JPH1176798A - O/w/o型複合エマルジョン - Google Patents
O/w/o型複合エマルジョンInfo
- Publication number
- JPH1176798A JPH1176798A JP10213472A JP21347298A JPH1176798A JP H1176798 A JPH1176798 A JP H1176798A JP 10213472 A JP10213472 A JP 10213472A JP 21347298 A JP21347298 A JP 21347298A JP H1176798 A JPH1176798 A JP H1176798A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emulsion
- oil
- poe
- surfactant
- type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
Abstract
O型複合エマルジョンを提供すること。 【構成】 外相油中にO/W型エマルジョンが分散した
O/W/O型複合エマルジョンにおいて、内相のO/W
型エマルジョンに両親媒性物質-界面活性剤-油-水系に
おいて常温以上でゲルを形成し得るものの中から選択さ
れた両親媒性物質及び界面活性剤と、油性成分と、水と
を含有し、前記外相油中に有機変性粘土鉱物とHLB7
以下の乳化剤とを含有するものであって、O/W型エマ
ルジョンと外相油との重量比が2:3〜19:1である
ことを特徴とするO/W/O型複合エマルジョンであ
る。
Description
エマルジョンに関する。さらに詳しくは、O/W型エマ
ルジョンを、外相油中に分散して得られる経時安定性の
優れたO/W/O型複合エマルジョンに関する。
マルジョンと称する)をさらに油相中に乳化分散させた
油中水中油型乳化組成物は、O/W/O型複合エマルジ
ョンまたはO/W/O型マルチプルエマルジョンと呼ば
れ、化粧品、食品、医薬品等の各種工業的用途において
重要となっている。
単に水相中に油相を分散させたものであるのに対して、
O/W/O型複合エマルジョンの粒子構造は図1に示す
ように外相油10中に分散された水相12中にさらに内
相油14が分散した構造を有している。
型エマルジョンでは得られない特殊な使用感の付与が可
能である。
に、例えば、特開平8−323188号公報には、親水
性非イオン活性剤を用いて内相となるO/W型微細エマ
ルジョンを調製し、このO/W型エマルジョンを、有機
変性粘土鉱物を含む外相油となる油性成分に分散乳化す
る工程が記載されており、この調製法によって得られた
複合エマルジョンは内相油と外相油との合一が抑制さ
れ、経時的安定性が著しく高まることが分かっている。
クリームのなじみを向上させるために、高級アルコール
やワックス等の固形、半固形油分を配合することが行わ
れているが、上記有機変性粘度鉱物を外相油に含むO/
W/O型複合エマルジョンにおいては、非イオン活性剤
を用いて乳化した内相のO/W型エマルジョン若しくは
外相油に、これらの固形、半固形油分を配合すると経時
安定性が悪くなるという問題点があった。
O/W/O型複合エマルジョンを得るべく鋭意研究を行
った結果、特定の組み合わせからなる両親媒性物質と界
面活性剤とをO/W型エマルジョンに含有させ、さら
に、外相油に有機変性粘土鉱物とHLB7以下の乳化剤
とを含有させて、特定の重量比でO/W型エマルジョン
を外相油中に分散させると、安定に固形または半固形油
分を内相のO/W型エマルジョンに配合でき、基剤の肌
へのなじみが改善された経時安定性良好なO/W/O型
複合エマルジョンが得られることを見出し本発明を完成
するに至った。
ンに含まれる油分が制限されず、使用性を改善するため
に固形または半固形油分を含ませた場合においても、経
時安定性が優れたO/W/O型複合エマルジョンを提供
することを目的とする。
相油中にO/W型エマルジョンが分散したO/W/O型
複合エマルジョンにおいて、内相のO/W型エマルジョ
ンに両親媒性物質-界面活性剤-油-水系において常温以
上でゲルを形成し得るものの中から選択された両親媒性
物質及び界面活性剤と、油性成分と、水とを含有し、前
記外相油中に有機変性粘土鉱物とHLB7以下の乳化剤
とを含有するものであって、O/W型エマルジョンと外
相油との重量比が2:3〜19:1であることを特徴と
するO/W/O型複合エマルジョンを提供するものであ
る。
鎖長が炭素数12以上である高級アルコール及び/又は
高級脂肪酸からなることを特徴とする前記のO/W/O
型複合エマルジョンを提供するものである。
マルジョン中に含まれる界面活性剤が高級脂肪酸の金属
石鹸からなることを特徴とする前記のO/W/O型複合
エマルジョンを提供するものである。
水膨潤性粘土鉱物を第4級アンモニウム型カチオン界面
活性剤と非イオン性界面活性剤とで処理して得られたも
のであることを特徴とする前記のO/W/O型複合エマ
ルジョンを提供するものである。
O/W型エマルジョン中に含まれる両親媒性物質が高級
アルコール及び高級脂肪酸量であり、界面活性剤が該高
級脂肪酸を中和した金属石鹸であって、該両親媒性物質
がO/W型エマルジョンの内相油中の0.1〜80重量
%含有されることを特徴とする前記のO/W/O型複合
エマルジョンを提供するものである。
に、内相油となる油性成分を添加し高圧乳化処理又は超
音波乳化処理してO/W型エマルジョンを調整する工程
と、該O/W型エマルジョンを、有機変性粘土鉱物とH
LB7以下の乳化剤とを含む外相油となる油性成分に分
散乳化する工程とからなることを特徴とする前記のO/
W/O型複合エマルジョンの製造方法を提供するもので
ある。
する。
ジョンに配合される両親媒性物質とは、界面活性を有す
るがそれ自体が疎水性が強く一般の界面活性剤ほど界面
活性を有さないものであり、例えば、セタノール、ステ
アリルアルコール等の高級アルコール類、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソス
テアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、リ
ノレイン酸、オキシステアリン酸等の高級脂肪酸類、イ
ソプロピルミリスチン酸、イソプロピルパルミチン酸、
イソプロピルイソステアリン酸、2エチルエキサン酸グ
リセリール等のエステル類、高級脂肪族アルコール、モ
ノグリセリド、グリセロールモノアルキルエーテル、モ
ノアルキルアミン、およびスルテロール骨格を有する化
合物(コレステロール、フィトステロール)等を挙げる
ことが出来るが、好ましくは、炭素鎖長が炭素数12以
上、さらに好ましくは、炭素数16以上の高級アルコー
ル及び/又は高級脂肪酸が使用される。
界面活性剤とは、アニオン界面活性剤、カチオン界面活
性剤、両性界面活性剤、親水性または親油性非イオン界
面活性剤であるが、具体的には高級脂肪酸の金属セッケ
ンが好ましい。
ッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステ
ル塩、POE ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE ラ
ウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステ
ル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN-アシルサ
ルコシン酸、N-ミリストイル-N- メチルタウリンナトリ
ウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウ
リルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミド
スルホン酸塩、POE オレイルエーテルリン酸ナトリウ
ム、POE ステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル
塩、ジ-2- エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、
モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレ
ンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレン
グリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク
酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミ
ン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、N-ラウロイルグルタミン酸モノナ
トリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、
N-ミリストイル-L- グルタミン酸モノナトリウム等のN-
アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫
酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、
ロート油等の硫酸化油、POE アルキルエーテルカルボン
酸、POE アルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α- オ
レフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸
塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキ
ロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノー
ルアミドコハク酸ナトリウム、N-パルミトイルアスパラ
ギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等
が挙げられる。
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N'-ジメチル
-3,5- メチレンピペリジニウム),塩化セチルピリジニウ
ム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニ
ウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ア
ルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム
塩、POE アルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミ
ン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化
ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられ
る。
デシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-
イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミタゾリニウ
ムヒドロキサイド-1ーカルボキシエチロキシ2 ナトリウ
ム塩等の、イミダゾリン系両性界面活性剤、2-ヘプタデ
シル-N- カルボキシメチル-N- ヒドロキシエチルイミダ
ゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタ
イン等のベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
ば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソス
テアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペ
ンタ-2- エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、
テトラ-2- エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン
等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グ
リセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸
グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α, α'-オ
レイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン
酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂
肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプ
ロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘
導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
ば、 POEソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモ
ノステアレート、POE-ソルビタンモノオレート、POE-ソ
ルビタンテトラオレエート等の POEソルビタン脂肪酸エ
ステル類、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビ
ットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエー
ト、POE-ソルビットモノステアレート等の POEソルビッ
ト脂肪酸エステル類、POE-グリセリンモノステアレー
ト、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセ
リントリイソステアレート等の POEグリセリン脂肪酸エ
ステル類、POE モノオレエート、POE ジステアレート、
POE モノジオレエート、システアリン酸エチレングリコ
ール等のPOE 脂肪酸エステル類、POE ラウリルエーテ
ル、POE オレイルエーテル、POE ステアリルエーテル、
POE ベヘニルエーテル、POE2- オクチルドデシルエーテ
ル、POE コレスタノールエーテル等のPOE アルキルエー
テル類、POE オクチルフェニルエーテル、POE ノニルフ
ェニルエーテル、POE ジノニルフェニルエーテル等のPO
E アルキルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプル
アロニック型類、 POE・POPセチルエーテル、 POE・PO
P2 -デシルテトラデシルエーテル、 POE・POP モノブチ
ルエーテル、 POE・POP 水添ラノリン、 POE・POPグリ
セリンエーテル等の POE・POP アルキルエーテル類、テ
トロニック等のテトラ POE・テトラ POPエチレンジアミ
ン縮合物類、 POEヒマシ油、 POE硬化ヒマシ油、 POE硬
化ヒマシ油モノイソステアレート、 POE硬化ヒマシ油ト
リイソステアレート、 POE硬化ヒマシ油モノピログルタ
ミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE 硬化ヒマ
シ油マレイン酸等のPOE ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、
POE ソルビットミツロウ等のPOE ミツロウ・ラノリン誘
導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モ
ノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等
のアルカノールアミド、POE プロピレングリコール脂肪
酸エステル、POE アルキルアミン、POE 脂肪酸アミド、
ショ糖脂肪酸エステル、POE ノニルフェニルホルムアル
デヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシ
ド、トリオレイルリン酸等が挙げられる。
界面活性剤の中から、両親媒性物質−界面活性剤−油-
水系において、常温以上でゲルを形成する両親媒性物質
−界面活性剤の組合せを用いる。水系でかつ常温以上で
ゲルを形成する両親媒性物質−界面活性剤の組合せにお
いて、ゲルを形成出来る各々の配合量を用いる限り、特
に制限されないが、ベヘニン酸及び/又はベヘニルアル
コール(両親媒性物質)-ベヘニン酸/水酸化カリウム
脂肪酸石鹸(界面活性剤)、ステアリン酸及び/又はス
テアリルアルコール(両親媒性物質)-ステアリン酸/
水酸化カリウム脂肪酸石鹸(界面活性剤)、ステアリル
アルコール(両親媒性物質)-セチル硫酸ナトリウム
(界面活性剤)、ベヘニルアルコール(両親媒性物質)
-塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム(界面活性
剤)、ベヘニルアルコール(両親媒性物質)-塩化ステ
アリルトリメチルアンモニウム(界面活性剤)の組合せ
が好適である。
に、両親媒性物質と界面活性剤をそれぞれ配合すること
もできるが、両親媒性物質の高級脂肪酸と水酸化カリウ
ム等の中和剤とを配合して、両親媒性物質と高級脂肪酸
セッケンからなる界面活性剤とを含有させることが好ま
しい。最も好ましくは、高級アルコール及び高級脂肪酸
からなる両親媒性物質と、高級脂肪酸より少ないモル量
の水酸化カリウムとを配合して得られる高級アルコール
及び高級脂肪酸と水酸化カリウム脂肪酸石鹸の組み合わ
せである。
ジョン全量に対して、好ましくは、25重量%以下、さ
らに好ましくは、10重量%以下であり、また、界面活
性剤の配合量は、O/W型エマルジョン全量に対して、
好ましくは、20重量%以下、さらに好ましくは、10
重量%以下である。
親媒性物質及び界面活性剤の合計量に対し、1/2倍以
上、好ましくは等量以上である。油相量が両親媒性物質
の1/2より少ない場合には、乳化状態の経時安定性が
悪化する傾向にある。
相の重量比が1:1より油相が少ないことが好ましい。
鉱物は、三層構造を有するコロイド性含水ケイ酸アルミ
ニウムの一種で、一般に下記一般式「化1」
カチオン界面活性剤で処理して得られるものである。
サポナイト、およびヘクトライト等の天然または合成
(この場合、式中の(OH)基がフッ素で置換されたも
の)のモンモリロナイト群(市販品ではビーガム、クニ
ピア、ラポナイト等がある)およびナトリウムシリシッ
クマイカやナトリウムまたはリチウムテニオライトの名
で知られる合成雲母(市販品ではダイモナイト:トピー
工業(株)等がある)等の粘土鉱物を第四級アンモニウ
ム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られる。
いる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下
記一般式「化2」で表されるものである。
ンジル基、R2 はメチル基または炭素数10〜22のア
ルキル基、R3 とR4 は炭素数1〜3のアルキル基また
はヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子またはメチ
ルサルフェート残基を表す。)で表されるものである。
クロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロ
リド、セチルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリ
ルジメチルアンモニウムクロリド、アラキルジメチルア
ンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルアンモニウムク
ロリド、セチルジエチルアンモニウムクロリド、ステア
リルジエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチ
ルアンモニウムクロリド、アラキルジエチルアンモニウ
ムクロリド、ベヘニルジエチルアンモニウムクロリド、
ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベ
ンジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジル
ジメチルステアリルルアンモニウムクロリド、ベンジル
ジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルジメ
チルエチルセチルアンモニウムクロド、ベンジルジメチ
ルエチルステアリルアンモニウムクロド、ジステアリル
ジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒドロキ
シエチルアンモニウムクロリド、および相当するブロミ
ド等、さらにジパルミチルウロピルエチルアンモニウム
メチルサルフェート等が挙げられ、これらのうち一種ま
たは二種以上が任意に選択されて処理される。
は、上記の第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
で処理する際に非イオン性界面活性剤を併用して処理す
ることが最も好ましく、例えば、ポリオキシエチレン2
〜30モル付加{以下POE(2〜30)と略す。}オ
レイルエーテル、POE(2〜35)ステアリルエーテ
ル、POE(2〜20)ラウリルエーテル、POE(1
〜20)アルキルフェニルエーテル、POE(6〜1
8)ベヘニルエーテル、POE(5〜25)2−デシル
ペンタデシルエーテル、POE(3〜30)2−デシル
テトラデシルエーテル、POE(8〜16)2−オクチ
ルデシルエーテル、等のエーテル型活性剤、およびPO
E(4〜60)硬化ヒマシ油、POE(3〜14)脂肪
酸モノエステル、POE(6〜30)脂肪酸ジエステ
ル、POE(5〜20)ソルビタン脂肪酸エステル等の
エステル型活性剤、更にPOE(2〜30)グリセリル
モノイソステアレート、POE(10〜60)グリセリ
ルトリイソステアレート、POE(7〜50)硬化ヒマ
シ油モノイソステアレート、POE(12〜60)硬化
ヒマシ油トリイソステアレート等のエーテルエステル型
活性剤等のエチレンオキシド付加型界面活性剤およびデ
カグリセリルテトラオレート、ヘキサグリセリルトリイ
ソステアレート、ジグリセリルジイソステアレート、グ
リセリルモノオレエート等のグリセリン脂肪酸エステル
等の多価アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤があげ
られる。これらの中で、デカグリセリルテトラオレー
ト、ヘキサグリセリルトリイソステアレート、ジグリセ
リルジイソステアレート等のジグリセリン以上のポリグ
リセリン脂肪酸エステル、POE(2〜12)ラウリル
エーテル、POE(6〜15)ベヘニルエーテル、PO
E(5〜20)2−デシルペンタデシルエーテル、PO
E(5〜17)2−デシルテトラデシルエーテル、PO
E(8〜16)2−オクチルデシルエーテル等のPOE
付加エーテル型活性剤、およびPOE(10〜20))
硬化ヒマシ油、POE(5〜14)オレイン酸モノエス
テル、POE(6〜20)オレイン酸ジエステル、PO
E(5〜10)ソルビタンオレインエステル等のPOE
付加エステル型活性剤、POE(3〜15)グリセリル
モノイソステアレート、POE(10〜40)グリセリ
ルトリイソステアレート等のPOE付加エーテルエステ
ル活性剤等のエチレンオキシド付加型の非イオン性界面
活性剤の一種または2種以上を用いることが好ましい。
例えば、水、アセトンあるいは低級アルコール等の低沸
点溶媒中で上述の水膨潤性粘土鉱物と、第四級アンモニ
ウム塩型カチオン界面活性剤(及び非イオン性界面活性
剤)とを分散攪拌処理し低沸点溶媒を除去することによ
って得られる。
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の含有量は水膨
潤性粘土鉱物100gに対して60〜140ミリ当量
(以下meqと略す。)であることが好ましい。
鉱物の代表的なものとしては、ジメチルアルキルアンモ
ニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステアリルアン
モニウムヘクトライト、塩化ジステアリルジメチルアン
モニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウム等が挙げ
られる。市販品としては、ベントン38(ジステアリル
ジメチルアンモニウムクロライド処理モンモリロナイ
ト:ナショナルレッド社)等がある。
〜10重量%配合される。好ましくは、0.5〜5.0
重量%配合される。0.1重量%よりも少ない場合、有
機変性粘土鉱物の添加効果が得られず、安定な複合エマ
ルジョンは得られない。また、10重量%を越えると、
調製されるO/W/O型複合エマルジョンの粘度が高
く、のびが悪く、ざらつく、透明感がないなどの実使用
上の問題が生じる場合がある。
物とともにHLB7以下の乳化剤を配合しなければなら
ない。例えば、界面活性剤のソルビタンモノラウレー
ト、ソルビタンモノオレート、ソルビタンモノイソステ
アレート、ソルビタントリステアレートなどのソルビタ
ン脂肪酸エステル類、グリセロールモノステアレート、
グリセロールモノオレートなどのグリセリン脂肪酸エス
テル類、POE(5)、POE(7.5)、POE(1
0)硬化ヒマシ油などのポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリエーテル系のシリコン界面活性剤などが挙げら
れる。特に、ポリエーテル系のシリコン界面活性剤が好
ましく、具体的には、下記化学式「化3」の構造のもの
である。
を示し、mは平均で1〜150、nは平均で1〜50、
aおよびbは平均で0〜35の数を示す)
し好ましくは0.1〜15重量%配合される。なお、H
LB7以下の乳化剤は、上記必須成分の有機変性粘土鉱
物に吸着された状態で含まれていてもかまわない。すな
わち、通常、O/W/O型複合エマルジョンを製造する
際、有機変性粘土鉱物とHLB7以下の乳化剤は別個に
添加されるが、有機変性粘土鉱物を乳化剤と成り得るH
LB7以下の界面活性剤で処理してHLB7以下の乳化
剤を有機変性粘土鉱物に吸着させた状態で配合すること
も可能である。
相油及び本発明のO/W/O型複合エマルジョンの外相
油に用いる油性成分としては、例えば、アボガド油、ツ
バキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコ
シ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ
油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、月見草油、エノ
油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、
シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリ
セリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチ
ン酸グリセリン等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ油、馬
脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パ
ーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚
脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固型油脂、ミツロウ、
カンデリラロウ、綿ロウ、カルナバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、
サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラ
ノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエー
テル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン
脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリ
ンアルコールエーテル等のロウ類、流動パラフィン、オ
ゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セ
レシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリン
ワックス等の炭化水素、ミリスチン酸イソプロピル、オ
クタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パル
ミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン
酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシ
ル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、
乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチ
ル、イソステアレン酸イソセチル、12−ヒドロキシス
テアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エ
チレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エス
テル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソ
ステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリ
ン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパ
ン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テ
トラ−2−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール、ト
リ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステア
リン酸トリメチロールプロパン、セチル−2−エチルヘ
キサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリ
ミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカ
ン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オ
レイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグ
リセライド、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、
アジピン酸ジイソプロピル、N−ラウロイル−L−グル
タミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸
ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セパ
チン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘ
キシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、ア
ジピン酸−2−ヘキシルデシル、セバチル酸ジイソプロ
ピル、コハク酸−2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等の合成エ
ステル等が挙げられる。本発明においては、配合できる
油分に制限はなく、特に、固形及び半固形油分を安定に
配合できることに利点がある。
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキ
サン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサ
シロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロ
テトラシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性
シリコーン油、エポキシ変性シリコーン油、エポキシ・
ポリエーテル変性シリコーン油、ポリエーテル変性シリ
コーン油、カルボキシ変性シリコーン油、アルコール変
性シリコーン油、アルキル変性シリコーン油、アンモニ
ウム塩変性シリコーン油、フッ素変性シリコーン油等の
変性シリコーン油等のシリコーン油、トリメチルシロキ
シケイ酸等の3次元構造を有するシリコーン樹脂、高重
合ジメチルポリシロキサン、高重合メチルフェニルポリ
シロキサン、高重合メチルビニルポリシロキサン等の高
重合メチルポリシロキサン、高重合アミノ変性メチルポ
リシロキサン等の高重合変性ポリシロキサン等のシリコ
ーン樹脂、パーフルオロデカリン、パーフルオロヘキサ
ン、トリパーフルオロ−n−ブチルアミン等のパーフル
オロカーボンないしパーフルオロポリエーテル、ビタミ
ンA及びその誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビタ
ミンE及びその誘導体、ビタミンK及びその誘導体等の
ビタミン類、ステロール類、天然及び合成の香料等を配
合することも可能である。
て、紫外線吸収剤、パラベン等の防腐剤、ユビキノン、
ビタミンP等のビタミン類、塩酸クロルヘキシジン、ト
リクロロカルバニリド、イルガッサンDP300等の殺
菌剤、酢酸デキサメタゾン等の薬剤等を配合することが
出来る。
O/W/O型複合エマルジョンを構成する水は、水相成
分として、例えば、ビタミンB群、ビタミンC及びその
誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等のビ
タミン類などの水溶性活性物質、グルタミン酸ナトリウ
ム、アルギニン、アスパラギン酸、クエン酸、酒石酸、
乳酸などの緩衝剤、EDTAなどのキレート剤、水溶性
紫外線吸収剤、各種色素等の水溶性成分を配合すること
が出来る。また、水相には、エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコールを配合してもよい。
おいて、内相のO/W型エマルジョンと外相油との重量
比は、2:3〜19:1であり、好ましくは、3:2〜
17:3である。O/W型エマルジョンと油相との重量
比が2:3よりも油相量過多となると、調製される複合
エマルジョンの粘度が低く、経時での乳化安定性が悪く
なる場合がり、また、O/W型エマルジョンと油相との
重量比が19:1よりもO/W型エマルジョンが過多と
なると、攪拌乳化中に転相し、O/W/O型とO/W型
のエマルジョンが混在し、本発明のO/W/O型複合エ
マルジョンが得られない。
に、紫外線吸収効果及び保湿効果を持たせるために、配
合可能な紫外線吸収剤、多価アルコール、その他の保湿
剤の具体例は以下の通りである。
ノ安息香酸(以下PABAと略す)、PABAモノグリセリ
ンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエス
テル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、
N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジ
メチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPA
BAメチルエステル、N,N−ジメチルPABAオクチ
ルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル
−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル系紫
外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリシレー
ト、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレー
ト、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p
−イソプロパノールサリシレート等のサリチル酸系紫外
線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプ
ロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピル
シンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナ
メート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメー
ト、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピ
ル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−pメトキ
シシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメー
ト、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、
2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シク
ロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−
シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシ
ル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリ
ルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシン
ナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,
4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’4,4’−
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾヘフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4
−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’
−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2
−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4
−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベン
ゾフェノン系紫外線吸収剤、3−(4’−メチルベンジ
リデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−
d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチ
ルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾー
ル、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オ
クチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−5−’メチルフェニルベンゾトリアゾール、
ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−
4’−t−ブチルジメンゾイルメタン、5−(3,3−
ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2
−オン等の紫外線吸収剤が挙げられる。
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−
ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−
ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オ
クチレングリコール等の2価のアルコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサント
リオール、等の3価のアルコール、ペンタエリスリトー
ル等の4価のアルコール、キシリトール等の5価のアル
コール、ソルビトール、マンニトール、等の6価のアル
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリ
ン等の多価アルコール共重合体、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールノモブチルエーテル、エチレ
ングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコー
ルモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ−2
−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソア
ミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、
エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレング
リコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等の
2価のアルコールアルキルエーテル類、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコール、ジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエー
テル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテエーテル、ジプロピレングリコールメ
チルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等の2価の
アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブ
チルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェ
ニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベ
ート、エチレングリコールジサクシネート、エチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレング
リコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレン
グリコールモノフェニルエーテルアセテート等の2価の
アルコールエーテルエステル類等が挙げられる。
硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、ア
テロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステ
アレート等が挙げられ、基剤の粘度を失わない程度に乳
酸ナトリウム、胆汁酸モノ塩、dl-ピロリドンカルボン
酸モノ塩、短鎖可溶性コラーゲン、イサヨイヨバラ抽出
液、セイヨウノコギリソウ抽出物なども配合できる。
は、特に限定されず、安定なエマルジョンが得られる方
法であればよく、例えば、前記必須成分を含有する混合
分散液を添加し、ホモミキサー等の乳化機で攪拌するこ
とにより調整される。強力な剪断力をかけられる乳化
機、例えば、ナノマイザー、マントンゴウリン、フレン
チプレス、コロイドミル、マイクロフルイダイザー、超
音波乳化機などで高圧乳化処理又は超音波乳化処理する
と、内相油が微細且つ安定に配合され、つやのあるなめ
らかな外観をもつクリームが得られ、本発明に係るO/
W/O型複合エマルジョンの調製に特に好適である。
有機変性粘土鉱物及びHLB7以下の乳化剤を含有する
外相油に攪拌しながら混合・乳化することにより、本発
明のO/W/O型複合エマルジョンが得られる。このと
き用いる乳化機は特に限定されるものではないが、ディ
スパー(TK HOMD DISPER; TOKUSHU KIKA KOGYO CO.,LT
D)等を用いることが好ましい。
用途は特に限定されないが、化粧品、医薬品、医薬部外
品などとして利用されるのが好ましく、例えば、クリー
ム、乳液、軟膏などの製品として利用される。
明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。なお、各処方の配合成分は重量%を表す。
により、製造例のO/W型エマルジョン及びこれを用い
た実施例及び比較例のO/W/O型複合エマルジョンを
製造し、室温または50℃に1ヵ月放置した場合の保存
安定性及び評価専門パネル10名の官能評価による使用
性について以下の基準により評価した。
されない。 ○:顕微鏡観察ではやや乳化粒子にバラツキが認められ
るが、肉眼では全く異常が観察されない。 △:肉眼でやや乳化粒子のバラツキが認められる。 ×:肉眼で油浮きが観察されたり、乳化粒子の粗大化な
どの異常が観察される。
つきのなさ」について良好と回答した。 ○:評価専門パネル8名以上10名未満が「なじみ」又
は「べたつきのなさ」について良好と回答した。 △:評価専門パネル6名以上8名未満が「なじみ」又は
「べたつきのなさ」について良好と回答した。 ×:評価専門パネル6名未満が「なじみ」又は「べたつ
きのなさ」について良好と回答した。
たものに、(c)成分を加え、攪拌、乳化した。製造例
1〜3は、ホモジナイザーを使用して乳化し、製造例4
は、ナノマイザーを使用して高圧乳化した。なお、製造
例3及び4は、ステアリン酸及びベヘニン酸と苛性カリ
との反応により、金属石鹸の界面活性剤が処方中に生成
する。
/O型エマルジョン」
化して、O/W/O型複合エマルジョンを製造した。
酸及び高級脂肪酸石鹸を含んだO/W型エマルジョンを
用いた実施例1及び2では、固形、半固形油分を配合し
た場合においても、保存安定性が良好でかつ使用性に優
れたO/W/O型複合エマルジョンが製造できる。これ
に対して、比較例1及び2では、使用性を向上させる目
的で、固形、半固形油分を配合しても、安定したエマル
ジョンが得られず、使用性も改善されない。また、高圧
乳化処理した実施例2は、極めて優れた保存安定性及び
使用性を有している。
に示す製造例5〜8のO/W型エマルジョンをすべてナ
ノマイザーを用い高圧乳化処理して製造し、「表4」に
示すO/W/O型エマルジョンを製造した。比較例3及
び4は、両親媒性物質-界面活性剤-油-水系において常
温以上でゲルを形成しない配合量の両親媒性物質及び界
面活性剤とを使用した例である。
O型エマルジョン」
極めて良好であったが、比較例3は経時で固形油分の凝
集体が、比較例4は経時で油浮きが発生し、どちらも使
用性が悪いものであった。なお、比較例3及び4から分
かるように、実施例3及び4と同様の両親媒性物質及び
界面活性剤を用いる場合においても、その配合量によ
り、両親媒性物質-界面活性剤-油-水系において常温以
上でゲルを形成しない場合には、保存安定性及び使用性
が良好なO/W/O型複合エマルジョンは得られない。
に示す製造例9のO/W型エマルジョンをすべてナノマ
イザーを用い高圧乳化処理して製造し、「表6」に示す
O/W/O型複合エマルジョンを製造した。比較例5及
び6は、O/W型エマルジョンと外相油との配合重量比
が本発明の範囲からはずれる例である。
O型エマルジョン」O/W型エマルジョンに製造例9の
エマルジョンを使用し、「表6」に示すO/W型エマル
ジョンと外相油との配合比以外は、「表2」に示すO/
W/O型複合エマルジョンと同様に、実施例5〜8及び
比較例5〜6のO/W/O型複合エマルジョンを製造し
て評価した。
油との重量比が2:3よりも油相量過多となるため、乳
化直後には、O/W/O型エマルジョンを形成するが、
実施例5〜8と比較すると、保存安定性が悪く、室温保
存、50℃保存いずれも油浮きが認められた。また、比
較例6が示すように、O/W型エマルジョンと油相との
重量比が19:1よりも、O/W型エマルジョンが過多
となると、乳化分散中に転相し、調製されるエマルジョ
ンはO/W/O型とO/W型との混在が確認された。
用性が良好なO/W/O型複合エマルジョンを得ること
ができる。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 外相油中にO/W型エマルジョンが分散
したO/W/O型複合エマルジョンにおいて、内相のO
/W型エマルジョンに両親媒性物質-界面活性剤-油-水
系において常温以上でゲルを形成し得るものの中から選
択された両親媒性物質及び界面活性剤と、油性成分と、
水とを含有し、前記外相油中に有機変性粘土鉱物とHL
B7以下の乳化剤とを含有するものであって、O/W型
エマルジョンと外相油との重量比が2:3〜19:1で
あることを特徴とするO/W/O型複合エマルジョン。 - 【請求項2】 前記両親媒性物質は炭素鎖長が炭素数1
2以上である高級アルコール及び/又は高級脂肪酸から
なることを特徴とする請求項1記載のO/W/O型複合
エマルジョン。 - 【請求項3】 前記内相のO/W型エマルジョン中に含
まれる界面活性剤が高級脂肪酸の金属石鹸からなること
を特徴とする請求項1または2記載のO/W/O型複合
エマルジョン。 - 【請求項4】 前記有機変性粘土鉱物が、水膨潤性粘土
鉱物を第4級アンモニウム型カチオン界面活性剤と非イ
オン性界面活性剤とで処理して得られたものであること
を特徴とする請求項1、2、3または4記載のO/W/
O型複合エマルジョン。 - 【請求項5】 前記外相油に分散されたO/W型エマル
ジョン中に含まれる両親媒性物質が高級アルコール及び
高級脂肪酸量であり、界面活性剤が該高級脂肪酸量を中
和した金属石鹸であって、該両親媒性物質がO/W型エ
マルジョンの内相油中0.1〜80重量%含有されるこ
とを特徴とする請求項1、2、3または4記載のO/W
/O型複合エマルジョン。 - 【請求項6】 中和剤を含む水溶液中に、内相油となる
油性成分を添加し高圧乳化処理又は超音波乳化処理して
O/W型エマルジョンを調整する工程と、該O/W型エ
マルジョンを、有機変性粘土鉱物とHLB7以下の乳化
剤とを含む外相油となる油性成分に分散乳化する工程と
からなることを特徴とする請求項1、2、3、4または
5記載のO/W/O型複合エマルジョンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21347298A JP4039541B2 (ja) | 1997-07-17 | 1998-07-13 | O/w/o型複合エマルジョン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-208458 | 1997-07-17 | ||
JP20845897 | 1997-07-17 | ||
JP21347298A JP4039541B2 (ja) | 1997-07-17 | 1998-07-13 | O/w/o型複合エマルジョン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1176798A true JPH1176798A (ja) | 1999-03-23 |
JP4039541B2 JP4039541B2 (ja) | 2008-01-30 |
Family
ID=26516842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21347298A Expired - Lifetime JP4039541B2 (ja) | 1997-07-17 | 1998-07-13 | O/w/o型複合エマルジョン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4039541B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013516A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Pola Chem Ind Inc | 使用感に特徴のある化粧料 |
JP2008013515A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Pola Chem Ind Inc | 使用感に特徴のある化粧料 |
WO2010064678A1 (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-10 | 株式会社 資生堂 | 水中油型化粧料 |
CN110868990A (zh) * | 2017-06-29 | 2020-03-06 | 株式会社资生堂 | 彩妆化妆品 |
-
1998
- 1998-07-13 JP JP21347298A patent/JP4039541B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013516A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Pola Chem Ind Inc | 使用感に特徴のある化粧料 |
JP2008013515A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Pola Chem Ind Inc | 使用感に特徴のある化粧料 |
WO2010064678A1 (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-10 | 株式会社 資生堂 | 水中油型化粧料 |
US8926996B2 (en) | 2008-12-03 | 2015-01-06 | Shiseido Company, Ltd. | Oil-in-water cosmetics |
CN110868990A (zh) * | 2017-06-29 | 2020-03-06 | 株式会社资生堂 | 彩妆化妆品 |
EP3644939A4 (en) * | 2017-06-29 | 2021-03-17 | Shiseido Company, Ltd. | MAKE-UP COSMETIC PRODUCT |
CN110868990B (zh) * | 2017-06-29 | 2023-09-08 | 株式会社资生堂 | 彩妆化妆品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4039541B2 (ja) | 2008-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6150425A (en) | O/W/O type multiphase emulsion | |
JP3398171B2 (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
JP4709320B2 (ja) | O/w乳化組成物の製造方法 | |
JP2008291027A (ja) | 水中油型乳化組成物及びその製造方法 | |
JP5477883B2 (ja) | 油中水型乳化組成物 | |
JP2010059076A (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
JP6754871B2 (ja) | W/o/w型乳化組成物 | |
WO2012117909A1 (ja) | O/w乳化組成物の製造方法 | |
JP3789027B2 (ja) | W/o/w型複合エマルジョン | |
JPH09301847A (ja) | 低粘度水中油型乳化組成物及びこれを用いた皮膚外用剤 | |
JP3523009B2 (ja) | 水性増粘ゲル状組成物および液状水中油型乳化組成物 | |
JP3524717B2 (ja) | 油中水型乳化組成物及びこれを用いた乳化化粧料 | |
JP4039542B2 (ja) | O/w/o型複合エマルジョン | |
JP4039541B2 (ja) | O/w/o型複合エマルジョン | |
JP2010024161A (ja) | 微細エマルション組成物、およびその製造方法 | |
JPH10324617A (ja) | ワックスの微細分散組成物および毛髪化粧料ならびにつや出し剤 | |
JPH07258055A (ja) | 日焼け止め化粧料 | |
JPH11263915A (ja) | ワックスの微細分散組成物および毛髪化粧料ならびにつや出し剤 | |
JPH09263527A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3424770B2 (ja) | 油中水型乳化組成物 | |
JP2004189693A (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
JP4010647B2 (ja) | 日焼け止め化粧料 | |
JPH11263914A (ja) | ワックスの微細分散組成物および毛髪化粧料ならびにつや出し剤 | |
JP2004339326A (ja) | 粘稠液体組成物、その製造方法及び化粧料 | |
JPH11286418A (ja) | 水中油型毛髪化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070710 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070830 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071101 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |