JPH1177743A - 絵柄部及び非絵柄部が同時に形成された成形同時絵付け品とその製造方法、およびその製造方法に用いる成形同時絵付け金型 - Google Patents

絵柄部及び非絵柄部が同時に形成された成形同時絵付け品とその製造方法、およびその製造方法に用いる成形同時絵付け金型

Info

Publication number
JPH1177743A
JPH1177743A JP26785197A JP26785197A JPH1177743A JP H1177743 A JPH1177743 A JP H1177743A JP 26785197 A JP26785197 A JP 26785197A JP 26785197 A JP26785197 A JP 26785197A JP H1177743 A JPH1177743 A JP H1177743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
cavity
space
molded
molten resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26785197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3875373B2 (ja
Inventor
Fujio Mori
富士男 森
Harutoshi Matsumura
晴利 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP26785197A priority Critical patent/JP3875373B2/ja
Publication of JPH1177743A publication Critical patent/JPH1177743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3875373B2 publication Critical patent/JP3875373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/0022Multi-cavity moulds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C2045/2683Plurality of independent mould cavities in a single mould

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型装置にコストがかからず、絵柄層や成形
品自体が損傷しにくい成形同時絵付け品とその製造方
法、成形同時絵付け金型を提供する。 【解決手段】 まず、第1キャビティ空間が形成される
位置に絵柄シート1を配置し、金型Aと金型Bとの型閉
めし、絵柄シート1が配置された第1キャビティ空間
と、絵柄シート1が配置されていない第2キャビティ空
間と、溶融樹脂ランナー空間とを一空間として形成した
後、金型Aの射出口9から溶融樹脂を射出することによ
って、溶融樹脂ランナー空間を通して第1キャビティ空
間と第2キャビティ空間とに溶融樹脂を充満させ、溶融
樹脂を冷却固化した後、金型Bと金型Aとを型開きし
て、射出成形と同時に絵柄層が一体化接着された第1成
形品部と、絵柄層が形成されていない第2成形品部とが
スプルーランナー成形品部によって連結された成形同時
絵付け品を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絵柄層が接着し
た成形品部と、絵柄層が接着していない成形品部とが一
回の射出成形で同時に製造された成形同時絵付け品とそ
の製造方法、およびその製造方法に用いる成形同時絵付
け金型に関し、対象商品として絵柄付き玩具とその土
台、電気製品の絵柄付き押しボタンのキャップ部とその
筐体部などがある。
【0002】
【従来の技術】電気製品の押しボタンの部品である絵柄
が形成された樹脂製のキャップ部と、絵柄が形成されて
いない樹脂製の筐体部について説明する。樹脂製のキャ
ップ部を成形するために、型閉めによって複数のキャッ
プ用キャビティが形成可能な成形同時絵付け金型であっ
て、溶融樹脂を射出する射出口が各キャップ用キャビテ
ィ形成面に一個ずつ別々に形成された固定型と、成形品
突き出し用のイジェクタピンが各キャップ用キャビティ
形成面に一個ずつ形成された可動型とからなるものと、
絵柄シートとを用意する。そして、まず、キャップ用キ
ャビティが形成される位置に絵柄シートを配置し、可動
型と固定型とを型閉めして複数のキャップ用キャビティ
を形成し、各キャップ用キャビティに一個ずつ別々に形
成された射出口から溶融樹脂を射出して充満させ、溶融
樹脂を冷却固化した後、可動型と固定型とを型開きし、
射出成形と同時に絵柄層が一体化接着された複数のキャ
ップ状成形品を得、次いでこれに、可動型に1個ずつ別
々に形成されたイジェクタピンを直接突き当てて、各キ
ャップ用キャビティから各キャップ状成形品を取り出
す。各キャップ状成形品は、取り出された時点ですでに
ばらばらになっている。
【0003】一方、樹脂製の筐体部を成形するために、
型閉めによって複数の筐体部用キャビティが形成可能な
成形同時絵付け金型であって、溶融樹脂を射出する射出
口が各筐体部用キャビティ形成面に一個ずつ形成された
固定型と、成形品突き出し用のイジェクタピンが各キャ
ップ用キャビティ形成面に一個ずつ形成された可動型と
からなるものを用意する。そして、まず、可動型と固定
型とを型閉めして複数の筐体部用キャビティを形成し、
各筐体部用キャビティに1個ずつに別々に形成された射
出口から溶融樹脂を射出して充満させ、溶融樹脂を冷却
固化した後、可動型と固定型とを型開きし、可動型の別
々のイジェクタピンを各筐体部成形品に直接突き当て
て、各筐体部用キャビティから各筐体部成形品を取り出
す。各筐体部成形品は、取り出された時点ですでにばら
ばらになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、絵柄層を接着
したキャップ状成形品を製造するための成形装置(金型
と射出装置など)を必要とする。また別個に、筐体状成
形品を製造するための成形装置(金型と射出装置など)
を必要とする。よって、成形装置が2つ必要でありコス
トがかかっていた。
【0005】また、従来は、樹脂製のキャップ部を成形
するための金型には、キャップ部用キャビティ1個につ
き、溶融樹脂を射出する射出口と成形品突き出し用のイ
ジェクタピンとを1個ずつ必要とする。また、樹脂製の
筐体部を成形するための金型にも、筐体部用キャビティ
1個につき、溶融樹脂を射出する射出口と成形品突き出
し用のイジェクタピンとを1個ずつ必要とする。このた
め、キャビティの凹みを形成するための金型表面の切削
加工だけでなく、キャビティの個数分の射出口を形成す
るための金型表面の穿孔加工をしなければならない。ま
た、前記複数の射出口に通じる溶融樹脂の通路を金型内
部に形成しなければならない。また、キャビティの個数
分のイジェクタピンを備えた複雑なイジェクタピン駆動
機構を金型内部に設置しなければならない。よって、金
型製作コストが高かった。
【0006】また、従来は、射出成形と同時に絵柄層が
一体化接着された複数のキャップ状成形品を、イジェク
タピンを直接突き当ててキャビティからばらばらに取り
出している。また、複数の筐体部成形品を、イジェクタ
ピンを直接突き当ててキャビティからばらばらに取り出
している。そして、射出成形と同時に絵柄層が一体化接
着された複数のキャップ状成形品も、複数の筐体部成形
品も、箱などに雑然と山済み状態で一旦保管され、後に
嵌め合わせや接着などにより組立てられることになる。
以上のように、キャップ状成形品や筐体部成形品に直接
イジェクタピンを突き当てるため、キャップ状成形品や
筐体成形品に傷がつきやすかった。また、ばらばらに取
り出されたキャップ状成形品や筐体部成形品は、転がっ
たり飛散したりするので、箱などに収集し整理するのに
手間がかかっていた。また、絵柄層が一体化接着された
キャップ状成形品が他の成形品と衝突しあうため、絵柄
層に傷が付いたり、成形品の一部が欠けたり割れたりし
て商品価値の低いものとなりやすかった。
【0007】この発明の目的は、成型装置にコストがか
からず、絵柄層や成形品自体が損傷しにくい成形同時絵
付け品とその製造方法、およびその製造方法に用いる成
形同時絵付け金型を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成され
た成形同時絵付け品は、射出成形と同時に絵柄層が一体
化接着された第1成形品部と、絵柄層が接着されていな
い第2成形品部とが、スプルーランナー成形品部によっ
て連結されたものである。上記、成形同時絵付け品は、
嵌め合わせ可能な第1成形品部と第2成形品部とを、2
対以上有するものであってもよい。
【0009】また、この発明の成形同時絵付け金型は、
射出口を有する金型Aと金型Bとの型閉めによって、絵
柄シートが配置される第1キャビティ空間と、絵柄シー
トが配置されない第2キャビティ空間と、溶融樹脂ラン
ナー空間とが、一空間として形成されるものである。ま
た、この発明の成形同時絵付け金型は、射出口を有する
金型Aと金型Bとの型閉めによって、金型Aの射出口を
中心として2以上の第1キャビティ空間が形成されると
ともに、第1キャビティ空間の外側に2以上の第2キャ
ビティ空間が形成され、かつ全てのキャビティ空間が溶
融樹脂ランナー空間によって連結された一空間として形
成されるものでもよい。
【0010】この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形
成された成形同時絵付け品の製造方法は、前記いずれか
の成形同時絵付け金型と絵柄シートとを用意し、まず、
第1キャビティ空間が形成される位置に絵柄シートを配
置し、金型Aと金型Bとの型閉めによって、絵柄シート
が配置された第1キャビティ空間と、絵柄シートが配置
されていない第2キャビティ空間と、溶融樹脂ランナー
空間とを一空間として形成した後、金型Aの射出口から
溶融樹脂を射出することによって、溶融樹脂ランナー空
間を通して第1キャビティ空間と第2キャビティ空間と
に溶融樹脂を充満させ、溶融樹脂を冷却固化した後、金
型Aと金型Bとを型開きして、射出成形と同時に絵柄層
が一体化接着された第1成形品部と、絵柄層が形成され
ていない第2成形品部とがスプルーランナー成形品部に
よって連結された成形同時絵付け品を取り出すものであ
る。
【0011】また、この発明の絵柄部及び非絵柄部が同
時に形成された成形同時絵付け品の製造方法は、前記い
ずれかの成形同時絵付け金型と絵柄シートとを用意し、
まず、金型Aの射出口と2以上の第1キャビティ空間と
を覆うように、一枚の絵柄シートを配置し、金型Aと金
型Bとの型閉めによって、金型Aの射出口を中心として
2以上の第1キャビティ空間を形成するとともに、第1
キャビティ空間の外側に2以上の第2キャビティ空間を
形成し、かつ全てのキャビティ空間が溶融樹脂ランナー
空間によって連結された一空間を形成した後、金型Aの
射出口から溶融樹脂を射出することによって、溶融樹脂
ランナー空間を通して、第1キャビティ空間と第2キャ
ビティ空間とに順に溶融樹脂を充満させ、溶融樹脂を冷
却固化した後、金型Aと金型Bとを型開きして、射出成
形と同時に絵柄層が一体化接着された第1成形品部と、
絵柄層が接着されていない第2成形品部とを2対以上有
し、すべての第1成形品部と第2成形品部とがスプルー
ランナー成形品部によって連結された成形同時絵付け品
を取り出すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明を詳しく説明する。この発明の絵柄部及び非絵柄部が
同時に形成された成形同時絵付け品の製造方法に用いる
絵柄シート、および成形同時絵付け金型を先に説明す
る。
【0013】絵柄シートを説明する(図10〜図1
1)。絵柄シート1は、基本的に、基体シート2上に少
なくとも絵柄層3、接着層4が積層されたものである。
絵柄シート1の種類は、絵柄シート1に溶融樹脂25が
接着した後に基体シート2を剥離しないもの(以下「イ
ンサートシート」という。)(図10参照)と、基体シ
ート2が剥離可能なもの(以下「転写シート」とい
う。)(図11参照)とがある。転写シートとして用い
る場合は、基体シートと絵柄層3との間に剥離層5を形
成するか、基体シート1にニスなどを塗って剥離性を付
与するとよい。転写シートでは、少なくとも絵柄層3、
接着層4が積層されたものを転写層という。転写層は剥
離層5を含んでいてもよい。基体シート2の材質は、ポ
リエチレンテレフタレートやアクリル、熱可塑性エラス
トマー等の各種樹脂がある。剥離層5の材質は、ポリア
クリル系樹脂等があり、剥離層5に硬度が要求される場
合には、紫外線硬化性樹脂等の電離放射線硬化樹脂を使
用してもよい。電離放射線硬化樹脂は、単体で使用して
もよいし、他の樹脂と混合して使用してもよい。絵柄層
3は樹脂バインダーと顔料または染料を用いる。絵柄層
3は樹脂バインダーと隠蔽性のある金属顔料や無機顔料
等を用いてもよい。接着層4は、溶融樹脂の素材に適し
た感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。たとえ
ば、溶融樹脂がアクリル樹脂の場合は、接着層4として
塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂を用いるとよい。剥離
層5、絵柄層3、接着層4は各種印刷法で形成する。絵
柄シート1は、枚葉にカットしたものでもよいし、ロー
ル状に巻き取った長尺ものでもよい。
【0014】成形同時絵付け金型を説明する(図1〜図
4、図8〜図9)。成形同時絵付け金型は、前記絵柄シ
ート1が配置される第1キャビティ空間6と、絵柄シー
ト1が配置されない第2キャビティ空間7と、溶融樹脂
ランナー空間8とを、射出口9を有する金型A(以下、
固定型10を例にとって説明する。)と金型B(以下、
可動型11を例にとって説明する。)との型閉めによっ
て一空間として形成可能なものである。
【0015】具体例として、図1〜図4に示すように、
可動型11は、絵柄シート1が配置される可動第1キャ
ビティ凹部12と、絵柄シート1が配置されない可動第
2キャビティ凹部13と、可動第1キャビティ凹部12
の周囲に絵柄シート1を押さえ付けるためのクランプ部
材14と、可動第1キャビティ凹部12と可動第2キャ
ビティ凹部13との間に設けられたイジェクタピン15
とを有するものがある。イジェクタピン15は何本あっ
てもよい。固定型10は、前記可動第1キャビティ凹部
12に対向する位置に形成された射出口9と、前記可動
第2キャビティ凹部13に対向する位置に形成された固
定キャビティ凹部16と、溶融樹脂ランナー凹部17と
を有するものがある。なお、長尺物の絵柄シート1を用
いる場合は、図1〜図3、図8に示す金型においては、
紙面に対して垂直方向に絵柄シート1を移動させて、可
動型11と固定型10との間に絵柄シート1を供給する
ことになる。図4、図9に示す金型においては、紙面に
対して水平方向に絵柄シート1を移動させて、可動型1
1と固定型10との間に絵柄シート1を供給することに
なる。なお、可動第1キャビティ凹部12、可動第2キ
ャビティ凹部13、溶融樹脂ランナー凹部17の各凹部
は、可動型11あるいは固定型10のどちらが有してい
てもよい。
【0016】また、図4に示すように、可動型11ある
いは固定型10のいずれか一方だけに、キャビティ凹部
と溶融樹脂ランナー凹部17を有するものがある。図4
では、4つの可動第1キャビティ凹部12と4つの可動
第2キャビティ凹部13と、全てのキャビティ凹部を連
結する溶融樹脂ランナー凹部17とを、可動型11に有
している。例えば、4つの可動第1キャビティ凹部12
は、固定型10の射出口9を中心として点対象に形成さ
れ、4つの可動第1キャビティ凹部12の外側に、4つ
の可動第2キャビティ凹部13が固定型10の射出口9
を中心として形成されるものがある。なお、絵柄シート
1は、射出口9と4つの可動第1キャビティ凹部12の
全てを覆い、4つの可動第2キャビティ凹部13は覆わ
ないように、可動型11に配置される。このような可動
型11を用いた場合は、可動型11と固定型10との型
閉めによって、固定型10の射出口9を中心として、4
つの第1キャビティ空間6が形成され、各第1キャビテ
ィ空間6の外側に4の第2キャビティ空間7が形成さ
れ、かつ全てのキャビティ空間が溶融樹脂ランナー空間
8によって連結された一空間として形成されることにな
る。4の第1キャビティ空間6と4の第2キャビティ空
間7とは、射出口9を中心とした点対象に配置されても
よい。
【0017】また、図8に示すように、固定型10が、
前記溶融樹脂ランナー凹部17に対向する位置に形成さ
れた射出口9を有するものでもよい。この固定型10を
用いる場合は、固定型10と可動型11とを型閉めした
ときに、固定型10の射出口9と絵柄シート1とが対向
するように、可動型11に絵柄シート1を配置するとよ
い。この場合は、射出口9から射出された溶融樹脂25
が絵柄シート1の端部19に衝突して、溶融樹脂25が
絵柄シート1の裏側に回り込むことを防止できるので有
効である。また、最終製品となる、射出成形と同時に絵
柄層3が一体化接着された第1成形品部26にも、絵柄
層3が接着されていない第2成形品部27にも、射出口
9の跡形がつかないのできれいな成形品を得るのに有効
である。
【0018】また、図9に示すように、可動型11が、
中間プレート20とバックプレート21とからなるもの
がある。この場合、絵柄シート1は中間プレート20と
バックプレート21との隙間を移動することになる。中
間プレート20は可動キャビティ貫通部22を有してお
り、中間プレート20とバックプレート21とが型閉め
されると、可動キャビティ貫通部22のところに可動第
1キャビティ凹部12が形成され、その底面に絵柄シー
ト1が露出することになる(図9参照)。この中間プレ
ート20を用いると、可動型11と固定型10との型閉
め後に、絵柄シート1の端部19が溶融樹脂ランナー空
間8などに現れないので、溶融樹脂25が絵柄シート1
の裏側(つまり基体シート2側)に回り込むことが無く
なる。このため、固定型10として、溶融樹脂ランナー
凹部17や可動第2キャビティ凹部13に対向する位置
に形成された射出口9を有するものを使用することが可
能となる。このため、成形品の跡形がつかない。絵柄シ
ートが樹脂圧で損傷しない。また、絵柄シートの幅と同
じ幅の成形同時絵付け金型を用いることができるため、
成形同時絵付け金型の小型化が図れる。
【0019】この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形
成された成形同時絵付け品とその製造方法を説明する。
この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成された成形
同時絵付け品の製造方法は、前記成形同時絵付け金型と
絵柄シートとを用意し、まず、第1キャビティ空間6が
形成される位置に絵柄シート1を配置し、金型A(以
下、固定型10を例にとって説明する。)と金型B(以
下、可動型11を例にとって説明する。)との型閉めに
よって、絵柄シート1が配置された第1キャビティ空間
6と、絵柄シート1が配置されていない第2キャビティ
空間7と、溶融樹脂ランナー空間8とを一空間として形
成し、固定型10の射出口9から溶融樹脂25を射出す
ることによって、溶融樹脂ランナー空間8を通して第1
キャビティ空間6と第2キャビティ空間7に溶融樹脂2
5を充満させ、溶融樹脂25を冷却固化した後、可動型
11と固定型10とを型開きして、射出成形と同時に絵
柄層が一体化接着された第1成形品部26と、絵柄層が
形成されていない第2成形品部27とがスプルーランナ
ー成形品部28によって連結された成形同時絵付け品を
取り出す製造方法である。
【0020】以下、この発明の絵柄部及び非絵柄部が同
時に形成された成形同時絵付け品の製造方法の一具体例
の各工程を、図面を参照しながら説明する。まず、成形
同時絵付け金型を用意する。具体例としては、成形同時
絵付け金型の可動型11は、絵柄シート1が配置される
可動第1キャビティ凹部12と、絵柄シート1が配置さ
れない可動第2キャビティ凹部13と、可動第1キャビ
ティ凹部12の周囲に絵柄シート1を押さえ付けるため
のクランプ部材14と、可動第1キャビティ凹部12と
可動第2キャビティ凹部13との間に設けられたイジェ
クタピン15とを有するものがある。成形同時絵付け金
型の固定型10は、前記可動第1キャビティ凹部12に
対向する位置に形成された射出口9と、前記可動第2キ
ャビティ凹部13に対向する位置に形成された固定キャ
ビティ凹部16と、前記溶融樹脂ランナー凹部17とを
有するものがある。絵柄シート1を用意する。絵柄シー
ト1は、前記したように基体シート2上に印刷などによ
り絵柄層3などを形成したものであり、インサートシー
トでも転写シートでもよい。長尺のものでも枚葉のもの
でもよい。絵柄層3としては、電気製品の押しボタンの
部品である樹脂製のキャップ部の文字や図形などの絵柄
がある。絵柄シート1は、1つの第1キャビティ空間6
を覆う大きさのものがある(図1〜図3、図8参照)。
絵柄シート1は、2以上の第1キャビティ空間6を覆う
大きさのものがある(図4参照)。
【0021】次に、第1キャビティ空間6が形成される
位置に絵柄シート1を配置する(図1参照)。一具体例
としては、長尺の絵柄シート1をロール状に巻き取った
絵柄シート供給ロール手段23(図4参照)から、絵柄
シート1を巻き出し、可動型11の可動第1キャビティ
凹部12の前面の所定箇所に絵柄シート1の所定箇所が
到達したら、巻き出し動作を停止させ、クランプ部材1
4で絵柄シート1を可動型11のパーティング面18に
押さえ付けるとよい(図4参照)。絵柄シート1を可動
型11のパーティング面18に押さえ付けた後、絵柄シ
ート1を加熱し軟化させ、真空吸引によって可動第1キ
ャビティ凹部12の内面に絵柄シート1を密着させても
よい。可動型11の可動第1キャビティ凹部12の前面
を通過した絵柄シート1は、絵柄シート巻き取りロール
手段24(図4参照)などにより巻き取ってもよい。ま
た、図4に示すように、固定型10の射出口9と2以上
の第1キャビティ空間6とを覆うように、一枚の絵柄シ
ート1を配置してもよい。
【0022】次に、可動型11と固定型10との型閉め
によって、絵柄シート1が配置された第1キャビティ空
間6と、絵柄シート1が配置されていない第2キャビテ
ィ空間7と、溶融樹脂ランナー空間8とを一空間として
形成する(図2参照)。あるいは、固定型10の射出口
9を中心として2以上の第1キャビティ空間6を形成す
るとともに、第1キャビティ空間6の外側に2以上の第
2キャビティ空間7を形成し、かつ全てのキャビティ空
間が溶融樹脂ランナー空間8によって連結された一空間
を形成してもよい(図4参照)。
【0023】次に、固定型10の射出口9から溶融樹脂
25を射出することによって、溶融樹脂ランナー空間8
を通して第1キャビティ空間6と第2キャビティ空間7
とに溶融樹脂25を充満させる(図3参照)。具体例と
しては、図1〜図3及び図8の成形同時絵付け金型を用
いた場合は、溶融樹脂25は、まず絵柄シート1を押さ
え付けながら第1キャビティ空間6に侵入あるいは充満
し、次いで溶融樹脂ランナー空間8を通って、第2キャ
ビティ空間7に侵入あるいは充満するようにするとよ
い。また、図8の成形同時絵付け金型を用いた場合は、
溶融樹脂25は、まず、溶融樹脂ランナー空間8に侵入
して絵柄シート1を押さえ付けた後に、次いで第1キャ
ビティ空間6および第2キャビティ空間7に侵入あるい
は充満するようにしてもよい。
【0024】別の具体例としては、固定型10の射出口
9から溶融樹脂25を射出することによって、溶融樹脂
ランナー空間8を通して、第1キャビティ空間6と第2
キャビティ空間7とに順に溶融樹脂25を充満させるこ
とができる。つまり、図4の成形同時絵付け金型の場合
は、溶融樹脂25は、まず、溶融樹脂ランナー空間8に
侵入して絵柄シート1を押さえ付けた後、次いで溶融樹
脂ランナー空間8を通って4つの第1キャビティ空間6
に侵入あるいは充満し、さらに溶融樹脂ランナー空間8
を通って4つの第2キャビティ空間7に侵入あるいは充
満するようにしてもよい。
【0025】上記いずれの具体例の場合も、絵柄シート
1が配置されてない空間に先立って、絵柄シート1が配
置された空間(第1キャビティ空間6のみ、あるいは、
第1キャビティ空間6および溶融樹脂ランナー空間8)
に溶融樹脂25が侵入あるいは充満するので、絵柄シー
ト1の端部19がキャビティ空間に露出する場合でも、
溶融樹脂25の流れによって絵柄シート1の端部19が
めくれてしまったり、射出口9から射出された溶融樹脂
25が絵柄シート1の端部19に衝突して、裏側に回り
込んだり、絵柄シート1の端部19がめくれたりするこ
とが防止できるので有効である。
【0026】次に、溶融樹脂25を冷却固化した後、可
動型11と固定型10とを型開きして、射出成形と同時
に絵柄層が一体化接着された第1成形品部26と、絵柄
層が形成されていない第2成形品部27とがスプルーラ
ンナー成形品部28によって連結された成形同時絵付け
品を取り出す(図5参照)。具体例としては、可動型1
1と固定型10とを型開きすると、射出成形と同時に絵
柄層が一体化接着された第1成形品部26と、絵柄層が
形成されていない第2成形品部27とがスプルーランナ
ー成形品部28によって連結された成形同時絵付け品
は、可動型11のキャビティ凹部に残留する。型開きの
際、絵柄シート1の基体シート2は剥離してもよいし、
剥離しなくてもよい。この成形同時絵付け品のうちのス
プルーランナー成形品部28のみに、可動型11のイジ
ェクタピン15を直接突き当てて、成形同時絵付け金型
のキャビティ凹部から成形同時絵付け品全体を押し出す
とよい。
【0027】なお、成形同時絵付け金型として、図4に
示すような、射出口9を有する固定型10と可動型11
とを型閉めすることによって、固定型10の射出口9を
中心として4つの第1キャビティ空間6を形成するとと
もに、第1キャビティ空間6の外側に4つの第2キャビ
ティ空間7を形成し、かつ前記8つのキャビティ空間が
溶融樹脂ランナー空間8によって連結された一空間を形
成するものを用いた場合は、射出成形と同時に絵柄層が
一体化接着された第1成形品部26と、絵柄層が接着さ
れていない第2成形品部27とを2対有し、すべての第
1成形品部26と第2成形品部27とがスプルーランナ
ー成形品部28によって連結された成形同時絵付け品が
得られることになる(図7参照)。
【0028】成形同時絵付け金型から取り出された前記
成形同時絵付け品は、すべての第1成形品部26と第2
成形品部27とがスプルーランナー成形品部28によっ
て連結された成形同時絵付け品のままで、収集し整理し
保管することが可能である。また、スプルーランナー成
形品部28を持って持ち運びができる。第1成形品部2
6と第2成形品部27との組立ての際には、スプルーラ
ンナー成形品部28から、必要な数の第1成形品部26
と第2成形品部27とを同数だけ切り離し、必要な数だ
け接着や嵌め合わせなどして組立てる。組立て不要な成
形品は、スプルーランナー成形品部28に連結させたま
まで整理し保管できる。
【0029】
【発明の効果】この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に
形成された成形同時絵付け品とその製造方法、およびそ
の製造方法に用いる成形同時絵付け金型は、以上の構成
なので、つぎのような効果がある。つまり、この発明の
絵柄部及び非絵柄部が同時に形成された成形同時絵付け
品は、要するに、射出成形と同時に絵柄層が一体化接着
された第1成形品部(以下、「絵柄成形品部」とい
う。)と、絵柄層が接着されていない第2成形品部(以
下、「非絵柄成形品部」という。)とが、スプルーラン
ナー成形品部で連結されたものである。したがって、絵
柄成形品部と非絵柄成形品部とが、ばらばらに転がった
り飛散したりしないので、箱などに収集し整理するのに
手間がかからない。また、絵柄成形品部と非絵柄成形品
部とが衝突することがなく、絵柄成形品部の絵柄層の損
傷や、絵柄成形品部や非絵柄成形品部の欠けや割れなど
がないので商品価値の高いものとなる。
【0030】また、この発明の絵柄部及び非絵柄部が同
時に形成された成形同時絵付け品の製造方法とその製造
方法に用いる成形同時絵付け金型は、要するに、絵柄シ
ートが配置される第1キャビティ空間と、絵柄シートが
配置されない第2キャビティ空間と、溶融樹脂ランナー
空間とを、射出口を有する金型Aと金型Bとの型閉めに
よって一空間として形成可能な成形同時絵付け金型と、
絵柄シートとを用意し、まず、第1キャビティ空間が形
成される位置に絵柄シートを配置し、金型Aと金型Bと
の型閉めによって、絵柄シートが配置された第1キャビ
ティ空間と、絵柄シートが配置されていない第2キャビ
ティ空間と、溶融樹脂ランナー空間とを一空間として形
成し、金型Aの射出口から溶融樹脂を射出することによ
って、溶融樹脂ランナー空間を通して第1キャビティ空
間と第2キャビティ空間とに溶融樹脂を充満させ、溶融
樹脂を冷却固化した後、金型Aと金型Bとを型開きし
て、射出成形と同時に絵柄層が一体化接着された第1成
形品部と、絵柄層が形成されていない第2成形品部とが
スプルーランナー成形品部によって連結された成形同時
絵付け品を取り出す。したがって、絵柄成形品部と非絵
柄成形品部とを、一つの金型と一つの射出装置からなる
一つの成形装置で済むため、成形装置にコストがかから
ない。
【0031】また、キャビティ空間の個数分のイジェク
タピンは不要であるため、必要な金型を製作するために
は、キャビティの凹みを形成するために金型表面の切削
加工だけで済む。よって、キャビティの個数分の射出口
を形成するための穿孔加工や、複数の射出口に通じる溶
融樹脂の通路を金型内部に形成する必要はなくなる。ま
た、キャビティの個数分のイジェクタピンを備えたイジ
ェクタピン駆動機構も簡単なもので済む。よって、金型
製作コストが低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法の一工程、および成
形同時絵付け金型の一例を示す断面図である。
【図2】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法の一工程、および成
形同時絵付け金型の一例を示す断面図である。
【図3】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法の一工程、および成
形同時絵付け金型の一例を示す断面図である。
【図4】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法の一工程、および成
形同時絵付け金型の一例を示す平面図である。
【図5】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法によって製造された
成形同時絵付け品の一例を示す断面図である。
【図6】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法によって製造された
成形同時絵付け品の第1成形品部と第2成形品部とを組
み合わせたものの一例を示す断面図である。
【図7】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法によって製造された
2成形同時絵付け品の一例を示す平面図である。
【図8】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法の一工程、および成
形同時絵付け金型の一例を示す断面図である。
【図9】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形成
された成形同時絵付け品の製造方法の一工程、および成
形同時絵付け金型の一例を示す断面図である。
【図10】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形
成された成形同時絵付け品の製造方法に用いる絵柄シー
トの一例を示す断面図である。
【図11】 この発明の絵柄部及び非絵柄部が同時に形
成された成形同時絵付け品の製造方法に用いる絵柄シー
トの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 絵柄シート 2 基体シート 3 絵柄層 4 接着層 5 剥離層 6 第1キャビティ空間 7 第2キャビティ空間 8 溶融樹脂ランナー空間 9 射出口 10 固定型 11 可動型 12 可動第1キャビティ凹部 13 可動第2キャビティ凹部 14 クランプ部材 15 イジェクタピン 16 固定キャビティ凹部 17 溶融樹脂ランナー凹部 18 パーティング面 19 端部 20 中間プレート 21 バックプレート 22 可動キャビティ貫通部 23 絵柄シート供給ロール手段 24 絵柄シート巻き取りロール手段 25 溶融樹脂 26 第1成形品部 27 第2成形品部 28 スプルーランナー成形品部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形と同時に絵柄層が一体化接着さ
    れた第1成形品部と、絵柄層が接着されていない第2成
    形品部とが、スプルーランナー成形品部によって連結さ
    れていることを特徴とする絵柄部及び非絵柄部が同時に
    形成された成形同時絵付け品。
  2. 【請求項2】 嵌め合わせ可能な第1成形品部と第2成
    形品部とを、2対以上有する請求項1に記載の絵柄部及
    び非絵柄部が同時に形成された成形同時絵付け品。
  3. 【請求項3】 射出口を有する金型Aと金型Bとの型閉
    めによって、絵柄シートが配置される第1キャビティ空
    間と、絵柄シートが配置されない第2キャビティ空間
    と、溶融樹脂ランナー空間とが、一空間として形成され
    ることを特徴とする成形同時絵付け金型。
  4. 【請求項4】 射出口を有する金型Aと金型Bとの型閉
    めによって、固定型の射出口を中心として2以上の第1
    キャビティ空間が形成されるとともに、第1キャビティ
    空間の外側に2以上の第2キャビティ空間が形成され、
    かつ全てのキャビティ空間が溶融樹脂ランナー空間によ
    って連結された一空間として形成されることを特徴とす
    る成形同時絵付け金型。
  5. 【請求項5】 請求項3〜請求項4のいずれかに記載の
    成形同時絵付け金型と絵柄シートとを用意し、まず、第
    1キャビティ空間が形成される位置に絵柄シートを配置
    し、金型Aと金型Bとの型閉めによって、絵柄シートが
    配置された第1キャビティ空間と、絵柄シートが配置さ
    れていない第2キャビティ空間と、溶融樹脂ランナー空
    間とを一空間として形成した後、金型Aの射出口から溶
    融樹脂を射出することによって、溶融樹脂ランナー空間
    を通して第1キャビティ空間と第2キャビティ空間とに
    溶融樹脂を充満させ、溶融樹脂を冷却固化した後、金型
    Bと金型Aとを型開きして、射出成形と同時に絵柄層が
    一体化接着された第1成形品部と、絵柄層が形成されて
    いない第2成形品部とがスプルーランナー成形品部によ
    って連結された成形同時絵付け品を取り出すことを特徴
    とする成形同時絵付け品の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の成形同時絵付け金型と
    絵柄シートとを用意し、まず、金型Aの射出口と2以上
    の第1キャビティ空間とを覆うように、一枚の絵柄シー
    トを配置し、金型Aと金型Bとの型閉めによって、金型
    Aの射出口を中心として2以上の第1キャビティ空間を
    形成するとともに、第1キャビティ空間の外側に2以上
    の第2キャビティ空間を形成し、かつ全てのキャビティ
    空間が溶融樹脂ランナー空間によって連結された一空間
    を形成した後、金型Aの射出口から溶融樹脂を射出する
    ことによって、溶融樹脂ランナー空間を通して、第1キ
    ャビティ空間と第2キャビティ空間とに溶融樹脂を充満
    させ、溶融樹脂を冷却固化した後、金型Bと金型Aとを
    型開きして、射出成形と同時に絵柄層が一体化接着され
    た第1成形品部と、絵柄層が接着されていない第2成形
    品部とを2対以上有し、すべての第1成形品部と第2成
    形品部とがスプルーランナー成形品部によって連結され
    た成形同時絵付け品を取り出すことを特徴とする成形同
    時絵付け品の製造方法。
  7. 【請求項7】 基体シート上に少なくとも絵柄層と接着
    層が積層され、基体シートが剥離可能な絵柄シートを用
    い、射出成形と同時に成形品に絵柄層が一体化接着した
    後、基体シートを剥離する請求項5または請求項6に記
    載の成形同時絵付け品の製造方法。
JP26785197A 1997-09-12 1997-09-12 成形同時絵付け金型および成形同時絵付け品の製造方法 Expired - Fee Related JP3875373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26785197A JP3875373B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 成形同時絵付け金型および成形同時絵付け品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26785197A JP3875373B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 成形同時絵付け金型および成形同時絵付け品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1177743A true JPH1177743A (ja) 1999-03-23
JP3875373B2 JP3875373B2 (ja) 2007-01-31

Family

ID=17450521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26785197A Expired - Fee Related JP3875373B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 成形同時絵付け金型および成形同時絵付け品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3875373B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3875373B2 (ja) 2007-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5851558A (en) Foil-decorating injection molding machine
EP0514761B1 (en) Injection molding method, apparatus and molding die
EP0264498A2 (en) Method for preparing a decorated insert and continuous insert moulding operation
CN1921998B (zh) 成形同时双面装饰用金属模及成形同时双面装饰成形品的制造方法
JPS62227613A (ja) 両面転写成形品の製造法及び金型機構
JPH0523172B2 (ja)
US20030003280A1 (en) Method of manufacturing film insert molding
JPH09183140A (ja) 2色成形同時絵付け品の製造方法
JP2867963B2 (ja) 樹脂成形装置
JP4472548B2 (ja) 成形同時両面加飾用金型および成形同時両面加飾成形品の製造方法
JPH1177743A (ja) 絵柄部及び非絵柄部が同時に形成された成形同時絵付け品とその製造方法、およびその製造方法に用いる成形同時絵付け金型
JPH09183139A (ja) 2色成形同時絵付け品の製造方法
JPH03253317A (ja) 同時絵付け成形方法並びにその方法に使用する金型及びその方法に使用する転写箔
KR100949943B1 (ko) 이중성형품 자동생산이 가능한 사출성형기 및 이를 이용한이중성형품 제조방법
JPH09183142A (ja) 2色成形同時絵付け品の製造方法
JPH0739116B2 (ja) 絵柄入り射出成形品製造方法
JP4247050B2 (ja) 連続フィルム及びインモールド転写成形方法
JPH11262929A (ja) 射出成形同時絵付方法及び装置
JP3833310B2 (ja) 2色成形同時絵付け品製造装置と2色成形同時絵付け品製造方法
JP3990801B2 (ja) 射出成形同時絵付装置
JP4167554B2 (ja) インモールド転写成形方法及び打痕除去フィルム
JP4346398B2 (ja) 射出成形同時加飾品の製造方法および射出成形同時加飾用金型
JPH06838A (ja) グリルを有する絵付成形品の製造方法
JPH10156870A (ja) 射出成形同時絵付装置及び方法
JPH10180798A (ja) 射出成形同時絵付装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061026

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees