JP2021053005A - バルーンカテーテル、およびバルーンの製造方法 - Google Patents

バルーンカテーテル、およびバルーンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バルーンからブレードが脱落するといった課題が発生することを防止できるバルーンカカテーテル、及びバルーンカテーテルに備えられるバルーンの製造方法を提供する。【解決手段】バルーンカテーテルは、長尺なシャフト部、シャフト部の先端部に配置された拡張及び収縮可能なバルーン120と、を有し、バルーンは、バルーンが拡張した際、シャフト部の軸心c1から離間する方向へ向けて突出する凸部130を有し、凸部は、少なくとも一部がバルーンに融着された融着部140と、融着部を介してバルーンに接合された接合部150と、を有し、融着部は、バルーンの融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成されており、接合部は、融着部を構成する樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成されている。【選択図】図4

Description

本開示は、医療装置であるバルーンカテーテル、およびバルーンカテーテルに備えられるバルーンの製造方法に関する。
生体内に形成された狭窄部を拡張する医療装置としてバルーンカテーテルが広く知られている。近年、バルーンカテーテルの一つとして、バルーンの外表面側に、剛性の高い樹脂や金属からなるブレード(細長部材)を取り付けたものが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1のバルーンカテーテルでは、ブレードの先端部と基端部が接着剤によりバルーンに対して固定されている。
特許文献1のバルーンカテーテルは、狭窄部の治療に際してバルーンを拡張させると、ブレードを狭窄部に喰い込ませることができる。バルーンカテーテルは、ブレードにより狭窄部を解離させながら押し広げることができる。そのため、例えば、石灰化が進行した病変部(動脈硬化部等)の治療などにおいても高い治療効果を発揮し得る。
特開2009−112361号公報
しかしながら、特許文献1のバルーンカテーテルでは、バルーンに対するブレードの固定は接着剤の接着力に左右されるため、バルーンカテーテルを使用した処置を実施する際、ブレードがバルーンから脱落する可能性がある。
本開示は、バルーンからブレードが脱落するといった課題が発生することを防止できるバルーンカテーテル、及びバルーンカテーテルに備えられるバルーンの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一の態様に係るバルーンカテーテルは、長尺なシャフト部と、前記シャフト部の先端部に配置された拡張および収縮可能なバルーンと、を有し、前記バルーンは、前記バルーンが拡張した際、前記シャフト部の軸心から離間する方向へ向けて突出する凸部を有し、前記凸部は、少なくとも一部が前記バルーンに融着された融着部と、前記融着部を介して前記バルーンに接合された接合部と、を有し、前記融着部は、前記バルーンの融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成されており、前記接合部は、前記融着部を構成する前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成されている。
本発明の他の態様に係るバルーンの製造方法は、管状のバルーン素材を成形型にセットする工程と、前記バルーン素材の融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成された第1部材と、前記第1部材の前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成された第2部材と、を前記成形型にセットする工程と、前記バルーン素材を前記成形型内で拡張する工程と、前記成形型を加熱する工程と、を有し、前記成形型を加熱する工程において、前記バルーン素材の外表面の少なくとも一部に前記第1部材を融着させることにより前記第1部材を介して前記第2部材を前記バルーンに接合する。
本開示によれば、バルーンからブレードが脱落するといった課題が発生することを防止できる。
実施形態に係るバルーンカテーテルを簡略的に示す図である。 実施形態に係るバルーンカテーテルの先端部を拡大して示す斜視図である。 実施形態に係るバルーンカテーテルの先端部の側面図である。 実施形態に係るバルーンカテーテルのバルーンの軸直交断面図である。 実施形態に係るバルーンカテーテルのバルーンの一部を示す拡大断面図である。 実施形態に係るバルーンの製造方法のフローチャートである。 実施形態に係るバルーンの製造方法を簡略的に示す断面図である。 実施形態に係るバルーンの製造方法を簡略的に示す断面図である。 実施形態に係るバルーンの製造方法を簡略的に示す断面図である。 変形例1に係る凸部を示す拡大断面図である。 変形例2に係る凸部を示す拡大断面図である。 変形例3に係る凸部を示す拡大断面図である。 変形例4に係る凸部を示す拡大断面図である。 変形例5に係る凸部を示す拡大断面図である。 変形例6に係る凸部を示す側面図である。 変形例7に係る凸部を示す側面図である。
以下、各図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、
説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定しない。図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。本明細書において示す範囲「X〜Y」は「X以上、Y以下」を意味する。
図1〜図5は、実施形態に係るバルーンカテーテル100の各部を示す図であり、図6は、実施形態に係るバルーンの製造工程を示すフローチャートであり、図7〜図9は、バルーンの製造工程を示す断面図である。
図4は、図2に示す矢印4A−4Aに沿う軸直交断面図(シャフト部110の軸直交断面図)である。図5は、図4の破線部5A−5Aを拡大して示す図である。各図に示す矢印Xはシャフト部110の軸方向を示し、矢印Yはシャフト部110の軸方向と直交する奥行き方向を示し、矢印Zはシャフト部110の軸心c1から離間する方向(放射方向)を示す。図2〜図5には、拡張した状態のバルーン120を示している。
実施形態の説明では、バルーン120が設けられた側をシャフト部110の先端側と称し、ハブ160が設けられた側をシャフト部110の基端側と称し、シャフト部110が延伸する方向(図3の左右方向)を軸方向と称する。
図1〜図5を参照して、バルーンカテーテル100を概説する。バルーンカテーテル100は、長尺なシャフト部110と、シャフト部110の先端部に配置された拡張及び収縮可能なバルーン120と、を有する。バルーン120は、バルーン120が拡張した際、シャフト部110の軸心c1(図4を参照)から離間する方向へ向けて突出する凸部130を有する。凸部130は、少なくとも一部がバルーン120に融着された融着部140と、融着部140を介してバルーン120に接合された接合部150と、を有する。融着部140は、バルーン120の融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成されている。接合部150は、融着部140を構成する樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成されている。
<バルーンカテーテル>
バルーンカテーテル100は、シャフト部110の先端部側寄りにガイドワイヤWが導出されるガイドワイヤポート(図示省略)が設けられた、いわゆる「ラピッドエクスチェンジ型のカテーテルデバイス」として構成している。バルーンカテーテル100は、ガイドワイヤルーメンがシャフト部110の先端から基端に亘って延在するように形成された、いわゆる「オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス」として構成してもよい。
バルーンカテーテル100は、シャフト部110を生体器官に挿通させ、シャフト部110の先端側に配置されたバルーン120を狭窄部(病変部)において拡張させることにより狭窄部を押し広げて治療する医療装置として構成している。バルーンカテーテル100は、冠動脈の狭窄部を広げるために使用されるPTCA拡張用バルーンカテーテルとして構成することができる。バルーンカテーテル100は、例えば、他の血管、胆管、気管、食道、その他消化管、尿道、耳鼻内腔、その他の臓器等の生体器官内に形成された狭窄部の治療および改善を目的として使用されるものとして構成することも可能である。
<シャフト部>
シャフト部110は、図2、図3に示すように、ガイドワイヤWが挿通されるガイドワイヤルーメン115(図4を参照)が形成された内管113と、内管113との間に加圧媒体が流通可能な加圧媒体ルーメン(図示省略)を形成する外管117と、を有する。シャフト部110は、内管113が外管117に内挿されることにより、内管113および外管117が同心状に位置合わせてして配置された二重管構造を有する。
内管113の先端部には溶着等の公知の方法によりバルーン120を液密・気密に接合している。バルーン120は、バルーン120の先端側テーパー部121よりも先端側に位置する先端部が内管113に接合されている。バルーン120は、バルーン120の基端側テーパー部123よりも基端側に位置する基端部が外管117に接合されている。
内管113の先端には、例えば、バルーンカテーテル100の先端が生体器官(血管の内壁等)に接触した際に生体器官に損傷が生じるのを防止する先端チップを取り付けることができる。先端チップは、例えば、内管113よりも柔軟な樹脂材料で構成することができる。
内管113を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、軟質ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等の各種ゴム類、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種エラストマー、ポリアミド、結晶性ポリエチレン、結晶性ポリプロピレン等の結晶性プラスチックを用いることができる。これらの材料中に、例えば、ヘパリン、プロスタグランジン、ウロキナーゼ、アルギニン誘導体等の抗血栓性物質を配合し、抗血栓性を有する材料とすることも可能である。外管117の構成材料には、例えば、内管113と同様の材料を用いることが可能である。
図1に示すように、シャフト部110の基端部にはハブ160を設けている。ハブ160は加圧媒体を供給するためのインデフレーター等の供給装置(図示省略)と液密・気密に接続可能である。
バルーン120の拡張に使用される加圧媒体(例えば、生理食塩水、造影剤等)はハブ160の内部空間(内腔)を介してシャフト部110の加圧媒体ルーメン内へ流入させることができる。加圧媒体は、加圧媒体ルーメンを経由してバルーン120の空間部127(図4を参照)へ供給される。
<バルーン>
図2、図3に示すように、バルーン120は、シャフト部110の先端側かつ軸心c1側へ向けて傾斜した先端側テーパー部121と、シャフト部110の基端側かつ軸心c1側へ向けて傾斜した基端側テーパー部123と、先端側テーパー部121と基端側テーパー部123との間に形成されバルーン120が拡張変形した際、略円筒形状をなす拡張有効部125と、を有する。
図4に示すように、バルーン120は、バルーン120の内表面125aと内管113との間に加圧媒体が流入可能な空間部127を有する。拡張有効部125は、生体管腔内に形成された狭窄部に対して拡張力を付与する機能を持つ。
<凸部>
バルーン120は、拡張有効部125に形成された複数の凸部130を備える。凸部130は、生体管腔内に形成された狭窄部をバルーン120により拡張させる際、狭窄部に喰い込む。バルーン120は、凸部130により狭窄部に切れ目を入れながら、狭窄部を押し広げることができる。バルーンカテーテル100は、バルーン120に形成された凸部130を有することにより、いわゆる「スコアリングバルーンカテーテル(カッティングバルーンカテーテル)」としての機能を有する。
図4、図5に示すように、凸部130は、バルーン120の外表面125bから放射方向外方(径方向外方)へ向けて突出した凸形状を有している。バルーン120は、バルーン120の周方向の異なる位置にそれぞれ形成された3つの凸部130を有する。本実施形態では、3つの凸部130は略同一の構成を有するため、一つの凸部130について説明し、残りの二つの凸部130の説明は省略する。バルーン120が備える凸部130の個数は1つ以上であれば特に限定されない。
図5に示すように、凸部130は、融着部140と接合部150とを有する。融着部140は、図5に示すシャフト部110の軸直交断面において、接合部150を周方向の全周に亘って覆っている。そのため、接合部150は、融着部140によるバルーン120に対する接合力が高い。したがって、凸部130は、バルーン120に対してより強固に固定されている。
融着部140は、バルーン120の外表面に融着された融着領域141を有する。融着領域141は、バルーン120と接合部150のバルーン120側に位置する底部151との間に配置されている。接合部150は、融着領域141を介してバルーン120に接合されている。
図5に示すように、凸部130は、シャフト部110の軸直交断面において、シャフト部110の軸心c1から最も離間した位置に頂点131が形成された略多角形の形状を有する。そのため、凸部130は、生体管腔内に形成された狭窄部をバルーン120により拡張させる際、狭窄部により確実に喰い込む。したがって、バルーンカテーテル100は、狭窄部を効率良く拡張させることができる。
本実施形態では、凸部130は、シャフト部110の軸直交断面において、略三角形である。凸部130の接合部150は、中実な略三角形の断面形状を有する。凸部130の融着部140は、接合部150の外周を囲む中空な略三角形の断面形状を有する。そのため、凸部130は、生体管腔内に形成された狭窄部をバルーン120により拡張させる際、頂点131から狭窄部内に容易に侵入することができる。したがって、バルーンカテーテル100は、凸部130を狭窄部内により確実に喰い込ませることができる。
接合部150の断面積は、シャフト部110の軸直交断面において、融着部140の断面積よりも大きく形成することができる。接合部150は、生体管腔内に形成された狭窄部をバルーン120により拡張させる際、凸部130の形状を維持して、凸部130を狭窄部に喰い込ませる。そのため、接合部150は、融着部140よりも大きな断面積を有するように構成することができる。
凸部130は、バルーン120に二つ以上設けられる場合、バルーン120の周方向に沿う間隔を均等に設定することができる。本実施形態のように、バルーン120に三つの凸部130を設ける場合、各凸部130の間の間隔はバルーン120の周方向に沿って120°の角度差に設定することができる。例えば、バルーン120に二つの凸部130を設ける場合、各凸部130の間の間隔はバルーン120の周方向に沿って180°の角度差に設定することができる。
図2、図3に示すように、凸部130は、シャフト部110の軸方向に沿って一定の突出高さh1を有する。そのため、凸部130は、生体管腔内に形成された狭窄部をバルーン120により拡張させる際、バルーン120の長手方向(シャフト部110の軸方向)に沿って狭窄部に対して均等な拡張力を付与することができる。
凸部130の突出高さh1は、図5に示すように、バルーン120の軸心c1と凸部130の頂点131の最大突出位置との間を結ぶ直線距離で定義することができる。凸部130は、例えば、シャフト部110の軸方向に沿って連続的に延びていなくてもよい。つまり、凸部130は、シャフト部110の軸方向に断続的に配置されていてもよい。
図2、図3に示すように、凸部130は、バルーン120の拡張有効部125のみに設けている。バルーンカテーテル100は、狭窄部に対して主として拡張力を付与する拡張有効部125のみに凸部130が設けらているため、凸部130の拡張力を維持することができるとともに、先端側テーパー部121及び基端側テーパー部123に凸部130を設ける場合と比較して、装置構成及び製造作業の簡略化を図ることができる。
バルーン120を構成する材料(後述する「バルーン素材120a」)としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリスチレンエラストマー、シリコーンゴム、ラテックスゴム等を用いることができる。
融着部140を構成する材料(後述する「第1部材140a」)は、バルーン120を構成する材料の融点よりも低い融点を有する樹脂材料である限り、特に限定されない。融着部140を構成する材料としては、例えば、ポリウレタン、変性ポリエチレンを用いることができる。融着部140を構成する材料は、バルーン120を構成する材料との相溶性が高いことが好ましい。このような観点より、融着部140を構成する材料としてポリウレタンを用いることができる。
接合部150を構成する材料(後述する「第2部材150a」)は、融着部140を構成する樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料である限り、特に限定されない。接合部150を構成する樹脂材料としては、例えば、ポリアミド12、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアミドイミドなどを用いることができる。接合部150を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、ニッケルチタン合金、白金、金、銅などを用いることができる。接合部150を構成する材料は、狭窄部をバルーン120により拡張させる際、凸部130を狭窄部により確実に食い込ませるために、融着部140よりも硬質な材料で構成することができる。このような観点より、接合部150を構成する樹脂材料としてポリアミドを用いることができ、接合部150を構成する金属材料としてニッケルチタン合金を用いることができる。
後述するように、第1部材140aを溶融させる際に成形型200を加熱する温度は、例えば、120℃〜150℃に設定することができる。このように成形型200を加熱する温度を設定する場合、第1部材140aは、例えば、120℃〜150℃よりも低い融点を有する樹脂材料で構成することができる。第2部材150aは、例えば、120℃〜150℃以上の融点を有する樹脂材料で構成することができる。バルーン素材120aは、例えば、170℃〜180℃の融点を有する樹脂材料で構成することができる。
<バルーンの製造方法>
次に、図6及び図7〜図9を参照して、バルーン120の製造方法を説明する。図7〜図9は、図4に示す軸直交断面図に対応した成形型200の簡略化した断面図である。
図6に示すように、バルーン120の製造方法は、バルーン素材120aを成形型200にセットする工程(S10)と、第1部材140a及び第2部材150aを成形型200にセットする工程(S20)と、成形型200を型閉めする工程(S30)と、バルーン素材120aを成形型200内で拡張する工程(S40)と、成形型200を加熱する工程(S50)と、成形型200を型開きする工程(S60)と、成形型200からバルーン120を脱型する工程(S70)と、を有する。以下、各工程を説明する。
バルーン120を製造する作業者は、図7に示す成形型200を準備する。
成形型200は、開閉自在な第1成形型210と第2成形型220と、を有する。第1成形型210と第2成形型220の各々は、バルーン120に製品形状(拡張変形時の形状)を賦形する成形面200aと、成形面200aから窪んで形成された凹状の溝部200bと、を有する。
溝部200bは、成形型200の成形面200aに臨む位置に形成されている。本実施形態では、バルーン120に三つの凸部130を形成する。そのため、三つの溝部200bが成形面200aの周方向の異なる位置に形成されている。
溝部200bは、凸部130と略同一の断面形状を有する。本実施形態では、凸部130は略三角形の断面形状を有するため、溝部200bも略三角形の断面形状を有する。本実施形態ではバルーン120の拡張有効部125のみに凸部130を形成する。そのため、溝部200bは、成形型200において拡張有効部125の成形箇所に対応した部分のみに設けられている。
成形型200は、溝部200bから凸部130を取り外し易くするために、成形面200aに臨む溝部200bの入口側の幅寸法が溝部200bの奥側の幅寸法よりも大きく形成されている。
作業者は、管状のバルーン素材(パリソン)120aを成形型200にセットする(S10)。作業者は、溝部200bに第1部材140a及び第2部材150aをセットする(S20)。
作業者は、第1部材140a及び第2部材150aの順番で、成形型200の成形面200a側から溝部200bに各部材140a、150aをセットする。第1部材140aは溝部200bの手前側(成形面200a側)に配置する。第2部材150aは溝部200bの奥側に配置する。作業者は、各部材140a、150aを溝部200bにセットした後、バルーン素材120aを成形型200にセットしてもよい。作業者は、成形型200に形成された溝部200bに第1部材140a及び第2部材150aを嵌め込む簡単な作業により、第1部材140a及び第2部材150aを成形型200にセットすることができる。
作業者は、後述するように溶融した第1部材140aが第2部材150aの外周面側に回り込み易くするために、溝部200bの内面と第2部材150aとの間に隙間が形成されるように、第2部材150aを溝部200bにセットしてもよい。
作業者は、図7に示すように、成形型200を型閉めする(S30)。
作業者は、図8に示すように、バルーン素材120aを成形型200内で拡張させる(S40)。作業者は、バルーン素材120aをブロー成形し、バルーン素材120aの外表面を成形型200の成形面200aに押し付ける。ブロー成形を開始する際には、第1部材140aの融点よりも低い温度(例えば、90℃以下)で成形型200を加熱することができる。
作業者は、図9に示すように、バルーン素材120aを拡張させつつ、成形型200を加熱する(S50)。作業者は、成形型200を加熱することによりバルーン素材120aの残留応力を除去するアニールを実施する。作業者は、第1部材140aの融点以上であり、かつ、バルーン素材120a及び第2部材150aの融点よりも低い温度範囲で成形型200を加熱する。成形型200を加熱する温度は、例えば、120℃〜150℃に設定することができる。
作業者が成形型200を第1部材140aの融点以上の温度で加熱すると、第1部材140aが溶融する。作業者がバルーン素材120aを拡張させてバルーン素材120aの外表面を成形型200の成形面200aに押し付けた状態で成形型200を加熱することにより、溶融した第1部材140aがバルーン素材120aの外表面に接触する。溶融した第1部材140aの一部は第2部材150aの外周面に回り込む。
バルーン素材120aは第1部材140aよりも融点が高い。第2部材150aは第1部材140a以上の融点を有する。したがって、作業者は、第1部材140aを溶融させる一方で、バルーン素材120a及び第2部材150aが溶融することを抑制できる。
作業者は、バルーン素材120aのブロー成形及び第1部材140aによるバルーン素材120aと第2部材150aの融着が完了した後、成形型200を型開きする(S60)。作業者は、凸部130が形成されたバルーン120を成形型200から脱型する(S70)。
バルーン120に対して樹脂製の接着剤を使用して凸部130と同等の機能を有するブレードを固定する場合、接着剤を硬化させる際に生じる熱の影響でバルーン120に変形が生じるため、製造作業が煩雑なものとなる。バルーン120に対するブレードの固定力が接着剤に左右されるため、ブレードがバルーン120から脱落する可能性が高くなる。バルーン120の一部でブレードを挟み込む方法や、多層構造で構成したバルーン120の一部にブレードを埋設する方法を採用して、バルーン120にブレードを固定する対策も考えられる。ただし、これらの方法を採用した場合、バルーン120からのブレードの脱落やバルーン120の通過性の低下等の課題が生じる可能性がある。
以上説明したように、本実施形態に係るバルーンカテーテル100は、長尺なシャフト部110と、シャフト部110の先端部に配置された拡張及び収縮可能なバルーン120と、を有する。バルーン120は、バルーン120が拡張した際、シャフト部110の軸心c1から離間する方向へ向けて突出する凸部130を有する。凸部130は、少なくとも一部がバルーン120に融着された融着部140と、融着部140を介してバルーン120に接合された接合部150と、を有する。融着部140は、バルーン120の融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成されている。接合部150は、融着部140を構成する樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成されている。
本実施形態に係るバルーン120の製造方法は、管状のバルーン素材120aを成形型200にセットする工程と、バルーン素材120aの融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成された第1部材140aと、第1部材140aを構成する樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成された第2部材150aと、を成形型200にセットする工程と、バルーン素材120aを成形型200内で拡張する工程と、成形型200を加熱する工程と、を有する。成形型200を加熱する工程において、バルーン素材120aの外表面の少なくとも一部に第1部材140aを融着させることにより、第1部材140aを介して第2部材150aをバルーン素材120aに接合する。
本実施形態に係るバルーンカテーテル100、及びバルーンカテーテル100に備えられるバルーン120の製造方法によれば、バルーン120からブレードが脱落するといった課題が発生することを防止できる。
以下、上述した実施形態の変形例について説明する。変形例の説明では既に説明した部材と同一の内容については説明を適宜省略する。
<変形例1>
図10は、変形例1に係る凸部130Aを示す断面図である。変形例1に係る凸部130Aは、バルーン120の外表面125bと接合部150の底部151との間のみに融着部140が配置されている。融着部140がこのように配置されている場合においても、接着剤を使用する場合と比較してバルーン120に対する接合部150の接合力を高めることができる。
<変形例2>
図11は、変形例2に係る凸部130Aを示す断面図である。変形例2に係る凸部130Bは、接合部150の底部151の一部のみが融着部140を介してバルーン120の外表面125bと接合されている。融着部140は、接合部150の底部151の一部を除いて接合部150を被覆するように配置されている。
上記変形例1、2で示すように、融着部140は、バルーン120と接合部150との間に少なくとも一部が配置されてバルーン120と接合部150を接合するように構成されている限り、具体的な配置形態は特に限定されない。
<変形例3>
図12は、変形例3に係る凸部130Cを示す断面図である。変形例3に係る凸部130Cは、シャフト部110の軸直交断面図において、略多角形の形状を有する。凸部130Cは、二つの頂点131がバルーン120の外方側に位置する略長方形の断面形状を有する。
<変形例4>
図13は、変形例4に係る凸部130Dを示す断面図である。変形例4に係る凸部130Dは、シャフト部110の軸直交断面図において、略多角形の形状を有する。凸部130Dは、二つの頂点131がバルーン120の外方側に位置する略台形の断面形状を有する。
<変形例5>
図14は、変形例5に係る凸部130Eを示す断面図である。変形例5に係る凸部130Eは、バルーン120の外方側に位置する二つの頂点131と、二つの頂点131の間に形成された窪み部133が形成された断面形状を有する。
上記変形例3、4、5で示すように、シャフト部110の軸直交断面における凸部の形状は、シャフト部110の軸心c1から離間する方向へ向けて突出している限り、特に限定されない。
<変形例6>
図15は、変形例6に係る凸部130Fを示す側面図である。変形例6に係る凸部130Fは、シャフト部110の軸方向に沿って一定の突出高さを有していない。具体的には、図15に示すように、凸部130Fの先端部は、シャフト部110の先端側かつ軸心c1側に向けて傾斜している。凸部130Fの基端部は、シャフト部110の基端側かつ軸心c1側に向けて傾斜している。
<変形例7>
図16は、変形例7に係る凸部130Gを示す側面図である。変形例7に係る凸部130Gは、シャフト部110の軸方向に沿って一定の突出高さを有していない。具体的には、図16に示すように、凸部130Gは、シャフト部110の軸方向に沿って突出高さが大きい部分と小さい部分が交互に配置された凹凸形状を有する。
上記変形例6、7で示すように、凸部は、シャフト部110の軸方向に沿って一定の突出高さを有していなくてもよい。
本発明は明細書で説明した実施形態及び変形例のみに限定されず、特許請求の範囲の記載において種々の変更が可能である。
例えば、凸部の形態は、実施形態で説明した形態と変形例1〜7で示した各形態とを任意に組み合わせることが可能である。一つのバルーンに実施形態で説明した凸部と変形例1〜7で説明した凸部を組み合わせて配置することも可能である。
バルーンの製造方法で説明した各手順は一例であり、他の工程を付加してもよいし、一部の工程を省略してもよい。
100 バルーンカテーテル、
110 シャフト部、
120 バルーン、
120a バルーン素材、
121 先端側テーパー部、
123 基端側テーパー部、
125 拡張有効部、
130、130A、130B、130C、130D、130E、130F、130G 凸部、
131 頂点、
140 融着部、
140a 第1部材、
141 融着領域、
150 接合部、
150a 第2部材、
151 底部、
200 成形型、
200a 成形面、
200b 溝部、
210 第1成形型、
220 第2成形型、
220b 溝部、
c1 軸心、
h1 突出高さ。

Claims (9)

  1. 長尺なシャフト部と、
    前記シャフト部の先端部に配置された拡張及び収縮可能なバルーンと、を有し、
    前記バルーンは、
    前記バルーンが拡張した際、前記シャフト部の軸心から離間する方向へ向けて突出する凸部を有し、
    前記凸部は、少なくとも一部が前記バルーンに融着された融着部と、前記融着部を介して前記バルーンに接合された接合部と、を有し、
    前記融着部は、前記バルーンの融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成されており、
    前記接合部は、前記融着部を構成する前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成されている、バルーンカテーテル。
  2. 前記融着部は、前記シャフト部の軸直交断面において、前記接合部を周方向の全周に亘って覆っている、請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  3. 前記融着部は、前記バルーンと前記接合部の前記バルーン側に位置する底部の間のみに配置されている、請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  4. 前記凸部は、前記シャフト部の軸直交断面において、前記シャフト部の軸心から最も離間した位置に頂点が形成された略多角形の形状を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルーンカテーテル。
  5. 前記凸部は、前記シャフト部の軸直交断面において、略三角形である、請求項4に記載のバルーンカテーテル。
  6. 前記凸部は、前記シャフト部の軸方向に沿って一定の突出高さを有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のバルーンカテーテル。
  7. 前記バルーンは、
    前記シャフト部の先端側へ向けて傾斜した先端側テーパー部と、
    前記シャフト部の基端側へ向けて傾斜した基端側テーパー部と、
    前記先端側テーパー部と前記基端側テーパー部との間に形成され、前記バルーンが拡張変形した際、円筒形状をなす拡張有効部と、を有し、
    前記凸部は、前記拡張有効部のみに設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のバルーンカテーテル。
  8. 管状のバルーン素材を成形型にセットする工程と、
    前記バルーン素材の融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成された第1部材と、前記第1部材を構成する前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成された第2部材と、を前記成形型にセットする工程と、
    前記バルーン素材を前記成形型内で拡張する工程と、
    前記成形型を加熱する工程と、を有し、
    前記成形型を加熱する工程において、前記バルーン素材の外表面の少なくとも一部に前記第1部材を融着させることにより前記第1部材を介して前記第2部材を前記バルーン素材に接合する、バルーンの製造方法。
  9. 前記成形型は、前記成形型の成形面に臨む位置に形成された凹状の溝部を有し、
    前記第1部材及び前記第2部材は、この順番で、前記成形型の前記成形面側から前記溝部の奥側に配置され、
    前記成形型を加熱する工程において、前記バルーン素材を拡張させつつ前記バルーン素材の外表面の少なくとも一部に前記第1部材を融着させる、請求項8に記載のバルーンの製造方法。
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