JP2999625B2 - 湿式法による不織布製造用疎水性合成繊維の処理方法 - Google Patents

湿式法による不織布製造用疎水性合成繊維の処理方法

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JP2999625B2
JP2999625B2 JP6964292A JP6964292A JP2999625B2 JP 2999625 B2 JP2999625 B2 JP 2999625B2 JP 6964292 A JP6964292 A JP 6964292A JP 6964292 A JP6964292 A JP 6964292A JP 2999625 B2 JP2999625 B2 JP 2999625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿式法による不織布製造
用疎水性合成繊維の処理方法に関する。ポリエステル系
繊維をはじめとする疎水性合成繊維は、優れた物理特
性、化学特性に加えて優れた経済性を有し、そのため従
来より、衣料用、寝装用、産業用等に広く使用されてい
る。近年では、その有利性を活かした用途開発が積極的
に行なわれており、その一つとして、衛生材や抄紙等へ
の応用用途が増えてきている。なかでも、抄紙への応用
用途の増加が顕著である。ところで、ポリエステル系繊
維をはじめとする疎水性合成繊維から抄紙として利用さ
れる不織布を湿式法により製造する場合、製品の高品質
化や抄紙工程の高速化等との関係で、疎水性合成繊維を
水中に投入したときに速やかに単繊維に分散し、且つそ
れが安定維持されることが要求される。本発明は、かか
る要求に応える、疎水性合成繊維の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、疎水性合成繊維の処理方法とし
て、各種の親水性化合物を用いて疎水性合成繊維を処理
する次のような方法が提案されている。例えばポリエス
テル繊維については、1)各種の親水性基を導入した親
水性ポリエステルを用いる例(特公昭45−1079
4、特開昭60−134071、USP441068
7)、2)親水性ポリエステルと他の水溶性高分子とを
併用する例(特開昭57−112411、特開昭60−
146081)、3)親水性ポリエステルと反応性化合
物とを併用する例(特開昭61−12978、特開昭6
2−162077)、4)親水性ポリエステルとアニオ
ン型界面活性剤とを併用する例(特公昭47−251
2、特開昭51−26400)等がある。また特に湿式
法による不織布製造用のポリエステル繊維については、
1)ポリアルキレングリコールエーテル基を有するポリ
エーテルエステルを用いる例(特開昭58−20850
0)、2)スルホン酸基を有する親水性ポリエステルを
用いる例(特開平1−298297)、3)ポリエーテ
ルポリオールを用いる例(特開昭56−169814)
等がある。更に例えばアクリル繊維については、ポリア
ルキルアミノアクリレートを用いる例(特開昭60−8
1052)がある。
【0003】ところが、これらの従来法には、これらを
湿式法による不織布製造用の疎水性合成繊維に適用する
と、処理した疎水性合成繊維を水中に投入したときに速
やかに単繊維に分散しないか、又はかかる分散状態が安
定維持されないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来法では、湿式法による不織布製造用の
疎水性合成繊維に適用すると、処理した疎水性合成繊維
を水中に投入したときに速やかに単繊維に分散しない
か、又はかかる分散状態が安定維持されない点であり、
したがって結局は高品質の抄紙が得られない点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
上記の課題を解決するべく研究した結果、特定のグラフ
ト化ポリエーテルエステル類及び/又はグラフト化ポリ
エーテルエステルアミド類と、特定の含窒素化合物と
を、それぞれ所定割合となるよう且つこれらを合計で所
定量となるよう疎水性合成繊維に付着させることが正し
く好適であることを見出した。
【0006】すなわち本発明は、湿式法により不織布を
製造する場合に用いる疎水性合成繊維の処理方法であっ
て、下記Aのグラフト化ポリエーテルエステル類及び/
又はグラフト化ポリエーテルエステルアミド類と、下記
Bの含窒素化合物とを、A/B=95/5〜50/50
(重量比)の割合となるよう且つこれらを合計で疎水性
合成繊維に対し0.1〜3重量%となるよう疎水性合成
繊維に付着させることを特徴とする疎水性合成繊維の処
理方法に係る。
【0007】A:下記A−1のポリエーテルエステル類
及び下記A−2のポリエーテルエステルアミド類から選
ばれる1種又は2種以上 A−1;芳香族若しくは飽和脂肪族のジカルボン酸を8
5モル%以上含むジカルボン酸又はそのエステル形成性
誘導体と、グリコールと、ポリエーテルモノオール及び
ポリエーテルジオールから選ばれるポリエーテル化合物
とから得られるポリエーテルエステル類に、ビニル単量
体をグラフト重合したグラフト化ポリエーテルエステル
類 A−2;芳香族若しくは飽和脂肪族のジカルボン酸を9
0モル%以上含むジカルボン酸又はそのエステル形成性
誘導体と、ジアミン、ラクタム及びアミノカルボン酸か
ら選ばれるアミド形成性化合物と、ポリエーテルモノオ
ール及びポリエーテルジオールから選ばれるポリエーテ
ル化合物とから得られるポリエーテルエステルアミド類
に、ビニル単量体をグラフト重合したグラフト化ポリエ
ーテルエステルアミド類
【0008】B:下記B−1〜B−3の含窒素化合物か
ら選ばれる1種又は2種以上 B−1;下記の式1で示される含窒素化合物若しくはそ
の塩 B−2;下記の式2で示される含窒素化合物の酸中和物 B−3;下記の式2で示される含窒素化合物の2モル以
上を2価の反応性化合物を用いて縮合した含窒素化合物
若しくはその塩
【0009】
【式1】
【0010】式1において、R1,R2:炭素数12〜2
2の脂肪族炭化水素基、炭素数12〜22のアルカノイ
ル基を有するアルカノイルアミノエチル基、炭素数12
〜22のアルカノイル基を有するアルカノイルアミノプ
ロピル基、又は炭素数2又は3のアルコキシ基及びアル
キル基を有するヒドロキシ(ポリ)アルコキシアルキル
基 R3,R4:水素、炭素数1〜4のアルキル基又はアラル
キル基 X:アニオン性基
【0011】
【式2】
【0012】式2において、R5〜R8:少なくとも2個
は炭素数12〜22のアルカノイル基又はアルケノイル
基であり、残りは水素又は炭素数1〜4のアルキル基で
あって、且つアミノ基の少なくとも1個は遊離の1級又
は2級アミノ基 a:2〜5の整数 b:2〜4の整数
【0013】A−1のグラフト化ポリエーテルエステル
類を形成することとなる芳香族若しくは飽和脂肪族のジ
カルボン酸としては、1)テレフタル酸、イソフタル
酸、オルソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸、2)アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸が挙げられ
る。
【0014】A−1のグラフト化ポリエーテルエステル
類を形成することとなるグリコールとしては、1)エチ
レングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6
−ヘキサンジオール等の脂肪族グリコール、2)シクロ
ヘキサンジメタノール、2,2’−ビス(4−ヒドロキ
シシクロヘキシル)プロパン等の脂環族グリコール、
3)2,2’−{ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニ
ル)}プロパン、2,2’−{ビス(4−ヒドロキシプ
ロポキシフェニル)}メタン等の芳香族基を含むグリコ
ール、4)ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール等の脂肪族エーテルグリコールが挙げられる。
【0015】A−1のグラフト化ポリエーテルエステル
類を形成することとなるポリエーテル化合物は、ポリエ
ーテルモノオール及びポリエーテルジオールから選ばれ
るものである。かかるポリエーテルモノオールとして
は、1)メタノール、ブタノール、オクチルアルコー
ル、ステアリルアルコール等の脂肪族一価アルコールに
炭素数2又は3のアルキレンオキサイドを付加して得ら
れるポリエーテルモノオール、2)フェノール、t−ブ
チルフェノール、ジブチルフェノール、ノニルフェノー
ル、β−ナフトール等の一価フェノールに炭素数2又は
3のアルキレンオキサイドを付加して得られるポリエー
テルモノオール、3)シクロヘキサノール、ベンジルア
ルコール等の一価脂環族アルコール又は一価芳香族アル
コールに炭素数2又は3のアルキレンオキサイドを付加
して得られるポリエーテルモノオール、4)ジエチルア
ミン、ジブチルアミン、ジオクチルアミン、ジフェニル
アミン、モルホリン等の第二級アミンに炭素数2又は3
のアルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテ
ルモノオール、5)オクチルメルカプタン、ラウリルメ
ルカプタン、チオフェノール等のメルカプタンに炭素数
2又は3のアルキレンオキサイドを付加して得られるポ
リエーテルモノオール等が挙げられる。かかるポリエー
テルモノオールは、分子量500〜8000のものが好
ましく、800〜5000のものが更に好ましい。
【0016】またポリエーテルジオールとしては、1)
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール等の脂肪族ポリアルキレ
ングリコール、2)前記した脂肪族グリコール、脂環族
グリコール、又は芳香族グリコールに炭素数2又は3の
アルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテル
ジオール、3)脂肪族第一級アミンに炭素数2又は3の
アルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテル
ジオールが挙げられる。かかるポリエーテルジオール
は、分子量400〜6000のものが好ましく、100
0〜4000のものが更に好ましい。
【0017】A−1のグラフト化ポリエーテルエステル
類を形成することになるビニル単量体としては、1)ス
チレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル単量体、
2)メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘ
キシルメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸
エステル類、3)アクリル酸、メタクリル酸、無水マレ
イン酸等のα,β−不飽和カルボン酸又はその無水物
類、4)アクリロニトリル、アクリルアミド、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、メトキシポリオキシエチ
レンメタクリレート等の水溶性ビニル単量体類、5)3
−スルホプロピルメタクリレートナトリウム塩、スチレ
ンスルホン酸ナトリウム塩等のアニオン性単量体類、等
が挙げられる。
【0018】A−1のグラフト化ポリエーテルエステル
類において、そのポリエーテルエステル部分は、前記し
た芳香族若しくは飽和脂肪族ジカルボン酸を85モル%
以上含むジカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体
と、前記したグリコールと、前記したポリエーテル化合
物との縮重合によって得られるものである。この場合、
ジカルボン酸としては、15モル%以下で、好ましくは
3〜13モル%でイオン性基を有するジカルボン酸を用
いることができる。かかるイオン性基を有するジカルボ
ン酸としては、5−スルホイソフタル酸ナトリウム、ス
ルホテレフタル酸ナトリウム、4−ナトリウムスルホナ
フタレン−2,6−ジカルボン酸等のスルホン酸基を有
するものが挙げられるが、なかでも5−スルホイソフタ
ル酸ナトリウムが有利である。
【0019】A−1のグラフト化ポリエーテルエステル
類において、前記したグリコールと前記したポリエーテ
ル化合物との構成割合は特に限定するものではないが、
グリコール/ポリエーテル化合物=90/10〜50/
50(モル比)とするのが好ましく、85/15〜60
/40(モル比)とするのが更に好ましい。またA−1
のグラフト化ポリエーテルエステル類において、そのポ
リエーテルエステル部分に対するポリエーテル化合物に
よるブロック部分の構成割合を全体の50〜95重量%
とするのが好ましく、60〜90重量%とするのが更に
好ましい。そしてA−1のグラフト化ポリエーテルエス
テル類において、そのポリエーテルエステル部分は通
常、平均分子量1000〜100000のものを用いる
が、2000〜15000のものを用いるのが好まし
い。尚、本発明において平均分子量は、GPC法による
ポリスチレン換算の数平均分子量である。
【0020】A−1のグラフト化ポリエーテルエステル
類は、上記したようなポリエーテルエステル部分に、通
常はラジカル触媒の存在下で、前記したビニル単量体を
グラフト重合したものである。ここで用いるビニル単量
体の量は、その種類やこれをグラフト重合するポリエー
テルエステル部分の構造にもよるが、グラフト化ポリエ
ーテルエステル類中で2〜50重量%とするのが好まし
く、3〜30重量%とするのが更に好ましい。
【0021】A−2のグラフト化ポリエーテルエステル
アミド類を形成することとなる芳香族若しくは飽和脂肪
族のジカルボン酸としては、A−1について前記したも
のを挙げることができる。この場合、芳香族ジカルボン
酸/脂肪族ジカルボン酸=100/0〜15/85(モ
ル比)とするのが好ましく、100/0〜30/70
(モル比)とするのが更に好ましい。
【0022】A−2のグラフト化ポリエーテルエステル
アミド類を形成することとなるアミド形成性化合物は、
ジアミン、ラクタム及びアミノカルボン酸から選ばれる
ものである。かかるアミド形成性化合物としては、1)
ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン等の脂
肪族ジアミン、2)4,4’−ジアミノジフェニルエー
テル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’
−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジ
フェニルスルフィド等の芳香族ジアミン、3)ε−カプ
ロラクタム、ω−ラウロラクタム等のラクタム、4)1
1−アミノウンデカンカルボン酸、6−アミノヘキサン
カルボン酸等のアミノアルカンカルボン酸が挙げられる
が、なかでもヘキサメチレンジアミン、ε−カプロラク
タムが有利である。
【0023】A−2のグラフト化ポリエーテルエステル
アミド類を形成することとなるポリエーテル化合物とし
ては、A−1について前記したものを挙げることができ
る。この場合、ポリエーテル化合物のうちでポリエーテ
ルモノオールとしては、分子量500〜8000のもの
が好ましく、800〜5000のものが更に好ましい。
またポリエーテルジオールとしては、分子量400〜6
000のものが好ましく、1000〜4000のものが
更に好ましい。
【0024】A−2のグラフト化ポリエーテルエステル
類を形成することになるビニル単量体としては、A−1
について前記したものを挙げることができる。
【0025】A−2のグラフト化ポリエーテルエステル
アミド類は、前記した芳香族若しくは脂肪族ジカルボン
酸を90モル%以上含むジカルボン酸又はそのエステル
形成性誘導体と、アミド形成性化合物と、ポリエーテル
化合物との反応によって得られるものである。この場
合、ジカルボン酸としては、10モル%以下の範囲でイ
オン性基を有するジカルボン酸を用いることができる。
かかるイオン性基を有するジカルボン酸としては、A−
1について前記したものが挙げられる。
【0026】A−2のグラフト化ポリエーテルエステル
アミド類において、前記したアミド形成性化合物と前記
したポリエーテル化合物との構成割合は、特に制限する
ものではないが、アミド形成性化合物/ポリエーテル化
合物=20/80〜80/20(モル比)とするのが好
ましく、35/65〜65/35(モル比)とするのが
更に好ましい。またA−2のグラフト化ポリエーテルエ
ステルアミド類において、そのポリエーテルエステルア
ミド部分に対するポリエーテル化合物によるブロック部
分の構成割合を全体の50〜95重量%とするのが好ま
しく、60〜90重量%とするのが更に好ましい。そし
てA−2のグラフト化ポリエーテルエステルアミド類に
おいて、そのポリエーテルエステルアミド部分は通常、
平均分子量1000〜100000のものを用いるが、
2000〜20000のものを用いるのが好ましく、5
000〜15000のものを用いるのが更に好ましい。
【0027】A−2のグラフト化ポリエーテルエステル
アミド類は、上記したようなポリエーテルエステルアミ
ド部分に、通常はラジカル触媒の存在下で、前記したビ
ニル単量体をグラフト重合したものである。ここで用い
るビニル単量体の量は、その種類やこれをグラフト重合
するポリエーテルエステルアミド部分の構造にもよる
が、グラフト化ポリエーテルエステルアミド類中で3〜
50重量%とするのが好ましく、5〜30重量%とする
のが更に好ましい。
【0028】Bの含窒素化合物は、下記B−1〜B−3
の含窒素化合物から選ばれる1種又は2種以上である。 B−1;前記の式1で示される含窒素化合物若しくはそ
の塩 B−2;前記の式2で示される含窒素化合物の酸中和物 B−3;前記の式2で示される含窒素化合物の2モル以
上を2価の反応性化合物を用いて縮合した含窒素化合物
若しくはその塩
【0029】式1で示される含窒素化合物若しくはその
塩としては、1)ジラウリルジメチルアンモニウムクロ
ライド、ジステアリルジメチルアンモニウムメチルスル
ホネート等のジ長鎖アルキル(又はアルケニル)アンモ
ニウム化合物、2)ジラウリルメチルアミン・酢酸塩、
ジステアリルアミン・p−トルエンスルホン酸塩等の、
ジ長鎖アルキル(又はアルケニル)アミンの無機酸又は
有機酸の塩、3)ジエチレントリアミンジステアリルア
ミド・酢酸塩、ジプロピレントリアミンジステアリルア
ミド・酢酸塩等のジ(N−ジアシルアミノアルキル)ア
ミンの塩、更にはジエチレントリアミンジステアリルア
ミドのエチレンオキシド付加物の酢酸塩等が挙げられ
る。
【0030】式2で示される含窒素化合物の酸中和物と
しては、トリエチレンテトラミンジステアリルアミド・
オクチルホスフェート塩、テトラエチレンペンタミンジ
ステアリルアミド・酢酸塩等の、部分アシル化ポリアル
キレンポリアミンと酸との中和物が挙げられる。
【0031】式2で示される含窒素化合物の少なくとも
2モル以上を縮合させるために用いる2価の反応性化合
物としては、1級又は2級の遊離のアミノ基と反応し
て、式2で示される含窒素化合物の少なくとも2モル以
上を縮合させるものであればよい。かかる2価の反応性
化合物としては、1)エチレングリコールジグリシジル
エーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル等の
ジエポキシ化合物、2)トリレンジイソシアネート、メ
チレンビスフェニルイソシアネート等のジイソシアネー
ト化合物、3)エチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネート等のアルキレンカーボネート化合物、4)エピ
クロルヒドリン、尿素等が挙げられる。
【0032】式2で示される含窒素化合物の少なくとも
2モル以上を前記したような2価の反応性化合物を用い
て縮合させたものをそのまま用いることもできるが、こ
れらを更に無機酸若しくは有機酸を用いて中和したも
の、又は適宜の四級化試薬を用いて三級アミノ基を第四
級アンモニウム塩としたものも使用できる。これらのな
かでも、Bの含窒素化合物として、部分アシル化ポリア
ルキレンポリアミンと酸との中和物を用いるのが有利で
ある。
【0033】本発明では、湿式法により不織布を製造す
る場合に抄紙原料として用いる疎水性合成繊維にAのグ
ラフト化ポリエーテルエステル類及び/又はグラフト化
ポリエーテルエステルアミド類と、Bの含窒素化合物と
を付着させる。この場合、AとBとの付着割合はA/B
=95/5〜50/50(重量比)とし、好ましくは9
0/10〜55/45(重量比)とする。疎水性合成繊
維に所望の分散性及びその安定性を付与するためであ
る。
【0034】また本発明では、AとBとを、これらの合
計で疎水性合成繊維に対し0.1〜3重量%、好ましく
は0.2〜1.5重量%となるように付着させる。合計
付着量が0.1重量%未満の場合、安定した効果を得る
のが困難であり、逆に3重量%を超えても、相応の効果
が得られない。
【0035】本発明の実施に際して、Aのグラフト化ポ
リエーテルエステル類及び/又はグラフト化ポリエーテ
ルエステルアミド類は、水分散液又は水溶液として用い
るのが好ましい。水分散液を調製する場合、補助的に分
散剤を用いることができる。かかる分散剤としては、
1)ポリオキシエチレン(以下、POEと略記する)ア
ルキルエーテル、POEアルキルフェニルエーテル、P
OEアルキルエステル等の非イオン界面活性剤、2)ア
ルキルサルフェート、POEアルキルサルフェート、ア
ルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、
アルキルホスフェート、POEアルキルホスフェート塩
等のアニオン界面活性剤等が挙げられる。これらの分散
剤の使用割合は、Aに対し15重量%以下とするのが好
ましい。Aの水分散液又は水溶液を調製する場合、適宜
に有機溶媒を併用することもできる。同様に、Bの含窒
素化合物についても、水分散液又は水溶液として用いる
ことができる。水分散液又は水溶液を調製する場合、固
形分濃度として、通常1〜20重量%、好ましくは3〜
15重量%とし、これを更に水で希釈して使用すること
ができる。
【0036】本発明において、Aのグラフト化ポリエー
テルエステル類及び/又はグラフト化ポリエーテルエス
テルアミド類と、Bの含窒素化合物とは、これらを別々
に疎水性合成繊維へ付着させてもよいし、これらを同時
に疎水性合成繊維へ付着させてもよい。これらを別々に
付着させる場合、Aを付着させた後にBを付着させるこ
ともできるが、先ずBを付着させた後、例えば乾燥工程
を経て、Aを付着させるのが好ましい。
【0037】本発明は、湿式法により不織布を製造する
場合に抄紙原料として用いる疎水性合成繊維の製造工程
や加工工程で適用することができる。疎水性合成繊維の
紡糸工程や延伸工程を経た原糸に適用することができ、
また原糸の後加工、例えば紡績工程等で適用することも
できる。適用方法としては、浸漬法、スプレー法、ロー
ラー給油法等が挙げられる。
【0038】本発明が適用できる疎水性合成繊維として
は、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリアクリロ
ニトリル繊維、ポリプロピレン繊維等の他に、これらの
2種以上を用いて種々の形の繊維とした複合繊維が挙げ
られる。なかでもポリエステル繊維は、本発明を適用し
た場合の効果の発現が顕著である。かかるポリエステル
繊維には、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の他に、
ポリエチレンテレフタレート・ポリエチレンイソフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート・ポリブチレンテレ
フタレートのようなポリエステル繊維や、種々の目的
で、種々の単量体を共重合した改質ポリエステル繊維、
例えば塩基性又は酸性可染性ポリエステル繊維、帯電防
止性ポリエステル繊維、難燃性ポリエステル繊維等があ
る。
【0039】
【実施例】試験区分1(Aの合成) ・グラフト化ポリエーテルエステル(A−1a)の合成 テレフタル酸ジメチル91部(重量部、以下同じ)、イ
ソフタル酸ジメチル10部、エチレングリコール68
部、平均分子量3100のポリエチレングリコール40
3部、及び触媒として酢酸マンガン四水塩0.15部、
三酸化アンチモン0.05部を仕込み、窒素ガス気流下
に150〜230℃でエステル交換を行い、所定量のメ
タノールを留去後、亜リン酸0.035部を加え、27
0℃で2時間を要して昇温させながら徐々に減圧にし、
最終的には1mmHgの減圧下で270℃において40分
間、重縮合を行った。得られたポリエーテルエステルの
平均分子量(GPC法によるポリスチレン換算の数平均
分子量、以下同じ)は9500であった。
【0040】上記で得たポリエーテルエステル90部を
170〜180℃の溶融状態とし、予めポリオキシエチ
レン(6モル)ノニルフェニルエーテルサルフェートア
ンモニウム10部を30℃の水900部に溶解した溶液
中に、ホモミキサーにて撹拌しながら添加し、ポリマー
濃度9%の安定な水分散液を得た。そしてこの水分散液
1055部、メチルメタクリレート3.6部、メタクリ
ル酸1.4部をフラスコに仕込み、窒素置換しながら撹
拌して70℃に昇温した。そして更にベンゾイルパーオ
キサイド0.1部を投入し、4時間反応を続けた後に室
温まで冷却して、グラフト化ポリエーテルエステル(A
−1a)を9.4重量%含有する水分散液を得た。
【0041】グラフト化ポリエーテルエステル(A−1
a)の場合と同様にして、グラフト化ポリエーテルエス
テル(A−1b,A−1c)を含有する水分散液を得
た。それらの内容を表1に示した。
【0042】・グラフト化ポリエーテルエステルアミド
(A−2a)の合成テレフタル酸ジメチル58部、イソ
フタル酸ジメチル10部、平均分子量1500のポリエ
チレングリコール525部、ε−カプロラクタム34
部、及び触媒として酢酸マンガン四水塩0.10部、三
酸化アンチモン0.03部を仕込み、窒素ガス気流下に
160〜230℃で加熱し、所定量のメタノールを留去
後、亜リン酸0.024部を加え、270℃において6
0分間、重縮合を行った。得られたポリエーテルエステ
ルアミドの平均分子量は7500であった。
【0043】上記で得たポリエーテルエステルアミドを
用い、グラフト化ポリエーテルエステル(A−1a)の
場合と同様にして、グラフト化ポリエーテルエステルア
ミド(A−2a)を9.3重量%含有する水分散液を得
た。
【0044】グラフト化ポリエーテルエステルアミド
(A−2a)の場合と同様にして、グラフト化ポリエー
テルエステルアミド(A−2b,A−2c)を含有する
水分散液を得た。それらの結果を表1に示した。
【0045】
【表1】
【0046】表1において、 1):ポリエーテルエステル部分又はポリエーテルエス
テルアミド部分 2):グラフト重合したビニルポリマー部分 3):ジカルボン酸、但し、3)−1;テレフタル酸、
3)−2;イソフタル酸、3)−3;アジピン酸、3)
−4;5−スルホイソフタル酸ナトリウム 4):グリコール、但し、4)−1;エチレングリコー
ル、4)−2;1,4−ブタンジオール 5):ポリエーテル化合物、但し、5)−1;平均分子
量1500のポリエチレングリコール、5)−2;平均
分子量3100のポリエチレングリコール、5)−3:
平均分子量3500のポリオキシエチレンモノフェニル
エーテル5)−4;平均分子量1100のビスフェノー
ルAエチレンオキサイド付加物 6):アミド形成性化合物、但し、6)−1;ヘキサメ
チレンジアミン、6)−2;ε−カプロラクタム 7):ビニル単量体、但し、7)−1;メチルメタクリ
レート、7)−2;スチレン、7)−3;メタクリル
酸、7)−4;ポリオキシエチレン(4モル)メタクリ
レート 3)〜7)の欄の表中数値:モル% *1:ポリエーテルエステル部分又はポリエーテルエス
テルアミド部分に対するポリアルキレングリコール含量
(重量%) *2:グラフト化ポリエーテルエステル類又はグラフト
化ポリエーテルエステルアミド類中のビニルポリマー部
分含量(重量%)
【0047】試験区分2(疎水性合成繊維の処理とその
評価) ・実施例1〜8及び比較例1〜11 試験区分1で得た水分散液等を用いて、表2及び表3に
記載の組成を有する固形分濃度1重量%の希釈水分散液
を調製した。この希釈水分散液にポリエステルステープ
ル綿(2.0デニール×5mm、脱脂品)を浴比30:1
で浸漬し、絞り率30%として、固形分の目標付着量
0.3重量%とした試料綿を得た。この試料綿を乾燥す
ることなく、以下の評価に供した。結果を表4に示し
た。
【0048】・・分散性の評価 水70ml(25℃)を直径2.8cm×高さ20cmの試験
管に入れ、これに試料綿0.1gをそっと落とし、試験
管に栓をした後、穏やかに2回反転させた。10分後の
綿の分散状態を目視により、以下の基準で判定した。
【0049】・・分散性の判定基準 ◎;全て沈降し、凝集繊維が全く認められない ○;全て沈降したが、凝集繊維がわずかに認められる △;浮遊繊維が一部認められるか、又は凝集繊維が明確
に認められる ×;浮遊繊維又は凝集繊維が著しく多い
【0050】・・安定性の評価 上記で分散性を評価した後、試験管をペイントシェーカ
ー(東洋精機製作所社製)にて1分間振とうした。10
分後の綿への気泡付着性及び綿の沈降量を目視により、
以下の基準で判定した。
【0051】・・気泡付着性の判定基準 ◎;気泡の付着が全く認められない ○;わずかに気泡の付着が認められる △;一部に気泡の付着が認められる ×;繊維全体に気泡の付着が認められる
【0052】・・沈降量の判定基準 ◎;全部の繊維が沈降した ○;ごくわずかに浮遊繊維がある △;一部の繊維が浮遊している ×;半分以上の繊維が浮遊している
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】表2及び表3において、 A−1a〜A−2c;表1に記載のもの B−1;ジエチレントリアミンジステアリルアミドのエ
チレンオキサイド(5モル)付加物の酢酸塩、B−2;
トリエチレンテトラミンジステアリルアミド酢酸塩、B
−3;ジエチレントリアミンジステアリルアミド(2モ
ル)とエピクロルヒドリン(1モル)との反応物の酢酸
塩 D−1;ポリオキシエチレン(6モル)ノニルフェニルエ
ーテルサルフェートアンモニウム、D−2;ポリオキシ
エチレン(4モル)ラウリルエーテルサルフェートトリエ
タノールアミン E;ラウロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウム
クロライド、F;ステアリルアミンエチレンオキサイド
(12モル)付加物、G;ジステアリルホスフェートN
a塩、H;ポリオキシエチレン(10モル)ノニルフェ
ニルエーテル、I;トリヒドロキシエチルエチルアンモ
ニウムエトサルフェート、J;メチルアミノエチルスル
ホン酸ナトリウム A、B及びその他の欄の表中数値:重量%
【0056】
【表4】
【0057】試験区分3(スプレー液の調製とポリエス
テルステープル綿の処理及び評価) ・第2液(Aを含有するスプレー液)の調製 試験区分1で得た水分散液を用いて、表5及び表6に記
載の組成及び固形分濃度を有する第2液を調製した。
【0058】・第1液(Bを含有するスプレー液)の調
製 含窒素化合物を用いて、表5及び表6に記載の組成及び
固形分濃度を有する第1液を調製した。
【0059】・実施例9〜16及び比較例12〜17 試験区分2で用いたポリエステルステープル綿に対し、
表5及び表6に記載の第1液をウエットピックアップ3
0重量%となるようにスプレー給油した。引き続き表5
及び表6に記載の第2液をウエットピックアップ30重
量%となるようにスプレー給油し、表5及び表6に記載
の試料綿を得た。ここで得た試料綿について、試験区分
2と同様に評価した。結果を表5及び表6に示した。
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】・実施例17,18及び比較例18,19 実施例2及び実施例9、比較例1及び比較例12で得た
試料綿を用いて、JIS−P8209の「手すき紙調整
方法」にしたがい、試料紙を作製した。ここで得た試料
紙につき、JIS−P8113による引張強さと目視に
よる地合を測定した。結果を表7に示した。
【0063】
【表7】
【0064】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、湿式法により不織布を製造する場合に抄紙原料
として用いる疎水性合成繊維に対して高度の分散性及び
その安定性を付与でき、したがって結局は高品質の抄紙
を得ることができるという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D06M 101:16 (56)参考文献 特開 昭61−200110(JP,A) 特開 平1−280078(JP,A) 特公 昭49−45757(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 15/715

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿式法により不織布を製造する場合に用
    いる疎水性合成繊維の処理方法であって、下記Aのグラ
    フト化ポリエーテルエステル類及び/又はグラフト化ポ
    リエーテルエステルアミド類と、下記Bの含窒素化合物
    とを、A/B=95/5〜50/50(重量比)の割合
    となるよう且つこれらを合計で疎水性合成繊維に対し
    0.1〜3重量%となるよう疎水性合成繊維に付着させ
    ることを特徴とする疎水性合成繊維の処理方法。 A:下記A−1のグラフト化ポリエーテルエステル類及
    び下記A−2のグラフト化ポリエーテルエステルアミド
    類から選ばれる1種又は2種以上 A−1;芳香族若しくは飽和脂肪族のジカルボン酸を8
    5モル%以上含むジカルボン酸又はそのエステル形成性
    誘導体と、グリコールと、ポリエーテルモノオール及び
    ポリエーテルジオールから選ばれるポリエーテル化合物
    とから得られるポリエーテルエステル類に、ビニル単量
    体をグラフト重合したグラフト化ポリエーテルエステル
    類 A−2;芳香族若しくは飽和脂肪族のジカルボン酸を9
    0モル%以上含むジカルボン酸又はそのエステル形成性
    誘導体と、ジアミン、ラクタム及びアミノカルボン酸か
    ら選ばれるアミド形成性化合物と、ポリエーテルモノオ
    ール及びポリエーテルジオールから選ばれるポリエーテ
    ル化合物とから得られるポリエーテルエステルアミド類
    に、ビニル単量体をグラフト重合したグラフト化ポリエ
    ーテルエステルアミド類 B:下記B−1〜B−3の含窒素化合物から選ばれる1
    種又は2種以上 B−1;下記の式1で示される含窒素化合物若しくはそ
    の塩 B−2;下記の式2で示される含窒素化合物の酸中和物 B−3;下記の式2で示される含窒素化合物の2モル以
    上を2価の反応性化合物を用いて縮合した含窒素化合物
    若しくはその塩 【式1】 (式1において、 R1,R2:炭素数12〜22の脂肪族炭化水素基、炭素
    数12〜22のアルカノイル基を有するアルカノイルア
    ミノエチル基、炭素数12〜22のアルカノイル基を有
    するアルカノイルアミノプロピル基、又は炭素数2又は
    3のアルコキシ基及びアルキル基を有するヒドロキシ
    (ポリ)アルコキシアルキル基 R3,R4:水素、炭素数1〜4のアルキル基又はアラル
    キル基 X:アニオン性基) 【式2】 (式2において、 R5〜R8:少なくとも2個は炭素数12〜22のアルカ
    ノイル基又はアルケノイル基であり、残りは水素又は炭
    素数1〜4のアルキル基であって、且つアミノ基の少な
    くとも1個は遊離の1級又は2級アミノ基 a:2〜5の整数 b:2〜4の整数)
  2. 【請求項2】 A−1のグラフト化ポリエーテルエステ
    ル類が平均分子量1000〜100000のポリエーテ
    ルエステル類にビニル単量体をグラフト化ポリエーテル
    エステル類中で2〜50重量%となるようグラフト重合
    したものであり、またA−2のグラフト化ポリエーテル
    エステルアミド類が平均分子量1000〜100000
    のポリエーテルエステルアミド類にビニル単量体をグラ
    フト化ポリエーテルエステルアミド類中で3〜50重量
    %となるようグラフト重合したものである請求項1記載
    の疎水性合成繊維の処理方法。
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