JPS58224685A - ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、その菌体の製造法および該微生物を含む組成物 - Google Patents

ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、その菌体の製造法および該微生物を含む組成物

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JPS58224685A
JPS58224685A JP57106182A JP10618282A JPS58224685A JP S58224685 A JPS58224685 A JP S58224685A JP 57106182 A JP57106182 A JP 57106182A JP 10618282 A JP10618282 A JP 10618282A JP S58224685 A JPS58224685 A JP S58224685A
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bifidobacterium
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Tomoko Yaejima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐酸性を有するビフィドバクテリウム50ンガ
ム(Bificlo−bacterium longu
m云ビフィドバクテリウム・ロンガムM−8201(B
ifid、o−bacterium longum M
−8201)(以下「本菌」と記載する)、その製造方
法およびこれらを含む組成物に関する。
本発明の目的は耐酸性を有する点に有用性の高い新規微
生物を提供すること、この新規微生物を分離採取するこ
とおよびこの新規微生物を増殖することからなる新規微
生物の菌体の製造方法を提供することにある。
本発明のもう1つの目的は耐酸性を有する新規微生物を
含有する食品用、飼料用ならびに整腸剤組成物を提供す
ることにある。
本明細書における「生残率」は試験開始時の生菌数に対
する保存後の生菌数の百分率であり、また「嫌気性菌培
養用寒天平板培地」はBL寒天平板培地、MG寒天平板
培地、その他嫌気性菌を培養するために一般に広く使用
されている寒天平板培地である。
ビフィドバクテリウム属に属する微生物は、大または動
物(たとえば、豚、ニワトす、モルモット、ネズミ、マ
ウスなど)の消化管、糞便中に見出され、これらのもの
から多数の菌種あるいは菌株が分離されている。
ビフィドバクテリウム属に属する菌の分類については、
1’963年にReuterが人に由来する菌をビフィ
ドバクテリウム(以下「B。」と略記する)・ビフィダ
ムa (Bificlo−bacteriumbifi
cluma)とす、B、インファンチス(B。
1nfa、ntis) 、B、パルブローラムa(B、
p−arvulorum a)とす、B、 ブレーベa
(B、b−reve a> とbXB。リベローラム(
B、li−berorum) 、B、ラクテンチス(B
、  1acte −t。
nts) 、B。アドレツセンチスa (B。αclo
l−△ escentis (Z) 〜cl−+ B、oンガム
a  (B+longum (Z)とbの8菌種に分類
しくZentral=blatt  fiir  Ba
kteriologie、−)paras−itenk
uncle夕1nfeclctions Krankh
ei −ten uncl Hygiene : Ab
t、T)Origin−alell 91巻第486頁
、1963年)、光間は人および動物に由来するすべて
の菌をB。
ビフィダムについて2つのタイプ、B。インファンチス
について2つのタイプ、J3゜ブレーベについて3つの
タイプ、E、パルブローラムについて2つのタイプ、B
。サーモフィルム(J3.  th、e −rmo p
hilum)について4つのタイプ、]B3アドレツセ
ンチスについて4つのタイプ、B。ロンガムについて4
つのタイプ、B、シュードロンガム(B、 pseud
o−1ongum)について4つのタイプ、B。リベロ
ーラムおよびB。ラクテンチスについてそれぞれ1つの
タイプに分類して報告している。
そして国際微生物学会の中におかれている細菌の命名と
分類についての国際委員会のビフィドバクテリウム小委
員会はB。ビフィダム、B。インファンチス、B、ブレ
ーベ、B2サーモフィルl\、B6アドレツセンチス、
B。ロンガム、B。シュードロンガム、B。スイス(B
、5uis) 、B。
コリネフオルメ(B、coryneforme)z B
、アステロイデス(13゜asteroicles) 
 およびB。
インディカム(B、  1nclicu、m)の11菌
種に分類し、Bargt41’s Manual第8版
にもとりあげられている(J3uchanan−、JL
 E、 ctnrl Gi −bbons−、N、 E
、  i Bergey’s M(1nual  of
J)eterminative  F3acterio
logy、)−8the d、(>、l  第669頁
〜第676頁、Baltimo−rez The Wi
lliams WiLkins Co。、△ 1974年)。
Vfilcrobiologie第68巻、第278頁
196ろ年およびzentralblatt  f’6
.r  B−akteriologiez paras
itenkunde−、1−nfectionslcr
ankheiten und Flygiene:hb
t、  n、Or i g i na l’ez’第1
26巻、第64頁 1969年)により、B。ルミナー
レ(B。
r u、mi na l e)および狙 グロボスム(
’13.  glo −bosum)がS 0roci
ani (InternationalJournal
  of  Systematic Ba、cteri
ol−’l)u S第24巻、第6頁、1974年)に
より、B。アンチウム(B、 rlentium) 、
E、カテヌラーツム(B、 catenulatum)
およびB。アングラ−タム(B、angulatum)
が−I Zani(In、tern、ational 
Journal  of 8yste −matic 
、Bacteriologys、第24巻、第29頁1
974年)により、B。マグナム(,13,mag−n
 um )  が) ”T’rovatelli  (
Archiv  fMrMi1crobio1ogie
z第98巻、第187頁、1974年)により、B。プ
ローラム(B、7)−ullorum)  が、Geo
rg (Journal  of B −a、cter
iology−s第88巻、第477頁、1964年)
により、B、エリ、%QイB、eri−ksoni i
 )がそれぞれ報告されている。
更にlLmerican Type”Cu1ture 
Co11ec−tion  (以下「ATCC」と略記
する)のカタログ (Oatalo、que  of 
 5trains  L、 16thec1.、第45
頁−第47頁、1978年)にぼれば、前記の種の他に
B、ベルミフオルメ (B。
v e rmi f o rme )が知られている。
このように、ビフィドバクテリウム属に属する菌種は多
数知られているが、ビフィドバクテリウム属の菌種の分
類の日本における権威者であり、前記国際委員会の委員
である光間の著書(本間道、光間知足共編「ビフィズス
菌」第35頁〜第66頁、■ヤクルト本社、1978年
7月)によれば、現状では、なお主として糖分解性状に
よって次のように鑑別分類するのが妥当であるとされて
いる。
それによればこの属の種は、B。ビフィダムa113゜
ビフィダムb、B。インファンチス サブスピーシーズ
(以下l−8S、Jと略記する)インファンチス(E、
  1nfantis 5ubspecies  in
 −fantis) 、B、インファンチスss。リベ
ローラム、B−インファンチスSS。ラクテンチス、J
3゜ブレーベss、ブレーベ、B、プレーへss、パル
ブローラム、Boサーモフィルム(B、ルミナーレと同
−表1)、B、アルドレツセンチスas:B、アルドレ
ツセンチスb(B、アンチウムおよび13゜エリクソニ
と同−表現型) 、B、アルドレツセンチスc  (B
、カテヌラーツムと同−表現型)、B。
アルドレツセンチスd にB。アングラ−ツムと同−表
現型)、B、ロンカムss。ロンカム(11B。
ロンガムSS、ロンカ゛ムbXB、ロンカムSS、アニ
マリスa (13,a、nimalis cy、)  
(13,Vグナム、B。スイスお上びB6プローラムと
同−表現型)、B。ロンガムss。アニマリスbSB。
シュードロンカム(B。グロボスムと同−表現型) 、
B、アステロイデス(B。コリネフオルメと同−表現型
)およびB・インディカムである。さらに光岡の最近の
著書(光間知足著「腸内菌の阻界」叢文社、1980年
8月)によれば13.ロンガムSS。アニマリスaおよ
びbは、Boコロンムの亜種(S−ubspec ie
s )ではなく、新たに13゜アニマリスとして分類さ
れている。
B、ロンガムに属する公知知、の菌株の菌学的性質につ
いて前記光岡およびBergey’s Manual第
8版に記載されている事項をまとめれば、第1表のとお
りである。
文献 (1)日本細菌学雑誌、第24巻 第6号第261頁〜
第280頁、1969年。
(2)本間道、光間短足共編「ビフィズス菌」第52頁
 株式会社ヤクルト本社、1978年7郡。
(3)  、Buchanan、R,E、& Gibb
sOns、NE編為Berley’s Ma、nual
  of DeterminativeJ3acter
io1ogy31第8版、第672頁−第676頁、B
al t imore勺T/Le Wi l l ia
ms &Wilkins Oo、、1974年。
記号の説明 」−:強陽性 一:陰性 S: おくれで反応 ±:陰性またはおくれで弱陽性 :不定 一: まれに陽性 注1 (a)細胞は長く、弯曲した梶棒状あるいは隆起又は唖
鈴状の桿状であり、二またに分かれることがある。
(b)ダラム染色性は変動する。
(c)  コロコ×マ凸状ないしクッション状あるいは
金縁、直径2〜5mm、軟かく湿潤し、光沢または粘性
あり。
(d)グルコースからの最終生産物:酢酸およびL(1
)乳酸、ガス酸性せず。
(c)  ペントースを発酵し、グルコン酸塩を発酵し
ないビフイドバクテリアは、通常この種に分類され、以
前デーネル)(1957年および19系0年)の第5群
に分類されていた。
(ハ 465°Cおよび20°Cにおいて生育せず。
(y)  乳児および成人の糞便から分離される。
(h)標準菌株:E194b、ATOOI 5707C
A%euterz 1971年) 一方ヒフイ1゛バクテ1炉ンム(・J6に属する菌は、
人yは動物の腸内菌叢を形成するi:、要な菌であるこ
とか知られており、従来これらの菌は整腸剤、食品、栄
養剤あるいは飼Hに広く利用されている。
しかしなから、ヒフイドバクテリウム属に属する公知の
閑は一般に耐酸性に乏しく、酸性の状態におi−+るこ
の菌の生残率は極めて低い([1本細菌学雑誌、29巻
4号、691〜697頁、1974年及び薬剤学、28
巻、4シじ、361〜662貞、1968年)。そして
この菌を用いて発酵乳を製造し、pH4,6〜49てZ
FI間保持した場合、この菌の生残率は約−1に減少A
ることも知られ00 ている(、F、  Miillerら―Milchwi
ssen、s −chaftz  23巻、9号、55
4〜5s8i<及び10′?j、614〜618頁、1
968年)。そしてM’rjllerらはこの論文の中
でヒフイトバクテリウム菌を含む発酵乳製品において、
製品の7)[(が46以下であってはならないと述へて
いる。
このことはこの菌かpJ−] 4.3以ドにおいて急激
に死滅することを意味している。従って、公知のヒフイ
ドバクテリウム属に属する菌を食品、医薬品、飼料に使
用する場合、酸性の食品の保存中に、又、食品、経1」
投lj、医薬品又は飼料と寺して用いたときには、人あ
るいは動物の胃の低い7)IIにおいて死滅する欠点か
ある。
このような点からヒフイドバクテリウム・属に属する耐
酸性菌について研究がなされ、B、ヒフイこれらの変異
株を用いた発酵乳の製造法も知られ用島らか発明した特
許第70839ろ号(特公昭47−29995号公報)
におけるラクトバチルス・ヒフィダス変異株M  72
04 <J、actob−acillus bifid
us var、M−7204)(fiE自m自室菌寄第
1624吋ド寄託株という。)は、耐酸性をイfする菌
株で壱り、そしてこの菌株は現在の分類によればJ3.
 ロンカムに属する変異性である。しかし後述するよう
に寄託株と本菌とは菌学的性質か異なり、特に耐酸性に
おいて本菌か格段にずくれている。
以1.0ように多種、多体にわたって人の消化管に存在
するヒフイドバクテリウム・属の細菌のうち、年令を問
わず人の腸管内に広く存在することか知られ<Amer
ican Jou、rn、al  of C11nic
a−1Nutrition、、  ろ0弥、1799〜
1810頁、1977年)、その出現頻度が最も高い(
Ca、ncer J’te、qea、rch + 55
 巻、340.7〜て耐酸性をrTする菌株を取得する
ことは食品、飼料あるいは医薬品産業1―特に利用価値
の高いもの未 であるか、才だ満足すべき菌株は知られていない。
本発明者らは、ヒフイドバクテリウム・ロンカムに属す
る閑であって、強い耐酸性を泊する閑を分Sずへく検索
を行ない、健康な乳児糞便からヒフイドバクテリウム、
・ロンカムに属し、耐酸性を有する有用性ある菌株を見
出した。
次に本発明について、4普11]に記・成する。
(1)耐酸性菌株の取得 本発明者らは前記のような耐酸性を有する菌株を自然界
から取得すべく、ビフィドバクテリウム属に属する菌種
が多数存在する健康な乳児の糞便から次の方法により菌
株の分離を行なった。
乳児糞便を滅菌生理食塩水で適宜希釈し、MG寒天培地
(Modifierl Garche’s Agarの
略、赤口ら、食品衛生学雑誌、23巻、1号、69〜4
4頁、1982年)の平板に塗抹し、67°Cで嫌気培
養した。そして得られたコロニーの中でビフィドバクテ
リウム属特有の形態を示し、かつ塗抹標本の顕微鏡観察
によりダラム陽性であり、棒状、こん棒状又は分岐状の
閉形を示す菌を釣菌しMG寒天平板培地に画線塗抹し、
前記と同様の方法で嫌気培養を反復し、純粋にm離され
た菌株を得た。この菌株をpH4,5〜55に調整した
MG寒天平板培地で嫌気培養し、得られたコロニーを更
にペニシリンGカリウム(明治製菓製)05〜1.0単
位/ml含有MG寒天平板培地で嫌気培養し20余の菌
株を得た。次いでこれらの菌株を上記2種のM、G寒天
平板培地で嫌気培養を反復し、最も生育のすぐれた1菌
株を分離した。
(2)菌学的性質 この分離した菌株の菌学的性質は、次のとおりである。
2−1)生理学的性質 a)ガスを産生せず b)15°Cで発育せず C)運動性なし d)好気的条件で発育せず e)ブドウ糖からの主な発酵生成物 乳酸及び酢酸 f)糖からの酸生成 アラビノース、キシロース、グルコース、フラクトース
、ガラクトース、シュークロース、マルトース、ラクト
ース、メリビオース、メレチトースは陽性、 ラムノース、リボース、セロビオース、トレハロース、
グリコーゲン、イヌリン、マンニトール、ソルビトール
、イノシトール、エスクリン、サリシン、アミグダリン
、グルコン酸塩は陰性、 ラフィノース及びデキストリンは遅れて陽性、マンノー
ス、スターチ及びα−メチルグルコシドは遅れて弱陽性
、 g)インドール産生せず h)硫化水素産生せず i)硝酸塩を還元せず j)カタラーゼ陰性 k)ペニシリン含有MG寒天平板培地(ペニシリンGカ
リウム05〜1.0単位/ml)で発育(後述する(6
)の試験参照)。
l)耐酸性(後述する(4)の試験参照)菌体を滅菌し
た緩衝液に懸濁してpI(を4,6に調整し、5°Cで
7日間保持した時、少なくとも1%の生残率を示す。
2−2)形態学的性質 a)閉形(光学顕微鏡による観察) BIT、寒天平板培地(光間短足;臨床検査、18巻、
1163〜1172頁、1974年)を用い、37°C
で48時間常法により嫌気培養した本菌は、0.5〜0
.8X1.7〜4.0μ、桿状、こん棒状又は分岐状の
繭形を有する。
b)コロニーの形態 前記2−2)のa)と同一の条件で培養した本閑のコロ
ニーの形態(光間短足著「腸内菌の世界J、110頁、
叢文社、1980年8月)は次のとおりである。
形 状:円形(circular) 隆 起:凸円状(convex) 周 縁:円滑(entire) 大きさく直径)=1〜3 mm 色 調:褐色で不透明 表 面:円滑で光沢あり 以上の菌学的性質かd本菌は糖の発酵性のうちATOC
のカタログ記載の菌株(以下ATOC株と記載する)と
はリボース及びラフィノースについて異っているが、分
類学上公知のB。ロンガムに属する菌学的性質を示し、
かつ耐酸性において公知の4700株と異っている。さ
らにこの性質は20代にわたって継代培養しても維持さ
れていたので、本菌独特の性質とみることができ、本菌
は公知の菌株にはないすぐれた耐酸性を有する新菌株と
認められる。
本発明者らはこの菌株をB。ロンガム M−8201と
命名し、昭和57年5月61日に工業技術院微生物工業
技術研究所に寄託し、微工研菌寄第6548号なる受託
番号を得た。
(ロ)ペニシリンGカリウムに対する感受性の比較1’
l+ 本菌、前記寄託株、A’l”0C15707及びAT(
3015708の4種のB。ロンガムに属する菌株につ
いて、ペニシリンGカリウムに対する感受性を次の方法
により試験した。上記4菌株をブリラグスリバーブロー
ス(光間短足り臨床検査、18巻、1163〜1172
頁、1974年)に5%(V/V )  接種し、67
°cで24時間培養した培養液を被検菌液とした。次に
MG寒天培地を用いて調製したペニシリンGカリウムを
含む平板に前記被検菌液の1白金耳を、画線塗抹し、6
7°Cで常法により嫌気培養した。2〜5日培養後、コ
ロニーの形成の有無を観察し、各菌株のペニシリンGカ
リウムに対する感受性の比較を行なった。
ペニシリンGカリウムの培地中の濃度とコロニー形成の
有無を第2表に示す。
第2表 (注)十:  コロニーを形成する (ト):わずかにコロニーを形成する m: コロニーを全く形成しない 第2表から明らかなように本菌は、他の6菌株よりペニ
シリンGカリウムに対する感受性が低く05〜1.0単
位/ mlの濃度でも発育iiJ能であった。
5utter及びFin、ego l d、 (A?+
、t imi c ro bialAgents  a
ndOh、emothera7)’l/z 10巻−4
号)766〜752頁、1976年)はビフィドバクテ
リウム属のペニシリンGに対する感受性は、0.5単位
/づ以下と報告しており、本菌はビフィドバクテリウム
属の中でもペニシリンGカリウムに対して低い感受性を
示す菌株である。
(4)耐酸性の比較 本菌、前記寄託株、ATO!015707、ATCO1
5708の4種の13、ロンガムに属する菌株について
、耐酸性を次の方法により試験した。
4−1)  ミルクカルチャー一における生残性試験前
記ブリラグスリバーブロースを用いて調整した前記4菌
株の前培養液を酵1サエギス0.25%(WOW)を添
加した10%(WOW)還元脱脂乳培地に10%(V/
V)接種して67°Cて6〜8時間培養し、さらに同培
地で2〜4代継代培養し、pIJ4.8のミルクカルチ
ャーを調製した。
このミルクカルチャーを急冷して5°Cで保存した場合
の生菌数の変化と生残率を第6表に示す。
ビフィドバクテリウム菌の生菌数は、ミルクカルチャー
を光間(臨床検査、18巻、1163〜1172頁、1
974年)の希釈液で段階的に希釈した後、MG寒天培
地の試験管を用いた高層寒天培養法(赤口ら;食品衛生
学雑誌、26巻、1号、69〜44頁、1982年)で
測定した。
第6表から明らかなように本菌は他の6菌株よりミルク
カルチャーにおける生残性が極めて高く7日間の保存で
50%以−ヒの生残率を示した。
4−2)低pI−1緩衝液における生残性試験前記4菌
株のミルクカルチャーを滅菌生理食塩水で1/10に希
釈し、これを各7)Hの緩衝液に1/60の割合で添加
、混合し、最終的に4.0.4゜6.4゜6.5゜0,
6.0の5段階の7)Hになるように調整して5°Cに
保存した。緩衝液はpr14.0〜5.0の場合1/1
00モルの酢酸−水酸化す) l)ラムの酢酸緩衝液を
使用し、pH,6,CJの場合、1/100モルのリン
酸2ナトリウム−リン酸1カリウムのリン酸緩衝液を使
用した。
前記p■■緩衝液中の前記4菌株の生菌数の変化と生残
率を第4表に示す。生菌数は前記4−1)項記4曳の方
法で測定した。
結果を第4表に示ず。
第4表から明らかなように、水閘はいずれのp(目こお
いても他の6菌株より生残性が高く、特にpH4,0〜
5.0の低い7)、[(領域においてその差が顕著であ
る。
即ち水閘を5°Cで7日間保存した場合、7))J、 
5.0において24.6%、7)H,4,6において1
1.8%、pH4,3において1.2%、p)14.0
において0.6%の生残率を示すのに対して、他の6菌
株は7)H2Oにおいてさえも生残率がいずれも1%未
満である。
水閘の試験結果は、前記Mullerらの報告と股 比較しても格fにすぐれそい)る。即ち Null−e
rらの報告では7+、tl 4.6〜49で7日間保存
したときのビフィドバクテリウム菌の生残率が約1%で
あるのに対して、水閘のそれはp、H5,0で24.3
、pJ■4.6で118%である。
このように水閘は低いpI−i領域においてずぐれた耐
酸性を有し、この性質は従来公知の菌株及び文献にも認
められないすぐれたものである。
前記の結果と同様の傾向は、前記液体培地ブリラグスリ
バーブロースで培養した各菌株の菌体についても認めら
れた。
4−6)ヨーグルトにおける生残性試験12%(W/W
) ノ還元脱脂乳を90’Cて10分間殺菌した後、4
5°Cに冷却し、10%(w、、’w)還元脱脂乳で調
整したストレプトコッカス・サーモフィルス(8tre
ptoc、occu、s ’J)h、ermoph、−
11us)とラクトバチルス・プル方すクスの混合カル
チャー6%(V/V)および水閘のミルクカルチャー2
%(V7V)を接種し、40”cテ5115間発酵し、
のち直ちに冷却し、ヨーグルトを製造した。そしてこの
ヨーグルトを5°Cて10日間保持し、田−グルト中の
水閘の生残菌数を測定した。
生菌数の測定は、ヨーグルトを前記光間の希釈液で段階
的に希釈し、ビフィドバクテリウム菌選択培地であるM
、 G ’L 、P寒天培地(前日ら;食品衛生学雑誌
、23巻、1号、39〜44頁、1982年)を使用し
た高層寒天培養法によった。
又比較のため水閘の代りにATCC15708を用いて
同様に試験した。そして生菌数の変化及び生残率を、ヨ
ーグルトのpH及び乳酸酸度の参考値とともに第5表に
示す。
尚、前記寄託株及びAi’0015707を用いた試験
も行なったが、ATCC15708とほぼ同等の結果を
示したので、これらの菌株の結果は第5表に記載しなか
った。
第5表から明らかなように水閘を使用して製造したヨー
グルトを5°Cて10日間保存した場合、ヨーグルト中
には製造直後の62%の水閘が生存している。一方AT
OC15708を使用して製造したヨーグルトでは、1
%以下の生残率であり水閘の生残率が極めて高い。
このように酸性の食品、低7)l(緩衝液及び、ミルク
カルチャーにおいて、水閘の生残率と他のB。
ロンガムに属する菌のそれとの間には格段の相違が認め
られ、水閘はすぐれた耐酸性を有することが判明した。
以上のことがら水閘は本質的に耐酸性を備えており、培
養物又はその加工物の保存中の生菌数の低下が少なく、
広いpH域の飲食物への加工が可能である。更に水閘を
凍結及び凍結乾燥したときの生残率もすぐれていること
が試験により確認されているので水閘の用途は極めて広
範である。
たとえば、古くから知られている人又は動物の医薬品と
しての整腸剤に利用できることは勿論、粉末状の食品、
飼料あるいは液状又は半固状の飼料、食品に添加あるい
は混在させることもできる。
このように水閘は従来公知の菌株には認められないすぐ
れた性質を有しており、産業上極めて有用である。
実施例1 肉エキス50g、酵母エキス100J7%ペプト”10
0ハ乳糖200 gN K2 F−1,P O,+ 5
01 。
KIhPO410,q1シスチン4 、q及び水951
からなる培地(pti 6.5) 10 lを121°
Cで15分間滅菌し、ろ7°Cに冷却した。一方、予め
同一組成の培地により37°Cて16時間前培養した水
閘のシードカルチャー5QQmAを前記の培地101に
接種し、67°Cで16時間培養した。
さらに90°Cで60分殺菌した同一組成培地200t
に前記培養液全量(10,51)を接種し、37℃で1
6時間培養した。培養後の生菌数は2.5×109/−
であった。
次いでシャープレス型遠心分離機(1b、000rpm
)により菌体を集め、培地と同量の90°Cで60分間
殺菌の生理食塩水に再懸濁し、前記と同様遠心分離して
再度集菌した。得られた菌体を脱脂粉乳10%(W/W
) 、蔗糖1%(W/W)、グルタミン酸ソーダ1%(
W/W)からなる溶液(90°C160分殺菌)201
に懸濁し、常法に従って凍結乾燥し、1.4 X 10
】1/ g の水閘を含有する粉末約2.2kqを得た
実施例2 酵Iサエギス02%(w/w)、脱脂粉乳10%(〜V
/〜へりからなる90″C30分殺菌後の培地1 、O
Q Q mH,H本菌を接種し、67°cで6時間培養
した。一方、10%(WIW>還元脱脂乳培地150 
o−、eヲq o°Cr30分間殺菌し、ストレフi・
コツカス・サーモフィルス<5treptococ −
cus  th、ermophilus)及びラクトバ
チルス・ブルガリクス(Lactobacillus 
bulgar −i c tイs ) の混合カルチャ
ー50づを接種し、42゛Cで4時間培養した。 11 0れとは別に乳脂肪6.1%(W/W) 、fn(指名
固形分9%(W/W)からなる生乳501を60′Cに
加湿し、150 kq/cdの圧力で均質し、90’C
で10分間殺菌し、40”Cに冷却した。この殺菌した
牛乳に前培養した前記の本菌カルチャー1000−及び
ストレプトコッカス・サーモフィルスとラクトバチルス
・フ゛ルカリタスの混合カルチャー1500ゴを接種し
、50〇−容の容器に充てんし、密封し、40“′Cで
4時間培養し、直ちに冷却した。得られた発酵乳は乳酸
酸度085%、pI−14,40であり、本菌82×1
06/rn11ストレプトコッカス・サーモフィルス3
7X107/r’LA’、ラクトバチルス・ブルガリク
ス31 X 107/′rnノを含有していた。この発
酵乳を10°Cて10日間深存したときの水閘の菌数は
21 X 106//mlてあり生残率は26%であっ
た。
実施例3 乾燥殺菌した澱粉14kg及び乳糖6kgに、実施例1
で得た水閘を含有する粉末20gを加えて均一に混合し
、108/gの水閘を含有する粉末の整腸剤約20に9
を得た。
実施例4 トマトピユーレ800ハ蔗糖20gz食塩1g1グルタ
ミン酸ソーダ0.8 (I N香料0.5g(いずれも
市販品)を水160gと混合し、殺菌冷却し、更にこの
混合液に実施例2と同様の方法で調整した本m20gと
常法により調整したラクトバチルス・カゼイ(Lact
obacillus  casei )のカルチャー5
0gとを添加して均一に混合し、ビフィズス生菌入り乳
酸菌飲料約1 kyを製造し、100fnl容ガラスビ
ン1o本に分注して密封した。
この乳酸菌飲料は製造直後のpHが4.60であり水閘
148X106//m、ラクトバチルス・カゼイを52
X106/m含有し、10”Cで10日間保存したのち
の本菌の菌数は59 X 10’/d、生残率12%で
あった。
実施例5 市販のコーンミール69に9、大豆粕21に9、ボウム
1kg、炭酸カルシウムI:15に9、飼料用混合無機
塩(オリエンタル酵母工業製)0.5kg、飼料用混合
ビタミン(オリエンタル酵母工業製)1kgからなる子
豚用配合飼料1001(9に実施例1で得た水閘を含有
する粉末10gを添加して均一に混合し、子豚育生用の
粉末飼料約100 kt;tを得た。
この飼料には1g当り、製造直後1.4X107の水閘
が含まれ、室温で6カ)”J II+保存後では1g当
りろ0X105の水閘が含まれていた。
特許出願人森永乳業株式会社 代理人弁理士津1)昭 ・′:j 手 tl  @  TF、IF  (方E)□・昭和5
7年IO月19日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 I 事件の表示 昭和57年特許11FNl’j106182号2 発明
の名称 ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規微生物、
その菌体の製造法および該微生物を含む組成物 3 Nmをする者 事件との関係 特許出願人 東京都湊区芝五丁目33番1号 (612)森永乳業株式会社 代褒者 門 #  貢 4代理人 5 M正命令の日付 昭和57年 9月 9日6 補正
の対繊 明 細 冑/’?’?f’!γノ、\7 補正
の内容 明細」1ページ、第20ページないし第23ページ、第
38ページ、@41ページ、第44ページおよび第49
ページを別紙のとおりに補正します。
(ただし第1ページ以外は内容に変更なし。)明   
細   書 1、発明の名称 ビフィドバクテリウム・ロンガムに属する新規も 微生物、その菌体の製造法および該微生物を含会す→組
成物 2、特許請求の範囲 (1)菌体を滅菌した紛衝液に懸濁し、pHを4.6に
81整して5゛Cで7日間保持した時、少くとも1%の
生存率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム・ロ
ンガム。
(2>  前記のビフィドバクテリウム・ロンガムが下
記の菌学的性質を示すことを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の菌株。
<a>  M体を滅菌した緩衝液に懸濁し、7)Hを4
.6に調整して5°Cで7日間保持した時、少第2表 (注)十:  コロニーを形成する (ト):わずかにコロニーを形成する ー: コロニーを全く形成しない 第2表から明らかなように水閘は、池の6m株よりペー
ジリンGカリウムに対する感受性が低く     州0
5〜1.0単位/mlの濃度でも発育可能であった。 
   ヤ5utter及(F Finegold (A
ntimiarobialAgents  and O
hgmoth、erapy、10巻、4号、736〜7
52頁、1976年)はビフィドバクテリウム属のペニ
シリンGに対する感受性は、ざ ) (

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、p−1−1を4
    .3に調整して5°Cで7日間保持した時、少くとも1
    %の生存率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム
    ・ロンガム。 (2)前記のビフィドバクテリウム・ロンカムが下記の
    菌学的性質を示すことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の菌株。 (a)菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、7)Hを46に
    調整して5°Cで7日間保持した時、少くとも1%の生
    残率を有する耐酸性。 (/J)BL寒寒天版板培地用い、67°Cで48時間
    嫌気培養したときの菌の形態: ■ 大きさ:0.5〜0.8X1.7〜4.0μ嫉 ■ 形 状:桿状あるいは分校状 (c)BLL天平板培地を用い、67°Cで48時間嫌
    気培養したときのコロニーの形態:■ 形状二円形 ■ 隆起:凸円状 ■ 周縁:円滑 (4)  大きさく直径戸1〜3mm ■ 色調:褐色で不透明 ■ 表面二円滑で光沢あり (ハ 運動性なし ω)好気的条件で発育せず (h)  ブドウ糖からの主発酵生成物:乳酸および酢
    酸 (i)糖からの酸生成: アラビノース、キシロース、グルコース、フラクトース
    、ガラクトース、シュークロース、マルトース、ラクト
    ース、メリビオースおよびメレチトースは陽性、 ラムノース、リボース、セロビオース、トレハロース、
    グリコーゲン、イヌリン、マンニトール、ツルロール、
    イノシト〒ノL/、エスクリン、サリシン、・( アミグダリンおよびグルコン酸塩は陰性、ラフィノース
    およびデキストリンは遅れて陽性、マンノース、スター
    チおよびα−メチルグルコシ(〕)インドール:産生せ
    ず、 (k)  硫化水素:産生せず、 (1)  硝酸塩を還元せず、 671)  カタラーゼ:陰性、 (?7)ペニシリンを含むMG寒天平板培地(ペニシリ
    ンGカリウム:Q、5〜1.0単位/rnl>で発育す
    る。 (6)前記のビフィドバクテリウム・ロンガムがビフィ
    ドバクテリウム・ロンガムM−8201または第2項に
    記載の薪菌株。 (4)人の糞便を生理食塩水で希釈し、嫌気性菌培養用
    寒天平板培地で、37°Cにおいて嫌気的に培養するこ
    と、得られたコロニーの中がらビフィドバクテリウム属
    特有の形態を示し、グラ収 ム陽性であって、棒状、こん棒状または分綾訣の画形を
    示すコロニーを釣菌すること、得られた菌を上記嫌気性
    菌培養用寒天平板培地で、67°Cにおいてさらに嫌気
    的に培養すること、および得られた菌をpH4,5〜5
    .5であって、」二記嫌気性菌培養用寒天平板培地で培
    養し、さらに05〜1.0単位/−のペニシリンGカリ
    ウムを含む上記の嫌気性菌培養用寒天平板培地で培養し
    、生育の良い菌株中より下記の菌学的性質を有する菌株
    を分離採取する口とを特徴とする菌体を滅菌した緩衝液
    に懸濁し、pHを4.6に調整して、5°Cで7日間保
    持した時、少くとも1%の生残率を有する耐酸性を示す
    ビフィドバクテリウム・ロンガムの製造方法。 (5)前記の菌学的性質が下記のものであることを特徴
    とする特許d青水の範囲第4項に記載の方法。 ((Z)  菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、7)Hを
    4.3に調整して5°Cで7日間保持した時、少くとも
    1%の生残率を有する耐酸性、 (b)BI4天平板培地ヲ用イ、37°c−c46時間
    嫌気培養したときの菌の形態: ■ 大きさ二0.5〜0.8X1.’7〜4.0μ坂 ■ 形 状:桿状あるいは分綾状 (c)BL寒天平板培地を用い、67°Cで48時間嫌
    気培養したときのコロニーの形態:■ 形状二円形 ■ 隆起:凸円状 ■ 周縁:円滑 ■ 大きさく直径):1〜3mm (9色調:褐色で不透明 ■ 表面:円滑で光沢あり (d)  ガス:産生せず (e)15°Cで発育せず (ハ 運動性なし Cq)  好気的条件で発育せず (h)ブドウ糖からの主発酵生成物:乳酸および酢酸 (z)  糖からの酸生成: アラビノース、キシロース、グルコース、フラクト−ス
    、ガラクトース、シュークロース、マルトース、ラクト
    ース、メリビオースiよびメレチトースは陽性、 ラムノース、リボース、七ロビオース、トレハロース、
    グリコーゲン、イヌリン、マンニトール、ソルビトール
    、イノシトール、ヱスクリン、サリシン、アミグダリン
    およびグルコン酸塩は陰性、 ラフィノースおよびデキストリンは遅れて陽性、マンノ
    ース、スターチおよびα−メチルグルコシドは遅れて弱
    陽性、 (j)  インドール:産生せず、 (/(、)  硫化水素:産生ぜず、 (1)  硝酸塩を還元せず、 6→ カタラーゼ:陰性、 (n、)ペニシリンを含むMG寒天平板培地(ペニシリ
    ンGカリウム:Q、5〜1.0単位/−1)で発育する
    。 (6)菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、pllを4.6
    に調整して、5°Cで7日間保持した時、少くとも1%
    の生残率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム・
    ロンガムを生育培地に培養して、菌体を増殖させること
    を特徴とする前記ビフィドバクテリウム・ロンカムの製
    造方法。 (力 前記のヒフイドバクテリウム・ロンカムかに記載
    の方法。 (8)菌体を滅菌した緩衝液に懸濁し、pllを46に
    調整して、5°Cで7 E1間保持した時、少くとも1
    %の生残率を有する耐酸性を示すビフィドバクテリウム
    ・ロンガムの生菌菌体を含有することを特徴とする組成
    物。 (9)前記のビフィドバクテリウム・ロンガムがビフィ
    ドバクテリウム・ロンガムM−8201(10)前記の
    組成物が食品としての用途を有することを特徴とする特
    許請求の範囲第8項または第9項に記載の組成物。 (11)前記の組成物が飼料としての用途を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第8項または第9項に記載
    の組成物。 (12)前記の組成物が整腸剤としての用途を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第8項または第9項に記
    載の組成物。
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