JPH10503737A - 自転車ハブの動力変換装置 - Google Patents

自転車ハブの動力変換装置

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Abstract

(57)【要約】 自転車ハブの動力変換装置が提供される。後輪のハブシェルの片側に変速部と、その反対側に両方向ペダル装置(BDPA)部と変速部とBDPA部の間にクラッチを含む装置は、そこに加えられた動力の方向に関係なく、常に一方向に動力を供給し、自転車の駆動状態によって速度を変える。また、レバーが、変速部をコントロールするためにその両端に孔のあるハブシャフトの左側に挿入され、ピンレバーが、BDPA部をコントロールするためにハブシャフトの右側に挿入される。自転車ハブの動力変換装置は、互換性をもって、一般自転車に取付け可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 自転車ハブの動力変換装置 技術の分野 本発明は、自転車の後輪ハブに取り付けられる動力変換装置に関し、特に、片 側に変速機、反対側に両方向性のペダル装置、そして、その間にクラッチを具え 、自転車の後輪を駆動させるために、加えられる動力の方向に拘らず、一方向に のみ動力を出力し、同時に自転車の移動状況に合わせて自転車の回転速度を変え るための動力変換装置に関する。 背景技術 一般的に、自転車は3つに分類される:交通手段としての一般自転車、専ら山 間での運動に使用されるマウンテンバイク、及びスポーツイベントに使用される 自転車である。基本的に、上述の自転車は、すべて、自転車フレームの前後に前 輪と後輪、そして、2つの車輪の間に、動力供給源としての一組のペダルを含む 。自転車の駆動力は、ペダルを漕ぐことで得られ、それから、その力は、駆動ス プロケット、チェーン、従動スプロケットを順次経由して、後輪に伝えられる。 しかしながら、殆どの自転車は、前方にペダルを漕いだときのみ、前方に移動で きる。すなわち、後方にペダルを漕いだときは、前方に移動できない。この種の 一方向性の自転車は、乗り手が長時間自転車に乗るとき、乗り手の脚の疲労や、 脚の筋肉の偏った発達の原因になりやすい。 従って、その問題を解決するため、多くの発明家が、従来の一方向性の自転車 に利用できる両方向性のペダル装置の開発に努力してきた。今まで開発された、 前方、後方、どちらにペダルを踏んでも前方に自転車が移動する両方向性のペダ ル装置は、そのために採用された方法に従って、大まかに3つに分類できる。す なわち、補助歯車、傘歯車、そして遊星歯車を使った方法である。ここでの、両 方向性のペダル装置は、前方、或いは、後方に自転車のペダルを漕ぐときはいつ でも前方に移動できる自転車の装置に属し、従来の自転車のように、後方に自転 車のペダルを漕ぐとき、もし、必要であれば、選択式にレバーをコントロールす ることによって、空転させることも出来る。 両方向性のペダル装置に関する代表的な発明として、マンズールソ達が、補助 歯車を採用した両方向性のペダル装置(EPO公告番号0.369,925)を発表し、 フォスターが傘歯車とクラッチを採用した両方向性のペダル装置(米国特許第5, 435,583号)を発表し、本出願人が遊星歯車を採用した両方向性のペダル装置( 出願番号PCT/KR96/00236)を発表している。 前述の発明は、動力の方向を変えるために、共通して中間歯車(補助歯車、傘 歯車、遊星歯車)を具えているが、動力の方向を変えるための方法、動力変換中 の加えられた負荷の各部分への分配の程度、部品の精度、従来の自転車との互換 性において、違いもある。しかし、発明はすべて、後輪のシャフトではなく、ペ ダルシャフトに取り付けられるように開発されている。 特に、本出願人によって発明された両方向性のペダル装置(出願番号PCT/KR96 /00236)は、部品の精度、動力変換時の滑らかさ、従来の自転車のペダルシャフ トに直接取り付けられる互換性の面で、多くの利点がある。しかしながら、駆動 スプロケットの形とクランクの部品は、従来の自転車のそれらとは違うので、こ れらの部品は、従来の自転車に装置を取り付けるとき、新しいものに交換される 必要がある。 また、本出願人によって発明された両方向性のペダル装置は、上述の装置のよ うに、ペダルシャフトの外側に取り付けられるため、取り付けられた装置は、自 転車フレームの外側に向かって突き出ている。突き出た装置は、乗り手がペダル を漕ぐのを妨げることがある。さらに、自転車枠の外側に向かって突き出た両方 向性のペダル装置を、持ち運び用に折り畳めるように新しく開発された自転車に 取り付けることは難しい。 このように、上記の問題は、後輪のシャフトに取り付け可能な新しい両方向性 のペダル装置の開発についての要求を高めている。 一方、ペダルを漕ぐ間の脚の疲労を減らし、ペダルに加えられるエネルギーを 有効に利用するため、ペダルを漕ぐリズムとペダルに当てられるペダルを漕ぐ力 は、一定であるほうが良い。駆動スプロケットと従動スプロケットの間の歯車比 (ギア比)をコントロールし、それによって、駆動抵抗によるペダルを漕ぐ力を 自転車の駆動に正確に振り向ける自転車用変速機が、前述の状態を満足させるた めに開発されている。 変速機(transmission)には、外付け式と内付け式がある。外付け式は、チェー ンをペダルシャフトとハブシャフトに取り付けられている多くの異なる直径を有 するスプロケットに順次接触させながら、直接、ギア比を変える。内付け式の変 速機では、遊星歯車を後輪ハブの本体に取り付けることによって、ギア比を変え る。内付けの変速機は、外付け式の変速機と比べ、より小型化でき、内付け式の 変速機がハブシャフトに取り付けられているので、埃の流入や異質物を妨止する と同時に、外部からの衝撃から防ぐことができる。これらの利点のため、内付け 式の変速機は、広く一般自転車に用いられている。ここで、日本の公開されてい る特許公告平成5年第65094号(1993年3月3日)を、内付け式の変速機に関する発 明の例として参照することができよう。 後輪ハブに取り付けられる内付け式の変速機に関する変速機それ自体の効率を 高めるため、或いは、ギア比をコントロールするための、さらなる発明がある。 しかしながら、動力の方向を変換するための、両方向ペダル装置を含む内付け式 の変速機は、知られていない。 上述の通り、両方向ペダル装置の多くは、後輪のハブシャフトではなく、ペダ ルシャフトに、取り付けられている。また、ハブシャフトに関する発明の殆どは 、変速機のみに限られており、変速機と両方向ペダル装置の両方を含む多目的自 転車のための研究成果を見出すことは難しい。 かくして、人間の脚の筋肉のバランスのとれた発達のための両方向ペダル装置 とペダルに加えられるエネルギーを効率よく利用するための変速機を具えた自転 車と、同時に、高い安全性とその中にすべての部品を取り付ける扱いにおける便 利さを兼ね備えた自転車の多目的装置というものへの需要が高まっている。 発明の説明 自転車の運転中に人間の脚の筋肉を効率よく、且つ、均等に発達させ、駆動力 を最大限に利用する自転車に関する多目的付属装置を提供することが、本発明の 目的である。 本発明の特徴は、両方向ペダル装置と改良された変速機が、両方とも後輪のハ ブシャフトに取り付けられていることである。従って、両方向ペダル装置は、乗 り手の脚の筋肉をバランス良く発達させ、変速機は乗り手の運動について、効率 を最大限にする。 本発明による自転車ハブの動力変換装置の基本的な構造は次の通りである。第 一に、変速部がハブシャフトの一端に取り付けられ、両方向ペダル装置部(BD PA)がその他方の端に取り付けられ、クラッチが中央部に取り付けられる。そ れから、上記3つの部品のサブアセンブリーが、ハブシェルに差し込まれ、ハブ シェルの両端は、一端のカバーと他端の補助駆動スプロケットによって閉じられ る。 動力変換装置の変速部は、1つの太陽歯車と1つのキャリアと1つのリングギ アを含む。上記構造を具えた変速部は、クラッチ、或いは、後述されるBDPA 部から動力を受ける。変速部に加えられる動力は、異なる経路を経由してハブシ ェルに伝えられる。自転車の後輪は、動力変速装置の経路に従って、低、中、高 の速度で駆動される。 また、本発明のクラッチは、外側の一端に複数の傾斜したトング(tongue)と、 他端に突起を具えたスプラインのついた中空の円筒の形をしている。上記の構造 を具えたクラッチは、変速部に面する片側のキャリヤと分離可能に連結され、B DPA部に面する反対側のリングギアに接続されている。クラッチの位置は、ハ ブシャフトに取り付けられたレバーによって、左右に切り替え可能である。クラ ッチは、動力を変速部に全く伝えない(低速と中速)か、或いは、その位置を変 えることによって、動力を変速部のキャリヤに伝える(高速)。 また、本発明のBDPA部は、1つのリングギアと1つのラチェットホイール と2つのキャリヤを含む。その構造を具えたBDPA部は、後述される駆動ホイ ールから動力を受け、受けた動力をクラッチと変速部へ伝える。BDPA部は、 ドライブホイールから伝えられた動力の方向に関係なく、常に時計回りに(自転 車の進行方向に関して右から見た場合)動力を加える。かくして、両方向ペダル 装置から動力を受けられるように位置している構成部(クラッチ、変速部、及び 後述のハブシェル)は、時計回りにのみ回転する。 一方、多段を具えた円筒形のハブシェルは、本発明の構成部を受けるためのハ ウジングとして作用する。2つのラチェットが、動力を変速部から受けるために 、ハブシェルの内壁に形成されている。また、フランジが、後輪のスポークと連 結されるように、その外側の両端に形成されている。 また、本発明の駆動ホイールは、従動スプロケットと一体に連結されているが 、ハブシャフトには回転できるように連結される。かくして、駆動ホイールは、 従動スプロケットを経由してペダルから生じた動力を受け、受けられた動力をB DPA部に伝える。また、ピンレバーが、BDPA部をコントロールするために ハブシャフトに差し込まれる。 以上の説明をまとめると、本発明による自転車の動力変換装置は、変速部、ク ラッチ、BDPA部、ハブシャフト、カバー、そして、従動スプロケットを含み 、これらが順次接続される。本発明の装置は、ハブシャフトのフランジをスポー クに連結することによって、従来の自転車の枠の後部のフォークの先端に装着可 能であり、かくして、自転車の後輪に取付けられる。 本発明による動力変換装置の動力変速機経路を、簡単に説明する。第1に、ペ ダルから生み出された動力は、クランク、駆動スプロケット、チェーンを次々に 経由して、従動スプロケットに伝えられる。従動スプロケットは、駆動ホイール とともに回転しながら動力を本発明の装置に供給し、動力をその回転方向に関係 なくBDPA部に伝える。BDPA部は、受けられた動力をクラッチと変速部に 伝え、変速部はその伝えられた動力を末端のハブシェルに供給する。かくして、 ハブシェルに供給された動力が自転車の後輪を駆動する。 上述の通り、本発明による自転車の動力変換装置においては、従来の技術にお いて突き出たペダルシャフトに取り付けられていたBDPA部は、後輪のハブシ ェルに取り付けられるため、ペダルを反対に踏むことによって、不便もなく前方 に進行でき、同時に、変速部は、自転車を駆動させるために必要とされるエネル ギーを有効に利用するように、BDPA部とともにハブシェルに取り付けられる 。また、自転車の動力変換装置は、従来の自転車の後輪に簡単に装着でき、その ため、従来の自転車の部品との互換性が改良される。 図面の簡単な説明 図1は、本発明による自転車ハブの動力変換装置の断面図。 図2は、図1に示されている自転車ハブの動力変換装置の分解斜視図。 図3Aと3Bと3Cは、本発明による動力変換装置の変速部の第1キャリヤの それぞれ、左側面図、正面断面図、右側面図。 図4Aと4Bと4Cは、本発明による動力変換装置の変速部の第1リングギア のそれぞれ、左側面図、正面断面図、右側面図。 図5Aと5Bと5Cは、本発明による動力変換装置の両方向ペダル装置(BD PA)部の第2リングギアのそれぞれ、左側面図、分解された正面断面図、右側 面図。 図6Aと6B図は、本発明による動力変換装置のBDPA部の第2キャリヤの それぞれ、正面断面図、a−a線に沿った断面図。 図7は、本発明による動力変換装置のBDPA部のラチェットホイールの分解 された正面断面図。 図8Aと8B図は、本発明による動力変換装置のBDPA部の第3キャリヤの それぞれ、正面断面図、a−a線に沿った断面図。 図9Aと9Bと9Cは、本発明による動力変換装置のドライブホイールのそれ ぞれ、左側面図、正面断面図、右側面図。 図10Aと10Bと10Cは、それぞれ動力が時計回り、反時計回りに加えら れたときの運転中の状態とアイドリング状態を説明している、図1のa−a線に 沿った断面図。 図11は、本発明の動力変換装置において、速度を第1段階に変えるときの運 転中の状態を示す図。 図12は、本発明の動力変換装置において、速度を第2段階に変えるときの運 転中の状態を示す図。 図13は、本発明の動力変換装置において、速度を第3段階に変えるときの運 転中の状態を示す図。 発明を実施する最適の形態 図1及び2を参照して、本発明の動力変換装置を大まかに説明する。 図1と2において、本発明の動力変換装置の変速部(transmission)Iは中央ハ ブシャフト10の左側、クラッチ40と両方向ペダル装置(BDPA)部IIは中 央ハブシャフト10の中央と右側に、それぞれ配置されている。また、クラッチ 40、BDPA部、変速部Iを含むサブアセンブリーは、ハブシェルによって包 まれている。駆動ホイール90に接続された支持ロッド2と従動スプロケット9 4は、動力変換装置の左右端部にそれぞれ取付けられている。 ハブシャフト10の左右の部分は、中空の筒状であり、レバー3とピンレバー 4が左右の部分にそれぞれ差し入れられている。ここで、レバー3はクラッチ4 0を、ピンレバー40は、BDPA部の第3のキャリヤ80を、それぞれ、コン トロールする。また、ハブシャフト10の左右の部分は、従来の自転車にこの動 力変換装置を取付けるときに、自転車のフレームに取付けられるねじ状の外表面 となっている。ここで、支持ロッド2は、本発明の動力変換装置を自転車のフレ ームに固定するための補助的な手段として使用される。 以下に、本発明の動力変換装置を図面を参照して、詳細に説明する。 上記のように、本発明の動力変換装置は、基本的に、変速部I、クラッチ40 、BPDA部IIを含む。また、これらの3つの部分は、ハブシャフト10を中心 にして連結され、サブアセンブリーを形成するようにハブシェル100によって 包まれている。さらに、サブアセンブリーの両側は、最終的なユニットを形成す るようにカバー5と103によって閉塞されている。従って、本発明は、その周 りにすべての部品が取付けられるハブシャフト10、そして、変速部I、クラッ チ40、BPDA部II、及びその他の要素を含む主要な構成要素の順に詳細に説 明される。 詳細な記述に先立って、以下の点を明瞭にする。すなわち、本発明の動力変換 装置は回転運動をするためのものであるから、装置の主要部は、円形で、筒状、 又は中空の筒状をしている。また、動力変換装置中に採用されたすべてのラチェ ットは、両方向ラチェットである第4のラチェット72を除いて、前方向ラチェ ットである。 最初に、本発明による動力変換装置のハブシャフト10を、図1と2を参照し て説明する。図2に示されるように、このハブシャフト10は、多段を具えた中 空シャフトを有している。このハブシャフト10の外側には、ねじ部、第1のス プライン11、第1の太陽歯車12、第1のピン孔13、第2のスプライン14 、第2のピン孔15、及びその他のねじ部が、左から右へ形成されている。また 、ハブシャフト10の内側にも、左右の部分に筒状の孔が形成されているが、こ の筒状の孔は、ハブシャフト10を貫通していない。後述する動力変換装置の構 成要素は、上記の順序で形状が形成されたハブシャフト10に取付けられる。 動力変換装置の主たる要素の1つである変速部Iを、図1乃至4Cを参照して 説明する。変速部Iは、後で、順に説明される第1太陽歯車12、第1のキャリ ヤ20、及び第1のリングギヤ30を含む。 変速部Iの第1の太陽歯車12は、回転しないように、ハブシャフト10の左 側に一体的に形成されている。 変速部Iの第1のキャリヤ20は、図1,2,3Aから3Cに示されるように 、中空の筒状である。2つの開口25が第1のキャリヤ20の左側の外周上に形 成されており、4つの孔が周上に形成され、第3のスプライン溝24が右側の内 部に形成されている。第1の爪21が、左側の外周に沿って形成された開口25 内に入れられている。また、複数の遊星歯車22が、第1のキャリヤ20の円周 上に形成された孔に配置され、各遊星歯車22の中心には、第1のキャリヤ20 の軸方向と同方向に回転するように、遊星歯車シャフト23がある。 上記の形状の第1のキャリヤ20においては、第1のキャリヤ20の第1の爪 21は、後述するハブシェル100の第1のラチェット101に係合し、遊星歯 車22の内側は第1の太陽歯車12に係合し、第1のキャリヤ20の第3のスプ ライン溝24が、後述するクラッチ40の第3のスプライン41に係合する。 変速部Iの第1のリングギヤ30は、図1,2,4A乃至4Cに示されるよう に、中空の筒状である。第1の歯車31は、左側の内壁に形成され、2つの孔が その周上に形成され、第3のラチェット32が右側の内壁に形成されている。第 2の爪33はスプリング34によって弾性的に第1のリングギヤ30の孔中に取 付けられる。ここで、第2の爪33はブーメランに似た形で、第2の爪33の中 心は、第1のリングギヤ30の軸と平行に取付けられている。 上記の形状の第1のリングギヤ30において、第1の歯車31は遊星歯車22 の外側に係合し、第2の爪33の外側はハブシェル100の第2のラチェット1 02に係合し、その内部はクラッチ40の突起42に係合し、第3のラチェット 32は、後述するBDPA部IIの第2のリングギヤ50の第3の爪55に係合す る。 上記のような構成の変速部Iは、BDPA部IIからの動力を受け、以下に説明 されるクラッチ40の位置に応じて、低速、中速、又は高速で、その動力をハブ シェル100に伝達する。 本発明による動力変換装置のクラッチ40は、図1と2に示されるように中空 の筒状である。クラッチ40は、左側の外部にある多数の傾斜トングを具えた第 3のスプライン41と、その円周を貫通して設けられた2つの孔と、右側の外部 の4つの突起42を具えている。上記の形状のクラッチ40において、第3のス プライン41は変速部Iの第1のキャリヤ20の第3のスプライン溝24に係合 し、4つの突起42は、後述するBDPA部IIの第2のリングギヤ50の4つの スロット52にスライド可能に連結されている。 ハブシャフト10を中心にクラッチ40を取付けるために、固定リング43、 クラッチキー44、クラッチリング45、クラッチスプリング46等を含む補助 部品が必要である。それぞれの補助部品の形状は、これから説明する組立過程を 理解すれば、想像され得るであろう。クラッチ40の組立において、その円周上 に2つの孔を具えた固定リング43は、第1のピン孔13に接触させるように、 まずハブシャフト10に通され、クラッチ40は固定リング40の上に置かれる 。それから、ハブシャフト10の第1のピン孔13、固定リング43の孔、クラ ッチ40の孔が、整合され、クラッチキー44がそれぞれの2つの孔に貫通され る。さらに、その左側に一組の顎(jaw)を具えたクラッチリング45が、クラ ッチキー44が貫通された上記の組立体の上に置かれ、このようにしてクラッチ キー44はクラッチリング45の顎によって固定される。この組み立てられたク ラッチ部の外部は、クラッチ40を弾性的にコントロールするクラッチスプリン グ46によって支持される。クラッチ40は、レバー3によってコントロールさ れる。すなわち、クラッチ40の位置は、レバー3を引くと右に移動され、レバ ーを解除すると、クラッチ40は始めの位置に戻る。クラッチ40は、高速走行 のために左側に移動されている間は、BDPA部IIからの動力を変速部Iへ伝達 するが、中速と低速走行のために右側に移動されている間は、動力を変速部Iに 伝達しない。 BDPA部IIを、図1,2,5A乃至8Cを参照して説明する。BDPA部II は、第2のリングギヤ50、第2のキャリヤ60、ラチェットホイール70、第 3のキャリヤ80を含み、これらについて、以下に説明する。 BDPA部IIの第2のリングギヤ50は、図5Bに示されるように、別々に製 造された3つの部品を結合させることによって、サブアセンブリー(図2参照) を形成している。サブアセンブリーは、各要素が回転運動中に一定的に回転する ため、1つの部品とみなすことができる。 2つの開口51が左側の円周に形成され、4つのスロット52が左側の内部に 形成されている。また、第2の歯車53が中間部の内壁に形成され、第5のラチ ェット54が、右側の内壁に形成されている。第3の爪55が、左側の円周に形 成された2つの開口内に配置される。 上記の形状の第2のリングギヤ50において、第3の爪55は第1のリングギ ヤ30の第3のラチェット32に係合し、4つのスロット52はクラッチ40の 4つの突起42にスライド可能に各々取付けられている。また、第2のギヤ53 は後述の第2のキャリヤ60の2段階の遊星歯車63に係合し、第5のラチェッ ト54は、後述の第3のキャリヤ80の第5の爪85に係合する。 BDPA部IIの第2のキャリヤ60の形状は、図1,2,6A,6Bに示され た中空のシリンダと似ている。ナット孔61が左側の円周を貫通し、第2のスプ ライン溝62が左側の内部に形成されている。また、4つの孔が第2のキャリヤ 60の円周を貫通し、2段遊星歯車63は、各孔にある対応する遊星歯車シャフ ト64によって回転可能に取付けられている。上記の形状の第2のキャリヤ60 は、ハブシャフト10の第2のスプライン14に連結され、ボルト(図示せず) が、第2のキャリヤ60がハブシャフト10から滑らないようにナット孔61に 貫通されているので、第2のキャリヤ60は一体的にハブ10に連結される。 図2に示されるように、2段遊星歯車63のそれぞれの小さなギヤは、第2の 太陽歯車71に係合し、それぞれの大きなギヤは第2のリングギヤ50の第2の ギヤ53に係合する。第2のキャリヤ60自体は回転しないが、2段遊星歯車6 3が回転する間だけ、反時計回りにかけられた動力を時計回りに変換する。 2段遊星歯車63は、組になったギヤの直径と異なる割合である他の2段遊星 歯車と取替可能に設計されているので、そうすることによって、2段遊星歯車を 含むBDPA部IIは、変速手段としても役立つ。 BDPA部IIのラチェットホイール70は、図7に示されるように別々に製造 された2つの部品を結合させることによって形成されたサブアセンブリー(図2 参照)である。第2の太陽歯車71はラチェットホイール70の左側に位置し、 第4のラチェット72はラチェットホイール70の右側の内壁に形成されている 。 ラチェットホイール70の第2の太陽歯車71は、第2のキャリヤ60の2段 遊星歯車63に係合し、第4のラチェット72は第3のキャリヤ80の第4の爪 84に係合する。周囲の部品と係合しているラチェットホイール70は、ハブシ ャフト10の周りに回転可能に取付けられ、受け入れた動力を第2のキャリヤ6 0に伝達するように、反時計回りの力だけを受け入れる。故に、ラチェットホイ ール70は、反時計回りにのみ回転する。 最後に、BDPA部IIの第3のキャリヤ80は、図1,2,8A,8Bに示さ れるように、中空の筒状である。 2つの溝81が、第3のキャリヤ80の周上に切り込まれ、第4と第5の爪8 4,85が、溝81内に爪シャフト86によって回転可能に連結されている。こ こで、第4と第5の爪84,85は、2つの端部が切欠かれた三角形状(図10 参照)で、爪スプリング87(図1参照)の弾性によって対角線上に連結されて いる。また、4つの溝83が、第3のキャリヤ80の軸に平行に、第3のキャリ ヤ80の内壁に形成されている。上記の形状である第3のキャリヤ80において 、第4の爪84がラチェットホイール70の第4のラチェット72に係合し、第 5の爪85が第2のリングギヤ50の第5のラチェット54に係合する。また、 第3のキャリヤ80の内壁に形成された溝83が、駆動ホイール90のそれぞれ のトング91に当接させられている。ここで、溝83の幅は、トング91の2倍 かそれ以上である(図10参照)。第3のキャリヤ80は、動力分配機として周 囲の部品に連結され、駆動ホイール90からの時計回りの動力を、第5の爪85 と第5のラチェット52を使用して第2のリングギヤ50に伝達し、駆動ホイー ル90からの反時計回りの動力を、第4の爪84と第4のラチェット72を使用 してラチェットホイール70に伝達する。 次に、動力変換装置の駆動ホイール90を、図1,2,9A乃至9Cを参照し て説明することにする。中空の筒状である駆動ホイール90は、左側の外部に4 つのトング91を具え、ピン98が貫通する2つの孔92が左側の円周上に形成 され、開口93が右側の円周上に形成されている。ここで、従動スプロケット9 4は、開口93にしっかりと固定されている。 上記の形状の駆動ホイール90において、トング91は、第3のキャリヤ80 の第4の爪84と第5の爪85の下に位置する。故に、駆動ホイール90は、従 動スプロケット94の回転方向に応じて、選択的に、動力をBDPA部IIに伝達 する。 他方、図1,2に示されるように、第2のキー96を保持するためのキーホル ダー95は駆動ホイール90の左側の下に位置し、中間部にねじこまれる第2の キー96はピンレバー4の一方の端部にねじ止めされる。キーホルダー95の外 部は、右向きにテーパ加工されており、ドライブホイール90の孔92に摺動可 能に貫通されたピン98の上方向と下方向の動きをコントロールするようになっ ている。すなわち、ピンレバー4を引くと、キーホルダー95が右に移動し、ピ ン98が上昇させられる。一方、ピンレバー4を解放して、キーホルダー95を もとの位置に戻すと、ピン98ももとの位置に戻る。 最後に、動力変換装置のハブシェル100は、図1と2に示されるように、多 段の中空の筒状である。第1と第2のラチェット101,102は、その左側と 中間の内壁にそれぞれ形成されている。ハブシェル100は、第1のリングギヤ 30(中速度、又は高速)又は第1のキャリヤ(低速)から動力を受けることに よって、自転車の後輪を動かす。また、ハブシェル100も、本発明の動力変換 装置に使用される部品を保護するハウジングとして機能する。ハブシェル100 の右端部は、カバー103によって閉鎖されている。 図1と2の参照番号6は、本発明の動力変換装置をハブシャフト10に固定す るためのナットを示し、参照番号7は、動力変換装置をスムーズに回転させるた めのベアリングを示している。 上記の構成を有する本発明による動力変換装置の操作上の効果を、以下に説明 する。 本発明の動力変換装置は、動力の回転方向と、動力の入力−出力の割合を同時 にコントロールするものであるから、そのような動力変換装置の操作上の効果を 、加えられた動力の方向を、時計回りと反時計回りに分類することによって説明 することにする。 まず、動力が時計回りに加えられた場合について説明する。ここで、動力がB DPA部IIに加えられるまでの過程を説明した後、第1のステージ(低速)、第 2のステージ(中速)、及び第3のステージ(高速)の速度変換過程を順を追っ て説明する。 第1に、動力変換装置に時計回りの力が加えられると、従動スプロケット94 は時計回りに回転し、従動運転スプロケット94と一体に形成されている駆動ホ イール90も、従動スプロケット94と一緒に時計回りに回転する。ここで、図 10Aに示すように、駆動ホイール90のトング91が第3のキャリヤ80の第 4の爪84(点線で示されている。)を上昇させる。その結果、第4の爪84が ラチェットホイール70の第4のラチェット72から解放され、同時に、第3の キャリヤ80の第5の爪85(実線で示されている。)は上昇されずに、爪スプ リング87(図1参照)の弾性によって、第2のリングギヤ50の第5のラチェ ット54に係合する。このようにして、駆動ホイール90、第3のキャリヤ80 、第2のリングギヤ50が、一体的に、時計回りに回転する。 時計回りに加えられた動力は、その方向を変えることなく第2のリングギヤ5 0に到達し、そして、変速部Iに、第1、第2、第3のステージである回転速度 に変換するよう伝達される。 次に、回転速度が変速部Iによって、第1のステージに変換される過程を、図 11を参照して説明する。第1のステージの回転速度を得るための前提条件とし て、ハブシェル100の第2のラチェット102から第2の爪33を解放するよ うにレバー3を引くことによって、クラッチ40の第3のスプライン41により 第1のリングギヤ30の第2の爪33の一端部が上昇させられなければならない 。 ここで、レバー3の一方の端部が引かれると、レバー3の他端部は、ハブシャ フト10に配置された固定ピン8を中心として右側に押されるので、クラッチ4 0は、図11に示されるように右方向に移動する。故に、レバー4の他端に接す るクラッチキー44、固定リング43、及びクラッチリング45が互いに押し合 い、それによって、クラッチ40は右に移動する。 第1のステージの回転速度では、動力は、図11に示されるように、第2のギ ヤ50、第1のリングギヤ30、第1のキャリヤ20、ハブシェル100に、順 次伝達される。動力が第1のリングギヤ30から第1のキャリヤ20の遊星歯車 22に伝達されるとき、回転速度は減速される。ここで、減速の割合はギヤの割 合によって左右され、ここでの原則は、一般の速度変換手段と同じである。 変速部Iによって第2のステージに変換される回転速度の過程が、図12を参 照して説明される。第2のステージの回転速度を得るための前提条件としては、 クラッチ40の第3のスプライン41が、レバー3を半分引くことによって、第 1のリングギヤ30の第2の爪33の近くに位置しなければならない。故に、第 2のリングギヤ50から加えられた動力は、第1のキャリヤ20ではなくて、第 1のリングギヤ30のみに伝達される。他方、クラッチ40は第2の爪33に達 していないので、第1のリングギヤ30の第2の爪33は、ハブシェル100の 第2のラチェット102に係合している。 第2のステージの回転速度においては、図12に示されるように、動力は第2 のリングギヤ50、第1のリングギヤ30、ハブシェル100に、順次、伝達さ れる。動力が第1のリングギヤ30から加えられ、それからハブシェル100に 伝達される場合、動力の適用と伝達速度は、ギヤ比が同じであるから、互いに同 じとなる。ここで、第1のリングギヤ30に係合している第1のキャリヤ20が 第1のリングギヤ30とともに回転するが、第1のキャリヤ20が減速して回転 するので、動力はハブシェル100に伝達されない。 変速部Iによって、回転速度が第3のステージに変換される過程は、図13を 参照して説明される。第3のステージの回転速度を得るための前提条件としては 、レバー3が動くことなく最初の位置にあり、クラッチ40の第3のスプライン 41が、第1のキャリヤ20の第3のスプライン溝24に係合していなければな らない。 第3のステージの回転速度において、図13に示されるように、動力は、第2 のリングギヤ50、クラッチ40、第1のキャリヤ20、第1のリングギヤ30 、ハブシェル100に、順次、伝達される。第1のキャリヤ20から第1のリン グギヤ30に動力が伝達されるとき回転速度が増加しているので、第2のリング ギヤ50から加えられた動力は、第1のリングギヤ30を飛ばしてクラッチ40 を通って、直接、第1のキャリヤ20に伝達される。すなわち、第1のリングギ ヤ30は第2のリングギヤ50よりも高速で回転しているので、第3の爪55は 第3のラチェット32に係合しない。 次に、動力変換装置に加えられる動力が反時計回りのとき、動力をBDPA部 IIに伝達する過程について説明する。この場合、従動スプロケット94は反時計 回りに回転し、従動スプロケット94と一体に形成された駆動ホイール90も、 従動スプロケット94と一緒に反時計回りに回転する。ここで、図10Bに示さ れるように、駆動ホイール90のトング91は、第3のキャリヤ80の第5の爪 85(実線で示されている。)を上昇させる。結果として、第5の爪85は、第 2のリングギヤ50の第5のラチェット54から解放され、同時に、上昇されな い第3のキャリヤ80の第4の爪84(点線で表現)は、爪スプリング87(図 1参照)の弾性によって、ラチェットホイール70の第4のラチェット72に係 合される。このようにして、駆動ホイール90、第3のキャリヤ80、ラチェッ トホイール70は、一体として反時計回りに回転する。 駆動ホイール90から反時計回りの動力が加えられ、その方向を変えることな くラチェットホイール70に到達したとき、ラチェットホイール70は動力を第 2のキャリヤ60の2段遊星歯車の小さい方のギヤに伝達する。ここで、2段遊 星歯車63は、それ自身のシャフトを中心に回転する間、動力の回転方向を時計 回りに変換するので、動力は2段遊星歯車63の大きい方のギヤを通して第2の リングギヤ50に伝達される。このようにして、駆動ホイール90に加えられた 反時計回りの動力の回転方向は、ラチェットホイール70と第2のキャリヤ60 を通して変換されるので、第2のリングギヤ50は時計回りに回転する。動力を BDPA部IIへ伝達した後、動力を変速部Iへ伝達する過程は、ドライブホイー ル90から時計回りの動力が加えられたときと同様である。 本発明の動力変換装置に使用された2段遊星歯車63において、2段遊星歯車 63を構成する各組の直径の比は、第2のキャリヤ60から第2のリングギヤ5 0への動力伝達速度が一定となるように、コントロールされている。しかしなが ら、BDPA部IIの回転速度が減速又は増加することが望まれるから、2段遊星 歯車63の小さいギヤと大きいギヤの直径の比を変えることができよう。このよ うにして、変速部Iにおいて、3つのステージの速度変換の組合せによる様々な 速度に、回転速度をコントロールすることができる。 第3に、駆動ホイール90がアイドリングしている間の動力変換装置の動力伝 達過程を、図10Cを参照して説明する。 駆動ホイール90のアイドリングは、動力が反時計回りに加えられたときのみ に可能であり、前述の動力が時計回りに加えられたときと同様に、動力は伝達さ れる。 駆動ホイール90のアイドリングのための前提条件としては、ピン98(図1 ,2参照)が、駆動ホイール90の左側の円周上に形成された孔92から、ピン レバー4を引き上げることによって上昇されていなければならない。 この状態は図10Cに示されているが、他の第4の爪84もピン98によって 上昇されていることを除けば、図10Bと同様である。この状態は、第3のキャ リヤ80の第4と第5の爪84,85の双方が、第4と第5のラチェット72, 54からそれぞれ解放されていることを意味する。故に、駆動ホイール90の動 力は、BDPA部IIに伝達されず、駆動ホイール90はアイドルとなる。 さらに付加すると、駆動ホイール90が反時計回りのとき、第3のキャリヤ8 0が回転することを防止するために、第3のキャリヤ80を支持するためのリン グ88が、第3のキャリヤ80とラチェットホイール70の間に挿入される。 産業上の利用可能性 上記のように、本発明による自転車のハブの動力変換装置は、コントロールレ バーによって、加えられた動力の方向と速度を自由に変換することができる。 本発明の装置は、従来の自転車の部品に見事に調和するので、本発明の装置は 従来の自転車に取付けることができる。そして、本発明の装置は、動力が加えら れる方向を考慮せずにあらゆる場合に自転車を前進運転することができ、一般的 な自転車のように、もし必要ならば、後方向にペダリングしたときにアイドリン グすることもできる。さらに、加えられた動力の速度は、3つの段階に変換する ことができる。ここで、3つ又はそれ以上の速度変換は、装置に含まれる部品を 部分的に交換することによって、可能となる。 運転者が本発明の装置の自転車を運転するとき、運転者の足の筋肉は釣り合い を保って発達させることができ、同時に、ペダルにかける力は効果的に利用され る。そして、本発明のの装置は、その全ての部品を含む自転車の多目的の付属装 置となり、高い安全性と操作の快適性を提供する。加えて、部品の精密さと回転 の効率、耐久性、操作の信頼性は、部品の精密性を増進させることによって改善 される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.複数の遊星歯車を採用した変速部を含む自転車の速度変換装置であって、 前記動力変換装置の中心シャフトとしてすべての構成要素を支持するためのハ ブシャフトであって、一端が変速手段に、中央部が接続手段に、他端が両方向ペ ダル装置(BDPA)手段に接続されているハブシャフトと、 接続手段とBDPA手段から得た動力を多段に変換し、結果として生じる動力 をハブシェルに伝えるための変速手段と、 BDPA手段から動力を受け、受けた動力を前記変速手段に伝えるための接続 手段と、 方向変換された動力を前記変速手段に伝えるようにインプット手段から時計回 り、又は反時計回りに与えられた動力の方向を時計回りに変換し状況に応じて入 力手段から反時計回りに与えられた動力をブロックするためのBDPA手段と、 一組のペダルから生じた動力を前記BDPA手段に提供するためのインプット 手段と、そして、 ハウジングとして前記変速手段、前記接続手段、及び前記BDPA手段を保護 し、同時に前記変速手段から動力を受けることによって自転車を駆動させるため に前記ハブシャフトの周りに取り付けられたハブシェルとを有してなる、 自転車ハブの動力変換装置。 2.前記ハブシャフトが多段を具えた中空の形状で、ねじ部、第1のスプライ ン、第1の太陽歯車、第1のピン孔、第の2スプライン、第2のピン孔、及びも う1つのねじ部が、前記ハブシャフトの左から右に形成されている、請求項1の 動力変換装置。 3.請求項1の動力変換装置であって、前記変速手段が、 回転しないように前記ハブシャフトの左の部分に一体的に形成された第1の太 陽歯車と、 中空の筒形状であって、左側の外周に少なくとも1つの開口を具え、そこに該 開口の数と同じ数の第1の爪が取り付けられ、周囲に少なくとも1つの開口を具 え、該開口の数と同じ数の遊星歯車が該遊星歯車の各シャフトを中心にして前記 ハブシャフトと同じ方向に回転できるように取り付けられ、さらに、右側の内部 に第3のスプラインを有し、前記第1の爪は前記ハブシェルの第1ラチェットと 係合し、前記遊星歯車の内側が前記第1の太陽歯車と係合し、前記第3のスプラ インの溝が前記接続手段の第3のスプラインと係合している、第1キャリヤと、 中空の筒形状であって、左側の内壁に第1の歯車を具え、周囲に少なくとも1 つの孔を具えてその中に第2の爪がばねによって弾性的に取り付けられており、 右側の内壁に第3のラチェットを具え、前記第1のギアが前記遊星歯車の外側と 係合し、前記第2の爪の内側が前記接続手段と係合し、前記第3のラチェットが 前記第2のリングギアの第3の爪と係合している、第1のリングギアとを有して なる、 動力変換装置。 4.前記第1のキャリヤの遊星歯車の数が4である、請求項3の動力変換装置 。 5.前記第1のリングギアの第2の爪がブーメランの形状をしている、請求項 3の動力変換装置。 6.請求項1の動力変換装置であって、中空の円筒の形をした前記接続手段が 左側の外部に複数の傾斜したトングと、外周を貫通する2つの孔と、右側の外周 にある4つの突起とを有し、前記第3のスプラインが前記第1のキャリヤの第3 のスプラインの溝と係合し、前記4つの突起が前記第2のリングギアのスロット と滑動可能に接続されている、動力変換装置。 7.前記クラッチの位置が前記ハブシャフトに取り付けられたレバーによって コントロールされて、前記変速手段が回転速度を変えるようになっている、請求 項6の動力変換装置。 8.請求項1の動力変換装置であって、前記BDPA手段が、 左側の周囲に少なくとも1つの開口があってそこに第3の爪が挿入され、左側 の内部に少なくとも1つのスロットがあり、中間部の内壁に第2のギアがあり、 右側の内壁に第5のラチェットがあり、前記第3の爪が第3のラチェットと係合 し、前記スロットが前記クラッチの突起に滑動可能に連結され、前記第2の歯車 が複数の2段遊星歯車と係合し、前記第5のラチェットが前記第5の爪に係合し ている、第2のリングギアと、 中空の円筒形状であって、左側の周囲にナット孔と、左側の内部に第2のスプ ラインの溝と、周囲に少なくとも1つの孔を具えその中に2段の遊星歯車が対応 する遊星歯車シャフトによって回転可能に取付けられ、前記第2のキャリヤが前 記ハブシャフトの第2のスプラインに接続され且つ前記ナット孔にボルトを差し 込むことによって前記ハブシャフトに一体的に接続され、前記2段遊星歯車の小 さい歯車が第2の太陽歯車に係合し、大きい歯車が第2の歯車に係合している、 第2のキャリヤと、 多段を具えた中空の筒状で、左側の第2の太陽歯車と、右側の内壁に第4のラ チェットを有し、前記ラチェットホイールが、前記第4のラチェットが第3のキ ャリヤの第4の爪と係合するように、前記ハブシャフトの周りに回転できるよう に取付けられている、ラチェットホイールと、 中空の円筒形状の第3のキャリヤであって、周囲に2つの溝を有しその中に第 4と第5の爪が爪シャフトにより回転可能に取付けられており、内壁に少なくと も1つの溝があり、前記第4の爪が前記第4のラチェットと係合し、前記第5の 爪が前記第5のラチェットと係合し、前記内壁に形成されている溝が駆動ホイー ルの各トング上に位置している、第3のキャリヤとを有してなる、 動力変換装置。 9.中空の筒状の前記入力手段が、左側の外側にある前記第3のキャリヤの内 壁に形成された溝のそれと同じ数のトングを有する駆動ホイールで形成されてお り、左側の外部の周囲にあってピンが貫通する孔と、補助駆動スプロケットがし っかり接続されている右側外周の開口とを有し、前記トングが前記第3のキャリ ヤの前記第4の爪と第5の爪の下側に位置するようになっている、請求項1の動 力変換装置。 10.前記第4の爪を押し上げるためにピンが前記駆動ホイールに挿入されてい る、請求項9の動力変換装置。 11.前記ピンがピンレバーによって上下にコントロールされる、請求項10の 動力変換装置。 12.前記ハブが多段を具えた中空の筒状で、左側の内壁に第1のラチェットを 、中間部に第2のラチェットを有し、前記第1のラチェットが第1の爪に係合し 、前記第2のラチェットが第2の爪に係合する、請求項1の動力変換装置。
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