JPH1175955A - クローゼット - Google Patents

クローゼット

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Publication number
JPH1175955A
JPH1175955A JP26105697A JP26105697A JPH1175955A JP H1175955 A JPH1175955 A JP H1175955A JP 26105697 A JP26105697 A JP 26105697A JP 26105697 A JP26105697 A JP 26105697A JP H1175955 A JPH1175955 A JP H1175955A
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JP
Japan
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closet
pair
columns
diameter pipe
basket
Prior art date
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Pending
Application number
JP26105697A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Nakajima
利春 中島
Norio Koda
憲雄 幸田
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KOODA KOGYO KK
TAKAHASHI KANAMONO CORP
Original Assignee
KOODA KOGYO KK
TAKAHASHI KANAMONO CORP
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Publication date
Application filed by KOODA KOGYO KK, TAKAHASHI KANAMONO CORP filed Critical KOODA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースに合わせて支柱の間隔および収
納スペースに設置される収納部材の寸法間隔をを調整し
ながらの設置が可能なクローゼットを提供することを目
的とする。 【解決手段】 横フレーム11が取付けされて対となる
支柱10が立設され、この対の支柱10が交差配置され
た内側に収納スペースが形成されてなるクローゼット1
である。支柱10には長手方向に沿って案内溝101が
設けられこの案内溝101に沿ってスライド部材12が
移動可能な横フレーム11が組付けされるとともに横フ
レーム11の移動によって対となる支柱10の間隔が調
整可能とされる。また、支柱10の内側には収納スペー
スを水平に仕切る収納部材2(吊下げパイプ20,水平
棚30,バスケット40)が対の支柱10の間隔に応じ
て寸法調整可能に取付けされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納スペースを形
成し、内部に水平方向を仕切る水平棚等の収納部材が設
置される押入れ等を含むクローゼットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クローゼットの設置に際しては、
住宅の設置スペース,寸法等に応じて、現場において支
柱や横フレームの寸法を加工し、これらを組付けるとい
う方法が採用されていた。
【0003】また、このようなクローゼットには、各種
収納物の収納を可能とするため、収納物が載置可能な水
平棚や服吊り等に用いる吊下げパイプ,その他バスケッ
ト等の各種収納部材が、収納スペースを水平方向に仕切
るようにして設置されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のクローゼットの設置方法においては、設置スペース
に合わせて設置作業ごとに横フレーム等のサイズ調整の
ための加工処理が必要となるとともに、支柱や横フレー
ムを組み立てて設置する作業が必要となることから、現
場での設置作業の工程が煩雑となり、非常に手間が掛か
るという問題点があった。
【0005】また、上述のような現場での加工処理に伴
う負担を軽減するため、予め各種サイズの横フレーム等
を用意しておくことも可能であるが、これでは在庫点数
が増えてしまい、管理上も好ましくないという問題点が
あった。
【0006】これらの問題点は、クローゼット本体の設
置に限らず、クローゼット内部に設置される収納部材に
ついても同様である。即ち、棚板等について好適な寸法
に加工することが必要であるとともに、予め各種サイズ
を用意すれば在庫管理が困難となるという問題点があっ
た。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、設置スペースに合わせて支柱の間隔
を調整しながら好適な収納スペースを容易に形成すると
ともに、収納スペースの大きさに合わせて収納スペース
内に設置される各種収納部材のサイズ調整をも可能とす
るクローゼットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載のクローゼットは、横フレームが取付
けされて対となる支柱が立設され、この対の支柱が交差
配置された内側に収納スペースが形成されてなるクロー
ゼットであって、前記支柱には長手方向に沿って案内部
が設けられこの案内部に沿って移動可能な横フレームが
組付けされるとともに前記横フレームの移動によって対
となる支柱の間隔が調整可能とされ、前記支柱の内側に
は収納スペースを水平に仕切る収納部材が対の支柱の間
隔に応じて寸法調整可能に取付けされることを特徴とす
る。
【0009】この手段によれば、対となる支柱間に組付
けられた横フレームが案内部に沿って移動することによ
って、対となる支柱の間隔が調整され、クローゼット内
部の収納スペースの大きさが調整可能とされるととも
に、これに合わせて収納スペースを水平方向に仕切る収
納部材も大きさを調整し、収納部材取付部に固定され
る。
【0010】また、請求項2において、請求項1記載の
クローゼットは、収納部材が、吊下げパイプ,水平棚又
はバスケットのいずれか一つ以上からなることを特徴と
する。
【0011】この手段によれば、クローゼット内には、
洋服等の吊下げが要求される収納物の外、載置される収
納物等各種の収納物が収納される。
【0012】また、請求項3において、請求項2記載の
クローゼットは、吊下げパイプが、小径パイプとこの小
径パイプに沿ってスライド可能に組付けられる大径パイ
プとからなり、小径パイプの端部には大径パイプの内面
に当接して大径パイプのスライドを規制する固定リング
が設けられていることを特徴とする。
【0013】この手段によれば、大径パイプを小径パイ
プの外径に沿ってスライドさせることによって、伸縮可
能とされる。伸縮させたのち固定リングを介して大径パ
イプのスライドを規制することによって、吊下げパイプ
がクローゼットに設置可能とされる。
【0014】また、請求項4において、請求項3記載の
クローゼットは、固定リングに偏心カムが用いられ、偏
心カムは、固定部に穿設された偏心凹部に表面が凸状に
形成された弾性を有する固定リングが嵌合されているこ
とを特徴とする。
【0015】この手段によれば、接触面積を少なくした
表面凸部のみが当接しているために端部方向にスライド
可能な大径パイプを回動させることにより、偏心凹部に
嵌合される固定リングが弾性変形し、大径パイプを内側
から圧迫することによって、大径パイプのスライドが規
制される。
【0016】また、請求項5において、請求項2記載の
クローゼットにおいて、水平棚は、スライドにより長さ
調整可能な単位棚板が幅方向に複数連設されていること
を特徴とする。
【0017】この手段によれば、単位棚板をスライドさ
せることにより長さ方向に調整可能とされるとともに、
これを支持部材の長手方向に複数連設させることによ
り、水平棚がクローゼットのサイズに合わせて設置され
る。
【0018】また、請求項6において、請求項2記載の
クローゼットは、バスケットが、スライドにより長さ調
整可能な対のプレート部材と、この対のプレート部材に
案内されて水平方向に移動可能に取付けされるバスケッ
ト本体とから構成されることを特徴とする。
【0019】この手段によれば、プレート部材を対とな
る支柱間の長さに合わせて長さ調整して固定したのち、
バスケット本体をプレート部材に取付けすることによっ
て、バスケット本体が移動可能な状態でクローゼットに
設置される。
【0020】さらに、請求項7において、請求項1記載
のクローゼットは、支柱の案内部が案内溝に形成され、
この案内溝には収納部材の取付座が上下方向にスライド
可能に固定されていることを特徴とする。
【0021】この手段によれば、収納部材の取付座が横
フレームのスライドに合わせて上下方向にスライドされ
ることによって、収納部材の取付け高さが調整自在とさ
れる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図15に基づいて説明する。
【0023】本実施の形態におけるクローゼット1は、
複数対となって交差配置されて立設される支柱10と、
対となる支柱10の間に取付けされる横フレーム11
と、横フレーム11に設けられ支柱10の長手方向に沿
ってスライドするスライド部材12と、対の支柱間に収
納スペースを水平に仕切って取付けされる収納部材2と
から概略構成される。この支柱10は、交差配置された
内側にクローゼット1の収納スペースを形成するもので
ある。
【0024】支柱10は、略々四角柱状に形成されてお
り、スライド部材12のスライドを案内する案内部が支
柱10の三面に溝状の案内溝101として支柱10の長
手方向に沿って形成されている。各案内溝101には、
支柱10の三面に沿って横フレーム11を構成するクロ
スバー111の突出可能な開口部102が形成されてい
る。本実施の形態においては、この案内溝101が、支
柱10の内部を三等分して断面略台形状の同一形状に形
成されており、各台形形状の上底側は支柱10の内部略
中央位置で接続され、下底側が支柱10の湾曲面以外の
三面を構成している。
【0025】横フレーム11は、交差するクロスバー1
11,111により構成することができ、クロスバー1
11,111の長手方向中央部分に設けられた軸112
を中心として枢支されている。軸112で回動させるこ
とにより、一端111aと他端111bとが接近すると
横フレーム11が長くなり、それぞれの一端111aと
一端111aとが接近すると横フレーム11が短くな
る。このクロスバー111の一端111aと他端111
bとは、それぞれスライド部材12と連結されている。
【0026】スライド部材12は、支柱10の案内溝1
01内を安定した状態でスライドするため駒状を呈する
スライド部121と、このスライド部121から突設さ
れ開口部102から突出した状態でクロスバー111と
の連結状態を形成するための連結部122とから構成す
ることができる。本実施の形態においては、案内溝10
1の台形形状に対応して嵌挿可能に形成されている。連
結部122には、クロスバー111の両端111a,1
11bが軸123を介して回動可能に連結されている。
また、スライド部121には、案内溝101の任意に位
置で固定可能とするためネジ部材125等が挿通可能な
ネジ孔124が穿設されている。
【0027】収納部材取付部13は、各案内溝101の
台形形状の上底面側に開口部102に対向して、支柱1
0の長手方向に沿って設けられている。この収納部材取
付部は、ネジ等の挿通可能な挿通孔として、所定のピッ
チで穿設されている。
【0028】キャップ部材14は、支柱10の上端から
嵌挿可能な嵌挿部141と頭部142とから構成するこ
とができ、嵌挿部141は、支柱10の横断面形状と同
一に形成され、各案内溝101に嵌挿可能に形成されて
いる。
【0029】次に、収納部材2は、服等の吊下げを可能
とする吊下げパイプ20と、収納物が載置可能な水平棚
30と、収納物の収納を可能とするバスケット40とか
ら概略構成される。
【0030】吊下げパイプ20は、内部中空の長筒状に
形成された小径パイプ21と、小径パイプ21の両端2
11からその外径に沿って組付けられるスライド可能な
大径パイプ22と、小径パイプ21の両端に設けられ大
径パイプ22のスライドを規制する固定リング24とか
ら概略構成される。
【0031】大径パイプ22は、小径パイプ21の外径
よりも僅かに大きい外径を呈しており、この大径パイプ
22の内側端部の内面には、大径パイプ22のスライド
を円滑,安定させるため、小径パイプ21の外径に沿う
ポリプロピレン等合成樹脂製のスペーサ221が設けら
れている。そして、小径パイプ21の両端211から小
径パイプ21の外径に沿って組付けられている。大径パ
イプ22の外側端部には、収納部材取付部13との取付
けを可能にするネジ孔223が穿設されたキャップ部材
222が取付けされている。
【0032】固定リング24は、固定部23に設けられ
ており、この固定部23は、小径パイプ21の両端から
嵌挿可能な嵌挿部231と、小径パイプ21の両端から
突出する段部232とからなる。この段部232には、
偏心させた状態で環状に形成された偏心凹部233が設
けられ、僅かな突起234が突設されている。そして、
固定リング24は、この偏心凹部233に偏心凹部23
3と平面視略同形であって、表面に凹凸が形成されたポ
リアミド等の合成樹脂で成形され、表面凸部24aが大
径パイプ22の内面と当接している。この固定リング2
4には、弾性変形を容易にするための切欠241が設け
られ、また、突起234との係合を可能にするための係
合段部242が設けられている。
【0033】次に、水平棚30は、対に支持部材31
と、支持部材31に両端がスライド可能に支持され幅方
向に複数連設される単位棚板32とから概略構成され
る。なお、支持部材31は、上述の吊下げ用パイプ20
と同一構成であるので、以下の説明では、同一符号を付
して説明を省略する。
【0034】単位棚板32は、対の支持部材31の一方
にホルダー33aが掛止めする第一の棚板33と、他方
の支持部材31にホルダー34aが掛止めする第二の棚
板34とから構成することができる。このホルダー33
a,34aは、支持部材31に対してスライド可能に掛
止めされている。両棚板33,34は、ワイヤから構成
することができ、ホルダー33a,34aから櫛歯状に
突出し、その端部33b,34bはそれぞれ対向してア
ジャスト部材35,36に取付けされている。各ワイヤ
は、それぞれ端部33b,34bが取付けされているア
ジャスト部材35,36とは相対するアジャスト部材3
6,35の貫通孔36a,35aを挿通し、両棚板3
3,34はスライド可能に組付けされている。なお、対
向するワイヤは、交互に幅方向水平に並ぶように設ける
ことができる。
【0035】次に、バスケット40は、バスケット本体
41と、クローゼット1の幅方向において対となる支柱
10の前後方向にわたって対向して設けられる取付プレ
ート42と、取付プレート42に固定されてバスケット
本体41のスライドを案内するレール部材43とから概
略構成される。
【0036】バスケット本体41は、ワイヤから成るか
ご状容器であって、両側板411には、バスケット本体
41のスライドを円滑にするためのローラ412が設け
られている。なお、バスケット本体41は、各種大きさ
のバスケットを用意することができる。
【0037】取付プレート42は、プレート本体421
と補助プレート422とからなる。このプレート本体4
21は、長手方向に延びる板状に形成され、一端には収
納部材取付部13との連結を可能とする取付孔421a
が穿設され、他端には補助プレート422との長さ調整
用の調整孔421bが長手方向に複数穿設されている。
また、長手方向にはレール部材43との連結を可能にす
る挿通孔421cが複数穿設されている。補助プレート
422は、プレート本体421より短寸に形成され、一
端には収納部材取付部13との連結を可能とする取付孔
422aが穿設され、他端側からプレート本体421の
調整孔421bと対応して同ピッチで長手方向に複数穿
設された調整孔422bが穿設されている。
【0038】レール部材43は、プレート本体421と
同寸又は短寸に形成され、挿通孔421cとの対応位置
に挿通孔431が穿設されている。
【0039】続いて、本実施の形態におけるクローゼッ
ト1の使用方法について説明する。まず、対となる支柱
10を4本立設し、方形の収納スペースを形成すること
ができる。このとき、各支柱10は案内溝101が設け
られていない一面がクローゼット1の前後側(図中に示
すXY方向)にくるように立設する。各支柱10間に
は、クローゼット1の前側に位置する支柱10間を除
き、横フレーム11が平面視コ字形を呈するようにして
連結される。この連結は、各支柱10の上端からクロス
バー111との連結部122が対となる支柱10に向か
って開口部102から突出するようにし、他端111b
のスライド部材121を案内溝101に嵌挿させ、下方
に向けてスライドさせる。同様にして、クロスバー11
の一端111aのスライド部材121を、その上方から
案内溝101に嵌挿させたのち、一端111a側のネジ
孔124にネジ部材125を挿通,締めつけし、支柱1
0の上端部に固定する。これにより、各支柱10の連結
が行われる。各支柱10の上端にはキャップ部材14の
嵌挿部141を嵌挿させ、頭部42が各支柱10の上端
に当接するまで圧入することができる。
【0040】この状態で、対となる支柱10間のクロス
バー111,111を軸112を介してA方向に回動
し、クロスバー111の一端111aと他端111bと
を接近させると、クロスバー111の他端111bに設
けられたスライド部材12が、軸123で回動し、クロ
スバー111との連結角度を変化させながら案内溝10
1の上方に向かってスライドするため、クローゼット1
の前後方向,幅方向が広がる。逆に、軸12を介してB
方向に回動させると、クロスバー111の一端111a
と一端111a,他端111bと他端111bとが接近
し、同様にしてクロスバー111との連結角度を変化さ
せながら案内溝101の下方に向かってスライドし、ク
ローゼット1の前後方向,幅方向が狭くなる。クローゼ
ット1の大きさ(幅方向,奥行方向)が所望のサイズに
なった時点で、スライド部材12のネジ孔124にネジ
部材125を挿通して締めつけることによりスライド部
材12のスライドが規制され、クローゼット1の大きさ
が固定される。
【0041】続いて、吊下げパイプ20のクローゼット
1への取付方法を説明する。まず、クローゼット1の後
側に位置する対となる支柱10の任意の高さの収納部材
取付部13にネジ部材を挿通し、収納スペース側に向け
て取付片25を対向させて突設させる。なお、この取付
片25には、両端にネジ部材の挿通孔251が穿設され
ている。一の取付片25の挿通孔と大径パイプ22の一
端のネジ孔223とを合わせ、ネジ部材を挿通させて固
定する。この状態で大径パイプ22を外方に向けて引っ
張ると、小径パイプ21の外径に沿ってスライドし、吊
下げパイプ20は伸長される。このとき、固定リング2
4には凹凸を設けて表面凸部24aが大径パイプ24の
内面に当接しているだけなので、その接触面積が減り伸
長可能とされる。
【0042】吊下げパイプ20を所望の長さまで伸長し
た時点で、大径パイプ22をC方向に回転させると、そ
の内面と当接している固定リング24も同時に回転す
る。これにより、固定リング24の切欠241近傍にあ
る太幅部24bが、偏心凹部233の細幅部分に進入
し、大径パイプ22の内面に向かって膨張し、これを押
圧するので、大径パイプ22のスライドが規制される。
なお、固定リング24は係合段部242に係合した時点
で回転が阻止されるので、同一方向への360度の回転
による大径パイプ22のスライド規制状態の解除が阻止
される。そして、他の取付片25の挿通孔と大径パイプ
22の他端のネジ孔23とを合わせ、ネジ部材を挿通さ
せると、吊下げパイプ20が所望の長さでクローゼット
1に取付けされる。
【0043】逆に、吊下げパイプ20の長さを短くする
場合には、上記とは反対の動作を行えば足りる。即ち、
C方向と反対方向に大径パイプを回転させると、大径パ
イプ22はスライド可能となるので、両端を押圧して所
望の長さまで短くしたのち、再度C方向に回転させるこ
とにより、所望の長さまで短くすることができる。
【0044】続いて、水平棚30のクローゼット1への
取付方法を説明する。まず、クローゼット1を形成する
支柱10の任意の高さの収納部材取付部13にネジ部材
を挿通し、収納スペース側に向けて取付片25を対向さ
せて突設させる。なお、この取付片25は対の支柱10
の間隔を僅かに短くする程度の長さであって、両端にネ
ジ部材の挿通孔251が穿設されている。そして、クロ
ーゼット1の前後方向において、対向して支持部材31
を固定する。なお、支持部材31の長さ調整やクローゼ
ット1への固定の方法は、上記吊下げパイプ20の方法
と同様である。
【0045】支持部材31に対して、単位棚板32の一
方のホルダー34aをクローゼット1の後側に位置する
支持部材31に掛止めさせたのち、第一の棚板33のホ
ルダー33aが前側に位置する支持部材31に係合する
まで第一の棚板33を前方に向けてスライドさせる。こ
のとき、第一の棚板33と第二の棚板34とは、ワイヤ
がアジャスト部材35,36の貫通孔35a,36aを
挿通し、一方又は双方を引っ張ると単位棚板32の長さ
が伸長される。そして、ホルダー33aが前側の支持部
材31に掛止めすると棚30がクローゼット1に設置さ
れる。なお、単位棚板32は、アジャスト部材35,3
6が当接するまで伸長可能であり、一方アジャスト部材
35,36はホルダー34a,33aと当接するまで短
くすることができる。
【0046】上述の如く所望の長さにした単位棚板32
を、支持部材31の長手方向に沿って幅方向に複数連設
させることができる。このとき、ホルダー33a,34
aは支持部材31の長手方向に沿ってスライド可能に掛
止めされており、支持部材31の長さに合わせて密接さ
せた状態で設置することもでき(図10参照)、また、
各棚板32間に隙間Qを形成した状態で設置して、幅調
整をすることもできる(図11参照)。なお、後者の場
合、隙間Qは収納物が落下しない程度に形成して設置し
ておくことが必要となる。
【0047】続いて、バスケット40のクローゼット1
への取付方法を説明する。まず、対となる支柱10の一
方の任意の高さの収納部材取付部13とプレート本体4
21の取付孔421aとを対応させ、ネジ部材を挿通し
て固定する。他方の支柱10には同一の高さの収納部材
取付部13に補助プレート422の取付孔422aを対
応させ、ネジ部材を挿通して固定する。この状態で、プ
レート本体421と補助プレート422とは、それぞれ
の他端側が重なりあった状態となり、それぞれに穿設さ
れた調整孔422b,422bのうち、対応する箇所に
ネジ部材等を挿通し、これらを組付けて、プレート部材
42をクローゼット1に固定する。
【0048】次に、レール部材43をプレート部材42
に向け、挿通孔421cと挿通孔431とを対応させて
ネジ部材を挿通することにより、固定する。この状態
で、レール部材43内にバスケット本体41のローラ4
12を挿通することにより、バスケット本体41は、ク
ローゼット1内を前後方向にスライド可能に設置され
る。
【0049】取付プレート42の長さを調整する場合に
は、プレート本体421と補助プレート422との他端
側の重なり長さを調整し、例えば図15に示すように、
これらの重なり部分の長さが長くなると取付プレート4
2の長さを短くすることができ、逆に重なり部分が短く
なれば取付プレート42の長さを長くすることができ
る。
【0050】本実施の形態によれば、支柱10に連結さ
れたクロスバー111,111を回動させることによ
り、スライド部材12が案内溝101内を長手方向に沿
ってスライドすることにともなって対となる支柱10の
間隔を調整することができるので、クローゼット1の大
きさを自由に調整することができる。また、支柱10を
連結させた状態であっても、クロスバー111の一端1
11aと一端111a,他端111bと他端111bと
を可能な限り接近させることにより、複数の支柱10を
コンパクトにまとめることができる。
【0051】また、隣接する支柱10の連結は、スライ
ド部材12を支柱10の上端から嵌挿させ、ネジ部材1
25をネジ孔124に挿通させてスライド部材12を案
内溝101に押圧することによってスライド部材12の
スライドを規制すれば足り、しかもクローゼット1の収
納スペースの形成も一端のスライド部材12をスライド
可能にし、その状態からクロスバー111,111を回
動させるだけで足りるので、クローゼット10の組立作
業を容易に行うことができる。
【0052】また、スライド部材12を固定してクロス
バー111のスライド動作を規制すると、横フレーム1
1が横桟等の構造材として機能することになるので、ク
ローゼット1の組立に際して構造材を別途用意,設置す
る必要がなく、部材点数やコストの削減を図ることがで
きる。さらにまた、各案内溝101には、同一形状のス
ライド部材12を挿通させることができ、またクローゼ
ット1の幅方向(図面のXY方向と直交する方向)に同
一の支柱10や横フレーム11等を用いて連設すること
ができる。
【0053】また、各収納部材2は、クローゼット1の
収納スペースを形成する対となる支柱10の間隔に応じ
て、クローゼット1の前後方向,幅方向いずれにもサイ
ズ調整をすることができるので、設置スペースに合わせ
て自由に調整することができる。
【0054】具体的には、吊下げパイプ20は、大径パ
イプ22を両端方向に引っ張り、これを回動させるだけ
で、簡単に長さ調整を行うことができる。また水平棚3
0は、単位棚板32がアジャスト部材35,36によっ
て長さ調整可能にされており、また、支持部材31に対
してスライドさせながら幅方向に単位棚板32を複数連
設させることができるので、棚30を奥行方向,幅方向
のそれぞれに長さ調整することができる。さらに、バス
ケット40は、取付プレート42のプレート本体421
と補助プレート422の重なり長さを調整することによ
って、前後方向へのサイズ調整を行うことができる。
【0055】図16は、本発明に係るクローゼットの組
付け構造の他の実施の形態を示すものである。
【0056】本実施の形態においては、クロスバー11
1の一端にのみスライド部材12を設けた場合を示した
ものである、即ち、キャップ部材14の嵌挿部141に
支柱10の開口部102から突出した状態でクロスバー
111との連結状態を形成するための連結部143を突
設し、この連結部143にクロスバー111の一端11
1aを軸144を介して回動可能に連結している。
【0057】なお、本実施の形態においては、支柱10
の案内溝101の形状を方形状にし、これに対応させて
スライド部材12も方形状に形成している。また、案内
溝101に収納部材取付孔13を穿設することなく、案
内溝101に嵌挿させたスライド部材12とキャップ部
材14の嵌挿部141との間に取付座15を嵌挿させ、
この取付座15の長手方向に沿って収納部材取付部13
を穿設する構成にすることができる。
【0058】本実施の形態によれば、支柱10の上端か
らキャップ部材14を嵌挿,圧入させるだけでスライド
部材12の一端をスライドさせての間隔調整が可能な状
態を形成することができるので、クローゼット1の組付
け作業を容易に行うことができる。また、収納部材取付
孔13を案内溝101に穿設しておかなくても、取付座
15を装着することによって、棚,吊下げ用パイプ等の
設置を可能にすることができる。
【0059】なお、上記実施の形態では、横フレーム1
1としてクロスバー111を用いたが、これに限定され
ることなく、横フレームとしての機能を有するような支
柱10の間隔調整が可能であれば、いかなる構成を採用
することもできる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクロ
ーゼットは、収納スペース又は収納スペース内に設置さ
れる収納部材について、現場で加工処理を施すことな
く、住宅の設置スペース,寸法に合わせて調整しながら
設置することができるので、現場での組立作業を容易に
行うことができる。また、各種サイズの横フレームや収
納部材を用意しておく必要がなくなるので、在庫管理を
容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクローゼットの組付け構造の一実
施の形態を示す全体斜視図である。
【図2】図1のクローゼットを広げた状態を示す全体斜
視図である。
【図3】図1のクローゼットを収納した状態を示す全体
斜視図である。
【図4】図1のクローゼットの支柱と横フレームとの連
結状態を示す分解斜視図である。
【図5】図1のクローゼットに設置された吊下げパイプ
を示す斜視図である。
【図6】図5の吊下げパイプの断面図である。
【図7】図5の吊下げパイプの一部切欠図である。
【図8】図5の吊下げパイプのスライド規制前の断面図
である。
【図9】図8の吊下げパイプのスライド規制後の断面図
である。
【図10】図1のクローゼットに設置された水平棚を示
す斜視図である。
【図11】図10の水平棚の大きさを広げた状態を示す
斜視図である。
【図12】図10の水平棚のサイズ調整の説明図であ
る。
【図13】図10の支持部材と水平棚との掛止状態を示
す断面図である。
【図14】図1のクローゼットに設置されたバスケット
部材を示す分解斜視図である。
【図15】図14のバスケット部材のサイズ調整を示す
斜視図である。
【図16】本発明に係るクローゼットの他の実施の形態
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 クローゼット 2 収納部材 10 支柱 11 横フレーム 12 スライド部材 13 収納部材取付部 14 キャップ部材 15 取付座 20 吊下げパイプ 21 小径パイプ 22 大径パイプ 23 固定部 24 固定リング 30 水平棚 31 支持部材 32 棚板 40 バスケット 41 バスケット本体 42 取付プレート 101 案内溝(案内部) 102 開口部 111 クロスバー 233 偏心凹部 421 プレート本体 422 補助プレート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横フレームが取付けされて対となる支柱
    が立設され、この対の支柱が交差配置された内側に収納
    スペースが形成されてなるクローゼットであって、前記
    支柱には長手方向に沿って案内部が設けられこの案内部
    に沿って移動可能な横フレームが組付けされるとともに
    前記横フレームの移動によって対となる支柱の間隔が調
    整可能とされ、前記支柱の内側には収納スペースを水平
    に仕切る収納部材が対の支柱の間隔に応じて寸法調整可
    能に取付けされることを特徴とするクローゼット。
  2. 【請求項2】 前記収納部材は、吊下げパイプ,水平棚
    又はバスケットのいずれか一つ以上からなることを特徴
    とする請求項1記載のクローゼット。
  3. 【請求項3】 前記吊下げパイプは、小径パイプとこの
    小径パイプに沿ってスライド可能に組付けられる大径パ
    イプとからなり、小径パイプの端部には大径パイプの内
    面に当接して大径パイプのスライドを規制する固定リン
    グが設けられていることを特徴とする請求項2記載のク
    ローゼット。
  4. 【請求項4】 前記固定リングには偏心カムが用いら
    れ、偏心カムは、固定部に穿設された偏心凹部に表面が
    凸状に形成された弾性を有する固定リングが嵌合されて
    いることを特徴とする請求項3記載のクローゼット。
  5. 【請求項5】 前記水平棚は、スライドにより長さ調整
    可能な単位棚板が幅方向に複数連設されていることを特
    徴とする請求項2記載のクローゼット。
  6. 【請求項6】 前記バスケットは、スライドにより長さ
    調整可能な対のプレート部材と、この対のプレート部材
    に案内されて水平方向に移動可能に取付けされるバスケ
    ット本体とから構成されることを特徴とする請求項2記
    載のクローゼット。
  7. 【請求項7】 前記支柱の案内部が案内溝に形成され、
    この案内溝には収納部材の取付座が上下方向にスライド
    可能に固定されていることを特徴とする請求項1記載の
    クローゼット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3993996B2 (ja) * 2001-10-23 2007-10-17 株式会社ミキ 車椅子
WO2009122765A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 マイクロ・スクェア株式会社 側視用光学部材及び画像処理システム
KR101461465B1 (ko) * 2013-02-01 2014-11-14 주식회사 포스코건설 확장형 파이프 랙 및 이의 시공방법
KR102535281B1 (ko) * 2022-10-17 2023-05-26 이선명 드레스룸용 행거의 높이조절장치

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