JPH1178169A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1178169A
JPH1178169A JP9238295A JP23829597A JPH1178169A JP H1178169 A JPH1178169 A JP H1178169A JP 9238295 A JP9238295 A JP 9238295A JP 23829597 A JP23829597 A JP 23829597A JP H1178169 A JPH1178169 A JP H1178169A
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JP
Japan
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main body
cassette
paper feeding
signal
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JP9238295A
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English (en)
Inventor
Naoto Shirouchi
直人 城内
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙カセットに個別番号を設定する際の人為
的ミスを防止し、個別番号の設定処理を行うために必要
な時間を短縮する。 【解決手段】 プリンタ本体1の機器に複数の給紙カセ
ット11,12の機器を積重ね連結可能にし、プリンタ
本体と各給紙カセットとを通信可能に接続したプリンタ
において、給紙カセットは、前段の機器からリセット信
号を入力する入力ポート18,28と、プリンタ本体か
らの指令に基づいて次段の給紙カセットの機器へリセッ
ト信号を出力する出力ポート17,27とを設け、プリ
ンタ本体は、給紙カセットのうち、入力ポートへ入力す
るリセット信号がアサート状態の給紙カセットとの通信
によりその給紙カセットの個別番号を設定し、その給紙
カセットに対してその給紙カセットの出力ポートから次
段の給紙カセットのへ与えるリセット信号をアサート状
態にするように指令する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体に複数の
給紙カセットを重ね連結可能にした画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置は、各種印
刷装置、複写装置等に設けられる。例えば印刷装置で
は、搬送される用紙に画像を形成するエンジン部と制御
部からなるプリンタ本体の底部に複数の給紙カセットを
重ね連結可能に構成される。このプリンタ本体には制御
部本体を構成するマスタCPU(中央処理装置)が搭載
され、各給紙カセットにはその制御部本体を構成するス
レーブCPUが搭載される。
【0003】このような装置において、本体は、印刷す
る用紙の選択、搬送等の処理のために、どの給紙カセッ
トがどこに接続しているか、給紙カセットがいくつ連結
しているかなどを把握する必要がある。このため、給紙
カセットに個別番号を付けることが行われている。
【0004】このような個別番号は、従来、各給紙カセ
ットに設けたROM(リ−ド・オンリ・メモリ)に書込
んであったり、各給紙カセットに設けたディップスイッ
チで設定したりするようになっていた。
【0005】しかしながら、個別番号が各給紙カセット
のROMに予め書込んであるものにおいては、各給紙カ
セットの区別や管理が必要となってコストがかかり、ま
たROMの個別番号通りの接続順序で接続しなければな
らないため、人為的な接続ミスが生じ易いという問題が
あった。また、各給紙カセットに設けたディップスイッ
チで設定するものにおいては、給紙カセットを接続する
度に、ディップスイッチの設定が必要となるため、作業
が煩わしく、また人為的な設定ミスも生じ易いという問
題があった。
【0006】このような人為的ミスをなくすため、電源
投入時に各給紙カセットに自動的に個別番号を付ける特
開平4ー243749公報記載の技術が開示されてい
る。この技術は、プリンタ本体(公報にエンジン本体と
記載されいているものに相当する)の底部に通信可能に
給紙カセットを重ね連結し、各給紙カセットに個別番号
を記憶するメモリを設けた印刷装置である。この印刷装
置は、電源投入して所定のイニシャル処理が終了し、プ
リンタ本体が立上がってから各給紙カセットに個別番号
を付ける処理を行う。
【0007】すなわち、プリンタ本体は、先ず予め設定
した時間だけ給紙カセットからの個別番号(IDNO. )
要求信号の受信待ちを行う。そして、プリンタ本体は、
上記設定時間内に給紙カセットの1つから個別番号要求
信号を受信すると、その給紙カセットに個別番号(例え
ば「1」)を送信して付与し、その個別番号をインクリ
メントして更新する。給紙カセットは個別番号を受信す
ると、それをメモリに記憶する。
【0008】その後、再び、上記設定時間だけ給紙カセ
ットからの個別番号(IDNO. )要求信号の受信待ちを
行い、他の給紙カセットから設定時間内に個別番号要求
信号を受信すると、その給紙カセットにメモリに記憶し
た更新した個別番号(例えば「2」)を送信して付与
し、個別番号をさらにインクリメントして更新する。給
紙カセットは個別番号を受信すると、それをメモリに記
憶する。
【0009】こうして、プリンタ本体は、給紙カセット
から設定時間内に個別番号要求信号を受信するごとにメ
モリの個別番号を給紙カセットに送信して個別番号を付
与していく。
【0010】そして、プリンタ本体は、設定時間経過し
ても給紙カセットからの個別番号要求信号を受信しない
場合に給紙カセットのすべてに個別番号を付与したと判
断し、メモリの個別番号に基づいて給紙カセットの数を
認識する。その後に通常の印刷処理が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな技術においては、プリンタ本体が給紙カセットから
個別番号要求信号を受信するごとに個別番号を送信する
ようにしていることから、1つの給紙カセットに個別番
号を設定するごとに個別番号要求信号の受信待ちを行わ
なければならないため、給紙カセットへの個別番号の設
定処理に時間がかかるという問題があった。
【0012】つまり、プリンタ本体が給紙カセットから
の個別番号要求信号の受信待ちを行う構成であるため、
どの給紙カセットがどのような順番で個別番号要求信号
を送信してくるかはプリンタ本体側ではわからない。し
かも、すべての給紙カセットのスレーブCPUが動作可
能となっているので、どの給紙カセットについても個別
番号要求信号をプリンタ本体へ送信できるため、複数の
給紙カセットが同時に個別番号要求信号を送信したとき
に、同一の個別番号を付与されるのを防止する必要もあ
る。従って、次にどの給紙カセットが個別番号要求信号
をプリンタ本体に供給するかを、個別番号を要求するご
とに給紙カセット同士の通信等により確認しなければな
らないと考えられる。この点について、公報では明らか
にされていないが、このような処理を必要とするために
プリンタ本体が個別番号要求信号を受信するまでには時
間がかかると考えられる。
【0013】以上のような理由により、給紙カセットが
多ければ多いほど、個別番号の設定処理に時間がかか
り、通常の印刷処理を行うことができるようになるまで
の時間が長くなってしまうという問題があった。
【0014】そこで、本発明は、給紙カセットに個別番
号を設定する際の人為的ミスを防止することができると
ともに、個別番号の設定処理を行うために必要な時間を
短縮することができる給紙装置を提供しようとするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送される用
紙に画像を形成する装置本体機器に用紙を給紙する複数
の給紙機器をその装置本体機器に多段積重ね連結可能と
し、装置本体機器と各給紙機器を通信可能に接続した画
像形成装置において、各給紙機器は、前段の機器から動
作可能信号を入力する信号入力手段と、次段の機器へ動
作可能信号を出力する信号出力手段と、装置本体機器か
ら受信した個別番号を記憶しておくための個別番号記憶
手段とを設け、信号入力手段に前段の機器からの動作可
能信号を入力すると装置本体機器からの個別番号を受信
可能となり、装置本体機器から個別番号を受信するとそ
れを個別番号記憶手段に記憶し、装置本体機器からの指
令があると信号出力手段から次段の機器へ動作可能信号
を出力し、装置本体機器は、各給紙機器に個別番号を設
定するときには、先ず次段の機器へ動作可能信号を出力
してから、給紙機器に付けようとする個別番号の送信及
び次段の機器へ動作可能信号を出力させるための指令の
送信及び個別番号の更新を含む処理を繰返し行うもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をプリンタに適用し
た場合の実施の形態を図面を参照して説明する。図1
は、本実施の形態にかかるプリンタの構成を示すブロッ
ク図で、1は搬送される用紙に画像を形成するエンジン
部とエンジン部の制御やデータ処理等を行う制御部から
なるプリンタ本体である。
【0017】プリンタ本体1には、給紙機器としての給
紙カセット11,21が着脱自在に積重ね連結してい
る。プリンタ本体1は、その制御部本体を構成するマス
タCPU2、このマスタCPU2が各部を制御するため
のプログラムデータ等を格納したROM(リード・オン
リ・メモリ)3、マスタCPU2が行うデータ処理のた
めに使用されるメモリエリア、例えば給紙カセットに個
別番号を設定する場合に使用するメモリM等を設けたR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)4、各給紙カセッ
ト11,21との通信を行うための通信ポート5を備え
る。マスタCPU2と、ROM3、RAM4、通信ポー
ト5とは、データバス、制御バス、アドレスバス等のバ
スライン6で接続している。
【0018】また、マスタCPU2には、出力ポート7
が接続している。この出力ポート7からは、プリンタ本
体1の下側に連結している給紙カセット11に与えるリ
セット信号が出力されるようになっている。
【0019】その他、プリンタ本体1に設けられるエン
ジン部は、本発明をサーマルプリンタ、インクジェット
プリンタ、ワイヤドットプリンタ等に適用した場合は印
刷ヘッド、キャリア、プラテン等の印字機構(図示しな
い)を備え、本発明をレーザプリンタに適用した場合は
電子写真プロセス機構等を備える。
【0020】上記給紙カセット11は、その下側に連結
される給紙カセット21、さらに給紙カセット21の下
側に連結される給紙カセット(図示しない)等と同一の
構成であるため、給紙カセット11の構成を代表して以
下に説明し、この給紙カセット11よりも下方に接続さ
れる給紙カセット21等の構成の詳細な説明を省略す
る。
【0021】すなわち、給紙カセット11は、その制御
部本体を構成するスレーブCPU12、このスレーブC
PU12が各部を制御するためのプログラムデータ等を
格納したROM13、スレーブCPU12が行うデータ
処理のために使用されるメモリエリア、例えばプリンタ
本体1から個別番号を受ける場合に使用する個別番号記
憶手段としてのメモリS等を設けたRAM14、通信ポ
ート15を備える。スレーブCPU12と、ROM1
3、RAM14、通信ポート15とは、データバス、制
御バス、アドレスバス等のバスライン16で接続してい
る。
【0022】スレーブCPU12には、出力ポート1
7、入力ポート18が接続している。この出力ポート1
7からは、後段の機器に与えるリセット信号が出力され
るようになっている。ここで後段の機器とは、例えば給
紙カセット11の場合はその下側に連結している給紙カ
セット21であり、給紙カセット21の場合はその下側
に連結している給紙カセット(図示しない)である。
【0023】また、入力ポートには、前段の機器からの
リセット信号が入力されるようになっている。ここで、
前段の機器とは、例えば給紙カセット11の場合はプリ
ンタ本体であり、給紙カセット21の場合は給紙カセッ
ト11である。各給紙カセット11,21は、入力ポー
トに供給されるリセット信号がネゲート状態である場合
は、そのスレーブCPU12,22は動作せず、入力ポ
ートに供給されるリセット信号がアサート状態(動作可
能信号)になると、そのスレーブCPU12,22は動
作可能となる。なお、プリンタ本体1の通信ポート5
と、各給紙カセット11,21の通信ポート15,25
とは、通信バスライン10で接続している。
【0024】このようなプリンタにおいて、電源が投入
されると、各給紙カセットに個別番号を設定する処理を
行う。この場合、プリンタ本体1は図2に示すような処
理を行い、各給紙カセットは図3に示すような処理を行
う。電源が投入されると、プリンタ本体1の出力ポート
から出力されるリセット信号がアサート状態になるた
め、プリンタ本体1の後段にある給紙カセット11のみ
のスレーブCPU12が動作可能となる。従って、この
ときには、給紙カセット11よりも下段にある給紙カセ
ット12を含む他のすべての給紙カセットの入力ポート
に供給されるリセット信号はネゲート状態にあるため、
これらの給紙カセットのスレーブCPUはすべて動作し
ない。
【0025】先ず、プリンタ本体1の処理について説明
する。先ずプリンタ本体1は、ST(ステップ)1にて
RAM4のメモリMに「0」を記憶し、ST2にて通信
ポート5を介して通信バスライン10へ個別番号データ
「0」及び受信確認要求命令を出力する。続いて、通信
バスライン10から受信確認(ACK)信号を受信した
か否かを判断する。
【0026】そして、通信バスライン10から通信ポー
ト5を介して受信確認(ACK)信号を受信したと判断
すると、ST4にてRAM4のメモリMの値をインクリ
メントし、ST5にて通信ポート5を介して通信バスラ
イン10へ個別番号データ「0」を出力するとともに、
個別番号変更命令を出力し、続いてメモリMの値を新個
別番号データとして出力する。
【0027】そして、ST6にて通信ポート5を介して
通信バスライン10へ個別番号データとしてメモリMの
値、次段の給紙カセットのスレーブCPUを動作可能と
するための次段リセット解除命令を出力してST2の処
理に戻る。また、ST3にて受信確認信号を受信しない
と判断した場合は、この個別番号設定処理を終了する。
【0028】次に、給紙カセット11の処理について説
明する。すなわち、給紙カセット11は、先ずST11
にてRAM14のメモリSに「0」を記憶し、ST12
にてプリンタ本体1から通信バスライン10及び通信ポ
ート15を介して個別番号データの受信待ちとなる。こ
のとき、個別番号データを受信したと判断した場合は、
ST13にて受信した個別番号データがメモリSの値と
一致するか否かを判断する。
【0029】ST13にて受信した個別番号データがメ
モリSの値と一致しないと判断した場合は、ST12の
処理に戻り、受信した個別番号データがメモリSの値と
一致したと判断した場合は、ST14にてプリンタ本体
1から次の命令を受信したか否かを判断する。
【0030】そして、ST14にてプリンタ本体1から
次の命令を受信していないと判断した場合はST12の
処理に戻り、プリンタ本体1から次の命令を受信したと
判断した場合は、ST15にてプリンタ本体1から受信
確認要求命令を受信したか否かを判断する。このとき、
プリンタ本体1から受信確認要求命令を受信したと判断
した場合は、ST16にて受信確認(ACK)信号をプ
リンタ本体1へ送信してST12の処理に戻る。
【0031】ST15にて、プリンタ本体1から受信確
認要求命令を受信していないと判断した場合は、ST1
7にてプリンタ本体1から次段リセット解除命令を受信
したか否かを判断する。このとき、プリンタ本体1から
次段リセット解除命令を受信したと判断した場合は、S
T18にて次段機器、この場合は給紙カセット21の出
力ポートへ供給するリセット信号をアサート状態にして
個別番号の設定処理を終了する。そして、図示しない他
の処理において、プリンタ本体1から給紙指令等の待機
状態になる。例えば、他の処理において個別番号データ
の受信待ちを行い、個別番号データを受信すると、その
個別番号データがメモリSの値と一致した場合には次の
給紙命令等を受信してその命令を実行し、個別番号デー
タがメモリSの値と一致しない場合には次の命令を受信
しない。
【0032】ST17にてプリンタ本体1から次段リセ
ット解除命令を受信していないと判断すると、ST19
にてプリンタ本体1から個別番号変更命令を受信してい
ないと判断した場合はST12に戻り、プリンタ本体1
から個別番号変更命令を受信したか否かを判断する。こ
のとき、プリンタ本体1から個別番号変更命令を受信し
たと判断した場合は、ST20にてプリンタ本体1から
新個別番号データを受信し、ST21にて受信した新個
別番号データの値をメモリSに記憶してST12に戻
る。
【0033】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、例えばプリンタ本体1の下方に給紙カセット1
1、21の2段を連結して電源を投入すると、プリンタ
本体1のマスタCPU2が動作可能となる。また、給紙
カセット11へのリセット信号がアサート状態になるた
め、この給紙カセット11のスレーブCPU12も動作
可能となり、RAM14のメモリSにデータ「0」を記
憶する。このとき、給紙カセット21へのリセット信号
はネゲート状態のままであるため、給紙カセット21の
スレーブCPU22は動作しない。
【0034】プリンタ本体1は、電源の投入によりイニ
シャル処理が行われて立上がると、個別番号を設定する
処理を行う。すなわち、先ずプリンタ本体1はRAM4
のメモリMにデータ「0」を記憶する。そして、通信ポ
ート5を介して通信バスライン10へ個別番号データ
「0」及び受信確認要求命令を出力する。
【0035】すると、給紙カセット11のスレーブCP
U12のみが動作可能となっているため、この給紙カセ
ット11のみがプリンタ本体1からの個別番号データ
「0」及び受信確認要求命令を受信する。従って、給紙
カセット11のみが個別番号付与の対象となり、給紙カ
セット12はプリンタ本体1からの個別番号データ
「0」等を受信することはないため、個別番号付与の対
象とならない。
【0036】そして、給紙カセット11はこのプリンタ
本体1からの個別番号データ「0」とメモリSの値を比
較する。この場合、プリンタ本体1からの個別番号デー
タ「0」とメモリSの値が一致するため、プリンタ本体
1から次の命令、すなわち受信確認要求命令を受信す
る。これにより、給紙カセット11は受信確認(AC
K)信号を通信ポート15を介して通信バスライン10
へ出力しプリンタ本体1へ送信する。この場合、上述し
たように他の給紙カセットは動作していないため、給紙
カセット同士で受信確認(ACK)信号を送信する順番
を確認しなくても、他の給紙カセットと受信確認(AC
K)信号の送信が競合することはない。このため、プリ
ンタ本体1が受信確認要求命令を送信した後、給紙カセ
ット11から受信確認(ACK)信号を受信するまでの
時間は短くて済む。
【0037】その後、プリンタ本体1は、受信確認(A
CK)信号を受信すると、メモリMの値をインクリメン
トして「1」とし、通信ポート15を介して通信バスラ
イン10へ個別番号データ「0」、個別番号変更命令、
新個別番号としてメモリMの値「1」を出力する。
【0038】給紙カセット11は、個別番号データ
「0」を受信すると、再びメモリSの値と一致するか否
かを判断する。この場合、個別番号データ「0」とメモ
リSの値とは一致するため、プリンタ本体1から次の命
令、すなわち個別番号変更命令を受信し、続いて新個別
番号データとして「1」を受信する。すると、この新個
別番号データ「1」をメモリSに記憶する。こうして、
給紙カセット11に個別番号が設定される。
【0039】次に、プリンタ本体1は、個別番号データ
としてメモリMの値「1」及び次段リセット解除命令を
通信ポート15を介して通信バスライン10へ出力す
る。すると、給紙カセット11は、個別番号データ
「1」とメモリSの値が一致するか否かを判断する。こ
の場合は、個別番号データ「1」とメモリSの値が一致
するため、次の命令、すなわち次段リセット解除命令を
受信する。すると、次段機器、すなわち給紙カセット2
1の入力ポート28へ供給するリセット信号をアサート
状態にする。これにより、給紙カセット21のスレーブ
CPU22は動作可能となり、RAM24のメモリSに
データ「0」を記憶する。これにより、個別番号の設定
が可能となる。
【0040】この状態で、プリンタ本体1は、通信ポー
ト5を介して通信バスライン10へ個別番号データ
「0」及び受信確認要求命令を出力する。この場合、給
紙カセット11及び21の両者とも個別番号データ
「0」を受信するが、給紙カセット21では、まだ個別
番号が設定されていないため、RAM24のメモリSの
値が「0」のままであるため、個別番号データ「0」と
一致し、次の命令、すなわち受信確認要求命令を受信す
る。
【0041】これに対して、給紙カセット11ではすで
に個別番号が設定されて、RAM14のメモリSの値が
「1」となっているため、個別番号データ「0」と一致
せず、次の命令、すなわち受信確認要求命令は受信しな
い。つまり、すでに個別番号「1」が設定されている給
紙カセット11では、個別番号データ「1」を受信しな
い限り、プリンタ本体1からの命令を受信しないように
なる。これにより、プリンタ本体1が動作させようとす
る給紙カセットのみに命令を送信することが可能とな
り、個別番号を設定した意義が全うされる。
【0042】給紙カセット21は、受信確認要求命令を
受信すると、受信確認(ACK)信号を通信ポート15
を介して通信バスライン10へ出力しプリンタ本体1へ
送信する。この場合においても、給紙カセット11を含
む他の給紙カセットは動作していないため、給紙カセッ
ト同士で受信確認(ACK)信号を送信する順番を確認
しなくても、他の給紙カセットと受信確認(ACK)信
号の送信が競合することはない。このため、プリンタ本
体1が受信確認要求命令を送信した後、給紙カセット2
1から受信確認(ACK)信号を受信するまでの時間は
短くて済む。
【0043】その後、プリンタ本体1は、受信確認(A
CK)信号を受信すると、メモリMの値をインクリメン
トして「2」とし、通信ポート15を介して通信バスラ
イン10へ個別番号データ「0」、個別番号変更命令、
新個別番号としてメモリMの値「2」を出力する。
【0044】給紙カセット21は、個別番号データ
「0」を受信すると、再びメモリSの値と一致するか否
かを判断する。この場合、個別番号データ「0」とメモ
リSの値とは一致するため、プリンタ本体1から次の命
令、すなわち個別番号変更命令を受信し、続いて新個別
番号データとして「2」を受信する。すると、この新個
別番号データ「2」をメモリSに記憶する。こうして、
給紙カセット21の個別番号が設定される。
【0045】次に、プリンタ本体1は、個別番号データ
としてメモリMの値「2」及び次段リセット解除命令を
通信ポート15を介して通信バスライン10へ出力す
る。すると、給紙カセット11は、個別番号データ
「2」とメモリSの値が一致するか否かを判断する。こ
の場合は、個別番号データ「2」とメモリSの値が一致
するため、次の命令、すなわち次段リセット解除命令を
受信する。ところが、この場合には給紙カセット21の
下側には他の給紙カセットが連結されていないので、給
紙カセット21の出力ポートから出力されるリセット信
号がアサート状態になってもなにも起こらない。
【0046】その後、プリンタ本体1は、再び通信ポー
ト5を介して通信バスライン10へ個別番号データ
「0」及び受信確認要求命令を出力する。この場合、給
紙カセット11及び21の両者とも個別番号データ
「0」を受信するが、給紙カセット11のみならず給紙
カセット21にも、すでに個別番号が設定されているた
め、給紙カセット21においても、次の命令、すなわち
受信確認要求命令は受信しない。つまり、すでに個別番
号「2」が設定されている給紙カセット21では、個別
番号データ「2」を受信しない限り、プリンタ本体1か
らの命令を受信しないようになる。
【0047】このとき、プリンタ本体1は、受信確認信
号の受信待ちとなるが、給紙カセット11及び21以外
には他の給紙カセットが連結されていないので、受信確
認信号を受信することはなく、個別番号の設定処理を終
了する。これにより、通常の印刷処理が可能となる。
【0048】このように、給紙カセット11,21は、
前段の機器からリセット信号を入力する入力ポート1
8,28と、プリンタ本体1からの指令に基づいて次段
の給紙カセットの機器11,21へリセット信号を出力
する出力ポート17,27とを設け、プリンタ本体1
は、給紙カセット11,21のうち、信号入力手段へア
サート状態のリセット信号が入力している給紙カセット
に対してのみ、通信によりその給紙カセットの個別番号
を設定するとともに、その給紙カセットに対してその給
紙カセットの次段の給紙カセットへリセット信号を与え
るように指令するようにしたため、プリンタ本体1は給
紙カセット1つずつに対して個別番号を設定することが
できる。これにより、給紙カセットに自動的に個別番号
を付与することができるため、人為的な設定ミスを防止
することができる。
【0049】また、給紙カセットを接続してから個別番
号を設定するようにしているため、すべての給紙カセッ
トの構成を同一にすることができ、接続順序も決まって
いないため、人為的な接続ミスを防止することができ
る。
【0050】これに加えて、給紙カセット同士の通信に
より次に個別番号を設定する順番を確認する必要がなく
なり、1つの給紙カセットの個別番号を設定するために
必要な時間が短くて済む。これにより、すべての給紙カ
セットに個別番号を設定するために必要な時間も短くな
り、電源を投入してから通常の印刷処理が可能となるま
での時間を短くすることができる。特に給紙カセットを
多く重ねた場合には効果が大きい。
【0051】すなわち、本発明は、プリンタ本体1が各
給紙カセットから個別番号要求があるのを所定時間待つ
ようにした消極的な処理を行う上述したような従来のプ
リンタと異なり、プリンタ本体1が給紙カセットに個別
番号を設定すると次段の給紙カセットを動作可能にする
ように指令するという積極的な処理を行うようにし、従
来必要であった給紙カセット同士の通信等により個別番
号を設定する順序を確認する処理も不要として、給紙カ
セットに個別番号を設定するために必要な時間を短くす
ることができるものである。
【0052】また、給紙カセットに個別番号設定用のメ
モリSを設け、プリンタ本体1は給紙カセットに命令を
送信するに先立って個別番号データを送信し、給紙カセ
ットはその個別番号データがメモリSの値との一致を判
断し、一致している場合にのみプリンタ本体1から命令
を受信するようにしたため、個別番号が設定されていな
い場合にはメモリSが初期値「0」のままであるため、
個別番号データを送信してから個別番号を設定するため
の命令を送信すれば、前段以前の給紙カセットのスレー
ブCPUが既に動作可能となっていても、個別番号が設
定されていない給紙カセットにのみ個別番号を設定する
ための命令を送信することができる。
【0053】また、個別番号が設定された給紙カセット
に対して個別番号の設定処理以外の処理、例えば給紙処
理等を行わせたい場合にはその給紙カセットに設定した
個別番号のデータを送信してから給紙処理を行わせるた
めの命令を送信すれば、その個別番号が設定された給紙
カセットのみに当該命令を送信することができる。
【0054】なお、本実施の形態においては、本発明を
画像形成装置としてのプリンタに適用した場合について
説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
本発明を画像形成装置としての複写機等に適用してもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、給
紙機器に個別番号を自動的に設定することができるた
め、個別番号を設定する際の人為的ミスを防止すること
ができる。
【0056】また、給紙機器のうち、信号入力手段へ動
作可能信号が入力している給紙機器についてのみ、通信
によりその給紙機器の個別番号を設定が可能となり、そ
の給紙機器に対してその給紙機器の次段の給紙機器へ動
作可能信号を与える指令を行うことにより、自動的に1
つの給紙機器ごとに順序よく個別番号を設定できる。こ
れにより、給紙機器へ個別番号の設定処理を行うために
必要な時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるプリンタの構成を
示すブロック図。
【図2】図1に示すプリンタ本体のマスタCPUが行う
個別番号の設定処理を示す図。
【図3】図1に示す給紙カセットのスレーブCPUが行
う個別番号の設定処理を示す図。
【符号の説明】
1…プリンタ本体(装置本体機器) 2…マスタCPU 4,14,24…RAM 5,15,25…通信ポート 7,17,27…出力ポート 10…通信バスライン 11,21…給紙カセット(給紙機器) 12,22…スレーブCPU 18,28…入力ポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される用紙に画像を形成する装置本
    体機器に用紙を給紙する複数の給紙機器をその装置本体
    機器に多段積重ね連結可能とし、前記装置本体機器と各
    給紙機器を通信可能に接続した画像形成装置において、 各給紙機器は、前段の機器から動作可能信号を入力する
    信号入力手段と、次段の機器へ動作可能信号を出力する
    信号出力手段と、前記装置本体機器から受信した個別番
    号を記憶しておくための個別番号記憶手段とを設け、前
    記信号入力手段に前段の機器からの動作可能信号を入力
    すると前記装置本体機器からの個別番号を受信可能とな
    り、前記装置本体機器から個別番号を受信するとそれを
    個別番号記憶手段に記憶し、前記装置本体機器からの指
    令があると前記信号出力手段から次段の機器へ動作可能
    信号を出力し、 前記装置本体機器は、各給紙機器に個別番号を設定する
    ときには、先ず次段の機器へ動作可能信号を出力してか
    ら、前記給紙機器に付けようとする個別番号の送信及び
    次段の機器へ動作可能信号を出力させるための指令の送
    信及び個別番号の更新を含む処理を繰返し行うことを特
    徴とする画像形成装置。
JP9238295A 1997-09-03 1997-09-03 画像形成装置 Pending JPH1178169A (ja)

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JP9238295A JPH1178169A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 画像形成装置

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ID=17028080

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JP9238295A Pending JPH1178169A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 画像形成装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003112464A (ja) * 2001-10-03 2003-04-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム及び画像形成装置通信方法
JPWO2021039280A1 (ja) * 2019-08-26 2021-03-04

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JP2003112464A (ja) * 2001-10-03 2003-04-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム及び画像形成装置通信方法
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