JPH1176985A - 廃棄物用固型化組成物 - Google Patents

廃棄物用固型化組成物

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JPH1176985A
JPH1176985A JP25274397A JP25274397A JPH1176985A JP H1176985 A JPH1176985 A JP H1176985A JP 25274397 A JP25274397 A JP 25274397A JP 25274397 A JP25274397 A JP 25274397A JP H1176985 A JPH1176985 A JP H1176985A
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JP
Japan
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waste
cement
water absorption
aggregate
lightweight aggregate
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Pending
Application number
JP25274397A
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English (en)
Inventor
Akihiko Takei
明彦 武井
Hiroyuki Sakamoto
浩幸 坂本
Hideki Fujita
秀樹 藤田
Satoshi Noguchi
聡 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄体の重量の軽量化を図りつつ、固型化組
成物を調整する際とこれを容器に充填する際に作業性の
良い廃棄物用固型化組成物を提供する。 【解決手段】 セメントと吸水率が1%以下の軽量骨材
と普通骨材とを主成分として、水と混練して廃棄物用固
型化組成物を得る。また、セメント分の50〜80重量
%を廃コンクリートの微粉分と置換して用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物用固型化組
成物に関するものである。さらに詳しくは、廃棄物を容
器内に収納し固型化するために用いるセメント系の固型
化組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、廃棄物を容器内に収納し固型化す
るために用いるセメント系の固型化組成物としては、セ
メントと普通骨材とを主成分として、水と混練してなる
組成物が一般的に用いられている。
【0003】さらには、廃棄物を容器に収納して固型化
した廃棄体の重量の軽量化を図るため例えば頁岩を発泡
させた軽量骨材等を用いて固型化組成物を得る場合もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の普通骨材
を用いる場合では、廃棄体を運搬する輸送系に重量制限
がある場合には廃棄物の収納量を多くできないという課
題があった。また、従来の軽量骨材を使用した場合は、
普通骨材を使用した場合より軽量化することができる
が、吸水率が5〜20%と大きいため固型化組成物を調
整する際とこれを容器に充填する際の作業性が悪いとい
う課題があった。
【0005】本発明は前記課題を解決するために鋭意検
討してなされたものであり、その目的は、廃棄体の重量
の軽量化を図ることと固型化組成物を調整する際とこれ
を容器に充填する際の作業性の良い廃棄物用固型化組成
物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、廃棄物
を容器内に収納し固型化するために用いるセメント系の
固型化組成物であって、セメントと吸水率が1%以下の
軽量骨材とを主成分として、水と混練してなることを特
徴とする廃棄物用固型化組成物によって達成される。ま
た、廃棄物を容器内に収納し固型化するために用いるセ
メント系の固型化組成物であって、セメントと吸水率が
1%以下の軽量骨材と普通骨材とを主成分として、水と
混練してなることを特徴とする廃棄物用固型化組成物に
よって達成される。
【0007】さらに、本発明の目的は、前記した吸水率
が1%以下の軽量骨材が中空球体のフライアッシュであ
ることを特徴とする廃棄物用型化用組成物によって達成
される。
【0008】また、本発明の目的は、前記した廃棄物を
容器内に収納し固型化するために用いるセメント系の固
型化組成物のセメント分の50〜80重量%を廃コンク
リートの微粉分と置換することを特徴とする廃棄物用固
型化組成物によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、吸水率が1%以下の
軽量骨材を用いている。その理由は、従来の頁岩を発泡
させた軽量骨材等は、吸水率が5〜20%と大きいため
混練り水を吸水し、このため固型化組成物を調整する際
とこれを容器に充填する際の流動性が低下し作業性が悪
いという課題があったからである。したがって、吸水率
は小さい方が好ましく、作業性を重視する場合には吸水
率が0.3%以下の軽量骨材を用いることが特に好まし
い。
【0010】ここで、吸水率が1%以下の軽量骨材とし
ては、中空球体のフライアッシュが、強度および作業性
の向上面から特に好ましい。
【0011】上記した中空球体のフライアッシュとして
は、粒形が閉塞型の中空球となっているものがさらに好
ましく、その吸水率が0.3%以下ものがさらに好まし
い。
【0012】また、本発明では吸水率が1%以下の軽量
骨材と普通骨材とを用いている。この理由は、吸水率が
1%以下の軽量骨材のみを用いた場合は、固型化組成物
の密度は1.4〜1.6g/cm3 程度となり、普通骨材
のみを用いた場合の密度2.1〜2.3g/cm3 程度と
比較して確かに軽量化が図れるが、強度は普通骨材のみ
を用いた場合より低下し設計上好ましくない場合もある
からである。従って、吸水率が1%以下の軽量骨材と普
通骨材とを適当量混合して用いることにより、強度面で
も満足でき、しかも密度も1.6〜2.2g/cm3 程度
の範囲で任意に制御でき、軽量化も満足することができ
るようにしたものである。
【0013】さらに、本発明では、廃棄物を容器内に収
納し固型化するために用いるセメント系の固型化組成物
のセメント分の50〜80重量%を廃コンクリートの微
粉分と置換することを特徴としている。その理由は、廃
棄物用固型化組成物の硬化時の発熱を低減すること目的
としたものである。たとえば本発明によらず、普通ポル
トランドセメントを用いて200リットルドラム缶内に
廃棄物を固型化する場合、セメントの硬化時の発熱によ
り中心部が100℃に達して、熱応力によりひび割れが
発生する場合がある。ここで、セメント分の置換量が5
0重量%より少ないと発熱の低減が充分でなく、80重
量%より多いと固型化組成物の強度が低下して好ましく
ない。
【0014】
【実施例】本発明をさらに詳しく説明するために、以下
に実施例と比較例を示すが、本発明は下記した例に限定
されるものではない。実験に使用した固型化組成物の配
合比を重量比で表1にまとめて示した。ここで、実験で
使用したセメントは、市販の普通ポルトランドセメント
とし、これを廃コンクリートの微粉分(表中では微粉と
表示した。)と70重量%置換したものについても実験
を行った。また、軽量骨材としては、実施例1〜8では
吸水率0.3%以下の閉塞型の中空球体のフライアッシ
ュを用い、比較例10では吸水率が10%の従来の頁岩
を発泡させた軽量骨材を用いた。また、実施例2〜4お
よび実施例6〜8では、軽量骨材と普通骨材とを用いた
ものについても実験を行った。さらに、減水剤とAE剤
の添加量は、それぞれ0.01と0.005の配合比
(重量比)で一定とした。
【0015】 (表1) 固型化組成物の配合比 セメント 微粉 水 軽量骨材 普通骨材 実施例1 1 0 0.55 0.26 0 実施例2 1 0 0.53 0.18 0.30 実施例3 1 0 0.51 0.13 0.50 実施例4 1 0 0.50 0.08 0.70 実施例5 0.3 0.7 0.55 0.26 0 実施例6 0.3 0.7 0.52 0.18 0.30 実施例7 0.3 0.7 0.50 0.13 0.50 実施例8 0.3 0.7 0.48 0.08 0.70 比較例1 1 0 0.40 0 1 比較例2 1 0 0.45 0.07 0
【0016】表1の配合で、4リットルの固型化組成物
を調整し、固型化組成物の調整時の作業性と硬化後の諸
物性を測定した。その測定結果を表2にまとめて示し
た。このうち、圧縮強度は、材齢28日の測定結果であ
る。
【0017】 (表2) 固型化組成物の物性 作業性 密度(g/cm3 ) 圧縮強度(N/mm2 ) 実施例1 良い 1.40 28.1 実施例2 良い 1.58 30.5 実施例3 良い 1.68 33.9 実施例4 良い 1.80 29.0 実施例5 良い 1.34 19.5 実施例6 良い 1.51 20.8 実施例7 良い 1.62 22.5 実施例8 良い 1.74 22.1 比較例1 良い 2.21 51.6 比較例2 悪い 1.80 25.5
【0018】表2の結果から明らかなように、本発明に
よる廃棄物用固型化組成物は、普通骨材のみを用いた比
較例1より強度面では見劣りがするものの、軽量化が可
能となり、さらに従来の軽量骨材を用いた比較例2より
作業性に優れ、強度も大きいことが確認できた。さら
に、表中には記さなかったが、廃コンクリートの微粉分
によりセメントを70重量%置換したものは硬化時の発
熱がかなり低減できることが分かった。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の効果とし
て、廃棄体の重量の軽量化を図ることができ、固型化組
成物を調整する際とこれを容器に充填する際の作業性の
良い廃棄物用固型化組成物が得られる効果がある。さら
に、固型化組成物のセメント分を廃コンクリートの微粉
分と置換することにより、廃棄物用固型化組成物の硬化
時の発熱を低減でき、熱応力を軽減できる効果がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 14:04) (72)発明者 野口 聡 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 秩父小 野田株式会社中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を容器内に収納し固型化するため
    に用いるセメント系の固型化組成物であって、セメント
    と吸水率が1%以下の軽量骨材とを主成分として、水と
    混練してなることを特徴とする廃棄物用固型化組成物。
  2. 【請求項2】 廃棄物を容器内に収納し固型化するため
    に用いるセメント系の固型化組成物であって、セメント
    と吸水率が1%以下の軽量骨材と普通骨材とを主成分と
    して、水と混練してなることを特徴とする廃棄物用固型
    化組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の吸水率が
    1%以下の軽量骨材が中空球体のフライアッシュである
    ことを特徴とする廃棄物用型化用組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載の廃棄物を容器内に収納し固型化するために用いる
    セメント系の固型化組成物であって、セメント分の50
    〜80重量%を廃コンクリートの微粉分と置換すること
    を特徴とする廃棄物用固型化組成物。
JP25274397A 1997-09-02 1997-09-02 廃棄物用固型化組成物 Pending JPH1176985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092530A1 (en) * 2001-05-16 2002-11-21 Unisearch Limited Aggregate for concrete and construction
JP2007210871A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Taiheiyo Consultant:Kk セメント系充填固型化材

Cited By (3)

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