が速やかに単繊維に均一分散しなかったり、或は
また当初は相応に均一分散してもそれが安定維持されな
いという問題があり、特にかかる問題は合成繊維束とし
て繊維長が10mm以上の長繊維のものを用いる場合にお
いて大きく、そのため良質な地合及び優れた強度を有す
る抄紙を得ることができない点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
上記課題を解決するべく研究した結果、処理剤として特
定のポリエーテルエステルアミドが正しく好適であるこ
とを知見した。
【0005】すなわち本発明は、下記の構成単位A〜D
で構成されるポリエーテルエステルアミドであって、全
構成単位中に構成単位Aを5〜25重量%、構成単位B
を5〜15重量%、構成単位Cを50〜85重量%及び
構成単位Dを5〜15重量%の割合で有する数平均分子
量3000〜20000のポリエーテルエステルアミド
から成ることを特徴とする処理剤及びこの処理剤を用い
る処理方法に係る。
【0006】構成単位A:芳香族ジカルボン酸から形成
される構成単位、芳香族ジカルボン酸のエステル形成性
誘導体から形成される構成単位、脂肪族ジカルボン酸か
ら形成される構成単位及び脂肪族ジカルボン酸のエステ
ル形成性誘導体から形成される構成単位から選ばれる一
つ又は二つ以上の構成単位
【0007】構成単位B:アミド形成性化合物から形成
される構成単位
【0008】構成単位C:下記の構成単位C1〜C3から
選ばれる一つ又は二つ以上の構成単位 構成単位C1;下記の式1で示されるN−ポリオキシア
ルキレン−N,N−ジアルキルアミンから形成される構
成単位 構成単位C2;下記の式1で示されるN−ポリオキシア
ルキレン−N,N−ジアルキルアミンの塩から形成され
る構成単位 構成単位C3;下記の式1で示されるN−ポリオキシア
ルキレン−N,N−ジアルキルアミンの四級化物から形
成される構成単位
【0009】
【式1】
【0010】式1において、 R1,R2:同時に同一又は異なる炭素数1〜22のアル
キル基 Y:オキシアルキレン単位がオキシエチレン単位及び/
又はオキシプロピレン単位から成り且つ該オキシアルキ
レン単位の繰り返し数が10〜100であるポリオキシ
アルキレンジオールから全ての水酸基を除いた残基
【0011】構成単位D:炭素数2〜6のアルキレンジ
オールから形成される構成単位
【0012】本発明の処理剤であるポリエーテルエステ
ルアミドは、その構成単位として、前記した構成単位
A、構成単位B、構成単位C及び構成単位Dを有するも
のである。かかるポリエーテルエステルアミドは、構成
単位Aを形成することとなる化合物と、構成単位Bを形
成することとなる化合物と、構成単位Cを形成すること
となる化合物と、構成単位Dを形成することとなる化合
物とを縮合重合反応させることにより得られる。
【0013】構成単位Aを形成することとなる化合物と
しては、1)2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,3
−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカル
ボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカル
ボン酸、2)2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチ
ル、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジエチル、1,4
−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、テレフタル酸ジメ
チル、イソフタル酸ジメチル等の前記1)のエステル形
成性誘導体、3)コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、α、ω−ドデカンジカルボン酸、ドデ
セニルコハク酸、オクタデセニルジカルボン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、4)コ
ハク酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、アゼライン酸ジ
メチル、セバシン酸ジメチル等の前記3)のエステル形
成性誘導体が挙げられるが、なかでも2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香
族ジカルボン酸、そのエステル形成性誘導体が好まし
い。
【0014】構成単位Bを形成することとなる化合物は
アミド形成性化合物である。かかるアミド形成性化合物
としては、1)ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレン
ジアミン等の脂肪族ジアミン、2)4,4’−ジアミノ
ジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメ
タン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,
4’−ジアミノジフェニルスルフィド等の芳香族ジアミ
ン、3)ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタム等の
ラクタム、4)11−アミノウンデカンカルボン酸、6
−アミノヘキサンカルボン酸等のアミノアルカンカルボ
ン酸が挙げられるが、なかでもヘキサメチレンジアミン
のような脂肪族ジアミン、4,4’−ジアミノジフェニ
ルエーテルのような芳香族ジアミン、ε−カプロラクタ
ムのようなラクタムが好ましい。
【0015】構成単位Cは前記したように構成単位C1
〜C3から選ばれる一つ又は二つの構成単位である。構
成単位C1を形成することとなる化合物は式1で示され
るN−ポリオキシアルキレン−N,N−ジアルキルアミ
ンであり、また構成単位C2を形成することとなる化合
物は式1で示されるN−ポリオキシアルキレン−N,N
−ジアルキルアミンの塩であって、更に構成単位C3
形成することとなる化合物は式1で示されるN−ポリオ
キシアルキレン−N,N−ジアルキルアミンの四級化物
であるが、なかでも構成単位C2、構成単位C3が好まし
い。
【0016】式1で示されるN−ポリオキシアルキレン
−N,N−ジアルキルアミンは、ジアルキルアミンにエ
チレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを開
環付加重合させることにより得られる。かかるジアルキ
ルアミンとしては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、
ジブチルアミン、ジオクチルアミン、ジラウリルアミ
ン、メチルオクチルアミン、メチルラウリルアミン等の
アルキル基の炭素数が1〜22であるN,N−ジアルキ
ルアミンが挙げられるが、なかでもアルキル基の炭素数
が1〜6であるN,N−ジアルキルアミンが好ましい。
かかるN,N−ジアルキルアミンにエチレンオキサイド
及び/又はプロピレンオキサイドを開環付加重合させて
形成させるポリオキシアルキレン基には、1)オキシエ
チレン単位から成るもの、2)オキシプロピレン単位か
ら成るもの、3)オキシエチレン単位とオキシプロピレ
ン単位とから成るものが包含されるが、なかでもオキシ
エチレン単位から成るものが好ましい。該オキシアルキ
レン単位の繰り返し数は合計で10〜100とするが、
合計で40〜90とするのが好ましい。
【0017】式1で示されるN−ポリオキシアルキレン
−N,N−ジアルキルアミンの塩は、式1で示されるN
−ポリオキシアルキレン−N,N−ジアルキルアミンを
酸で中和することにより得られる。かかる酸としては、
酢酸、プロピオン酸、オクタン酸、オレイン酸等の脂肪
酸、乳酸、クエン酸等のヒドロキシ脂肪酸、安息香酸等
の芳香族カルボン酸、メタンスルホン酸、ブタンスルホ
ン酸、ラウリルスルホン酸等の脂肪族スルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸等の芳香族スル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸等のアルキル置換芳香
族スルホン酸、メチルサルフェート、エチルサルフェー
ト、ブトキシエチルサルフェート、オクチルサルフェー
ト等のサルフェート、メチルホスフェート、イソプロピ
ルホスフェート、オクチルホスフェート、ブトキシエチ
ルホスフェート等の有機リン酸エステル、フェニルホス
ホネート、ラウリルホスホネート等の有機ホスホネート
等の有機酸、リン酸、次亜リン酸、ホウ酸等の無機酸が
挙げられるが、なかでも酢酸、リン酸が好ましい。
【0018】式1で示されるN−ポリオキシアルキレン
−N,N−ジアルキルアミンの四級化物は、式1で示さ
れるN−ポリオキシアルキレン−N,N−ジアルキルア
ミンを四級化剤で四級化することにより得られる。かか
る四級化剤としては、メチルクロライド、エチルブロマ
イド、ブチルアイオダイド、ベンジルクロライド等の有
機ハライド化合物、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等の低
級アルキル硫酸エステル、トリメチルホスフェート、ト
リエチルホスフェート等のリン酸トリエステル、ベンゼ
ンスルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸メチル等
のスルホン酸エステル、エチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド等の低級アルキレンオキサイド等が挙げら
れるが、なかでもメチルクロライド、ジエチル硫酸が好
ましい。
【0019】構成単位Dを形成することとなる化合物と
しては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル等の炭素数2〜6のアルキレンジオールが挙げられる
が、なかでもエチレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオールが好ましい。
【0020】本発明の処理剤であるポリエーテルエステ
ルアミドは、以上説明したような構成単位A〜Dで構成
されるものであって、これらの全構成単位中、構成単位
Aを5〜25重量%、好ましくは10〜20重量%、構
成単位Bを5〜15重量%、好ましくは5〜10重量
%、構成単位Cを50〜85重量%、好ましくは65〜
80重量%、構成単位Dを5〜15重量%、好ましくは
5〜10重量%の割合で有するものである。
【0021】また本発明の処理剤であるポリエーテルエ
ステルアミドは、構成単位Aとして芳香族ジカルボン酸
から形成される構成単位及び/又は芳香族ジカルボン酸
のエステル形成性誘導体から形成される構成単位を60
モル%以上の割合で有する場合のものが好ましく、80
モル%以上の割合で有する場合のものが更に好ましい。
【0022】更に本発明の処理剤であるポリエーテルエ
ステルアミドは、数平均分子量3000〜20000の
ものとするが、3000〜15000のものとするのが
好ましい。
【0023】本発明は本発明の処理剤であるポリエーテ
ルエステルアミドの合成方法を特に制限するものではな
く、これには公知の合成方法が適用できる。例えば、
1)構成単位Aを形成することとなる芳香族ジカルボン
酸及び/又は脂肪族ジカルボン酸と、構成単位Bを形成
することとなるε−カプロラクタムと、構成単位C1
形成することとなるN−ポリオキシアルキレン−N,N
−ジアルキルアミンと、構成単位Dを形成することとな
るアルキレンジオールとを、公知のアニオン重合触媒、
カチオン重合触媒、配位アニオン重合触媒等の存在下で
高温高真空下に低分子量化合物を留去しながら重縮合反
応させてポリエーテルエステルアミドとする直接重縮合
反応による方法、2)構成単位Aを形成することとなる
芳香族ジカルボン酸ジメチル及び/又は脂肪族ジカルボ
ン酸ジメチルと、構成単位Bを形成することとなるε−
カプロラクタムと、構成単位C1を形成することとなる
N−ポリオキシアルキレン−N,N−ジアルキルアミン
と、構成単位Dを形成することとなるアルキレンジオー
ルとを、公知のアニオン重合触媒、カチオン重合触媒、
配位アニオン重合触媒等の存在下でエステル交換反応さ
せた後、高温高真空下に低分子量化合物を留去しながら
重縮合反応させてポリエーテルエステルアミドとするエ
ステル交換−重縮合反応による方法、3)前記2)のポ
リエーテルエステルアミドを公知の有機酸又は無機酸で
中和し、該ポリエーテルエステルアミド中に構成単位C
1に代えて構成単位C2を形成させる方法、4)前記2)
のポリエーテルエステルアミドを公知の四級化剤で四級
化し、該ポリエーテルエステルアミド中に構成単位C1
に代えて構成単位C3を形成させる方法等が挙げられ
る。
【0024】本発明の処理剤を抄紙用合成繊維に付着さ
せる場合、本発明の処理剤を濃度0.1〜20重量%の
水性液となし、該水性液を抄紙用合成繊維に対し処理剤
として0.03〜3重量%、好ましくは0.1〜2重量
%となるように付着させる。本発明の処理剤を抄紙用合
成繊維に付着させる方法としては公知の方法が適用で
き、これには例えば、ローラータッチ法、スプレー法、
シャワー法、浸漬法等が挙げられる。
【0025】本発明の処理剤を適用する抄紙用合成繊維
としては、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポ
リアクリロニトリル系繊維、ポリプロピレン系繊維、こ
れらの2種以上のポリマーを用いた複合合成繊維等が挙
げられるが、なかでもポリエステル系繊維に適用する場
合に有効であり、とりわけ裁断された繊維長が10mm以
上で繊度が0.5デニール以下のファインデニールの抄
紙用ポリエステル系繊維に適用する場合に特に有効であ
る。また本発明の処理剤を適用する工程としては紡糸・
延伸工程以降が好ましい。
【0026】本発明の処理剤を抄紙用合成繊維に付着さ
せるに際し、該処理剤を分散或は乳化した水性液とする
ため、また付着時の濡れ特性を向上させるため、補助的
に添加剤を併用することができる。かかる目的のために
用いることのできる添加剤としては、ポリオキシエチレ
ン(以下POEと略記する)アルキルエーテル、POEア
ルキルエステル等の非イオン界面活性剤、アルキルサル
フェート、アルキルスルホネート、アルキルホスフェー
ト等のアニオン界面活性剤が挙げられる。これらの添加
剤を併用する場合も含め、本発明の処理剤の水性液の作
製に際しては適宜に有機溶媒を使用することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の処理剤の実施形態として
は、次の1)〜9)が挙げられる。 1)構成単位Aが2,6−ナフタレンジカルボン酸から
形成される構成単位、構成単位Bがε−カプロラクタム
から形成される構成単位、構成単位CがN−ポリオキシ
エチレン(オキシエチレン単位の繰り返し数80、以下
n=80と略記する)−N,N−ジブチルアミンから形
成される構成単位及び構成単位Dがエチレングリコール
から形成される構成単位である場合の各構成単位で構成
され、全構成単位中に構成単位Aを15重量%、構成単
位Bを8重量%、構成単位Cを70重量%及び構成単位
Dを7重量%の割合で有する数平均分子量7000(G
PC法、ポリスチレン換算、以下同じ)のポリエーテル
エステルアミド(P−1)から成る処理剤。
【0028】2)構成単位Aがテレフタル酸から形成さ
れる構成単位、構成単位Bがヘキサメチレンジアミンか
ら形成される構成単位、構成単位C及びDが前記1)と
同じである場合の各構成単位で構成され、全構成単位中
に構成単位Aを13重量%、構成単位Bを8重量%、構
成単位Cを69重量%及び構成単位Dを10重量%の割
合で有する数平均分子量7500のポリエーテルエステ
ルアミド(P−2)から成る処理剤。
【0029】3)構成単位A、B、C及びDが前記1)
と同じである場合の各構成単位で構成され、全構成単位
中に構成単位Aを10重量%、構成単位Bを7重量%、
構成単位Cを75重量%及び構成単位Dを8重量%の割
合で有する数平均分子量10000のポリエーテルエス
テルアミド(P−3)から成る処理剤。
【0030】4)構成単位Aが2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸から形成される構成単位及びアジピン酸から形
成される構成単位であって、構成単位B、C及びDが前
記1)と同じである場合の各構成単位で構成され、全構
成単位中に構成単位Aを2,6−ナフタレンジカルボン
酸から形成される構成単位/アジピン酸から形成される
構成単位=70/30(モル比)の割合で19重量%、
構成単位Bを10重量%、構成単位Cを65重量%及び
構成単位Dを6重量%の割合で有する数平均分子量60
00のポリエーテルエステルアミド(P−4)から成る
処理剤。
【0031】5)構成単位Aがテレフタル酸から形成さ
れる構成単位及びアジピン酸とから形成される構成単位
であって、構成単位B、C及びDが前記1)と同じであ
る場合の各構成単位で構成され、全構成単位中に構成単
位Aをテレフタル酸から形成される構成単位/アジピン
酸から形成される構成単位=90/10(モル比)の割
合で23重量%、構成単位Bを7重量%、構成単位Cを
62重量%及び構成単位Dを8重量%の割合で有する数
平均分子量6500のポリエーテルエステルアミド(P
−5)から成る処理剤。
【0032】6)構成単位CがN−ポリオキシエチレン
(n=80)−N,N−ジブチルアミン酢酸塩から形成
される構成単位であって、構成単位A、B及びDが前記
1)と同じである場合の各構成単位で構成され、全構成
単位中に構成単位Aを15重量%、構成単位Bを8重量
%、構成単位Cを70重量%及び構成単位Dを7重量%
の割合で有する数平均分子量7000のポリエーテルエ
ステルアミド(P−6)から成る処理剤。
【0033】7)構成単位CがN−ポリオキシエチレン
(n=80)−N,N−ジブチルアミンリン酸塩から形
成される構成単位であって、構成単位A、B及びDが前
記1)と同じである場合の各構成単位で構成され、全構
成単位中に構成単位Aを15重量%、構成単位Bを8重
量%、構成単位Cを70重量%及び構成単位Dを7重量
%の割合で有する数平均分子量7000のポリエーテル
エステルアミド(P−7)から成る処理剤。
【0034】8)構成単位CがN−ポリオキシエチレン
(n=80)−N,N−ジブチルアミンのジエチル硫酸
による四級化物から形成される構成単位であって、構成
単位A、B及びDが前記1)と同じである場合の各構成
単位で構成され、全構成単位中に構成単位Aを15重量
%、構成単位Bを8重量%、構成単位Cを70重量%及
び構成単位Dを7重量%の割合で有する数平均分子量7
000のポリエーテルエステルアミド(P−8)から成
る処理剤。
【0035】9)構成単位CがN−ポリオキシエチレン
(n=80)−N,N−ジブチルアミンのベンジルクロ
ライドによる四級化物から形成される構成単位であっ
て、構成単位A、B及びDが前記1)と同じである場合
の各構成単位で構成され、全構成単位中に構成単位Aを
15重量%、構成単位Bを8重量%、構成単位Cを70
重量%及び構成単位Dを7重量%の割合で有する数平均
分子量7000のポリエーテルエステルアミド(P−
9)から成る処理剤。
【0036】また本発明の処理方法の実施形態として
は、次の10)が挙げられる。 10)前記1)〜9)のいずれかの処理剤をその濃度
0.1〜20重量%の水性液となし、該水性液を抄紙用
ポリエステル系繊維に該処理剤として0.03〜3重量
%となるように付着させる方法。
【0037】以下、本発明の構成及び効果をより具体的
に示すために実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実
施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施
例等において、部は重量部を、また%は別に記載しない
限り重量%を意味する。
【0038】
【実施例】
試験区分1(ポリエーテルエステルアミドの合成) ・ポリエーテルエステルアミド(P−1)の合成 N−ポリオキシエチレン(n=80)−N,N−ジブチ
ルアミン361g(0.096モル)、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸ジメチル97.6g(0.4モル)、
ε−カプロラクタム45.2g(0.4モル)、エチレ
ングリコール136.4g(2.2モル)、テトラブチ
ルチタネート0.25gを反応容器に仕込み、窒素雰囲
気下、140〜220℃でメタノールを留出させながら
6時間反応させ、ほぼ理論量のメタノールが留出したの
を確認した。続いて20mmHgの減圧下に220〜250
℃で60分間、更に0.8〜0.6mmHgの減圧下に25
0〜280℃で60分間重縮合反応を行なって反応物を
得た。この反応物を分析したところ、全構成単位中、構
成単位Aに相当する2,6−ナフタレンジカルボン酸残
基を15.0%、構成単位Bに相当するε−カプロラク
タム残基を8.0%、構成単位Cに相当するN−ポリオ
キシエチレン(n=80)−N,N−ジブチルアミン残
基を70.0%及び構成単位Dに相当するエチレングリ
コール残基を7.0%の割合で有する数平均分子量70
00のポリエーテルエステルアミド(P−1)であっ
た。
【0039】・ポリエーテルエステルアミド(P−2)
〜(P−5)及び(R−1)〜(R−10)の合成 ポリエーテルエステルアミド(P−1)の合成と同様に
して、ポリエーテルエステルアミド(P−2)〜(P−
5)及び(R−1)〜(R−10)を合成した。
【0040】・ポリエーテルエステルアミド(P−6)
の合成 酢酸1.0g(0.0167モル)及び水275gをフ
ラスコに仕込み、酢酸水溶液とした。そこへポリエーテ
ルエステルアミド(P−1)117g(0.0167モ
ル)を撹拌しながら注入し、中和して、ポリエーテルエ
ステルアミド(P−6)の30%水性液を得た。
【0041】・ポリエーテルエステルアミド(P−7)
の合成 ポリエーテルエステルアミド(P−6)の合成と同様し
て、ポリエーテルエステルアミド(P−7)の30%水
性液を得た。
【0042】・ポリエーテルエステルアミド(P−8)
の合成 ポリエーテルエステルアミド(P−1)700g(0.
1モル)をフラスコに仕込み、窒素雰囲気下に撹拌しな
がら80℃に加温し、ジエチル硫酸12.3g(0.0
8モル)を10分かけて滴下して反応させた。反応温度
は80〜85℃に維持した。更に同温度にて1時間熟成
して反応を終了し、ポリエーテルエステルアミド(P−
8)を得た。
【0043】・ポリエーテルエステルアミド(P−9)
の合成 ポリエーテルエステルアミド(P−1)700g(0.
1モル)をオートクレーブに仕込み、窒素雰囲気下に撹
拌しながら80℃に加温し、ベンジルクロライド11.
3g(0.1モル)を10分かけて圧入した。反応温度
は80〜85℃に維持した。更に同温度にて6時間熟成
して反応を終了し、ポリエーテルエステルアミド(P−
9)を得た。合成した各ポリエーテルエステルアミドの
内容を表1にまとめて示した。
【0044】
【表1】
【0045】表1において、 A−1:2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル A−2:テレフタル酸ジメチル A−3:テレフタル酸 A−4:アジピン酸ジメチル B−1:ε−カプロラクタム B−2:ヘキサメチレンジアミン C−1:N−ポリオキシエチレン(n=80)−N,N
−ジブチルアミン C−2:N−ポリオキシエチレン(n=80)−N,N
−ジブチルアミンの酢酸塩 C−3:N−ポリオキシエチレン(n=80)−N,N
−ジブチルアミンのリン酸塩 C−4:N−ポリオキシエチレン(n=80)−N,N
−ジブチルアミンのジエチル硫酸による4級化物 C−5:N−ポリオキシエチレン(n=80)−N,N
−ジブチルアミンのベンジルクロライドによる4級化物 C−6:N−ポリオキシエチレン(n=10)−N,N
−ジブチルアミン D−1:エチレングリコール
【0046】試験区分2(水性液の調製) ・水性液(WP−1)の調製 1000mlのビーカーに50℃の温水380gを秤量
し、これを撹拌しつつ、予め120℃で溶融状態にして
おいたポリエーテルエステルアミド(P−1)20gを
注入した後、撹拌しながら40℃以下まで冷却し、ポリ
エーテルエステルアミド(P−1)の5%水性液(WP
−1)を調製した。
【0047】・水性液(WP−2)〜(WP−9)及び
(WR−1)〜(WR−9)の調製 水性液(WP−1)の調製と同様にして、各ポリエーテ
ルエステルアミドの5%水性液(WP−2)〜(WP−
9)及び(WR−1)〜(WR−9)を調製した。但
し、水性液(WP−6)及び(WP−7)については、
各ポリエーテルエステルアミドの30%水性液を水希釈
した。調製した各水性液の内容を表2にまとめて示し
た。
【0048】試験区分3(ポリエステル繊維束への処理
剤の付着とその評価) ・ポリエステル繊維束への処理剤の付着 極限粘度が0.60のポリエステル繊維を1300m/
分の引取速度で引取り、単糸繊度が0.5デニール、1
40000フィラメントの未延伸糸を得た。これに試験
区分2で調製した5%水性液をローラータッチで目標付
着量となるように付着させ、次いで10mmの長さに切断
して、処理済み未延伸ポリエステル繊維束とした。また
極限粘度が0.60のポリエステル繊維を1300m/
分の引取速度で引取り、更に延伸して単糸繊度が0.5
デニール、140000フィラメントの延伸糸を得た。
これに試験区分2で調製した5%水性液をローラータッ
チで目標付着量となるように付着させ、次いで10mmの
長さに切断して、処理済み延伸ポリエステル繊維束とし
た。尚、処理剤としてのポリエーテルポリエステル等の
付着量は、処理済みポリエステル繊維束(処理済み未延
伸ポリエステル繊維束と処理済み延伸ポリエステル繊維
束との混合物)をソックスレー抽出器を用いてメタノー
ル/キシレン(50/50容量比)混合溶剤で抽出操作
する方法で測定した。
【0049】・抄紙特性の評価 水2000mlと上記で得た処理済みポリエステル繊維束
{処理済み未延伸ポリエステル繊維束/処理済み延伸ポ
リエステル繊維束=30/70(重量比)の混合物}
2.0gとを3000mlのビーカー(直径15cm×高さ
22cm)に入れ、直径5cmの4枚羽根のプロペラにより
900r.p.mの速度で30秒間撹拌した後、この液を
275mm×209mm×60mmのバットに移しかえて、ポ
リエステル繊維への気泡の付着状態を目視し、以下の基
準で判定した。更にこの液をNo.5Aの濾紙を用いて
ヌッチェ(直径15.5cm)で濾過し、脱水後に風乾し
て得た紙の地合を目視し、以下の基準で判定した。
【0050】・・気泡の付着状態の判定基準 ◎:気泡の付着が全く認められない。 ○:わずかに気泡の付着が認められる。 △:一部に気泡の付着が認められる。 ×:繊維全体に気泡の付着が認められる。
【0051】・・紙の地合の判定基準 ◎:地合が良好で、貝柱などの繊維束が全く認められな
い。 ○:地合が良好で、貝柱などの繊維束が一部認められ
る。 △:地合が不良で、貝柱などの繊維束が多く認められ
る。 ×:地合が不良で、貝柱などの繊維束が多く、ヌッチェ
から剥すことができない。
【0052】・・抄紙の強度の評価 上記で得た処理済みポリエステル繊維束{未延伸ポリエ
ステル繊維束/延伸ポリエステル繊維束=30/70
(重量比)の混合物}を、繊維濃度が0.15%となる
ように分散浴に投入し、更に粘度調節剤を0.2%とな
るように加えた。この混合液をタツピ式(丸型)抄紙器
へ供給し、抄紙した。ドライパートの温度を105℃に
設定し、乾燥後直ちに巻き取った。得られたポリエステ
ル繊維抄紙の米坪量は20g/m2であった。得られた
ポリエステル繊維抄紙について、JIS−P8113
(紙及び板紙の引張強さ試験方法)に準拠して引張強さ
を測定し、以下の基準で抄紙の強度を評価した。以上の
結果を表2にまとめて示した。
【0053】・・抄紙の強度の判定基準 ◎:引張強さが0.60kg/15mm以上 ○:引張強さが0.40kg/15mm以上、0.60kg/
15mm未満 △:引張強さが0.20kg/15mm以上、0.40kg/
15mm未満 ×:引張強さが0.20kg/15mm未満
【0054】
【表2】
【0055】表2において、 WR−10:テレフタル酸ジメチル/アジピン酸ジメチ
ル/N−ポリオキシエチレン(n=80)−N,N−ジ
ブチルアミン/エチレングリコール=0.50/0.5
0/0.27/2.20(モル比)の割合で縮重合して
得られる平均分子量5000のポリエーテルポリエステ
ル共重合体(R−10)を5%水性液としたもの WR−11:テレフタル酸ジメチル/イソフタル酸ジメ
チル/ポリオキシエチレンジオール(分子量4000)
/エチレングリコール=0.80/0.20/0.18
/2.20(モル比)の割合で縮重合して得られる平均
分子量10000のポリエーテルポリエステル共重合体
(R−11)を5%水性液としたもの WR−12:イソフタル酸/ポリオキシエチレンジオー
ル(分子量300)/ポリオキシエチレンジオール(分
子量1700)/ジエチレングリコール=2.6/0.
4/1.2/1.0(モル比)の割合で縮重合して得ら
れる平均分子量8000のポリエーテルポリエステル共
重合体(R−12)を5%水性液としたもの WR−13:テレフタル酸/5−スルホイソフタル酸/
エチレングリコール/ポリオキシエチレンジオール(分
子量300)=80/20/80/20(モル比)の割
合で縮重合して得られる平均分子量1000のポリエー
テルポリエステル共重合体(R−13)を5%水性液と
したもの WR−14:ポリオキシアルキレンジオール(オキシプ
ロピレン単位の繰り返し数90/オキシエチレン単位の
繰り返し数10)モノジイソブチルフェニルエーテル
(R−14)を5%水性液としたもの
【0056】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、それが繊維長10mm以上の長繊維束であって
も、抄紙工程の分散浴に投入した合成繊維束を単繊維に
速やかに均一分散し、しかもその均一分散状態を安定維
持することができ、したがって良好な地合と優れた強度
を有する抄紙を得ることができるという効果がある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成単位A〜Dで構成されるポリ
    エーテルエステルアミドであって、全構成単位中に構成
    単位Aを5〜25重量%、構成単位Bを5〜15重量
    %、構成単位Cを50〜85重量%及び構成単位Dを5
    〜15重量%の割合で有する数平均分子量3000〜2
    0000のポリエーテルエステルアミドから成ることを
    特徴とする抄紙用合成繊維処理剤。 構成単位A:芳香族ジカルボン酸から形成される構成単
    位、芳香族ジカルボン酸のエステル形成性誘導体から形
    成される構成単位、脂肪族ジカルボン酸から形成される
    構成単位及び脂肪族ジカルボン酸のエステル形成性誘導
    体から形成される構成単位から選ばれる一つ又は二つ以
    上の構成単位 構成単位B:アミド形成性化合物から形成される構成単
    位 構成単位C:下記の構成単位C1〜C3から選ばれる一つ
    又は二つ以上の構成単位 構成単位C1;下記の式1で示されるN−ポリオキシア
    ルキレン−N,N−ジアルキルアミンから形成される構
    成単位 構成単位C2;下記の式1で示されるN−ポリオキシア
    ルキレン−N,N−ジアルキルアミンの塩から形成され
    る構成単位 構成単位C3;下記の式1で示されるN−ポリオキシア
    ルキレン−N,N−ジアルキルアミンの四級化物から形
    成される構成単位 【式1】 (式1において、 R1,R2:同時に同一又は異なる炭素数1〜22のアル
    キル基 Y:オキシアルキレン単位がオキシエチレン単位及び/
    又はオキシプロピレン単位から成り且つ該オキシアルキ
    レン単位の繰り返し数が10〜100であるポリオキシ
    アルキレンジオールから全ての水酸基を除いた残基) 構成単位D:炭素数2〜6のアルキレンジオールから形
    成される構成単位
  2. 【請求項2】 ポリエーテルエステルアミドが、構成単
    位Aの60モル%以上が芳香族ジカルボン酸から形成さ
    れる構成単位及び/又は芳香族ジカルボン酸のエステル
    形成性誘導体から形成される構成単位である場合のもの
    である請求項1記載の抄紙用合成繊維処理剤。
  3. 【請求項3】 ポリエーテルエステルアミドが、構成単
    位Bがジアミン及びラクタムから選ばれる一つ又は二つ
    以上のアミド形成性化合物から形成される構成単位であ
    る場合のものである請求項1又は2記載の抄紙用合成繊
    維処理剤。
  4. 【請求項4】 ポリエーテルエステルアミドが、構成単
    位Cが構成単位C2及び構成単位C3から選ばれる一つ又
    は二つ以上の構成単位である場合のものである請求項
    1、2又は3記載の抄紙用合成繊維処理剤。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の抄紙用合
    成繊維処理剤をその濃度0.1〜20重量%の水性液と
    なし、該水性液を抄紙用合成繊維に対し該抄紙用合成繊
    維処理剤として0.03〜3重量%となるように付着さ
    せる抄紙用合成繊維の処理方法。
  6. 【請求項6】 抄紙用合成繊維がポリエステル系繊維で
    ある請求項5記載の抄紙用合成繊維の処理方法。
JP9254216A 1997-09-02 1997-09-02 抄紙用合成繊維処理剤及び抄紙用合成繊維の処理方法 Pending JPH1181142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9254216A JPH1181142A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 抄紙用合成繊維処理剤及び抄紙用合成繊維の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9254216A JPH1181142A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 抄紙用合成繊維処理剤及び抄紙用合成繊維の処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1181142A true JPH1181142A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17261883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9254216A Pending JPH1181142A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 抄紙用合成繊維処理剤及び抄紙用合成繊維の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1181142A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240227A (ja) * 2007-02-26 2008-10-09 Nisshin Kagaku Kenkyusho:Kk 抄紙機汚れ付着防止剤組成物および抄紙機汚れ付着防止方法
JP5686491B1 (ja) * 2014-10-07 2015-03-18 竹本油脂株式会社 抄紙用ポリエステル系繊維の処理剤、不織布の製造方法及び不織布

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240227A (ja) * 2007-02-26 2008-10-09 Nisshin Kagaku Kenkyusho:Kk 抄紙機汚れ付着防止剤組成物および抄紙機汚れ付着防止方法
JP5686491B1 (ja) * 2014-10-07 2015-03-18 竹本油脂株式会社 抄紙用ポリエステル系繊維の処理剤、不織布の製造方法及び不織布

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2004014983A1 (ja) 水性難燃性ポリエステル樹脂、同樹脂を含有する樹脂組成物、および同樹脂組成物で処理された繊維製品
KR101374640B1 (ko) 섬유 처리제 및 그 응용
WO2005098124A1 (ja) 繊維処理剤、これを用いたポリエステル短繊維及び不織布
EP1200666A1 (en) Spin finish
JPWO2016147671A1 (ja) カチオン染料で染色された立毛調人工皮革及びその製造方法
JPH1181142A (ja) 抄紙用合成繊維処理剤及び抄紙用合成繊維の処理方法
JP3907305B2 (ja) 抄紙用合成繊維処理剤及び抄紙用合成繊維の処理方法
US9593208B2 (en) Polysiloxanes with quaternized heterocyclic groups
JP2937570B2 (ja) 炭素繊維用サイジング剤
JP5686491B1 (ja) 抄紙用ポリエステル系繊維の処理剤、不織布の製造方法及び不織布
JP4709327B2 (ja) 抄紙用合成繊維処理剤、抄紙用合成繊維の製造方法、および抄紙不織布の製造方法
JP3897345B2 (ja) 抄紙用合成繊維処理剤、抄紙の製造方法及び抄紙
JP3746137B2 (ja) 湿式法による不織布の製造方法
JPS6011944B2 (ja) 制電性ポリエステル組成物
JPH1161644A (ja) 疎水性合成繊維に親水性を付与する方法
JP2014101586A (ja) 抄紙用合成繊維処理剤、抄紙用合成繊維の製造方法及び抄紙不織布の製造方法
JP2999616B2 (ja) 湿式法による不織布製造用疎水性合成繊維の処理方法
JPH0597985A (ja) バインダー用ポリエステル及びその製造方法
JP4173035B2 (ja) 複合繊維からなる不織布
JPS6335824A (ja) 防汚性ポリエステル繊維
JPH0518948B2 (ja)
JP2999625B2 (ja) 湿式法による不織布製造用疎水性合成繊維の処理方法
JPS60245629A (ja) 改質ポリエステルの製造法
JPS6354807B2 (ja)
JP3085556B2 (ja) ウエットワイパ−