JPH1179057A - 変速切換自転車 - Google Patents

変速切換自転車

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JPH1179057A
JPH1179057A JP26274097A JP26274097A JPH1179057A JP H1179057 A JPH1179057 A JP H1179057A JP 26274097 A JP26274097 A JP 26274097A JP 26274097 A JP26274097 A JP 26274097A JP H1179057 A JPH1179057 A JP H1179057A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減速機構が構造的に簡潔となり、機構全体の
大きさが小形化し、軽量化させて負荷を軽減でき、クラ
ンク軸の駆動回転に余分な負荷が加わることがなく軽い
力で駆動回転することが可能であり、長時間の走行も容
易であり、減速切換の操作時に故障等が発生することも
ほとんどなく、メンテナンスのためのコストや時間が不
要である変速切換自転車を提供することを目的とする。 【構成】 自転車のハンガ部に回転自在に軸支されたク
ランク軸14と、クランク軸に連動する減速手段16
と、減速状態の切換手段と、減速手段に係合し、車輪ハ
ブ体へ回転力を伝達する伝達機構22とを備え、減速手
段はクランク軸の駆動力で回転する少なくとも1個また
は複数の遊星歯車40と、遊星歯車に咬合しつつ回転す
る少なくとも1個の従動歯車とを含む差動歯車機構44
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速切換自転車に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】人力によって駆動走行する自転車は、各
種形状、寸法仕上げ等により多種類の形式がある。基本
的には、フレームと、このフレームに軸支された前後車
輪と、ペダルに加えた踏圧力で回転するクランク軸と、
このクランク軸の回転力を後部車輪のハブ体へ伝達させ
る無端チェーンとを備えている。また、後部車輪のハブ
体の端部側には、径の異なる3ないし5個程度の複数の
後部鎖歯車を備え、クランク軸に設けた前部鎖歯車から
任意径の後部鎖歯車へ前記無端チェーンが掛け廻され、
ハブ体側で任意径の後部鎖歯車へ無端チェーンを横移動
状に切換え調帯して変速させる変速機構が一般に利用さ
れている。この変速機構では、走行中にフレームに設け
た変速レバーを操作して無端チェーンを任意の後部鎖歯
車へ移動させ、前後鎖歯車のギヤ比を切換えながら、道
路の起伏、風向き、脚力等の諸条件に対応した変速操作
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記変
速機構においては、後部車輪のハブ体に設けた複数の後
部鎖歯車や無端チェーンを任意の後部鎖歯車へ横移動さ
せる機構等が嵩張って形状が大型化し、これらが余分な
負荷となって大きな駆動回転力を要する欠点がある。ま
た、無端チェーンを径が異なる任意の後部鎖歯車へ横移
動状に減速切換えするときに、無端チェーンが後部鎖歯
車から離脱して故障を発生し易く、その保守点検、修理
等に時間や経費を要する欠点がある。更に、変速機構の
形状が大きく重量があるためハブ体への取付作業も手数
を要する等の問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その一つの目的は減速のための機構が
構造的に簡潔であり、機構全体の大きさが小形化して減
速機構部分を軽量化させ、負荷を軽減させることができ
る変速切換自転車を提供することである。また、本発明
の他の目的は、クランク軸の駆動回転に余分な負荷が加
わることなく軽い力で駆動回転することが可能であり、
長時間の走行も容易である変速切換自転車を提供するこ
とである。また、本発明の他の目的は、減速切換の操作
時に故障等が発生することもほとんどなく、メンテナン
スのためのコストや時間が不要である変速切換自転車を
提供することである。更に、本発明の他の目的は、減速
のための機構が小形化してクランク軸への取付作業も容
易に行える変速切換自転車を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自転車のハン
ガ部12に回転自在に軸支され、入力されて回転するク
ランク軸14と、このクランク軸14に連動する減速手
段16と、減速状態の切換手段18と、この減速手段1
6に係合し、車輪ハブ体20へ回転力を伝達する伝達機
構22とを備え、前記減速手段16は前記クランク軸1
4の駆動力を受けて回転する少なくとも1個または複数
の遊星歯車40と、これらの遊星歯車40に咬合しつつ
回転する少なくとも1個の従動歯車42とを含む差動歯
車機構44からなり、前記切換手段18により前記差動
歯車機構44の遊星歯車40の遊星運動の切換を行ない
つつ減速・非減速運転を行なうことを特徴とする変速切
換自転車10から構成される。
【0006】また、前記差動歯車機構44は、前記従動
歯車42と、該従動歯車42を中央にしてその両面側に
該従動歯車42と咬合する1個または複数の遊星歯車4
0と、からなり、そのうちの1面側の遊星歯車40が前
記クランク軸14に連動されるように設けられてなるこ
ととしてもよい。
【0007】また、前記差動歯車機構44の従動歯車4
2は断面略Z字状に形成されてなることとしてもよい。
【0008】また、前記切換手段18は、前記従動歯車
42と前記クランク軸14とを連結または遮断させるク
ラッチ部82と、前記遊星歯車40の枢支軸72を非遊
星状態に制止、または遊星状態に切換させる遊星歯車切
換機構84とを備えてなることとしてもよい。
【0009】また、前記遊星歯車40の遊星状態のとき
には前記従動歯車42と前記伝達機構22とを連結状態
にさせるとともに、前記遊星歯車40の非遊星状態のと
きにはこの連結を解く伝達機構連結遮断装置62を備え
てなることとしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る変速切換自転車は、
自転車のハンガ部に回転自在に軸支され、入力されて回
転するクランク軸と、このクランク軸に連動する減速手
段と、減速状態の切換手段と、この減速手段に係合し、
車輪ハブ体へ回転力を伝達する伝達機構とを備え、前記
減速手段は、前記クランク軸の駆動力を受けて回転する
少なくとも1個または複数の遊星歯車と、これらの遊星
歯車に咬合しつつ回転する少なくとも1個の従動歯車と
を含む差動歯車機構からなり、切換手段により前記差動
歯車機構の遊星歯車の遊星運動の切換を行ないつつ減速
・非減速運転を行なうようにしている。
【0011】差動歯車機構は、クランク軸の駆動力を受
けて回転する少なくとも1個または複数の遊星歯車と、
これらの遊星歯車に咬合しつつ回転する少なくとも1個
の従動歯車とを備えればよい。しかし、減速回転時にお
いてクランク軸の入力回転方向と逆方向に遊星歯車が回
転し、この遊星歯車と同一方向に回転する従動歯車によ
って逆回転する出力が取出される。従って、クランク軸
の入力回転と同一方向に回転する出力を取出す必要があ
る。このために、従動歯車を中央にしてその両側面側に
該従動歯車と咬合する1個または複数の遊星歯車を配置
し、そのうちの一方側面の遊星歯車をクランク軸と連動
させ、逆回転する従動歯車と連動する他方側面の遊星歯
車でクランク軸の入力回転と同一方向に回転する出力を
取出すものである。更に、従動歯車は断面略Z字状に形
成することによって、従動歯車の両側面に対する遊星歯
車の組付けを簡潔で、コンパクト化に構成できることと
なる。
【0012】差動歯車機構は、遊星歯車を切換手段で定
位置に保持した非遊星状態でクランク軸の駆動力で回転
させ、この遊星歯車に係合する従動歯車をクランク軸の
回転に対して減速回転させる。また、切換手段で遊星歯
車をクランク軸の周囲を遊転する遊転状態に保持し、こ
の状態で遊星歯車に係合する従動歯車をクランク軸と略
同一速度(ギヤー比略1:1程度)で非減速回転させ
る。最終段の回転出力をクランク軸と同一方向に回転さ
せるため、傘歯車等を用いた逆回転機構を設けてもよ
い。また複数の従動歯車を直列に配置して連動させても
よい。また、減速のための機構はクランク軸に設けてい
るが、これに限らず、後車輪のハブ体側にクランク軸と
連動するように設けてもよい。
【0013】また、前記差動歯車機構は、前記従動歯車
と、該従動歯車を中央にしてその両面側に該従動歯車と
咬合する1個または複数の遊星歯車と、からなり、その
うちの1面側の遊星歯車が前記クランク軸に連動される
ように設けられてなることとそてもよい。他の側面に配
置した遊星歯車でクランク軸と同一方向へ回転する減速
出力を得ることとなる。また、他の側面に傘歯車や平歯
車を配置した逆回転機構を設けてもよい。
【0014】また、前記差動歯車機構の従動歯車は断面
略Z字状に形成されてなることとしてもよい。従動歯車
は断面略Z字状に限ることなく、構成が簡略な断面コ字
状の従動歯車を配置してもよい。この断面コ字状の従動
歯車は、遊星歯車との噛合回転でクランク軸の回転方向
と逆回転する。従って、従動歯車の出力側に複数の傘歯
車等の逆回転機構を付設させ、クランク軸の回転と同一
方向へ減速回転力を出力し、伝達機構を介して後車輪の
車輪ハブ体へ伝達されるトルクを増大できるようにして
もよい。
【0015】また、前記切換手段は、前記従動歯車と前
記クランク軸とを連結または遮断させるクラッチ部と、
前記遊星歯車の枢支軸を非遊星状態に制止、または遊星
状態に遊動切換させる遊星歯車切換機構とを備えてなる
こととしてもよい。クラッチ部としては、従動歯車と駆
動歯車とに相互に係合する凹凸部を設け、従動歯車また
は駆動歯車のいずれかをクランク軸に沿って相互に進退
させて係合、離脱させてもよい。また、遊星歯車切換機
構は、遊星歯車の枢支軸を固定した円環板をカバー体の
内壁に設けた円周溝内に配置させ、円環板の外周面に制
動片や制動帯を圧接、離開させて円環板を制止または解
放する機構を備えてもよい。クラッチ部でクランク軸と
従動歯車とが連結されたときには、遊星歯車切換機構に
よる円環板の制止を解放して遊星歯車は遊星状態に保持
されて従動歯車は非減速回転する。また、クラッチ部で
クランク軸と従動歯車との連結を遮断させた状態では、
遊星歯車切換機構で円環板を制止して遊星歯車は非遊星
状態に保持されて自転し、従動歯車は減速回転する。
【0016】また、前記遊星歯車の遊星状態のときには
前記従動歯車と前記伝達機構とを連結状態にさせるとと
もに、前記遊星歯車の非遊星状態のときにはこの連結を
解く伝達機構連結遮断装置を備えてなることとしてもよ
い。この伝達機構連結遮断装置としては、従動歯車の外
面に設けた付勢爪と、伝達機構側に設けた内面ラック歯
とを係合させる構成としてもよい。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1には、本発明の実施例に係る変速
切換自転車のクランク軸に取付けた減速のための機構の
要部拡大側面説明図が示されている。図2には、図1の
A−A線一部断面説明図が示されている。図3には、減
速のための機構の要部を分解させた斜視説明図が示され
ている。本発明に係る変速切換自転車10は、自転車の
ハンガ部12に回転自在に軸支され、入力されて回転す
るクランク軸14と、このクランク軸14に連動する減
速手段16と、減速状態の切換手段18と、この減速手
段16に係合し、車輪ハブ体20へ回転力を伝達する伝
達機構22とを備えている。
【0018】図6、図7に示すように、変速切換自転車
10は、金属パイプを素材として形成されたフレーム2
4と、このフレーム24の中央上部位置に高さ調整自在
に設けられたサドル26とを有している。このフレーム
24の前部位置に設けた前ホーク27にハンドル28が
連結されると共に前車輪30が組み付けられている。ま
た、フレーム24の後端位置に後車輪32の車輪ハブ体
20が組み付けられ、更に、フレーム24の中央下部の
ハンガ部12にクランク軸14が軸支されている。
【0019】図1、図2に示すように、クランク軸14
は、ハンガ部12に両側方向へ向け固定された軸受34
に回転自在に軸支されており、このクランク軸14の両
端には、図6、図7に示すように、先端にペダル36を
水平に枢支したクランクアーム38、38が略クランク
状に逆向きに連設されている。このクランク軸14に設
けた減速手段16から後車輪32の車輪ハブ体20へ伝
達機構22が調帯されている。
【0020】減速手段16は、前記クランク軸14の駆
動力を受けて回転する少なくとも2個の遊星歯車40
と、これらの遊星歯車40に咬合しつつ回転する少なく
とも1個の従動歯車42とを含む差動歯車機構44から
構成されている。切換手段18により差動歯車機構44
の遊星歯車40の遊星運動の切換えを行って自転車走行
の減速・非減速運転を行うものである。このように、差
動歯車機構44を減速のための機構として用いることに
より、機構が簡潔で、機構全体の大きさが小形化され、
減速機構部分が軽量化されて負荷を軽減できる。また、
クランク軸の駆動回転に余分な負荷が加わることがな
く、軽い力で駆動回転することが可能となる。
【0021】図1、図2に示すように、減速手段16
は、クランク軸14を同軸とし、クランク軸16の周方
向に拡径して設けられている。即ち、自転車フレームの
ハンガ部12に設置した軸受34の側部に、クランク軸
14に駆動歯車46が固定されている。この駆動歯車4
6の外周部に少なくとも2個の遊星歯車40が配置され
て駆動歯車46と相互に噛合されている。また、図2に
示すように、従動歯車40は、駆動歯車46側であっ
て、軸受34の端部寄り外周位置に回転自在に軸支され
ている。
【0022】また、これらのクランク軸14、軸受3
4、駆動歯車46、複数の遊星歯車40、従動歯車42
等は、図1の拡大側面図に示すように、クランク軸14
を中心として同心円状に配置されている。実施例におい
て、差動歯車機構44は、従動歯車42と、この従動歯
車42を中央にしてその両側面に配置され、従動歯車4
2と咬合する1個または複数の遊星歯車40とで構成さ
れている。
【0023】即ち、図2の断面図に示すように、従動歯
車42は、軸受34に軸支され、駆動歯車46より径が
大きな円形本体48と、駆動歯車46に隣接する円形本
体48の一方側面の周縁部に同駆動歯車46の上方側へ
突出形成された内歯50と、該円形本体48の他方側面
の中央部において、軸受34を周回するように突出形成
された外歯52とを有している。これらの内歯50から
円形本体48を経由して外歯52へ向かう断面は略Z字
状に形成されている。この内歯50と駆動歯車46とに
円形本体48の一方側面に配置された遊星歯車40aが
噛合し、また、他方側面に配置された遊星歯車40bが
外歯52に噛合しつつ連動する。これにより、減速のた
めの構造のコンパクト化の実効性を確保できる。また、
従動歯車42の両側に遊星歯車40a、40bが配置さ
れているのでバランスがよく、よって、円滑に動作し、
減速作動の正確性及び信頼性が高くなる。また、差動歯
車機構44を円滑に作動させて故障等が発生することが
ない。
【0024】図1、図2に示すように、従動歯車42の
外周面には、クランク軸14の回転力を後車輪32の車
輪ハブ体20へ伝達させる伝達機構22が設けられてい
る。この伝達機構22は、従動歯車42の外周面を包含
するように係合された伝達歯車54と、この伝達歯車5
4の外周面に掛け廻された無端チェーン60とを備えて
いる。この伝達歯車54は中空円筒形に形成され、その
外周面を周回して鎖歯56が植設されている。この鎖歯
56と車輪ハブ体20の端部寄り位置に設置された鎖歯
車58とに無端チェーン60が周回状に掛け廻されてい
る。伝達機構22としては、タイミングベルト、その他
の伝達ロープ等を利用してもよく、この場合には伝達歯
車54や車輪ハブ体20側に、これらのベルトやロープ
に係合する溝歯を設ける。
【0025】従動歯車42と伝達歯車54とを連動回転
させるため、従動歯車42の外周面と伝達歯車54の内
周面とには伝達機構連結遮断装置62が設けられてい
る。この伝達機構連結遮断装置62は、クランク軸14
と同一方向へ従動歯車42が回転(以下、これを正回転
という)するときに従動歯車42と伝達歯車54とを係
合させ、また、従動歯車42が逆回転するときに、従動
歯車42を伝達歯車54に対して空滑りさせて係合を解
放させる。
【0026】即ち、図1、図2に示すように、伝達機構
連結遮断装置62は、従動車輪42の外周面側に伝達歯
車54を正回転させるために配置された1個または複数
の付勢送り爪64と、伝達歯車54の内周面の略中央位
置を周回して刻設され、付勢送り爪64に係合して伝達
歯車54を連動回転させる第1内歯66と、を備えてい
る。また、従動車輪42の外歯52と対応して伝達歯車
54の内周面の側端側には第2内歯68が設けられてい
る。
【0027】クランク軸14の駆動歯車46と従動歯車
42とが後述する切換手段18で直接連結され、遊星歯
車40a、40bが遊星状態で従動歯車42がクランク
軸14と同一方向へ正回転する非減速運転のときに、伝
達歯車52の内面の第1内歯66に従動歯車42の付勢
送り爪64が係合して伝達歯車42はクランク軸14と
同一方向へ正回転する。この非減速運転の走行状態にお
いて、クランク軸14の回転を停止して従動歯車42の
回転を停止させても、従動歯車42側の付勢送り爪64
に対して第1内歯66は空滑りして伝達歯車42は後車
輪32と連動して惰性で空転する。
【0028】また、切換手段18で駆動歯車46と従動
歯車42との連結を解除させて遊星歯車40a、40b
が非遊星状態で、駆動歯車46が遊星歯車40aと噛合
し、更に遊星歯車40aと従動歯車42の内歯50との
噛合で従動歯車42がクランク軸14の回転と逆回転す
る減速運転のときに、従動歯車42の付勢送り爪64は
伝達歯車54の内面の第1内歯66に対して空滑りす
る。このとき、クランク軸14と逆回転する従動歯車4
2の外歯52に他方側面の遊転歯車40bが噛合し、こ
の遊転歯車40bと伝達歯車54の第2内歯68とが噛
合して伝達歯車54はクランク軸14と同一方向へ減速
回転する。
【0029】このように、従動歯車42と伝達歯車54
との相互に伝達機構連結遮断装置62を設けたことによ
り、遊星歯車40a、40bの遊星状態による非減速運
転と、遊星歯車40a、40bの非遊星状態のときの減
速運転とに確実に変速切換えることができる。また、従
動歯車42と伝達機構22との連結状態と非連結状態と
の切換えを簡単な構造で確実に行える。
【0030】図2、図3に示すように、従動歯車42の
両側に配置された1個または複数の遊星歯車40a、4
0bは、縦形で左右対向に配置されたドーナツ状の円環
板70a、70bの対向した内面に枢支軸72a、72
bが垂直に固定され、この枢支軸72a、72bに遊星
歯車40a、40bが回転自在に枢着されている。
【0031】図2、図3に示すように、フレーム24の
ハンガ部12には、減速手段14の軸受34、クランク
軸14に固定した駆動歯車46、軸受34の外周に回転
自在に軸支させた従動歯車42、この従動歯車42に係
合連結された伝達歯車54等を遮蔽した二段円筒状のカ
バー体74が設置されている。このカバー体74の円周
方向へ突出した両側壁体76a、76bの内面側には、
クランク軸14を中心として周回するようにドーナツ状
の円環板70a、70bを回転摺動自在に係合させるた
めの円周溝78a、78bが開溝されている。この円周
溝78a、78b内に円環板70a、70bが係合され
ると共に、一方の円環板70aに枢支した遊星歯車40
aが駆動歯車46と従動歯車42の内歯50とに噛合さ
れ、他方の円環板70bに枢支した遊星歯車40bが従
動歯車42の外歯52と伝達歯車54の第2内歯68と
に噛合されている。尚、図中において、80、80はカ
バー体74に開口されたチェーン出入用孔である。
【0032】変速切換自転車10の走行運転において
は、減速手段を16を、例えば平坦部の走行のための非
減速運転と、登坂部の走行のための減速回転とのいずれ
かに切換えて走行する。この切換えのために切換手段1
8は、従動歯車42とクランク軸14とを連結または遮
断させるクラッチ部82と、遊星歯車40a、40bの
枢支軸70a、70bを非遊星状態に制止、または遊星
状態に遊動切換させる遊星歯車切換機構84とを備えて
いる。
【0033】図2、図3に示すように、クラッチ部82
は、カバー体74内の軸受34の外周面に、その軸芯方
向へ摺動及び回転自在に嵌装された作動筒86と、この
作動筒86の一端側に従動歯車42へ向け突出された複
数の爪88と、駆動歯車46及び従動歯車42の胴側部
に複数の爪88が進退して係合、離脱し得るように連通
開孔された爪孔90a、90bとを備えている。
【0034】作動筒86を駆動歯車46へ向け前進させ
ると複数の爪88が従動歯車42の爪孔90bから駆動
歯車46の爪孔90aへ係合して従動歯車42と駆動歯
車46とは一体的に連結される。この結果、従動歯車4
2は駆動歯車46を介してクランク軸14と連結され
る。また、作動筒86が後退すると複数の爪88の先端
部が駆動歯車46の爪孔90a内から離脱され、従動歯
車42の爪孔90b内に係合保持され、従動歯車42は
駆動歯車46との連結が解除され、作動筒86は従動歯
車42と共に軸受34に自由回転状に保持される。この
複数の爪88は従動歯車42の爪孔90bから後退させ
てもよいが、従動歯車42と駆動歯車46との爪孔への
前進係合が複雑になるため、従動歯車42の爪孔90b
内に待機させた方が好ましく、爪88による連結、解放
の作動が簡単となる。
【0035】図2、図7に示すように、作動筒86を進
退操作させるため、該作動筒86の端部寄りの外周面に
は円周溝92が開溝されている。この円周溝92と対向
してカバー体74の両胴側部に作動筒86の進退方向へ
向けて長孔94、94が開孔されている。この長孔9
4、94の外周を周回するようにカバー体74の外周に
は略長円状の操作レバー96が配置されている。この操
作レバー96は、カバー体74の下面側に設けたヒンジ
97に長孔94方向へ揺動し得るように枢着されてい
る。この操作レバー96には長孔94、94を貫通して
作動筒86の円周溝92に係着したガイドピン98、9
8が固定されている。
【0036】自転車のサドル26の近傍位置でフレーム
24に取付けた手元レバー100から延長した操作ワイ
ヤ102が操作レバー96に連結されている。この手元
レバー100で操作レバー96を牽引することにより、
作動筒86が前進して爪88の先端が駆動歯車46の爪
孔90aへ係合して従動歯車42と駆動歯車46とは一
体的に連結される。操作レバー96の牽引を解除すると
操作ワイヤ102に設けた付勢ばねで操作レバー96は
作動筒86と共に後退し、爪88の先端が駆動歯車46
の爪孔90aから離脱し、従動歯車42と駆動歯車46
との連結が解除される。
【0037】図2、図7に示すように、遊星歯車切換機
構84は、カバー体74の突出した両側壁体76a、7
6bの外面側から、内面側に配置した遊星歯車の円環体
70a、70bに当接するように螺合され、左右ねじか
らなる制動ねじ104、104と、この制動ねじ10
4、104の頭部から斜め上方へ突設された締付け腕1
06、106とを有している。この締付け腕106、1
06に連設された操作レバー108に、サドル26の近
傍位置でフレーム24に取り付けた手元レバー110か
ら延長した操作ワイヤ112が連結されている。手元レ
バー110により操作ワイヤ112を牽引して締付け腕
106、106を上方へ引き上げると制動ねじ104、
104が壁体内へねじ込まれ、円環板70a、70bは
制動ねじ104、104で制止される。手元レバー11
0による操作ワイヤ112の牽引を解除すると、操作ワ
イヤ112に設けた付勢ばねで締付け腕106、106
が下降し、制動ねじ104、104による円環板70
a、70bの制止が解放されて円環板70a、70bは
遊動する。
【0038】これにより、非減速運転のときにはクラッ
チ部82の作動筒86の前進作動で従動歯車42と駆動
歯車46が連結され、クランク軸14の回転力が減速さ
れることなく従動歯車42に伝達される。更に、伝達機
構連結遮断装置62の従動歯車42側の付勢送り爪64
が伝達歯車54の第1内歯66と係合して伝達歯車54
が駆動歯車46と同一方向へ同一速度で回転し、無端チ
ェーン60により後車輪32のハブ体へ回転力が伝達さ
れて自転車は非減速運転する。このとき、遊星歯車切換
機構84の手元レバー110で操作ワイヤ112を牽引
することなく、円環体70a、70bを自由状態に保持
し、駆動歯車46及び従動歯車42で係止された遊星歯
車40a、40bは円環体70a、70bと共に遊星運
動する。
【0039】また、減速運転のときには、クラッチ部8
2の作動筒86を後退作動させて従動歯車42と駆動歯
車46との連結を解除させる。同時に遊星歯車切換機構
84を操作して円環体70a、70bを制動ねじ10
4、104で制止して遊星歯車40a、40bを非遊星
状態に枢支保持する。これにより、クランク軸14の回
転力は、駆動歯車46と遊星歯車40a及び遊星歯車4
0aと従動歯車42の内歯50との噛合で従動歯車42
がクランク軸14と逆方向へ減速回転する。このとき、
伝達機構連結遮断装置62の従動歯車42側の付勢送り
爪64は伝達歯車54の第1内歯66に対して空滑り状
に逆回動する。更に、従動歯車42の他方側面の外歯5
2と遊星歯車40b及び遊星歯車40bと伝達歯車54
の第2内歯68との噛合で伝達歯車54は、駆動歯車4
6と同一方向へ低速度で減速回転され、無端チェーン6
0により後車輪32の車輪ハブ体20へ減速した回転力
が伝達されて自転車は減速運転する。
【0040】従って、自転車のサドル26の近傍位置に
設けた手元レバー100、110を交互に操作してクラ
ッチ部82と遊星歯車切換機構84とを選択的に動作さ
せ、非減速運転による平坦部の走行と減速運転による登
坂部の走行の実効を確保できることとなる。
【0041】次に、本発明の実施例に係る変速切換自転
車の作用を説明する。図6、図7に示すように、変速切
換自転車10を走行開始したり、或は登坂部の走行にお
いては、後車輪32に大きなトルクが負荷されるため減
速手段16は減速運転に切換えて走行し、平坦部で速度
が上昇した後では小さなトルクで走行できるため減速手
段16は非減速運転に切換えて走行する。従って、サド
ル26に乗架した運転者は、走行開始の減速運転のとき
には、一方の手元レバー100は前方へ倒したままでク
ラッチ部82の作動筒86を軸受34の端部側へ後退さ
せて駆動歯車46と従動歯車42の連結を解除した状態
に保持する。
【0042】そこで、遊星歯車切換機構84側の他方の
手元レバー110を手前へ倒して操作ワイヤ112を牽
引し、連結されている操作レバー108で締付け腕10
6、106を上方へ引き上げて制動ねじ104、104
を円環板70a、70bへねじ込んで係止し、遊星歯車
40a、40bを非遊星状態に枢支保持する。これによ
り、クランク軸14の回転力は、駆動歯車46と遊星歯
車40a及び遊星歯車40aと従動歯車42の内歯50
との噛合で従動歯車42がクランク軸14と逆方向へ減
速回転され、伝達機構連結遮断装置62の従動歯車42
側の付勢送り爪64は伝達歯車54の第1内歯66に対
して空滑り状に回動する。更に、従動歯車42の他方側
面の外歯52と遊星歯車40b及び遊星歯車40bと伝
達歯車54の第2内歯68との噛合で伝達歯車54は、
駆動歯車46と同一方向へ低速度で減速回転され、無端
チェーン60により後車輪のハブ体へ減速した回転力が
伝達されて自転車は減速運転される。
【0043】自転車の速度が上昇したら、減速手段16
を非減速運転に切換える。このときには、遊星歯車切換
機構84の手元レバー110を前方へ倒して締付け腕1
06、106を下降させて制動ねじ104、104によ
る円環板70a、70bの係止を解除して遊星歯車40
a、40bを遊星状態に保持する。更に、手元レバー1
00を手前へ倒して操作ワイヤ112を牽引してクラッ
チ部82の作動筒86を前進作動させ、従動歯車42の
爪孔90bに係合している複数の爪88を駆動歯車46
の爪孔90aへ係合させて従動歯車42と駆動歯車46
とを直接連結させる。これにより、クランク軸14の回
転力は減速される駆動歯車46から従動歯車42へ伝達
される。
【0044】更に、伝達機構連結遮断装置62の従動歯
車42側の付勢送り爪64が伝達歯車54の第1内歯6
6と係合して伝達歯車54が駆動歯車46と同一方向へ
同一速度で回転し無端チェーン60により後車輪のハブ
体へ回転力が伝達されて自転車は非減速運転する。この
ときに、遊星歯車切換機構84の円環体70a、70b
は係止されることがなく自由状態に保持されているた
め、従動歯車42の両側の遊星歯車40a、40bは駆
動歯車46及び従動歯車42に係止された状態で自転す
ることなく遊星運動する。
【0045】このように、差動歯車機構44を減速のた
めの機構として用いることにより、機構が簡潔で、機構
全体の大きさが小形化され、減速機構部分が軽量化され
て負荷を軽減できる。また、クランク軸14の駆動回転
に余分な負荷が加わることがなく、軽い力で駆動回転す
ることが可能となる。したがって、長時間の走行も容易
となる。また、減速切換の操作時に故障等が発生するこ
ともほとんどなく、メンテナンスのためのコストや時間
が不要となる。更に、減速手段の構造が小形化するの
で、クランク軸への取付作業も容易に行える。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る変速
切換自転車によれば、自転車のハンガ部に回転自在に軸
支され、入力されて回転するクランク軸と、このクラン
ク軸に連動する減速手段と、減速状態の切換手段と、こ
の減速手段に係合し、車輪ハブ体へ回転力を伝達する伝
達機構とを備え、前記減速手段は、前記クランク軸の駆
動力を受けて回転する少なくとも1個または複数の遊星
歯車と、これらの遊星歯車に咬合しつつ回転する少なく
とも1個の従動歯車とを含む差動歯車機構からなり、前
記切換手段により前記差動歯車機構の遊星歯車の遊星運
動の切換を行ないつつ減速・非減速運転を行なうことを
特徴とすることにより、減速のための機構が構造的に簡
潔なものとなり、機構全体の大きさが小形化し、自転車
の減速機構部分についてスッキリした意匠感を保持させ
ると共に同減速機構部分を軽量化させ、負荷を軽減させ
ることができる。また、クランク軸の駆動回転に余分な
負荷が加わるこもなく軽い力で駆動回転することが可能
である。したがって、長時間の走行も容易となる。ま
た、減速切換の操作時に故障等が発生することもほとん
どなく、メンテナンスのためのコストや時間が不要とな
る。更に、減速手段の構造が小形化するので、クランク
軸への取付作業も容易に行える。
【0047】また、前記差動歯車機構は、前記従動歯車
と、該従動歯車を中央にしてその両面側に該従動歯車と
咬合する1個または複数の遊星歯車と、からなり、その
うちの1面側の遊星歯車が前記クランク軸に連動される
ように設けられてなることにより、減速手段の構造のコ
ンパクト化の実効性を確保できる。また、従動歯車の両
側に遊星歯車が配置されているのでバランスがよく、よ
って、円滑に動作し、減速作動の正確性及び信頼性が高
くなる。
【0048】また、前記差動歯車機構の従動歯車は断面
略Z字状に形成されてなることにより、差動歯車機構の
コンパクト化の実効性を確保できる。また、従動歯車の
両側に遊星歯車をバランスよく配置でき、差動歯車機構
を円滑に作動させて故障等が発生することがない。
【0049】また、前記切換手段は、前記従動歯車と前
記クランク軸とを連結または遮断させるクラッチ部と、
前記遊星歯車の枢支軸を非遊星状態に制止、または遊星
状態に遊動切換させる遊星歯車切換機構とを備えてなる
ことにより、クラッチ部と遊星歯車切換機構とを選択的
に動作させ、非減速運転による平坦部の走行と減速運転
による登坂部の走行の実効を確保できる。
【0050】また、前記遊星歯車の遊星状態のときには
前記従動歯車と前記伝達機構とを連結状態にさせるとと
もに、前記遊星歯車の非遊星状態のときにはこの連結を
解く伝達機構連結遮断装置を備えてなることにより、伝
達機構連結遮断装置により、遊星歯車の遊星状態による
非減速運転と、遊星歯車の非遊星状態のときの減速運転
とに確実に変速切換えることができる。また、従動歯車
と伝達機構との連結状態と非連結状態との切換えを、簡
単な構造で確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る変速切換自動車のクラン
ク軸に取付けた減速のための機構の要部拡大側面説明図
である。
【図2】図1のA−A線一部断面説明図である。
【図3】減速機構の要部を分解させた斜視説明図であ
る。
【図4】非減速運転状態における減速機構の要部の回転
方向の説明図である。
【図5】減速運転状態における減速機構の要部の回転方
向の説明図である。
【図6】本発明の実施例に係る変速切換自転車の側面図
である。
【図7】減速のための機構を取り付けたハンガ部の斜視
説明図である。
【符号の説明】 10 変速切換自転車 12 ハンガ部 14 クランク軸 16 減速手段 18 切換手段 20 車輪ハブ体 22 伝達機構 40 遊星歯車 42 従動歯車 44 差動機構 62 伝達機構連結遮断装置 72 枢支軸 82 クラッチ部 84 遊星歯車切換機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車のハンガ部に回転自在に軸支さ
    れ、入力されて回転するクランク軸と、 このクランク軸に連動する減速手段と、 減速状態の切換手段と、 この減速手段に係合し、車輪ハブ体へ回転力を伝達する
    伝達機構と、を備え、 前記減速手段は、前記クランク軸の駆動力を受けて回転
    する少なくとも1個または複数の遊星歯車と、これらの
    遊星歯車に咬合しつつ回転する少なくとも1個の従動歯
    車と、を含む差動歯車機構からなり、 前記切換手段により前記差動歯車機構の遊星歯車の遊星
    運動の切換を行ないつつ減速・非減速運転を行なうこと
    を特徴とする変速切換自転車。
  2. 【請求項2】 前記差動歯車機構は、前記従動歯車と、
    該従動歯車を中央にしてその両面側に該従動歯車と咬合
    する1個または複数の遊星歯車と、からなり、そのうち
    の1面側の遊星歯車が前記クランク軸に連動されるよう
    に設けられてなる請求項1記載の変速切換自転車。
  3. 【請求項3】 前記差動歯車機構の従動歯車は断面略Z
    字状に形成されてなる請求項1または2記載の変速切換
    自転車。
  4. 【請求項4】 前記切換手段は、前記従動歯車と前記ク
    ランク軸とを連結または遮断させるクラッチ部と、 前記遊星歯車の枢支軸を非遊星状態に制止、または遊星
    状態に遊動切換させる遊星歯車切換機構と、 を備えてなる請求項1ないし3のいずれかに記載の変速
    切換自転車。
  5. 【請求項5】 前記遊星歯車の遊星状態のときには前記
    従動歯車と前記伝達機構とを連結状態にさせるととも
    に、前記遊星歯車の非遊星状態のときにはこの連結を解
    く伝達機構連結遮断装置を備えてなる請求項1ないし4
    のいずれかに記載の変速切換自転車。
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