JPH1179672A - ジブのバックストッパ機構 - Google Patents

ジブのバックストッパ機構

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JPH1179672A
JPH1179672A JP25114397A JP25114397A JPH1179672A JP H1179672 A JPH1179672 A JP H1179672A JP 25114397 A JP25114397 A JP 25114397A JP 25114397 A JP25114397 A JP 25114397A JP H1179672 A JPH1179672 A JP H1179672A
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JP
Japan
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jib
boom
back stopper
contact
backstopper
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JP25114397A
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English (en)
Inventor
Hajime Watabe
肇 渡部
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Kato Works Co Ltd
Kato Seisakusho Co Ltd
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Kato Works Co Ltd
Kato Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで製造できる軽量かつコンパクトなバ
ックストッパ機構の提供を目的としている。 【解決手段】本発明のバックストッパ機構65は、ブー
ム50の先端側に設けられた受け部67と、受け部67
に当接可能な当接部70を一端側に有するとともに、ジ
ブ30に回動可能に取り付けられる取付部を他端側に有
し、当接部70と取付部との間でその長さが伸縮自在な
バックストッパ本体68と、一端がバックストッパ本体
68に回動可能に取り付けられるとともに、他端がブー
ム50側に設けられたブラケット60aに回動可能に取
り付けられ、当接部70が受け部67に当接するように
バックストッパ本体68を案内するガイドリンク69と
を具備し、ブラケット60aは、ジブ30とブーム50
との連結部62とは別個の位置に設けられ、当接部70
は受け部67に対して回動可能に係合されることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブームに対するジ
ブの上方への回動を規制して、ブーム側(後側)へのジ
ブの倒れ込みを防止するバックストッパ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自走式クレーンは、伸縮ブーム
の長さを補うためのジブを備えている。このジブはブー
ムの先端側に張り出された状態で使用されるが、この
時、例えばジブの先端とブームの先端とが一対のテンシ
ョンロッドによって連結され、これらのテンションロッ
ドによりジブに突張力が付与される。
【0003】このようにテンションロッドを用いてジブ
をブームの先端側に張り出す場合、ジブはその基端が例
えばブームヘッドの下部に回動可能に連結され、テンシ
ョンロッドは、その先端がジブの先端部に回動可能に連
結されるとともに、その基端がブームヘッドの上部に回
動可能に連結される。したがって、この連結状態におい
ては、ジブの下方への回動がテンションロッドの突張力
によって規制されるとともに、ブームに対するジブの取
り付け角度すなわち傾斜角(以下、オフセット角度とい
う。)がテンションロッドの設定長さによって決定され
る。
【0004】ところで、ブームの先端から張り出される
ジブを介して荷を吊り上げる場合、ジブとこれに突張力
を作用させるテンションロッドとには、通常、引張力だ
けが作用するが、この状態から例えば荷を急に着地させ
ると、テンションロッドとジブとに作用していた引張力
が急に緩むため、いわゆる煽り現象に伴う反動によっ
て、ジブが上方に向けて回動する。テンションロッドは
ジブの上方への回動を規制し得ないため、ジブが上方に
向けて回動すると、テンションロッドも引張力が作用し
ていた方向と逆の方向に力を受けてジブと同じ方向に回
動してしまう。その結果、ジブがブーム側(後側)に倒
れ込み、車体に大きな振動が生じるとともに、ジブと障
害物とが干渉することも考えられる。特に、ブームとと
もにジブが起立状態に近い角度まで起上されている場合
に、その可能性が高い。
【0005】また、こうした煽り動作は、時として、テ
ンションロッドに過大な圧縮荷重を作用させる。すなわ
ち、ジブのオフセット角度が大きい場合には、煽り現象
に伴う反動によってジブが上方に回動しても、ジブの自
重による下向きの回転モーメントが煽り動作に対して抵
抗するため、テンションロッドに圧縮力が作用しない
が、ブームが起立状態に近い角度まで起上されるととも
にジブが最小オフセット角度に設定されている場合に
は、煽り動作に対してジブの自重による下向きの回転モ
ーメントが抵抗できず、ジブの回動によってテンション
ロッドに過大な圧縮力が作用して、テンションロッドが
座屈する虞れがある。
【0006】以上のような好ましくない事態を回避する
ために、従来は、ジブとブームとの間にバックストッパ
機構を設け、このバックストッパ機構によってジブの上
方への回動(煽り現象に伴う反動)を規制するようにし
ている。このようなバックストッパ機構の一例が図10
に示されている。
【0007】図10に示されたバックストッパ機構10
0は、バックストッパ本体102と、リンク104とを
有している。バックストッパ本体102は、例えば油圧
シリンダやスプリング等の伸縮可能な緩衝部材から成
り、その一端がブーム先端部106側に回動可能に取り
付けられ、その他端がリンク104の一端に回動可能に
取り付けられている。また、リンク104の他端は、ブ
ーム先端部106の先端に突設され且つジブ112の基
端を回動可能に支持するための支軸110に対して回動
可能に取り付けられている。
【0008】この構成では、ジブ112が支軸110を
中心にブームと略一直線になるオフセット角度まで回動
されると、図示のように、ジブ112側に設けられた当
接部120の平面状の当接面120aが、リンク104
に形成された平面状の受け面121に当接する。そし
て、この状態からさらにジブ112が上方(図中A方
向)に回動すると、リンク104が支軸110を中心と
して回動するとともに、バックストッパ本体102が収
縮し、その収縮に伴う緩衝作用によってジブ112の回
動による衝撃がやわらげられて過度の力がブーム側に伝
達されることが防止される。そして、バックストッパ本
体102の収縮に伴う反力がジブ112の回動力に打ち
勝った時点で、ジブ112のそれ以上の回動が規制され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記バック
ストッパ機構100は、ジブ112の回動力をバックス
トッパ本体102とリンク104とによって受けるよう
になっている。すなわち、リンク104の受け面121
にかかるジブ112からの力は、バックストッパ本体1
02だけでなく、リンク104にも作用する。したがっ
て、リンク104はそれに耐え得るだけの剛性を有して
いなければならない。また、リンク104は、大重量の
ジブ112をブーム先端部106に対して支持する大型
の支軸110に取り付けられるため、その取付部が必然
的に大きくなっている。すなわち、リンク104は、比
較的大きな剛性を有し且つ支軸110に取り付けられる
その取付部が大きく形成されており、結果的に、その重
量が大きくなっている。これにより、バックストッパ機
構100全体が大型化および大重量化し、バックストッ
パ機構100の製造コストおよび設置スペースが大きく
なるといった問題が生じていた。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、低コストで製造でき
る軽量かつコンパクトなバックストッパ機構を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、ブームの先端側に張り出されるジブの回
動を規制して、ブーム側へのジブの倒れ込みを防止する
バックストッパ機構において、ブームの先端側に設けら
れた受け部と、前記受け部に当接可能な当接部を一端側
に有するとともに、ジブに回動可能に取り付けられる取
付部を他端側に有し、当接部と取付部との間でその長さ
が伸縮自在なバックストッパ本体と、一端がバックスト
ッパ本体に回動可能に取り付けられるとともに、他端が
ブーム側に設けられたブラケットに回動可能に取り付け
られ、当接部が受け部に当接するようにバックストッパ
本体を案内するガイドリンクとを具備し、前記ブラケッ
トは、ジブとブームとの連結部とは別個の位置に設けら
れ、前記当接部は受け部に対して回動可能に係合される
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態について説明する。図1は一対のテンショ
ンロッド1,1を用いてジブ30をブーム50の前方に
張り出した状態を示している。図示のように、テンショ
ンロッド1は、長尺な棒状部材であるロッド本体2と、
ロッド本体2の基端に固着された第1の固定体3と、ロ
ッド本体2の先端に固着された第2の固定体4と、第2
の固定体4にスライド自在に挿入されたエクステンショ
ン部材5とから成り、第1の固定体3がブーム50の先
端側に取り付けられるとともにエクステンション部材5
がジブ30の先端側に取り付けられることにより、ブー
ム50の先端側に張り出されたジブ30に突張力を付与
する。
【0013】エクステンション部材5には少なくとも1
つの長穴18が設けられている。また、第2の固定体4
には、その長手方向に沿って複数のピン挿入穴13…が
所定の間隔で設けられている。したがって、これらのピ
ン挿入穴13…のいずれか1つを通じて長穴18にピン
が挿入されると、第2の固定体4からのエクステンショ
ン部材5の突出量が規制される。すなわち、第2の固定
体4のピン挿入穴131…に対して選択的にピンを挿入
することにより、第2の固定体4からのエクステンショ
ン部材5の突出量を変化させることができ、これによっ
て、テンションロッド1の長さを変化させて、ブーム5
0に対するジブ30のオフセット角度を変化させること
ができる。
【0014】ブーム50の先端には、図示しないワイヤ
ロープが掛け渡されるシーブ52を有するブームヘッド
54が設けられている。このブームヘッド54には、垂
直ピン56を中心に水平方向に回動可能な一対のアーム
58,58が取り付けられている。また、一対のアーム
58,58の先端には、ジブ30とテンションロッド1
とが取り付けられる取付体60が固着されている。取付
体60の両側にはそれぞれ、ジブ30の基端が接続され
るジブ取付部62と、各テンションロッド1,1の第1
の固定体3が接続されるロッド取付部64とが設けられ
ている。
【0015】ジブ30は、ジブ本体30aと、このジブ
本体30aから延在する一対の脚部30b,30bとに
よって構成されている。一対の脚部30b,30bは、
取付体60の両側のジブ取付部62に接続され且つジブ
取付部62に取付けられる水平ピン59を中心に回動可
能なジブ30の基端部を構成し、ジブ30の基端側に向
かって二股状に外側に広がって延在している。つまり、
ジブ30は、その基端側から先端側に向かって先細りに
形成され、全体として偏平な略V字形状(梯子状)にな
っている。
【0016】また、ジブ本体30aは、その先端に、シ
ーブ37を備えたシーブブロック38を有している。ジ
ブ本体30aの上面には、一対のロッド取付部31,3
1が設けられている。これらのロッド取付部31,31
にはそれぞれ、各テンションロッド1,1の第2の固定
体4に挿入されたエクステンション部材5が取り付けら
れる。
【0017】このような構成では、垂直ピン56,56
を中心にアーム58,58を180度手元側に反転させ
ると、ジブ30とテンションロッド1,1とが図1に示
すような取り付け状態のまま手元側に反転してブーム5
0の側面に沿って格納される。
【0018】図1中、65は本発明の一実施形態に係る
バックストッパ機構であり、このバックストッパ機構6
5は、ジブ30と取付体60とを接続して、煽り現象に
伴う反動によってジブ30がジブ取付部62を中心に回
動して後側に倒れることを防止する。
【0019】図示のように、バックストッパ機構65
は、ブーム50側の取付体60に設けられた一対の受け
部67,67と、受け部67,67に当接可能な当接シ
ャフト70を一端側に有し且つ他端側がジブ30側のブ
ラケット98に回動可能に連結されたバックストッパ本
体68と、当接シャフト70が受け部67に当接するよ
うにバックストッパ本体68を案内するガイドリンク6
9とを有している。この場合、ガイドリンク69は、そ
の一端が取付体60に設けられたブラケット60aに回
動可能に取り付けられ、その他端がバックストッパ本体
68に回動可能に連結されている。
【0020】図2は図1のA方向矢視図である。図示の
ように、バックストッパ本体68は、基体83と、基体
83から延びる一対の軸部76,76に装着されたスプ
リング71,71と、その両端部がそれぞれ各軸部7
6,76に取り付けられ且つ軸部76,76に沿ってス
ライド可能な当接シャフト70とから成る。
【0021】図3に詳しく示すように、基体83は、一
対の側板73,73と、これら側板73,73同士を接
続する平板74とからなる。基体83の一端側には、ジ
ブ98側のブラケット98に取り付けられる取付部7
7,77が設けられている。これらの取付部77,77
は各側板73,73の端部に形成され、取付部77,7
7には、基体83(バックストッパ本体68)をブラケ
ット98に回動可能に取り付けるためのピン96(図1
参照)が挿入されるピン穴95が形成されている。
【0022】各側板73,73には、スプリング71が
装着される長尺な軸部76が固着されている。これらの
軸部76は基体83の他端を越えて延出している。ま
た、基体83には、側板73,73同士を接続するとと
もに軸部76,76に装着されるスプリング71,71
のストッパを兼ねる連結板75が固着されている。な
お、軸部76の延出端部には、ねじ部76aが形成され
ている。
【0023】図4に詳しく示すように、軸部76,76
にスライド可能に取り付けられる当接シャフト70は、
断面が円形状の棒状体として形成されている。当接シャ
フト70の両端部には、軸部76,76に装着されるス
プリング71,71を受ける平面状の受け面70a,7
0aが形成されている。また、当接シャフト70の両端
部には、軸部76,76が貫通可能な穴部80が形成さ
れている。この当接シャフト70は、その両端の穴部8
0に軸部76,76が挿通されることにより図2に示す
ように軸部76,76にスライド可能に取り付けられ、
軸部76,76のねじ部76aに螺着されたナット99
によって軸部76,76からの抜けが防止される。そし
て、この状態で、当接シャフト70は、軸部76,76
に装着されたスプリング71,71によってナット99
側に常時付勢される。なお、当接シャフト70が当接す
る受け部67,67は、図8および図9に詳しく示すよ
うに、その受け面89が円弧状に形成されている。した
がって、当接シャフト70は、その円弧状の外周面が受
け部67,67の受け面89に沿って滑らかに摺動し得
る状態で、受け部67,67と回動可能に係合し得る。
【0024】図5に示すように、バックストッパ本体6
8を案内するガイドリンク69は、当接シャフト70が
嵌挿され且つ当接シャフト70を回動可能に支持する第
1の管体90と、ガイドリンク69をブーム50側のブ
ラケット60aに回動可能に取り付けるためのピン88
(図1参照)が嵌挿される第2の管体91と、これら管
体90,91同士を接続する一対のリンクアーム92,
92とからなる。
【0025】次に、上記構成のバックストッパ機構65
の動作を図6〜図9を参照しつつ説明する。図9は、テ
ンションロッド1の長さ設定によってブーム50に対す
るジブ30のオフセット角度が例えば45°にセットさ
れた状態を示している。この状態からジブ30を水平ピ
ン59を中心に上方に回動させていくと、バックストッ
パ本体68は、ピン88を中心として回動するガイドリ
ンク69の案内によって、その当接シャフト70が受け
部67に当接する方向に移動されていく。図8は、その
移動途中における姿勢の一形態を示したもので、ジブ3
0のオフセット角度が例えば25°になった状態を示し
ている。図8の状態からさらにジブ30を上方に回動さ
せていくと、ジブ30のオフセット角度が例えば5°に
なった図7の状態で、バックストッパ本体68の当接シ
ャフト70が受け部67に当接する。
【0026】この図7の状態からさらにジブ30が上方
に回動されると、受け部67に押し付けられた当接シャ
フト70に対して軸部76,76が相対的に移動し(ナ
ット99が当接シャフト70から離れるように移動
し)、連結板75と当接シャフト70との間でスプリン
グ71,71が圧縮され始める(したがって、受け部6
7とピン96との間でバックストッパ本体68の長さが
収縮し始める)とともに、バックストッパ本体68がピ
ン96を中心に回動し始める(無論、当接シャフト70
と連結するガイドリンク69は、受け部67,67によ
って当接シャフト70のそれ以上の移動が阻止されるた
め、ピン88を中心として回動しない)。バックストッ
パ本体68がこのように回動すると、当接シャフト70
は、受け部67,67との係合状態を保ちつつ、その円
弧状の外周面が受け部67,67の受け面89に沿って
滑らかに摺動しながら受け部67,67に対して回動し
始める。したがって、ジブ30の回動力は、バックスト
ッパ本体68の軸方向にのみ作用し、ガイドリンク69
には全く作用しない(バックストッパ本体68を介して
ジブ30の回動力が全て受け部67,67によって受け
られるため、ガイドリンク69には力が全く作用しな
い)。そして、スプリング71,71の収縮に伴う反力
がジブ30の回動力に打ち勝つ例えば図6の状態で、ジ
ブ30のそれ以上の回動が規制される。
【0027】以上説明したように、本実施形態のバック
ストッパ機構65は、ジブ30の上方への回動に伴っ
て、バックストッパ本体68の当接シャフト70が受け
部67に当接するとともに、バックストッパ本体68が
その長さを収縮しながらジブ30と受け部67,67と
に対して回動するようになっている。したがって、ジブ
30の回動力は、バックストッパ本体68の軸方向にの
み作用し、ガイドリンク69には全く作用しない。すな
わち、ガイドリンク69は、バックストッパ本体68を
受け部67に向けて案内する単なるガイド手段としての
み機能し、バックストッパ本体68が受け部67に当た
った後は全く力を受けないため、高い剛性を必要としな
い。そのため、ガイドリンク69の小型化および軽量化
を図ることができる。その結果、全体としてバックスト
ッパ機構65の小型化および軽量化を図ることができ、
バックストッパ機構65を低コストで製造することが可
能となる。
【0028】また、本実施形態のバックストッパ機構6
5では、ガイドリンク69が、大重量のジブ30をブー
ム50に対して支持する大型の支軸59に取り付けられ
ておらず、取付体60に設けられたブラケット60aに
取り付けられているため、ガイドリンク69の取付部9
1を小さく形成することができる。したがって、ガイド
リンク69のさらなる小型化および軽量化を図ることが
できる。
【0029】また、本実施形態のバックストッパ機構6
5は、スプリング71,71の収縮によってジブ30の
回動による衝撃をやわらげることができるため、過度の
力がブーム50側に伝達されることを防止できる。
【0030】また、本実施形態において、垂直ピン5
6,56を中心にアーム58,58を180度手元側に
反転させることによってジブ30とテンションロッド
1,1とを図1に示すような取り付け状態のまま手元側
に反転させてブーム50の側面に沿って格納した際に
は、バックストッパ機構65によって、走行時における
ジブ30の取付体60に対するガタ付きが防止される。
【0031】なお、本実施形態のバックストッパ機構6
5は、取付体60とジブ30との間に設けられている
が、ブームヘッド54とジブ30との間に設けられてい
ても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバックス
トッパ機構は、軽量かつコンパクトであり、低コストで
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバックストッパ機構
が適用されたクレーンのブームとジブとを示す側面図で
ある。
【図2】図1のB方向矢視図である。
【図3】(b)は本発明の一実施形態に係るバックスト
ッパ機構のバックストッパ本体を構成する基体の平面
図、(a)は(b)のC方向矢視図、(c)は(b)の
D方向矢視図である。
【図4】(a)は図3の基体に取り付けられる当接シャ
フトの側面図、(b)は(a)の当接シャフトの平面図
である。
【図5】(a)は図4の当接シャフトに取り付けられる
ガイドリンクの平面図、(b)は(a)のガイドリンク
の側面図である。
【図6】図1のバックストッパ機構の動作姿勢の一形態
を示す側面図である。
【図7】図1のバックストッパ機構の動作姿勢の一形態
を示す側面図である。
【図8】図1のバックストッパ機構の動作姿勢の一形態
を示す側面図である。
【図9】図1のバックストッパ機構の動作姿勢の一形態
を示す側面図である。
【図10】従来のバックストッパ機構の一例を示す概略
図である。
【符号の説明】
65…バックストッパ機構 67…受け部 68…バックストッパ本体 69…ガイドリンク 70…当接シャフト(当接部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの先端側に張り出されるジブの回
    動を規制して、ブーム側へのジブの倒れ込みを防止する
    バックストッパ機構において、 ブームの先端側に設けられた受け部と、 前記受け部に当接可能な当接部を一端側に有するととも
    に、ジブに回動可能に取り付けられる取付部を他端側に
    有し、当接部と取付部との間でその長さが伸縮自在なバ
    ックストッパ本体と、 一端がバックストッパ本体に回動可能に取り付けられる
    とともに、他端がブーム側に設けられたブラケットに回
    動可能に取り付けられ、当接部が受け部に当接するよう
    にバックストッパ本体を案内するガイドリンクと、 を具備し、 前記ブラケットは、ジブとブームとの連結部とは別個の
    位置に設けられ、前記当接部は受け部に対して回動可能
    に係合されることを特徴とするジブのバックストッパ機
    構。
JP25114397A 1997-09-16 1997-09-16 ジブのバックストッパ機構 Pending JPH1179672A (ja)

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