JPH1175830A - 新規ビフィズス菌及びその利用 - Google Patents

新規ビフィズス菌及びその利用

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JPH1175830A
JPH1175830A JP9268206A JP26820697A JPH1175830A JP H1175830 A JPH1175830 A JP H1175830A JP 9268206 A JP9268206 A JP 9268206A JP 26820697 A JP26820697 A JP 26820697A JP H1175830 A JPH1175830 A JP H1175830A
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bifidobacterium longum
longum
bifidobacterium
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ferm
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由紀子 城田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸性条件下での保存の容易な新規ビフィ
ズス菌及びそれを用いた飲食品の提供 【解決手段】 菌体を0.3Mクエン酸緩衝液(pH 4.0)に懸
濁し、10℃で4日間保持したときの生残率が5%以上
で、且つ、0.3Mリンゴ酸緩衝液(pH 4.0)に懸濁し、10℃
で4日間保持したときの生残率が5%以上であるビフィ
ドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐酸性を有する新
規なビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium
longum) に関する。また、本発明は、少なくとも、こ
の耐酸性を有する新規なビフィドバクテリウム・ロンガ
(Bifidobacterium longum) 菌株及び天然果汁を含有
する飲食品に関する。
【0002】
【従来の技術】ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifid
obacterium longum) 等のビフィズス菌は、ヒトの腸管
内で形成される腸内菌叢の優勢菌種の一つであって、そ
の摂取により整腸作用を有することが知られている。近
年、生活者の健康志向の高まりと共に、ビフィズス菌を
含む食品への需要も高まっており、発酵乳や乳酸菌飲料
等に広くビフィズス菌が利用されている。また、血中コ
レステロール低下作用、抗腫瘍活性、免疫賦活作用、抗
変異原性等、ビフィズス菌の有する生理作用について
も、種々報告がなされており、各種健康食品への利用が
試みられている。このように、腸内菌叢の維持や改善
等、ビフィズス菌の効果が期待されているが、このよう
な効果をビフィズス菌に発揮させるためには、ビフィズ
ス菌を継続的に摂取することが必要とされている。しか
し、ビフィズス菌は、酸性条件下や酸素存在下での保存
が難しく、現状では、発酵乳や錠剤等の限られたビフィ
ズス菌含有製品が知られるのみであり、また、これらの
市場で流通しているビフィズス菌含有飲食品も、光や空
気を遮断してビフィズス菌の生菌数を維持したり、低pH
耐性の高いビフィズス菌を選択して使用する必要に迫ら
れている。
【0003】したがって、ビフィズス菌を含有する飲食
品を開発するに際しては、製造後の流通及び消費の過程
で、如何に一定以上の生菌数を維持できるかが技術課題
となっている。一方、天然果汁は、健康的な自然食品と
して、近年、需要が急速に伸長してきた素材であり、日
常の食生活の中で、天然果汁飲料として摂取されるよう
になってきている。また、天然果汁を含むゼリーや生菓
子等の製品も販売されており、その消費も増加している
現状にある。このような現状から、ビフィズス菌を含有
する飲食品のバラエティー化の一つとして、天然果汁と
ビフィズス菌を組み合わせた飲食品の開発が望まれてい
る。しかし、天然果汁は、一般的にpHが4以下と低く、
ビフィズス菌が生残するには過酷な条件であり、ビフィ
ズス菌を配合した天然果汁含有飲食品を提供することは
非常に困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、ビフィ
ズス菌を配合した天然果汁を含有する飲食品を開発する
目的で、天然果汁中においても生残することができる耐
酸性の高いビフィズス菌を求めて、鋭意研究を進めてい
たところ、通常のビフィズス菌含有飲食品に使用されて
いるビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium
longum) を育種改良して耐酸性を賦与することによ
り、天然果汁中でも生残することができる耐酸性の高い
ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium lo
ngum) を得ることができることを見出し、さらに、この
耐酸性の高いビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) を飲料、ゼリー、生菓子等の飲食品
に配合することができることを見出し、本発明を完成す
るに至った。したがって、本発明は、天然果汁中でも生
残することができる耐酸性の高いビフィドバクテリウム
・ロンガム(Bifidobacterium longum) を提供すること
を課題とした。また、本発明は、この耐酸性の高いビフ
ィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteriumlongum)
を含む飲料、ゼリー、生菓子等の天然果汁含有飲食品を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、天然果汁中
においても生残性を有する耐酸性の高いビフィドバクテ
リウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) を取得す
るために、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobac
terium longum) SBT 2928 (FERM P-10657) の育種改良
を行った。なお、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bif
idobacterium longum) SBT 2928(FERM P-10657) は、
発酵乳用スターターとして利用されている菌株であり、
この菌体自体やこの菌体が産生する物質に種々の生理的
機能が存在することが知られている (特開平3-120222号
公報、特開平8- 99888号公報、特開平8-259597号公報)
【0006】以下に育種改良の方法を示す。 (1)ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteri
um longum) SBT 2928 (FERM P-10657) をBriggs liver
broth (光岡知足著, 腸内菌の世界, p319, 叢分社発
行, 1980) に接種し、培養した後、遠心分離して菌体を
回収し、生理食塩水で洗浄する。 (2) 100%バレンシアオレンジ果汁(pH 3.9)に菌体を
懸濁し、低温で1週間保存する。 (3)菌体を懸濁した果汁を遠心分離して上清を除去
し、生理食塩水で2回洗浄する。 (4)回収した菌体及び果汁固形を Briggs liver brot
h に懸濁し、培養する。 (5)培養物を新しい Briggs liver broth に接種し、
培養する。 (6)(1)〜(5)の操作を30回繰り返す。 (7)培養菌液から釣菌し、BL寒天培地(日水製薬
製)上で純化を行って菌株を選択した後、培養し、保存
する。 (8)取得した菌株のそれぞれについて、(1)及び
(2)の操作を行い、 100%バレンシアオレンジ果汁中
の生残率を求める。 生残率(%)={(保存後の生菌数)/(保存前の生菌
数)}×100 なお、生菌数は、BL寒天培地(日水製薬製)で培養し
て形成されたコロニー数を測定することにより求めた。 (9)生残率の最も高い菌株をビフィドバクテリウム・
ロンガム(Bifidobacterium longum) SBT 10519 (FERM
P-16107)として取得する。
【0007】本発明の耐酸性を有するビフィドバクテリ
ウム・ロンガム(Bifidobacteriumlongum) SBT 10519 (F
ERM P-16107)の菌学的性質を以下に示す。 (1)菌形(BL寒天培地で37℃、72時間嫌気培養した
ときの光学顕微鏡観察時) 大きさ: 0.3〜0.8 μm × 4〜10μm 形 状:多形性を示す桿菌(こん棒状、Y字状等) (2)グラム染色性:陽性 (3)コロニー形態 形 状:円形 隆 起:半球状に隆起 周 縁:円滑 大きさ:1〜4mm 色 調:黄褐色 表 面:円滑 (4)芽胞形成:陰性 (5)ガス生成:なし
【0008】(6)運動性:なし (7)カタラーゼ活性:陰性 (8)脱脂乳凝固性:凝固 (9)ゼラチン液化性:なし (10)硝酸塩還元性:なし (11)インドール産生:なし (12)硫化水素産生:なし (13)酢酸/L(+)乳酸モル比: 1.5以上 (14)酢酸生成:あり (15)糖の発酵性
【0009】光岡の方法(光岡知足, 臨床検査, vol.1
8, pp.1163-1172, 1974) に従って実施した。(+:発
酵性あり、−:発酵性なし) 1.アラビノース + 2.キシロース + 3.リボース + 4.グルコース + 5.マンノース + 6.フラクトース + 7.ガラクトース + 8.シュークロース + 9.マルトース + 10.セロビオース − 11.ラクトース + 12.トレハロース − 13.メリビオース + 14.ラフィノース + 15.メレチトース + 16.スターチ − 17.グリコーゲン − 18.イヌリン − 19.マンニット − 20.ソルビット − 21.イノシット − 22.エスクリン − 23.サリシン − 24.アミグダリン −
【0010】(16)DNAを用いた分類 1.染色体DNAのハイブリダイゼーションによる分類 ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacte
rium infantis) ATCC15697、ビフィドバクテリウム・
アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis) AT
CC 15703、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobac
terium breve)ATCC 15700 、ビフィドバクテリウム・
ロンガム(Bifidobacterium longum) ATCC 15707及びビ
フィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bi
fidum) ATCC 29521 の染色体DNAをそれぞれ抽出し、
ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium lo
ngum) SBT 10519 (FERM P-16107)から抽出した染色体D
NAとのハイブリダイゼーションを行った。また、エシ
ェリヒア・コリ(Escherichia coli) の精製DNA (フ
ァルマシアバイオテク社製) とのハイブリダイゼーショ
ンを行った。ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) SBT 10519 (FERM P-16107)から抽出
した染色体DNAは、ビフィドバクテリウム・ロンガム
(Bifidobacterium longum) ATCC 15707から抽出した染
色体DNAと最も強くハイブリダイズした。また、エシ
ェリヒア・コリ(Escherichia coli) の染色体DNAに
対するハイブリダイゼーションの強度を0とし、ビフィ
ドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)
ATCC 15707の染色体DNAに対するハイブリダイゼーシ
ョンの強度を 100とした場合、その他のビフィズス菌か
ら抽出した染色体DNAに対するハイブリダイゼーショ
ンの強度は50以下であった。
【0011】2.PCR(polymerase chain reaction)
による分類 16sリボゾーマルRNAをコードするDNAの配列の違
いに基づいてPCR用プローブを作成し、PCRにより
ビフィズス菌を菌種レベルで分類する方法が知られてい
る(Denis Roy et al., International Journal of Food
Microbiology,vol.29, pp.11-29, 1996)。そこで、こ
の方法に従ってビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifid
obacterium longum) 用のプローブを作成し、ビフィズ
ス菌の染色体DNAをテンペレートとしたPCRを行っ
たところ、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobac
terium longum) SBT 10519 の染色体DNAをテンペレ
ートとした場合に、ビフィドバクテリウム・ロンガム(B
ifidobacterium longum)ATCC 15707の染色体DNAを
テンペレートとした場合と同じ大きさのDNA断片(約
0.57bp)の増幅が観察された。しかし、その他のビフィ
ズス菌の染色体DNAをテンペレートとした場合には、
そのようなDNA断片の増幅は観察されなかった。以
上、本発明のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum)SBT 10519 (FERM P-16107)は、Berge
y's Manual of Systematic Bacteriology)vol.2, 1986
の分類基準に示されるビフィドバクテリウム(Bifidobac
terium) の性質に合致しており、また、DNAを用いた
分類によってビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) であると同定された。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の耐酸性を有するビフィド
バクテリウム・ロンガム(Bifidobacteriumlongum) は、
標準的な性質のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifid
obacteriumlongum) 菌株を 100%バレンシアオレンジ果
汁(pH 3.9)中で保持し、選択することにより得られるも
のであり、例えば、バレンシアオレンジ果汁、グレープ
フルーツ果汁、パイナップル果汁等の天然果汁中におい
て高い生残性を示すので、これらの天然果汁と共に、飲
料やゼリー、生菓子等に配合することができる。以下に
実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
【0013】
【実施例1】ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) SBT 2928 (FERMP-10657) を Briggs
liver broth 20mlに接種し、37℃で16時間培養した
後、遠心分離により菌体を回収し、生理食塩水で洗浄し
た。この菌体を 100%バレンシアオレンジ果汁飲料 (pH
3.9;ドールオレンジジュース 100%;雪印乳業製) 20
mlに懸濁し、10℃で1週間保存した。保存後、菌体を懸
濁した果汁を遠心分離して上清を除去し、沈澱物を生理
食塩水で2回洗浄した。この沈澱物として回収した菌体
及び果汁固形を Briggs liver broth 20mlに懸濁して37
℃で培養し、さらに、新しい Briggs liver broth 20ml
に培養物を3%接種し、37℃で培養した。そして、これ
らの操作を30回繰り返した後、培養菌液から釣菌し、B
L寒天培地(日水製薬製)上で純化を行って60株を選択
し、培養して保存した。さらに、取得した60株につい
て、それぞれ、 Briggs liver broth 20mlに接種し、37
℃で16時間培養した後、遠心分離により菌体を回収し、
生理食塩水で洗浄して 100%バレンシアオレンジ果汁飲
料 (pH 3.9;ドールオレンジジュース 100%;雪印乳業
製) 20mlに懸濁し、10℃で1週間保存した。この60株か
ら生残率の最も高かった株をビフィドバクテリウム・ロ
ンガム(Bifidobacterium longum)SBT 10519(FERM P-1
6107)として取得した。
【0014】
【試験例1】実施例1で得たビフィドバクテリウム・ロ
ンガム(Bifidobacterium longum)SBT 10519 (FERM P-
16107)の各有機酸に対する耐性を調べた。また、比較対
照として、親株であるビフィドバクテリウム・ロンガム
(Bifidobacterium longum)SBT 2928 (FERM P-10657)
及び基準株であるビフィドバクテリウム・ロンガム(Bif
idobacterium longum) ATCC 15707についても、同様
に、各有機酸に対する耐性を調べた。上記したビフィド
バクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) の
各菌株を Briggs liver broth で培養した後、菌体を回
収し、洗浄した。そして、これらの菌体を0.3Mクエン酸
緩衝液(pH 4.0)、0.3Mリンゴ酸緩衝液(pH 4.0)、0.3M乳
酸緩衝液(pH 4.0)又は0.3M酢酸緩衝液(pH 4.0)に懸濁
し、容器に充填して、10℃で4日間保存した後、各緩衝
液中のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteri
um longum) の生菌数を測定し、生残率を算出した。そ
の結果を表1に示す。
【0015】
【表1】 ──────────────────────────────────── クエン酸 リンゴ酸 乳酸 酢酸 (%) ──────────────────────────────────── SBT 10519 57 55 7 54 SBT 2928 0.06 0.2 0.6 10 ATCC 15707 0.00003 0.001 0.0004 0.02 ──────────────────────────────────── これによると、本発明のビフィドバクテリウム・ロンガ
ム(Bifidobacteriumlongum)SBT10519(FERM P-16107
)は、いずれの有機酸の緩衝液中でも親株のビフィド
バクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)SB
T2928 (FERM P-10657)や基準株のビフィドバクテリウ
ム・ロンガム(Bifidobacterium longum)ATCC15707 に
比較してはるかに高い生存率を維持していた。
【0016】
【実施例2】ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) SBT 10519 (FERM P-16107)を Brigg
s liver broth 100ml で培養した後、菌体を回収して洗
浄した。そして、この菌体を 100%バレンシアオレンジ
果汁飲料 (pH 3.9;ドールオレンジジュース 100%;雪
印乳業製) に懸濁し、容器に充填して、ビフィドバクテ
リウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) を含有す
るバレンシアオレンジ果汁飲料を製造した。また、対照
として、親株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifid
obacteriumlongum) SBT 2928 (FERM P-10657) 及び基準
株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium
longum) ATCC 15707についても、同様にして、ビフィ
ドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)
を含有するバレンシアオレンジ果汁飲料を製造した。そ
して、これらの製造したビフィドバクテリウム・ロンガ
(Bifidobacteriumlongum) を含有するバレンシアオレ
ンジ果汁飲料を10℃で保存し、保存期間中の生菌数の変
化を測定した。その結果を図1に示す。これによると、
基準株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacte
riumlongum) ATCC 15707は急速に死滅し、保存2週間後
には生菌数が1ml当たり数個まで減少した。また、親株
のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteriumlo
ngum) SBT 2928 (FERM P-10657) の保存2週間後の生菌
数は1ml当たり 3.5×104 個程度であった。一方、本発
明のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium
longum) SBT 10519 (FERM P-16107)は保存2週間後で
も1ml当たり2.8×107 個(生残率 2.0%)という高い
生菌数を維持していた。なお、本実施例で製造したビフ
ィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteriumlongum)
SBT 10519 (FERM P-16107)を含有するバレンシアオレン
ジ果汁飲料は、外観、香り、風味共に、通常の 100%バ
レンシアオレンジ果汁飲料とほぼ変わらないものであっ
た。
【0017】
【実施例3】ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) SBT 10519 (FERM P-16107)を Brigg
s liver broth 100ml で培養した後、菌体を回収して洗
浄した。そして、この菌体を 100%グレープフルーツ果
汁飲料(pH 3.8;ドールグレープフルーツジュース 100
%;雪印乳業製)に懸濁し、容器に充填して、ビフィド
バクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) を
含有するグレープフルーツ果汁飲料を製造した。また、
対照として、親株のビフィドバクテリウム・ロンガム(B
ifidobacteriumlongum) SBT 2928 (FERM P-10657) 及び
基準株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacte
rium longum) ATCC 15707についても、同様にして、ビ
フィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium long
um) を含有するグレープフルーツ果汁飲料を製造した。
そして、これらの製造したビフィドバクテリウム・ロン
ガム(Bifidobacteriumlongum) を含有するグレープフル
ーツ果汁飲料を10℃で保存し、保存期間中の生菌数の変
化を測定した。その結果を図2に示す。これによると、
基準株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacte
riumlongum) ATCC 15707及びビフィドバクテリウム・ロ
ンガム(Bifidobacterium longum) SBT 2928 (FERM P-1
0657) は急速に死滅したが、本発明のビフィドバクテリ
ウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) SBT 10519
(FERM P-16107)は保存2週間後でも高い生菌数を維持し
ていた。なお、本実施例で製造したビフィドバクテリウ
ム・ロンガム(Bifidobacteriumlongum) SBT 10519 (FER
M P-16107)を含有するグレープフルーツ果汁飲料は、外
観、香り、風味共に、通常の 100%グレープフルーツ果
汁飲料とほぼ変わらないものであった。
【0018】
【実施例4】ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) SBT 10519 (FERM P-16107)を Brigg
s liver broth 100ml で培養した後、菌体を回収して洗
浄した。そして、この菌体を 100%パイナップル果汁飲
料(pH 3.9;ドールパイナップルジュース 100%;雪印
乳業製)に懸濁し、容器に充填して、ビフィドバクテリ
ウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) を含有する
パイナップル果汁飲料を製造した。また、対照として、
親株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteri
umlongum) SBT 2928 (FERM P-10657) 及び基準株のビフ
ィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longu
m) ATCC 15707についても、同様にして、ビフィドバク
テリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) を含有
するパイナップル果汁飲料を製造した。そして、これら
の製造したビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobac
teriumlongum) を含有するパイナップル果汁飲料を10℃
で保存し、保存期間中の生菌数の変化を測定した。その
結果を図3に示す。これによると、親株のビフィドバク
テリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) SBT 29
28 (FERM P-10657) 及び基準株のビフィドバクテリウム
・ロンガム(Bifidobacterium longum) ATCC 15707は急
速に死滅したが、本発明のビフィドバクテリウム・ロン
ガム(Bifidobacterium longum) SBT 10519 (FERM P-16
107)は保存2週間後でも高い生菌数を維持していた。な
お、本実施例で製造したビフィドバクテリウム・ロンガ
(Bifidobacteriumlongum) SBT 10519 (FERM P-16107)
を含有するパイナップル果汁飲料は、外観、香り、風味
共に、通常の 100%パイナップル果汁飲料とほぼ変わら
ないものであった。
【0019】
【実施例5】ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) SBT 10519 (FERM P-16107)を Brigg
s liver broth 100ml で培養した後、菌体を回収して洗
浄した。一方、 100%バレンシアオレンジ果汁飲料 (pH
3.9;ドールオレンジジュース 100%;雪印乳業製) を
40℃まで加温した後、別途、加熱溶解しておいたゼラチ
ンを加え、1%ゼラチンを含む90%バレンシアオレンジ
果汁を調製した。そして、このバレンシアオレンジ果汁
中に、洗浄したビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifid
obacterium longum) SBT 10519 (FERM P-16107)の菌体
を懸濁し、容器に充填して、冷却し、ビフィドバクテリ
ウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) を含有する
バレンシアオレンジ果汁ゼリーを製造した。また、対照
として、親株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifid
obacteriumlongum) SBT 2928 (FERM P-10657) 及び基準
株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium
longum) ATCC 15707についても、同様にして、ビフィ
ドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)
を含有するバレンシアオレンジ果汁ゼリーを製造した。
そして、これらの製造したビフィドバクテリウム・ロン
ガム(Bifidobacteriumlongum) を含有するバレンシアオ
レンジ果汁ゼリーを10℃で保存し、保存期間中の生菌数
の変化を測定した。その結果を図4に示す。これによる
と、親株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobac
terium lo ngum) SBT 2928 (FERM P-10657) 及び基準株
のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium
longum) ATCC 15707は急速に死滅したが、本発明のビフ
ィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longu
m) SBT 10519 (FERM P-16107)は保存2週間後でも高い
生菌数を維持していた。なお、本実施例で製造したビフ
ィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteriumlongum)
SBT 10519 (FERM P-16107)を含有するバレンシアオレン
ジ果汁ゼリーは、外観、香り、風味共に、通常のバレン
シアオレンジ果汁ゼリーとほぼ変わらないものであっ
た。
【0020】
【実施例6】ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acterium longum) SBT 10519 (FERM P-16107)を Brigg
s liver broth 100ml で培養した後、菌体を回収して洗
浄した。この菌体を牛乳 120mlに懸濁した後、レアチー
ズケーキミックス (雪印食品製) 75g を添加して混合
し、さらに、レモン果汁35mlを添加して混合した。そし
て、このミックスをケーキ型に流し込み、冷却固化させ
ることにより、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifid
obacterium longum) を含有するレモン果汁入りレアチ
ーズケーキを製造した。なお、このレモン果汁入りレア
チーズケーキのpHは 4.0であった。また、対照として、
親株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteri
umlongum) SBT 2928 (FERM P-10657) 及び基準株のビフ
ィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longu
m) ATCC 15707についても、同様にして、ビフィドバク
テリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) を含有
するレモン果汁入りレアチーズケーキを製造した。そし
て、これらの製造したビフィドバクテリウム・ロンガム
(Bifidobacteriumlongum) を含有するレモン果汁入りレ
アチーズケーキを10℃に保存し、保存期間中の生菌数の
変化を測定した。その結果を図5に示す。これによる
と、基準株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidob
acteriumlongum) ATCC 15707は急速に死滅して、保存1
週間後には生菌数が1g当たり3×102 個程度まで減少し
た。また、親株のビフィドバクテリウム・ロンガム(Bif
id obacterium longum) SBT 2928 (FERM P-10657) の保
存1週間後の生菌数は1g当たり4×105 個程度であっ
た。一方、本発明のビフィドバクテリウム・ロンガム(B
ifidobacterium longum) SBT 10519 (FERM P-16107)は
保存1週間後でも1g当たり9×107 個(生残率 3.6%)
という高い生菌数を維持していた。なお、本実施例で製
造したビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacteri
umlongum) SBT 10519 (FERM P-16107)を含有するレモン
果汁入りレアチーズケーキは、外観、香り、風味共に、
通常のレモン果汁入りレアチーズケーキとほぼ変わらな
いものであった。
【0021】
【発明の効果】本発明のビフィドバクテリウム・ロンガ
(Bifidobacterium longum) は、天然果汁中において
も生残性を示す高い耐酸性を有する。したがって、この
ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium lo
ngum) の菌体を天然果汁を含有する飲料やゼリー、生菓
子等に配合することができ、生きたビフィズス菌を含有
する飲食品のバラエティー化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図1;10℃のオレンジジュ−ス中でのビフィズス菌の生
菌数変化を示す。 図2;10℃のグレ−プフル−ツジュ−ス中でのビフィズ
ス菌の生菌数変化を示す。 図3;10℃のパイナップルジュ−ス中でのビフィズス菌
の生菌数変化を示す。 図4;10℃のオレンジゼリ−中でのビフィズス菌の生菌
数変化を示す。 図5;10℃保存のレモン果汁入りレアチ−ズケ−キ中で
のビフィズス菌の生菌数変化を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A23L 2/02 A23L 2/02 Z 2/38 2/38 G //(C12N 1/20 C12R 1:01)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のいずれかの性質を有するビフィドバ
    クテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum) 。 (1) 菌体を0.3Mクエン酸緩衝液(pH 4.0)に懸濁し、10℃
    で4日間保持したときの生残率が5%以上である。 (2) 菌体を0.3Mリンゴ酸緩衝液(pH 4.0)に懸濁し、10℃
    で4日間保持したときの生残率が5%以上である。
  2. 【請求項2】 菌株が、ビフィドバクテリウム・ロンガ
    (Bifidobacteriumlongum)SBT 10519 (FERM P-16107)
    である請求項1に記載のビフィドバクテリウム・ロンガ
    (Bifidobacterium longum)。
  3. 【請求項3】 少なくとも請求項1又は2に記載のビフ
    ィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longu
    m) 菌体及び天然果汁を含有する飲食品。
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