JPH1178558A - ハイブリッド車両駆動装置 - Google Patents

ハイブリッド車両駆動装置

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JPH1178558A
JPH1178558A JP24921997A JP24921997A JPH1178558A JP H1178558 A JPH1178558 A JP H1178558A JP 24921997 A JP24921997 A JP 24921997A JP 24921997 A JP24921997 A JP 24921997A JP H1178558 A JPH1178558 A JP H1178558A
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combustion engine
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Daiji Maruyama
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/62Hybrid vehicles

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃エンジンに対してモータジェネレータを近
接配置してクランクシャフトの良好な回転状態を実現す
ることができるとともに、モータジェネレータからの漏
洩電流や漏洩磁束による内燃エンジンに対する悪影響の
ないハイブリッド車両駆動装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】クランクシャフト28にモータジェネレー
タMのロータ48を直結し、その外周部にステータ50
を配設する。そして、前記ステータ50に巻装したコイ
ル70と内燃エンジンEとの間に遮蔽部材80を配設
し、また、コイル70とトランスミッションT側のフラ
イホイール100との間に遮蔽部材として機能する第1
隔壁94を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃エンジンに対
してモータジェネレータを直結したハイブリッド車両駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンの燃焼によって駆動力を発生さ
せる内燃エンジンと、回生による発電および電力により
駆動力を発生させ、内燃エンジンの出力をアシストする
モータとして使用されるモータジェネレータとの両方を
備え、これらによる駆動力を必要に応じて合成し、車両
を駆動するハイブリッド車両が提案されている(特開平
9−156388号公報参照)。
【0003】ところで、内燃エンジンを構成するクラン
クシャフトには、安定した回転状態を維持するためにフ
ライホイールが連結されている。この場合、前記クラン
クシャフトにさらにモータジェネレータを連結すると、
モータジェネレータを構成する比較的重量物からなるロ
ータの回転がクランクシャフトの回転に影響を与えるお
それがあるため、モータジェネレータをできるだけクラ
ンクシャフトに近づけて配置するのが望ましい。なお、
クランクシャフトにモータジェネレータを近づけること
により剛性も向上する。
【0004】しかしながら、モータジェネレータを内燃
エンジン側に近づけると、コイルからの漏洩電流や漏洩
磁束が金属体により構成される内燃エンジンに影響し、
クランクシャフトの回転動作に悪影響を及ぼすおそれが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の不具
合を考慮してなされたものであり、内燃エンジンに対し
てモータジェネレータを近接配置してクランクシャフト
の良好な回転状態を実現することができるとともに、モ
ータジェネレータからの漏洩電流や漏洩磁束による内燃
エンジンに対する悪影響のないハイブリッド車両駆動装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハイブリッ
ド車両駆動装置では、内燃エンジンとモータジェネレー
タのコイルとの間に遮蔽部材を設けることにより、内燃
エンジン側に対する前記コイルからの漏洩電流や漏洩磁
束の影響が回避される。これにより、エンジン動作に悪
影響の生じることがなく、しかも、モータジェネレータ
を一層内燃エンジン側に近接配置することが可能となる
ため、安定したクランクシャフトの回転状態を実現する
ことができる。
【0007】また、前記遮蔽部材に凸部を設けること
で、モータジェネレータのコイルに電気的に接続される
接続リングを介して前記コイルを固定させる機能を兼備
させることができる。さらに、遮蔽部材を内燃エンジン
側と、それに対向する側とに設けることにより、他の構
成部材、例えば、トランスミッション側に配置されるフ
ライホイールに対する漏洩電流や漏洩磁束の影響を回避
し、良好な回転状態を維持することができる。
【0008】さらに、遮蔽部材を介在させることによ
り、内燃エンジンとモータジェネレータとを近接配置す
ることが可能となるため、剛性を向上させ、且つ、駆動
装置全体をコンパクトに構成することができる。
【0009】なお、遮蔽部材としては、電流を遮断でき
る絶縁板、あるいは、磁束遮断できる磁気遮蔽板とする
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態のハイブリッ
ド車両駆動装置が適用されるハイブリッド車両Vの概略
を示す。
【0011】ハイブリッド車両Vは、例えば、ガソリン
を燃焼させることによって駆動力を発生させる内燃エン
ジンEと、回生による発電および電力により駆動力を発
生させ内燃エンジンEの出力をアシストするモータジェ
ネレータMと、フライホイールを含むクラッチ機構C
と、前記駆動力を切り換えて駆動軸10に伝達するトラ
ンスミッションTとを備える。
【0012】モータジェネレータMは、モータ駆動回路
12によって駆動制御されるものであり、このモータ駆
動回路12には、高圧系の電力を供給/充電する、例え
ば、キャパシタからなる第1蓄電器13と、ダウンバー
タ14を介して電力を蓄積する第2蓄電器15とが接続
される。また、ハイブリッド車両Vは、マネージメント
制御回路16を有し、このマネージメント制御回路16
には、前記モータ駆動回路12を介してモータジェネレ
ータMを制御するモータ制御回路17と、内燃エンジン
Eを制御するエンジン制御回路18とが接続される。
【0013】次に、内燃エンジンE、モータジェネレー
タM、クラッチ機構CおよびトランスミッションTの構
造について詳細に説明する。
【0014】図2〜図4は、マニュアル車用の駆動装置
を示す。3気筒からなる内燃エンジンEは、オイルパン
22とシリンダブロック24とシリンダヘッド26とか
ら構成される。なお、シリンダヘッド26の上部には、
ヘッドカバー27が装着される。オイルパン22とシリ
ンダブロック24との接合部分には、クランクシャフト
28を軸支するジャーナル軸受30a〜30dおよび3
2a〜32dが形成されている。クランクシャフト28
は、ジャーナル34a〜34dと、クランクピン36a
〜36cと、カウンタウエイト38a〜38fとからな
り、ジャーナル34a〜34dが前記ジャーナル軸受3
0a〜30dおよび32a〜32dによって軸支され
る。クランクピン36a〜36cには、コンロッド40
a〜40cの一端部が連結される。コンロッド40a〜
40cの他端部には、シリンダブロック24のシリンダ
42a〜42cに沿って変位するピストン44a〜44
cが連結される。
【0015】モータジェネレータMおよびクラッチ機構
Cは、内燃エンジンEの側部に結合されたハウジング4
6によって囲繞されている。
【0016】図5は、モータジェネレータMを内燃エン
ジンE側から見た図であり、図6は、モータジェネレー
タMをトランスミッションT側から見た図である。モー
タジェネレータMは、円形状のロータ48と、その外周
部に装着されるドーナツ形状のステータ50とからな
る。ロータ48は、ボルト56によりクランクシャフト
28の端部に直接固定される(図4参照)。ロータ48
は、その両側面に複数のフィン58、60を備えるとと
もに、外周部に複数の磁石62がN極、S極交互に配設
される。
【0017】ステータ50は、複数のコイルユニット6
4を円周方向に複数配置して構成される。コイルユニッ
ト64は、複数の金属板を積層してなるコア66の外周
部に断面略コ字状のガイド部材68を介してコイル70
が巻装される。ステータ50は、これらのコイルユニッ
ト64の外周部に配設された取付部材72を介して内燃
エンジンEの側部に固定される。
【0018】内燃エンジンE側における前記ガイド部材
68には、図7に示すように、溝部74および76がス
テータ50の外周部側および内周部側に沿って形成され
ており、溝部74に導電性の3枚の接続リング78a〜
78cが重畳して装着される。接続リング78a〜78
cは、夫々の表面に絶縁層が形成されており、3相交流
により駆動されるべく、コイルユニット64に巻装され
たコイル70に2つおきに接続される。
【0019】ステータ50の内燃エンジンE側の側面に
は、内燃エンジンEに対する電流や磁束の漏洩等を回避
するためのディスク状の遮蔽部材80が装着される。遮
蔽部材80は、取付部材72に固定されており、外周側
および内周側には、ガイド部材68の溝部74、76に
係合する凸部82、84が形成される。この場合、溝部
74に係合する凸部82は、接続リング78a〜78c
を押圧して溝部74に位置決め固定する作用をなす。ま
た、遮蔽部材80には、コネクタ86が形成されてお
り、このコネクタ86において、接続リング78a〜7
8cから外方に突出する端子部88a〜88cがハウジ
ング46に設けられたコネクタ90より導入された端子
板92a〜92cに接続する。
【0020】なお、遮蔽部材80を絶縁板として機能さ
せる場合には、材料として、樹脂材、あるいは、SUS
(ステンレス系)のものを樹脂、フッ素等で絶縁コーテ
ィングしたものを使用することができる。また、遮蔽部
材80を磁気遮蔽板として機能させる場合には、金属材
料を使用することができる。さらに、遮蔽部材80は、
図8または図9に示すように、シリンダブロック24側
に上部または下部をボルトBによって固定し、あるい
は、図10に示すように、上部を折曲した状態でシリン
ダブロック24にボルトBによって固定するようにして
もよい。さらに、遮蔽部材80をステータ50側ではな
く、ロータ48側に固定するようにしてもよい。
【0021】一方、ステータ50のトランスミッション
T側の側面には、ハウジング46に固定されたドーナツ
形状の第1隔壁94が配置される。第1隔壁94は、遮
蔽部材として機能し、内周側がトランスミッションT側
に湾曲した形状となっている。なお、第1隔壁94に
は、ロータ48のステータ50に対する回転位置を検出
する位置検出センサ96が装着されている。この場合、
位置検出センサ96からの信号線は、ハウジング46に
設けられた信号線取出口51から外部に導出されれる
(図6参照)。
【0022】また、クラッチ機構Cにおいて、ロータ4
8には、ボルト98(図4参照)によりトランスミッシ
ョンT側から位置決めピン99を介してディスク状のフ
ライホイール100が固定される。フライホイール10
0は、その外周部にスタータモータ102のギア104
に噛合するリングギア106が形成されており、モータ
ジェネレータM側の側面には、ドライブプレート107
と、ドーナツ形状の第2隔壁108とが固定される。第
2隔壁108は、内周側が第1隔壁94側に湾曲した形
状となり、且つ、径方向に対して第1隔壁と重畳するよ
うに構成される。なお、スタータモータ102は、トラ
ンスミッションTのミッションケース137にボルトB
によって装着されている。
【0023】ドライブプレート107には、位置検出セ
ンサ96に対向する部位に図示しない孔部が形成されて
おり、ロータ48の回転に伴って回転するドライブプレ
ート107の回転位置が前記位置検出センサ96による
前記孔部の検出によって検知される。この場合、ロータ
48に装着された磁石62と、ドライブプレート107
に形成された孔部とは、ロータ48およびフライホイー
ル100間に係合する位置決めピン99により相互の位
置合わせがなされている。
【0024】一方、フライホイール100のトランスミ
ッションT側の側面には、フリクションディスク112
が配置される。フリクションディスク112は、内周に
スプラインの形成されたボス部116と、前記ボス部1
16の外周部にトーションスプリング118を介して配
置されるプレート120と、前記プレート120の両面
に接合される摩擦板122a、122bとから構成され
る。
【0025】また、フリクションディスク112を構成
する摩擦板122b側には、プレッシャープレート12
4が配置される。プレッシャープレート124のトラン
スミッションT側には、フライホイール100に固定さ
れたハウジング126にワイヤスプリング128によっ
て保持されるダイヤフラムスプリング130の外周部が
配置される。一方、ダイヤフラムスプリング130の内
周部のトランスミッションT側には、ピストン132が
配置される。このピストン132は、ハウジング46に
形成されたボス部134の外周部に配設されており、図
示しない油圧機構によって前記ボス部134に沿って変
位し、ダイヤフラムスプリング130を押圧する。な
お、このボス部134およびフリクションディスク11
2のボス部116には、トランスミッションTからのシ
ャフト136が挿通される。
【0026】本実施形態のハイブリッド車両駆動装置
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
にその作用効果について説明する。
【0027】先ず、ハイブリッド車両Vが内燃エンジン
Eによって駆動される場合について説明する。この場
合、シリンダヘッド26に対してガソリンが供給され点
火されることにより、ピストン44a〜44cがシリン
ダ42a〜42c内で変位し、それに伴ってクランクシ
ャフト28が回転する。クランクシャフト28は、それ
に直結するモータジェネレータMのロータ48およびフ
ライホイール100を回転させる。
【0028】ここで、ドライバによりトランスミッショ
ンTを構成するギアが所定のギア比に設定された後、ク
ラッチ結合操作がなされると、クラッチ機構Cを構成す
るピストン132が駆動され、ダイヤフラムスプリング
130より離間する方向に変位する。従って、前記ダイ
ヤフラムスプリング130は、ピストン132に追従し
て変位し、外周面がプレッシャープレート124を押圧
する。この結果、フリクションディスク112を構成す
る摩擦板122a、122bがプレッシャープレート1
24とフライホイール100との間に挟設され、これに
よってトランスミッションTと内燃エンジンEとがモー
タジェネレータMのロータ48を介して連結される。
【0029】そこで、内燃エンジンEとトランスミッシ
ョンTとがクラッチ機構Cによって連結されると、駆動
力が駆動軸10に伝達され、ハイブリッド車両Vが駆動
される。なお、クランクシャフト28には、比較的重量
物からなるモータジェネレータMのロータ48が直接連
結されているため、安定した回転がトランスミッション
T側に伝達される。
【0030】次に、ハイブリッド車両Vがモータジェネ
レータMによって駆動される場合について説明する。こ
の場合、第1蓄電器13には、モータジェネレータMに
よって内燃エンジンEの減速時あるいはアイドル時に回
生作用により電力が蓄積されており、この電力がモータ
駆動回路12を介してモータジェネレータMのコイル7
0に供給されると、それによって発生した磁界によりロ
ータ48およびフライホイール100が回転し、クラッ
チ機構CおよびトランスミッションTを介して駆動力が
駆動軸10に伝達され、ハイブリッド車両Vが駆動され
る。なお、モータジェネレータMによる駆動力は、内燃
エンジンEによる駆動力に対するアシスト力として同時
に発生させることが可能である。
【0031】一方、ドライバによるクラッチの切り離し
操作がなされた場合には、ピストン132が内燃エンジ
ンE側に変位し、これによってダイヤフラムスプリング
130の外周面がプレッシャープレート124より離間
するため、前記プレッシャープレート124とフライホ
イール100とによる摩擦板122a、122bの挟持
動作が解除され、内燃エンジンEまたはモータジェネレ
ータMとトランスミッションTとの結合状態が解除され
る。
【0032】ここで、前記のように、モータジェネレー
タMを構成するコイル70に通電した場合において、前
記コイル70より電流や磁束が内燃エンジンE側に漏洩
すると、シリンダブロック24等が金属により構成され
ているため、それに電流が流れあるいは帯磁してピスト
ン44a〜44cの動作に悪影響を及ぼすおそれがあ
る。
【0033】しかしながら、本実施形態においては、内
燃エンジンEとモータジェネレータMとの間に遮蔽部材
80を配設しているため、コイル70に生じた電流や磁
束が前記遮蔽部材80によって好適に遮蔽され、内燃エ
ンジンE側に漏洩することがない。従って、シリンダブ
ロック24等が電流の影響を受けることがなく、あるい
は、磁化されることがなく、その動作に支障を来すこと
がない。また、モータジェネレータMとフライホイール
100との間にも遮蔽部材として機能する第1隔壁94
が配設されているため、フライホイール100側に対す
る電流や磁束の漏洩がなく、フライホイール100の動
作に支障を来すおそれがない。この結果、フライホイー
ル100の回転に障害が生じることがない。
【0034】なお、本実施形態では、内燃エンジンEに
対してモータジェネレータM、フライホイール100、
トランスミッションTを順に接続している。この場合、
フライホイール100に対するクラッチ機構Cの取付構
造がモータジェネレータMに拘束されることがないた
め、従来の取付構造をそのまま利用し、容易にこのよう
な構成を実現することができる。
【0035】さらに、遮蔽部材として機能する第1隔壁
94は、摩擦板122a、122bより発生する金属粉
のモータジェネレータMに対する侵入を阻止する部材と
しても機能する。
【0036】すなわち、クラッチ機構Cを介して内燃エ
ンジンEまたはモータジェネレータMとトランスミッシ
ョンTとを連結した場合において、フリクションディス
ク112を構成する摩擦板122a、122bから発生
した金属粉は、先端部がモータジェネレータM側に湾曲
した第2隔壁108によって阻止され、さらに、先端部
がフライホイール100側に湾曲した第1隔壁94によ
って阻止される。また、回転するロータ48には、その
側面にフィン58、60が設けられているため、特にフ
ライホイール100側のフィン60によって発生した気
流がモータジェネレータM側への金属粉の侵入を阻止す
る。従って、モータジェネレータMは、金属粉の影響を
受けることなく、良好な状態を維持することができる。
なお、フィン58、60は、金属粉の侵入を阻止すると
ともに、モータジェネレータMの放熱を同時に行うこと
ができる。
【0037】図11は、他の実施形態であるオートマチ
ック車用の駆動装置を示す。なお、図4に示す構成要件
と同一の構成要件には同一の参照符号を付し、その説明
は省略する。
【0038】モータジェネレータMとオートマチック車
用のトランスミッションT′との間には、フライホイー
ル機構Fが配設される。フライホイール機構Fは、連結
プレート150を介してモータジェネレータMのロータ
48に連結され、連結プレート150には、ドライブプ
レート152が装着される。連結プレート150には、
リングギア154を外周部に備えたプライマリフライホ
イール156が連結される。また、前記プライマリフラ
イホイール156に対して並行にセカンダリフライホイ
ール158が配置される。セカンダリフライホイール1
58は、トランスミッションT′のシャフト136が係
合するスプラインの形成されたボス部160を中央部に
有する。プライマリフライホイール156は、前記ボス
部160にベアリング162を介して支持されており、
トーションスプリング164によってセカンダリフライ
ホイール158に連結される。
【0039】前記のように構成される駆動装置は、モー
タジェネレータMのロータ48が回転することによりプ
ライマリフライホイール156が回転し、その回転がト
ーションスプリング164を介してセカンダリフライホ
イール158に伝達され、セカンダリフライホイール1
58の回転がシャフト136を介してトランスミッショ
ンT′に伝達される。トランスミッションT′は、シャ
フト136の回転速度に応じて自動変速機構を駆動し、
駆動軸10を回転させる。
【0040】このように構成され動作する駆動装置にお
いて、遮蔽部材80および第1隔壁94は、モータジェ
ネレータMのコイル70から生じる電流や磁束を遮蔽
し、内燃エンジンE側およびフライホイール機構F側に
対する電流や磁束の漏洩を阻止するため、例えば、シリ
ンダブロック24やプライマリフライホイール156、
セカンダリフライホイール158等に不要な電流が流
れ、あるいは、帯磁する事態を容易に回避することがで
きる。従って、クランクシャフト28を円滑に回転させ
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るハイ
ブリッド車両駆動装置によれば、内燃エンジンやフライ
ホイール等に対するモータジェネレータからの漏洩電流
や漏洩磁束の影響を回避することができるため、クラン
クシャフトを極めて円滑に回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のハイブリッド車両駆動装置が適用
されるハイブリッド車両の概略説明図である。
【図2】本実施形態のハイブリッド車両駆動装置の外観
斜視図である。
【図3】本実施形態のハイブリッド車両駆動装置の外観
側面図である。
【図4】本実施形態のハイブリッド車両駆動装置の側面
断面図である。
【図5】内燃エンジン側から見たモータジェネレータの
一部切欠構成図である。
【図6】トランスミッション側から見たモータジェネレ
ータの構成図である。
【図7】モータジェネレータおよびクラッチ機構の要部
断面図である。
【図8】遮蔽部材の他の取付状態の要部断面説明図であ
る。
【図9】遮蔽部材のさらに他の取付状態の要部断面説明
図である。
【図10】遮蔽部材のさらにまた他の取付状態の要部断
面説明図である。
【図11】他の実施形態のハイブリッド車両駆動装置の
側面断面図である。
【符号の説明】
V…ハイブリッド車両 E…内燃エンジン M…モータジェネレータ C…クラッチ機構 T…トランスミッション 10…駆動軸 12…モータ駆動回路 13…第1蓄電器 15…第2蓄電器 16…マネージメ
ント制御回路 22…オイルパン 24…シリンダブ
ロック 26…シリンダヘッド 28…クランクシ
ャフト 46…ハウジング 48…ロータ 50…ステータ 58、60…フィ
ン 64…コイルユニット 80…遮蔽部材 94…第1隔壁 100…フライホ
イール 112…フリクションディスク 122a、122
b…摩擦板 130…ダイヤフラムスプリング 132…ピストン 136…シャフト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用駆動源として内燃エンジンおよびモ
    ータジェネレータを備え、前記内燃エンジンおよび/ま
    たは前記モータジェネレータによる駆動力をトランスミ
    ッションを介して駆動軸へと出力するハイブリッド車両
    駆動装置において、 前記内燃エンジンの出力軸に直結する前記モータジェネ
    レータのロータを介して、前記内燃エンジンおよび前記
    モータジェネレータの駆動力を駆動軸に伝達するトラン
    スミッションと、 前記内燃エンジンと前記モータジェネレータとの間に配
    設され、前記モータジェネレータからの電流、磁束等を
    遮蔽する遮蔽部材と、 を備えることを特徴とするハイブリッド車両駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記遮蔽部材は、前記モータジェネレータを構成するス
    テータ側に配設されることを特徴とするハイブリッド車
    両駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の装置において、 前記遮蔽部材は、 前記モータジェネレータを構成するコイルに電気的に接
    続される接続リングを介して前記コイルを前記ステータ
    に固定する凸部を備えることを特徴とするハイブリッド
    車両駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の装置において、 前記モータジェネレータと前記トランスミッションとの
    間には、前記ロータに連結されるフライホイールが配設
    され、前記遮蔽部材が、前記内燃エンジンと前記ステー
    タとの間、および、前記ステータと前記フライホイール
    との間に配設されることを特徴とするハイブリッド車両
    駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の装置において、 前記遮蔽部材は、絶縁板であることを特徴とするハイブ
    リッド車両駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の装置において、 前記遮蔽部材は、磁気遮蔽板であることを特徴とするハ
    イブリッド車両駆動装置。
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