JP2000323073A - 画像表示装置およびその製造方法 - Google Patents

画像表示装置およびその製造方法

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JP2000323073A
JP2000323073A JP11134569A JP13456999A JP2000323073A JP 2000323073 A JP2000323073 A JP 2000323073A JP 11134569 A JP11134569 A JP 11134569A JP 13456999 A JP13456999 A JP 13456999A JP 2000323073 A JP2000323073 A JP 2000323073A
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JP11134569A
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English (en)
Inventor
Takashi Enomoto
貴志 榎本
Koji Nishimura
孝司 西村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示装置において、製造コストの増加な
どを招くことなく、支持部材を装置内の所定位置に精度
よく配設することを可能にする。 【解決手段】 背面基板11と前面基板とを対向配置
し、かつそれらの周辺部に側壁13を配置すると共に、
背面基板11と前面基板との間に支持部材14を配設し
て真空外囲器を構成する。支持部材14はその長手方向
に張力が印加された状態で真空外囲器内に配設されてい
る。背面基板11上には前面基板に対向して多数の電子
放出素子が形成され、前面基板上には背面基板に対向し
て蛍光体スクリーンが形成されている。蛍光体スクリー
ンは電子放出素子から放出された電子ビームにより発光
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の電子放出素
子を有する画像表示装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高品位放送用あるいはこれに伴う
高解像度の画像表示装置が望まれており、そのスクリー
ン表示性能については一段と厳しい性能が要望されてい
る。これら要望を達成するためには、スクリーン面の平
坦化、高解像度化が必須であり、同時に軽量・薄型化も
図らねばならない。
【0003】従来、上記したような要望を達成する画像
表示装置としては、図11に示すような平面型の画像表
示装置が知られている。なお、図11(b)は図11
(a)の丸で囲んだ部分を拡大して示す断面図である。
このような画像表示装置において、背面基板としてのシ
リコン基板1上には多数のキャビティ2を有する二酸化
シリコン膜3が形成されており、この二酸化シリコン膜
3上にはモリブデンやニオブなどからなるゲート電極4
が形成されている。キャビティ2内部のシリコン基板1
上には、コーン状のモリブデンなどからなる電子放出素
子5が形成されている。
【0004】そして、多数の電子放出素子5を有するシ
リコン基板1と所定の間隔を設けて対向するように、ガ
ラス基板などの透明基板6からなる前面基板が平行に配
置されており、これらにより真空外囲器7が構成されて
いる。透明基板6の電子放出素子5と対向する面には、
蛍光体スクリーン8が形成されている。さらに、シリコ
ン基板1と透明基板6に加わる大気圧荷重を支えるため
に、これら基板1、6の間には支持部材9が配設されて
いる。
【0005】上記構造の画像表示装置では、多数の電子
放出素子5から放出される電子ビームが蛍光体スクリー
ン8に照射され、蛍光体スクリーン8が発光することに
より画像が形成される。このような画像表示装置では、
電子放出素子5の大きさがマイクロメートルオーダーで
あり、シリコン基板1と透明基板6との間隔をミリメー
トルオーダーにすることができる。このため、現在テレ
ビやコンピューターディスプレイとして使用されている
陰極線管などと比較して、高解像度化、軽量化、薄型化
を達成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな画像表示装置では、支持部材が前面から見えてしま
うと画像を劣化させることになる。そこで、支持部材が
蛍光体スクリーンの非発光領域に収まるように、太さを
十分に細くした柱状としたり、また厚さを十分に薄くし
た板状にする必要がある。また、大気圧荷重を支えるた
めには、このような支持部材を多数配設する必要があ
る。
【0007】しかしながら、多数の小さな支持部材を精
度よく画像表示装置内に配設することは非常に難しく、
また歩留りも低下して大幅なコスト増につながる。この
ような点に対して、多数の支持部材を精度よく画像表示
装置内に配設するための方法が種々提案されている(特
開平8-7795号公報、特開平 9-92155号公報、特開平9-19
0786号公報など参照)。
【0008】上記公報に記載されているような配設方法
は、画像表示装置の対角寸法が例えば30cm程度までの比
較的小さな場合には有効であるが、対角寸法が例えば80
cm以上あるような大型の画像表示装置になると、支持部
材を精度よく画像表示装置内に配設することが難しくな
る。すなわち、このような大型の画像表示装置では、支
持部材の長手方向の長さが40cm以上必要になる。
【0009】これに対して、支持部材の高さは通常 1〜
2mm、厚さは50〜 100μm 程度であるから、支持部材の
形状は極端に細長いものとなる。このような形状では支
持部材の曲がりやたわみが起きやすく、製造工程におい
て支持部材を保持する際に支持部材の直線性を保つこと
が困難になる。従って、このような場合には支持部材が
蛍光体スクリーンの非発光領域からはみ出してしまうと
いう問題が生じる。
【0010】上記したような事態を避けるために、支持
部材の長さを短くしたり、また太さを十分に細くした柱
状とした場合には、必要な支持部材の個数が長い板状の
支持部材と比べて、例えば10倍以上多くなってしまうた
めに、製造工程において不良発生率が増加して、製造コ
ストの増加を招くことになる。
【0011】本発明はこのような課題に対処するために
なされたもので、特に大型の画像表示装置においても、
製造コストの増加などを招くことなく、支持部材を装置
内の所定位置に精度よく配設することを可能にした画像
表示装置およびその製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置
は、背面基板と、前記背面基板と対向配置された前面基
板と、前記背面基板および前記前面基板の周辺部に配さ
れた側壁と、前記背面基板と前記前面基板との間に配さ
れた支持部材とを有する真空外囲器と、前記前面基板に
対向して前記背面基板上に形成された多数の電子放出素
子と、前記背面基板に対向して前記前面基板上に形成さ
れ、前記電子放出素子から放出された電子ビームにより
発光する蛍光体スクリーンとを具備する画像表示装置に
おいて、前記支持部材はその長手方向に張力が印加され
た状態で前記真空外囲器内に配設されていることを特徴
としている。
【0013】本発明の画像表示装置の製造方法は、背面
基板と、前記背面基板と対向配置された前面基板と、前
記背面基板および前記前面基板の周辺部に配された側壁
と、前記背面基板と前記前面基板との間に配された支持
部材とを有する真空外囲器と、前記前面基板に対向して
前記背面基板上に形成された多数の電子放出素子と、前
記背面基板に対向して前記前面基板上に形成され、前記
電子放出素子から放出された電子ビームにより発光する
蛍光体スクリーンとを具備する画像表示装置の製造方法
において、前記支持部材の長手方向に張力を印加する工
程と、前記支持部材を前記真空外囲器内に配設する工程
とを有することを特徴としている。
【0014】本発明の画像表示装置およびその製造方法
においては、支持部材の長手方向に張力を印加した状態
で真空外囲器内に配設しているため、支持部材の長さ方
向の直線性を容易に維持することが可能となる。従っ
て、支持部材は装置内の所定の位置、すなわち蛍光体ス
クリーンの非発光領域に精度よく配設され、支持部材の
位置不良に伴う画像劣化の発生などを防止することが可
能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について、図面を参照して説明する。
【0016】図1、図2および図3は、本発明の第1の
実施形態としての画像表示装置の構成を示す図である。
これらの図に示す画像表示装置10は、各種の基板から
なる背面基板11と、ガラス基板のような透明基板から
なる前面基板12とを具備し、これら背面基板11と前
面基板12とは所定の間隔を設けて、平行に対向配置さ
れている。
【0017】背面基板11および前面基板12の周辺部
には、これらの間の間隙を気密封止するように側壁13
が配置されており、これらによって真空外囲器が構成さ
れている。背面基板11、前面基板12および側壁13
により形成された真空外囲器の内部は、例えば 1×10-6
Torr以下の真空度に保たれている。背面基板11および
前面基板12の形状は、例えば 760mm× 460mm×板厚
2.8mmである。
【0018】前面基板12の内側の面には、図2に示し
たように、蛍光体スクリーン21が形成されている。蛍
光体スクリーン21は、図4に示すように、水平方向に
所定間隔離して並列配置されたストライプ状の黒色光吸
収層22と、この黒色光吸収層22の間に形成された、
赤(R)、緑(G)、青(B)の 3色に発光するストラ
イプ状の蛍光体層23と、これらの上に蒸着されたアル
ミニウム層(図示せず)とを有している。
【0019】画像表示装置10の内部には、背面基板1
1と前面基板12に加わる大気圧荷重を支えるために、
板状の支持部材14が所定間隔で配設されている。支持
部材14は、例えば 420mm× 2mm×板厚 100μm の形状
を有する。そして、これら支持部材14は、その長手方
向に所定の張力が印加された状態で、例えば背面基板1
1に対して接合されている。支持部材14はフリットガ
ラスなどを用いて背面基板11に封着される。
【0020】すなわち、支持部材14の内部には、その
長手方向に引張応力が内在された状態となっている。こ
のような張力の印加によって、支持部材14は長手方向
について高精度な直線性を有しており、支持部材14は
背面基板11上の電子放出部に重なることなく所定位置
に正確に封着される。これら支持部材14は、蛍光体ス
クリーン21の黒色光吸収層22の形成位置に当接され
ている。
【0021】上述したように、支持部材14は長手方向
について高精度の直線性を有しているので、画像を再生
したときに支持部材14が前面から見えるようなことが
ない。すなわち、支持部材14は蛍光体スクリーンの非
発光領域(黒色光吸収層22の形成領域)に正確に収ま
るように配設されている。
【0022】背面基板11の表面には、導電性カソード
層24が形成されており、この導電性カソード層24上
に、キャビティ25を有する絶縁膜26が形成されてい
る。絶縁膜26は例えば二酸化シリコンからなる。絶縁
膜26上には、モリブデンなどからなるゲート電極27
が形成されている。キャビティ25の内部の導電性カソ
ード層24上には、例えばマイクロチップ型の電子放出
素子28が形成されている。そして、これら多数の電子
放出素子28によりカソードアレイが形成されている。
側壁13と背面基板11のシール面15からは、カソー
ド電極、ゲート電極、アノード電圧の引き込み線などが
封入されている(図示せず)。
【0023】この実施形態の画像表示装置10において
は、映像信号は単純マトリックス方式に形成された電子
放出素子28とゲート電極27に入力される。電子放出
素子28を基準に考えたとき、ゲート電圧は最も輝度の
高い状態で +100Vが印加される。蛍光体スクリーン21
には +10kVが印加される。電子放出素子28から放出さ
れる電子ビームの大きさは、ゲート電極27の電圧によ
り変調され、この電子ビームが蛍光体スクリーン21を
発光させて画像を形成する。
【0024】上記したように、蛍光体スクリーン21に
は高電圧が印加されるため、背面基板11、前面基板1
2、側壁13、支持部材14用の板ガラスには、高歪点
ガラス(例えば旭硝子社製PD200(商品名)やサンゴバン
社製CS27(商品名)など)が使用される。
【0025】次に、上記した第1の実施形態の画像表示
装置の製造方法について述べる。
【0026】まず、板厚 2.8mmの板ガラスを 760× 460
mmの大きさに切断し、背面基板11となる板ガラスと前
面基板12となる板ガラスを準備する。次いで、これら
板ガラスの例えば図5に示す 3点の位置(31〜33)
を研磨し、これら研磨面をそれぞれ位置決めパッド3
1、32、33として使用する。
【0027】すなわち、後述する蛍光体スクリーン21
の塗布、カソードアレイの生成、支持部材14の配設位
置の位置決め、背面基板11と前面基板12のアセンブ
リは、全て位置決めパッド31〜33を基準にして実施
される。従って、これら位置決めパッド31〜33を精
度よく形成しておけば、どの工程においても例えば図6
に示すような同一の位置決め治具41を使用することに
よって、電子放出素子28の形成位置、蛍光体スクリー
ン21における蛍光体層23などの形成位置、支持部材
14相互の位置関係などを高精度に定めることができ
る。
【0028】次に、前面基板12に蛍光体スクリーン2
1を形成する。これは前面基板12と同じ位置に位置決
めパッドを研磨形成しておいた板ガラスを準備し、この
板ガラスにプロッタマシンで蛍光体ストライプパターン
を形成しておき、この蛍光体ストライプパターンを形成
した板ガラスと前面基板12用の板ガラスとを位置決め
治具に載せて露光台にセットすることにより、露光、現
像して形成する。
【0029】一旦、前面基板12を位置決め治具から外
した後、同じ位置決め治具に背面基板11用の板ガラス
を位置決めパッドを押し当ててセットし、この位置決め
治具基準でカソードアレイを形成する。このカソードア
レイは、まずマトリックス状の導電性カソード層24を
板ガラス上に形成し、この導電性カソード層24上に例
えば熱酸化法やCVD法、あるいはスパッタリング法に
より二酸化シリコンからなる絶縁膜26を形成する。次
いで、この絶縁膜26上に、例えばスパッタリング法や
電子ビーム蒸着法によりモリブデンやニオブなどのゲー
ト電極形成用の金属膜を形成する。
【0030】次に、上記した金属膜上に、形成すべきゲ
ート電極に対応した形状のレジストパターンをリソグラ
フィーにより形成する。このレジストパターンをマスク
として、金属膜をウエットエッチング法またはドライエ
ッチング法によりエッチングしてゲート電極27を形成
する。この後、レジストパターンおよびゲート電極27
をマスクとして、絶縁膜26をウェットエッチング法ま
たはドライエッチング法によりエッチングして、キャビ
ティ25を形成する。
【0031】そして、レジストパターンを除去した後、
基板表面に対して所定角度傾斜した方向から電子ビーム
蒸着を行うことによって、ゲート電極27上に例えばア
ルミニウムやニッケルからなる剥離層を形成する。この
後、基板表面に対して垂直な方向からカソード形成用の
材料として、例えばモリブデンを電子ビーム蒸着法によ
り蒸着する。これにより、キャビティ25の内部に電子
放出素子28を形成する。剥離層およびその上に形成さ
れた金属膜はリフトオフ法により除去する。
【0032】次に、背面基板11に対して支持部材14
を封着接合する。まず、支持部材14の端面に予めフリ
ットガラスを塗布して乾燥させておく。この支持部材1
4の両端をチャッキングマシンでチャッキングして長手
方向に引張り、所定の張力を印加する。これにより、細
長い形状の支持部材14はその長手方向についての良好
な直線性を保持することが可能となる。
【0033】続いて、上述した背面基板11がセットさ
れた位置決め治具をチャッキングマシンにセットし、位
置決め治具基準で背面基板11に対して支持部材14を
当接させる。前述のように、支持部材14はその長手方
向について良好な直線性が保持されているため、支持部
材14の端面は背面基板11の所定位置に正確に当接さ
れる。この後、両者を焼成することによって、背面基板
11に対して支持部材14が引張応力が内在した状態で
封着される。
【0034】次に、予め端面にフリットガラスを塗布、
乾燥させておいた側壁13(図7に示す)を背面基板1
1上に載置し、その上に前面基板12をセットする。背
面基板11と前面基板12は、それぞれ 3点の位置決め
パッドを位置決め治具に押し当ててセットすることによ
り、両者の位置関係を高精度に定めることができる。側
壁13については、背面基板11と前面基板12との距
離を規定することができればよく、位置についての精度
は特に必要とされない。これら背面基板11、側壁1
3、前面基板12をセットした状態で全体を焼成し、排
気、脱ガス、エージングなどの各工程を経て、目的とす
る画像表示装置10が作製される。
【0035】なお、上記実施形態では支持部材14を背
面基板11にフリット封着したが、本発明はこのような
構成に限定されるものではなく、例えば支持部材14を
側壁13にフリット封着する構成としてもよい。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0037】図8は本発明の画像表示装置の第2の実施
形態の前面基板12を取り除いた状態を示している。こ
の第2の実施形態においては、側壁13は細長い板ガラ
スにより構成されている。この側壁13となる細長い板
ガラスには、予め支持部材14が配設される間隔で溝1
6が形成されている。
【0038】この溝16に支持部材14の長手方向の端
面を嵌合し、さらにフリット封着することによって、図
9に示すような支持部材アセンブリ17を形成する。次
に、側壁13の端面13aにフリットガラスを塗布、乾
燥した後、支持部材アセンブリ17の両端の側壁13を
チャッキングマシンでチャッキングして、支持部材14
の長手方向に引張る。これにより、細長い形状を有する
複数の支持部材14は、それぞれ長手方向について良好
な直線性を保持することが可能となる。
【0039】続いて、第1の実施形態と同様に、背面基
板11がセットされた位置決め治具をチャッキングマシ
ンにセットし、位置決め治具基準で背面基板11に対し
て支持部材アセンブリ17を当接させる。上述したよう
に、支持部材14はその長手方向について良好な直線性
を保持されているので、支持部材14の端面は背面基板
11の所定位置に正確に当接される。
【0040】この後、両者を焼成することによって、各
支持部材14に引張応力を内在させた状態で支持部材ア
センブリ17が背面基板11に対して封着される。前面
基板12についても第1の実施形態と同様に、位置決め
治具基準で封着することによって、これら背面基板1
1、支持部材14、前面基板12を精度よく相互に配置
することができる。
【0041】なお、上述した実施形態では支持部材14
を側壁13に封着したが、本発明はこのような構成に限
られるものではなく、別途用意した枠に支持部材14を
接着して支持部材アセンブリを作製し、この支持部材ア
センブリを画像表示装置内に封入する構成としてもよ
い。
【0042】図10は、本発明の画像表示装置の第3の
実施形態の前面基板12を取り除いた状態を示してい
る。この第3の実施形態においては、支持部材14は別
途設けられた枠18に対して、その端面がフリット封着
されている。そして、この枠18をそれぞれ引張ること
によって、複数の支持部材はその長手方向について良好
な直線性が保持されている。
【0043】さらに、この第3の実施形態においては、
複数の支持部材14の間隔を正確に規定するために、間
隔保持部材として櫛歯板19が支持部材14の端部にそ
れぞれ噛合わされている。この櫛歯板19が挿入される
部分の支持部材14の高さは、背面基板11と前面基板
12を支える中央部の高さの50〜 80%とされている。こ
れによって、支持部材14の長手方向について良好な直
線性を保持した上で、櫛歯板19により支持部材14の
間隔を正確に規定することができる。従って、支持部材
14の端面は背面基板11および前面基板11の所定位
置により正確に当接される。
【0044】なお、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
で種々の変形が可能である。上述した実施形態ではマイ
クロチップ型の電子放出素子を用いた場合について説明
したが、本発明はこれに限られるものではなく、どのよ
うな構造の電子放出素子であっても適用することができ
る。例えば、pn型の冷陰極素子であってもよいし、ま
た表面伝導型の電子放出素子であってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像表示
装置およびその製造方法によれば、支持部材をその長手
方向に張力が印加された状態で真空外囲器内に配設して
いるため、製造コストの増加などを招くことなく、支持
部材の位置精度を大幅に向上させることが可能となる。
特に、大型の画像表示装置において、支持部材の位置精
度を高めることができる。従って、支持部材の位置不良
に伴う画像劣化などを防止することができ、高品質な画
像表示装置を再現性よく低コストで提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による画像表示装置
の概略構造を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す画像表示装置の要部構造を示す断
面図である。
【図3】 図1に示す画像表示装置の前面基板を取り除
いた状態を示す図である。
【図4】 図1に示す画像表示装置の蛍光体スクリーン
部分を示す図である。
【図5】 図1に示す画像表示装置の製造工程における
位置決めパッドの形成状態を示す図である。
【図6】 図1に示す画像表示装置の製造工程における
基板の位置決め状態を示す図である。
【図7】 図1に示す画像表示装置の側壁を示す図であ
る。
【図8】 本発明の第2の実施形態による画像表示装置
の前面基板を取り除いた状態を示す図である。
【図9】 図8に示す画像表示装置の製造工程で用いた
支持部材アセンブリの構成を示す図である。
【図10】 本発明の第3の実施形態による画像表示装
置の前面基板を取り除いた状態を示す図である。
【図11】 平板型画像表示装置の要部構造を模式的に
示す断面図である。
【符号の説明】
10……画像表示装置 11……背面基板 12……前面基板 13……側壁 14……支持部材 21……蛍光体スクリーン 28……電子放出素子

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面基板と、前記背面基板と対向配置さ
    れた前面基板と、前記背面基板および前記前面基板の周
    辺部に配された側壁と、前記背面基板と前記前面基板と
    の間に配された支持部材とを有する真空外囲器と、 前記前面基板に対向して前記背面基板上に形成された多
    数の電子放出素子と、 前記背面基板に対向して前記前面基板上に形成され、前
    記電子放出素子から放出された電子ビームにより発光す
    る蛍光体スクリーンとを具備する画像表示装置におい
    て、 前記支持部材は、その長手方向に張力が印加された状態
    で前記真空外囲器内に配設されていることを特徴とする
    画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は枠に接合されて前記真空
    外囲器内に配設されていることを特徴とする、請求項1
    記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記枠は前記側壁であることを特徴とす
    る、請求項2記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記枠に溝が設けられており、前記支持
    部材は前記溝に嵌合された状態で配設されていることを
    特徴とする、請求項2記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記支持部材間にはその間隔を保持する
    間隔保持部材が挿入されていることを特徴とする、請求
    項2記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記間隔保持部材が櫛歯板であることを
    特徴とする、請求項5記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記支持部材は前記背面基板もしくは前
    記前面基板の少なくとも一方に接合されていることを特
    徴とする、請求項1記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 背面基板と、前記背面基板と対向配置さ
    れた前面基板と、前記背面基板および前記前面基板の周
    辺部に配された側壁と、前記背面基板と前記前面基板と
    の間に配された支持部材とを有する真空外囲器と、 前記前面基板に対向して前記背面基板上に形成された多
    数の電子放出素子と、 前記背面基板に対向して前記前面基板上に形成され、前
    記電子放出素子から放出された電子ビームにより発光す
    る蛍光体スクリーンとを具備する画像表示装置の製造方
    法において、 前記支持部材の長手方向に張力を印加する工程と、前記
    支持部材を前記真空外囲器内に配設する工程とを有する
    ことを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記張力を印加した支持部材を前記真空
    外囲器内に配設することを特徴とする、請求項8記載の
    画像表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記真空外囲器内に配設された前記支
    持部材の長手方向に張力を印加することを特徴とする、
    請求項8記載の画像表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記支持部材が接合された枠を引張る
    ことにより、前記支持部材に張力を印加することを特徴
    とする、請求項8記載の画像表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記枠は前記支持部材が嵌合される溝
    を有することを特徴とする、請求項11記載の画像表示
    装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記背面基板および前記前面基板の少
    なくとも一方に設けられた位置決め部により、前記枠の
    配設位置の位置決めを行うことを特徴とする、請求項1
    1記載の画像表示装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記支持部材を前記背面基板および前
    記前面基板の少なくとも一方に接合する工程を有するこ
    とを特徴とする、請求項8記載の画像表示装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記背面基板および前記前面基板の少
    なくとも一方に設けられた位置決め部により、前記支持
    部材の配設位置の位置決めを行うことを特徴とする請求
    項14記載の画像表示装置の製造方法。
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