JPH1175464A - バリカン型刈取装置 - Google Patents
バリカン型刈取装置Info
- Publication number
- JPH1175464A JPH1175464A JP23805097A JP23805097A JPH1175464A JP H1175464 A JPH1175464 A JP H1175464A JP 23805097 A JP23805097 A JP 23805097A JP 23805097 A JP23805097 A JP 23805097A JP H1175464 A JPH1175464 A JP H1175464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- fixed
- movable
- clipper
- fixed blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切れ味を維持しながら、固定刃と可動刃との
間隙を厳密には設定する必要のないバリカン型の刈取装
置を提供する。 【解決手段】 ナイフバー４に刃体５を取付けて成る可
動刃Ｃが、固定刃Ｂ側に設けた前後一対のガイド部７，
８にナイフバー４の前後端面を各別に案内されながら固
定刃Ｂに対してスライド往復移動するよう構成し、固定
刃Ｂは、刃物台２に取り付けた支持刃部３Ａと、可動刃
Ｃのスライド移動空間を挟んで支持刃部３Ａとは反対側
に位置する折り返し刃部３Ｂとから構成し、折り返し刃
部３Ｂの後端縁を前側の前記ガイド部７に形成してあ
る。
間隙を厳密には設定する必要のないバリカン型の刈取装
置を提供する。 【解決手段】 ナイフバー４に刃体５を取付けて成る可
動刃Ｃが、固定刃Ｂ側に設けた前後一対のガイド部７，
８にナイフバー４の前後端面を各別に案内されながら固
定刃Ｂに対してスライド往復移動するよう構成し、固定
刃Ｂは、刃物台２に取り付けた支持刃部３Ａと、可動刃
Ｃのスライド移動空間を挟んで支持刃部３Ａとは反対側
に位置する折り返し刃部３Ｂとから構成し、折り返し刃
部３Ｂの後端縁を前側の前記ガイド部７に形成してあ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナイフバーに刃体
を取付けて成る可動刃が、固定刃側に設けた前後一対の
ガイド部に前記ナイフバーの前後端面を各別に案内され
ながら前記固定刃に対してスライド往復移動するよう構
成してあるバリカン型刈取装置に関する。
を取付けて成る可動刃が、固定刃側に設けた前後一対の
ガイド部に前記ナイフバーの前後端面を各別に案内され
ながら前記固定刃に対してスライド往復移動するよう構
成してあるバリカン型刈取装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のバリカン型の刈取装置は、例えば
特開平７‐３２２７３８号公報に開示されているよう
に、前記固定刃を一枚板状の板材で形成し、この固定刃
に一枚板状の可動刃を上方から重ね合わせて構成してあ
った。
特開平７‐３２２７３８号公報に開示されているよう
に、前記固定刃を一枚板状の板材で形成し、この固定刃
に一枚板状の可動刃を上方から重ね合わせて構成してあ
った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成のものにおいては、固定刃と可動刃との間隙を大きく
設定し過ぎると切れ味が悪く、間隙を小さくし設定し過
ぎると可動刃の動きが悪くなるといったように、間隙の
設定が難しい面があった。
成のものにおいては、固定刃と可動刃との間隙を大きく
設定し過ぎると切れ味が悪く、間隙を小さくし設定し過
ぎると可動刃の動きが悪くなるといったように、間隙の
設定が難しい面があった。
【０００４】本発明の目的は、切れ味を維持しながら、
固定刃と可動刃との間隙を厳密には設定する必要のない
バリカン型の刈取装置を提供する点にある。
固定刃と可動刃との間隙を厳密には設定する必要のない
バリカン型の刈取装置を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１による発明の構
成・作用・効果はつぎのとおりである。
成・作用・効果はつぎのとおりである。
【０００６】〔構成〕冒頭に記載したバリカン型の刈取
装置において、前記固定刃は、刃物台に取り付けた支持
刃部と、前記可動刃のスライド移動空間を挟んで前記支
持刃部とは反対側に位置する折り返し刃部とから構成
し、前記折り返し刃部の後端縁を前側の前記ガイド部に
形成してある。
装置において、前記固定刃は、刃物台に取り付けた支持
刃部と、前記可動刃のスライド移動空間を挟んで前記支
持刃部とは反対側に位置する折り返し刃部とから構成
し、前記折り返し刃部の後端縁を前側の前記ガイド部に
形成してある。
【０００７】〔作用〕 〔イ〕固定刃は、刃物台に取り付けた支持刃部と、可動
刃のスライド移動空間を挟んで支持刃部とは反対側に配
置した折り返し刃部とから構成してあるから、可動刃の
固定刃からの浮き上がりを阻止できるとともに、切断対
象の茎稈をその切断予定部位よりも上側と下側との上下
二箇所で受け止めて、茎稈を逃げにくくした状態で切断
することができる。
刃のスライド移動空間を挟んで支持刃部とは反対側に配
置した折り返し刃部とから構成してあるから、可動刃の
固定刃からの浮き上がりを阻止できるとともに、切断対
象の茎稈をその切断予定部位よりも上側と下側との上下
二箇所で受け止めて、茎稈を逃げにくくした状態で切断
することができる。
【０００８】〔ロ〕前記折り返し刃部の後端縁を、ナイ
フバーの前端面を案内する前側のガイド部に形成してあ
るから、例えば、特開平７‐３２２７３８号公報の図４
に開示されているように、前側の前記ガイド部を構成す
るに、固定刃側に後端部を取り付けたナイフクリップの
前端部にガイド部材をリベット止めしたものに比べる
と、ナイフクリップを省くことができて部品点数を少な
くすることができる。
フバーの前端面を案内する前側のガイド部に形成してあ
るから、例えば、特開平７‐３２２７３８号公報の図４
に開示されているように、前側の前記ガイド部を構成す
るに、固定刃側に後端部を取り付けたナイフクリップの
前端部にガイド部材をリベット止めしたものに比べる
と、ナイフクリップを省くことができて部品点数を少な
くすることができる。
【０００９】〔効果〕従って、前記作用〔イ〕により可
動刃と固定刃との間隙を厳密に設定する必要はなく、そ
れでいて安定した切断性能を維持でき、しかも前記作用
〔ロ〕により、構造の簡素化を図ることができるバリカ
ン型の刈取装置を提供することができた。
動刃と固定刃との間隙を厳密に設定する必要はなく、そ
れでいて安定した切断性能を維持でき、しかも前記作用
〔ロ〕により、構造の簡素化を図ることができるバリカ
ン型の刈取装置を提供することができた。
【００１０】請求項２による発明の構成・作用・効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【００１１】〔構成〕請求項１にかかる発明において、
前記固定刃と可動刃の平面視における刃角をほぼ３０°
に設定してある。
前記固定刃と可動刃の平面視における刃角をほぼ３０°
に設定してある。
【００１２】〔作用〕請求項１の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、固定刃と可動刃
の平面視における刃角をほぼ３０°に設定してあるか
ら、刃角が例えば１０°程度の小さいものに比べて、平
面視で刃面と直角な方向からその刃面に作用する切断抵
抗の分力が小さくなる。
の作用を奏することができるのに加え、固定刃と可動刃
の平面視における刃角をほぼ３０°に設定してあるか
ら、刃角が例えば１０°程度の小さいものに比べて、平
面視で刃面と直角な方向からその刃面に作用する切断抵
抗の分力が小さくなる。
【００１３】〔効果〕従って、請求項１の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、固定刃
と可動刃の耐久性を高めることができた。
果と同様の効果を奏することができるのに加え、固定刃
と可動刃の耐久性を高めることができた。
【００１４】
【発明の実施の形態】自脱型コンバインに搭載される刈
取装置Ａについて説明する。図１に示すように前記刈取
装置Ａは、機体前後方向に延出された複数の支持フレー
ム１にわたって刃物台２を架設し、この刃物台２に、固
定刃Ｂと、ナイフバー４の下面に複数の刃体５を取付け
て成る可動刃Ｃとを、可動刃Ｃが固定刃Ｂ側に設けた前
後一対のガイド７，８部に前記ナイフバー４の前後端面
を各別に案内されながら前記固定刃Ｂに対して左右にス
ライド往復移動するように設けて構成してある。
取装置Ａについて説明する。図１に示すように前記刈取
装置Ａは、機体前後方向に延出された複数の支持フレー
ム１にわたって刃物台２を架設し、この刃物台２に、固
定刃Ｂと、ナイフバー４の下面に複数の刃体５を取付け
て成る可動刃Ｃとを、可動刃Ｃが固定刃Ｂ側に設けた前
後一対のガイド７，８部に前記ナイフバー４の前後端面
を各別に案内されながら前記固定刃Ｂに対して左右にス
ライド往復移動するように設けて構成してある。
【００１５】前記固定刃Ｂは複数のユニット刃３を刃物
台２に取付て構成してあり、図２，図３，図４に示すよ
うに、各ユニット刃３は、刃物台２に取り付けた支持刃
部３Ａと、可動刃Ｃのスライド移動空間を挟んで支持刃
部３Ａとは反対側に位置する折り返し刃部３Ｂとから成
る。詳しくは、支持刃部３Ａの先端に折り返し刃部３Ｂ
の前端を重ね合わせてリベット止めしてあり、折り返し
刃部３Ｂは前端側から支持刃部３Ａとの間に一定の間隔
を保持する状態に立上げて後方に片持ち状に延出し、片
持ち状に延出した後端を、隣接する折り返し刃部３Ｂの
後端と一体に形成し、この一体形成した部分（以下、一
体形成端部Ｅと呼ぶ）の後端縁を前側の前記ガイド部７
に形成してある。前記一体形成端部Ｅと一対の折り返し
刃部３Ｂとで茎稈を導入する導入凹部Ｆを形成してお
り、導入凹部Ｆ内に誘導される茎稈は一体形成端部Ｅで
入り込みを規制されて位置決めされる。
台２に取付て構成してあり、図２，図３，図４に示すよ
うに、各ユニット刃３は、刃物台２に取り付けた支持刃
部３Ａと、可動刃Ｃのスライド移動空間を挟んで支持刃
部３Ａとは反対側に位置する折り返し刃部３Ｂとから成
る。詳しくは、支持刃部３Ａの先端に折り返し刃部３Ｂ
の前端を重ね合わせてリベット止めしてあり、折り返し
刃部３Ｂは前端側から支持刃部３Ａとの間に一定の間隔
を保持する状態に立上げて後方に片持ち状に延出し、片
持ち状に延出した後端を、隣接する折り返し刃部３Ｂの
後端と一体に形成し、この一体形成した部分（以下、一
体形成端部Ｅと呼ぶ）の後端縁を前側の前記ガイド部７
に形成してある。前記一体形成端部Ｅと一対の折り返し
刃部３Ｂとで茎稈を導入する導入凹部Ｆを形成してお
り、導入凹部Ｆ内に誘導される茎稈は一体形成端部Ｅで
入り込みを規制されて位置決めされる。
【００１６】前記支持刃部３Ａと折り返し刃部３Ｂとの
側端には、斜めに切除された刃３ａ，３ｂを形成して茎
稈の切断性能を向上させてある。前記支持刃部３Ａと折
り返し刃部３Ｂとは強靱性を要求されるので共に工具鋼
で構成してある。支持刃部３Ａと折り返し刃部３Ｂとは
先端側でリベット止めしたが、スポット溶接等によって
溶接固定する構成を採ってもよい。
側端には、斜めに切除された刃３ａ，３ｂを形成して茎
稈の切断性能を向上させてある。前記支持刃部３Ａと折
り返し刃部３Ｂとは強靱性を要求されるので共に工具鋼
で構成してある。支持刃部３Ａと折り返し刃部３Ｂとは
先端側でリベット止めしたが、スポット溶接等によって
溶接固定する構成を採ってもよい。
【００１７】前記可動刃Ｃについて説明すると、ナイフ
バー４の後面を左右方向でガイドする後受け止め板８
（後ろ側のガイド部に相当）を刃物台２にボルト固定
し、図１に示すように、ナイフバー４の一端に連結具９
を取付固定し、連結具９の後面に駆動力を受ける駆動ガ
イド部９Ａを形成してある。駆動ガイド部９Ａにはガイ
ド輪１０Ａが遊転自在に嵌合され、ガイド輪１０Ａをク
ランクアーム１０の一端に取付けて、コンバインの原動
部からの動力でクランクアーム１０を駆動回転し、駆動
ガイド部９Ａとともにナイフバー４を駆動して、可動刃
Ｃを固定刃Ｂに対して一定ストロークで往復駆動するよ
う構成してある。可動刃Ｃを構成する刃体５は強靱性を
要求されるので工具鋼で構成してある。
バー４の後面を左右方向でガイドする後受け止め板８
（後ろ側のガイド部に相当）を刃物台２にボルト固定
し、図１に示すように、ナイフバー４の一端に連結具９
を取付固定し、連結具９の後面に駆動力を受ける駆動ガ
イド部９Ａを形成してある。駆動ガイド部９Ａにはガイ
ド輪１０Ａが遊転自在に嵌合され、ガイド輪１０Ａをク
ランクアーム１０の一端に取付けて、コンバインの原動
部からの動力でクランクアーム１０を駆動回転し、駆動
ガイド部９Ａとともにナイフバー４を駆動して、可動刃
Ｃを固定刃Ｂに対して一定ストロークで往復駆動するよ
う構成してある。可動刃Ｃを構成する刃体５は強靱性を
要求されるので工具鋼で構成してある。
【００１８】前記固定刃Ｂと可動刃Ｃの平面視における
刃角はほぼ３０°に設定して切断抵抗に十分耐えられる
よう構成してある。
刃角はほぼ３０°に設定して切断抵抗に十分耐えられる
よう構成してある。
【００１９】〔別実施形態〕 前記固定刃Ｂの形態としては、図５，図６，図７に
示すように、支持刃部３Ａと折り返し刃部３Ｂとを３対
づつ形成してユニット刃３としてもよい。この支持刃部
３Ａと折り返し刃部３Ｂとの個数については制限はな
い。 前記固定刃Ｂは工具鋼以外に焼き入れ鋼で構成して
あってもよい。
示すように、支持刃部３Ａと折り返し刃部３Ｂとを３対
づつ形成してユニット刃３としてもよい。この支持刃部
３Ａと折り返し刃部３Ｂとの個数については制限はな
い。 前記固定刃Ｂは工具鋼以外に焼き入れ鋼で構成して
あってもよい。
【図１】刈取装置を示す平面図
【図２】固定刃を示す斜視図
【図３】刈取装置の縦断側面図
【図４】可動刃と固定刃の縦断正面図
【図５】別実施形態の斜視図
【図６】別実施形態の平面図
【図７】別実施形態の縦断正面図
２ 刃物台 ３Ａ 支持刃部 ３Ｂ 折り返し刃部 ４ ナイフバー ５ 刃体 ７，８ ガイド部 Ｂ 固定刃 Ｃ 可動刃
Claims (2)
- 【請求項１】 ナイフバーに刃体を取付けて成る可動刃
が、固定刃側に設けた前後一対のガイド部に前記ナイフ
バーの前後端面を各別に案内されながら前記固定刃に対
してスライド往復移動するよう構成してあるバリカン型
刈取装置であって、 前記固定刃は、刃物台に取り付けた支持刃部と、前記可
動刃のスライド移動空間を挟んで前記支持刃部とは反対
側に位置する折り返し刃部とから構成し、前記折り返し
刃部の後端縁を前側の前記ガイド部に形成してあるバリ
カン型刈取装置。 - 【請求項２】 前記固定刃と可動刃の平面視における刃
角をほぼ３０°に設定してある請求項１記載のバリカン
型刈取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23805097A JP3418099B2 (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | バリカン型刈取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23805097A JP3418099B2 (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | バリカン型刈取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1175464A true JPH1175464A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3418099B2 JP3418099B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=17024429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23805097A Expired - Fee Related JP3418099B2 (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | バリカン型刈取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3418099B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115918390A (zh) * | 2022-12-02 | 2023-04-07 | 南京信息工程大学 | 一种太阳能光伏板防蔓生植物设备 |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP23805097A patent/JP3418099B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115918390A (zh) * | 2022-12-02 | 2023-04-07 | 南京信息工程大学 | 一种太阳能光伏板防蔓生植物设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3418099B2 (ja) | 2003-06-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |