JPH1179313A - ワーク処理装置 - Google Patents

ワーク処理装置

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JPH1179313A
JPH1179313A JP23700997A JP23700997A JPH1179313A JP H1179313 A JPH1179313 A JP H1179313A JP 23700997 A JP23700997 A JP 23700997A JP 23700997 A JP23700997 A JP 23700997A JP H1179313 A JPH1179313 A JP H1179313A
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hanger
work
bag
rail frame
empty
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JP23700997A
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English (en)
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Michio Oya
美智雄 大屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】袋詰めされた貸しおむつ等のワークを、一度に
多量に搬送したり貯留でき、人手を使わずに自動で袋か
らワークを順次分離し、袋とワークを別々に搬送先まで
効率よく迅速に送り出すことが可能なワーク処理装置を
提供する。 【解決手段】 受入部20で、 袋詰めおむつを一定方向
へ搬送し、分配部40で、袋詰めおむつをハンガー11
に掛止し、この実ハンガー11bや空ハンガー11aを
それぞれ適所に分配する。貯留部80では、実ハンガー
11bを多数並んだ状態に待機させ、分離部90で、実
ハンガー11bから袋とおむつを別々に分離する。ま
た、回収部140で、前記分離部90から袋とおむつを
別々に受け取りそれぞれの搬送先まで送り出す。また、
送出部80により、前記分離部90から空ハンガー11
aを受け取り、これを前記分配部40まで戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋詰めにされたワ
ークを搬送しつつ所定量貯留し、順次袋からワークを分
離して、袋とワークを別々に搬送先まで送り出すワーク
処理装置に関する。ここで袋とは、例えば、貸しおむつ
を入れるポリ袋が該当し、ワークとは、例えば、前記専
用ポリ袋に詰められ回収された使用済みの貸しおむつが
該当する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば貸しおむつ業界では、病院
や老人ホーム等に再使用可能なおむつを貸し出し、使用
済みのおむつを専用の定型的なポリ袋に入れて定期的に
回収して、これをクリーニング工場に運んでから、総て
人手でポリ袋から使用済みのおむつを取り出していた。
【0003】前記ポリ袋は使い捨てで破棄するものであ
り、そのまま焼却炉等で処分する一方、使用済みのおむ
つは人手で集めた後、大型の洗濯機により洗濯及び消毒
し、再使用に付していた。このような貸しおむつは、所
定回数まで繰り返し再使用されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、貸し
おむつの再使用のための処理は、殆どが人手により行わ
れているため、短時間に多量のおむつを再生処理するこ
とはできず、労力的に大変であり、コストが嵩むという
問題点があった。また、使用済みのおむつをポリ袋から
人手で選り分ける関係上、衛生的にも大いに問題であっ
た。
【0005】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、袋詰めされた貸しお
むつ等のワークを、一度に多量に搬送したり貯留でき、
人手を使わずに自動で袋からワークを順次分離し、袋と
ワークを別々に搬送先まで効率よく迅速に送り出すこと
が可能なワーク処理装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 [1]袋詰めにされたワークを搬送しつつ所定量貯留
し、順次袋からワークを分離して、袋とワークを別々に
搬送先まで送り出すワーク処理装置(10)であって、
随時供給される袋詰めにされたワークを受け入れて一定
方向へ搬送する受入部(20)と、前記受入部(20)
から送られてきた袋詰めワークを、長尺形のハンガー
(11)に所定間隔おきに複数並べて掛止し、該ワーク
装着済みの実ハンガー(11b)と、ワーク未装着であ
る空ハンガー(11a)とをそれぞれ適所に分配する分
配部(40)と、前記実ハンガー(11b)を、少なく
とも一列になって長手方向に複数並んだ状態に待機させ
る貯留部(80)と、前記貯留部(80)から順次送り
出された実ハンガー(11b)から袋とワークを別々に
分離する分離部(90)と、前記分離部(90)より袋
とワークとを別々に受け取り、該袋とワークをそれぞれ
の搬送先まで送り出す回収部(140)と、前記分離部
(90)から空ハンガー(11a)を受け取り、該空ハ
ンガー(11a)を前記分配部(40)まで戻す送出部
(180)とを具備して成ることを特徴とするワーク処
理装置(10)。
【0007】[2]前記受入部(20)は、回転駆動さ
れるベルトコンベヤ(21,31)を有し、前記ベルト
コンベヤ(21,31)の途中に金属探知器(24)を
設け、該金属探知器(24)の下流側に、搬送面に連続
する搬送位置と、下方へ傾斜して袋詰めワークを落下さ
せる排出位置とに揺動可能な可動コンベヤ(26)を設
け、前記金属探知器(24)からの信号に基づき、前記
可動コンベヤ(26)を通常の搬送位置から一時的に排
出位置へ揺動させるように設定したことを特徴とする
[1]記載のワーク処理装置(10)。
【0008】[3]前記分配部(40)は、ワークセッ
ト機構(41)と、ハンガスタッカ(60)と、実ハン
ガ分配機構(51)とを有し、前記ワークセット機構
(41)は、ハンガー(11)が長手方向へ移動可能に
嵌合するレール枠(44)を、空ハンガー(11a)に
袋詰めワークを掛止する作業位置と、実ハンガー(11
b)を前記ハンガスタッカ(60)に送り出す引渡位置
とに昇降可能に固定基台(42)に支持して成り、前記
ハンガスタッカ(60)は、上下2段に構成され、上段
側に、前記ワークセット機構(41)から送り出された
実ハンガー(11b)を所定数並べて保持でき、実ハン
ガー(11b)を前記実ハンガ分配機構(51)に順次
送り出す実ハンガストック部(61)を設け、下段側
に、前記送出部(180)から戻された空ハンガー(1
1a)を所定数並べて保持でき、空ハンガー(11a)
を前記ワークセット機構(41)に順次送り出す空ハン
ガストック部(71)を設けて成り、前記実ハンガ分配
機構(51)は、フロア上にて移動可能な移動基台(5
2)を備え、該移動基台(52)に、ハンガー(11)
が長手方向へ移動可能に嵌合するレール枠(54)を、
前記実ハンガストック部(61)から送り出された実ハ
ンガー(11b)を受け取る受取位置と、実ハンガー
(11b)を前記貯留部(80)に送り出す引渡位置と
に昇降可能に支持して成ることを特徴とする[1]また
は[2]記載のワーク処理装置(10)。
【0009】[4]前記貯留部(80)は、複数の実ハ
ンガー(11b)が長手方向へ移動可能に一列に嵌合す
る長尺レール枠(85)を、両側方向へ複数列かつ上下
方向へ複数段に並ぶように、ガイドフレーム(81)上
に配設して成ることを特徴とする[1],[2]または
[3]記載のワーク処理装置(10)。
【0010】[5]前記分離部(90)は、実ハンガ受
渡機構(91)と、ワーク分離機構(100)と、袋取
外機構(135)とを有し、前記実ハンガ受渡機構(9
1)は、フロア上にて移動可能な移動基台(92)を備
え、該移動基台(92)に、ハンガー(11)が長手方
向へ移動可能に嵌合するレール枠(93)を、前記貯留
部(80)から送り出された実ハンガー(11b)を受
け取る受取位置と、実ハンガー(11b)を前記ワーク
分離機構(100)に送り出す引渡位置とに昇降可能に
支持して成り、前記ワーク分離機構(100)は、前記
実ハンガ受渡機構(91)から受け取った実ハンガー
(11b)を定位置に保持する保持用レール枠(11
0)と、該保持用レール枠(110)により保持された
実ハンガー(11b)から垂下する袋詰めワークに対し
一側方より接離動作し、合成樹脂の薄膜から成る袋を焼
き切る熱線部材(120)と、前記袋詰めワークに対し
他側方より接離動作し、袋詰めワークを前記熱線部材
(120)に押し付ける押圧部材(130)とから成
り、前記袋取外機構(135)は、前記ワーク分離機構
(100)の作動後、ハンガー(11)に取り残された
袋の切れ端に対して一側方より接離動作し、該袋の切れ
端をハンガー(11)から外す袋落とし部材(136)
を具備して成ることを特徴とする[1],[2],
[3]または[4]記載のワーク処理装置(10)。
【0011】[6]前記回収部(140)は、前記分離
部(90)から落下したワークを受け入れるワーク回収
用ホッパ(141)と、前記分離部(90)から落下し
た袋の切れ端を受け入れる袋回収用ホッパ(151)と
を有し、前記ワーク回収用ホッパ(141)と袋回収用
ホッパ(151)とを、前記分離部(90)の保持用レ
ール枠(110)の真下を境にして左右に並べてフロア
上に配設し、前記ワーク回収用ホッパ(141)と袋回
収用ホッパ(151)との上端開口部の間に、ワーク回
収用ホッパ(141)の上端開口部に向かって下方へ傾
斜するワークガイド位置と、袋回収用ホッパ(151)
の上端開口部に向かって下方へ傾斜する袋ガイド位置と
に揺動可能なガイド部材(162)を設け、前記ワーク
回収用ホッパ(141)に、ワークである使用済みおむ
つをその搬送先の洗濯装置(166)まで搬送するワー
ク搬送路(165)の始端を連通接続し、前記袋回収用
ホッパ(151)に、袋の切れ端をその搬送先の焼却装
置(168)まで搬送する袋搬送路(167)の始端を
連通接続して成ることを特徴とする[5]記載のワーク
処理装置(10)。
【0012】[7]前記送出部(180)は、第1空ハ
ンガ受渡機構(181)と、長尺レール枠(185)
と、第2空ハンガ受渡機構(191)とを有し、前記第
1空ハンガ受渡機構(181)は、フロア上にて移動可
能な移動基台(182)を備え、該移動基台(182)
に、ハンガー(11)が長手方向へ移動可能に嵌合する
レール枠(183)を、前記分離部(90)の保持用レ
ール枠(110)から送り出された空ハンガー(11
a)を受け取る受取位置と、空ハンガー(11a)を前
記長尺レール枠(185)の始端部に送り出す引渡位置
とに昇降可能に支持して成り、前記長尺レール枠(18
5)は、その終端部が前記分配部(40)の傍らまで延
びるように配設され、前記第2空ハンガ受渡機構(19
1)は、ハンガー(11)が長手方向へ移動可能に嵌合
するレール枠(195)を、前記長尺レール枠(18
5)の終端部に直線上に並び空ハンガー(11a)を受
け取る受取位置と、空ハンガー(11a)を前記分配部
(40)の適所に送り出す引渡位置とに水平方向へ移動
可能に固定基台(192)に支持して成ることを特徴と
する[5]または[6]記載のワーク処理装置(1
0)。
【0013】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。 [1]記載のワーク処理装置(10)によれば、袋詰め
ワークは最初に受入部(20)に供給されて、ここで一
定方向へ搬送される。受入部(20)から搬送されてき
た袋詰めワークは、次の分配部(40)で、先ず長尺形
のハンガー(11)に所定間隔おきに複数並べて掛止さ
れる。かかる作業は人手で確実に行うとよい。
【0014】ワーク装着済みの実ハンガー(11b)
は、分配部(40)内にて適所に配置される。また、分
配部(40)では、前記実ハンガー(11b)のみなら
ず空ハンガー(11a)も適所に配置される。続いて、
分配部(40)の実ハンガー(11b)は貯留部(8
0)に移され、少なくとも一列になって長手方向に複数
並んだ状態に待機させられる。
【0015】前記貯留部(80)から順次送り出された
実ハンガー(11b)は、分離部(90)により袋とワ
ークとが別々に分離される。ここでの分離作業は、人手
を介さずに自動で行うようにする。区分けされた袋とワ
ークは、次の回収部(140)で別々に受け取られて、
それぞれの搬送先まで送り出される。また、前記分離部
(90)に残った空ハンガー(11a)は、送出部(1
80)に引き渡された後、前記分配部(40)まで送り
出されて装置内を循環することになる。
【0016】[2]記載のワーク処理装置(10)によ
れば、前記受入部(20)に随時供給された袋詰めワー
クは、回転駆動されるベルトコンベヤ(21,31)に
よりまとめて搬送される。袋詰めワーク中に金属性異物
が混入していた場合、ベルトコンベヤ(21,31)途
中の金属探知器(24)からの信号に基づき、可動コン
ベヤ(26)部が通常の搬送位置から一時的に排出位置
へ揺動する。そのため、異物が混入した袋詰めワーク
は、最後まで搬送されずに途中で取り除かれる。
【0017】[3]記載のワーク処理装置(10)によ
れば、前記受入部(20)から搬送されてきた袋詰めワ
ークは、分配部(40)にて先ず、ワークセット機構
(41)のレール枠(44)に嵌合しているハンガー
(11)に掛止される。この時、レール枠(44)は固
定基台(42)上にて作業位置に支持されている。
【0018】ハンガー(11)に所定数の袋詰めワーク
が手作業で掛止されると、この実ハンガー(11b)は
レール枠(44)の引渡位置への昇降動作に続いて、ハ
ンガスタッカ(60)の実ハンガストック部(61)に
受け渡される。
【0019】実ハンガストック部(61)では、実ハン
ガー(11b)は所定数並べられた状態で保持され、こ
こから実ハンガー(11b)は、実ハンガ分配機構(5
1)に順次送り出される。また、ハンガスタッカ(6
0)の空ハンガストック部(71)では、送出部(18
0)から戻された空ハンガー(11a)が所定数並べら
れた状態で保持されている。
【0020】前記実ハンガストック部(61)から送り
出された実ハンガー(11b)は、実ハンガ分配機構
(51)の受取位置に支持されているレール枠(54)
に嵌合するように引き渡される。続いてレール枠(5
4)は引渡位置へ昇降し、これと前後して、レール枠
(54)を支持した移動基台(52)自体もフロア上を
移動する。
【0021】[4]記載のワーク処理装置(10)によ
れば、前記実ハンガ分配機構(51)の移動基台(5
2)が、実ハンガー(11b)を貯留部(80)に送り
出す位置まで来ると、当該位置にて、実ハンガー(11
b)は、貯留部(80)を成する長尺レール枠(85)
に適宜引き渡される。
【0022】ここで長尺レール枠(85)には、複数の
実ハンガー(11b)が長手方向へ移動可能に一列に嵌
合することができる。長尺レール枠(85)は、ガイド
フレーム(81)上に、両側方向へ複数列かつ上下方向
へ複数段に並ぶように配設されるから、貯留部(80)
には多数の実ハンガー(11b)を整然と並べた状態で
待機させることができる。
【0023】[5]記載のワーク処理装置(10)によ
れば、前記貯留部(80)から送り出された実ハンガー
(11b)は、実ハンガ受渡機構(91)の受取位置に
支持されているレール枠(93)に嵌合するように引き
渡される。続いてレール枠(93)は引渡位置へ昇降
し、これと前後して、レール枠(93)を支持した移動
基台(92)自体もフロア上を移動する。
【0024】前記実ハンガ受渡機構(91)の移動基台
(92)が、実ハンガー(11b)をワーク分離機構
(100)に送り出す位置まで来ると、当該位置にて実
ハンガー(11b)は、保持用レール枠(110)に引
き渡される。この保持用レール枠(110)により実ハ
ンガー(11b)が定位置に保持されると、実ハンガー
(11b)から垂下する袋詰めワークに対して、その一
側方より熱線部材(120)が接近し、同時に他側方よ
り押圧部材(130)が、袋詰めワークを熱線部材(1
20)に押し付けるように近接する。
【0025】ワークを詰め込んである袋は、合成樹脂の
薄膜から成り前記熱線部材(120)に触れると容易に
焼き切られるため、前記熱線部材(120)及び押圧部
材(130)が袋詰めワークに近接するワーク分離機構
(100)の作動により、焼き切られた袋の切り口から
中のワークのみ下方へ落下し、ハンガー(11)に掛止
されたまま残る袋の切れ端から分離される。
【0026】ワーク分離機構(100)の熱線部材(1
20)や押圧部材(130)が互いに離隔すると、今度
は袋取外機構(135)の袋落とし部材(136)が、
ハンガー(11)に取り残された袋の切れ端に対して一
側方より接離動作し、該袋の切れ端をハンガー(11)
から外す。従って、袋の切れ端は前記ワークとは別に下
方へ落下し回収される。
【0027】[6]記載のワーク処理装置(10)によ
れば、前記分離部(90)から落下したワークは、回収
部(140)のワーク回収用ホッパ(141)に受け入
れられ、前記分離部(90)から落下した袋の切れ端
は、同じく回収部(140)の袋回収用ホッパ(15
1)に受け入れられる。
【0028】前記分離部(90)からワークが落下する
時は、両ホッパとの上端開口部間にあるガイド部材(1
62)は、ワーク回収用ホッパ(141)の上端開口部
に向かって下方へ傾斜するワークガイド位置にある。一
方、前記分離部(90)から袋の切れ端が落下する時
は、前記ガイド部材(162)は袋回収用ホッパ(15
1)の上端開口部に向かって下方へ傾斜する袋ガイド位
置にある。
【0029】従って、前記ガイド部材(162)の揺動
により、省スペースの観点より両ホッパを左右に並べて
配置しても、誤ってワークが袋回収用ホッパ(151)
に落下したり、逆に袋の切れ端がワーク回収用ホッパ
(141)に落下するのを防ぐことができる。
【0030】ワーク回収用ホッパ(141)に貯まった
ワークである使用済みおむつは、その搬送先の洗濯装置
(166)までワーク搬送路(165)を通って搬送さ
れる。一方、袋回収用ホッパ(151)に貯まった袋の
切れ端は、その搬送先の焼却装置(168)まで袋搬送
路(167)を通って搬送される。
【0031】[7]記載のワーク処理装置(10)によ
れば、前記分離部(90)の保持用レール枠(110)
から送り出された空ハンガー(11a)は、第1空ハン
ガ受渡機構(181)の受取位置に支持されているレー
ル枠(183)に嵌合するように引き渡される。続いて
レール枠(183)は引渡位置へ昇降し、これと前後し
て、レール枠(183)を支持した移動基台(182)
自体もフロア上を移動する。
【0032】前記第1空ハンガ受渡機構(181)の移
動基台(182)が、所定の定位置まで来ると、当該位
置にて実ハンガー(11b)は、長尺レール枠(18
5)の始端部に引き渡される。長尺レール枠(185)
には、その始端部から終端部に亘って複数の空ハンガー
(11a)が長手方向へ移動可能に一列に嵌合する。
【0033】長尺レール枠(185)の終端部から送り
出された空ハンガー(11a)は、第2空ハンガ受渡機
構(191)の受取位置に支持されているレール枠(1
95)に嵌合するように引き渡される。続いてレール枠
(195)は引渡位置まで水平方向に移動して、当該位
置にて空ハンガー(11a)は、前記分離部(90)の
適所に引き渡される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する一の実施の形態を説明する。図1〜図19は本発明
の一の実施の形態を示している。本実施の形態に係るワ
ーク処理装置10は、専用の定型的なポリ袋Aに詰めら
れて回収された使用済みのおむつ(ワーク)Bを搬送し
つつ所定量まで貯留し、順次ポリ袋AからおむつBを分
離して、ポリ袋AとおむつBを別々に搬送先まで送り出
すというシステムを成している。
【0035】図1に示すように、ワーク処理装置10
は、専用の処理施設のフロア上に配置された受入部2
0、分配部40、貯留部80、分離部90、回収部14
0、それに送出部180を具備する。以下、順を追って
説明する。
【0036】図2に示すように、受入部20は、随時供
給される袋詰めおむつA,Bを受け入れて一定方向へ搬
送する装置である。かかる受入部20は、処理施設のフ
ロア上にL字形に配設された第1ベルトコンベヤ21と
第2ベルトコンベヤ31とを有する。
【0037】各ベルトコンベヤ21,31は、それぞれ
長手方向へ延びる台座22,32に無端の搬送ベルト2
3,33を組み付けて成る。ここで搬送ベルト23,3
3は、それぞれ駆動ローラ側に設けられている電動モー
タによって、所定の回転速度で回転駆動されるように制
御される。
【0038】第1ベルトコンベヤ21の終端側には、搬
送ベルト23の搬送面を跨ぐように金属探知器24が設
けられており、その下流側には、袋詰めおむつA,Bの
通過を検知する通過検知センサ25が設けられている。
また、第1ベルトコンベヤ21と第2ベルトコンベヤ3
1の間には可動コンベヤ26が設けられている。
【0039】図3に示すように、可動コンベヤ26は、
L字形のベース部材27の上端に、搬送ベルト29を組
み付けた台座28を、搬送ベルト33の搬送面に連続す
る搬送位置(実線で示す)と、下方へ傾斜して袋詰めお
むつA,Bを落下させる排出位置(想像線で示す)とに
揺動可能に支持して構成される。
【0040】かかる可動コンベヤ26は、前記金属探知
器24により袋詰めおむつA,B中に金属等の異物が検
出された際その信号に基づき、通過検知センサ25から
の通過信号を受けた所定のタイミングで、前記搬送ベル
ト29が通常の搬送位置から一時的に排出位置へ揺動さ
せるように制御される。なお、可動コンベヤ26の搬送
ベルト29も電動モータで回転駆動される。
【0041】図2に示すように、第2ベルトコンベヤ3
1の終端側には、同一方向へ連続するように延びるロー
ラコンベヤ35が配設されている。ローラコンベヤ35
は、長手方向へ延びる台座36に多数のローラ37,3
7…を等間隔に回転可能に軸支して成る。ローラコンベ
ヤ35は、第1ベルトコンベヤ21、可動コンベヤ2
6、第2ベルトコンベヤ31とは異なり、電動力で駆動
されることはない。
【0042】次に分配部40は、図1に示すように、前
記受入部20から送られてきた袋詰めおむつA,Bを、
長尺形のハンガー11に所定間隔おきに複数並べて掛止
し、該ワーク装着済みの実ハンガー11bと、ワーク未
装着である空ハンガー11aとをそれぞれ適所に分配す
る装置である。分配部40は、ワークセット機構41
と、ハンガスタッカ60と、実ハンガ分配機構51とを
有する。
【0043】図4に示すように、ワークセット機構41
は、フロア上における前記ローラコンベヤ35の手前位
置に立設された固定基台42に、レール枠44を垂直方
向へ昇降可能に支持して成る。レール枠44は略C字形
の部材であり、長手方向へ延びる開口溝44aが下方を
向く状態で水平に支持されている。レール枠44には、
ハンガー11が長手方向へ移動可能に嵌合する。
【0044】ここでハンガー11は、図8及び図9に示
すように、レール枠44内に移動可能に嵌合する上縁部
12と、レール枠44の開口溝44aより下方に延出す
る下縁部13とから成る。上縁部12の両端にはそれぞ
れ一対のローラ14が軸支されており、下縁部13の片
面には等間隔に一対一組の掛止ピン15,16が5組突
設されている。
【0045】図10に示すように、一対の掛止ピン1
5,16は、長い掛止ピン15と短い掛止ピン16とが
互いに狭い隙間で並ぶように突設され、図示したように
ポリ袋Aの結び目A1の部分を引っかけられるように設
定されている。なお、一対の掛止ピン15,16は、基
端から先端へ多少上方を向くように突設されている。
【0046】図4に示すように、レール枠44の両端側
には、固定基台42の正面両側に沿って設けられた垂直
レール43,43に、摺動可能に嵌合するスライダ45
が固設されている。スライダ45は駆動機構(図4,5
中では省略、図6参照)に連結されており、電動力でレ
ール枠44は、図4中にて実線で示す作業位置と、図4
中にて想像線で示す引渡位置とに昇降駆動される。
【0047】ここで作業位置は、ハンガスタッカ60か
ら空ハンガー11aを受け取り、これに袋詰めおむつ
A,Bを作業員が手作業で掛止するための位置であり、
引渡位置は、実ハンガー11bをハンガスタッカ60に
送り出す位置である。レール枠44の一端部には、ハン
ガー11を側方に送り出すための移送機構が設けられて
いる。
【0048】図7及び図8に示すように、移送機構は、
レール枠44の一端部片側に減速機構付きの駆動モータ
46を取り付け、その出力軸に駆動円盤47を一体に固
結する一方、レール枠44の一端部他側に、前記駆動円
盤47に近接して回転する従動円盤49を支持ブラケッ
ト48を介して取り付けて成る。
【0049】この移送機構は、レール枠44が作業位置
にある時にハンガスタッカ60から空ハンガー11aを
受け取る方向へ駆動し、レール枠44が引渡位置にある
時にハンガスタッカ60へ実ハンガー11bを送り出す
方向へ駆動制御される。なお、図示省略したが、レール
枠44をハンガー11から完全に排出すべく、前記移送
機構により送られたハンガー11の端縁を押し出す押出
機構(図13参照)を組み合わせるとよい。
【0050】図5に示すように、実ハンガ分配機構51
は、ハンガスタッカ60の傍らと後述する貯留部80の
間をフロア上にて移動可能な移動基台52を備え、該移
動基台52に、ハンガー11が長手方向へ移動可能に嵌
合するレール枠54を昇降可能に支持して成る。レール
枠54は、前記ワークセット機構41のレール枠44と
同様のものである。
【0051】レール枠54の両端側には、前記ワークセ
ット機構41と同様に移動基台52の正面両側に沿って
設けられた垂直レール53,53に、摺動可能に嵌合す
るスライダ55が固設されている。図6に示すように、
スライダ55は電動モータ55aで駆動されるチェーン
55bに連結されており、レール枠54は電動力で、ハ
ンガスタッカ60から送り出された実ハンガー11bを
受け取る受取位置と、実ハンガー11bを貯留部80に
送り出す引渡位置とに昇降駆動される。
【0052】移動基台52の底部には、フロアに敷設さ
れたレール57に移動可能に嵌合する移動用ベース部材
56が設けられている。移動用ベース部材56の前後に
は、ローラ56aが軸支されており、一方のローラ56
aが電動モータ56bで回転駆動されるようになってい
る。また、移動基台52の上面部には、天井側に設けら
れたレール59に移動可能に嵌合するガイド部材58も
設けられている。
【0053】実ハンガ分配機構51は、その上下の移動
用ベース部材56、ガイド部材58と各レール57,5
9との嵌合関係によって不用に傾くことなく、図1に記
すように、ハンガスタッカ60の側方と貯留部80の各
長尺レール枠85との間にて、フロア上における任意の
位置に適宜移動するように制御される。なお、実ハンガ
分配機構51のレール枠54の受取位置は、図5中に示
した一カ所のみだが、引渡位置は、貯留部80の各長尺
レール枠85の始端位置に対応した複数箇所となる。
【0054】図5に示すように、ハンガスタッカ60
は、ハウジング60a内に上下2段に構成され、上段側
に実ハンガストック部61が配設され、下段側に空ハン
ガストック部71が配設されている。実ハンガストック
部61は、前記ワークセット機構41から送り出された
実ハンガー11bを所定数並べて保持でき、実ハンガー
11bを前記実ハンガ分配機構51に順次送り出すもの
である。
【0055】詳しく言えば、実ハンガストック部61
は、駆動スプロケット62と従動スプロケット63との
間に巻き掛けたチェーン64に、その全長に亘り等間隔
にレール枠65を取り付けて成る。レール枠65には、
前記ワークセット機構41、レール枠44と同様に、ハ
ンガー11が長手方向へ移動可能に嵌合し得る部材であ
る。チェーン64の送り側における始端にレール枠65
が順次位置する時、当該位置にて前記ワークセット機構
41の引渡位置にあるレール枠44から実ハンガー11
bを受け取るように設定されている。
【0056】また、チェーン64の送り側における終端
に、レール枠65が順次位置する時、当該位置にてレー
ル枠65に嵌合している実ハンガー11bが、前記実ハ
ンガ分配機構51の受取位置にあるレール枠54に引き
渡されるように設定されている。ワークセット機構41
から実ハンガストック部61への実ハンガー11bの引
き渡しは、前述したレール枠44の一端部にある移送機
構により行われる。
【0057】一方、実ハンガストック部61から実ハン
ガ分配機構51への実ハンガー11bの引き渡しは、前
記チェーン64の送り側の終端付近に設けた同様の移送
機構により行われ、これに前述したレール枠54の一端
部にある移送機構も協動するように設定されている。も
ちろん各レール枠65自体に移送機構を設けてもよい。
【0058】また、空ハンガストック部71は、後述す
る送出部180から戻された空ハンガー11aを所定数
並べて保持でき、空ハンガー11aを前記ワークセット
機構41に順次送り出すものである。空ハンガストック
部71も、前記実ハンガストック部61と同様に、駆動
スプロケット72と従動スプロケット73との間に巻き
掛けたチェーン74に、その全長に亘り等間隔にレール
枠75を取り付けて成る。
【0059】チェーン74の送り側における始端にレー
ル枠75が順次位置する時、当該位置にて後述する送出
部180から空ハンガー11aを受け取るように設定さ
れている。また、チェーン74の送り側における終端
に、レール枠75が順次位置する時、当該位置にてレー
ル枠75に嵌合してある空ハンガー11aが、前記ワー
クセット機構41の作業位置にあるレール枠44に引き
渡されるように設定されている。移送機構については前
記実ハンガストック部61と同様である。また、前記駆
動スプロケット62,72の側には、図示省略したが電
動モータを含む駆動機構が設けられている。
【0060】次に貯留部80は、図1に示すように、前
記実ハンガ分配機構51から分配された実ハンガー11
bを、ガイドフレーム81上にて、多数列に長手方向に
複数並んだ状態に待機させる構造体である。図11及び
図12に示すように、フロア上に立設されたガイドフレ
ーム81は、所定間隔おきに立設された支柱部材82
と、各支柱部材82の上端間に、前記レール57と平行
な縦方向へ架設された縦枠部材83、それに各支柱部材
82の上端間に、前記レール57と直行する横方向へ架
設された横枠部材84等から組み立てられている。
【0061】前記ガイドフレーム81には、長尺レール
枠85が両側方向(横方向)に複数列かつ上下方向へ複
数段に並ぶように支持されている。詳しく言えば長尺レ
ール枠85は、両側方向へ14列で上下方向へ3列に並
べられている。各長尺レール枠85は、複数の実ハンガ
ー11bが長手方向へ移動可能に一列に嵌合する部材で
ある。具体的には、長尺レール枠85は、図7に示すレ
ール枠44を複数本連結して成る。
【0062】各長尺レール枠85の始端側は、前記実ハ
ンガ分配機構51から実ハンガー11bを受け入れ易い
ように拡開されている。この各長尺レール枠85の始端
側の傍らが、前記実ハンガ分配機構51における引渡位
置となる。また、各長尺レール枠85の終端側には、前
述したと同様な移送機構(図7参照)が設けられてい
る。各長尺レール枠85内で実ハンガー11bは、長尺
レール枠85の全長に亘り実ハンガー11bが詰まった
状態にて、順次実ハンガ分配機構51から受け入れられ
る実ハンガー11bに押されることで一方向へ移動す
る。
【0063】また、各長尺レール枠85の終端から次述
する分離部90への実ハンガー11bの引き渡しの際
は、図13に示すよう、長尺レール枠85の終端側に設
けた押出機構が駆動するように設定されている。押出機
構は、長尺レール枠85の上面部に固結された駆動源で
あるエアシリンダ86と、このシリンダ86に押し引き
可能に一端が連結されたラチェット87とから成る。ラ
チェット87は、その中心付近が長尺レール枠85の側
面部に固結された取付ブラケット88にピン89を介し
て枢支されている。
【0064】ラチェット87の揺動端には、ハンガー1
1の端部に突設された被係合ピン17に係合する溝87
aが形成されている。前記エアシリンダ86が駆動する
とラチェット87が揺動し、それに伴いハンガー11の
被係合ピン17を側方へ押圧し、ハンガー11を長尺レ
ール枠85から引き出すように設定されている。なお、
空いている長尺レール枠85には、実ハンガー11bの
みならず空ハンガー11aを貯留するようにしても構わ
ない。
【0065】次に分離部90は、図1に示すように、前
記貯留部80の各長尺レール枠85の終端より順次送り
出された実ハンガー11bからポリ袋AとおむつBを別
々に分離するための装置である。分離部90は、実ハン
ガ受渡機構91、ワーク分離機構100、それに袋取外
機構135を有する。
【0066】実ハンガ受渡機構91は、前記ワークセッ
ト機構41とほぼ同様に構成されており、フロア上にて
移動可能な移動基台92を備え、該移動基台92に、ハ
ンガー11が移動可能に嵌合するレール枠93を昇降可
能に支持して成る。移動基台92の底部には、フロアに
付設されたレール95に移動可能に嵌合する移動用ベー
ス部材94が設けられている。
【0067】レール95(及び図示省略した天井側レー
ル)は、前記各長尺レール枠85の終端に沿って直線状
に敷設されている。かかるレール95に沿った移動基台
92の水平方向への移動と相俟って、レール枠93は、
任意の長尺レール枠85の終端から送り出された実ハン
ガー11bを受け取る受取位置と、実ハンガー11bを
ワーク分離機構100に送り出す引渡位置とに昇降すべ
く制御される。なお、レール枠93の両端部に、前述し
た図7に示す移送機構が設けられている。
【0068】図14及び図15に示すように、ワーク分
離機構100は、ベースフレーム101の略中央に保持
用レール枠110を固設し、その前後に熱線部材120
と押圧部材130をそれぞれ保持用レール枠110に対
し接離するよう移動可能に支持して成る。ベースフレー
ム101は、その上端部にローラ105を備えており、
天井フレーム材に対し前後移動可能に装着されている。
【0069】保持用レール枠110は、前記実ハンガ受
渡機構91から受け取った実ハンガー11bを定位置に
保持する部材であり、具体的には、図7に示すレール枠
44と同様なレール枠から成る。また、保持用レール枠
110の両端部には、図7に示す移送機構も設けられて
いる。ここで定位置とは、実ハンガー11bに掛止され
たポリ袋Aを焼き切り、その中のおむつBを取り出すた
めの位置である。
【0070】図1に示すように、熱線部材120は、一
つ一つの袋詰めおむつA,Bを囲むような馬蹄形を5つ
並べた形状に電熱線を曲げて形成されており、取付ビー
ム121に固着されている。熱線部材120は、専用の
定型的なポリ袋Aを焼き切り、かつ中身であるおむつB
を痛めない程度に加熱される。なお、袋Aはポリエチレ
ン製に限られるものではなく、電熱線により容易に焼き
切ることができるビニール等の他の合成樹脂製のもので
も良い。
【0071】図14及び図15に示すように、取付ビー
ム121は、ベースフレーム101の支持ブラケット1
02に対して水平方向へ移動可能に支持されている。こ
の取付ビーム121と共に熱線部材120は、同じく支
持ブラケット102に固設された駆動シリンダ122に
よって、前記保持用レール枠110に保持された実ハン
ガー11bから垂下する袋詰めおむつA,Bに対し、そ
の一側方より接離動作するように駆動される。
【0072】図1に示すように、押圧部材130は、熱
線部材120の5つの馬蹄形部分に合致するように並ぶ
5つの押し板131を有する。図14及び図15に示す
ように、各押し板131は、それぞれ上端が取付ビーム
132に揺動可能に枢着されており、下端縁131aも
独立に揺動できるようになっている。
【0073】取付ビーム132は、ベースフレーム10
1の支持ブラケット103に駆動シリンダ133を介し
て支持されている。各押し板131は取付ビーム132
と共に、駆動シリンダ133により、前記保持用レール
枠110に保持された実ハンガー11bから垂下する袋
詰めおむつA,Bに対し、その他側方より接離動作する
ように駆動される。
【0074】また、各押し板131は、前記駆動シリン
ダ133による水平方向の移動とは別に、駆動シリンダ
134によって、上端を回動中心として前記熱線部材1
20側に袋詰めおむつA,Bを押し付ける方向(図14
中で時計方向)に揺動駆動されるようにも設定されてい
る。
【0075】図14に示すように、前記熱線部材120
の上方には、該熱線部材120によってポリ袋Aが切断
された後、未だハンガー11の掛止ピン15,16に引
っ掛かっているポリ袋Aの切れ端を下方へ落下させるた
めの袋取外機構135が配設されている。袋取外機構1
35は、ポリ袋Aの切れ端を掛止ピン15,16から外
すべく、駆動シリンダ137によって袋落とし部材13
6を、ハンガー11の直ぐ下側を通る高さ位置にて水平
方向へ駆動させるように構成されている。
【0076】次に回収部140は、前記分離部90のワ
ーク分離機構100側からポリ袋AとおむつBとを別々
に受け取り、該ポリ袋AとおむつBをそれぞれの搬送先
まで送り出す装置である。図15及び図16に示すよう
に、回収部140は、前記ワーク分離機構100から落
下したおむつBを受け入れるワーク回収用ホッパ141
と、前記袋取外機構135により落下したポリ袋Aの切
れ端を受け入れる袋回収用ホッパ151とを有する。
【0077】ワーク回収用ホッパ141と袋回収用ホッ
パ151は、前記ワーク分離機構100を構成する保持
用レール枠110の真下を境にして左右に並ぶようにフ
ロア上に配設されている。ワーク回収用ホッパ141と
袋回収用ホッパ151とは、フロア上に立設されたフレ
ーム枠150に組み付けられている。
【0078】図16に示すように、ワーク回収用ホッパ
141と袋回収用ホッパ151との上端開口部の間に
は、真上に位置する保持用レール枠110と平行に所定
幅で延びるガイド部材162が揺動可能に支持されてい
る。フレーム枠150の上部には一対の軸受け160が
固設され、両軸受け160間に回転軸161が架け渡さ
れており、この回転軸161にガイド部材162は一体
に固結されている。
【0079】回転軸161は、駆動モータ163に回転
力を伝達可能に連結されており、回転軸161と一体の
ガイド部材162は、ワーク回収用ホッパ141の上端
開口部に向かって下方へ傾斜するワークガイド位置(図
16中でL1)と、袋回収用ホッパ151の上端開口部
に向かって下方へ傾斜する袋ガイド位置(図16中でL
2)とに揺動すべく制御される。
【0080】図17に示すように、ワーク回収用ホッパ
141の下端部側方には、回収された使用済みおむつB
をその搬送先である洗濯装置166まで搬送するワーク
搬送路165の始端が連通接続されている。ワーク搬送
路165は、吸引気流によっておむつBを洗濯装置16
6まで搬送する管部材から成る。
【0081】一方、袋回収用ホッパ151の集約下端部
には、ポリ袋Aの切れ端をその搬送先の焼却装置168
まで搬送する袋搬送路167の始端が連通接続されてい
る。袋搬送路167も、前記ワーク搬送路165と同様
に、吸引気流によってポリ袋Aの切れ端を焼却装置16
8まで搬送する管部材から成る。なお、ワーク搬送路1
65や袋搬送路167には、吸引気流に異常が生じた際
に警報を発生させる警報手段を設けるとよい。
【0082】次に送出部180は、図1に示すように、
前記分離部90の保持用レール枠110から空ハンガー
11aを受け取り、該空ハンガー11aを前記分配部4
0のハンガスタッカ60まで戻すための装置である。送
出部180は、第1空ハンガ受渡機構181と、長尺レ
ール枠185と、第2空ハンガ受渡機構191とを有す
る。
【0083】第1空ハンガ受渡機構181は、前記実ハ
ンガ受渡機構91とほぼ同様に構成されており、フロア
上にて移動可能な移動基台182を備え、該移動基台1
82に、ハンガー11が移動可能に嵌合するレール枠1
83を昇降可能に支持して成る。移動基台182の底部
には、前記実ハンガ受渡機構91も嵌合しているレール
95に対し移動可能に嵌合する移動用ベース部材184
が設けられている。
【0084】第1空ハンガ受渡機構181のレール枠1
83は、移動基台182の水平方向への移動と相俟っ
て、前記保持用レール枠110の端部から送り出された
空ハンガー11aを受け取る受取位置と、空ハンガー1
1aを長尺レール枠185の始端部に送り出す引渡位置
とに昇降すべく制御される。なお、レール枠183の両
端部に、前述した図7に示す移送機構が設けられてい
る。
【0085】図1に示すように、長尺レール枠185
は、前記貯留部80の長尺レール枠85と同様に構成さ
れ、複数の空ハンガー11aが長手方向へ移動可能に一
列に嵌合する部材である。長尺レール枠185には、所
定間隔おきに前述したと同様な移送機構(図7参照)が
設けられている。
【0086】長尺レール枠185の始端部は、前記第1
空ハンガ受渡機構181から空ハンガー11aを受け入
れ易いように拡開されている。この長尺レール枠185
の始端部の側方が、前記第1空ハンガ受渡機構181に
おける引渡位置となる。一方、長尺レール枠185の終
端部は、前記分配部40のハンガスタッカ60の側部傍
らまで延びるように配設されている。長尺レール枠18
5の終端部には、前記移送機構(図7参照)や押出機構
(図13参照)が設けられている。
【0087】図18及び図19に示すように、第2空ハ
ンガ受渡機構191は、ハンガスタッカ60の傍らに固
定基台192を配設し、固定基台192の上端にある両
側部193,193に一対のスライドバー194,19
4を長手方向に移動可能に嵌合し、各スライドバー19
4の先端にレール枠195を架設して成る。両側部19
3,193間には固定ビーム196が架設されており、
固定ビーム196の中程には駆動シリンダ197が固結
されている。
【0088】一対のスライドバー194,194間には
移動ビーム198が架設されており、移動ビーム198
の中程には取付ブラケット198aを介して前記駆動シ
リンダ197の出力端が押し引き可能に連結されてい
る。駆動シリンダ197によってレール枠195は、前
記長尺レール枠185の終端部に直線上に並び空ハンガ
ー11aを受け取る受取位置(図18中で実線)と、空
ハンガー11aを前記空ハンガストック部71のレール
枠75に送り出す引渡位置(図18中で想像線)とに水
平方向へ駆動されるように設定されている。
【0089】次に本実施の形態に係るワーク処理装置1
0の作用を説明する。病院や老人ホーム等から回収され
た袋詰めおむつA,Bは、図1に示すように、ワゴンC
に入れられて、受入部20の第1ベルトコンベヤ21の
始端部傍らに運ばれ、適宜第1ベルトコンベヤ21の始
端部上に載せられる。ここで袋詰めおむつA,Bを載せ
る作業は作業員が行う。
【0090】このように受入部20に随時供給された袋
詰めおむつA,Bは、回転駆動される第1ベルトコンベ
ヤ21から第2ベルトコンベヤ31を経て、まとめて一
定方向に自動的に搬送される。袋詰めおむつA,B中に
金属性の異物が混入していた場合、第1ベルトコンベヤ
21の終端側にある金属探知器24によって検出され
る。
【0091】すると、金属探知器24の信号に基づき、
通過検知センサ25からの通過信号を受けた所定のタイ
ミングで、駆動シリンダ28aが作動して、搬送ベルト
29が通常の搬送位置から一時的に排出位置へ揺動す
る。それにより、異物が混入した袋詰めおむつA,B
は、最後まで搬送されずに途中で取り除かれる。
【0092】第2ベルトコンベヤ31の終端部からロー
ラコンベヤ35上に移った袋詰めおむつA,Bは、ロー
ラ37の回転が治まると共に停止し、当該位置にて分配
部40に引き渡される。分配部40では先ず、作業員の
手により、ワークセット機構41のレール枠44に嵌合
しているハンガー11に袋詰めおむつA,Bが一つずつ
掛止される。この時、レール枠44は固定基台42上に
て比較的低所の作業位置に支持されている。
【0093】作業位置にあるレール枠44からはハンガ
ー11の下縁部13が延出しており、下縁部13にある
5組の掛止ピン15,16に、図10に示す如くポリ袋
Aの結び目A1の部分を引っ掛けるようにして掛止す
る。なお、一対の掛止ピン15,16は、基端から先端
へ多少上方を向くように突設されているので、ハンガー
11の移動により袋詰めおむつA,Bが簡単に外れてし
まうことはない。
【0094】ハンガー11に5個の袋詰めおむつA,B
が掛止されると、図4中にて想像線で示したように、実
ハンガー11bが嵌合しているレール枠44は上方の引
渡位置までスライダ45と共に上昇駆動し、隣接するハ
ンガスタッカ60の実ハンガストック部61に受け渡さ
れる。引渡位置にあるレール枠44から実ハンガストッ
ク部61への実ハンガー11bの引き渡しは、レール枠
44の一端等に設けられた移送機構により行われる。
【0095】図5に示すように、実ハンガストック部6
1では、チェーン64の送り側における始端に各レール
枠65が順次位置する時、当該位置にてレール枠65
に、前記レール枠44から実ハンガー11bが受け取ら
れる。この実ハンガストック部61では、チェーン64
の送り側に並ぶ4本の各レール枠65に実ハンガー11
bを嵌合させることができ、実ハンガー11bは4本平
行に並べられた状態で実ハンガストック部61に保持さ
れる。
【0096】ここで実ハンガー11bが嵌合するレール
枠65の数は4本に限られるものではなく、適宜自由に
設定するとよい。また、ハンガスタッカ60の空ハンガ
ストック部71では、送出部180から戻された空ハン
ガー11aが、4本平行に並べられた状態で保持されて
いる。これについては後述する。
【0097】実ハンガストック部61でチェーン64の
送り側における終端に各レール枠65が順次位置する
と、当該位置にて、レール枠65から実ハンガー11b
が側方へ移送機構によって押し出され、実ハンガー11
bは、そのまま実ハンガ分配機構51の受取位置に支持
されているレール枠54に嵌合するように引き渡され
る。
【0098】実ハンガストック部61から実ハンガー1
1bが実ハンガ分配機構51に移ると、実ハンガー11
bが嵌合したレール枠54は、貯留部80を成す何れか
一の長尺レール枠85の始端の高さに合致する引渡位置
まで、スライダ55と共に昇降駆動される。かかる動作
に前後して、レール枠54を支持した移動基台52自体
も、レール57の長手方向に沿ってフロア上を移動し、
何れかの長尺レール枠85の真横に位置することにな
る。
【0099】実ハンガ分配機構51が、実ハンガー11
bを送り出す位置まで来ると、当該位置にて、レール枠
54から実ハンガー11bが側方へ移送機構によって押
し出され、実ハンガー11bは、そのまま貯留部80を
成する何れか一の長尺レール枠85に引き渡される。こ
こで実ハンガー11bを供給すべき実ハンガー11bの
特定は、各長尺レール枠85における実ハンガー11b
の貯留状況等を元にして、制御用コンピューターにより
行われる。
【0100】長尺レール枠85には、複数の実ハンガー
11bが長手方向へ移動可能に一列に嵌合することがで
きる。長尺レール枠85は、ガイドフレーム81上に、
両側方向へ複数列かつ上下方向へ複数段に並ぶように配
設されるから、貯留部80には多数の実ハンガー11b
を整然と並べた状態で待機させることができる。各長尺
レール枠85内で実ハンガー11bは、長尺レール枠8
5の全長に亘り実ハンガー11bが詰まった状態にて、
順次実ハンガ分配機構51から受け入れられる実ハンガ
ー11bに押されることで一方向へ移動する。
【0101】貯留部80の何れか一の長尺レール枠85
から、前記移送機構や押出機構によって送り出された実
ハンガー11bは、分離部90における実ハンガ受渡機
構91の受取位置に支持されているレール枠93に嵌合
するように引き渡される。長尺レール枠85から実ハン
ガー11bが実ハンガ受渡機構91に移ると、実ハンガ
ー11bが嵌合したレール枠93は、ワーク分離機構1
00の保持用レール枠110の高さに合致する引渡位置
まで昇降駆動される。かかる昇降動作に前後して、レー
ル枠93を支持した移動基台92自体も、レール95の
長手方向に沿ってフロア上を移動し、レール枠93は保
持用レール枠110と直線上に並ぶように位置する。
【0102】実ハンガ受渡機構91が、実ハンガー11
bを送り出す位置まで来ると、当該位置にて、レール枠
93から実ハンガー11bが側方へ移送機構によって押
し出され、実ハンガー11bは、そのまま保持用レール
枠110に嵌合するように引き渡される。図14に示す
ように、保持用レール枠110により実ハンガー11b
が定位置に保持されると、実ハンガー11bから垂下す
る袋詰めおむつA,Bに対して、その一側方より熱線部
材120が駆動シリンダ122に押されて接近する。
【0103】このとき同時に、袋詰めおむつA,Bに対
して、その他側方より押圧部材130が駆動シリンダ1
33に押されて、袋詰めおむつA,Bを熱線部材120
に押し付けるように近接する。ここで押し板131は、
駆動シリンダ133によって水平方向に移動した後、続
いて駆動シリンダ134に押され、図14中で想像線で
示す如く上端を回転中心として袋詰めおむつA,B側に
揺動する。
【0104】ポリ袋Aは熱線部材120に触れると容易
に焼き切られるが、熱線部材120が各袋詰めおむつ
A,Bに触れる部分は馬蹄形であり、ポリ袋Aの全周に
おける一部のみが焼き切られるため、ポリ袋Aが複数片
に分断されてその破片が下方へ不用意に落下することは
ない。
【0105】従って、ポリ袋Aの切れ端はハンガー11
に掛止されたままの状態となる。ワーク分離機構100
における熱線部材120及び押圧部材130の袋詰めお
むつA,Bに近接する動作によって、焼き切られたポリ
袋Aの切り口から中のおむつBのみ下方へ落下し、ハン
ガー11に掛止されたまま残るポリ袋Aの切れ端から分
離される。
【0106】熱線部材120や押圧部材130が互いに
離隔すると、今度は袋取外機構135の袋落とし部材1
36が駆動シリンダ137に押されて、ハンガー11に
取り残されたポリ袋Aの切れ端に対して一側方より接離
動作し、ポリ袋Aの切れ端をハンガー11から外す。従
って、ポリ袋Aの切れ端は、前記おむつBとは別に下方
へ落下し回収される。ここでの分離作業は、一切人手を
介さずに自動で行われるため、衛生上も問題ない。
【0107】前記ワーク分離機構100から最初に落下
したおむつBは、回収部140のワーク回収用ホッパ1
41に受け入れられる。ワーク分離機構100より後か
ら落下したポリ袋Aの切れ端は、同じく回収部140の
袋回収用ホッパ151に受け入れられる。
【0108】おむつBが落下する時は、両ホッパ14
1,151との上端開口部間にあるガイド部材162
は、ワーク回収用ホッパ141の上端開口部に向かって
下方へ傾斜するワークガイド位置(図16中でL1)に
ある。一方、ポリ袋Aの切れ端が落下する時は、ガイド
部材162は袋回収用ホッパ151の上端開口部に向か
って下方へ傾斜する袋ガイド位置(図16中でL2)に
ある。
【0109】従って、前記ガイド部材162の揺動によ
り、省スペースの観点より両ホッパ141,151を左
右に並べて配置しても、誤っておむつBが袋回収用ホッ
パ151に落下したり、逆にポリ袋Aの切れ端がワーク
回収用ホッパ141に落下するのを防ぐことができる。
【0110】図17において、ワーク回収用ホッパ14
1に貯まった使用済みのおむつBは、その搬送先の洗濯
装置166までワーク搬送路165を通って搬送され
て、洗濯装置166によりおむつBは洗濯消毒されて再
使用に供される。一方、袋回収用ホッパ151に貯まっ
たポリ袋Aの切れ端は、その搬送先の焼却装置まで袋搬
送路167を通って搬送されて、焼却装置168により
ポリ袋Aの切れ端は焼却処分される。
【0111】前記ワーク分離機構100の保持用レール
枠110に残った空ハンガー11aは、保持用レール枠
110から移送機構により適宜送り出されて、送出部1
80における第1空ハンガ受渡機構181の受取位置に
支持されているレール枠183に嵌合するように引き渡
される。保持用レール枠110から空ハンガー11aが
第1空ハンガ受渡機構181に移ると、空ハンガー11
aが嵌合したレール枠183は、長尺レール枠185の
高さに合致する引渡位置まで下方に駆動される。
【0112】かかる下降動作に前後して、レール枠18
3を支持した移動基台182自体も、レール95の長手
方向に沿ってフロア上を移動し、レール枠183は長尺
レール枠185と直線上に並ぶように位置する。第1空
ハンガ受渡機構181が、空ハンガー11aを送り出す
位置まで来ると、当該位置にて、レール枠183から空
ハンガー11aが側方へ移送機構によって押し出され、
空ハンガー11aは、そのまま長尺レール枠185の始
端部に嵌合するように引き渡される。
【0113】長尺レール枠185には、その始端部から
終端部に亘って複数の空ハンガー11aが長手方向へ移
動可能に一列に嵌合する。長尺レール枠185の終端部
から送り出された実ハンガー11bは、第2空ハンガ受
渡機構191の受取位置に支持されているレール枠19
5に嵌合するように引き渡される。続いてレール枠19
5は、駆動シリンダ197の作動により引渡位置まで水
平方向に移動し、当該位置にて空ハンガー11aはハン
ガスタッカ60の下段を成す空ハンガストック部71に
引き渡される。
【0114】図5に示すように、空ハンガストック部7
1では、チェーン74の送り側における始端に各レール
枠75が順次位置する時、当該位置にてレール枠75
に、前記レール枠195から空ハンガー11aが受け取
られる。空ハンガストック部71でチェーン74の送り
側における終端に各レール枠75が順次位置すると、当
該位置にて、レール枠75から空ハンガー11aが側方
へ移送機構によって押し出され、空ハンガー11aは、
そのままワークセット機構41の作業位置に支持されて
いるレール枠44に嵌合するように引き渡される。
【0115】このようにしてハンガー11は、ワーク処
理装置10を循環し繰り返し使用される。なお、本発明
に係るワーク処理装置は、図示した実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0116】
【発明の効果】本発明に係るワーク処理装置によれば、
袋詰めされたワークを、一度に多量に搬送したり貯留で
き、人手を使わずに自動的に袋からワークを順次分離
し、袋とワークを別々に搬送先まで効率よく迅速に送り
出すことが可能であるため、短時間に多量のワークを処
理することができ、ワーク処理にかかる過度な労力を廃
すると共に、人件費を減らしてコストを低減することが
でき、また、特に袋からワークを分離する際、人手を介
さないので衛生面でも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置を
概略的に示す平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置を
構成する受入部を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置を
構成する受入部の可動コンベヤを拡大して示す側面図で
ある。
【図4】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置を
構成する分配部のワークセット機構を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置を
構成する分配部を全体的に示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置を
構成する分配部の実ハンガ分配機構を示す側面図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置を
構成する分配部のワークセット機構に装備する移送機構
を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置を
構成する分配部のワークセット機構に装備する移送機構
を示す端面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置に
使用されるハンガーを拡大して示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
に使用されるハンガーに袋を掛止する状態を拡大して示
す斜視図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する貯留部を示す平面図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する貯留部を示す側面図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する貯留部の長尺レール枠に装備する押出機構を
示す側面図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する分離部のワーク分離機構を示す側面図であ
る。
【図15】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する分離部のワーク分離機構の要部を示す斜視図
である。
【図16】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する分離部のワーク分離機構とその下方に位置す
る回収部を示す側面図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する回収部を示す正面図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する送出部を示す平面図である。
【図19】本発明の一実施の形態に係るワーク処理装置
を構成する送出部を示す側面図である。
【符号の説明】
A…ポリ袋 B…おむつ A,B…袋詰めおむつ 10…ワーク処理装置 11…ハンガー 11a…空ハンガー 11b…実ハンガー 12…上縁部 13…下縁部 15…掛止ピン 17…被係合ピン 20…受入部 21…第1ベルトコンベヤ 24…金属探知器 25…通過検知センサ 26…可動コンベヤ 29…搬送ベルト 31…第2ベルトコンベヤ 33…搬送ベルト 35…ローラコンベヤ 37…ローラ 40…分配部 41…ワークセット機構 42…固定基台 43…垂直レール 44…レール枠 44a…開口溝 45…スライダ 46…駆動モータ 47…駆動円盤 49…従動円盤 51…実ハンガ分配機構 52…移動基台 53…垂直レール 54…レール枠 55…スライダ 56…移動用ベース部材 57…レール 58…ガイド部材 60…ハンガスタッカ 61…実ハンガストック部 64…チェーン 65…レール枠 71…空ハンガストック部 74…チェーン 75…レール枠 80…貯留部 81…ガイドフレーム 82…支柱部材 85…長尺レール枠 86…エアシリンダ 87…ラチェット 90…分離部 91…実ハンガ受渡機構 92…移動基台 93…レール枠 94…移動用ベース部材 95…レール 100…ワーク分離機構 101…ベースフレーム 102…支持ブラケット 103…支持ブラケット 110…保持用レール枠 120…熱線部材 121…取付ビーム 122…駆動シリンダ 130…押圧部材 131…押し板 132…取付ビーム 133…駆動シリンダ 135…袋取外機構 136…袋落とし部材 140…回収部 141…ワーク回収用ホッパ 150…フレーム枠 151…袋回収用ホッパ 162…ガイド部材 165…ワーク搬送路 166…洗濯装置 167…袋搬送路 168…焼却装置 180…送出部 181…第1空ハンガ受渡機構 182…移動基台 183…レール枠 184…移動用ベース部材 185…長尺レール枠 191…第2空ハンガ受渡機構 192…固定基台 194…スライドバー 194…スライドバー 195…レール枠 196…固定ビーム 197…駆動シリンダ 198…移動ビーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋詰めにされたワークを搬送しつつ所定量
    貯留し、順次袋からワークを分離して、袋とワークを別
    々に搬送先まで送り出すワーク処理装置であって、 随時供給される袋詰めにされたワークを受け入れて一定
    方向へ搬送する受入部と、 前記受入部から送られてきた袋詰めワークを、長尺形の
    ハンガーに所定間隔おきに複数並べて掛止し、該ワーク
    装着済みの実ハンガーと、ワーク未装着である空ハンガ
    ーとをそれぞれ適所に分配する分配部と、 前記実ハンガーを、少なくとも一列になって長手方向に
    複数並んだ状態に待機させる貯留部と、 前記貯留部から順次送り出された実ハンガーから袋とワ
    ークを別々に分離する分離部と、 前記分離部より袋とワークとを別々に受け取り、該袋と
    ワークをそれぞれの搬送先まで送り出す回収部と、 前記分離部から空ハンガーを受け取り、該空ハンガーを
    前記分配部まで戻す送出部とを具備して成ることを特徴
    とするワーク処理装置。
  2. 【請求項2】前記受入部は、回転駆動されるベルトコン
    ベヤを有し、 前記ベルトコンベヤの途中に金属探知器を設け、該金属
    探知器の下流側に、搬送面に連続する搬送位置と、下方
    へ傾斜して袋詰めワークを落下させる排出位置とに揺動
    可能な可動コンベヤを設け、 前記金属探知器からの信号に基づき、前記可動コンベヤ
    部を通常の搬送位置から一時的に排出位置へ揺動させる
    ように設定したことを特徴とする請求項1記載のワーク
    処理装置。
  3. 【請求項3】前記分配部は、ワークセット機構と、ハン
    ガスタッカと、実ハンガ分配機構とを有し、 前記ワークセット機構は、ハンガーが長手方向へ移動可
    能に嵌合するレール枠を、空ハンガーに袋詰めワークを
    掛止する作業位置と、実ハンガーを前記ハンガスタッカ
    に送り出す引渡位置とに昇降可能に固定基台に支持して
    成り、 前記ハンガスタッカは、上下2段に構成され、上段側
    に、前記ワークセット機構から送り出された実ハンガー
    を所定数並べて保持でき、実ハンガーを前記実ハンガ分
    配機構に順次送り出す実ハンガストック部を設け、下段
    側に、前記送出部から戻された空ハンガーを所定数並べ
    て保持でき、空ハンガーを前記ワークセット機構に順次
    送り出す空ハンガストック部を設けて成り、 前記実ハンガ分配機構は、フロア上にて移動可能な移動
    基台を備え、該移動基台に、ハンガーが長手方向へ移動
    可能に嵌合するレール枠を、前記実ハンガストック部か
    ら送り出された実ハンガーを受け取る受取位置と、実ハ
    ンガーを前記貯留部に送り出す引渡位置とに昇降可能に
    支持して成ることを特徴とする請求項1または2記載の
    ワーク処理装置。
  4. 【請求項4】前記貯留部は、複数の実ハンガーが長手方
    向へ移動可能に一列に嵌合する長尺レール枠を、両側方
    向へ複数列かつ上下方向へ複数段に並ぶように、ガイド
    フレーム上に配設して成ることを特徴とする請求項1,
    2または3記載のワーク処理装置。
  5. 【請求項5】前記分離部は、実ハンガ受渡機構と、ワー
    ク分離機構と、袋取外機構とを有し、 前記実ハンガ受渡機構は、フロア上にて移動可能な移動
    基台を備え、該移動基台に、ハンガーが長手方向へ移動
    可能に嵌合するレール枠を、前記貯留部から送り出され
    た実ハンガーを受け取る受取位置と、実ハンガーを前記
    ワーク分離機構に送り出す引渡位置とに昇降可能に支持
    して成り、 前記ワーク分離機構は、前記実ハンガ受渡機構から受け
    取った実ハンガーを定位置に保持する保持用レール枠
    と、該保持用レール枠により保持された実ハンガーから
    垂下する袋詰めワークに対し一側方より接離動作し、合
    成樹脂の薄膜から成る袋を焼き切る熱線部材と、前記袋
    詰めワークに対し他側方より接離動作し、袋詰めワーク
    を前記熱線部材に押し付ける押圧部材とから成り、 前記袋取外機構は、前記ワーク分離機構の作動後、ハン
    ガーに取り残された袋の切れ端に対して一側方より接離
    動作し、該袋の切れ端をハンガーから外す袋落とし部材
    を具備して成ることを特徴とする請求項1,2,3また
    は4記載のワーク処理装置。
  6. 【請求項6】前記回収部は、前記分離部から落下したワ
    ークを受け入れるワーク回収用ホッパと、前記分離部か
    ら落下した袋の切れ端を受け入れる袋回収用ホッパとを
    有し、前記ワーク回収用ホッパと袋回収用ホッパとを、
    前記分離部の保持用レール枠の真下を境にして左右に並
    べてフロア上に配設し、 前記ワーク回収用ホッパと袋回収用ホッパとの上端開口
    部の間に、ワーク回収用ホッパの上端開口部に向かって
    下方へ傾斜するワークガイド位置と、袋回収用ホッパの
    上端開口部に向かって下方へ傾斜する袋ガイド位置とに
    揺動可能なガイド部材を設け、 前記ワーク回収用ホッパに、ワークである使用済みおむ
    つをその搬送先の洗濯装置まで搬送するワーク搬送路の
    始端を連通接続し、前記袋回収用ホッパに、袋の切れ端
    をその搬送先の焼却装置まで搬送する袋搬送路の始端を
    連通接続して成ることを特徴とする請求項5記載のワー
    ク処理装置。
  7. 【請求項7】前記送出部は、第1空ハンガ受渡機構と、
    長尺レール枠と、第2空ハンガ受渡機構とを有し、 前記第1空ハンガ受渡機構は、フロア上にて移動可能な
    移動基台を備え、該移動基台に、ハンガーが長手方向へ
    移動可能に嵌合するレール枠を、前記分離部の保持用レ
    ール枠から送り出された空ハンガーを受け取る受取位置
    と、空ハンガーを前記長尺レール枠の始端部に送り出す
    引渡位置とに昇降可能に支持して成り、 前記長尺レール枠は、その終端部が前記分配部の傍らま
    で延びるように配設され、 前記第2空ハンガ受渡機構は、ハンガーが長手方向へ移
    動可能に嵌合するレール枠を、前記長尺レール枠の終端
    部に直線上に並び空ハンガーを受け取る受取位置と、空
    ハンガーを前記分配部の適所に送り出す引渡位置とに水
    平方向へ移動可能に固定基台に支持して成ることを特徴
    とする請求項5または6記載のワーク処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013050311A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Hitachi Aloka Medical Ltd 衣類用放射線測定システム
JP2014200685A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 ヘルベルト・カンネギーサー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 特に汚れた洗濯物である複数の洗濯物の選別のための方法

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JP2014200685A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 ヘルベルト・カンネギーサー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 特に汚れた洗濯物である複数の洗濯物の選別のための方法

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