JPH1180878A - 動的変形特性に優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板 - Google Patents
動的変形特性に優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板Info
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- JPH1180878A JPH1180878A JP25893897A JP25893897A JPH1180878A JP H1180878 A JPH1180878 A JP H1180878A JP 25893897 A JP25893897 A JP 25893897A JP 25893897 A JP25893897 A JP 25893897A JP H1180878 A JPH1180878 A JP H1180878A
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Abstract
特性および基準に基づいて選定され、安全性確保に確実
に寄与できるDP型高強度鋼板を提供する。 【解決手段】 C:0.02〜0.15%、Si:0.
01〜2.5%、Mn:0.8〜2.5%、フェライト
を主相とし、3〜30体積%のマルテンサイト相を含む
その他の低温生成相からなり、降伏強度YS(0) と、相
当ひずみにして5%の予変形を加えた後の引張り試験に
おける最大強度TS(5) との比YS(0)/TS(5) が0.
7以下であり、相当ひずみにて0%超〜10%以下の予
変形を加えたのち、準静的変形強度σs と動的変形強度
σd の差(σd −σs )が60MPa以上である。また
(σd −σs )≧4.1×σs 0.8 −σs の範囲であ
る。予変形を調質圧延またはおよびテンションレベラで
与えた場合についても規定している。
Description
用され、衝突時の衝撃エネルギを吸収することで安全性
確保に寄与することのできる動的変形特性に優れたデュ
アルフェーズ型(以下DP型という)高強度鋼板に関す
るものである。
要性能として認識され、それに対応するための高い衝撃
吸収性能を持つ材料が要求されている。たとえば乗用車
の前面衝突においては、フロントサイドメンバと呼ばれ
る部材にこのような材料を適用すれば、該部材が圧潰す
ることで衝撃エネルギが吸収され、乗員にかかる衝撃を
やわらげることができる。
は103 (s-1) 程度に達するため、材料の衝撃吸収性能
を考える場合、このような高速度域での動的変形特性の
解明が必要である。そして、自動車の軽量化と安全性向
上を両立させることのできる、動的変形特性に優れた高
強度鋼板が必要とされ、最近この点に関する報告が見ら
れる。
96) P.1112〜1115に、高強度薄鋼板の高速変形特性と衝
撃エネルギ吸収能について報告し、その中で、103 (s
-1)の高ひずみ速度での動的強度は、10-3(s-1) の低
ひずみ速度での静的強度と比較して大きく上昇するこ
と、鋼材の強度上昇によりクラッシュ時の吸収エネルギ
が向上すること、材料のひずみ速度依存性は鋼の組織に
依存すること、TRIP型鋼(加工誘起変態型鋼)およ
びDP型鋼は優れた成形性と高い衝撃吸収能を兼ね備え
ることを述べている。また、上記DP型鋼に関し本発明
者らは、特願平8−98000号および特願平8−10
9244号に、自動車軽量化および安全性向上の双方を
達成するのに適した、静的強度に対し動的強度が高い鋼
板とその製造方法を提案している。
鋼板について自動車衝突時の高ひずみ速度における動的
変形特性が解明されつつあるものの、衝撃エネルギ吸収
のための自動車部材として、鋼板のどのような特性に注
目し、どのような基準で材料選定を行えばよいかについ
ては、明らかにされていない。
ス等の成形を施して製造され、衝突時の衝撃は、これら
成形加工された部材に対して加えられる。しかし、この
ような成形加工後における衝撃エネルギ吸収能を解明し
た、実部材としての動的変形特性に優れた鋼板について
は、従来知られていない。さらに、本発明者らによる上
記各出願の内容とは別の観点により、成分および組織と
材料特性の整理が必要となった。
加工された自動車部品に使用される高強度鋼板であっ
て、衝突時の衝撃エネルギ吸収用として、適正な特性お
よび基準に基づいて選定され、安全性確保に確実に寄与
することのできる、動的変形特性に優れたDP型高強度
鋼板を提供することを目的とする。
の本発明の第1発明は、重量%にて、Cを0.02〜
0.15%、Siを0.01〜2.5%、Mnを0.8
〜2.5%含み、残部がFeおよび不可避的不純物から
なり、フェライトを主相とし、3〜30体積%のマルテ
ンサイト相を含むその他の低温生成相からなり、降伏強
度YS(0) と、相当ひずみにして5%の予変形を加えた
後の引張り試験における最大強度TS(5)との比YS(0)
/TS(5) が0.7以下であり、かつ相当ひずみにて0
%超〜10%以下の予変形を加えたのち、5×10-4〜
5×10-3(s-1) のひずみ速度で変形したときの準静的
変形強度σs と、前記0%超〜10%以下の予変形を加
えたのち、5×102 〜5×103 (s-1) のひずみ速度
で変形したときの動的変形強度σd との差(σd −σs
)が60MPa 以上であることを特徴とする動的変形特
性に優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板である。
なり、降伏強度YS(0) と、相当ひずみにして5%の予
変形を加えた後の引張り試験における最大強度TS(5)
との比YS(0)/TS(5) が0.7以下であり、かつ相当
ひずみにて0%超〜10%以下の予変形を加えたのち、
5×10-4〜5×10-3(s-1) のひずみ速度で変形した
ときの準静的変形強度σs と、前記0%超〜10%以下
の予変形を加えたのち、5×102 〜5×103 (s-1)
のひずみ速度で変形したときの動的変形強度σd との差
(σd −σs )が (σd −σs )≧4.1×σs 0.8 −σs (1) を満足する範囲であることを特徴とする動的変形特性に
優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板である。
なり、降伏強度YS(0) と、相当ひずみにして5%の予
変形を加えBH処理を行った後の引張り試験における最
大強度TS'(5)との比YS(0)/TS'(5)が0.7以下で
あり、かつ相当ひずみにて0%超〜10%以下の成形加
工による予変形を加えたのち、5×10-4〜5×10-3
(s-1) のひずみ速度で変形したときの準静的変形強度σ
s と、前記0%超〜10%以下の予変形を加えたのち、
5×102 〜5×103 (s-1) のひずみ速度で変形した
ときの動的変形強度σd との差(σd −σs )が60MP
a 以上であることを特徴とする動的変形特性に優れたデ
ュアルフェーズ型高強度鋼板である。
なり、降伏強度YS(0) と、相当ひずみにして5%の予
変形を加えBH処理を行った後の引張り試験における最
大強度TS'(5)との比YS(0)/TS'(5)が0.7以下で
あり、かつ相当ひずみにて0%超〜10%以下の成形加
工による予変形を加えたのち、5×10-4〜5×10-3
(s-1) のひずみ速度で変形したときの準静的変形強度σ
s と、前記0%超〜10%以下の予変形を加えたのち、
5×102 〜5×103 (s-1) のひずみ速度で変形した
ときの動的変形強度σd との差(σd −σs )が (σd −σs )≧4.1×σs 0.8 −σs (1) を満足する範囲であることを特徴とする動的変形特性に
優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板である。
なり、降伏強度YS(0) と、相当ひずみにして5%の予
変形を加えBH処理を行った後の引張り試験における最
大強度TS'(5)との比YS(0)/TS'(5)が0.7以下で
あり、かつ調質圧延とテンションレベラの一方または双
方による予変形を、塑性変形量Tを 2.5{YS(0)/TS'(5)−0.5}+15≧T≧2.5{YS(0)/TS'(5) −0.5}+0.5 (2) に従って加えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1) の
ひずみ速度で変形したときの準静的変形強度σs と、前
記(2)式による予変形を加えたのち5×102〜5×
103 (s-1) のひずみ速度で変形したときの動的変形強
度σd との差(σd −σs )が60MPa 以上であること
を特徴とする動的変形特性に優れたデュアルフェーズ型
高強度鋼板である。
なり、降伏強度YS(0) と、相当ひずみにして5%の予
変形を加えBH処理を行った後の引張り試験における最
大強度TS'(5)との比YS(0)/TS'(5)が0.7以下で
あり、かつ調質圧延とテンションレベラの一方または双
方による予変形を、塑性変形量Tを 2.5{YS(0)/TS'(5)−0.5}+15≧T≧2.5{YS(0)/TS'(5) −0.5}+0.5 (2) に従って加えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1) の
ひずみ速度で変形したときの準静的変形強度σs と、前
記(2)式による予変形を加えたのち5×102〜5×
103 (s-1) のひずみ速度で変形したときの動的変形強
度σd との差(σd −σs )が (σd −σs )≧4.1×σs 0.8 −σs (1) を満足する範囲であることを特徴とする動的変形特性に
優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板である。
Ni,Cu,CrおよびMoの少なくとも1種を合計で
0.5〜3.5%含むことが好ましい。また、重量%に
て、Nb,Ti,VおよびPの少なくとも1種を合計で
0.2%以下含むことが好ましい。さらに、重量%に
て、Ni,Cu,CrおよびMoの少なくとも1種を合
計で0.5〜3.5%と、重量%にて、Nb,Ti,V
およびPの少なくとも1種を合計で0.2%以下含むこ
とが好ましい。
の衝撃吸収用部材は、鋼板に曲げ加工やプレス加工など
を施して製造される。自動車衝突時の衝撃は、これら成
形加工された部材に対して加えられるため、本発明の鋼
板は、このような成形加工に相当する予変形後の状態
で、高い衝撃吸収性能を有していることが必要である。
しかし現在までのところ、成形による変形応力の上昇と
ひずみ速度上昇による変形応力の上昇とを同時に考慮し
て、実部材としての衝撃吸収特性に優れた鋼板を得る試
みはなされていない。
工された実部材において優れた衝撃吸収特性を有する高
強度鋼板として、DP型鋼板が適している。すなわち、
変形速度上昇による変形抵抗増加を担うフェライト相を
主相とし、硬質なマルテンサイト相が混在するDP型鋼
が動的強度変形特性に優れていることが判明した。
では、高強度な鋼板を得ることができず、また動的変形
強度の高い鋼板も得られないことから、マルテンサイト
相の体積率を3体積%以上と限定した。またマルテンサ
イト相の体積率が30%を超えると、変形速度上昇によ
る変形抵抗増加を担うべきフェライト相の体積率が低下
し、静的変形強度に比して動的変形強度の優れた鋼板を
得ることができなくなり、かつ成形性も阻害されるた
め、マルテンサイト相の体積率を30%以下に限定し
た。
マルテンサイト相以外の低温生成相、主相であるフェラ
イト相中の固溶元素量および炭化物、窒化物、炭窒化物
の析出状態に依存する量であるYS(0)/TS(5) が0.
7以下である場合に、優れた動的変形特性を有する鋼板
が得られることが判明した。ここでYS(0) は降伏強
度、TS(5) は相当ひずみにして5%の予変形を加えた
後の引張り試験における最大強度である。
は鋼板の組織に強く影響を与える元素であり、その含有
量が少なくなると目的とする量および強度のマルテンサ
イト相を得るのが困難になる。添加量が多くなると母相
であるフェライト相の硬質化を招き、ひずみ速度上昇に
よる変形抵抗増加を阻害する。また強度が高くなりす
ぎ、成形性および溶接性を劣化させる。したがってCは
0.02重量%以上0.15重量%以下とした。
調整を可能とするだけでなく、炭化物形成を抑えること
やフェライト相中の固溶Cをオーステナイト相中へ吐き
出すことでマルテンサイト組織の形成を容易にすること
から、0.01重量%以上添加する。しかし添加量が多
すぎると、上記Cと同様フェライト相の硬質化を招きひ
ずみ速度上昇による変形抵抗増加を阻害するほか、強度
が高くなりすぎ、成形性を劣化させ、また化成処理性が
劣化するので、2.5重量%を上限とする。
強度調整に有効である。またオーステナイト安定化元素
であり、マルテンサイトの生成を容易にすることや、高
速変形時の強度上昇を促進することから0.8重量%以
上添加する。しかし添加量が多すぎると、上記Cと同様
フェライト相の硬質化を招き、ひずみ速度上昇による変
形抵抗増加を阻害するほか、成形性を劣化させるので、
2.5重量%を上限とする。
Moは、Mnと同様、オーステナイト安定化元素であ
り、鋼の焼入れ性を高め、マルテンサイトの生成を容易
にし、強度調整のために有効である。溶接性や化成処理
性の観点から、C,Si,Al,Mn量に制限のある場
合に用いることができるが、合計添加量が0.5重量%
未満ではその効果が十分でなく、低C,低Siの場合に
は得られるマルテンサイト量が3%未満になるか、YS
(0)/TS(5) が0.7を超え、高い衝撃吸収能が得られ
ない。
重量%を超えると、母相であるフェライト相の硬質化を
招き、ひずみ速度上昇による変形抵抗増加を阻害する。
また母相が硬化するほか、鋼材コストの上昇を招く。し
たがって、必要に応じて添加するNi,Cu,Cr,M
oの添加量を0.5重量%以上3.5重量%以下とし
た。
は、炭化物、窒化物もしくは炭窒化物を形成し、鋼材の
高強度化に有効である。しかし0.2重量%を超えて添
加すると、母相であるフェライト相中または粒界に多量
の炭化物、窒化物もしくは炭窒化物として析出し、高速
変形時に可動転位の放出源となり、ひずみ速度上昇によ
る変形抵抗増加を阻害する。また母相の変形抵抗が必要
以上に増し、さらに不必要にCを浪費する。そのうえコ
ストの上昇を招く。したがって、必要に応じて添加する
Nb,Ti,Vは0.2重量%を上限とした。
高強度化に効果的で安価な元素である。しかし、0.2
重量%を超えて添加された場合、鋼材のコスト上昇を招
くのみならず、フェライト相の変形抵抗が必要以上に増
す。また耐置割れ性の劣化が顕著になる。したがって
0.2重量%を上限とした。
材の成形加工に相当する予変形の量は、部材中の部位に
よっては20%以上になる場合もあるが、相当ひずみに
して0%超〜10%以下の部位が大半であり、またその
領域での挙動を見ることによってそれ以外の領域の予測
が可能であることを見出した。したがって本発明におい
て、相当ひずみにして0%超〜10%以下の予変形を付
与することとした。
種について、衝突時における成形部材の吸収エネルギE
abと素材強度Sの関係を示したものである。素材強度S
は、通常の引張り試験による引張り強さである。部材吸
収エネルギEabは、図2に示すような成形部材の長さ方
向(矢印の方向)に、質量400kgの重錘を速度15m/
s で衝突させ、そのときの潰れ量100mmまでの吸収エ
ネルギである。なお図2の成形部材は、厚さ2.0mmの
鋼板を成形したハット型部1に、同厚さ同鋼種の鋼板2
をスポット溶接により接合したものであり、ハット型部
1のコーナー半径は2mmである。3はスポット溶接部で
ある。
強度Sの高いものほど高くなる傾向がみられるが、ばら
つきの大きいことがわかる。そこで図1に示す各素材に
ついて、相当ひずみにして0%超〜10%以下の予変形
を加えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1) のひずみ
速度で変形したときの準静的変形強度σs と、5×10
2 〜5×103 (s-1) のひずみ速度で変形したときの動
的変形強度σd を測定した。
ることができた。図1の各プロットの記号で、○印は、
0%超〜10%以下の範囲のいずれかの予変形量で(σ
d −σs )<60MPa となるもの、●印は、前記範囲の
すべての予変形量で60MPa ≦(σd −σs )であり、
かつ予変形量が5%のとき、60MPa ≦(σd −σs )
<80MPa であるもの、黒四角印は、前記範囲のすべて
の予変形量で60MPa ≦(σd −σs )であり、かつ予
変形量が5%のとき、80MPa ≦(σd −σs )<10
0MPa であるもの、黒三角印は、前記範囲のすべての予
変形量で60MPa ≦(σd −σs )であり、かつ予変形
量が5%のとき、100MPa ≦(σd −σs )であるも
の、である。
ての予変形量において60MPa ≦(σd −σs )である
ものは、衝突時の部材吸収エネルギEabが、素材強度S
から予測される値以上であり、衝突時の衝撃吸収用部材
として優れた動的変形特性を有する鋼板であった。前記
予測される値は、図1の曲線で示す値であり、 Eab=0.062S0.8 (3) で示される。したがって本発明の第1発明は、(σd −
σs )を60MPa 以上とした。
の累乗の形で表されることが知られており、静的変形強
度が高くなるにつれて、動的変形強度と静的変形強度の
差は小さくなる。しかし、材料の高強度化による軽量化
を考えた場合、動的変形強度と静的変形強度の差が小さ
くなると材料置換による衝撃吸収能の向上が大きくは期
待できず、軽量化の達成が困難となる。この点に関して
研究の結果、(σd −σs )が上記(1)式の範囲であ
れば、材料置換による軽量化が達成できることがわか
り、第2発明は上記(1)式を満足する範囲とした。
機構について考察する。DP型鋼板の衝撃吸収能を高め
るには、主相であるフェライトがSiやMn等により固
溶強化されていること、および衝突変形前のフェライト
相中の転位密度が高く、かつその転位がCやN等の固溶
元素により固着されていることの両要件が重要である。
転位の易動度が低下し、転位同士が絡み合うことで新た
な可動転位の増加を抑制するものであり、動的変形強度
の増大に寄与する。しかし、固溶強化のみでは到達でき
る動的変形強度に限界がある。また予変形により転位密
度を高めただけでは材料の延性が低下し、成形性の劣化
を来す。したがって上記両要件をともに備えることが重
要である。
に部材成形などの予変形が加えられている。この予変形
によって、静的な変形抵抗が上昇するほか、動的な変形
抵抗も上昇することが必要である。動的変形抵抗が上昇
しないと、従来材に比べた大きな衝撃吸収能の向上が見
込めないからである。前記YS(0)/TS(5) が0.7以
下であることは、上記両要件をともに備え、予変形によ
る動的変形抵抗の上昇を実現する。
常は焼付け塗装が行われるので、この処理を想定した処
理、たとえば170℃で20分加熱するBH処理を行っ
たものについての評価も必要となる。なお上記第1発明
および第2発明は、BH処理の有無にかかわらず成立す
るものである。
第1および第2発明と同成分および同相からなり、降伏
強度YS(0) と、相当ひずみにして5%の予変形を加え
上記BH処理を行った後の引張り試験における最大強度
TS'(5)との比YS(0)/TS'(5)が0.7以下であり、
かつ相当ひずみにて0%超〜10%以下の成形加工によ
る予変形を加えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1)
のひずみ速度で変形したときの準静的変形強度σs と、
前記0%超〜10%以下の予変形を加えたのち、5×1
02 〜5×103 (s-1) のひずみ速度で変形したときの
動的変形強度σd との差(σd −σs )が60MPa 以上
であるものを第3発明とし、上記(1)式を満足するも
のを第4発明とした。ここでYS(0)/TS'(5)を0.7
以下とする理由は後述のとおりであり、上記YS(0)/T
S(5) が0.7以下であることと同様、予変形による動
的変形抵抗の上昇を実現する。
であってもよく、また該成形加工以前の鋼板素材に与え
られる調質圧延やテンションレベラによる加工であって
もよい。この場合、調質圧延とテンションレベラの一方
または双方とすることができる。すなわち、調質圧延、
テンションレベラ、調質圧延およびテンションレベラの
いずれであってもよい。さらに調質圧延やテンションレ
ベラにより加工された鋼板素材に成形加工を加えてもよ
い。
工としたものであるが、鋼板素材に上記のような加工が
施されていてもよい。また第5発明および第6発明は、
予変形を調質圧延とテンションレベラの一方または双方
で行うものであるが、さらに部材成形のための成形加工
が加えられてもよい。
を素材とするような場合は、部材成形前に十分な動的強
度を有していることが重要である。上記第3発明および
第4発明では、主としてプレス成形による予変形を念頭
においたものであるが、プレス成形以外の成形、例えば
ロール成形による曲げ加工で部材が成形されるときは、
曲げ加工を受けない部位はすでに十分な動的強度を有
し、曲げ部位は成形によって動的強度がより向上するか
らである。
からなり、降伏強度YS(0) と、相当ひずみにして5%
の予変形を加えBH処理を行った後の引張り試験におけ
る最大強度TS'(5)との比YS(0)/TS'(5)が0.7以
下であり、かつ調質圧延とテンションレベラの一方また
は双方による予変形を、塑性変形量Tを上記(2)式に
従って加えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1) のひ
ずみ速度で変形したときの準静的変形強度σs と、前記
(2)式による予変形を加えたのち5×102〜5×1
03 (s-1) のひずみ速度で変形したときの動的変形強度
σd との差(σd −σs )が60MPa 以上であるものを
第5発明とし、上記(1)式を満足するものを第6発明
とした。
き塑性変形量Tは、初期転位密度により異なり、初期転
位密度が大であればTは小さくてよい。また固溶元素が
少ない場合には、導入された転位を固着できず、高い動
的変形特性を確保できない。そこでYS(0)/TS'(5)に
応じて塑性変形量Tを規定することとした。YS(0)/T
S'(5)は、初期転位密度と5%の変形により導入された
転位密度の和、および固溶元素量を示す指標となり、Y
S(0)/TS'(5)が小さいほど初期転位密度が高く、固溶
元素が多いといえる。
とし、また T≧2.5{YS(0)/TS'(5)−0.5}+0.5 とした。そしてTの上限は衝撃吸収能の点からの制限は
ないが、曲げ性などの成形性の観点から 2.5{YS(0)/TS'(5)−0.5}+15≧T とした。
たは双方により塑性変形量Tが与えられた鋼板素材に対
して、さらに部材成形用の成形加工を加えてもよく、そ
の場合の上記塑性変形量Tは、上限を2.5{YS(0)/
TS'(5)−0.5}+5とするのが望ましい。
り、動的変形強度が700MPa 以上でかつ静動比が1.
2以上の鋼板が安定的に提供され、軟鋼板からの大幅な
軽量化が可能となる。ここで静動比は、上記塑性変形量
Tを与えた後の動的強度と与える前の静的強度の比であ
り、調質圧延の場合は(調質圧延後の動的強度)/(調
質圧延前の静的強度)である。
変形後、塗装焼付けを想定して170℃20分の処理
(BH処理)を行った場合および行わなかった場合につ
いて、σd およびσs を測定した。σd およびσs の測
定は、鋼板の圧延方向と平行な方向を軸とする引張試験
により行った。また上記と同様にして、図2に示す成形
部材を製作し、BH処理を行った場合および行わなかっ
た場合について、部材吸収エネルギを測定した。予変形
は鋼板の圧延方向と直角方向に単軸引張りにて行い、相
当ひずみ量が表2中の値となるように付加した。
明範囲から成分およびマルテンサイト量がはずれた比較
例、No.6のC鋼はマルテンサイト量がはずれた比較
例、No.9のE鋼はYS(0)/TS(5) がはずれた比較
例、No.19のO鋼はマルテンサイト量およびYS(0)/
TS(5) がはずれた比較例であり、いずれも(σd −σ
s)が60MPa 未満であり、また(1)式を満足しな
い。そして部材吸収エネルギが素材強度から予測される
値未満であった。それに対して、いずれの予変形量にお
いても(σd −σs )が60MPa 以上である本発明例、
および(σd −σs )が(1)式を満足する本発明例
は、部材吸収エネルギが素材強度から予測される値以上
の優れた衝撃吸収能を示した。
より成形されるため、表2のNo.2の本発明例につい
て、予変形を3種類の変形様式により行った。予変形量
はいずれも5%とし、変形様式は、鋼板の圧延方向と直
角方向(C方向)および平行方向(L方向)に単軸引張
りで行った場合、平面ひずみで行った場合、および等二
軸引張りで行った場合とした。
圧延方向と平行な方向を軸とする引張試験によりσd お
よびσs を測定した。結果は表3に示すとおり、(σd
−σs )が60MPa 以上で、かつ(1)式を満足する範
囲であり、部材吸収エネルギが素材強度から予測される
値以上の優れた衝撃吸収能を示した。
o.2と同じ鋼、素材強度およびマルテンサイト量を有
し、YS(0)/TS'(5)が0.63であるものについて、
調質圧延の塑性変形量Tを変化させて動的強度を測定し
た。また比較例として、表2のNo.9と同じ鋼、素材強
度およびマルテンサイト量を有し、YS(0)/TS'(5)が
0.72であるものについて、調質圧延の塑性変形量T
を変化させて動的強度を測定した。
S'(5)−0.5}+0.5]と静動比との関係を示す。
静動比は(調質圧延後の動的強度)/(調質圧延前の静
的強度)である。YS(0)/TS'(5)が0.7を超える比
較例は、静動比が低く調質圧延の塑性変形量Tを増大さ
せても高い静動比を示さない。これに対し、本発明例の
鋼BはYS(0)/TS'(5)が0.63であり、調質圧延に
よって高い静動比を示すようになる。そして(2)式を
満足する第5発明および第6発明の範囲で塑性変形量T
を与えたものは、静動比が1.2以上の優れた特性を示
す。
確保の要求にともに応えることのできる、衝突時の衝撃
吸収能の優れたDP型高強度鋼板を、確実に提供するこ
とができる。
関係を示すグラフである。
部材を示す斜視図である。
の変化を示すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】 重量%にて、Cを0.02〜0.15
%、Siを0.01〜2.5%、Mnを0.8〜2.5
%含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、フ
ェライトを主相とし、3〜30体積%のマルテンサイト
相を含むその他の低温生成相からなり、降伏強度YS
(0) と、相当ひずみにして5%の予変形を加えた後の引
張り試験における最大強度TS(5) との比YS(0)/TS
(5) が0.7以下であり、かつ相当ひずみにて0%超〜
10%以下の予変形を加えたのち、5×10-4〜5×1
0-3(s-1) のひずみ速度で変形したときの準静的変形強
度σs と、前記0%超〜10%以下の予変形を加えたの
ち、5×102 〜5×103(s-1) のひずみ速度で変形
したときの動的変形強度σd との差(σd −σs )が6
0MPa 以上であることを特徴とする動的変形特性に優れ
たデュアルフェーズ型高強度鋼板。 - 【請求項2】 重量%にて、Cを0.02〜0.15
%、Siを0.01〜2.5%、Mnを0.8〜2.5
%含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、フ
ェライトを主相とし、3〜30体積%のマルテンサイト
相を含むその他の低温生成相からなり、降伏強度YS
(0) と、相当ひずみにして5%の予変形を加えた後の引
張り試験における最大強度TS(5) との比YS(0)/TS
(5) が0.7以下であり、かつ相当ひずみにて0%超〜
10%以下の予変形を加えたのち、5×10-4〜5×1
0-3(s-1) のひずみ速度で変形したときの準静的変形強
度σs と、前記0%超〜10%以下の予変形を加えたの
ち、5×102 〜5×103(s-1) のひずみ速度で変形
したときの動的変形強度σd との差(σd −σs )が (σd −σs )≧4.1×σs 0.8 −σs (1) を満足する範囲であることを特徴とする動的変形特性に
優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板。 - 【請求項3】 重量%にて、Cを0.02〜0.15
%、Siを0.01〜2.5%、Mnを0.8〜2.5
%含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、フ
ェライトを主相とし、3〜30体積%のマルテンサイト
相を含むその他の低温生成相からなり、降伏強度YS
(0) と、相当ひずみにして5%の予変形を加えBH処理
を行った後の引張り試験における最大強度TS'(5)との
比YS(0)/TS'(5)が0.7以下であり、かつ相当ひず
みにて0%超〜10%以下の成形加工による予変形を加
えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1) のひずみ速度
で変形したときの準静的変形強度σs と、前記0%超〜
10%以下の予変形を加えたのち、5×102 〜5×1
03 (s-1) のひずみ速度で変形したときの動的変形強度
σd との差(σd −σs )が60MPa 以上であることを
特徴とする動的変形特性に優れたデュアルフェーズ型高
強度鋼板。 - 【請求項4】 重量%にて、Cを0.02〜0.15
%、Siを0.01〜2.5%、Mnを0.8〜2.5
%含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、フ
ェライトを主相とし、3〜30体積%のマルテンサイト
相を含むその他の低温生成相からなり、降伏強度YS
(0) と、相当ひずみにして5%の予変形を加えBH処理
を行った後の引張り試験における最大強度TS'(5)との
比YS(0)/TS'(5)が0.7以下であり、かつ相当ひず
みにて0%超〜10%以下の成形加工による予変形を加
えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1) のひずみ速度
で変形したときの準静的変形強度σs と、前記0%超〜
10%以下の予変形を加えたのち、5×102 〜5×1
03 (s-1) のひずみ速度で変形したときの動的変形強度
σd との差(σd −σs )が (σd −σs )≧4.1×σs 0.8 −σs (1) を満足する範囲であることを特徴とする動的変形特性に
優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板。 - 【請求項5】 重量%にて、Cを0.02〜0.15
%、Siを0.01〜2.5%、Mnを0.8〜2.5
%含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、フ
ェライトを主相とし、3〜30体積%のマルテンサイト
相を含むその他の低温生成相からなり、降伏強度YS
(0) と、相当ひずみにして5%の予変形を加えBH処理
を行った後の引張り試験における最大強度TS'(5)との
比YS(0)/TS'(5)が0.7以下であり、かつ調質圧延
とテンションレベラの一方または双方による予変形を、
塑性変形量Tを 2.5{YS(0)/TS'(5)−0.5}+15≧T≧2.5{YS(0)/TS'(5) −0.5}+0.5 (2) に従って加えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1) の
ひずみ速度で変形したときの準静的変形強度σs と、前
記(2)式による予変形を加えたのち5×102〜5×
103 (s-1) のひずみ速度で変形したときの動的変形強
度σd との差(σd −σs )が60MPa 以上であること
を特徴とする動的変形特性に優れたデュアルフェーズ型
高強度鋼板。 - 【請求項6】 重量%にて、Cを0.02〜0.15
%、Siを0.01〜2.5%、Mnを0.8〜2.5
%含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、フ
ェライトを主相とし、3〜30体積%のマルテンサイト
相を含むその他の低温生成相からなり、降伏強度YS
(0) と、相当ひずみにして5%の予変形を加えBH処理
を行った後の引張り試験における最大強度TS'(5)との
比YS(0)/TS'(5)が0.7以下であり、かつ調質圧延
とテンションレベラの一方または双方による予変形を、
塑性変形量Tを 2.5{YS(0)/TS'(5)−0.5}+15≧T≧2.5{YS(0)/TS'(5) −0.5}+0.5 (2) に従って加えたのち、5×10-4〜5×10-3(s-1) の
ひずみ速度で変形したときの準静的変形強度σs と、前
記(2)式による予変形を加えたのち5×102〜5×
103 (s-1) のひずみ速度で変形したときの動的変形強
度σd との差(σd −σs )が (σd −σs )≧4.1×σs 0.8 −σs (1) を満足する範囲であることを特徴とする動的変形特性に
優れたデュアルフェーズ型高強度鋼板。 - 【請求項7】 重量%にて、Ni,Cu,CrおよびM
oの少なくとも1種を合計で0.5〜3.5%含む請求
項1〜6記載の動的変形特性に優れたデュアルフェーズ
型高強度鋼板。 - 【請求項8】 重量%にて、Nb,Ti,VおよびPの
少なくとも1種を合計で0.2%以下含む請求項1〜7
記載の動的変形特性に優れたデュアルフェーズ型高強度
鋼板。
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CN98803465A CN1080321C (zh) | 1997-03-17 | 1998-03-16 | 具有高冲击能量吸收性能的双相型高强钢板和生产该钢板的方法 |
CA002283924A CA2283924C (en) | 1997-03-17 | 1998-03-16 | Dual-phase type high-strength steel sheets having high impact energy absorption properties and a method of producing the same |
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-
1997
- 1997-09-24 JP JP25893897A patent/JP3839928B2/ja not_active Expired - Fee Related
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