JPH1178456A - スプリングブラケット - Google Patents
スプリングブラケットInfo
- Publication number
- JPH1178456A JPH1178456A JP25430297A JP25430297A JPH1178456A JP H1178456 A JPH1178456 A JP H1178456A JP 25430297 A JP25430297 A JP 25430297A JP 25430297 A JP25430297 A JP 25430297A JP H1178456 A JPH1178456 A JP H1178456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- vehicle
- spring bracket
- parts
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/60—Subframe construction
- B60G2206/601—Hanger bracket
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リーフスプリングの一端を支持するスプリン
グブラケットの重量を容易に軽減させる。 【解決手段】 スプリングブラケット１０が、一対のベ
ース部１２と、断面コ字状の中空突起部１３と、中空突
起部１３の先端部と基端部とからそれぞれ垂下してスプ
リングシャフトを支持する第１支持部１４及び第２支持
部１５とを有し、中空突起部１３の壁部１６上端に略車
幅方向へ延びる切欠き１７が形成されている。
グブラケットの重量を容易に軽減させる。 【解決手段】 スプリングブラケット１０が、一対のベ
ース部１２と、断面コ字状の中空突起部１３と、中空突
起部１３の先端部と基端部とからそれぞれ垂下してスプ
リングシャフトを支持する第１支持部１４及び第２支持
部１５とを有し、中空突起部１３の壁部１６上端に略車
幅方向へ延びる切欠き１７が形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のリーフスプ
リング式懸架装置において、リーフスプリングの一端を
車体フレームの側面に支持させるためのスプリングブラ
ケットに関する。
リング式懸架装置において、リーフスプリングの一端を
車体フレームの側面に支持させるためのスプリングブラ
ケットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の鋳造スプリングブラケットは、図
６に例示されているように、一対のベース部１、１が車
両前後方向に間隔をおいて車体フレームの側面にボルト
止め又はリベット止めされ、ベース部１、１からはそれ
ぞれ壁部２、２が車幅方向の外側へ延び出して、連結部
３により相互に連結されていると共に、両壁部２、２の
先端及び基部からそれぞれ垂下した腕部４、５にそれぞ
れ軸受け部６が形成され、両軸受け部６によってリーフ
スプリング用シャックルピン等のスプリングシャフトを
支持するように構成されている。
６に例示されているように、一対のベース部１、１が車
両前後方向に間隔をおいて車体フレームの側面にボルト
止め又はリベット止めされ、ベース部１、１からはそれ
ぞれ壁部２、２が車幅方向の外側へ延び出して、連結部
３により相互に連結されていると共に、両壁部２、２の
先端及び基部からそれぞれ垂下した腕部４、５にそれぞ
れ軸受け部６が形成され、両軸受け部６によってリーフ
スプリング用シャックルピン等のスプリングシャフトを
支持するように構成されている。
【０００３】しかしながら、上記スプリングブラケット
は板状部分が単に突き合わせ連結された構造体であるた
め、スプリングシャフトからスプリングブラケットに作
用する負荷のうち、各ベース部１に対して各壁部２を上
方へ押し上げる荷重によって、ベース部１及び壁部２の
連結部７に応力集中がとくに生じやすく、従って、スプ
リングブラケット全体を肉厚に成形する必要があって、
スプリングブラケットの重量増加を招いていた。
は板状部分が単に突き合わせ連結された構造体であるた
め、スプリングシャフトからスプリングブラケットに作
用する負荷のうち、各ベース部１に対して各壁部２を上
方へ押し上げる荷重によって、ベース部１及び壁部２の
連結部７に応力集中がとくに生じやすく、従って、スプ
リングブラケット全体を肉厚に成形する必要があって、
スプリングブラケットの重量増加を招いていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スプリング
ブラケットの構造合理化により、スプリングブラケット
の重量を容易に軽減させようとするものである。
ブラケットの構造合理化により、スプリングブラケット
の重量を容易に軽減させようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るスプリングブラケットは、車両前後方向に間隔をおい
て配置され車体フレームの側面に取り付けられる一対の
ベース部と、同ベース部間に跨がって同ベース部から車
幅方向に突出した中空突起部と、同中空突起部の先端部
及び基端部からそれぞれ垂下し車幅方向にスプリングシ
ャフトを支持する第１支持部及び第２支持部とを有して
いる。
るスプリングブラケットは、車両前後方向に間隔をおい
て配置され車体フレームの側面に取り付けられる一対の
ベース部と、同ベース部間に跨がって同ベース部から車
幅方向に突出した中空突起部と、同中空突起部の先端部
及び基端部からそれぞれ垂下し車幅方向にスプリングシ
ャフトを支持する第１支持部及び第２支持部とを有して
いる。
【０００６】すなわち、スプリングブラケットにおける
一対のベース部間に跨がってベース部から車幅方向に突
出する中空突起部が、剛性の高い断面屈曲構造をそなえ
ているため、中空突起部の先端部及び基端部からそれぞ
れ垂下した第１支持部及び第２支持部を通じてスプリン
グシャフトからスプリングブラケットに負荷が作用した
とき、中空突起部に生じる応力分布を容易に平均化させ
ることができ、従って、中空突起部が比較的薄肉に成形
されていても、上記負荷を強固に支持することができる
ようになる。
一対のベース部間に跨がってベース部から車幅方向に突
出する中空突起部が、剛性の高い断面屈曲構造をそなえ
ているため、中空突起部の先端部及び基端部からそれぞ
れ垂下した第１支持部及び第２支持部を通じてスプリン
グシャフトからスプリングブラケットに負荷が作用した
とき、中空突起部に生じる応力分布を容易に平均化させ
ることができ、従って、中空突起部が比較的薄肉に成形
されていても、上記負荷を強固に支持することができる
ようになる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態例につ
いて、同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明す
る。図１〜図４において、鋳造により一体成形されたス
プリングブラケット１０は、車両前後方向に間隔をおい
て配置され各ボルト孔又はリベット孔１１により車体フ
レームの側面へそれぞれボルト止め又はリベット止めさ
れる一対のベース部１２、１２と、ベース部１２、１２
間に跨がって各ベース部１２から車幅方向の外側へ突出
し、車両前後方向の断面が略コ字状の中空突起部１３
と、中空突起部１３の先端部及基端部からそれぞれ垂下
する第１支持部１４及び第２支持部１５とを有してい
る。
いて、同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明す
る。図１〜図４において、鋳造により一体成形されたス
プリングブラケット１０は、車両前後方向に間隔をおい
て配置され各ボルト孔又はリベット孔１１により車体フ
レームの側面へそれぞれボルト止め又はリベット止めさ
れる一対のベース部１２、１２と、ベース部１２、１２
間に跨がって各ベース部１２から車幅方向の外側へ突出
し、車両前後方向の断面が略コ字状の中空突起部１３
と、中空突起部１３の先端部及基端部からそれぞれ垂下
する第１支持部１４及び第２支持部１５とを有してい
る。
【０００８】各ベース部１２は、分担する負荷が比較的
大きい下方ボルト孔１１周辺部の肉厚が他のボルト孔１
１周辺部よりも大きくされており、また、中空突起部１
３は、各ベース部１２から車幅方向の外側へ離れて配置
された壁部１６が上内方へ傾斜し、壁部１６の上端部に
作用する負荷は比較的小さいので、この部分に略車幅方
向へ延びる略Ｕ字状の切欠き１７が形成されていると共
に、ベース部１２から車幅方向の外側へ突出する両壁面
１８の長さ（図２における左右方向の長さ）が、図２に
２点鎖線で示す従来装置の壁部２の場合に対して比較的
大きくなるように構成されている。
大きい下方ボルト孔１１周辺部の肉厚が他のボルト孔１
１周辺部よりも大きくされており、また、中空突起部１
３は、各ベース部１２から車幅方向の外側へ離れて配置
された壁部１６が上内方へ傾斜し、壁部１６の上端部に
作用する負荷は比較的小さいので、この部分に略車幅方
向へ延びる略Ｕ字状の切欠き１７が形成されていると共
に、ベース部１２から車幅方向の外側へ突出する両壁面
１８の長さ（図２における左右方向の長さ）が、図２に
２点鎖線で示す従来装置の壁部２の場合に対して比較的
大きくなるように構成されている。
【０００９】さらに、第１支持部１４及び第２支持部１
５は、それぞれ車幅方向にスプリングシャフトを支持す
る軸受け部１９をそなえている一方、第２支持部１５の
車両前後方向における両側部はそれぞれ各ベース部１２
と接合した構造となっている。
５は、それぞれ車幅方向にスプリングシャフトを支持す
る軸受け部１９をそなえている一方、第２支持部１５の
車両前後方向における両側部はそれぞれ各ベース部１２
と接合した構造となっている。
【００１０】スプリングブラケット１０においては、一
対のベース部１２、１２間に跨がる中空突起部１３が断
面略コ字状の屈曲構造となっていて、その壁部１６が各
ベース部１２から車幅方向の外側へ比較的大きく離れて
配置されているため、各ベース部１２に対して第１支持
部１４を押し上げる負荷は中空突起部１３全体に分散さ
れ、各部に生じる応力が容易に平均化されるので、スプ
リングブラケット１０に応力集中が生じることは確実に
回避することができる。
対のベース部１２、１２間に跨がる中空突起部１３が断
面略コ字状の屈曲構造となっていて、その壁部１６が各
ベース部１２から車幅方向の外側へ比較的大きく離れて
配置されているため、各ベース部１２に対して第１支持
部１４を押し上げる負荷は中空突起部１３全体に分散さ
れ、各部に生じる応力が容易に平均化されるので、スプ
リングブラケット１０に応力集中が生じることは確実に
回避することができる。
【００１１】従って、スプリングブラケット１０の各部
肉厚を比較的小さく形成させることができ、また、作用
する応力が比較的小さい各ベース部１２の上部や中央部
を比較的薄肉とし、かつ、作用する応力が同様に比較的
小さいスプリングブラケット壁部１６の上端部に切欠き
１７が形成されていることも相まって、スプリングブラ
ケット１０の重量を従来よりも約１０％軽減させること
ができると共に、スプリングブラケット１０の重量軽減
に伴う所要材料量の減少により、スプリングブラケット
１０の製造コストも簡単に節減させることが可能な利点
がある。
肉厚を比較的小さく形成させることができ、また、作用
する応力が比較的小さい各ベース部１２の上部や中央部
を比較的薄肉とし、かつ、作用する応力が同様に比較的
小さいスプリングブラケット壁部１６の上端部に切欠き
１７が形成されていることも相まって、スプリングブラ
ケット１０の重量を従来よりも約１０％軽減させること
ができると共に、スプリングブラケット１０の重量軽減
に伴う所要材料量の減少により、スプリングブラケット
１０の製造コストも簡単に節減させることが可能な利点
がある。
【００１２】図５に示す実施形態例においては、スプリ
ングブラケット１０のベース部１２、１２からそれぞれ
車幅方向の外側へ突出する両壁面１８の略中央部分に貫
通孔２０が形成されており、両壁面１８の中央部分には
大きな応力が作用しないため、貫通孔２０の形成により
強度上の問題が生じることはなく、貫通孔２０の形成に
よってスプリングブラケット１０の重量を一層軽減させ
ることが可能となる。
ングブラケット１０のベース部１２、１２からそれぞれ
車幅方向の外側へ突出する両壁面１８の略中央部分に貫
通孔２０が形成されており、両壁面１８の中央部分には
大きな応力が作用しないため、貫通孔２０の形成により
強度上の問題が生じることはなく、貫通孔２０の形成に
よってスプリングブラケット１０の重量を一層軽減させ
ることが可能となる。
【００１３】
【発明の効果】本発明にかかるスプリングブラケットに
あっては、ベース部から車幅方向に突出する中空突起部
が剛性の高い断面屈曲構造をそなえていて、中空突起部
に生じる応力分布を容易に平均化させることができるの
で、中空突起部を比較的薄肉に成形して重量を軽減させ
うると共に、製造コストを低減させることができる長所
がある。
あっては、ベース部から車幅方向に突出する中空突起部
が剛性の高い断面屈曲構造をそなえていて、中空突起部
に生じる応力分布を容易に平均化させることができるの
で、中空突起部を比較的薄肉に成形して重量を軽減させ
うると共に、製造コストを低減させることができる長所
がある。
【図１】本発明の実施形態例における正面図。
【図２】上記実施形態例の側面図。
【図３】図１の III−III 矢視断面図。
【図４】上記実施形態例の斜視図。
【図５】本発明の他の実施形態例における斜視図。
【図６】従来装置の斜視図。
１０ スプリングブラケット １２ ベース部 １３ 中空突起部 １４ 第１支持部 １５ 第２支持部 １７ 切欠き １９ 軸受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 公彦 東京都港区芝五丁目33番８号 三菱自動車 工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 車両前後方向に間隔をおいて配置され車
体フレームの側面に取り付けられる一対のベース部と、
同ベース部間に跨がって同ベース部から車幅方向に突出
した中空突起部と、同中空突起部の先端部及び基端部か
らそれぞれ垂下し車幅方向にスプリングシャフトを支持
する第１支持部及び第２支持部とを有するスプリングブ
ラケット。 - 【請求項２】 請求項１において、上記ベース部から車
幅方向に離れて配置された上記中空突起部の壁部上端に
略車幅方向へ延びる切欠きが形成されたスプリングブラ
ケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25430297A JPH1178456A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | スプリングブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25430297A JPH1178456A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | スプリングブラケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1178456A true JPH1178456A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17263107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25430297A Pending JPH1178456A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | スプリングブラケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1178456A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017095900A1 (en) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | Hendrickson Usa, L.L.C. | Suspension assembly |
| US20220111899A1 (en) * | 2020-10-13 | 2022-04-14 | Norco Industries, Inc. | Spring hanger for trailer frame |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP25430297A patent/JPH1178456A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017095900A1 (en) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | Hendrickson Usa, L.L.C. | Suspension assembly |
| US20220111899A1 (en) * | 2020-10-13 | 2022-04-14 | Norco Industries, Inc. | Spring hanger for trailer frame |
| US11745799B2 (en) * | 2020-10-13 | 2023-09-05 | Norco Industries, Inc. | Spring hanger for trailer frame |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030422 |