JPH1176410A - カテーテルの製造方法 - Google Patents

カテーテルの製造方法

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JPH1176410A
JPH1176410A JP9264974A JP26497497A JPH1176410A JP H1176410 A JPH1176410 A JP H1176410A JP 9264974 A JP9264974 A JP 9264974A JP 26497497 A JP26497497 A JP 26497497A JP H1176410 A JPH1176410 A JP H1176410A
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cylindrical end
heat
tube
catheter
balloon
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JP9264974A
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Koichi Sakai
康一 酒井
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カテーテルを構成する部材を傷つけるおそれ
が少なく、しかも、接合に際して筒状端部にしわなどを
発生することなく、筒状端部同士を良好に熱融着するこ
とができ、流体の漏れなどが発生しないカテーテルの製
造方法を提供すること。 【解決手段】 バルーン膜22の筒状端部5の内側に、
融着される外チューブ6aの筒状端部6bの外径よりも
大きな外径を有する第1芯棒30を挿入し、当該第1芯
棒30がないと仮定した状態で筒状端部5の内径が第1
芯棒30の外径よりも小さくなる程度まで、筒状端部5
を軸方向に延伸させ、延伸された筒状端部5を所定長さ
L1に切断し、第1芯棒30が取り外されたバルーン膜
22における切断された筒状端部5の内側に、カテーテ
ルチューブ6の筒状端部6bを挿入し、筒状端部6bの
内側には、第2芯棒34を挿入し、筒状端部5の外周に
は、熱収縮チューブ36を装着し、当該熱収縮チューブ
36の外側から金型38,40により締め付けて加熱す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カテーテルの製造
方法に係り、さらに詳しくは、カテーテルチューブとカ
テーテルチューブとの熱融着、あるいはバルーン部とカ
テーテルチューブとの熱融着を良好に行うことができる
カテーテルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば大動脈内バルーンポンピング
(Intra Aortic balloon pumping,以下、「IABP法」と
略称する)用バルーンカテーテルを製造する場合には、
バルーン部とカテーテルチューブとの接合が問題とな
る。IABP法は、心不全などによる心機能の低下時の
治療のため、大動脈内にバルーンカテーテルを挿入し、
心臓の拍動に合わせて、カテーテルチューブからシャト
ルガスをバルーン部に送り込み、バルーン部を拡張およ
び収縮させることにより、心機能の補助を図る治療方法
である。このような用途に用いられるバルーンカテーテ
ルにおいて、バルーン部とカテーテルチューブとの接合
に仮に不良があると、バルーン部を拡張するためのガス
が漏れてしまい、心機能の補助を良好に図れないなどの
おそれがある。したがって、バルーン部とカテーテルチ
ューブとの接合には、不良があってはならない。
【0003】また、IABP以外の用途に用いられるバ
ルーンカテーテル、あるいは単なるカテーテルにおいて
も、バルーン部とカテーテルチューブとの接合部、また
はカテーテルチューブ相互の接合部に不良があると、そ
のカテーテルを用いた治療に重大な障害を及ぼすことか
ら、不良があってはならない。
【0004】バルーン部の端部とカテーテルチューブの
端部とを接合する技術として、たとえば特開平6−91
006号公報に示すように、バルーン部の筒状端部の内
側に、カテーテルチューブの端部を挿入した状態で、バ
ルーン部の筒状端部を引き延ばしてカテーテルチューブ
の外周に密着させ、その後、熱収縮チューブを用いて加
熱する方法が提案されている。このように熱収縮チュー
ブを用いてバルーン部の端部とカテーテルチューブの端
部とを熱融着することで、良好な接合が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に示す方法では、バルーン部の筒状端部の内側に、カ
テーテルチューブの端部を挿入した状態で、バルーン部
の筒状端部を引き延ばしてカテーテルチューブの外周に
密着させる工程を採用しているため、バルーン部におけ
る筒状端部の不要部分を、カテーテルチューブの上で切
断しなければならないと言う課題を有している。バルー
ン部における筒状端部の不要部分を、カテーテルチュー
ブの上で切断しなければならないために、カテーテルチ
ューブを傷つけてしまうおそれがある。
【0006】もし仮に、バルーン部における筒状端部の
不要部分を切断した後に、前記公報に示す方法を実施し
ようとする場合には、バルーン部の筒状端部の内側に、
カテーテルチューブの端部を挿入した状態で、バルーン
部の筒状端部を引き延ばす作業ができないことになる。
その結果、バルーン部の筒状端部とカテーテルチューブ
との間に隙間が生じ、熱収縮チューブを用いた加熱によ
り、バルーン部の筒状端部にしわが発生し易いと言う課
題を有する。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、バルーン部などの第1部材の第1筒状端部と、カテ
ーテルチューブなどの第2部材の第2筒状端部とを融着
して、バルーンカテーテルなどのカテーテルを製造する
方法において、カテーテルを構成する部材を傷つけるお
それが少なく、しかも、接合に際して筒状端部にしわな
どを発生することなく、筒状端部同士を良好に熱融着す
ることができ、流体の漏れなどが発生しないカテーテル
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係るカテーテルの製造方法 上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る
カテーテルの製造方法は、第1部材の第1筒状端部と第
2部材の第2筒状端部とを融着してカテーテルを製造す
る方法において、前記第1部材の第1筒状端部の内側
に、融着される第2部材の第2筒状端部の外径よりも大
きな外径を有する第1芯棒を挿入し、当該第1芯棒がな
いと仮定した状態で第1筒状端部の内径が前記第1芯棒
の外径よりも小さくなる程度まで、第1筒状端部を軸方
向に延伸させる工程と、前記延伸された第1筒状端部を
所定長さに切断する工程と、前記第1芯棒が取り外され
た第1部材における切断された第1筒状端部の内側に、
第2部材の第2筒状端部を挿入し、第2筒状端部の内側
には、第2芯棒を挿入し、前記第1部材の第1筒状端部
の外周には、熱収縮チューブを装着し、当該熱収縮チュ
ーブの外側から金型により締め付けて加熱し、第1筒状
端部を第2筒状端部の外周に融着する工程と、前記金型
を開き、前記熱収縮チューブを第1部材の第1筒状端部
から取り除き、第2芯棒を第2筒状端部の内側から取り
除く工程と、を有する。
【0009】本発明の第1の観点において、第1筒状端
部を軸方向に延伸させる工程では、第1芯棒がないと仮
定した状態で第1筒状端部の内径が第1芯棒の外径より
も小さく成る程度まで、第1筒状端部を軸方向に延伸す
る。このため、第1筒状端部の内径は、第1芯棒の外径
と同じとなるように成形されるが、第1筒状端部には、
より内径が小さくなろうとする残留応力が残る。
【0010】第1芯棒の外径は、融着すべき第2部材の
第2筒状端部の外径よりも大きな外径を有する。このた
め、延伸後の第1筒状端部の内側には、第2部材の第2
筒状端部を容易に挿入してセッティングすることができ
る。しかも、この延伸後の第1筒状端部には、径が小さ
くなろうとする残留応力が残っているので、その後の熱
収縮チューブを用いた加熱処理により、残留応力が開放
され、第1筒状端部は、第2筒状端部の外周に良好に密
着し、しわなどが発生しない。したがって、第1筒状端
部は、第2筒状端部の外周に密封状態で熱融着する。
【0011】また、熱収縮チューブを用いていることか
ら、熱収縮チューブの熱収縮力によっても、第1筒状端
部は、第2筒状端部の外周に良好に密着し、この点で
も、良好な熱融着が可能となる。さらに、熱収縮チュー
ブの上から金型による加熱を行っていることから、金型
の割面の跡は、熱収縮チューブに付き、熱収縮チューブ
は取り除かれるので、熱融着部に金型割面の跡が残るこ
ともない。
【0012】さらにまた、本発明の第1の観点では、第
1筒状端部の内側に、第2部材の第2筒状端部を挿入す
る前に、第1筒状部の軸方向長さを必要な長さに切断す
るので、製品の一部となる第2筒状部を傷つけることも
ない。
【0013】本発明の第1の観点において、第1筒状端
部を軸方向に延伸させる工程では、延伸させた部分に、
局所的に熱風を吹きかけ、加熱した後、除冷することが
好ましい。延伸させた部分に、残留ひずみを残し易くす
るためである。
【0014】本発明の第1の観点において、熱収縮チュ
ーブの収縮温度は、筒状端部相互の融着温度よりも低い
ことが好ましい。融着する前の温度で、熱収縮チューブ
が収縮することが好ましいからである。なお、熱収縮チ
ューブの融点は、融着される筒状端部相互の融点よりも
高いことが好ましい。熱収縮チューブまでもが融着しな
いようにするためである。
【0015】本発明の第1の観点に係る方法を、接着剤
による方法と比較した場合には、融着なので、接着剤の
硬化時間が必要なく、成形サイクルタイムを短くするこ
とができる。
【0016】本発明の第1の観点において、第1部材お
よび第2部材としては、カテーテルを構成する部材であ
れば特に限定されないが、たとえば第1部材がバルーン
部に相当し、第2部材がカテーテルチューブに相当す
る。また、第1部材および第2部材が、相互に融着され
るべきカテーテルチューブであっても良い。これらの筒
状端部が融着部となる。
【0017】本発明の第2の観点に係るカテーテルの製
造方法 本発明の第2の観点に係るカテーテルの製造方法は、第
1部材の第1筒状端部と第2部材の第2筒状端部とを融
着してカテーテルを製造する方法において、第1筒状端
部の内側に第2筒状端部を挿入し、第2筒状端部の内側
には高周波誘電加熱用第1電極となる芯棒を挿入し、前
記第1筒状端部の外側には、高周波誘電加熱用第2電極
となる金型を配置し、これら電極間に高周波電圧を印加
することにより、第1筒状端部および/または第2筒状
端部を内部発熱させ、第1筒状端部と第2筒状端部とを
熱融着することを特徴とする。
【0018】本発明の第2の観点において、第1筒状端
部の外周には、熱収縮チューブを配置し、当該熱収縮チ
ューブの外側に、高周波誘電加熱用第2電極となる金型
を配置しても良い。
【0019】本発明の第2の観点に係る方法を実施する
前に、前記第1部材の第1筒状端部の内側に、融着され
る第2部材の第2筒状端部の外径よりも大きな外径を有
する第1芯棒を挿入し、当該第1芯棒がないと仮定した
状態で第1筒状端部の内径が前記第1芯棒の外径よりも
小さくなる程度まで、第1筒状端部を軸方向に延伸させ
る工程と、前記延伸された第1筒状端部を所定長さに切
断する工程とを実施することが好ましい。
【0020】本発明の第2の観点に係るカテーテルの製
造方法では、金型により加熱することなく、高周波誘電
加熱により、熱融着すべき筒状端部自体または熱収縮チ
ューブを自己発熱させて加熱することにより熱融着を行
う。したがって、この方法では、金型を加熱する方式に
比較して、加熱された金型が熱融着部以外の部分に誤っ
て触れて不良品を作ることがない。また、作業に際し
て、火傷のおそれもない。さらに、内部発熱なので、最
小限の発熱量であり、省エネルギーにも寄与する。ま
た、冷却も早く、成形サイクルタイムを短くすることが
できる。
【0021】なお、金型などにより外部から加熱して熱
融着する場合には、外側に位置する第1筒状端部の材質
の融点が、内側に位置する第2筒状端部の材質の融点よ
りも高くないと、熱融着が良好に行われない。しかしな
がら、本発明の第2の観点に係るカテーテルの製造方法
では、筒状端部を自己発熱させるので、このような材質
の選択上の制限はなくなる。すなわち、外側に位置する
第1筒状端部の材質の融点が、内側に位置する第2筒状
端部の材質の融点よりも低くても、良好な融着を行うこ
とができる。ただし、少なくともいずれか一方の筒状端
部の材質を、高周波誘電加熱により自己発熱する材質、
すなわち極性(双極子モーメント)がある材質に選択す
ることが必要である。極性がある合成樹脂としては、具
体的には、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニルなどを例示することができ
る。
【0022】このような合成樹脂から成る筒状端部に高
周波誘電加熱を生じさせるために、電極に印加される電
磁界の周波数は、特に限定されないが、通常10〜45
MHz程度である。
【0023】本発明の第2の観点に係る方法を、接着剤
による方法と比較した場合には、融着なので、接着剤の
硬化時間が必要なく、成形サイクルタイムを短くするこ
とができる。
【0024】本発明の第2の観点において、第1部材お
よび第2部材としては、カテーテルを構成する部材であ
れば特に限定されないが、たとえば第1部材がバルーン
部に相当し、第2部材がカテーテルチューブに相当す
る。また、第1部材および第2部材が、相互に融着され
るべきカテーテルチューブであっても良い。これらの筒
状端部が融着部となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0026】図1は本発明の1実施形態に係るバルーン
カテーテルの概略断面図、図2は図1に示すII−II線に
沿う断面図、図3はバルーンカテーテルの使用状態を示
す概略図、図4(A)〜(C)は本発明の1実施形態に
係るバルーンカテーテルの製造過程を示す概略断面図、
図5は図4の続きの工程を示す概略断面図、図6は図5
に示す.VI−VI線に沿う断面図である。
【0027】第1実施形態 図1に示す実施形態に係るバルーンカテーテル2は、I
ABPに用いられるものであり、心臓の拍動に合わせて
拡張および収縮するバルーン部4を有する。バルーン4
部は、膜厚が50〜150μmの筒状のバルーン膜22
で構成されることが好ましく、内部にバルーン空間が形
成してある。膜厚が50μm以下では強度に劣り、15
0μm以上では拡張がスムーズに行わないおそれがある
ためである。本実施形態では、拡張状態のバルーン膜2
2の形状は円筒形状であるが、本発明では、これに限定
されず、多角筒形状であっても良い。
【0028】IABP用バルーン膜22は耐屈曲疲労特
性に優れた材質であることが好ましく、例えばポリウレ
タン、シリコーン、軟質ポリエチレン、軟質ポリアミ
ド、軟質ポリエステルなどの材料で形成され、特にポリ
ウレタンで形成されたものが血栓の発生抑止能が高く、
耐摩耗性も高いので好適である。バルーン膜22の外径
および長さは、心機能の補助効果に大きく影響するバル
ーン膜22の内容積と、動脈血管の内径などに応じて決
定される。たとえば、バルーン部4の内容積が35〜6
5ccであり、バルーン部4の拡張時の外径D(図2参
照)が、好ましくは13〜22mm、さらに好ましくは
18〜22mmであり、バルーン部4の長さL(図1参
照)が、好ましくは110〜300mm、さらに好まし
くは110〜180mmである。バルーン部4の長さL
は、カテーテルチューブ6の遠位端部との接合部から先
端チップ部20の遠位端部との接合部までの長さとす
る。
【0029】本実施形態に係るバルーン膜22の製造方
法は、特に限定されないが、たとえばバルーン膜を成形
するための型を成形溶液中に浸し、型の外周面に樹脂膜
を形成し、これを乾燥して脱型する方法(ディピッング
成形法)を例示することができる。また、パリソンをブ
ロー成形することにより、バルーン膜を形成する方法
(ブロー成形法)もある。
【0030】このバルーン膜22の遠位端には先細と成
る遠位端側テーパ部24が形成され、その最遠位端の筒
状端部7が内チューブ10の遠位端外周に熱融着または
接着などの手段で取り付けてある。
【0031】バルーン膜22の近位端には、先細と成る
近位端側テーパ部26が形成され、その最近位端の筒状
端部5が、カテーテルチューブ6を構成する外チューブ
6aの遠位端の筒状端部に熱融着により接合してある。
この熱融着方法については、後で詳細に説明する。
【0032】カテーテルチューブ6は、外チューブ6a
と内チューブ10とからなる二重カテーテルチューブ構
造となっており、外チューブ6aと内チューブ10との
間の隙間に第1ルーメン12が形成してあり、内チュー
ブ10の内部にバルーン膜22の内部およびカテーテル
チューブ6内に形成された第1ルーメン12とは連通し
ない第2ルーメン14が形成してある。
【0033】二重カテーテルチューブ6の内部に形成さ
れた第1ルーメン12を通じて、バルーン膜22内に、
圧力流体が導入または導出され、バルーン膜22が拡張
または収縮するようになっている。
【0034】内チューブ10の遠位端は外チューブ6a
の遠位端より遠方へ突き出ている。内チューブ10は、
バルーン膜22および二重カテーテルチューブ6の内部
を軸方向に挿通されている。内チューブ10の近位端は
後述する分岐部8の第2ポート18に連通するようにな
っている。カテーテルチューブ6を構成する内チューブ
10は、後述するように、遠位端の開口端20で取り入
れた血圧を分岐部8の第2ポート18へ送り、そこから
血圧変動の測定を行うようになっている。
【0035】バルーンカテーテル2を動脈内に挿入する
際に、バルーン膜22内に位置する内チューブ10の第
2ルーメン14は、バルーン膜22を都合良く動脈内に
差し込むためのガイドワイヤー挿通管腔としても用いら
れる。バルーンカテーテル2を血管などの体腔内に差し
込む際には、バルーン膜22は内チューブ10の外周に
折り畳んで巻回される。図1に示す内チューブ10は、
たとえば外チューブ6aと同様な材質で構成されて良
く、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リアミド、ポリイミド等の合成樹脂チューブ、あるいは
金属スプリング補強チューブ、ステンレス細管等で構成
される。なお補強材として、ステンレス線、ニッケル・
チタン合金線などが用いられることもある。内チューブ
10の内径は、ガイドワイヤを挿通できる径であれば特
に限定されず、たとえば0.15〜1.5mm、好ましく
は0.5〜1mmである。この内チューブ10の肉厚は、
0.1〜0.4mmが好ましい。0.1mm以下では強度に
劣り、0.4mm以上では外チューブと内チューブとの間
で形成されるシャトルガス用の空間部の容積が小さくな
り、バルーンの応答特性が悪くなるからである。内チュ
ーブ10の全長は、血管内に挿入されるバルーンカテー
テル2の軸方向長さなどに応じて決定され、特に限定さ
れないが、たとえば500〜1200mm、好ましくは7
00〜1000mm程度である。
【0036】二重カテーテルチューブ6の外チューブ6
aは、ある程度の可撓性を有する材質で構成されること
が好ましく、たとえばポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、
ポリイミド、ポリイミドエラストマー、シリコーンゴ
ム、天然ゴムなどが使用でき、好ましくは、ポリウレタ
ン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミドで構成され
る。カテーテルチューブ6の外チューブ6aの外径は、
軸方向に均一でも良いが、バルーン膜22側近傍で小さ
く、その他の部分(近位端側)で大きくなるように、途
中に段差部またはテーパ部を形成しても良い。第1ルー
メン12の流路断面を大きくすることにより、バルーン
膜22を拡張および収縮させる応答性を良好にすること
ができる。カテーテルチューブ6の外チューブ6aの内
径は、好ましくは1.5〜4.0mmであり、外チューブ
6aの肉厚は、好ましくは0.05〜0.4mmである。
0.05mm以下では強度に劣り、0.4mm以上では外径
の管が太くなり操作性が悪くなるためである。外チュー
ブ6aの長さは、好ましくは300〜800mm程度であ
る。
【0037】二重カテーテルチューブ6の近位端には患
者の体外に設置される分岐部8が連結してある。分岐部
8はカテーテルチューブ6と別体に成形され、熱融着あ
るいは接着などの手段で固着される。分岐部8にはカテ
ーテルチューブ6内の第1ルーメン12とバルーン膜2
2内に圧力流体を導入または導出するための第1ポート
16と、内チューブ10の第2ルーメン14内に連通す
る第2ポート18とが形成してある。分岐部8は、たと
えばポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポ
リアクリレート、メタクリレート−ブチレン−スチレン
共重合体などの熱可塑性樹脂で形成される。
【0038】第1ポート16は、たとえば図3に示すポ
ンプ装置28に接続され、このポンプ装置28によりシ
ャトルガスがバルーン膜22内に導入または導出される
ようになっている。導入されるシャトルガスは特に限定
されないが、ポンプ装置28の駆動に応じて素早くバル
ーン膜22が拡張または収縮するように、粘性および質
量の小さいヘリウムガスなどが用いられる。また、ポン
プ装置28としては、例えば特公平2−39265号公
報に示すような装置が用いられる。
【0039】図1に示す第2ポート18は、図3に示す
血圧変動測定装置29に接続され、バルーン膜22の遠
位端の開口端20から取り入れた動脈内の血圧の変動を
測定可能になっている。この血圧測定装置29で測定し
た血圧の変動に基づき、図3に示す心臓1の拍動に応じ
てポンプ装置28を制御し、0.4〜1秒の短周期でバ
ルーン膜22を拡張および収縮を行うようになってい
る。
【0040】本実施形態に係るバルーンカテーテル2を
用いて、IABPによる治療を行うには、まずバルーン
膜22の内部の空気を抜いておき、バルーン膜22を収
縮させて内チューブ10の回りに巻回する。次に、この
巻回されて外径が小さくなったバルーン部4側から、ガ
イドワイヤなどを用いて、図3に示すように患者の血管
に挿入する。そして、バルーン部4の先端が、図3に示
す心臓1の近くの血管内に位置した状態で、心臓1の拍
動に合わせてバルーン部4の拡張・収縮を行う。
【0041】次に、図4〜6に基づき、本実施形態に係
るバルーンカテーテルの製造方法について説明する。ま
ず、図4(A)に示すように、バルーン部4となるバル
ーン膜22を、ディピッング成形法などで成形する。バ
ルーン膜22は、本実施形態では、円筒状であり、軸方
向両端部には、テーパ部24,26と、筒状端部5,7
とが一体に成形してある。バルーン部4の近位端側とな
る筒状端部5には、さらに筒状の不要部32が一体に成
形してある。
【0042】成形直後のバルーン膜22における筒状端
部5の内径は、融着されるべき図1に示すカテーテルチ
ューブ6となる外チューブ6aの外径よりも大きめに成
形してある。たとえば、外チューブ6aの外径をd1と
すると、図4(A)に示す状態での筒状端部5の内径d
2は、1.10×d1〜1.30×d1である。
【0043】図4(A)に示すように、筒状端部5の内
側に、第1芯棒30を通す。この芯棒30の外径d3
は、筒状端部5の内径d2よりも小さく、外チューブ6
aの外径d1よりも大きな径である。具体的には、d3
=1.03×d1〜1.16×d1である。
【0044】次に、図4(B)に示すように、バルーン
膜22のテーパ部26と筒状端部5との交差部Xを固定
して、不要部32を芯棒30の軸芯方向Yに引っ張り、
筒状端部5を軸方向に延伸させる。延伸の程度は、第1
芯棒30がないと仮定した状態で筒状端部5の内径が第
1芯棒30の外径よりも小さくなる程度、好ましくは図
1に示す外チューブ6aの外径よりも小さくなる程度で
ある。すなわち、筒状端部5の内径が外チューブ6aの
外径よりも99%〜50%、好ましくは95%〜80%
小さくなる程度まで、筒状端部5を軸方向Yに延伸す
る。
【0045】実際には、芯棒30が装着された状態で、
筒状端部5を軸方向Yに延伸するので、筒状端部5の内
径は、第1芯棒30の外径に等しくなる。延伸した状態
で、この筒状端部5の外周に熱風処理を行い、その後除
冷する。熱風処理の温度は、80〜160°Cが好まし
く、熱風処理時間は3秒〜180秒程度が好ましい。熱
風処理後に、除冷することで、筒状端部5の内径は、第
1芯棒30の外径に略等しくなるように固定されるが、
この筒状端部5には、内径を小さくしようとする残留ひ
ずみが残る。
【0046】第1芯棒30が筒状端部5の内側に挿入し
てある状態、または第1芯棒30を引き抜いた後、図4
(C)に示すように、筒状端部5が所定の軸方向長さL
1に成るように、筒状端部5を切断し、不要部32を取
り除く。筒状端部5の所定の軸方向長さL1は、融着代
を見込んだ長さであり、特に限定されないが、8mm±
4mm程度である。切断の方法は、特に限定されれない
が、メスなどの切断刃を用いればよい。
【0047】次に、第1芯棒30の上で切断処理を行っ
た場合には、第1芯棒30を筒状端部5から取り出し、
図5,6に示すように、筒状端部5の内側に、カテーテ
ルチューブ6を構成する外チューブ6aの遠位端側の筒
状端部6bを挿入する。この時点では、筒状端部5の内
径は、第1芯棒30の外径と略同じであり、外チューブ
6aの外径よりも十分大きく、外チューブ6aの挿入が
容易である。
【0048】その前後に、外チューブ6aにおける筒状
端部6bの内側には、第2芯棒34を挿入する。外チュ
ーブ6aは、十分に長いので、第2芯棒34は、バルー
ン膜22の遠位端側の筒状端部7側から挿入することが
好ましい。第2芯棒34の外径は、外チューブ6aの内
径に対して、0〜0.3mm程度小さい外径を有する。
【0049】その前後に、バルーン膜22の近位端側の
筒状端部5の外周に、熱収縮チューブ36を装着する。
熱収縮チューブ36の内径は、加熱前の状態で、筒状端
部5の外径よりも0.1〜0.5mm程度大きく、その
装着が容易である。熱収縮チューブ36の厚みは、特に
限定されないが、0.2〜0.5mm程度が好ましい。
その厚みがあまりに薄いと、加熱後の熱収縮力が小さい
ことから好ましくなく、あまりに厚いと、不経済であり
好ましくない。この熱収縮チューブ36の軸方向長さ
は、筒状端部5の長さL1よりも長いことが必要であ
り、2〜5mm程度長いことが好ましい。熱収縮チュー
ブ36の材質は、加熱されて収縮し、且つ筒状端部5か
ら容易に剥がれることができるものであれば、特に限定
されないが、シリコーン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル、四フッ化エチレン−六フッ化プロ
ピレン共重合樹脂(FEP)、四フッ化エチレン−エチ
レン共重合樹脂(ETFE)等のフッ素樹脂、好ましく
はシリコーンが用いられる。なお、熱収縮チューブ36
の融点は、融着すべきバルーン膜22および外チューブ
6aの融点よりも高いことが好ましく、且つ、熱収縮チ
ューブ36の熱収縮温度は、融着すべきバルーン膜22
および外チューブ6aの融点よりも低いことが好まし
い。
【0050】熱収縮チューブ36を装着した後には、図
5,6に示すように、熱収縮チューブ36の外周を、金
型38,40で締め付ける。締め付け圧力は、0.5〜
2kg/cm2 程度が好ましい。次に、金型38,40
を室温から加熱していき、熱収縮チューブ36の収縮温
度(たとえば100°C)を超え、筒状端部5および外
チューブ6aの融着温度(たとえば120°C)を1〜
60秒程度保持し、その後、室温まで金型を冷却する。
【0051】その後、金型38,40を開き、第2芯棒
34を引き抜き、熱収縮チューブ36を取り除けば、図
1に示すように、バルーン膜4における近位端側の筒状
端部5が外チューブ6aの遠位端部の外周に良好に熱融
着したものが得られる。
【0052】その後は、外チューブ6aの内側に、内チ
ューブ10を配置し、内チューブ10の遠位端部外周
に、バルーン膜22の遠位端側の筒状端部7の内周を熱
融着する。その熱融着も、前記実施形態と同様にして行
うことができる。
【0053】次に、内チューブ10および外チューブ6
aの近位端部を、図1に示す分岐部8に接着または熱融
着すれば、バルーンカテーテル2が得られる。
【0054】本実施形態では、図5および6に示す金型
38,40による加熱により、近位端側の筒状端部5に
蓄えられていた残留応力が開放され、筒状端部5は、外
チューブ6aの遠位端側の筒状端部6bの外周に良好に
密着し、しわなどが発生しない。したがって、筒状端部
5は、外チューブ6aの筒状端部6bの外周に密封状態
で熱融着する。
【0055】また、熱収縮チューブ36を用いて加熱し
ていることから、熱収縮チューブ36の熱収縮力によっ
ても、バルーン膜22の筒状端部5は、外チューブ6a
の筒状端部6bの外周に良好に密着し、この点でも、良
好な熱融着が可能となる。さらに、熱収縮チューブ36
の上から金型38,40による加熱を行っていることか
ら、金型の割面の跡は、熱収縮チューブ36に付き、熱
収縮チューブ36は取り除かれるので、熱融着部に金型
割面の跡が残ることもない。
【0056】第2実施形態 本実施形態に係るバルーンカテーテルの製造方法は、前
記第1実施形態に係るバルーンカテーテルの製造方法と
ほとんどの工程が共通するが、図5,6に示す工程で行
う加熱の手段が異なる。
【0057】すなわち、本実施形態では、図5,6に示
す金型38,40として、高周波誘電加熱を行うための
電極を兼ねた金型を用いる。このような金型38,40
としては、アルミニウム、鉄、鋳鉄、銅、黄銅、銀、
鋼、ステンレスなどの金属(好ましくは銅)の表面を、
高融点の絶縁材料であるPTFEなどのフッ素樹脂でコ
ーティングしたものが用いられる。
【0058】この実施形態では、前記実施形態と略同じ
型締め圧力で、金型38,40を熱収縮チューブ36の
外周に取り付けた後、金型38,40に、たとえば日本
の法律で許容された40.68MHzの高周波電圧が印
加することにより、バルーン膜22の筒状端部5および
/または外チューブ6aの筒状端部6bが、内部発熱
し、筒状端部5および6bを良好に熱融着することがで
きる。熱収縮チューブ36は、高周波誘電加熱後に、筒
状端部5の外周から取り除かれる。高周波誘電加熱時間
は、特に限定されないが、5秒〜60秒程度が好まし
い。
【0059】バルーン膜22の筒状端部5および/また
は外チューブ6aの筒状端部6bが、高周波誘電加熱に
より内部発熱するためには、いずれかが、極性(双極子
モーメント)のある材質で構成してある必要がある。極
性(双極子モーメント)のある材質としては、ポリウレ
タン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、ポリウ
レア、ポリ塩化ビニルなどが例示される。このような観
点から、本実施形態では、バルーン膜22は、ポリウレ
タンで構成してあることが好ましく、外チューブ6a
は、ポリウレタン、ポリアミド、ポリウレアで構成して
あることが好ましい。
【0060】なお、本実施形態において、第2芯棒34
は、たとえば銅などの金属で構成してあり、電極として
機能する金型38,40に対して、架空の電極となり、
配線は必要としない。
【0061】本実施形態に係るカテーテルの製造方法で
は、金型38,40により加熱することなく、高周波誘
電加熱により、熱融着すべき筒状端部5,6b自体また
は熱収縮チューブ36を自己発熱させて加熱することに
より熱融着を行う。したがって、この方法では、金型を
加熱する方式に比較して、加熱された金型が熱融着部以
外の部分に誤って触れて不良品を作ることがない。ま
た、作業に際して、火傷のおそれもない。さらに、内部
発熱なので、最小限の発熱量であり、省エネルギーにも
寄与する。また、冷却も早く、成形サイクルタイムを短
くすることができる。
【0062】なお、金型などにより外部から加熱して熱
融着する場合には、外側に位置する筒状端部5の材質の
融点が、内側に位置する筒状端部6bの材質の融点より
も高くないと、熱融着が良好に行われない。しかしなが
ら、本実施形態に係るカテーテルの製造方法では、筒状
端部5または6bを自己発熱させるので、このような材
質の選択上の制限はなくなる。すなわち、外側に位置す
る筒状端部5の材質の融点が、内側に位置する筒状端部
6bの材質の融点よりも低くても、良好な融着を行うこ
とができる。したがって、材料の選択の余地が広がる。
【0063】その他の実施形態 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で種々に改変することができ
る。
【0064】たとえば、前述した実施形態では、IAB
P用バルーンカテーテルを製造する場合について、本発
明の方法を適用したが、本発明の方法は、その他の用
途、たとえばPTCA用バルーンカテーテルなどの血管
拡張治療などに用いられるバルーンカテーテルの製造方
法に用いても良い。さらに、バルーンカテーテル以外の
カテーテルにおいて、カテーテルチューブ相互を熱融着
したい場合や、カテーテルチューブと別の部品とを熱融
着したい場合の全てにおいて適用することができる。
【0065】また、前記第2実施形態に係る本発明で
は、熱収縮チューブ36は、必ずしもなくても良い。さ
らに、前記第2実施形態に係る本発明では、必ずしも図
4に示す工程を採用する必要はなく、その他の工程を採
用しても良い。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
バルーンカテーテルの製造方法によれば、カテーテルを
構成する部材を傷つけることなく、しかも、接合に際し
て筒状端部にしわなどを発生することなく、筒状端部同
士を良好に熱融着することができ、流体の漏れなどが発
生しない熱融着を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施形態に係るバルーンカテ
ーテルの概略断面図である。
【図2】図2は図1に示すII−II線に沿う断面図であ
る。
【図3】図3はバルーンカテーテルの使用状態を示す概
略図である。
【図4】図4(A)〜(C)は本発明の1実施形態に係
るバルーンカテーテルの製造過程を示す概略断面図であ
る。
【図5】図5は図4の続きの工程を示す概略断面図であ
る。
【図6】図6は図5に示す.VI−VI線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
2… バルーンカテーテル 4… バルーン部 5,6b,7… 筒状端部 6… カテーテルチューブ 6a… 外チューブ 8… 分岐部 10… 内チューブ 12… 第1ルーメン 14… 第2ルーメン 22… バルーン膜 30… 第1芯棒 34… 第2芯棒 36… 熱収縮チューブ 38,40… 金型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材の第1筒状端部と第2部材の第
    2筒状端部とを融着してカテーテルを製造する方法にお
    いて、 前記第1部材の第1筒状端部の内側に、融着される第2
    部材の第2筒状端部の外径よりも大きな外径を有する第
    1芯棒を挿入し、当該第1芯棒がないと仮定した状態で
    第1筒状端部の内径が前記第1芯棒の外径よりも小さく
    なる程度まで、第1筒状端部を軸方向に延伸させる工程
    と、 前記延伸された第1筒状端部を所定長さに切断する工程
    と、 前記第1芯棒が取り外された第1部材における切断され
    た第1筒状端部の内側に、第2部材の第2筒状端部を挿
    入し、第2筒状端部の内側には、第2芯棒を挿入し、前
    記第1部材の第1筒状端部の外周には、熱収縮チューブ
    を装着し、当該熱収縮チューブの外側から金型により締
    め付けて加熱し、第1筒状端部を第2筒状端部の外周に
    融着する工程と、 前記金型を開き、前記熱収縮チューブを第1部材の第1
    筒状端部から取り除き、第2芯棒を第2筒状端部の内側
    から取り除く工程と、 を有するカテーテルの製造方法。
  2. 【請求項2】 第1部材の第1筒状端部と第2部材の第
    2筒状端部とを融着してカテーテルを製造する方法にお
    いて、 第1筒状端部の内側に第2筒状端部を挿入し、第2筒状
    端部の内側には高周波誘電加熱用第1電極となる芯棒を
    挿入し、前記第1筒状端部の外側には、高周波誘電加熱
    用第2電極となる金型を配置し、これら電極間に高周波
    電圧を印加することにより、第1筒状端部および/また
    は第2筒状端部を内部発熱させ、第1筒状端部と第2筒
    状端部とを熱融着することを特徴とするカテーテルの製
    造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291896A (ja) * 2001-03-29 2002-10-08 Clinical Supply:Kk バルーン付カテーテル
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