JPH1175964A - 厨房キャビネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出し入れ口が外側横方に開放した物品収納部
を厨房キャビネットに簡単に設けることが出来るように
する。 【解決手段】 天板４の側部下方に、出し入れ口１０が
外側横方に開放した物品収納庫３が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一部が
作業台面又は物品載置面として使用される天板を有する
厨房キャビネット（例えば、流し台・調理台・加熱調理
器用キャビネット等を含む厨房キャビネット）に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の厨房キャビネットとして
以下の如きものは知られている。即ち、キャビネットの
側壁に物品収納用開口が形成されたものは知られている
（実開昭６１−１９４３４１号公報参照）。

【０００３】

【従来技術の欠点】前記従来の厨房キャビネットには以
下の如き欠点があった。即ち、キャビネットの側壁に物
品収納用開口を形成するものであったため、その開口の
形成作業が面倒であり、また、その開口に対応して収納
箱を設置しなければならない手間もあった。

【０００４】

【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を
解消するために以下の如き手段を採用した。請求項１の
発明は、少なくとも一部が作業台面又は物品載置面とし
て使用される天板を有する厨房キャビネットにおいて、
天板の側部下方に、出し入れ口が外側横方に開放した物
品収納庫が設けられているものである。

【０００５】

【発明の作用】請求項１の発明は以下の如き作用をなす
ものである。キャビネットの側壁に開口を形成する手間
及び開口に対応して収納箱を設ける手間を無くして、キ
ャビネット本体及び物品収納庫の上に天板を載置・固定
することによって出し入れ口が外側横方に開放した物品
収納部を厨房キャビネットに簡単に設けることが出来
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下に、３つの発明の実施の形態
を図面を参照しつつ説明する。なお、これらの説明にお
いて同一の部材は同一の符号で示す。

【０００７】［発明の第１の実施の形態］（図１〜図３
参照） なお、この説明において、前とは図１紙面表側を、後と
は同裏側をいい、左とは図１左側を、右とは同図右側を
いう。

【０００８】厨房キャビネット１は、キャビネット本体
２と、このキャビネット本体２の右側に隣接して設けら
れた物品収納庫３と、キャビネット本体２及び物品収納
庫３の上部に載置・固定された天板４とを有している。
キャビネット本体２と物品収納庫３とは、相互に連結固
定しても、しなくてもよい。また、キャビネット本体２
と物品収納庫３とを製造時に一体ものとして製造しても
よい。

【０００９】前記キャビネット本体２は、前後方向に出
し入れ自在な複数段の引き出し７及び前方に開放した出
し入れ口（扉によって開閉自在となされている）を有す
る収納部８を有している。前記物品収納庫３の出し入れ
口１０は、外側横方（右側）に開放している。また、物
品収納庫３は少なくとも１段の物品棚１１を有している
が、物品棚１１はなくてもよい。物品収納庫３の奥行き
（出し入れ口１０から奥部垂直壁に至る長さ）は、任意
である。また、物品収納庫３を前後に分断する仕切り壁
を設けるようにしてもよい。物品棚１１の上方及び物品
収納庫３の下壁の上方に、物品落下防止桟１２が設けら
れている。前記天板４には、水槽１３が設けられてい
る。

【００１０】［発明の第２の実施の形態］（図４参照） なお、この説明において、前とは図４下側を、後とは同
図上側をいい、左とは図４左側を、右とは同図右側をい
う。

【００１１】キャビネット本体２の右側に隣接して収納
ユニット１６が設けられ、この収納ユニット１６が、出
し入れ口１８が外側横方（右側）に開放した第１物品収
納庫１７と、この第１物品収納庫１７の出し入れ口１８
と逆側に隣接する、出し入れ口２０が前方に開放した第
２物品収納庫１９と、第１物品収納庫１７及び第２物品
収納庫１９の後側に隣接した、出し入れ口２２が外側横
方（右側）に開放した第３物品収納庫２１とを有してい
る。前記第３物品収納庫２１の物品収納空間は、高さ方
向（紙面に垂直な方向）に所定間隔で設けられた物品棚
によって、右から見た出し入れ口２２が正方形又はほぼ
正方形となるように、複数に仕切られている。前記のよ
うな構造により、第３物品収納庫２１の奥行き（出し入
れ口２２から奥部垂直壁に至る長さ）を第１物品収納庫
１７の奥行きに比較して深く出来るので、第３物品収納
庫２１に、ワインが入れられた瓶等を寝かせて収納する
ことが出来る。

【００１２】前記第２物品収納庫１９の出し入れ口２０
は、右端において第１物品収納庫１７に蝶番（図示略）
によって枢着された扉２４によって開閉自在となされて
いる。なお、第２物品収納庫１９を公知の引き出しとし
てもよい。

【００１３】［発明の第３の実施の形態］（図５〜図７
参照） なお、この説明において、前とは図５下側を、後とは同
図上側をいい、左とは図５左側を、右とは同図右側をい
う。

【００１４】物品収納庫２７が、外側横方（右側）に開
口２９を有する収納庫本体２８と、この収納庫本体２８
に嵌め止められた、出し入れ口３２が外側横方（右側）
に開放した合成樹脂製（ＦＲＰを含む）又は金属板を絞
り加工して製造した金属製の被殻体３１とを有してい
る。前記被殻体３１は、少なくとも１段の物品棚３４を
有しているが、物品棚３４はなくてもよい。被殻体３１
は全周縁に、図７に示すごとき折返し縁３１ａを有して
おり、これら折返し縁３１ａが、収納庫本体２８の左右
側壁及び上下側壁に形成された段部３６に嵌められてい
る。

【００１５】

【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。 （１）天板４に水槽１３はない場合もある。 （２）厨房キャビネット１の平面形状は、Ｌ字型であっ
てもよい。 （３）厨房キャビネット１の左側に、物品収納庫３、収
納ユニット１６、物品収納庫２７を設けるようにしても
よい。

【００１６】

【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下
の如き効果を奏する。 請求項１の発明によれば、キャビネットの側壁に開口
を形成する手間及び開口に対応して収納箱を設ける手間
を無くして、キャビネット本体及び物品収納庫の上に天
板を載置・固定することによって出し入れ口が外側横方
に開放した物品収納部を厨房キャビネットに簡単に設け
ることが出来る。 請求項２の発明によれば、成形が容易な合成樹脂製の
被殻体を有しているので、棚を所望の位置に簡単に設置
することが出来る。 請求項３の発明によれば、第３物品収納庫の奥行き
（出し入れ口から奥部垂直壁に至る長さ）を第１物品収
納庫の奥行きに比較して深く出来るので、第３物品収納
庫に、ワインが入れられた瓶等を寝かせて収納すること
が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態を示す簡略正面図で
ある。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線拡大断面図である。

【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線拡大断面図である。

【図４】本発明の第２の実施の形態を示す要部水平断面
図である。

【図５】本発明の第３の実施の形態を示す要部水平断面
図である。

【図６】図５のＶＩ−ＶＩ線断面図である。

【図７】図６のＡ部分の拡大図である。

【符号の説明】

１ 厨房キャビネット ３ 物品収納庫 ４ 天板 １０ 出し入れ口 １７ 第１物品収納庫 １８ 出し入れ口 ２１ 第３物品収納庫 ２２ 出し入れ口 ２７ 物品収納庫 ３２ 出し入れ口

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石本 好志雄 大阪府大阪市住之江区平林南２丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 横山 千夏 大阪府大阪市住之江区平林南２丁目10番60 号 永大産業株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも一部が作業台面又は物品載置
   面として使用される天板を有する厨房キャビネットにお
   いて、天板の側部下方に、出し入れ口が外側横方に開放
   した物品収納庫が設けられている厨房キャビネット。
2. 【請求項２】 前記物品収納庫が、外側横方に開口を有
   する収納庫本体と、この収納庫本体に嵌め止められた、
   出し入れ口が外側横方に開放した合成樹脂製の被殻体と
   を有している請求項１記載の厨房キャビネット。
3. 【請求項３】 前記天板の側部下方に収納ユニットが設
   けられ、この収納ユニットが、出し入れ口が外側横方に
   開放した第１物品収納庫と、この第１物品収納庫の出し
   入れ口と逆側に隣接する、出し入れ口が前方に開放した
   第２物品収納庫と、第１物品収納庫及び第２物品収納庫
   の後側に隣接した、出し入れ口が外側横方に開放した第
   ３物品収納庫とを有している請求項１記載の厨房キャビ
   ネット。