JPH117398A - プログラム・デバッグ装置 - Google Patents

プログラム・デバッグ装置

Info

Publication number
JPH117398A
JPH117398A JP9173074A JP17307497A JPH117398A JP H117398 A JPH117398 A JP H117398A JP 9173074 A JP9173074 A JP 9173074A JP 17307497 A JP17307497 A JP 17307497A JP H117398 A JPH117398 A JP H117398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
bit
condition value
register
valid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9173074A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikane Tsuchiya
義兼 土屋
Koji Maruno
剛治 丸野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9173074A priority Critical patent/JPH117398A/ja
Publication of JPH117398A publication Critical patent/JPH117398A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロプロセッサの指定したビットアクセス
が指定回数になった場合にイベント信号を出力するデバ
ッグ装置の提供。 【解決手段】マイクロプロセッサ1のビットアクセスを
検出したいビットのアドレス・バス条件値、データ・バ
ス条件値、検出したいビツトは有効、それ以外のビット
は無効となるようなデータマスク条件値をそれぞれレジ
スタ6、レジスタ7、レジスタ8に、ビットアクセスの
回数をレジスタ8に格納し、マイクロプロセッサが、メ
モリにビットアクセスする時に、データ比較器10で、
アドレス・バス値とレジスタ6が一致し、データ・バス
値の有効ビット値が、レジスタ7の内容のうちのレジス
タ8で示される有効ビット位置の内容が含まれる場合
は、カウンタ12で計数し、カウント値とレジスタ8が
一致する場合は、イベント信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デバッグ装置に関
し、特に、マイクロプロセッサのビットアクセス回数を
カウントするプログラム・デバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサのビットアクセスを
検出する従来のプログラム・デバッグ装置としては、例
えば特開昭57−98054号公報には、デバッグ対象
となるプログラムが指定メモリをアクセスした時、当該
指定メモリの内容が特定の値に変更したことで検出する
停止条件判定器を備えた装置が提案されている。
【0003】図5は、従来のプログラム・デバッグ装置
の構成を示す図である。図5を参照して、マイクロプロ
セッサ(CPU)101と、メモリ102と、マイクロ
プロセッサ(CPU)101のアドレス・バス値を保持
するレジスタ103と、データ・バス値を保持するレジ
スタ104と、データマスクの値を保持するレジスタ1
05と、データ・バス条件値を保持するレジスタ106
と、データ・バス条件値を保持するレジスタ107と、
データマスク条件値を保持するレジスタ108と、アド
レス・バス値とアドレス・バス条件値、前記データ・バ
ス値のうちデータマスク値で示される有効ビットの内容
の有効ビット値と、データ・バス条件値のうちデータマ
スク条件値で示される有効ビットの内容の有効ビット条
件値と、を比較するデータ比較器110と、を備えて構
成される。
【0004】マイクロプロセッサ101のビットアクセ
スを検出したいビットのアドレス・バス条件値、データ
・バス条件値、検出したいビットは有効、それ以外のビ
ットは無効となるようなデータマスク条件値を、予めそ
れぞれのレジスタに記憶保持する。
【0005】マイクロプロセッサ101がビットアクセ
ス命令を実行時に、そのアドレス・バス値、データ・バ
ス値、ビットアクセスするビットは有効、それ以外のビ
ットは無効となるようなデータマスク値をそれぞれレジ
スタに格納する。
【0006】この時、アドレス・バス値とアドレス・バ
ス条件値、データ・バス値のうちデータマスク値で示さ
れた有効ビットの内容の有効ビット値と、データ・バス
条件値のうちデータマスク条件値で示された有効ビット
のみ内容の有効ビット条件値を、それぞれデータ比較器
110で比較し、アドレス・バス値とアドレス・バス条
件値が一致し、有効ビット条件値に有効ビット値が含ま
れる場合はイベント信号115を出力する。
【0007】次に、図5、図6、及び図7を参照して、
この従来のプログラム・デバッグ装置の動作例について
説明する。図6は、従来技術のビットアクセス検出条件
の設定の一例を示す図である。図6は、従来技術のビッ
トアクセス命令の一例を示す図である。なお、表1に、
各図の理解を助けるための用語説明等の一覧を表として
まとめて掲げる。
【0008】まず、アドレス・バス条件値、データ・バ
ス条件値、データマスク条件値を、図6に一例として示
したように、設定する。なお、図6を参照して、ここで
は、アドレス・バス条件値はヘキサデシマル表示(Hは
16進表示の意味)で、5デジット、すなわち20ビッ
ト構成とし、データバス条件値、データマスク条件値は
バイナリ表示で8ビットとする。
【0009】データマスク条件値において有効ビットは
0、無効ビットは1で表現する。
【0010】有効ビット条件値もバイナリ表示の8ビッ
トであり、データ・バス条件値のうち、データマスク条
件値で示される有効ビットの内容で、それ以外の無効ビ
ットは不定値Xとする。
【0011】このような設定で、図7に示すようなビッ
トアクセス命令列を実行したとする。
【0012】ここで、命令: SET1<アドレス>.<ビット> は指定されたビットを1にする命令である。例えば“S
ET1 0FE20H.3”は、アドレス0FE20H
(Hは16進表示の意味)の3ビット目を1にする命令
である。
【0013】また命令: CLR1<アドレス>.<ビット> は指定されたビットを0にする命令である。例えば“C
LR1 0FE20H.3”は、アドレス0FE20H
(Hは16進表示の意味)の3ビット目を1にする命令
である。
【0014】有効ビット値は、データ・バス値のうちデ
ータマスク値で示される有効ビットの内容で、それ以外
の無効ビットは不定値Xとする。
【0015】図7に示した番号順に命令を実行して、デ
ータ比較器209で比較した結果、イベント信号210
を出力するものと出力しないものをまとめると、図8に
示したようなものとなる。以下図8を参照して説明す
る。
【0016】・番号1の命令実行:アドレス・バス値と
アドレス・バス条件値が一致するものの、有効ビット値
は3ビット目(右端のLSBを0ビットとし、左側に順
次1、2ビットとしMSBは7ビット目)が1である
が、有効ビット条件値の3ビット目は不定Xであるた
め、この場合、イベント信号(図1の115)は出力さ
れない。
【0017】・番号2の命令実行:アドレス・バス値と
アドレス・バス条件値が一致するものの、有効ビット値
は6ビット目が1であるが、有効ビット条件値の6ビッ
ト目は0であるため、イベント信号は出力されない。
【0018】・番号3の命令実行:アドレス・バス値と
アドレス・バス条件値が一致するものの、有効ビット値
は0ビット目が1であるが、有効ビット条件値の0ビッ
ト目は不定であるため、この場合はイベント信号は出力
されない。
【0019】・番号4の命令実行:アドレス・バス値と
アドレス・バス条件値が一致し、有効ビット値は6ビッ
ト目が0で、有効ビット条件値の6ビット目も0である
ので、有効ビット値は有効ビット条件値に含まれるの
で、イベント信号が出力される。
【0020】・番号5の命令実行:アドレス・バス値と
アドレス・バス条件値が異なるために、イベント信号は
出力されない。
【0021】・番号6の命令実行:アドレス・バス値と
アドレス・バス条件値が一致するものの、有効ビット値
は7ビット目が0であるが、有効ビット条件値の7ビッ
ト目は不定であるため、この場合、イベント信号は出力
されない。
【0022】・番号7の命令実行:アドレス・バス値と
アドレス・バス条件値が一致し、有効ビット値は5ビッ
ト目が1で、有効ビット条件値の5ビット目も0である
ので、有効ビット値は有効ビット条件値に含まれるの
で、イベント信号が出力される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術のプ
ログラム・デバッグ装置においては、マイクロプロセッ
サが特定ビットのビットアクセスを任意回数繰り返した
後、システムが次の状態に遷移するような場合、任意回
数のビットアクセスが繰り返された後に、イベント信号
を出力する手段を具備していないため、ビットアクセス
が行われる毎に、必ずイベント信号を出力してしまう。
【0024】すなわち、システムが次の状態に遷移する
タイミングを検出したい場合には、それまでに行われた
ビックアクセスの回数分のイベント信号を出力してしま
うことになる。
【0025】その結果、デバッグ効率が著しく低下して
しまう、という問題点を有している。
【0026】例えば、出力されるイベント信号を、マイ
クロプロセッサの実行をブレークする装置に送る場合に
おいて、発生順序に一意性のない特定のビットをビット
アクセスする処理が10箇所あり、その特定のビットに
ビットアクセスが1000回行われると、状態遷移する
ようなシステムを例に挙げて説明する。
【0027】この状態が遷移する1000回目のビット
アクセスが行われた時に、マイクロプロセッサの実行を
一旦ブレークさせ、メモリやレジスタ等の値を確認した
い場合、上記した従来技術では、該特定のビットにビッ
トアクセスが行われる度毎にブレークしてしまうことに
なる。
【0028】すなわち、1000回目のブレーク後に、
目的の状態となる、ことになる。これでは、デバッグ効
率が悪い。
【0029】また、第二の問題点として、特定ビットの
ビットアクセスが何回行われたかをカウントする手段を
具備していないため、特定ビットのビットアクセスが正
常な回数行われたかどうかを確認する手だてがない、と
いうことである。
【0030】例えば、8個のランプの点灯、消灯を1バ
イト(8ビット)の各ビットに割り当てて、それぞれの
ビットが1になった場合にはランプが点灯し、0になっ
た場合はランプが消灯するようなシステムの場合を例に
挙げて説明する。
【0031】ある状態になった時、今までに7個目のラ
ンプが、何回、点灯または消灯の切替を行ったか確認し
て、正しい回数分、点灯または消灯の切替が行われたか
否かをチェックする場合、ビットアクセスの回数をカウ
ントする機能がないため、その数を確認することができ
ない。
【0032】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、マイクロプロセ
ッサの指定したビットアクセスが指定回数になった場合
にイベント信号を出力するようにしたプログラム・デバ
ッグ装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のプログラム・デバッグ装置は、メモリ上の
任意のアドレスにビットアクセスする場合、アクセスす
るビットは有効、それ以外のビットは無効となるような
データマスク値を出力するマイクロプロセッサを有し、
前記マイクロプロセッサのアドレス・バス値を保持する
レジスタ、データ・バス値、前記データマスク値のそれ
ぞれを保持するレジスタと、前記マイクロプロセッサの
ビットアクセス回数をカウントしたい時のアドレス・バ
ス条件値、データ・バス条件値、データマスク条件値
と、ビットアクセス回数条件値のそれぞれを保持するレ
ジスタと、前記アドレス・バス値とアドレス・バス条件
値、前記データ・バス値のうち前記データマスク値で示
される有効ビットの内容の有効ビット値と前記データ・
バス条件値のうち前記データマスク条件値で示される有
効ビットの内容の有効ビット条件値を比較するデータ比
較器と、前記データ比較器の結果をカウントするカウン
タと、前記ビットアクセス回数条件値と前記カウンタの
カウント値を比較するカウント比較器を備える本発明の
特徴を含んでいるプログラム・デバッグ装置において、
前記マイクロプロセッサのビットアクセス命令実行時の
前記アドレス・バス値と前記アドレス・バス条件値、前
記有効ビット値と前記有効ビット条件値のそれぞれを前
記データ比較器で比較し、前記アドレス・バス値と前記
アドレス・バス条件値が一致し、且つ、前記有効ビット
条件値の内容に前記有効ビット値が含まれる場合は、前
記カウンタにカウント信号を送り、このカウント信号を
前記カウンタでカウントし、前記ビットアクセス回数条
件値と前記カウンタのカウント値をカウンタ比較器で比
較し、一致する場合は、イベント信号を出力することを
特徴とするマイクロプロセッサのビットアクセス回数を
カウントする手段を有する。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明のプログラム・デバッグ装置は、マ
イクロプロセッサ(図1の1)のビットアクセスを検出
したいビットのアドレス・バス条件値、データ・バス条
件値、検出したいビツトは有効としそれ以外のビットは
無効となるようなデータマスク条件値を、それぞれ対応
するアドレス・バス条件値格納用レジスタ(図1の
6)、データ・バス条件値格納用レジスタ(図1の
7)、データマスク条件値格納用レジスタ(図1の8)
に格納し、ビットアクセスの回数をビットアクセス回数
条件値格納用レジスタ(図1の9)に格納し、マイクロ
プロセッサが、メモリにビットアクセスする時に、デー
タ比較器(図1の10)で、アドレス・バス値とアドレ
ス・バス条件値格納用レジスタ(図1の6)が一致し、
データ・バス値の有効ビット値が、データ・バス条件値
格納用レジスタ(図1の7)の内容のうちの、データマ
スク条件値格納用レジスタ(図1の8)で示される有効
ビット位置の内容が含まれる場合は、カウンタ(図1の
12)で計数し、カウント値とビットアクセス回数条件
値格納用レジスタ(図1の9)の値が一致する場合は、
イベント信号を出力するように構成したものである。
【0035】
【実施例】本発明の実施例について添付図面を参照して
以下に詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例のプ
ログラム・デバッグ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0036】本発明の一実施例のプログラム・デバッグ
装置は、マイクロプロセッサ1のアドレス・バス値を保
持するレジスタ3と、データ・バス値を保持するレジス
タ4と、データマスクの値を保持するレジスタ5と、マ
イクロプロセッサ1のビットアクセス回数をカウントし
た時のアドレス・バス条件値を保持するレジスタ6と、
データ・バス条件値を保持するレジスタ7と、データマ
スク条件値を保持するレジスタ8と、ビットアクセス回
数条件値を保持するレジスタ9と、アドレス・バス値と
アドレス・バス条件値、データ・バス値のうち前記デー
タマスク値で示される有効ビットの内容の有効ビット値
と、前記データ・バス条件値のうち前記データマスク条
件値で示される有効ビットの内容の有効ビット条件値
と、を比較するデータ比較器10と、データ比較器10
の結果をカウントするカウンタ12と、ビットアクセス
回数条件値を格納したレジスタ9の出力と、カウンタ1
2のカウント数を比較するカウント比較器13と、を備
えている。
【0037】データ比較器10は、マイクロプロセッサ
1のビットアクセス命令実行時のアドレス・バス値とア
ドレス・バス条件値、有効ビット値と有効ビット条件値
のそれぞれを比較し、アドレス・バス値とアドレス・バ
ス条件値とが一致し、有効ビット条件値の内容に有効ビ
ット値が含まれる場合には、カウンタ12にカウント信
号11を送出し、カウンタ12はこれをカウントし、カ
ウンタ比較器13はビットアクセス回数条件値とカウン
タ12のカウント数を比較し、一致する場合には、イベ
ント信号15を出力する、
【0038】まず、ビットアクセスする数をカウント対
象としたい、アドレス・バス条件値をレジスタ6、デー
タ・バス条件値をレジスタ7、ビットアクセスをカウン
トしたいビットは有効、それ以外は無効となるようなデ
ータマスク条件値をレジスタ8、ビットアクセス回数条
件値をレジスタ9にそれぞれ格納する。
【0039】マイクロプロセッサ1がメモリ2にアクセ
スするアドレス・バスの内容であるアドレス・バス値を
レジスタ3、データ・バスの内容であるデータ・バス値
をレジスタ4、ビットアクセスしたビットは有効、それ
以外は無効となるようなデータマスク値をレジスタ5に
それぞれ格納する。
【0040】次に、データ比較器10で、アドレス・バ
ス値を格納するレジスタ3とアドレス・バス条件値を格
納するレジスタ6とを比較し、一致する場合は、データ
・バス条件値を格納するレジスタ7のうち、レジスタ8
に格納されているデータマスク条件値で有効とされてい
るビットのみの内容の有効ビット条件値と、データ・バ
ス値を格納するレジスタ4のうち、レジスタ5に格納さ
れているデータマスク値で有効とされているビット内容
の有効ビット値とを比較して、有効ビット条件値に有効
ビット値が含まれる場合は、カウンタ12にカウント信
号11を送る。
【0041】カウント信号11を受けとったカウンタ1
2はカウントし、カウントの処理が終わると、カウント
比較器13にカウント比較信号14を送る。
【0042】カウント比較信号11を受けとったカウン
ト比較器13は、ビットアクセス回数条件値を格納する
レジスタ9と、カウンタ12の値と、を比較し、一致す
る場合はイベント信号17を出力する。
【0043】また、カウント出力信号16が入力される
と、カウンタ12でカウントしているカウント数を出力
する。
【0044】次に図1、図2、図3、及び図4を参照し
て、本実施例の動作について説明する。図2は、本実施
例を説明するための図であり、ビットアクセス検出条件
の設定の一例を示す図である。
【0045】図3は、本実施例を説明するための図であ
り、マイクロプセッサ1で実行されるビットアクセス命
令列の一例を示す図である。なおビットアクセス命令S
ET1<アドレス>.<ビット>、及びCLR1<アド
レス>.<ビット>は、図7を参照して説明した従来技
術と同様であるため、その説明は省略する。図4は、図
3に示した命令列を実行した結果を示す図である。
【0046】まず、レジスタ6に格納するアドレス・バ
ス条件値、レジスタ7に格納するデータ・バス条件値、
レジスタ8に格納するデータマスク条件値、レジスタ9
に格納するビットアクセス回数条件値をそれぞれ図2に
一例として示したような値に設定する。
【0047】図2を参照して、アドレス・バス条件値は
ヘキサデシマル表示(Hは16進表示の意味)で、5デ
ジット、すなわち20ビット構成とし、データバス条件
値、データマスク条件値はバイナリ表示で8ビットとす
る。
【0048】また、データマスク条件値において有効ビ
ットは0、無効ビットは1で表現する。
【0049】そして、有効ビット条件値は、データ・バ
ス条件値のうちデータマスク条件値で有効となっている
ビットのみの内容で、それ以外の無効ビットは不定値X
とする。図2に示す設定例では、データマスク条件値の
有効ビットは1ビット目(LSBを0ビットとし、左側
に向かって順次1ビット、2ビット…、とする)、6ビ
ット目、7ビット目である。
【0050】データ・バス条件値の1ビット目、6ビッ
ト目、7ビット目はそれぞれ1、1、0であるので、
“01XXXX1X”となる。
【0051】また図2のビットアクセス回数条件値は1
0進表示である。
【0052】このような設定で、図3に示すような命令
を用意する。ここでは、命令実行前は、アドレス0FE
20Hと00FE21Hの内容はともに0であるものと
想定して説明する。
【0053】有効ビット値は、データ・バス値のうちデ
ータマスク値で示される有効ビットの内容で、それ以外
の無効ビットは不定値とする。
【0054】図3を参照すると、番号1の命令の場合
は、データマスク値の有効ビットは3ビット目、データ
・バス値の3ビット目は1であるので、“XXXX1X
XX”となる。
【0055】実際に、図3に示した番号順に命令を実行
すると、図4に示すのような結果が得られる。図4を参
照して以下に説明する。
【0056】・番号1の命令実行:アドレス・バス値を
保持するレジスタ3とアドレス・バス条件値を保持する
レジスタ6の内容のアドレス条件を比較し、一致するの
で、有効ビット値と有効ビット条件値を比較する。有効
ビット条件値の3ビット目は不定値であるので、カウン
トしない。
【0057】・番号2の命令実行:アドレス条件が一致
しないのでカウントしない。
【0058】・番号3の命令実行:アドレス条件が一致
し、有効ビット条件値の7ビット目は0であるが、有効
ビット値の7ビット目は1であるためカウントしない。
【0059】・番号4の命令実行:アドレス条件が一致
し、有効ビット条件値の6ビット目は1、有効ビット値
の6ビット目も1であるのでカウントし、カウント数と
ビットアクセス回数条件値を比較して一致しないのでイ
ベント信号15は出力しない。
【0060】・番号5の命令実行:アドレス条件が一致
し、有効ビット条件値の5ビット目は不定であるので、
カウントしない。
【0061】・番号6の命令実行:アドレス条件が一致
し、有効ビット条件値の1ビット目は1、有効ビット値
の1ビット目も1であるのでカウントし、カウント数と
ビットアクセス回数条件値を比較して一致しないのでイ
ベント信号15は出力しない。
【0062】・番号7の命令実行:アドレス条件が一致
し、有効ビット条件値の6ビット目は1であるが、有効
ビット値の6ビット目は0であるためカウントしない。
【0063】・番号8の命令実行:アドレス条件が一致
し、有効ビット条件値の7ビット目は0、有効ビット値
の7ビット目も0であるのでカウントし、カウント数と
ビットアクセス回数条件値を比較して一致しないのでイ
ベント信号は出力しない。
【0064】・番号9の命令実行:アドレス条件が一致
し、有効ビット条件値の6ビット目は1、有効ビット値
の6ビット目も1であるのでカウントし、カウント数と
ビットアクセス回数条件値を比較して一致しないのでイ
ベント信号は出力しない。
【0065】・番号10の命令実行:アドレス条件が一
致し、有効ビット条件値の6ビット目は1、有効ビット
値の6ビット目も1であるのでカウントし、カウント数
とビットアクセス回数条件値を比較して一致するのでイ
ベント信号15を出力する。
【0066】そしてカウンタ12にカウント出力信号1
6が送られると、カウンタ12でカウントしていたカウ
ント数を出力する。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0069】本発明の第1の効果は、任意回数のビット
アクセスに対するデバッグ効率を向上するができる、と
いうことである。
【0070】その理由は、本発明においては、予め指定
したビットアクセス回数分、アクセスを繰り返した後
に、イベント信号を出力することができるため、毎回イ
ベント信号を出力することがない。
【0071】本発明の第2の効果は、特定のビットのビ
ットアクセスのカウント数を出力し、特定ビットのビッ
トアクセス回数を検証することができる、ということで
ある。
【0072】その理由は、本発明においては、カウンタ
で計数しているカウント数を任意のタイミングで出力す
ることができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプログラム・デバッグ装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図であり、
ビットアクセス検出条件の設定の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するための図であり、
マイクロプロセッサで実行するビットアクセス命令のプ
ログラムの一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例において、図4に示すビット
アクセス命令を実行した結果を示す図である。
【図5】従来技術のプログラム・デバッグ装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】従来技術を説明するための図であり、ビットア
クセス検出条件の設定の一例を示す図である。
【図7】従来技術を説明するための図であり、マイクロ
プロセッサで実行するビットアクセス命令のプログラム
の一例を示す図である。
【図8】図7に示したビットアクセス命令を実行した結
果を示す図である。
【符号の説明】
1、101 マイクロプロセッサ(CPU) 2、102 メモリ 3、103 レジスタ(アドレス・バス値用レジスタ) 4、104 レジスタ(データ・バス値用レジスタ) 5、105 レジスタ(データマスク値用レジスタ) 6、106 レジスタ(アドレス・バス条件値保持用レ
ジスタ) 7、107 レジスタ(データ・バス条件値保持用レジ
スタ) 8、108 レジスタ(データマスク条件値保持用レジ
スタ) 9 レジスタ(ビットアクセス回数条件値保持用レジス
タ) 10、110 データ比較器 11 カウント信号 12 カウンタ 13 カウント比較器 14 カウント比較信号 15、115 イベント出力信号 16 カウント出力信号 17 カウント数出力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ上の任意のアドレスにビットアクセ
    スする場合、アクセスするビットは有効、それ以外のビ
    ットは無効となるようなデータマスク値を出力するマイ
    クロプロセッサを有し、 アドレス・バス値とアドレス・バス条件値とを比較する
    共に、 データ・バス値のうちデータマスク値で示される、例え
    ば0を有効、1を有効とする有効ビットの内容で定まる
    有効ビット値と、データ・バス条件値のうち前記データ
    マスク条件値で示される、例えば0を有効、1を有効と
    する有効ビットの内容で定まる有効ビット条件値と、を
    比較するデータ比較手段と、 前記データ比較手段の出力をカウントするカウンタと、 前記ビットアクセス回数条件値と前記カウンタのカウン
    ト値とを比較するカウント比較手段と、 を備え、 前記マイクロプロセッサのビットアクセス命令実行時の
    前記アドレス・バス値と、前記アドレス・バス条件値、
    前記有効ビット値と前記有効ビット条件値のそれぞれ
    を、前記データ比較手段で比較し、前記アドレス・バス
    値と前記アドレス・バス条件値とが一致し、且つ、前記
    有効ビット条件値の内容に、前記有効ビット値が含まれ
    る場合には、前記カウンタにカウント信号を送り、この
    カウント信号を前記カウンタでカウントし、 前記カウンタ比較手段が、前記ビットアクセス回数条件
    値と前記カウンタのカウント値とを比較し、これらが一
    致する場合に、イベント信号を出力する、 ことを特徴とする、マイクロプロセッサのビットアクセ
    ス回数をカウントするプログラム・デバッグ装置。
  2. 【請求項2】メモリ上の任意のアドレスにビットアクセ
    スする場合、アクセスするビットは有効、それ以外のビ
    ットは無効となるようなデータマスク値を出力するマイ
    クロプロセッサを有し、 前記マイクロプロセッサのアドレス・バス値を保持する
    第1のレジスタと、 データ・バス値を保持する第2のレジスタ、 前記データマスクの値を保持する第3のレジスタと、 前記マイクロプロセッサのビットアクセス回数をカウン
    トした時のアドレス・バス条件値を保持する第4のレジ
    スタ、 データ・バス条件値を保持する第5のレジスタ、 データマスク条件値を保持する第6のレジスタと、 ビットアクセス回数条件値を保持する第7のレジスタ
    と、 前記アドレス・バス値とアドレス・バス条件値、前記デ
    ータ・バス値のうち前記データマスク値で示される有効
    ビットの内容の有効ビット値と、前記データ・バス条件
    値のうち前記データマスク条件値で示される有効ビット
    の内容の有効ビット条件値と、を比較するデータ比較手
    段と、 前記データ比較手段の出力をカウントするカウンタと、 前記ビットアクセス回数条件値と、前記カウンタのカウ
    ント数を比較するカウント比較手段と、 を備え、 前記マイクロプロセッサのビットアクセス命令実行時の
    前記アドレス・バス値と、前記アドレス・バス条件値、
    前記有効ビット値と前記有効ビット条件値のそれぞれ
    を、前記データ比較手段で比較し、 前記アドレス・バス値と前記アドレス・バス条件値とが
    一致し、且つ前記有効ビット条件値の内容に前記有効ビ
    ット値が含まれる場合には、前記カウンタにカウント信
    号を送り、前記カウンタでカウントし、 前記カウンタ比較手段が、前記ビットアクセス回数条件
    値と前記カウンタのカウント数を比較し、一致する場合
    に、イベント信号を出力する、 ことを特徴とする、マイクロプロセッサのビットアクセ
    ス回数をカウントするプログラム・デバッグ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の前記プログラム・デバッグ
    装置において、 任意のタイミングで、前記カウンタに、カウント出力制
    御用の信号が入力され、これを受けて前記カウンタから
    カウント数が出力される、ことを特徴とするマイクロプ
    ロセッサのビットアクセス回数をカウントするプログラ
    ム・デバッグ装置。
JP9173074A 1997-06-13 1997-06-13 プログラム・デバッグ装置 Pending JPH117398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9173074A JPH117398A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 プログラム・デバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9173074A JPH117398A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 プログラム・デバッグ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH117398A true JPH117398A (ja) 1999-01-12

Family

ID=15953732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9173074A Pending JPH117398A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 プログラム・デバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH117398A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500740A (ja) * 1999-05-19 2003-01-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ デバッグ回路を有するデータプロセッサ
WO2014090091A1 (en) * 2012-12-11 2014-06-19 International Business Machines Corporation Tracking multiple conditions in a general purpose register and instruction therefor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500740A (ja) * 1999-05-19 2003-01-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ デバッグ回路を有するデータプロセッサ
WO2014090091A1 (en) * 2012-12-11 2014-06-19 International Business Machines Corporation Tracking multiple conditions in a general purpose register and instruction therefor
US9256427B2 (en) 2012-12-11 2016-02-09 International Business Machines Corporation Tracking multiple conditions in a general purpose register and instruction therefor
US9262161B2 (en) 2012-12-11 2016-02-16 International Business Machines Corporation Tracking multiple conditions in a general purpose register and instruction therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5717851A (en) Breakpoint detection circuit in a data processor and method therefor
US5481734A (en) Data processor having 2n bits width data bus for context switching function
JPH0713772A (ja) データ処理装置
JP3397230B2 (ja) デバッグシステム
JP2513417B2 (ja) 情報処理装置
KR100521110B1 (ko) 이벤트 처리 방법 및 장치
JPH117398A (ja) プログラム・デバッグ装置
US7237216B2 (en) Clock gating approach to accommodate infrequent additional processing latencies
JP2797760B2 (ja) 並列処理コンピュータシステム
JPS5947651A (ja) プログラム制御装置
JP2618387B2 (ja) 情報処理装置の試験方法
JP3112311B2 (ja) データ比較手段を備えたプログラマブルコントローラ
JP3729250B2 (ja) 情報処理装置及び電子機器
JP2658342B2 (ja) データ処理装置
JP2563204B2 (ja) ダイナミックバスサイズ検出回路
JPH1055272A (ja) 半導体装置
JPH01154253A (ja) データ処理装置
JPH02230320A (ja) データ処理装置
JPH05101203A (ja) マイクロ・プロセツサ
JP2000250781A (ja) イベント検出回路
JP2004252589A (ja) デバッグサポート装置
JPH02120940A (ja) デバッグ支援回路
JP2006172331A (ja) マイクロコントローラ
JPS6282439A (ja) 擬似障害発生方式
JPH0433137A (ja) データ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000808