JPS58224685A - ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、その菌体の製造法および該微生物を含む組成物 - Google Patents
ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、その菌体の製造法および該微生物を含む組成物Info
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- JPS58224685A JPS58224685A JP57106182A JP10618282A JPS58224685A JP S58224685 A JPS58224685 A JP S58224685A JP 57106182 A JP57106182 A JP 57106182A JP 10618282 A JP10618282 A JP 10618282A JP S58224685 A JPS58224685 A JP S58224685A
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- bifidobacterium
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐酸性を有するビフィドバクテリウム50ンガ
ム(Bificlo−bacterium longu
m云ビフィドバクテリウム・ロンガムM−8201(B
ifid、o−bacterium longum M
−8201)(以下「本菌」と記載する)、その製造方
法およびこれらを含む組成物に関する。
ム(Bificlo−bacterium longu
m云ビフィドバクテリウム・ロンガムM−8201(B
ifid、o−bacterium longum M
−8201)(以下「本菌」と記載する)、その製造方
法およびこれらを含む組成物に関する。
本発明の目的は耐酸性を有する点に有用性の高い新規微
生物を提供すること、この新規微生物を分離採取するこ
とおよびこの新規微生物を増殖することからなる新規微
生物の菌体の製造方法を提供することにある。
生物を提供すること、この新規微生物を分離採取するこ
とおよびこの新規微生物を増殖することからなる新規微
生物の菌体の製造方法を提供することにある。
本発明のもう1つの目的は耐酸性を有する新規微生物を
含有する食品用、飼料用ならびに整腸剤組成物を提供す
ることにある。
含有する食品用、飼料用ならびに整腸剤組成物を提供す
ることにある。
本明細書における「生残率」は試験開始時の生菌数に対
する保存後の生菌数の百分率であり、また「嫌気性菌培
養用寒天平板培地」はBL寒天平板培地、MG寒天平板
培地、その他嫌気性菌を培養するために一般に広く使用
されている寒天平板培地である。
する保存後の生菌数の百分率であり、また「嫌気性菌培
養用寒天平板培地」はBL寒天平板培地、MG寒天平板
培地、その他嫌気性菌を培養するために一般に広く使用
されている寒天平板培地である。
ビフィドバクテリウム属に属する微生物は、大または動
物(たとえば、豚、ニワトす、モルモット、ネズミ、マ
ウスなど)の消化管、糞便中に見出され、これらのもの
から多数の菌種あるいは菌株が分離されている。
物(たとえば、豚、ニワトす、モルモット、ネズミ、マ
ウスなど)の消化管、糞便中に見出され、これらのもの
から多数の菌種あるいは菌株が分離されている。
ビフィドバクテリウム属に属する菌の分類については、
1’963年にReuterが人に由来する菌をビフィ
ドバクテリウム(以下「B。」と略記する)・ビフィダ
ムa (Bificlo−bacteriumbifi
cluma)とす、B、インファンチス(B。
1’963年にReuterが人に由来する菌をビフィ
ドバクテリウム(以下「B。」と略記する)・ビフィダ
ムa (Bificlo−bacteriumbifi
cluma)とす、B、インファンチス(B。
1nfa、ntis) 、B、パルブローラムa(B、
p−arvulorum a)とす、B、 ブレーベa
(B、b−reve a> とbXB。リベローラム(
B、li−berorum) 、B、ラクテンチス(B
、 1acte −t。
p−arvulorum a)とす、B、 ブレーベa
(B、b−reve a> とbXB。リベローラム(
B、li−berorum) 、B、ラクテンチス(B
、 1acte −t。
nts) 、B。アドレツセンチスa (B。αclo
l−△ escentis (Z) 〜cl−+ B、oンガム
a (B+longum (Z)とbの8菌種に分類
しくZentral=blatt fiir Ba
kteriologie、−)paras−itenk
uncle夕1nfeclctions Krankh
ei −ten uncl Hygiene : Ab
t、T)Origin−alell 91巻第486頁
、1963年)、光間は人および動物に由来するすべて
の菌をB。
l−△ escentis (Z) 〜cl−+ B、oンガム
a (B+longum (Z)とbの8菌種に分類
しくZentral=blatt fiir Ba
kteriologie、−)paras−itenk
uncle夕1nfeclctions Krankh
ei −ten uncl Hygiene : Ab
t、T)Origin−alell 91巻第486頁
、1963年)、光間は人および動物に由来するすべて
の菌をB。
ビフィダムについて2つのタイプ、B。インファンチス
について2つのタイプ、J3゜ブレーベについて3つの
タイプ、E、パルブローラムについて2つのタイプ、B
。サーモフィルム(J3. th、e −rmo p
hilum)について4つのタイプ、]B3アドレツセ
ンチスについて4つのタイプ、B。ロンガムについて4
つのタイプ、B、シュードロンガム(B、 pseud
o−1ongum)について4つのタイプ、B。リベロ
ーラムおよびB。ラクテンチスについてそれぞれ1つの
タイプに分類して報告している。
について2つのタイプ、J3゜ブレーベについて3つの
タイプ、E、パルブローラムについて2つのタイプ、B
。サーモフィルム(J3. th、e −rmo p
hilum)について4つのタイプ、]B3アドレツセ
ンチスについて4つのタイプ、B。ロンガムについて4
つのタイプ、B、シュードロンガム(B、 pseud
o−1ongum)について4つのタイプ、B。リベロ
ーラムおよびB。ラクテンチスについてそれぞれ1つの
タイプに分類して報告している。
そして国際微生物学会の中におかれている細菌の命名と
分類についての国際委員会のビフィドバクテリウム小委
員会はB。ビフィダム、B。インファンチス、B、ブレ
ーベ、B2サーモフィルl\、B6アドレツセンチス、
B。ロンガム、B。シュードロンガム、B。スイス(B
、5uis) 、B。
分類についての国際委員会のビフィドバクテリウム小委
員会はB。ビフィダム、B。インファンチス、B、ブレ
ーベ、B2サーモフィルl\、B6アドレツセンチス、
B。ロンガム、B。シュードロンガム、B。スイス(B
、5uis) 、B。
コリネフオルメ(B、coryneforme)z B
、アステロイデス(13゜asteroicles)
およびB。
、アステロイデス(13゜asteroicles)
およびB。
インディカム(B、 1nclicu、m)の11菌
種に分類し、Bargt41’s Manual第8版
にもとりあげられている(J3uchanan−、JL
E、 ctnrl Gi −bbons−、N、 E
、 i Bergey’s M(1nual of
J)eterminative F3acterio
logy、)−8the d、(>、l 第669頁
〜第676頁、Baltimo−rez The Wi
lliams WiLkins Co。、△ 1974年)。
種に分類し、Bargt41’s Manual第8版
にもとりあげられている(J3uchanan−、JL
E、 ctnrl Gi −bbons−、N、 E
、 i Bergey’s M(1nual of
J)eterminative F3acterio
logy、)−8the d、(>、l 第669頁
〜第676頁、Baltimo−rez The Wi
lliams WiLkins Co。、△ 1974年)。
Vfilcrobiologie第68巻、第278頁
196ろ年およびzentralblatt f’6
.r B−akteriologiez paras
itenkunde−、1−nfectionslcr
ankheiten und Flygiene:hb
t、 n、Or i g i na l’ez’第1
26巻、第64頁 1969年)により、B。ルミナー
レ(B。
196ろ年およびzentralblatt f’6
.r B−akteriologiez paras
itenkunde−、1−nfectionslcr
ankheiten und Flygiene:hb
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26巻、第64頁 1969年)により、B。ルミナー
レ(B。
r u、mi na l e)および狙 グロボスム(
’13. glo −bosum)がS 0roci
ani (InternationalJournal
of Systematic Ba、cteri
ol−’l)u S第24巻、第6頁、1974年)に
より、B。アンチウム(B、 rlentium) 、
E、カテヌラーツム(B、 catenulatum)
およびB。アングラ−タム(B、angulatum)
が−I Zani(In、tern、ational
Journal of 8yste −matic
、Bacteriologys、第24巻、第29頁1
974年)により、B。マグナム(,13,mag−n
um ) が) ”T’rovatelli (
Archiv fMrMi1crobio1ogie
z第98巻、第187頁、1974年)により、B。プ
ローラム(B、7)−ullorum) が、Geo
rg (Journal of B −a、cter
iology−s第88巻、第477頁、1964年)
により、B、エリ、%QイB、eri−ksoni i
)がそれぞれ報告されている。
’13. glo −bosum)がS 0roci
ani (InternationalJournal
of Systematic Ba、cteri
ol−’l)u S第24巻、第6頁、1974年)に
より、B。アンチウム(B、 rlentium) 、
E、カテヌラーツム(B、 catenulatum)
およびB。アングラ−タム(B、angulatum)
が−I Zani(In、tern、ational
Journal of 8yste −matic
、Bacteriologys、第24巻、第29頁1
974年)により、B。マグナム(,13,mag−n
um ) が) ”T’rovatelli (
Archiv fMrMi1crobio1ogie
z第98巻、第187頁、1974年)により、B。プ
ローラム(B、7)−ullorum) が、Geo
rg (Journal of B −a、cter
iology−s第88巻、第477頁、1964年)
により、B、エリ、%QイB、eri−ksoni i
)がそれぞれ報告されている。
更にlLmerican Type”Cu1ture
Co11ec−tion (以下「ATCC」と略記
する)のカタログ (Oatalo、que of
5trains L、 16thec1.、第45
頁−第47頁、1978年)にぼれば、前記の種の他に
B、ベルミフオルメ (B。
Co11ec−tion (以下「ATCC」と略記
する)のカタログ (Oatalo、que of
5trains L、 16thec1.、第45
頁−第47頁、1978年)にぼれば、前記の種の他に
B、ベルミフオルメ (B。
v e rmi f o rme )が知られている。
このように、ビフィドバクテリウム属に属する菌種は多
数知られているが、ビフィドバクテリウム属の菌種の分
類の日本における権威者であり、前記国際委員会の委員
である光間の著書(本間道、光間知足共編「ビフィズス
菌」第35頁〜第66頁、■ヤクルト本社、1978年
7月)によれば、現状では、なお主として糖分解性状に
よって次のように鑑別分類するのが妥当であるとされて
いる。
数知られているが、ビフィドバクテリウム属の菌種の分
類の日本における権威者であり、前記国際委員会の委員
である光間の著書(本間道、光間知足共編「ビフィズス
菌」第35頁〜第66頁、■ヤクルト本社、1978年
7月)によれば、現状では、なお主として糖分解性状に
よって次のように鑑別分類するのが妥当であるとされて
いる。
それによればこの属の種は、B。ビフィダムa113゜
ビフィダムb、B。インファンチス サブスピーシーズ
(以下l−8S、Jと略記する)インファンチス(E、
1nfantis 5ubspecies in
−fantis) 、B、インファンチスss。リベ
ローラム、B−インファンチスSS。ラクテンチス、J
3゜ブレーベss、ブレーベ、B、プレーへss、パル
ブローラム、Boサーモフィルム(B、ルミナーレと同
−表1)、B、アルドレツセンチスas:B、アルドレ
ツセンチスb(B、アンチウムおよび13゜エリクソニ
と同−表現型) 、B、アルドレツセンチスc (B
、カテヌラーツムと同−表現型)、B。
ビフィダムb、B。インファンチス サブスピーシーズ
(以下l−8S、Jと略記する)インファンチス(E、
1nfantis 5ubspecies in
−fantis) 、B、インファンチスss。リベ
ローラム、B−インファンチスSS。ラクテンチス、J
3゜ブレーベss、ブレーベ、B、プレーへss、パル
ブローラム、Boサーモフィルム(B、ルミナーレと同
−表1)、B、アルドレツセンチスas:B、アルドレ
ツセンチスb(B、アンチウムおよび13゜エリクソニ
と同−表現型) 、B、アルドレツセンチスc (B
、カテヌラーツムと同−表現型)、B。
アルドレツセンチスd にB。アングラ−ツムと同−表
現型)、B、ロンカムss。ロンカム(11B。
現型)、B、ロンカムss。ロンカム(11B。
ロンガムSS、ロンカ゛ムbXB、ロンカムSS、アニ
マリスa (13,a、nimalis cy、)
(13,Vグナム、B。スイスお上びB6プローラムと
同−表現型)、B。ロンガムss。アニマリスbSB。
マリスa (13,a、nimalis cy、)
(13,Vグナム、B。スイスお上びB6プローラムと
同−表現型)、B。ロンガムss。アニマリスbSB。
シュードロンカム(B。グロボスムと同−表現型) 、
B、アステロイデス(B。コリネフオルメと同−表現型
)およびB・インディカムである。さらに光岡の最近の
著書(光間知足著「腸内菌の阻界」叢文社、1980年
8月)によれば13.ロンガムSS。アニマリスaおよ
びbは、Boコロンムの亜種(S−ubspec ie
s )ではなく、新たに13゜アニマリスとして分類さ
れている。
B、アステロイデス(B。コリネフオルメと同−表現型
)およびB・インディカムである。さらに光岡の最近の
著書(光間知足著「腸内菌の阻界」叢文社、1980年
8月)によれば13.ロンガムSS。アニマリスaおよ
びbは、Boコロンムの亜種(S−ubspec ie
s )ではなく、新たに13゜アニマリスとして分類さ
れている。
B、ロンガムに属する公知知、の菌株の菌学的性質につ
いて前記光岡およびBergey’s Manual第
8版に記載されている事項をまとめれば、第1表のとお
りである。
いて前記光岡およびBergey’s Manual第
8版に記載されている事項をまとめれば、第1表のとお
りである。
文献
(1)日本細菌学雑誌、第24巻 第6号第261頁〜
第280頁、1969年。
第280頁、1969年。
(2)本間道、光間短足共編「ビフィズス菌」第52頁
株式会社ヤクルト本社、1978年7郡。
株式会社ヤクルト本社、1978年7郡。
(3) 、Buchanan、R,E、& Gibb
sOns、NE編為Berley’s Ma、nual
of DeterminativeJ3acter
io1ogy31第8版、第672頁−第676頁、B
al t imore勺T/Le Wi l l ia
ms &Wilkins Oo、、1974年。
sOns、NE編為Berley’s Ma、nual
of DeterminativeJ3acter
io1ogy31第8版、第672頁−第676頁、B
al t imore勺T/Le Wi l l ia
ms &Wilkins Oo、、1974年。
記号の説明
」−:強陽性
一:陰性
S: おくれで反応
±:陰性またはおくれで弱陽性
:不定
一: まれに陽性
注1
(a)細胞は長く、弯曲した梶棒状あるいは隆起又は唖
鈴状の桿状であり、二またに分かれることがある。
鈴状の桿状であり、二またに分かれることがある。
(b)ダラム染色性は変動する。
(c) コロコ×マ凸状ないしクッション状あるいは
金縁、直径2〜5mm、軟かく湿潤し、光沢または粘性
あり。
金縁、直径2〜5mm、軟かく湿潤し、光沢または粘性
あり。
(d)グルコースからの最終生産物:酢酸およびL(1
)乳酸、ガス酸性せず。
)乳酸、ガス酸性せず。
(c) ペントースを発酵し、グルコン酸塩を発酵し
ないビフイドバクテリアは、通常この種に分類され、以
前デーネル)(1957年および19系0年)の第5群
に分類されていた。
ないビフイドバクテリアは、通常この種に分類され、以
前デーネル)(1957年および19系0年)の第5群
に分類されていた。
(ハ 465°Cおよび20°Cにおいて生育せず。
(y) 乳児および成人の糞便から分離される。
(h)標準菌株:E194b、ATOOI 5707C
A%euterz 1971年) 一方ヒフイ1゛バクテ1炉ンム(・J6に属する菌は、
人yは動物の腸内菌叢を形成するi:、要な菌であるこ
とか知られており、従来これらの菌は整腸剤、食品、栄
養剤あるいは飼Hに広く利用されている。
A%euterz 1971年) 一方ヒフイ1゛バクテ1炉ンム(・J6に属する菌は、
人yは動物の腸内菌叢を形成するi:、要な菌であるこ
とか知られており、従来これらの菌は整腸剤、食品、栄
養剤あるいは飼Hに広く利用されている。
しかしなから、ヒフイドバクテリウム属に属する公知の
閑は一般に耐酸性に乏しく、酸性の状態におi−+るこ
の菌の生残率は極めて低い([1本細菌学雑誌、29巻
4号、691〜697頁、1974年及び薬剤学、28
巻、4シじ、361〜662貞、1968年)。そして
この菌を用いて発酵乳を製造し、pH4,6〜49てZ
FI間保持した場合、この菌の生残率は約−1に減少A
ることも知られ00 ている(、F、 Miillerら―Milchwi
ssen、s −chaftz 23巻、9号、55
4〜5s8i<及び10′?j、614〜618頁、1
968年)。そしてM’rjllerらはこの論文の中
でヒフイトバクテリウム菌を含む発酵乳製品において、
製品の7)[(が46以下であってはならないと述へて
いる。
閑は一般に耐酸性に乏しく、酸性の状態におi−+るこ
の菌の生残率は極めて低い([1本細菌学雑誌、29巻
4号、691〜697頁、1974年及び薬剤学、28
巻、4シじ、361〜662貞、1968年)。そして
この菌を用いて発酵乳を製造し、pH4,6〜49てZ
FI間保持した場合、この菌の生残率は約−1に減少A
ることも知られ00 ている(、F、 Miillerら―Milchwi
ssen、s −chaftz 23巻、9号、55
4〜5s8i<及び10′?j、614〜618頁、1
968年)。そしてM’rjllerらはこの論文の中
でヒフイトバクテリウム菌を含む発酵乳製品において、
製品の7)[(が46以下であってはならないと述へて
いる。
このことはこの菌かpJ−] 4.3以ドにおいて急激
に死滅することを意味している。従って、公知のヒフイ
ドバクテリウム属に属する菌を食品、医薬品、飼料に使
用する場合、酸性の食品の保存中に、又、食品、経1」
投lj、医薬品又は飼料と寺して用いたときには、人あ
るいは動物の胃の低い7)IIにおいて死滅する欠点か
ある。
に死滅することを意味している。従って、公知のヒフイ
ドバクテリウム属に属する菌を食品、医薬品、飼料に使
用する場合、酸性の食品の保存中に、又、食品、経1」
投lj、医薬品又は飼料と寺して用いたときには、人あ
るいは動物の胃の低い7)IIにおいて死滅する欠点か
ある。
このような点からヒフイドバクテリウム・属に属する耐
酸性菌について研究がなされ、B、ヒフイこれらの変異
株を用いた発酵乳の製造法も知られ用島らか発明した特
許第70839ろ号(特公昭47−29995号公報)
におけるラクトバチルス・ヒフィダス変異株M 72
04 <J、actob−acillus bifid
us var、M−7204)(fiE自m自室菌寄第
1624吋ド寄託株という。)は、耐酸性をイfする菌
株で壱り、そしてこの菌株は現在の分類によればJ3.
ロンカムに属する変異性である。しかし後述するよう
に寄託株と本菌とは菌学的性質か異なり、特に耐酸性に
おいて本菌か格段にずくれている。
酸性菌について研究がなされ、B、ヒフイこれらの変異
株を用いた発酵乳の製造法も知られ用島らか発明した特
許第70839ろ号(特公昭47−29995号公報)
におけるラクトバチルス・ヒフィダス変異株M 72
04 <J、actob−acillus bifid
us var、M−7204)(fiE自m自室菌寄第
1624吋ド寄託株という。)は、耐酸性をイfする菌
株で壱り、そしてこの菌株は現在の分類によればJ3.
ロンカムに属する変異性である。しかし後述するよう
に寄託株と本菌とは菌学的性質か異なり、特に耐酸性に
おいて本菌か格段にずくれている。
以1.0ように多種、多体にわたって人の消化管に存在
するヒフイドバクテリウム・属の細菌のうち、年令を問
わず人の腸管内に広く存在することか知られ<Amer
ican Jou、rn、al of C11nic
a−1Nutrition、、 ろ0弥、1799〜
1810頁、1977年)、その出現頻度が最も高い(
Ca、ncer J’te、qea、rch + 55
巻、340.7〜て耐酸性をrTする菌株を取得する
ことは食品、飼料あるいは医薬品産業1―特に利用価値
の高いもの未 であるか、才だ満足すべき菌株は知られていない。
するヒフイドバクテリウム・属の細菌のうち、年令を問
わず人の腸管内に広く存在することか知られ<Amer
ican Jou、rn、al of C11nic
a−1Nutrition、、 ろ0弥、1799〜
1810頁、1977年)、その出現頻度が最も高い(
Ca、ncer J’te、qea、rch + 55
巻、340.7〜て耐酸性をrTする菌株を取得する
ことは食品、飼料あるいは医薬品産業1―特に利用価値
の高いもの未 であるか、才だ満足すべき菌株は知られていない。
本発明者らは、ヒフイドバクテリウム・ロンカムに属す
る閑であって、強い耐酸性を泊する閑を分Sずへく検索
を行ない、健康な乳児糞便からヒフイドバクテリウム、
・ロンカムに属し、耐酸性を有する有用性ある菌株を見
出した。
る閑であって、強い耐酸性を泊する閑を分Sずへく検索
を行ない、健康な乳児糞便からヒフイドバクテリウム、
・ロンカムに属し、耐酸性を有する有用性ある菌株を見
出した。
次に本発明について、4普11]に記・成する。
(1)耐酸性菌株の取得
本発明者らは前記のような耐酸性を有する菌株を自然界
から取得すべく、ビフィドバクテリウム属に属する菌種
が多数存在する健康な乳児の糞便から次の方法により菌
株の分離を行なった。
から取得すべく、ビフィドバクテリウム属に属する菌種
が多数存在する健康な乳児の糞便から次の方法により菌
株の分離を行なった。
乳児糞便を滅菌生理食塩水で適宜希釈し、MG寒天培地
(Modifierl Garche’s Agarの
略、赤口ら、食品衛生学雑誌、23巻、1号、69〜4
4頁、1982年)の平板に塗抹し、67°Cで嫌気培
養した。そして得られたコロニーの中でビフィドバクテ
リウム属特有の形態を示し、かつ塗抹標本の顕微鏡観察
によりダラム陽性であり、棒状、こん棒状又は分岐状の
閉形を示す菌を釣菌しMG寒天平板培地に画線塗抹し、
前記と同様の方法で嫌気培養を反復し、純粋にm離され
た菌株を得た。この菌株をpH4,5〜55に調整した
MG寒天平板培地で嫌気培養し、得られたコロニーを更
にペニシリンGカリウム(明治製菓製)05〜1.0単
位/ml含有MG寒天平板培地で嫌気培養し20余の菌
株を得た。次いでこれらの菌株を上記2種のM、G寒天
平板培地で嫌気培養を反復し、最も生育のすぐれた1菌
株を分離した。
(Modifierl Garche’s Agarの
略、赤口ら、食品衛生学雑誌、23巻、1号、69〜4
4頁、1982年)の平板に塗抹し、67°Cで嫌気培
養した。そして得られたコロニーの中でビフィドバクテ
リウム属特有の形態を示し、かつ塗抹標本の顕微鏡観察
によりダラム陽性であり、棒状、こん棒状又は分岐状の
閉形を示す菌を釣菌しMG寒天平板培地に画線塗抹し、
前記と同様の方法で嫌気培養を反復し、純粋にm離され
た菌株を得た。この菌株をpH4,5〜55に調整した
MG寒天平板培地で嫌気培養し、得られたコロニーを更
にペニシリンGカリウム(明治製菓製)05〜1.0単
位/ml含有MG寒天平板培地で嫌気培養し20余の菌
株を得た。次いでこれらの菌株を上記2種のM、G寒天
平板培地で嫌気培養を反復し、最も生育のすぐれた1菌
株を分離した。
(2)菌学的性質
この分離した菌株の菌学的性質は、次のとおりである。
2−1)生理学的性質
a)ガスを産生せず
b)15°Cで発育せず
C)運動性なし
d)好気的条件で発育せず
e)ブドウ糖からの主な発酵生成物
乳酸及び酢酸
f)糖からの酸生成
アラビノース、キシロース、グルコース、フラクトース
、ガラクトース、シュークロース、マルトース、ラクト
ース、メリビオース、メレチトースは陽性、 ラムノース、リボース、セロビオース、トレハロース、
グリコーゲン、イヌリン、マンニトール、ソルビトール
、イノシトール、エスクリン、サリシン、アミグダリン
、グルコン酸塩は陰性、 ラフィノース及びデキストリンは遅れて陽性、マンノー
ス、スターチ及びα−メチルグルコシドは遅れて弱陽性
、 g)インドール産生せず h)硫化水素産生せず i)硝酸塩を還元せず j)カタラーゼ陰性 k)ペニシリン含有MG寒天平板培地(ペニシリンGカ
リウム05〜1.0単位/ml)で発育(後述する(6
)の試験参照)。
、ガラクトース、シュークロース、マルトース、ラクト
ース、メリビオース、メレチトースは陽性、 ラムノース、リボース、セロビオース、トレハロース、
グリコーゲン、イヌリン、マンニトール、ソルビトール
、イノシトール、エスクリン、サリシン、アミグダリン
、グルコン酸塩は陰性、 ラフィノース及びデキストリンは遅れて陽性、マンノー
ス、スターチ及びα−メチルグルコシドは遅れて弱陽性
、 g)インドール産生せず h)硫化水素産生せず i)硝酸塩を還元せず j)カタラーゼ陰性 k)ペニシリン含有MG寒天平板培地(ペニシリンGカ
リウム05〜1.0単位/ml)で発育(後述する(6
)の試験参照)。
l)耐酸性(後述する(4)の試験参照)菌体を滅菌し
た緩衝液に懸濁してpI(を4,6に調整し、5°Cで
7日間保持した時、少なくとも1%の生残率を示す。
た緩衝液に懸濁してpI(を4,6に調整し、5°Cで
7日間保持した時、少なくとも1%の生残率を示す。
2−2)形態学的性質
a)閉形(光学顕微鏡による観察)
BIT、寒天平板培地(光間短足;臨床検査、18巻、
1163〜1172頁、1974年)を用い、37°C
で48時間常法により嫌気培養した本菌は、0.5〜0
.8X1.7〜4.0μ、桿状、こん棒状又は分岐状の
繭形を有する。
1163〜1172頁、1974年)を用い、37°C
で48時間常法により嫌気培養した本菌は、0.5〜0
.8X1.7〜4.0μ、桿状、こん棒状又は分岐状の
繭形を有する。
b)コロニーの形態
前記2−2)のa)と同一の条件で培養した本閑のコロ
ニーの形態(光間短足著「腸内菌の世界J、110頁、
叢文社、1980年8月)は次のとおりである。
ニーの形態(光間短足著「腸内菌の世界J、110頁、
叢文社、1980年8月)は次のとおりである。
形 状:円形(circular)
隆 起:凸円状(convex)
周 縁:円滑(entire)
大きさく直径)=1〜3 mm
色 調:褐色で不透明
表 面:円滑で光沢あり
以上の菌学的性質かd本菌は糖の発酵性のうちATOC
のカタログ記載の菌株(以下ATOC株と記載する)と
はリボース及びラフィノースについて異っているが、分
類学上公知のB。ロンガムに属する菌学的性質を示し、
かつ耐酸性において公知の4700株と異っている。さ
らにこの性質は20代にわたって継代培養しても維持さ
れていたので、本菌独特の性質とみることができ、本菌
は公知の菌株にはないすぐれた耐酸性を有する新菌株と
認められる。
のカタログ記載の菌株(以下ATOC株と記載する)と
はリボース及びラフィノースについて異っているが、分
類学上公知のB。ロンガムに属する菌学的性質を示し、
かつ耐酸性において公知の4700株と異っている。さ
らにこの性質は20代にわたって継代培養しても維持さ
れていたので、本菌独特の性質とみることができ、本菌
は公知の菌株にはないすぐれた耐酸性を有する新菌株と
認められる。
本発明者らはこの菌株をB。ロンガム M−8201と
命名し、昭和57年5月61日に工業技術院微生物工業
技術研究所に寄託し、微工研菌寄第6548号なる受託
番号を得た。
命名し、昭和57年5月61日に工業技術院微生物工業
技術研究所に寄託し、微工研菌寄第6548号なる受託
番号を得た。
(ロ)ペニシリンGカリウムに対する感受性の比較1’
l+ 本菌、前記寄託株、A’l”0C15707及びAT(
3015708の4種のB。ロンガムに属する菌株につ
いて、ペニシリンGカリウムに対する感受性を次の方法
により試験した。上記4菌株をブリラグスリバーブロー
ス(光間短足り臨床検査、18巻、1163〜1172
頁、1974年)に5%(V/V ) 接種し、67
°cで24時間培養した培養液を被検菌液とした。次に
MG寒天培地を用いて調製したペニシリンGカリウムを
含む平板に前記被検菌液の1白金耳を、画線塗抹し、6
7°Cで常法により嫌気培養した。2〜5日培養後、コ
ロニーの形成の有無を観察し、各菌株のペニシリンGカ
リウムに対する感受性の比較を行なった。
l+ 本菌、前記寄託株、A’l”0C15707及びAT(
3015708の4種のB。ロンガムに属する菌株につ
いて、ペニシリンGカリウムに対する感受性を次の方法
により試験した。上記4菌株をブリラグスリバーブロー
ス(光間短足り臨床検査、18巻、1163〜1172
頁、1974年)に5%(V/V ) 接種し、67
°cで24時間培養した培養液を被検菌液とした。次に
MG寒天培地を用いて調製したペニシリンGカリウムを
含む平板に前記被検菌液の1白金耳を、画線塗抹し、6
7°Cで常法により嫌気培養した。2〜5日培養後、コ
ロニーの形成の有無を観察し、各菌株のペニシリンGカ
リウムに対する感受性の比較を行なった。
ペニシリンGカリウムの培地中の濃度とコロニー形成の
有無を第2表に示す。
有無を第2表に示す。
第2表
(注)十: コロニーを形成する
(ト):わずかにコロニーを形成する
m: コロニーを全く形成しない
第2表から明らかなように本菌は、他の6菌株よりペニ
シリンGカリウムに対する感受性が低く05〜1.0単
位/ mlの濃度でも発育iiJ能であった。
シリンGカリウムに対する感受性が低く05〜1.0単
位/ mlの濃度でも発育iiJ能であった。
5utter及びFin、ego l d、 (A?+
、t imi c ro bialAgents a
ndOh、emothera7)’l/z 10巻−4
号)766〜752頁、1976年)はビフィドバクテ
リウム属のペニシリンGに対する感受性は、0.5単位
/づ以下と報告しており、本菌はビフィドバクテリウム
属の中でもペニシリンGカリウムに対して低い感受性を
示す菌株である。
、t imi c ro bialAgents a
ndOh、emothera7)’l/z 10巻−4
号)766〜752頁、1976年)はビフィドバクテ
リウム属のペニシリンGに対する感受性は、0.5単位
/づ以下と報告しており、本菌はビフィドバクテリウム
属の中でもペニシリンGカリウムに対して低い感受性を
示す菌株である。
(4)耐酸性の比較
本菌、前記寄託株、ATO!015707、ATCO1
5708の4種の13、ロンガムに属する菌株について
、耐酸性を次の方法により試験した。
5708の4種の13、ロンガムに属する菌株について
、耐酸性を次の方法により試験した。
4−1) ミルクカルチャー一における生残性試験前
記ブリラグスリバーブロースを用いて調整した前記4菌
株の前培養液を酵1サエギス0.25%(WOW)を添
加した10%(WOW)還元脱脂乳培地に10%(V/
V)接種して67°Cて6〜8時間培養し、さらに同培
地で2〜4代継代培養し、pIJ4.8のミルクカルチ
ャーを調製した。
記ブリラグスリバーブロースを用いて調整した前記4菌
株の前培養液を酵1サエギス0.25%(WOW)を添
加した10%(WOW)還元脱脂乳培地に10%(V/
V)接種して67°Cて6〜8時間培養し、さらに同培
地で2〜4代継代培養し、pIJ4.8のミルクカルチ
ャーを調製した。
このミルクカルチャーを急冷して5°Cで保存した場合
の生菌数の変化と生残率を第6表に示す。
の生菌数の変化と生残率を第6表に示す。
ビフィドバクテリウム菌の生菌数は、ミルクカルチャー
を光間(臨床検査、18巻、1163〜1172頁、1
974年)の希釈液で段階的に希釈した後、MG寒天培
地の試験管を用いた高層寒天培養法(赤口ら;食品衛生
学雑誌、26巻、1号、69〜44頁、1982年)で
測定した。
を光間(臨床検査、18巻、1163〜1172頁、1
974年)の希釈液で段階的に希釈した後、MG寒天培
地の試験管を用いた高層寒天培養法(赤口ら;食品衛生
学雑誌、26巻、1号、69〜44頁、1982年)で
測定した。
第6表から明らかなように本菌は他の6菌株よりミルク
カルチャーにおける生残性が極めて高く7日間の保存で
50%以−ヒの生残率を示した。
カルチャーにおける生残性が極めて高く7日間の保存で
50%以−ヒの生残率を示した。
4−2)低pI−1緩衝液における生残性試験前記4菌
株のミルクカルチャーを滅菌生理食塩水で1/10に希
釈し、これを各7)Hの緩衝液に1/60の割合で添加
、混合し、最終的に4.0.4゜6.4゜6.5゜0,
6.0の5段階の7)Hになるように調整して5°Cに
保存した。緩衝液はpr14.0〜5.0の場合1/1
00モルの酢酸−水酸化す) l)ラムの酢酸緩衝液を
使用し、pH,6,CJの場合、1/100モルのリン
酸2ナトリウム−リン酸1カリウムのリン酸緩衝液を使
用した。
株のミルクカルチャーを滅菌生理食塩水で1/10に希
釈し、これを各7)Hの緩衝液に1/60の割合で添加
、混合し、最終的に4.0.4゜6.4゜6.5゜0,
6.0の5段階の7)Hになるように調整して5°Cに
保存した。緩衝液はpr14.0〜5.0の場合1/1
00モルの酢酸−水酸化す) l)ラムの酢酸緩衝液を
使用し、pH,6,CJの場合、1/100モルのリン
酸2ナトリウム−リン酸1カリウムのリン酸緩衝液を使
用した。
前記p■■緩衝液中の前記4菌株の生菌数の変化と生残
率を第4表に示す。生菌数は前記4−1)項記4曳の方
法で測定した。
率を第4表に示す。生菌数は前記4−1)項記4曳の方
法で測定した。
結果を第4表に示ず。
第4表から明らかなように、水閘はいずれのp(目こお
いても他の6菌株より生残性が高く、特にpH4,0〜
5.0の低い7)、[(領域においてその差が顕著であ
る。
いても他の6菌株より生残性が高く、特にpH4,0〜
5.0の低い7)、[(領域においてその差が顕著であ
る。
即ち水閘を5°Cで7日間保存した場合、7))J、
5.0において24.6%、7)H,4,6において1
1.8%、pH4,3において1.2%、p)14.0
において0.6%の生残率を示すのに対して、他の6菌
株は7)H2Oにおいてさえも生残率がいずれも1%未
満である。
5.0において24.6%、7)H,4,6において1
1.8%、pH4,3において1.2%、p)14.0
において0.6%の生残率を示すのに対して、他の6菌
株は7)H2Oにおいてさえも生残率がいずれも1%未
満である。
水閘の試験結果は、前記Mullerらの報告と股
比較しても格fにすぐれそい)る。即ち Null−e
rらの報告では7+、tl 4.6〜49で7日間保存
したときのビフィドバクテリウム菌の生残率が約1%で
あるのに対して、水閘のそれはp、H5,0で24.3
、pJ■4.6で118%である。
rらの報告では7+、tl 4.6〜49で7日間保存
したときのビフィドバクテリウム菌の生残率が約1%で
あるのに対して、水閘のそれはp、H5,0で24.3
、pJ■4.6で118%である。
このように水閘は低いpI−i領域においてずぐれた耐
酸性を有し、この性質は従来公知の菌株及び文献にも認
められないすぐれたものである。
酸性を有し、この性質は従来公知の菌株及び文献にも認
められないすぐれたものである。
前記の結果と同様の傾向は、前記液体培地ブリラグスリ
バーブロースで培養した各菌株の菌体についても認めら
れた。
バーブロースで培養した各菌株の菌体についても認めら
れた。
4−6)ヨーグルトにおける生残性試験12%(W/W
) ノ還元脱脂乳を90’Cて10分間殺菌した後、4
5°Cに冷却し、10%(w、、’w)還元脱脂乳で調
整したストレプトコッカス・サーモフィルス(8tre
ptoc、occu、s ’J)h、ermoph、−
11us)とラクトバチルス・プル方すクスの混合カル
チャー6%(V/V)および水閘のミルクカルチャー2
%(V7V)を接種し、40”cテ5115間発酵し、
のち直ちに冷却し、ヨーグルトを製造した。そしてこの
ヨーグルトを5°Cて10日間保持し、田−グルト中の
水閘の生残菌数を測定した。
) ノ還元脱脂乳を90’Cて10分間殺菌した後、4
5°Cに冷却し、10%(w、、’w)還元脱脂乳で調
整したストレプトコッカス・サーモフィルス(8tre
ptoc、occu、s ’J)h、ermoph、−
11us)とラクトバチルス・プル方すクスの混合カル
チャー6%(V/V)および水閘のミルクカルチャー2
%(V7V)を接種し、40”cテ5115間発酵し、
のち直ちに冷却し、ヨーグルトを製造した。そしてこの
ヨーグルトを5°Cて10日間保持し、田−グルト中の
水閘の生残菌数を測定した。
生菌数の測定は、ヨーグルトを前記光間の希釈液で段階
的に希釈し、ビフィドバクテリウム菌選択培地であるM
、 G ’L 、P寒天培地(前日ら;食品衛生学雑誌
、23巻、1号、39〜44頁、1982年)を使用し
た高層寒天培養法によった。
的に希釈し、ビフィドバクテリウム菌選択培地であるM
、 G ’L 、P寒天培地(前日ら;食品衛生学雑誌
、23巻、1号、39〜44頁、1982年)を使用し
た高層寒天培養法によった。
又比較のため水閘の代りにATCC15708を用いて
同様に試験した。そして生菌数の変化及び生残率を、ヨ
ーグルトのpH及び乳酸酸度の参考値とともに第5表に
示す。
同様に試験した。そして生菌数の変化及び生残率を、ヨ
ーグルトのpH及び乳酸酸度の参考値とともに第5表に
示す。
尚、前記寄託株及びAi’0015707を用いた試験
も行なったが、ATCC15708とほぼ同等の結果を
示したので、これらの菌株の結果は第5表に記載しなか
った。
も行なったが、ATCC15708とほぼ同等の結果を
示したので、これらの菌株の結果は第5表に記載しなか
った。
第5表から明らかなように水閘を使用して製造したヨー
グルトを5°Cて10日間保存した場合、ヨーグルト中
には製造直後の62%の水閘が生存している。一方AT
OC15708を使用して製造したヨーグルトでは、1
%以下の生残率であり水閘の生残率が極めて高い。
グルトを5°Cて10日間保存した場合、ヨーグルト中
には製造直後の62%の水閘が生存している。一方AT
OC15708を使用して製造したヨーグルトでは、1
%以下の生残率であり水閘の生残率が極めて高い。
このように酸性の食品、低7)l(緩衝液及び、ミルク
カルチャーにおいて、水閘の生残率と他のB。
カルチャーにおいて、水閘の生残率と他のB。
ロンガムに属する菌のそれとの間には格段の相違が認め
られ、水閘はすぐれた耐酸性を有することが判明した。
られ、水閘はすぐれた耐酸性を有することが判明した。
以上のことがら水閘は本質的に耐酸性を備えており、培
養物又はその加工物の保存中の生菌数の低下が少なく、
広いpH域の飲食物への加工が可能である。更に水閘を
凍結及び凍結乾燥したときの生残率もすぐれていること
が試験により確認されているので水閘の用途は極めて広
範である。
養物又はその加工物の保存中の生菌数の低下が少なく、
広いpH域の飲食物への加工が可能である。更に水閘を
凍結及び凍結乾燥したときの生残率もすぐれていること
が試験により確認されているので水閘の用途は極めて広
範である。
たとえば、古くから知られている人又は動物の医薬品と
しての整腸剤に利用できることは勿論、粉末状の食品、
飼料あるいは液状又は半固状の飼料、食品に添加あるい
は混在させることもできる。
しての整腸剤に利用できることは勿論、粉末状の食品、
飼料あるいは液状又は半固状の飼料、食品に添加あるい
は混在させることもできる。
このように水閘は従来公知の菌株には認められないすぐ
れた性質を有しており、産業上極めて有用である。
れた性質を有しており、産業上極めて有用である。
実施例1
肉エキス50g、酵母エキス100J7%ペプト”10
0ハ乳糖200 gN K2 F−1,P O,+ 5
01 。
0ハ乳糖200 gN K2 F−1,P O,+ 5
01 。
KIhPO410,q1シスチン4 、q及び水951
からなる培地(pti 6.5) 10 lを121°
Cで15分間滅菌し、ろ7°Cに冷却した。一方、予め
同一組成の培地により37°Cて16時間前培養した水
閘のシードカルチャー5QQmAを前記の培地101に
接種し、67°Cで16時間培養した。
からなる培地(pti 6.5) 10 lを121°
Cで15分間滅菌し、ろ7°Cに冷却した。一方、予め
同一組成の培地により37°Cて16時間前培養した水
閘のシードカルチャー5QQmAを前記の培地101に
接種し、67°Cで16時間培養した。
さらに90°Cで60分殺菌した同一組成培地200t
に前記培養液全量(10,51)を接種し、37℃で1
6時間培養した。培養後の生菌数は2.5×109/−
であった。
に前記培養液全量(10,51)を接種し、37℃で1
6時間培養した。培養後の生菌数は2.5×109/−
であった。
次いでシャープレス型遠心分離機(1b、000rpm
)により菌体を集め、培地と同量の90°Cで60分間
殺菌の生理食塩水に再懸濁し、前記と同様遠心分離して
再度集菌した。得られた菌体を脱脂粉乳10%(W/W
) 、蔗糖1%(W/W)、グルタミン酸ソーダ1%(
W/W)からなる溶液(90°C160分殺菌)201
に懸濁し、常法に従って凍結乾燥し、1.4 X 10
】1/ g の水閘を含有する粉末約2.2kqを得た
。
)により菌体を集め、培地と同量の90°Cで60分間
殺菌の生理食塩水に再懸濁し、前記と同様遠心分離して
再度集菌した。得られた菌体を脱脂粉乳10%(W/W
) 、蔗糖1%(W/W)、グルタミン酸ソーダ1%(
W/W)からなる溶液(90°C160分殺菌)201
に懸濁し、常法に従って凍結乾燥し、1.4 X 10
】1/ g の水閘を含有する粉末約2.2kqを得た
。
実施例2
酵Iサエギス02%(w/w)、脱脂粉乳10%(〜V
/〜へりからなる90″C30分殺菌後の培地1 、O
Q Q mH,H本菌を接種し、67°cで6時間培養
した。一方、10%(WIW>還元脱脂乳培地150
o−、eヲq o°Cr30分間殺菌し、ストレフi・
コツカス・サーモフィルス<5treptococ −
cus th、ermophilus)及びラクトバ
チルス・ブルガリクス(Lactobacillus
bulgar −i c tイs ) の混合カルチャ
ー50づを接種し、42゛Cで4時間培養した。 11 0れとは別に乳脂肪6.1%(W/W) 、fn(指名
固形分9%(W/W)からなる生乳501を60′Cに
加湿し、150 kq/cdの圧力で均質し、90’C
で10分間殺菌し、40”Cに冷却した。この殺菌した
牛乳に前培養した前記の本菌カルチャー1000−及び
ストレプトコッカス・サーモフィルスとラクトバチルス
・フ゛ルカリタスの混合カルチャー1500ゴを接種し
、50〇−容の容器に充てんし、密封し、40“′Cで
4時間培養し、直ちに冷却した。得られた発酵乳は乳酸
酸度085%、pI−14,40であり、本菌82×1
06/rn11ストレプトコッカス・サーモフィルス3
7X107/r’LA’、ラクトバチルス・ブルガリク
ス31 X 107/′rnノを含有していた。この発
酵乳を10°Cて10日間深存したときの水閘の菌数は
21 X 106//mlてあり生残率は26%であっ
た。
/〜へりからなる90″C30分殺菌後の培地1 、O
Q Q mH,H本菌を接種し、67°cで6時間培養
した。一方、10%(WIW>還元脱脂乳培地150
o−、eヲq o°Cr30分間殺菌し、ストレフi・
コツカス・サーモフィルス<5treptococ −
cus th、ermophilus)及びラクトバ
チルス・ブルガリクス(Lactobacillus
bulgar −i c tイs ) の混合カルチャ
ー50づを接種し、42゛Cで4時間培養した。 11 0れとは別に乳脂肪6.1%(W/W) 、fn(指名
固形分9%(W/W)からなる生乳501を60′Cに
加湿し、150 kq/cdの圧力で均質し、90’C
で10分間殺菌し、40”Cに冷却した。この殺菌した
牛乳に前培養した前記の本菌カルチャー1000−及び
ストレプトコッカス・サーモフィルスとラクトバチルス
・フ゛ルカリタスの混合カルチャー1500ゴを接種し
、50〇−容の容器に充てんし、密封し、40“′Cで
4時間培養し、直ちに冷却した。得られた発酵乳は乳酸
酸度085%、pI−14,40であり、本菌82×1
06/rn11ストレプトコッカス・サーモフィルス3
7X107/r’LA’、ラクトバチルス・ブルガリク
ス31 X 107/′rnノを含有していた。この発
酵乳を10°Cて10日間深存したときの水閘の菌数は
21 X 106//mlてあり生残率は26%であっ
た。
実施例3
乾燥殺菌した澱粉14kg及び乳糖6kgに、実施例1
で得た水閘を含有する粉末20gを加えて均一に混合し
、108/gの水閘を含有する粉末の整腸剤約20に9
を得た。
で得た水閘を含有する粉末20gを加えて均一に混合し
、108/gの水閘を含有する粉末の整腸剤約20に9
を得た。
実施例4
トマトピユーレ800ハ蔗糖20gz食塩1g1グルタ
ミン酸ソーダ0.8 (I N香料0.5g(いずれも
市販品)を水160gと混合し、殺菌冷却し、更にこの
混合液に実施例2と同様の方法で調整した本m20gと
常法により調整したラクトバチルス・カゼイ(Lact
obacillus casei )のカルチャー5
0gとを添加して均一に混合し、ビフィズス生菌入り乳
酸菌飲料約1 kyを製造し、100fnl容ガラスビ
ン1o本に分注して密封した。
ミン酸ソーダ0.8 (I N香料0.5g(いずれも
市販品)を水160gと混合し、殺菌冷却し、更にこの
混合液に実施例2と同様の方法で調整した本m20gと
常法により調整したラクトバチルス・カゼイ(Lact
obacillus casei )のカルチャー5
0gとを添加して均一に混合し、ビフィズス生菌入り乳
酸菌飲料約1 kyを製造し、100fnl容ガラスビ
ン1o本に分注して密封した。
この乳酸菌飲料は製造直後のpHが4.60であり水閘
148X106//m、ラクトバチルス・カゼイを52
X106/m含有し、10”Cで10日間保存したのち
の本菌の菌数は59 X 10’/d、生残率12%で
あった。
148X106//m、ラクトバチルス・カゼイを52
X106/m含有し、10”Cで10日間保存したのち
の本菌の菌数は59 X 10’/d、生残率12%で
あった。
実施例5
市販のコーンミール69に9、大豆粕21に9、ボウム
1kg、炭酸カルシウムI:15に9、飼料用混合無機
塩(オリエンタル酵母工業製)0.5kg、飼料用混合
ビタミン(オリエンタル酵母工業製)1kgからなる子
豚用配合飼料1001(9に実施例1で得た水閘を含有
する粉末10gを添加して均一に混合し、子豚育生用の
粉末飼料約100 kt;tを得た。
1kg、炭酸カルシウムI:15に9、飼料用混合無機
塩(オリエンタル酵母工業製)0.5kg、飼料用混合
ビタミン(オリエンタル酵母工業製)1kgからなる子
豚用配合飼料1001(9に実施例1で得た水閘を含有
する粉末10gを添加して均一に混合し、子豚育生用の
粉末飼料約100 kt;tを得た。
この飼料には1g当り、製造直後1.4X107の水閘
が含まれ、室温で6カ)”J II+保存後では1g当
りろ0X105の水閘が含まれていた。
が含まれ、室温で6カ)”J II+保存後では1g当
りろ0X105の水閘が含まれていた。
特許出願人森永乳業株式会社
代理人弁理士津1)昭
・′:j
手 tl @ TF、IF (方E)□・昭和5
7年IO月19日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 I 事件の表示 昭和57年特許11FNl’j106182号2 発明
の名称 ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、
その菌体の製造法および該微生物を含む組成物 3 Nmをする者 事件との関係 特許出願人 東京都湊区芝五丁目33番1号 (612)森永乳業株式会社 代褒者 門 # 貢 4代理人 5 M正命令の日付 昭和57年 9月 9日6 補正
の対繊 明 細 冑/’?’?f’!γノ、\7 補正
の内容 明細」1ページ、第20ページないし第23ページ、第
38ページ、@41ページ、第44ページおよび第49
ページを別紙のとおりに補正します。
7年IO月19日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 I 事件の表示 昭和57年特許11FNl’j106182号2 発明
の名称 ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、
その菌体の製造法および該微生物を含む組成物 3 Nmをする者 事件との関係 特許出願人 東京都湊区芝五丁目33番1号 (612)森永乳業株式会社 代褒者 門 # 貢 4代理人 5 M正命令の日付 昭和57年 9月 9日6 補正
の対繊 明 細 冑/’?’?f’!γノ、\7 補正
の内容 明細」1ページ、第20ページないし第23ページ、第
38ページ、@41ページ、第44ページおよび第49
ページを別紙のとおりに補正します。
(ただし第1ページ以外は内容に変更なし。)明
細 書 1、発明の名称 ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規も 微生物、その菌体の製造法および該微生物を含会す→組
成物 2、特許請求の範囲 (1)菌体を滅菌した紛衝液に懸濁し、pHを4.6に
81整して5゛Cで7日間保持した時、少くとも1%の
生存率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム・ロ
ンガム。
細 書 1、発明の名称 ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規も 微生物、その菌体の製造法および該微生物を含会す→組
成物 2、特許請求の範囲 (1)菌体を滅菌した紛衝液に懸濁し、pHを4.6に
81整して5゛Cで7日間保持した時、少くとも1%の
生存率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム・ロ
ンガム。
(2> 前記のビフィドバクテリウム・ロンガムが下
記の菌学的性質を示すことを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の菌株。
記の菌学的性質を示すことを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の菌株。
<a> M体を滅菌した緩衝液に懸濁し、7)Hを4
.6に調整して5°Cで7日間保持した時、少第2表 (注)十: コロニーを形成する (ト):わずかにコロニーを形成する ー: コロニーを全く形成しない 第2表から明らかなように水閘は、池の6m株よりペー
ジリンGカリウムに対する感受性が低く 州0
5〜1.0単位/mlの濃度でも発育可能であった。
ヤ5utter及(F Finegold (A
ntimiarobialAgents and O
hgmoth、erapy、10巻、4号、736〜7
52頁、1976年)はビフィドバクテリウム属のペニ
シリンGに対する感受性は、ざ ) (
.6に調整して5°Cで7日間保持した時、少第2表 (注)十: コロニーを形成する (ト):わずかにコロニーを形成する ー: コロニーを全く形成しない 第2表から明らかなように水閘は、池の6m株よりペー
ジリンGカリウムに対する感受性が低く 州0
5〜1.0単位/mlの濃度でも発育可能であった。
ヤ5utter及(F Finegold (A
ntimiarobialAgents and O
hgmoth、erapy、10巻、4号、736〜7
52頁、1976年)はビフィドバクテリウム属のペニ
シリンGに対する感受性は、ざ ) (
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、p−1−1を4
.3に調整して5°Cで7日間保持した時、少くとも1
%の生存率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム
・ロンガム。 (2)前記のビフィドバクテリウム・ロンカムが下記の
菌学的性質を示すことを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の菌株。 (a)菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、7)Hを46に
調整して5°Cで7日間保持した時、少くとも1%の生
残率を有する耐酸性。 (/J)BL寒寒天版板培地用い、67°Cで48時間
嫌気培養したときの菌の形態: ■ 大きさ:0.5〜0.8X1.7〜4.0μ嫉 ■ 形 状:桿状あるいは分校状 (c)BLL天平板培地を用い、67°Cで48時間嫌
気培養したときのコロニーの形態:■ 形状二円形 ■ 隆起:凸円状 ■ 周縁:円滑 (4) 大きさく直径戸1〜3mm ■ 色調:褐色で不透明 ■ 表面二円滑で光沢あり (ハ 運動性なし ω)好気的条件で発育せず (h) ブドウ糖からの主発酵生成物:乳酸および酢
酸 (i)糖からの酸生成: アラビノース、キシロース、グルコース、フラクトース
、ガラクトース、シュークロース、マルトース、ラクト
ース、メリビオースおよびメレチトースは陽性、 ラムノース、リボース、セロビオース、トレハロース、
グリコーゲン、イヌリン、マンニトール、ツルロール、
イノシト〒ノL/、エスクリン、サリシン、・( アミグダリンおよびグルコン酸塩は陰性、ラフィノース
およびデキストリンは遅れて陽性、マンノース、スター
チおよびα−メチルグルコシ(〕)インドール:産生せ
ず、 (k) 硫化水素:産生せず、 (1) 硝酸塩を還元せず、 671) カタラーゼ:陰性、 (?7)ペニシリンを含むMG寒天平板培地(ペニシリ
ンGカリウム:Q、5〜1.0単位/rnl>で発育す
る。 (6)前記のビフィドバクテリウム・ロンガムがビフィ
ドバクテリウム・ロンガムM−8201または第2項に
記載の薪菌株。 (4)人の糞便を生理食塩水で希釈し、嫌気性菌培養用
寒天平板培地で、37°Cにおいて嫌気的に培養するこ
と、得られたコロニーの中がらビフィドバクテリウム属
特有の形態を示し、グラ収 ム陽性であって、棒状、こん棒状または分綾訣の画形を
示すコロニーを釣菌すること、得られた菌を上記嫌気性
菌培養用寒天平板培地で、67°Cにおいてさらに嫌気
的に培養すること、および得られた菌をpH4,5〜5
.5であって、」二記嫌気性菌培養用寒天平板培地で培
養し、さらに05〜1.0単位/−のペニシリンGカリ
ウムを含む上記の嫌気性菌培養用寒天平板培地で培養し
、生育の良い菌株中より下記の菌学的性質を有する菌株
を分離採取する口とを特徴とする菌体を滅菌した緩衝液
に懸濁し、pHを4.6に調整して、5°Cで7日間保
持した時、少くとも1%の生残率を有する耐酸性を示す
ビフィドバクテリウム・ロンガムの製造方法。 (5)前記の菌学的性質が下記のものであることを特徴
とする特許d青水の範囲第4項に記載の方法。 ((Z) 菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、7)Hを
4.3に調整して5°Cで7日間保持した時、少くとも
1%の生残率を有する耐酸性、 (b)BI4天平板培地ヲ用イ、37°c−c46時間
嫌気培養したときの菌の形態: ■ 大きさ二0.5〜0.8X1.’7〜4.0μ坂 ■ 形 状:桿状あるいは分綾状 (c)BL寒天平板培地を用い、67°Cで48時間嫌
気培養したときのコロニーの形態:■ 形状二円形 ■ 隆起:凸円状 ■ 周縁:円滑 ■ 大きさく直径):1〜3mm (9色調:褐色で不透明 ■ 表面:円滑で光沢あり (d) ガス:産生せず (e)15°Cで発育せず (ハ 運動性なし Cq) 好気的条件で発育せず (h)ブドウ糖からの主発酵生成物:乳酸および酢酸 (z) 糖からの酸生成: アラビノース、キシロース、グルコース、フラクト−ス
、ガラクトース、シュークロース、マルトース、ラクト
ース、メリビオースiよびメレチトースは陽性、 ラムノース、リボース、七ロビオース、トレハロース、
グリコーゲン、イヌリン、マンニトール、ソルビトール
、イノシトール、ヱスクリン、サリシン、アミグダリン
およびグルコン酸塩は陰性、 ラフィノースおよびデキストリンは遅れて陽性、マンノ
ース、スターチおよびα−メチルグルコシドは遅れて弱
陽性、 (j) インドール:産生せず、 (/(、) 硫化水素:産生ぜず、 (1) 硝酸塩を還元せず、 6→ カタラーゼ:陰性、 (n、)ペニシリンを含むMG寒天平板培地(ペニシリ
ンGカリウム:Q、5〜1.0単位/−1)で発育する
。 (6)菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、pllを4.6
に調整して、5°Cで7日間保持した時、少くとも1%
の生残率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム・
ロンガムを生育培地に培養して、菌体を増殖させること
を特徴とする前記ビフィドバクテリウム・ロンカムの製
造方法。 (力 前記のヒフイドバクテリウム・ロンカムかに記載
の方法。 (8)菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、pllを46に
調整して、5°Cで7 E1間保持した時、少くとも1
%の生残率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム
・ロンガムの生菌菌体を含有することを特徴とする組成
物。 (9)前記のビフィドバクテリウム・ロンガムがビフィ
ドバクテリウム・ロンガムM−8201(10)前記の
組成物が食品としての用途を有することを特徴とする特
許請求の範囲第8項または第9項に記載の組成物。 (11)前記の組成物が飼料としての用途を有すること
を特徴とする特許請求の範囲第8項または第9項に記載
の組成物。 (12)前記の組成物が整腸剤としての用途を有するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第8項または第9項に記
載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57106182A JPS5953829B2 (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、その菌体の製造法および該微生物を含む組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57106182A JPS5953829B2 (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、その菌体の製造法および該微生物を含む組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58224685A true JPS58224685A (ja) | 1983-12-27 |
JPS5953829B2 JPS5953829B2 (ja) | 1984-12-27 |
Family
ID=14427078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57106182A Expired JPS5953829B2 (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、その菌体の製造法および該微生物を含む組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953829B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003048343A1 (fr) * | 2001-12-07 | 2003-06-12 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Bifidobacterium longum |
JP2008074768A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Yumex Biotech Co Ltd | 宿主特異的プロバイオティクス製品 |
WO2011105335A1 (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-01 | 株式会社ヤクルト本社 | 新規ビフィドバクテリウム属細菌の作出方法 |
WO2011118765A1 (ja) * | 2010-03-26 | 2011-09-29 | 森永乳業株式会社 | 生菌数の測定方法及び培地 |
-
1982
- 1982-06-22 JP JP57106182A patent/JPS5953829B2/ja not_active Expired
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JAPANESE JOURNAL OF DAIRY AND FOOD SCIENCE=1981 * |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003048343A1 (fr) * | 2001-12-07 | 2003-06-12 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Bifidobacterium longum |
EP1449915A1 (en) * | 2001-12-07 | 2004-08-25 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Bifidobacterium longum |
EP1449915A4 (en) * | 2001-12-07 | 2005-01-19 | Morinaga Milk Industry Co Ltd | BIFIDOBACTERIUM LONGUM |
US7427499B2 (en) | 2001-12-07 | 2008-09-23 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Bifidobacterium longum |
JP2008074768A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Yumex Biotech Co Ltd | 宿主特異的プロバイオティクス製品 |
WO2011105335A1 (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-01 | 株式会社ヤクルト本社 | 新規ビフィドバクテリウム属細菌の作出方法 |
WO2011118765A1 (ja) * | 2010-03-26 | 2011-09-29 | 森永乳業株式会社 | 生菌数の測定方法及び培地 |
CN102510901A (zh) * | 2010-03-26 | 2012-06-20 | 森永乳业株式会社 | 活菌数的测定方法及培养基 |
JP5401558B2 (ja) * | 2010-03-26 | 2014-01-29 | 森永乳業株式会社 | 生菌数の測定方法及び培地 |
US8859226B2 (en) | 2010-03-26 | 2014-10-14 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Measurement method for viable cell count, and culture medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5953829B2 (ja) | 1984-12-27 |
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