JPH1173883A - 表示装置の基板位置合わせ方法 - Google Patents
表示装置の基板位置合わせ方法Info
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- JPH1173883A JPH1173883A JP23267797A JP23267797A JPH1173883A JP H1173883 A JPH1173883 A JP H1173883A JP 23267797 A JP23267797 A JP 23267797A JP 23267797 A JP23267797 A JP 23267797A JP H1173883 A JPH1173883 A JP H1173883A
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- mark
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 正確かつ容易に基板間の位置決めを行う。
【解決手段】 陽極基板2及び陰極基板3の内面にそれ
ぞれ位置決め用のマーク16a,16bを形成する。支
柱21bの一端を陰極基板3上に配置して光学顕微鏡の
レンズ22の焦点を陰極基板3のマーク16bに合わ
せ、支柱21bの一端の外形を陰極基板3のマーク16
bに位置合わせする。支柱21bの他端を陽極基板2上
に配置して光学顕微鏡のレンズ22の焦点を陽極基板2
のマーク16aに合わせ、支柱21bの他端の外形を陽
極基板2のマーク16aに位置合わせする。これによ
り、陽極基板2と陰極基板3との間が位置合わせされ
る。
ぞれ位置決め用のマーク16a,16bを形成する。支
柱21bの一端を陰極基板3上に配置して光学顕微鏡の
レンズ22の焦点を陰極基板3のマーク16bに合わ
せ、支柱21bの一端の外形を陰極基板3のマーク16
bに位置合わせする。支柱21bの他端を陽極基板2上
に配置して光学顕微鏡のレンズ22の焦点を陽極基板2
のマーク16aに合わせ、支柱21bの他端の外形を陽
極基板2のマーク16aに位置合わせする。これによ
り、陽極基板2と陰極基板3との間が位置合わせされ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電界放射素
子を電子源とする電界放出形表示装置のように、対向す
る基板のそれぞれに素子が形成され、素子間のアライメ
ントが必要な表示装置の基板位置合わせ方法に関する。
子を電子源とする電界放出形表示装置のように、対向す
る基板のそれぞれに素子が形成され、素子間のアライメ
ントが必要な表示装置の基板位置合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置として、電界放射素子を電子源
とする電界放出形表示装置(以下、FEDという)を例
にとって説明する。FEDは、蛍光体層を有する表示部
としてのアノードを備えた陽極基板と、陽極基板の表示
部と対面する内面側にカソードとしての電界放射素子を
備えた陰極基板とを、所定間隔をおいて外周部で封止し
て外囲器を構成している。
とする電界放出形表示装置(以下、FEDという)を例
にとって説明する。FEDは、蛍光体層を有する表示部
としてのアノードを備えた陽極基板と、陽極基板の表示
部と対面する内面側にカソードとしての電界放射素子を
備えた陰極基板とを、所定間隔をおいて外周部で封止し
て外囲器を構成している。
【0003】ところで、上記FEDを製作する場合、ア
ノードとカソードの位置合わせが重要な問題となる。こ
のため、従来は、陽極基板及び陰極基板の素子の形成時
に、位置決め用のマークとして、図7(a)に示すよう
な十字型に抜かれた矩形状のマーク51を陽極基板52
の内面に形成し、図7(b)に示すような十字型のマー
ク53を陰極基板54の内面に形成しておく。そして、
図7(c)に示すように、陽極基板52と陰極基板54
とを対向配置し、陽極基板52の十字型のマーク53が
陰極基板54のマーク53の十字型に抜かれた部分に合
うように光学顕微鏡による像の画像処理を利用し、マー
ク51、53同志を位置合わせして基板52,54間の
位置決めを行っていた。
ノードとカソードの位置合わせが重要な問題となる。こ
のため、従来は、陽極基板及び陰極基板の素子の形成時
に、位置決め用のマークとして、図7(a)に示すよう
な十字型に抜かれた矩形状のマーク51を陽極基板52
の内面に形成し、図7(b)に示すような十字型のマー
ク53を陰極基板54の内面に形成しておく。そして、
図7(c)に示すように、陽極基板52と陰極基板54
とを対向配置し、陽極基板52の十字型のマーク53が
陰極基板54のマーク53の十字型に抜かれた部分に合
うように光学顕微鏡による像の画像処理を利用し、マー
ク51、53同志を位置合わせして基板52,54間の
位置決めを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、各基板52,54間の距離Lがある程度大き
くなると、光学顕微鏡でどちらか一方のマーク51(又
は53)にレンズの焦点を合わせた場合、他方の基板の
マークの像はレンズの焦点が合わないためにぼけてしま
う。この現象は、基板52,54間の距離Lが200μ
m程度と狭くても生じる。このため、厳しい位置合わせ
精度が要求されるような小型高精細のカラーFEDなど
の位置決めが困難となる。そして、アノードとカソード
の位置がずれると、本来発光すべき表示部の位置が発光
せず、隣接する他の色が発光したり、混色等の表示不良
になりやすく、解像度の低下を招く等の問題がある。
方法では、各基板52,54間の距離Lがある程度大き
くなると、光学顕微鏡でどちらか一方のマーク51(又
は53)にレンズの焦点を合わせた場合、他方の基板の
マークの像はレンズの焦点が合わないためにぼけてしま
う。この現象は、基板52,54間の距離Lが200μ
m程度と狭くても生じる。このため、厳しい位置合わせ
精度が要求されるような小型高精細のカラーFEDなど
の位置決めが困難となる。そして、アノードとカソード
の位置がずれると、本来発光すべき表示部の位置が発光
せず、隣接する他の色が発光したり、混色等の表示不良
になりやすく、解像度の低下を招く等の問題がある。
【0005】また、特に、アノードが高電圧駆動される
FEDの場合には、陽極基板と陰極基板の間隔を大きく
しなければならない可能性がある。このため、アノード
とカソードの正確な位置合わせがより困難となる。しか
も、アノードスイッチングしない高電圧アノードタイプ
のFEDでは、アノードとカソードの位置がずれると、
混色等の表示不良になりやすいという問題を生じる。し
たがって、アノードとカソードの間隔が大きくなっても
正確な位置合わせが可能な方法が必要であった。
FEDの場合には、陽極基板と陰極基板の間隔を大きく
しなければならない可能性がある。このため、アノード
とカソードの正確な位置合わせがより困難となる。しか
も、アノードスイッチングしない高電圧アノードタイプ
のFEDでは、アノードとカソードの位置がずれると、
混色等の表示不良になりやすいという問題を生じる。し
たがって、アノードとカソードの間隔が大きくなっても
正確な位置合わせが可能な方法が必要であった。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、例えば光学顕微鏡を使用して基板間
の位置合わせを行うにあたって、正確かつ容易に基板間
の位置決めを行うことができる表示装置の基板位置合わ
せ方法を提供することを目的としている。
されたものであり、例えば光学顕微鏡を使用して基板間
の位置合わせを行うにあたって、正確かつ容易に基板間
の位置決めを行うことができる表示装置の基板位置合わ
せ方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、対向配置される2枚の基板の内
面の少なくとも2箇所の離れた位置にそれぞれ位置決め
用のマークを形成すると共に、前記マークの形成位置に
合わせて前記基板の内面に素子をそれぞれ形成し、支柱
の一端を前記一方の基板上に配置して前記支柱の一端の
外形を前記一方の基板上のマークに位置合わせし、前記
支柱の他端を前記他方の基板上に配置して前記支柱の他
端の外形を前記他方の基板上のマークに位置合わせして
前記基板間を位置合わせすることを特徴とする。
め、請求項1の発明は、対向配置される2枚の基板の内
面の少なくとも2箇所の離れた位置にそれぞれ位置決め
用のマークを形成すると共に、前記マークの形成位置に
合わせて前記基板の内面に素子をそれぞれ形成し、支柱
の一端を前記一方の基板上に配置して前記支柱の一端の
外形を前記一方の基板上のマークに位置合わせし、前記
支柱の他端を前記他方の基板上に配置して前記支柱の他
端の外形を前記他方の基板上のマークに位置合わせして
前記基板間を位置合わせすることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、対向配置される2枚の
矩形状の基板の内面の少なくとも対角位置にそれぞれ位
置決め用のマークを形成すると共に、前記マークの形成
位置に合わせて前記基板のそれぞれの内面に素子を形成
し、前記基板間に配設される枠体の表裏面の対角位置に
位置決め用のマークを形成し、前記枠体の一方の面を前
記一方の基板上に配置して前記枠体の一方の面側のマー
クを前記一方の基板上のマークに位置合わせし、前記枠
体の他方の面を他方の基板上に配置して前記枠体の他方
の面のマークを前記他方の基板上のマークに位置合わせ
して前記基板間を位置合わせすることを特徴とする。
矩形状の基板の内面の少なくとも対角位置にそれぞれ位
置決め用のマークを形成すると共に、前記マークの形成
位置に合わせて前記基板のそれぞれの内面に素子を形成
し、前記基板間に配設される枠体の表裏面の対角位置に
位置決め用のマークを形成し、前記枠体の一方の面を前
記一方の基板上に配置して前記枠体の一方の面側のマー
クを前記一方の基板上のマークに位置合わせし、前記枠
体の他方の面を他方の基板上に配置して前記枠体の他方
の面のマークを前記他方の基板上のマークに位置合わせ
して前記基板間を位置合わせすることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、対向配置される2枚の
矩形状の基板の内面の少なくとも対角位置にそれぞれ位
置決め用のマークを形成すると共に、前記マークの形成
位置に合わせて前記基板の内面に素子をそれぞれ形成
し、前記基板間に配設される枠体の表裏面の対角位置に
位置決め用の穴を形成し、前記枠体の一方の面を前記一
方の基板上に配置して該一方の基板と接する前記枠体の
穴の外形を前記一方の基板のマークに位置合わせし、前
記枠体の他方の面を前記他方の基板上に配置して該他方
の基板と接する前記枠体の穴の外形を前記他方の基板の
マークに位置合わせして前記基板間を位置合わせするこ
とを特徴とする。
矩形状の基板の内面の少なくとも対角位置にそれぞれ位
置決め用のマークを形成すると共に、前記マークの形成
位置に合わせて前記基板の内面に素子をそれぞれ形成
し、前記基板間に配設される枠体の表裏面の対角位置に
位置決め用の穴を形成し、前記枠体の一方の面を前記一
方の基板上に配置して該一方の基板と接する前記枠体の
穴の外形を前記一方の基板のマークに位置合わせし、前
記枠体の他方の面を前記他方の基板上に配置して該他方
の基板と接する前記枠体の穴の外形を前記他方の基板の
マークに位置合わせして前記基板間を位置合わせするこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の表示装置の
基板位置合わせ方法において、前記基板間の前記素子を
避けた位置に前記支柱を複数配設することを特徴とす
る。
基板位置合わせ方法において、前記基板間の前記素子を
避けた位置に前記支柱を複数配設することを特徴とす
る。
【0011】請求項5の発明は、蛍光体層を有する表示
部を備えた陽極基板と、前記陽極基板の前記表示部と対
面する内面側に電界放射素子を備えた陰極基板とが、所
定間隔をおいて外周部で封止されて外囲器を構成する表
示装置の基板位置合わせ方法において、前記陽極基板及
び陰極基板の内面の少なくとも2箇所の離れた位置にそ
れぞれ位置決め用のマークを形成し、支柱の一端を前記
陰極基板上に配置して前記支柱の一端の外形を前記陰極
基板のマークに位置合わせし、前記支柱の他端を前記陽
極基板上に配置して前記支柱の他端の外形を前記陽極基
板のマークに位置合わせして前記陽極基板と前記陰極基
板との間を位置合わせすることを特徴とする。
部を備えた陽極基板と、前記陽極基板の前記表示部と対
面する内面側に電界放射素子を備えた陰極基板とが、所
定間隔をおいて外周部で封止されて外囲器を構成する表
示装置の基板位置合わせ方法において、前記陽極基板及
び陰極基板の内面の少なくとも2箇所の離れた位置にそ
れぞれ位置決め用のマークを形成し、支柱の一端を前記
陰極基板上に配置して前記支柱の一端の外形を前記陰極
基板のマークに位置合わせし、前記支柱の他端を前記陽
極基板上に配置して前記支柱の他端の外形を前記陽極基
板のマークに位置合わせして前記陽極基板と前記陰極基
板との間を位置合わせすることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、蛍光体層を有する表示
部を備えた矩形状の陽極基板と、前記陽極基板の前記表
示部と対面する内面側に電界放射素子を備えた矩形状の
陰極基板とが、所定間隔をおいて外周部で封止されて外
囲器を構成する表示装置の基板位置合わせ方法におい
て、前記陽極基板及び陰極基板の内面の少なくとも対角
位置にそれぞれ位置決め用のマークを形成し、前記基板
間に配設される枠体の表裏面の対角位置に位置決め用の
マークを形成し、枠体の一方の面を前記陰極基板上に配
置して前記枠体の一方の面側のマークを前記陰極基板の
マークに位置合わせし、前記枠体の他方の面を前記陽極
基板上に配置して前記枠体の他方の面のマークを前記陽
極基板上のマークに位置合わせして前記陽極基板と前記
陰極基板との間を位置合わせすることを特徴とする。
部を備えた矩形状の陽極基板と、前記陽極基板の前記表
示部と対面する内面側に電界放射素子を備えた矩形状の
陰極基板とが、所定間隔をおいて外周部で封止されて外
囲器を構成する表示装置の基板位置合わせ方法におい
て、前記陽極基板及び陰極基板の内面の少なくとも対角
位置にそれぞれ位置決め用のマークを形成し、前記基板
間に配設される枠体の表裏面の対角位置に位置決め用の
マークを形成し、枠体の一方の面を前記陰極基板上に配
置して前記枠体の一方の面側のマークを前記陰極基板の
マークに位置合わせし、前記枠体の他方の面を前記陽極
基板上に配置して前記枠体の他方の面のマークを前記陽
極基板上のマークに位置合わせして前記陽極基板と前記
陰極基板との間を位置合わせすることを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、蛍光体層を有する表示
部を備えた矩形状の陽極基板と、前記陽極基板の前記表
示部と対面する内面側に電界放射素子を備えた矩形状の
陰極基板とが、所定間隔をおいて外周部で封止されて外
囲器を構成する表示装置の基板位置合わせ方法におい
て、前記陽極基板及び陰極基板の内面の少なくとも対角
位置にそれぞれ位置決め用のマークを形成し、前記基板
間に配設される枠体の表裏面の対角位置に位置決め用の
穴を形成し、枠体の一方の面を前記陰極基板上に配置し
て該陰極基板と接する前記枠体の穴の外形を前記陰極基
板のマークに位置合わせし、前記枠体の他方の面を前記
陽極基板上に配置して該陽極基板と接する前記枠体の穴
の外形を前記陽極基板上のマークに位置合わせして前記
陽極基板と前記陰極基板との間を位置合わせすることを
特徴とする。
部を備えた矩形状の陽極基板と、前記陽極基板の前記表
示部と対面する内面側に電界放射素子を備えた矩形状の
陰極基板とが、所定間隔をおいて外周部で封止されて外
囲器を構成する表示装置の基板位置合わせ方法におい
て、前記陽極基板及び陰極基板の内面の少なくとも対角
位置にそれぞれ位置決め用のマークを形成し、前記基板
間に配設される枠体の表裏面の対角位置に位置決め用の
穴を形成し、枠体の一方の面を前記陰極基板上に配置し
て該陰極基板と接する前記枠体の穴の外形を前記陰極基
板のマークに位置合わせし、前記枠体の他方の面を前記
陽極基板上に配置して該陽極基板と接する前記枠体の穴
の外形を前記陽極基板上のマークに位置合わせして前記
陽極基板と前記陰極基板との間を位置合わせすることを
特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項5の表示装置の
基板位置合わせ方法において、前記表示部及び前記電界
放射素子を避けた位置に前記支柱を複数配設することを
特徴とする。
基板位置合わせ方法において、前記表示部及び前記電界
放射素子を避けた位置に前記支柱を複数配設することを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の基板位置決め方法
が適用される表示装置としてのFEDの部分拡大断面図
である。
が適用される表示装置としてのFEDの部分拡大断面図
である。
【0016】図1に示すように、各実施の形態によるF
ED1は、絶縁性及び透光性を有する矩形状の陽極基板
2と、絶縁性を有する矩形状の陰極基板3とが、封着剤
(低軟化点ガラス)やガラス部材からなる絶縁性のスペ
ーサ部材4を介して一体に封着された薄い箱形の外囲器
5を有している。両基板2,3の間隔は、例えば200
μm前後であり、アノードを高電圧駆動する場合には1
mm程度に設定される。
ED1は、絶縁性及び透光性を有する矩形状の陽極基板
2と、絶縁性を有する矩形状の陰極基板3とが、封着剤
(低軟化点ガラス)やガラス部材からなる絶縁性のスペ
ーサ部材4を介して一体に封着された薄い箱形の外囲器
5を有している。両基板2,3の間隔は、例えば200
μm前後であり、アノードを高電圧駆動する場合には1
mm程度に設定される。
【0017】なお、図示はしないが、陰極基板3の隅部
には排気孔が形成されており、外囲器5内の気体は排気
孔から排気される。排気後、この排気孔が封止されて外
囲器5内が高真空状態に保持される。
には排気孔が形成されており、外囲器5内の気体は排気
孔から排気される。排気後、この排気孔が封止されて外
囲器5内が高真空状態に保持される。
【0018】外囲器5内の陽極基板2と対面する陰極基
板3上には、表示部の電子源をなすカソードとしての縦
型の電界放射素子6が形成されている。電界放射素子6
は、陰極基板3の内面に形成された陰極電極7と、陰極
電極7上に形成された抵抗層8と、抵抗層8上に形成さ
れた酸化シリコン等の絶縁層9と、絶縁層9上に形成さ
れたゲート電極10と、絶縁層9及びゲート電極10に
形成されたホール11内において抵抗層8上に設けられ
たコーン形状のエミッタ12を有している。尚、FED
1として抵抗層8の無いものもある。
板3上には、表示部の電子源をなすカソードとしての縦
型の電界放射素子6が形成されている。電界放射素子6
は、陰極基板3の内面に形成された陰極電極7と、陰極
電極7上に形成された抵抗層8と、抵抗層8上に形成さ
れた酸化シリコン等の絶縁層9と、絶縁層9上に形成さ
れたゲート電極10と、絶縁層9及びゲート電極10に
形成されたホール11内において抵抗層8上に設けられ
たコーン形状のエミッタ12を有している。尚、FED
1として抵抗層8の無いものもある。
【0019】外囲器5内の陽極基板2の内面には、電界
放射素子6と対面する位置に、アノードとしての陽極電
極13が形成されている。陽極電極13は、陽極基板2
上に形成された透光性の陽極導体14と、陽極導体14
上に形成された蛍光体層15からなる。
放射素子6と対面する位置に、アノードとしての陽極電
極13が形成されている。陽極電極13は、陽極基板2
上に形成された透光性の陽極導体14と、陽極導体14
上に形成された蛍光体層15からなる。
【0020】陽極基板2及び陰極基板3の内面側で、表
示の妨げにならない対角位置の角部分には、陽極基板2
と陰極基板3との間の位置決め用のアライメントマーク
(以下、マークという)16が形成されている。このマ
ーク16は、フォトリソグラフィ及びエッチングの手法
により、例えば2つの短冊状の矩形16aが直交する十
字型に薄膜状に形成される。なお、マーク16は、対角
位置の2箇所のみでなく、陽極基板2及び陰極基板3の
四隅全てに形成してもよい。
示の妨げにならない対角位置の角部分には、陽極基板2
と陰極基板3との間の位置決め用のアライメントマーク
(以下、マークという)16が形成されている。このマ
ーク16は、フォトリソグラフィ及びエッチングの手法
により、例えば2つの短冊状の矩形16aが直交する十
字型に薄膜状に形成される。なお、マーク16は、対角
位置の2箇所のみでなく、陽極基板2及び陰極基板3の
四隅全てに形成してもよい。
【0021】陽極基板2側のマーク16Aは、陽極導体
14の形成時に一緒に形成される。陰極基板3側のマー
ク16Bは、陰極基板3への陰極電極7の形成時に一緒
に形成される。電界放射素子6の他の部分(抵抗層8、
絶縁層9、ゲート電極10、ホール11、エミッタ1
2)については、マーク16Bの形成位置に合わせて適
宜形成される。
14の形成時に一緒に形成される。陰極基板3側のマー
ク16Bは、陰極基板3への陰極電極7の形成時に一緒
に形成される。電界放射素子6の他の部分(抵抗層8、
絶縁層9、ゲート電極10、ホール11、エミッタ1
2)については、マーク16Bの形成位置に合わせて適
宜形成される。
【0022】なお、各基板2,3に形成されるマーク1
6A,16Bは、図に示す十字型に限るものではなく、
後述する支柱21B、23、枠体からなるスペーサ部材
4に形成されるマーク24や貫通穴25と位置合わせ可
能な形状であればよい。
6A,16Bは、図に示す十字型に限るものではなく、
後述する支柱21B、23、枠体からなるスペーサ部材
4に形成されるマーク24や貫通穴25と位置合わせ可
能な形状であればよい。
【0023】上記構成によるFED1では、電界放射素
子6から電子が放出されると、この電子が陽極電極13
の蛍光体層15に射突して励起発光する。このときの発
光は陽極導体14と透光性の陽極基板2を介して観察さ
れる。
子6から電子が放出されると、この電子が陽極電極13
の蛍光体層15に射突して励起発光する。このときの発
光は陽極導体14と透光性の陽極基板2を介して観察さ
れる。
【0024】次に、図2(a)は本発明の第1実施の形
態を示す図、図2(b)は基板間の位置合わせ状態を示
す平面図である。なお、図2では、陽極基板2の表示部
及び陰極基板3の電界放射素子6の図示を省いている。
態を示す図、図2(b)は基板間の位置合わせ状態を示
す平面図である。なお、図2では、陽極基板2の表示部
及び陰極基板3の電界放射素子6の図示を省いている。
【0025】図2(a)に示すように、第1実施の形態
は、基板2,3間の表示の妨げにならない位置に円柱状
の支柱21が複数配設されたものである。支柱21は、
耐大気圧用の支柱21Aと、基板2,3間の位置決め用
の支柱21Bとにより構成される。位置決め用の支柱2
1Bは、各基板2,3のマーク16A,16Bに対応し
た位置に配設される。この位置決め用の支柱21Bを利
用して陽極基板2と陰極基板3との間の位置合わせが行
われる。
は、基板2,3間の表示の妨げにならない位置に円柱状
の支柱21が複数配設されたものである。支柱21は、
耐大気圧用の支柱21Aと、基板2,3間の位置決め用
の支柱21Bとにより構成される。位置決め用の支柱2
1Bは、各基板2,3のマーク16A,16Bに対応し
た位置に配設される。この位置決め用の支柱21Bを利
用して陽極基板2と陰極基板3との間の位置合わせが行
われる。
【0026】基板2,3間の位置合わせを行うにあたっ
ては、まず、一方の基板、すなわち陰極基板3のマーク
16B上に支柱21Bの一端を配置する。その際、耐大
気圧用の支柱21Aも表示の妨げにならない位置に複数
配置される。この状態で、支柱21Bの一端の外形と陰
極基板3のマーク16Bに光学顕微鏡のレンズ22の焦
点を合わせ、両者の位置関係をそれぞれ画像処理し、陰
極基板3に接する支柱21Bの一端の外形を陰極基板3
のマーク16B上に位置合わせする。
ては、まず、一方の基板、すなわち陰極基板3のマーク
16B上に支柱21Bの一端を配置する。その際、耐大
気圧用の支柱21Aも表示の妨げにならない位置に複数
配置される。この状態で、支柱21Bの一端の外形と陰
極基板3のマーク16Bに光学顕微鏡のレンズ22の焦
点を合わせ、両者の位置関係をそれぞれ画像処理し、陰
極基板3に接する支柱21Bの一端の外形を陰極基板3
のマーク16B上に位置合わせする。
【0027】図2(b)の例では、陰極基板3の十字型
のマーク16Bの4箇所の各先端部分の3辺に支柱21
Bの外形が接するように、4個の支柱21Bをそれぞれ
位置合わせする。この位置合わせの後、各支柱21Bの
一端を陰極基板3に固定する。
のマーク16Bの4箇所の各先端部分の3辺に支柱21
Bの外形が接するように、4個の支柱21Bをそれぞれ
位置合わせする。この位置合わせの後、各支柱21Bの
一端を陰極基板3に固定する。
【0028】次に、他方の基板、すなわち陽極基板2の
マーク16Aを支柱21Bの他端上に配置する。この状
態で、支柱21Bの他端の外形と陽極基板2のマーク1
6Aに光学顕微鏡のレンズ22の焦点を合わせ、両者の
位置関係をそれぞれ画像処理し、陽極基板2に接する支
柱21Bの他端の外形を陽極基板2のマーク16A上に
位置合わせする。
マーク16Aを支柱21Bの他端上に配置する。この状
態で、支柱21Bの他端の外形と陽極基板2のマーク1
6Aに光学顕微鏡のレンズ22の焦点を合わせ、両者の
位置関係をそれぞれ画像処理し、陽極基板2に接する支
柱21Bの他端の外形を陽極基板2のマーク16A上に
位置合わせする。
【0029】図2(b)の例では、上述したように、陽
極基板2の十字型のマーク16Aの4箇所の各先端部分
の3辺に支柱21Bの外形が接するように、4個の支柱
21Bをそれぞれ位置合わせする。この位置合わせの
後、各支柱21Bの他端を陽極基板2に固定する。これ
により、表示部(アノード)と電界放射素子(カソー
ド)との間が位置ずれすることなく、陽極基板2と陰極
基板3との間の位置合わせが行われる。
極基板2の十字型のマーク16Aの4箇所の各先端部分
の3辺に支柱21Bの外形が接するように、4個の支柱
21Bをそれぞれ位置合わせする。この位置合わせの
後、各支柱21Bの他端を陽極基板2に固定する。これ
により、表示部(アノード)と電界放射素子(カソー
ド)との間が位置ずれすることなく、陽極基板2と陰極
基板3との間の位置合わせが行われる。
【0030】次に、図3(a)は本発明の第2実施の形
態を示す図、図3(b)は基板間の位置合わせ状態を示
す平面図である。なお、図3では、陽極基板2の表示部
及び陰極基板3の電界放射素子6の図示を省いている。
態を示す図、図3(b)は基板間の位置合わせ状態を示
す平面図である。なお、図3では、陽極基板2の表示部
及び陰極基板3の電界放射素子6の図示を省いている。
【0031】前述した第1実施の形態では、表示部を備
えた陽極基板2と接する支柱21Bは表示の妨げになら
ないように陽極基板2と接する面積を小さくする制限が
あり、位置合わせをする2枚の基板(陽極基板2、陰極
基板3)の間隔にある程度距離があると、支柱21のア
スペクト比が大きくなる。
えた陽極基板2と接する支柱21Bは表示の妨げになら
ないように陽極基板2と接する面積を小さくする制限が
あり、位置合わせをする2枚の基板(陽極基板2、陰極
基板3)の間隔にある程度距離があると、支柱21のア
スペクト比が大きくなる。
【0032】このため、支柱21を基板上に設置する場
合、小型高精細のように各画素間隔が小さいものほど基
板面に支柱21を垂直に設置することが困難になる。
合、小型高精細のように各画素間隔が小さいものほど基
板面に支柱21を垂直に設置することが困難になる。
【0033】そこで、上記問題を解消するため、第2実
施の形態では、図3(a)に示すように、耐大気圧用の
支柱21Aとは別に、支柱21Aよりもアスペクト比の
小さい支柱23を基板2,3間に設けたものである。こ
の支柱23は例えば円柱状をなし、耐大気圧用の支柱2
1Aよりも太径に形成される。
施の形態では、図3(a)に示すように、耐大気圧用の
支柱21Aとは別に、支柱21Aよりもアスペクト比の
小さい支柱23を基板2,3間に設けたものである。こ
の支柱23は例えば円柱状をなし、耐大気圧用の支柱2
1Aよりも太径に形成される。
【0034】基板2,3間の位置合わせを行うにあたっ
ては、図3(b)に示すように、陰極基板3に接する支
柱23の一端の外形が陰極基板3の十字型のマーク16
Bに外接するように、光学顕微鏡を用いて位置合わせす
る。この位置合わせの後、各支柱23の一端を陰極基板
3に固定する。
ては、図3(b)に示すように、陰極基板3に接する支
柱23の一端の外形が陰極基板3の十字型のマーク16
Bに外接するように、光学顕微鏡を用いて位置合わせす
る。この位置合わせの後、各支柱23の一端を陰極基板
3に固定する。
【0035】同様に、陽極基板2に接する支柱23の他
端の外形が陽極基板2の十字型のマーク16Aに外接す
るように、光学顕微鏡を用いて位置合わせする。この位
置合わせの後、各支柱23の他端を陽極基板2に固定す
る。これにより、陽極基板2と陰極基板3との間の位置
合わせが行われる。
端の外形が陽極基板2の十字型のマーク16Aに外接す
るように、光学顕微鏡を用いて位置合わせする。この位
置合わせの後、各支柱23の他端を陽極基板2に固定す
る。これにより、陽極基板2と陰極基板3との間の位置
合わせが行われる。
【0036】なお、上記第1、第2実施の形態におい
て、各基板2,3と位置合わせされる支柱21B、23
は、基板2,3のマーク16の同一箇所の外形線に対し
て少なくとも2箇所以上で端面が接していればよい。
て、各基板2,3と位置合わせされる支柱21B、23
は、基板2,3のマーク16の同一箇所の外形線に対し
て少なくとも2箇所以上で端面が接していればよい。
【0037】次に、図4(a)は本発明の第3実施の形
態を示す図、図4(b)は同側面図、図5は同実施の形
態による基板間の位置合わせ状態を示す平面図である。
なお、図4及び図5では、陽極基板2の表示部及び陰極
基板3の電界放射素子6の図示を省いている。
態を示す図、図4(b)は同側面図、図5は同実施の形
態による基板間の位置合わせ状態を示す平面図である。
なお、図4及び図5では、陽極基板2の表示部及び陰極
基板3の電界放射素子6の図示を省いている。
【0038】図4(a)に示すように、第3実施の形態
は、スペーサ部材4が枠体で形成されている。枠体4の
対角線上に位置する角部分の表裏面には、陽極基板2と
陰極基板3との間の位置合わせ用のマーク24(24
A,24B)が形成されている。このマーク24は、図
5に示すように基板2,3のマーク16と略同一形状の
十字型に抜かれた4個矩形24aからなり、例えばフォ
トリソグラフィ及びエッチングの手法により薄膜状に形
成される。
は、スペーサ部材4が枠体で形成されている。枠体4の
対角線上に位置する角部分の表裏面には、陽極基板2と
陰極基板3との間の位置合わせ用のマーク24(24
A,24B)が形成されている。このマーク24は、図
5に示すように基板2,3のマーク16と略同一形状の
十字型に抜かれた4個矩形24aからなり、例えばフォ
トリソグラフィ及びエッチングの手法により薄膜状に形
成される。
【0039】基板間の位置合わせを行うにあたっては、
図5に示すように、陰極基板3に接する枠体4の一端の
マーク24Aの十字型に抜かれた部分に陰極基板3の十
字型のマーク16Bが納まるように、光学顕微鏡を用い
て位置合わせする。この位置合わせの後、枠体4の一端
を陰極基板3に固定する。
図5に示すように、陰極基板3に接する枠体4の一端の
マーク24Aの十字型に抜かれた部分に陰極基板3の十
字型のマーク16Bが納まるように、光学顕微鏡を用い
て位置合わせする。この位置合わせの後、枠体4の一端
を陰極基板3に固定する。
【0040】同様に、陽極基板2に接する枠体4の他端
のマーク24Bの十字型に抜かれた部分に陽極基板2の
十字型のマーク16Aが納まるように、光学顕微鏡を用
いて位置合わせする。この位置合わせの後、枠体4の他
端を陽極基板2に固定する。これにより、陽極基板2と
陰極基板3との間の位置合わせが行われる。
のマーク24Bの十字型に抜かれた部分に陽極基板2の
十字型のマーク16Aが納まるように、光学顕微鏡を用
いて位置合わせする。この位置合わせの後、枠体4の他
端を陽極基板2に固定する。これにより、陽極基板2と
陰極基板3との間の位置合わせが行われる。
【0041】次に、図6は本発明の第4実施の形態を示
す図である。第4実施の形態では、第3実施の形態のス
ペーサ部材4の表裏面に形成されたマーク24A,24
Bに代えて、スペーサ部材4の対角線上に位置する角部
分に貫通穴25が形成されている。
す図である。第4実施の形態では、第3実施の形態のス
ペーサ部材4の表裏面に形成されたマーク24A,24
Bに代えて、スペーサ部材4の対角線上に位置する角部
分に貫通穴25が形成されている。
【0042】基板間の位置合わせを行うにあたっては、
陰極基板3に接する枠体4の貫通穴25の外形が陰極基
板3の十字型のマーク16Bに外接するように、光学顕
微鏡を用いて位置合わせする。この位置合わせの後、枠
体4の一端を陰極基板3に固定する。
陰極基板3に接する枠体4の貫通穴25の外形が陰極基
板3の十字型のマーク16Bに外接するように、光学顕
微鏡を用いて位置合わせする。この位置合わせの後、枠
体4の一端を陰極基板3に固定する。
【0043】同様に、陽極基板2に接する枠体4の貫通
穴25の外形が陽極基板2の十字型のマーク16Aに外
接するように、光学顕微鏡を用いて位置合わせする。こ
の位置合わせの後、枠体4の他端を陽極基板2に固定す
る。これにより、陽極基板2と陰極基板3との間の位置
合わせが行われる。
穴25の外形が陽極基板2の十字型のマーク16Aに外
接するように、光学顕微鏡を用いて位置合わせする。こ
の位置合わせの後、枠体4の他端を陽極基板2に固定す
る。これにより、陽極基板2と陰極基板3との間の位置
合わせが行われる。
【0044】上記各実施の形態によれば、耐大気圧用の
支柱21Aの他に、位置合わせ用の支柱21B、マーク
24又は貫通穴25の形成された枠体4を導入すること
により、それらが2枚の基板2,3と接する面と各基板
2,3のマーク16との位置関係をみることで正確かつ
容易に基板2,3間の位置合わせを行うことができる。
また、通常のFEDより陽極基板2と陰極基板3の間隔
を大きくしてアノードを高電圧駆動するFEDに適用し
た場合でも、基板2,3間の位置合わせを正確かつ容易
に行うことができる。
支柱21Aの他に、位置合わせ用の支柱21B、マーク
24又は貫通穴25の形成された枠体4を導入すること
により、それらが2枚の基板2,3と接する面と各基板
2,3のマーク16との位置関係をみることで正確かつ
容易に基板2,3間の位置合わせを行うことができる。
また、通常のFEDより陽極基板2と陰極基板3の間隔
を大きくしてアノードを高電圧駆動するFEDに適用し
た場合でも、基板2,3間の位置合わせを正確かつ容易
に行うことができる。
【0045】第1、第2実施の形態によれば、基板2,
3間に支柱21を位置合わせする工程において、位置決
め用の支柱21b、23を基板2,3のマーク16a,
16bに位置合わせすることにより、基板2,3間の位
置合わせを一緒に行うことができる。
3間に支柱21を位置合わせする工程において、位置決
め用の支柱21b、23を基板2,3のマーク16a,
16bに位置合わせすることにより、基板2,3間の位
置合わせを一緒に行うことができる。
【0046】ところで、上記各実施の形態では、各基板
2,3のマーク16a,16bと位置合わせされる支柱
21b,23、マーク24、貫通穴25の形状を円形と
して説明したが、各基板2,3に形成されるマーク16
a,16bと位置合わせ可能な形状であればよく、各基
板2,3のマーク16a,16bの形状に応じて適宜設
定できる。
2,3のマーク16a,16bと位置合わせされる支柱
21b,23、マーク24、貫通穴25の形状を円形と
して説明したが、各基板2,3に形成されるマーク16
a,16bと位置合わせ可能な形状であればよく、各基
板2,3のマーク16a,16bの形状に応じて適宜設
定できる。
【0047】また、表示装置としてFED1を例にとっ
て説明したが、対向する基板のそれぞれに素子が形成さ
れ、素子間のアライメントが必要とされるものであれば
よく、例えば液晶、PDP等の表示装置にも適用するこ
とができる。
て説明したが、対向する基板のそれぞれに素子が形成さ
れ、素子間のアライメントが必要とされるものであれば
よく、例えば液晶、PDP等の表示装置にも適用するこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、それぞれ素子が形成された基板間の位置合わせ
を正確かつ容易に行うことができる。その結果、電界放
射素子を電子源とする表示装置の場合、隣接する他の色
を発光させたり、混色等の表示不良や解像度の低下を招
くことなく、所望の表示部の位置を発光させることがで
きる。
よれば、それぞれ素子が形成された基板間の位置合わせ
を正確かつ容易に行うことができる。その結果、電界放
射素子を電子源とする表示装置の場合、隣接する他の色
を発光させたり、混色等の表示不良や解像度の低下を招
くことなく、所望の表示部の位置を発光させることがで
きる。
【図1】本発明の基板位置決め方法が適用される表示装
置としてのFEDの部分拡大断面図
置としてのFEDの部分拡大断面図
【図2】(a)本発明の第1実施の形態を示す図 (b)基板間の位置合わせ状態を示す平面図
【図3】(a)本発明の第2実施の形態を示す図 (b)基板間の位置合わせ状態を示す平面図
【図4】(a)本発明の第3実施の形態を示す分解斜視
図 (b)同側面図
図 (b)同側面図
【図5】本発明の第3実施の形態による基板間の位置合
わせ状態を示す平面図
わせ状態を示す平面図
【図6】本発明の第4実施の形態を示す図
【図7】(a)従来の基板間の位置合わせに用いられる
陽極基板に形成される位置決め用のマークを示す平面図 (b)陰極基板に形成される位置決め用のマークを示す
平面図 (c)従来の基板間の位置合わせ方法を説明するための
図
陽極基板に形成される位置決め用のマークを示す平面図 (b)陰極基板に形成される位置決め用のマークを示す
平面図 (c)従来の基板間の位置合わせ方法を説明するための
図
2…陽極基板、3…陰極基板、4…スペーサ部材、5…
外囲器、6…電界放射素子、13…陽極電極、16(1
6a,16b)…マーク、21A…耐大気圧用の支柱、
21B…位置決め用の支柱、23…支柱、24(24
A,24B)…マーク、25…貫通穴(マーク)。
外囲器、6…電界放射素子、13…陽極電極、16(1
6a,16b)…マーク、21A…耐大気圧用の支柱、
21B…位置決め用の支柱、23…支柱、24(24
A,24B)…マーク、25…貫通穴(マーク)。
Claims (8)
- 【請求項1】 対向配置される2枚の基板の内面の少な
くとも2箇所の離れた位置にそれぞれ位置決め用のマー
クを形成すると共に、前記マークの形成位置に合わせて
前記基板の内面に素子をそれぞれ形成し、支柱の一端を
前記一方の基板上に配置して前記支柱の一端の外形を前
記一方の基板上のマークに位置合わせし、前記支柱の他
端を前記他方の基板上に配置して前記支柱の他端の外形
を前記他方の基板上のマークに位置合わせして前記基板
間を位置合わせすることを特徴とする表示装置の基板位
置合わせ方法。 - 【請求項2】 対向配置される2枚の矩形状の基板の内
面の少なくとも対角位置にそれぞれ位置決め用のマーク
を形成すると共に、前記マークの形成位置に合わせて前
記基板のそれぞれの内面に素子を形成し、前記基板間に
配設される枠体の表裏面の対角位置に位置決め用のマー
クを形成し、前記枠体の一方の面を前記一方の基板上に
配置して前記枠体の一方の面側のマークを前記一方の基
板上のマークに位置合わせし、前記枠体の他方の面を他
方の基板上に配置して前記枠体の他方の面のマークを前
記他方の基板上のマークに位置合わせして前記基板間を
位置合わせすることを特徴とする表示装置の基板位置合
わせ方法。 - 【請求項3】 対向配置される2枚の矩形状の基板の内
面の少なくとも対角位置にそれぞれ位置決め用のマーク
を形成すると共に、前記マークの形成位置に合わせて前
記基板の内面に素子をそれぞれ形成し、前記基板間に配
設される枠体の表裏面の対角位置に位置決め用の穴を形
成し、前記枠体の一方の面を前記一方の基板上に配置し
て該一方の基板と接する前記枠体の穴の外形を前記一方
の基板のマークに位置合わせし、前記枠体の他方の面を
前記他方の基板上に配置して該他方の基板と接する前記
枠体の穴の外形を前記他方の基板のマークに位置合わせ
して前記基板間を位置合わせすることを特徴とする表示
装置の基板位置合わせ方法。 - 【請求項4】 前記基板間の前記素子を避けた位置に前
記支柱を複数配設する請求項1記載の表示装置の基板位
置合わせ方法。 - 【請求項5】 蛍光体層を有する表示部を備えた陽極基
板と、前記陽極基板の前記表示部と対面する内面側に電
界放射素子を備えた陰極基板とが、所定間隔をおいて外
周部で封止されて外囲器を構成する表示装置の基板位置
合わせ方法において、 前記陽極基板及び陰極基板の内面の少なくとも2箇所の
離れた位置にそれぞれ位置決め用のマークを形成し、支
柱の一端を前記陰極基板上に配置して前記支柱の一端の
外形を前記陰極基板のマークに位置合わせし、前記支柱
の他端を前記陽極基板上に配置して前記支柱の他端の外
形を前記陽極基板のマークに位置合わせして前記陽極基
板と前記陰極基板との間を位置合わせすることを特徴と
する表示装置の基板位置合わせ方法。 - 【請求項6】 蛍光体層を有する表示部を備えた矩形状
の陽極基板と、前記陽極基板の前記表示部と対面する内
面側に電界放射素子を備えた矩形状の陰極基板とが、所
定間隔をおいて外周部で封止されて外囲器を構成する表
示装置の基板位置合わせ方法において、 前記陽極基板及び陰極基板の内面の少なくとも対角位置
にそれぞれ位置決め用のマークを形成し、前記基板間に
配設される枠体の表裏面の対角位置に位置決め用のマー
クを形成し、枠体の一方の面を前記陰極基板上に配置し
て前記枠体の一方の面側のマークを前記陰極基板のマー
クに位置合わせし、前記枠体の他方の面を前記陽極基板
上に配置して前記枠体の他方の面のマークを前記陽極基
板上のマークに位置合わせして前記陽極基板と前記陰極
基板との間を位置合わせすることを特徴とする表示装置
の基板位置合わせ方法。 - 【請求項7】 蛍光体層を有する表示部を備えた矩形状
の陽極基板と、前記陽極基板の前記表示部と対面する内
面側に電界放射素子を備えた矩形状の陰極基板とが、所
定間隔をおいて外周部で封止されて外囲器を構成する表
示装置の基板位置合わせ方法において、 前記陽極基板及び陰極基板の内面の少なくとも対角位置
にそれぞれ位置決め用のマークを形成し、前記基板間に
配設される枠体の表裏面の対角位置に位置決め用の穴を
形成し、枠体の一方の面を前記陰極基板上に配置して該
陰極基板と接する前記枠体の穴の外形を前記陰極基板の
マークに位置合わせし、前記枠体の他方の面を前記陽極
基板上に配置して該陽極基板と接する前記枠体の穴の外
形を前記陽極基板上のマークに位置合わせして前記陽極
基板と前記陰極基板との間を位置合わせすることを特徴
とする表示装置の基板位置合わせ方法。 - 【請求項8】 前記表示部及び前記電界放射素子を避け
た位置に前記支柱を複数配設する請求項5記載の表示装
置の基板位置合わせ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23267797A JPH1173883A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 表示装置の基板位置合わせ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23267797A JPH1173883A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 表示装置の基板位置合わせ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1173883A true JPH1173883A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16943071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23267797A Pending JPH1173883A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 表示装置の基板位置合わせ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1173883A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006202585A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Hitachi Displays Ltd | 画像表示装置 |
JP2007046986A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Rohm Co Ltd | アライメント方法及び装置 |
JP2008209554A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び、電子機器 |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP23267797A patent/JPH1173883A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006202585A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Hitachi Displays Ltd | 画像表示装置 |
JP2007046986A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Rohm Co Ltd | アライメント方法及び装置 |
JP2008209554A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び、電子機器 |
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