JPH1178880A - 農業用自走式運搬車の自動連結停止装置 - Google Patents

農業用自走式運搬車の自動連結停止装置

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Publication number
JPH1178880A
JPH1178880A JP26925797A JP26925797A JPH1178880A JP H1178880 A JPH1178880 A JP H1178880A JP 26925797 A JP26925797 A JP 26925797A JP 26925797 A JP26925797 A JP 26925797A JP H1178880 A JPH1178880 A JP H1178880A
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JP
Japan
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self
carrier
auxiliary
propelled
limit switch
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Pending
Application number
JP26925797A
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English (en)
Inventor
Teruo Ishihara
輝男 石原
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ISHIKARI ZOKI KK
Original Assignee
ISHIKARI ZOKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】農業用の自走式運搬車が補助台車に突当ったと
き、自動的に自走式運搬車のフックが補助台車の掛け杆
に引掛ると共に、その自走式運搬車のスイッチ作動体に
より該自走式運搬車の運転停止用リミットスイッチが作
用して自走式運搬車の駆動モータへの電気回路が切れ、
自走式運搬車が補助台車に連結されて停止するようにな
す。 【解決手段】補助台車の台枠の後面に掛け杆を設け、自
走式運搬車の車体の前方には、上記掛け杆に着脱可能に
嵌合する係合凹所を上面中間部に設けて上面先端部を先
端側下方へのテーパー面に形成したフックを上下動可能
になし上方へ弾圧して設けると共に、該自走式運搬車の
駆動モータへの電気回路の運転停止用リミットスイッチ
を取付け、そのリミットスイッチの作用片の前方には、
該リミットスイッチの作用片を作動するスイッチ作動体
を前後動可能に嵌着し前方へ弾圧して設けて農業用自走
式運搬車の自動連結停止装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自走して運搬作業を行
う運搬車が補助台車に突当ったとき、その自走式運搬車
が補助台車に自動的に連結されて停止する農業用自走式
運搬車の自動連結停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の農業用自走式運搬車の自
動連結停止装置は、見当らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自走式運搬車が補助台
車のところまで自走して来て該補助台車に突当ったと
き、その自走式運搬車が補助台車に連結されて一体にな
らないと、自走式運搬車が補助台車に突当った反動によ
り補助台車が移動して補助台車と自走式運搬車の間に間
隔が発生する。そのようになると、自走式運搬車上の搭
載資材を補助台車上へ移し変えるのに多くの手間と労力
を要して操作が大変である。
【0004】また、自走式運搬車が補助台車に突当った
ときに、その自走式運搬車が自動的に停止しないと、作
業者は自走式運搬車に始終気を使っていなければならな
くて精神的に疲れる上に、自走式運搬車の操作に手間が
掛る点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自走式運搬車
が補助台車に突当ったとき、自動的に自走式運搬車のフ
ックが補助台車の掛け杆に引掛ると共に、その自走式運
搬車のスイッチ作動体により該自走式運搬車の運転停止
用リミットスイッチが作用して自走式運搬車の駆動モー
タへの電気回路が切れ、自走式運搬車が補助台車に連結
されて停止する農業用自走式運搬車の自動連結停止装置
を提供することを目的とする。
【0006】すなわち、補助台車の台枠の後面に掛け杆
を設け、自走式運搬車の車体の前方には、上記掛け杆に
着脱可能に嵌合する係合凹所を上面中間部に設けて上面
先端部を先端側下方へのテーパー面に形成したフックを
上下動可能になし上方へ弾圧して設けると共に、該自走
式運搬車の駆動モータへの電気回路の運転停止用リミッ
トスイッチを取付け、そのリミットスイッチの作用片の
前方には、該リミットスイッチの作用片を作動するスイ
ッチ作動体を前後動可能に嵌着し前方へ弾圧して設けて
農業用自走式運搬車の自動連結停止装置を構成し、自走
式運搬車が補助台車に突当ったとき、その自走式運搬車
が補助台車に自動的に連結されて停止する目的を、自走
式運搬車が補助台車に突当ったときに、自動的に自走式
運搬車の弾圧して設けたフックが補助台車の掛け杆に引
掛ると共に、自走式運搬車の弾圧して設けたスイッチ作
動体により該自走式運搬車の駆動モータへの電気回路の
運転停止用リミットスイッチを作用させてその電気回路
を切ることにより実現した。
【0007】
【実施例】図面は、本発明の一実施態様を示し、その構
成を図面について説明すれば、(A)はハウスを示し、
(1)は苗箱内に土を入れて播種する播種作業場よりハ
ウス(A)内の中央部にわたって敷設したレールであ
る。なお、図示してないがレール(1)の播種作業場側
端部には該レール(1)上を走行する自走式運搬車の停
止用ストッパを立設する。
【0008】(B)はハウス(A)内においてレール
(1)上に係合載置する苗箱自動整列機を示し、(a)
は苗箱自動整列機(B)のレール(1)上に係合載置し
た動力縦移動車、(2)は動力縦移動車(a)上に中央
部を左右回転可能に載置した横レールで、該横レール
(2)の両側端部の下方には支脚(3)を取付ける。
(b)は横レール(2)上に係合載置した動力横移動
車、(4)は横移動車(b)に設けた苗箱収納枠であ
る。
【0009】(C)は苗箱自動整列機(B)の後方にお
いてレール(1)上に移動可能に配設する補助台車を示
し、(5)は補助台車(C)の台枠で、該台枠(5)の
下端前後に回転自在に架設する車軸(6)の両側突出部
に取付けた車輪(7)をレール(1)上に係合載置す
る。(8)は台枠(5)の上端部に設けた両側のローラ
体より成るローラコンベヤである。
【0010】(9)はローラコンベヤ(8)の下方にお
いて、台枠(5)の左右方向の中央部に前後方向になし
て回転可能に架設した操作軸で、該操作軸(9)の前方
突出部に一側へ向かう操作レバー(10)を取付ける。
(11),(12)は操作軸(9)の後方突出部に基部
を固着した係止板及び授動腕で、その係止板(11)の
他側縁部に上方より順次V形係止凹所(イ),(ロ),
(ハ)を形成し、授動腕(12)の上方先端部の後面中
央部には縦長扁平状の突片(13)を固定する。(1
4)は係止板(11)の他側に対向して台枠(5)の後
面に固着した受箱で、該受箱(14)内には係止板(1
1)の係止凹所(イ),(ロ),(ハ)に交互に係脱す
る爪杆(15)を左右動自在に嵌合し、図示してないが
スプリングにより一側へ弾圧して設ける。
【0011】そして、平時においては、図10に示すよ
うに爪杆(15)が係片板(11)の中間係止凹所
(ロ)に係合し、授動腕(12)は上下方向になって該
授動腕(12)の上方先端部がローラコンベヤ(8)の
上面より若干上方へ突出し、操作レバー(10)は左右
方向になって保持される。(16)は台枠(5)の後面
の一側上部に突設した枠状の掛け杆で、丸棒をコ字形に
屈曲して成る。
【0012】(D)は補助台車(C)の後方においてレ
ール(1)上に配設する農業用自走式運搬車を示し、
(17)は自走式運搬車(D)の車体で、該車体(1
7)の下端の前部に駆動車軸(18)を、後部に遊転車
軸(19)をそれぞれ架設してその駆動車軸(18)及
び遊転車軸(19)の両側突出部にそれぞれ取付けた車
輪(20),(21)をレール(1)上に係合載置す
る。(22)は車体(17)の上端部に設けた両側のロ
ーラ体より成るローラコンベヤ,(23)は車体(1
7)の下方前部上に搭載した正逆回転の減速モータで、
該モータ(23)の回転軸(24)と駆動車軸(18)
をチエン伝動機構(25)により連結する。(26)は
車体(17)の下方中間部上に搭載したバッテリであ
る。
【0013】(27)はローラコンベヤ(22)の下方
において、車体(17)の左右方向の中央部に前後方向
になして回転可能に架設した従動軸で、該従動軸(2
7)の前方突出部には上下方向の受動腕(28)の中間
部を固着して左右方向の腕杆(29)の中間部を回転可
能に嵌着する。そして、受動腕(28)の前面の上部に
は前部が拡開する係合溝(30)を設けた止め片(3
1)を突設して一側中間部に押え片(32)を取付け
る。腕杆(29)の一側先端部は前方へ屈曲してフック
(33)を形成し、該フック(33)は上面中間部に係
合凹所(34)を設け、上面先端部を先端側下方へのテ
ーパー面(35)に形成して成る。(36)は腕杆(2
9)の一側下方において、車体(17)の前端部に取付
けた後進用リミットスイッチ、(37)はリミットスイ
ッチ(36)の作用片、(38)はローラコンベヤ(2
2)の適宜ローラ間において、従動軸(27)の前部に
斜め他側上方へ向けて固着した誤操作防止杆である。
【0014】そして、受動腕(28)の下端部をスプリ
ング(39)により他側へ張持して腕杆(29)の他側
端部をスプリング(40)により一側下方へ張持し、平
時においては、図11に示すように受動腕(28)が上
下方向になって該受動腕(28)の上方先端部がローラ
コンベヤ(22)の上面より若干上方へ突出し、受動腕
(28)の押え片(32)が腕杆(29)の一側上縁に
対向してその腕杆(29)は左右方向になり、該腕杆
(29)のフック(33)の下方に接近してリミットス
イッチ(36)の作用片(37)が位置し、誤操作防止
杆(38)は先端部がローラコンベヤ(22)の上面よ
り若干下方に位置するようになす。
【0015】(41)は車体(17)の前面及び後面の
上部の中間両側部に突設した受金、(42)は車体(1
7)の前後の両側受金(41)にそれぞれ基部をピン
(43)により枢支して垂下した枠状のスイッチ作動体
で、該スイッチ作動体(42)の一側腕の上方突出片を
スプリング(44)により下方へ張持してスイッチ作動
体(42)を斜め外下方への起立状態に支持する。(4
5)は前後の受金(41)の下方において車体(17)
の一側部前後にそれぞれ取付けた運転停止用リミットス
イッチで、該リミットスイッチ(45)の作用片(4
6)は斜め外下方への起立状態になってスイッチ作動体
(42)の下端横杆に対向する。
【0016】(47)は車体(17)の一側上部に取付
けた敷台挿入溝金で、該溝金(47)の底面前部には敷
台感知用リミットスッチ(48)を設ける。(49)は
車体(17)の一側後部の上方に取付けた制御箱で、該
制御箱(49)には電源スイッチ(50),停止スイッ
チ(51),運転スイッチ(52)を設ける。
【0017】なお、図示してないが、減速モータ(2
3),バッテリ(26),後進用リミットスイッチ(3
6),運転停止用リミットスイッチ(45),敷台感知
用リミットスイッチ(48)及び制御箱(49)内の制
御機構に電気回路を形成する。
【0018】(E)は播種した苗箱、(53)は重積し
て搭載する苗箱(E)の敷台である。
【0019】その作用を播種した苗箱(E)の運搬につ
いて説明する。播種作業場において、運搬車(D)のロ
ーラコンベヤ(22)上に、図6に鎖線で示すように敷
台(53)を載置して該敷台(53)上に播種した苗箱
(E)を左右二列になし適当枚数づつ重積して搭載す
る。そこで、制御箱(49)の電源スイッチ(50)を
入れて運転スイッチ(52)を押せば、モータ(23)
に通電してその回転軸(24)が正回転するから、該回
転軸(24)より伝動機構(25),駆動車軸(18)
を介し前車輪(20)が正回転して運搬車(D)は前進
し、自走して苗箱(E)の運搬作業を行う。
【0020】而して、運搬車(D)が補助台車(C)の
ところに至ってその補助台車(C)に突当ると、図9に
示す状態から図8に示すように、運搬車(D)の止め片
(31)の係合溝(30)が補助台車(C)の授動腕
(12)の突片(13)に入り込んで嵌合する。それと
同時に、運搬車(D)の腕杆(29)のフック(33)
が補助台車(C)の掛け杆(16)に突当った後は、該
フック(33)のテーパー面(35)が掛け杆(16)
に摺動してフック(33)付き腕杆(29)がスプリン
グ(40)の弾力に抗し従動軸(27)を軸として図1
1の時計方向へ回転しながら運搬車(D)は前進する。
その後、図8に示すように、腕杆(29)のフック(3
3)の係合凹所(34)が掛け杆(16)に対向したと
き、スプリング(40)の弾力により腕杆(29)は従
動軸(27)を軸として上記と反対に図11の反時計方
向へ回転し、そのフック(33)の係合凹所(34)が
掛け杆(16)に嵌合して保持され、フック(33)付
き腕杆(29)と掛け杆(16)の自動の嵌着によって
運搬車(D)は自動的に補助台車(C)に連結される。
【0021】一方、図2に示すように運搬車(D)の前
スイッチ作動体(42)は、補助台車(C)の台枠
(5)に突当ることにより、スプリング(44)の弾力
に抗しピン(43)を軸として後方へ回転する。それと
同時に、前スイッチ作動体(42)の押圧により前リミ
ットスイッチ(45)の作用片(46)が後方へ回転し
て前リミットスイッチ(45)は切れ、モータ(23)
への通電が止まって運搬車(D)は自動的に停止する。
【0022】そこで、図12に示すように操作レバー
(10)を持上げ、受箱(14)の爪杆(15)をスプ
リングの弾力によって自動的に進退させ係止板(1
1),授動腕(12)付き操作軸(9)を回転してその
係止板(11)の上方係止凹所(イ)を爪杆(15)に
係止させれば、授動腕(12)の上端はローラコンベヤ
(8)の上面より下方に至る。
【0023】それと同時に、授動腕(12)の突片(1
3)と止め片(31)の係合溝(30)の嵌合により、
図13に示すように止め片(31)付き受動腕(28)
がスプリング(39)の弾力に抗して従動軸(27)を
軸とし突片(13)付き授動腕(12)と一体的に回転
してその受動腕(28)の上端はローラコンベヤ(2
2)の上面より下方に至る。
【0024】そこで、運搬車(D)のローラコンベヤ
(22)上の苗箱(E)を搭載した敷台(53)を作業
者が鉤棒等により前方へ引いて運搬車(D)のローラコ
ンベヤ(22)上から補助台車(C)のローラコンベヤ
(8)上へ移し変える。
【0025】次いで、前回の苗箱(E)の運搬に使用し
て使い終っている敷台(53)を運搬車(D)の敷台挿
入溝金(47)内に立てて搭載すると、該敷台(53)
によってリミットスイッチ(48)が入る。
【0026】その後、図14に示すように操作レバー
(10)を押下げ、受箱(14)の爪杆(15)を上記
と同様に作動させ係止板(11),授動腕(12)付き
操作軸(9)を回転してその係止板(11)の下方係止
部(ハ)を爪杆(15)に係止させる。
【0027】そうすると、図15に示すように受動腕
(28)が従動軸(27)を軸として授動腕(12)と
一体的に回転し、その受動腕(28)の押え片(32)
によって腕杆(29)の一側部を押下げ該腕杆(29)
が従動軸(27)を軸としてスプリング(40)の弾力
に抗し図15の時計方向へ回転してその腕杆(29)の
フック(33)が掛け杆(16)から下方へ脱離すると
共に、そのフック(33)によりリミットスイッチ(3
6)の作用片(37)を押下げ作動してリミットスイッ
チ(36)が入る。
【0028】従って、モータ(23)に通電してその回
転軸(24)が逆回転するから、該回転軸(24)より
伝動機構(25),駆動車軸(18)を介し前車輪(2
0)が逆回転して運搬車(D)は後進し、自走して播種
作業場に帰る。
【0029】その運搬車(D)が後進を開始して補助台
車(C)より離隔すれば、図11に示すように運搬車
(D)の受動腕(28)及び腕杆(29)はそれぞれス
プリング(39),(40)の弾力によって従動軸(2
7)を軸とし上記と反対に回転してその受動腕(28)
は上下方向に、腕杆(29)は左右方向にそれぞれな
り、また、リミットスイッチ(36)の作用片(37)
も上記と反対方向へ回転して元の状態に復帰する。
【0030】それと同時に、図5に示すように前スイッ
チ作動体(42)がスプリング(44)の弾力によりピ
ン(43)を軸として前方へ回転し前下方への傾斜状態
に起立して元の状態に復帰すると共に、リミットスイッ
チ(45)の作用片(46)も前下方への傾斜状態に復
元してそのリミットスイッチ(45)は入る。
【0031】而して、運搬車(D)が播種作業場に帰っ
て該運搬車(D)の後スイッチ作動体(42)がレール
(1)の端部のストッパに突当ると、運搬車(D)の後
スイッチ作動体(42)及び後リミットスイッチ(4
5)の作用片(46)が上記と同様に倒伏作動してその
後リミットスイッチ(45)が切れ、モータ(23)へ
の通電が止まって運搬車(D)は自動的に停止する。
【0032】その操作レバー(10)を押下げ運搬車
(D)を後進させて播種作業場へ帰す時期を間違え、図
16に示すように運搬車(D)上に未だ苗箱(E)が搭
載されているときに運搬車(D)の敷台挿入溝金(4
7)内に前回の苗箱(E)の運搬に使用した敷台(5
3)を搭載して操作レバー(10)を押下げる誤操作を
すれば、その敷台(53)によってリミットスイッチ
(48)は入っているけれども、図16に示すように操
作レバー(10)が若干下方へ回転すれば、その操作レ
バー(10)付き操作軸(9)と一体的に回転する従動
軸(27)の誤操作防止杆(38)がローラコンベヤ
(22)上の敷台(53)に当って回転を阻止され、操
作レバー(10)は上記状態より下方へ回転することが
できない。
【0033】従って、運搬車(D)はそのフック(3
3)が補助台車(C)の掛け杆(16)に引掛った状態
に保持されると共に、リミットスイッチ(36)もその
作用片(37)が作動しなくて切れた状態に保持される
から、運搬車(D)上に苗箱(E)が搭載されていると
きに、操作レバー(10)の誤操作により運搬車(D)
が後進して帰ることは無い。
【0034】一方、運搬車(D)の敷台挿入溝金(4
7)内に前回の使用の敷台(53)を搭載しなければ、
リミットスイッチ(48)が入らない。
【0035】従って、その敷台(53)を運搬車(D)
に載せ忘れると、リミットスイッチ(48)が入ってい
ないから、運搬車(D)を後進して帰すために補助台車
(C)の操作レバー(10)を図14に示すように押下
げて運搬車(D)の腕杆(29)のフック(33)を掛
け杆(16)より下方へ脱離させると共に、リミットス
イッチ(36)を作用させても、モータ(23)に通電
しなくて運搬車(D)は後進しない。
【0036】そのために、前回に使用の敷台(53)を
運搬車(D)に載せ忘れることは無い。
【0037】一方、運搬車(D)が後進して帰り始めた
後は、補助台車(D)の操作レバー(10)を持上げて
図10に示すように係止板(11)の中間係止凹所
(ロ)を爪杆(15)に係合させると、授動腕(12)
が操作軸(9)と一体で上記と反対方向へ回転して上下
方向の元の状態に復帰する。
【0038】また、補助台車(C)上へ移し変えた敷台
(53)上の苗箱(E)は、順次、作業者が数枚づつ把
持し苗箱自動整列機(B)の収納枠(4)内へ供給して
その収納枠(4)内に所要枚数の苗箱(E)を重積す
る。
【0039】そこで、苗箱自動整列機(B)の運転スイ
ッチを押せば、該苗箱自動整列機(B)の動力横移動車
(b)が横レール(2)上を一側及び他側へ苗箱(E)
の幅づつ間欠走行し床土上へ苗箱(E)を一枚づつ整列
して載置した後、動力縦移動車(a)がレール(1)上
を苗箱(E)の長さ前進し、その後、上記作業を繰返し
てハウス(A)内のレール(1)の両側床土上に多数の
苗箱(E)を自動的に整列して苗箱(E)の敷設作業を
行う。
【0040】なお、上記モータ(23)の回転軸(2
4)と駆動車軸(18)を連結する上記チエン伝動機構
(25)に代え、ベルト伝動機構,歯車伝動機構等を用
いてもよい。
【0041】上記敷台挿入溝金(47)内の敷台感知用
リミットスイッチ(48)は、必ずしも設けなくてもよ
い。
【0042】運搬車(D)のローラコンベヤ(22)の
ローラをチエン伝動機構によりモータに連結して上記ロ
ーラをモータにより駆動するようになし、ローラコンベ
ヤ(22)を駆動して該ローラコンベヤ(22)上の苗
箱(E)を重積した敷台(53)を補助台車(C)のロ
ーラコンベヤ(8)上へ移し変えるようにしてもよい。
【0043】運搬車(D)は、上記苗箱(E)のほか、
他の資材も上記と同様に自走して運搬することができ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明の農業用自走式運搬車の自動連結
停止装置は、下記のような利点がある。
【0045】(1) 自走式運搬車が補助台車に突当っ
たとき、自動的にその運搬車のフックが補助台車の掛け
杆に引掛って運搬車が補助台車に連結されると共に、運
搬車の前スイッチ作動体により運搬車の運転停止用リミ
ットスッチの作用片を作動して該リミットスイッチは切
れ、運搬車の駆動モータへの通電が止まって運搬車は停
止する。従って、
【0046】(イ) 作業者は、自走して資材を運んで
来る運搬車の操作が一切不要で、運搬車に気を使う必要
無く安心して作業することができ、作業者の疲労が少な
くて作業上有益である。
【0047】(ロ) 自走式運搬車が補助台車に突当っ
たとき、自動的にその運搬車が補助台車に連結されて一
体となるから、運搬車上の資材を補助台車上へ移し変え
る作業が容易確実且つ安全で、作業し易い。
【0048】(2) 簡単に構成して容易安価に製作で
き、その作動は軽快円滑である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す農業用自走式運搬車
がハウス内の苗箱自動整列機の補助台車に突当って連結
された状態の平断面図である。
【図2】同上要部の拡大側面図で、苗箱自動整列機の横
レールを切断して示す。
【図3】その補助台車の拡大側面図である。
【図4】同上平面図である。
【図5】上記自走式運搬車の拡大側面図で、一部を切欠
して示す。
【図6】同上正面図で、一部を切欠して示す。
【図7】同上平面図である。
【図8】上記補助台車と自走式運搬車の連結部の拡大平
面図で、一部を切欠して示す。
【図9】同上補助台車に自走式運搬車が突当る直前の状
態の連結部の平面図で、一部を切欠して示す。
【図10】平時における補助台車の連結部の正断面図で
ある。
【図11】平時における自走式運搬車の連結部の正面図
である。
【図12】自走式運搬車上の苗箱を補助台車上へ移し変
えるときにおける補助台車の連結部の正断面図である。
【図13】上記のときにおける自走式運搬車の連結部の
正面図である。
【図14】自走式運搬車を後進させるときにおける補助
台車の連結部の正断面図である。
【図15】上記のときにおける自走式運搬車の連結部の
正面図である。
【図16】自走式運搬車上に苗箱が搭載されているとき
に、補助台車の操作ハンドルを誤操作して押下げた状態
における自走式運搬車の連結部の正面図である。
【符号の説明】
A ハウス B 苗箱自動整列機 C 補助台車 D 農業用自走式運搬車 E 苗箱 a 動力縦移動車 b 動力横移動車 イ 上方係止凹所 ロ 中間係止凹所 ハ 下方係止凹所 1 レール 2 横レール 3 支脚 4 苗箱収納枠 5 台枠 6 車軸 7 車輪 8 ローラコンベヤ 9 操作軸 10 操作レバー 11 係止板 12 授動腕 13 突片 14 受箱 15 爪杆 16 掛け杆 17 車体 18 駆動車軸 19 遊転車軸 20 車輪 21 車輪 22 ローラコンベヤ 23 減速モータ 24 回転軸 25 チエン伝動機構 26 バッテリ 27 従動軸 28 受動腕 29 腕杆 30 係合溝 31 止め片 32 押え片 33 フック 34 係合凹所 35 テーパー面 36 後進用リミットスイッチ 37 作用片 38 誤操作防止杆 39 スプリング 40 スプリング 41 受金 42 スイッチ作動体 43 ピン 44 スプリング 45 運転停止用リミットスイッチ 46 作用片 47 敷台挿入溝金 48 敷台感知用リミットスイッチ 49 制御箱 50 電源スイッチ 51 停止スイッチ 52 運転スイッチ 53 敷台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補助台車の台枠の後面に掛け杆を設け、
    自走式運搬車の車体の前方には、上記掛け杆に着脱可能
    に嵌合する係合凹所を上面中間部に設けて上面先端部を
    先端側下方へのテーパー面に形成したフックを上下動可
    能になし上方へ弾圧して設けると共に、該自走式運搬車
    の駆動モータへの電気回路の運転停止用リミットスイッ
    チを取付け、そのリミットスイッチの作用片の前方に
    は、該リミットスイッチの作用片を作動するスイッチ作
    動体を前後動可能に嵌着し前方へ弾圧して設けたことを
    特徴とする農業用自走式運搬車の自動連結停止装置。
JP26925797A 1997-09-16 1997-09-16 農業用自走式運搬車の自動連結停止装置 Pending JPH1178880A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131864A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kawashima Nogu Seisakusho:Kk 農業用運搬車

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JP2011131864A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kawashima Nogu Seisakusho:Kk 農業用運搬車

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