JPH117379A - ネットワークシステムにおけるソフトウェア利用方法、ソフトウェア利用システムおよびソフトウェア利用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ネットワークシステムにおけるソフトウェア利用方法、ソフトウェア利用システムおよびソフトウェア利用プログラムを記録した記録媒体

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JPH117379A
JPH117379A JP9172966A JP17296697A JPH117379A JP H117379 A JPH117379 A JP H117379A JP 9172966 A JP9172966 A JP 9172966A JP 17296697 A JP17296697 A JP 17296697A JP H117379 A JPH117379 A JP H117379A
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JP
Japan
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program
data
user
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JP9172966A
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English (en)
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Masahiro Hichi
正浩 樋地
Masaru Tezuka
大 手塚
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Hitachi Solutions East Japan Ltd
Original Assignee
Hitachi Tohoku Software Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアの改版に伴うサーバー側の作業負
担ならびにユーザー側の作業負担および秘密漏洩のおそ
れを無くす。ソフトウェアのライブラリー化に伴う不整
合および不正実行のおそれを無くす。 【解決手段】サーバー側コンピュータは、ユーザー側コ
ンピュータに操作部プログラムを提供する。ユーザー側
コンピュータは、提供された操作部プログラムによりサ
ーバー側コンピュータのエンジン部プログラムに処理内
容を指示する。サーバー側コンピュータは、エンジン部
プログラムにより処理されたデータをユーザー側コンピ
ュータに提供する。ユーザー側コンピュータは、操作部
プログラムの利用を終了するとき、提供された操作部プ
ログラムを消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムおよび
データを格納するサーバー側コンピュータとユーザー側
コンピュータとがネットワークを介して接続されたネッ
トワークシステムにおけるソフトウェア利用方法、ソフ
トウェア利用システムおよびソフトウェア利用プログラ
ムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェアのインストールおよび改版
のもっとも一般的な方法は、フロッピーディスクやCD
−ROMなどの可搬媒体を利用する方法である。これら
の可搬媒体を用いてユーザーが意図的にインストールま
たは改版の作業を行う。ネットワークを利用した基本的
な技術としては、ソフトウェア提供者のコンピュータか
らソフトウェアをダウンロードしてインストールや改版
を行う方法がある。この場合も、可搬媒体を用いる方法
と同様にユーザーが意図的に作業を実行する。
【0003】また、従来のネットワークシステムにおけ
るソフトウェア利用技術としては、例えば、特開平4−
96159号公報に示すものがある。すなわち、インス
トールを自動化しユーザーの負担を軽減する方法であ
る。この方法は、ネットワーク上にインストールサーバ
と呼ばれるコンピュータを設置し、このコンピュータに
インストールマップというデータベースを置く。このイ
ンストールマップには、ネットワーク上の各々コンピュ
ータにどのようなソフトウェアがインストールされてい
るかが予め記述されている。新しいソフトウェアがリリ
ースされるとインストールサーバはインストールマップ
を参照し、各コンピュータのユーザーに対しメールなど
で新しいインストールを希望するかどうか問い合わせ
る。ユーザーがインストールを希望すると返答した場合
に、インストールサーバは各コンピュータに接続し、自
動的にインストールを行う。
【0004】また、従来のネットワークシステムにおけ
るソフトウェア利用技術として、特開平5−82756
号公報に示すものがある。すなわち、改版を自動化し、
ユーザーの負担を軽減する方法である。この方法は、ソ
フトウェア提供者のコンピュータに、ネットワーク上の
各コンピュータのアドレスと、そのコンピュータにイン
ストールされているソフトウェア名称と、その改訂番号
とを記述するデータベースを持つ。ソフトウェアが改版
されると、このデータベースを参照し、ユーザーのコン
ピュータに改版オブジェクトを送付し、ユーザーのコン
ピュータにある改版手段によって自動的に改版が行われ
る。
【0005】これら2つの例は、ソフトウェア提供者側
のコンピュータからユーザーのコンピュータに働きかけ
て処理を行う方法である。
【0006】また、従来のネットワークシステムにおけ
るソフトウェア利用技術として、特開平7−22572
4号公報に示すものがある。すなわち、ユーザーのコン
ピュータから提供者のコンピュータに働きかけてソフト
ウェアの改版を自動的に行う方法である。ユーザーのコ
ンピュータ上でソフトウェアが起動されると、クライア
ントプログラムと呼ばれるプログラムが、起動されたソ
フトウェアの改版番号を調べる。さらに、ソフトウェア
提供者のコンピュータに接続し、ソフトウェアの名称と
改版番号とを通知する。提供者のコンピュータでは、こ
のソフトウェアの最新版の改版番号を調べ、ユーザーの
コンピュータ上のソフトウェアが旧版である場合に、最
新版のソフトウェアをクライアントプログラムに送付
し、クライアントプログラムが自動的にソフトウェアの
改版を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワークシ
ステムにおけるソフトウェア利用技術は、いずれも各ユ
ーザーの使用するコンピュータにインストールされてい
るソフトウェアの改版情報等を管理し、ソフトウェアの
改版が行われたときにこれらの情報を用いてユーザーの
コンピュータに改版後のソフトウェアをインストールす
る方法である。すなわち、ユーザーのコンピュータのロ
ーカルディスク上にあるプログラムやライプラリーを最
新版と置き換えることによって改版に対応している。
【0008】このとき、改版するソフトウェアは関係す
るライブラリーも含めて全体をインストールする必要が
ある。全体をインストールするには多大な時間がかか
り、ユーザーの作業負担が大きいという問題点があっ
た。特に、ネットワークを介して最新版をインストール
する場合には、インストールするソフトウェアの転送に
長い時間が必要となる。
【0009】インストール作業が自動化された方法にお
いても、ソフトウェア提供者側コンピュータがユーザー
のコンピュータに働きかける方法の場合、近年のコンピ
ュータユーザー数の急激な増加に伴い、全ユーザーとそ
のユーザーが持つソフトウェアおよび改版番号を登録す
るデータベースが膨大になり、これを管理するソフトウ
ェア提供者の負担は大きい。また、提供者側コンピュー
タがユーザーのコンピュータを操作することは、ユーザ
ーにとっては秘密情報の漏洩などの不安が常につきまと
うという問題点がある。
【0010】ユーザーのコンピュータからソフトウェア
提供者側コンピュータに働きかける方法においても、ユ
ーザーがソフトウェアを起動した時点で改版番号のチェ
ックと改版作業、すなわち最新版のソフトウェアの転送
およびインストール作業が発生するため、ユーザーが早
急にそのソフトウェアを使用する必要があって起動した
にも関わらず改版作業を待たなくては利用できないとい
う不都合が生じる場合がある。
【0011】一般にソフトウェアはライブラリー化され
ている。例えば、ソフトウェアAはプログラムXとライ
ブラリーZとから構成され、ソフトウェアBはプログラ
ムYとライブラリーZとから構成されているとする。こ
こでソフトウェアAが改版され、プログラムXが第1版
から第2版に改版され、これに伴いライブラリーZも第
1版から第2版に改版されたとする。ところが今回改版
の無かったソフトウェアBのプログラムYがライブラリ
ーZの第1版と動作することを前提としているため、ラ
イブラリーZの第2版とは整合性がとれず動作しなくな
るか、あるいは不正な処理を行うようになるという問題
が発生する。このようなライブラリーの不整合は、最近
のソフトウェアの多機能化、大規模化、利用するソフト
ウェアの種類の増加とともに、発生頻度が増加すると同
時に、これらの不整合や不正実行を解消することが困難
になるという問題点があった。
【0012】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、ソフトウェアの改版に伴うサーバ
ー側の作業負担ならびにユーザー側の作業負担および秘
密漏洩のおそれを無くすとともに、ソフトウェアのライ
ブラリー化に伴う不整合および不正実行のおそれを無く
すことができるネットワークシステムにおけるソフトウ
ェア利用方法、ソフトウェア利用システムおよびソフト
ウェア利用プログラムを記録した記録媒体を提供するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るネットワークシステムにおけるソフト
ウェア利用方法は、サーバー側コンピュータとユーザー
側コンピュータとがネットワークを介して接続されたネ
ットワークシステムにおけるソフトウェア利用方法であ
って:前記サーバー側コンピュータは、データと、前記
データを処理するエンジン部プログラムと、前記エンジ
ン部プログラムに処理内容を指示する操作部プログラム
とを格納しており;前記サーバー側コンピュータは、ネ
ットワークを介して前記ユーザー側コンピュータからの
指示に基づきユーザー側コンピュータに前記操作部プロ
グラムを提供し;前記ユーザー側コンピュータは、提供
された前記操作部プログラムによりネットワークを介し
て前記サーバー側コンピュータのエンジン部プログラム
に処理内容を指示可能であり;前記サーバー側コンピュ
ータは、ネットワークを介して前記操作部プログラムに
よる指示に基づき前記エンジン部プログラムにより処理
されたデータを前記ユーザー側コンピュータに提供し;
前記ユーザー側コンピュータは、提供されたデータを利
用可能であり、前記操作部プログラムの利用を終了する
とき、提供された前記操作部プログラムを消去すること
を、特徴とする。
【0014】本発明に係るネットワークシステムにおけ
るソフトウェア利用方法において:前記データは、デー
タ本体と、前記データ本体の表示種別とを有し;前記サ
ーバー側コンピュータは、前記表示種別に応じて前記デ
ータ本体を表示させる表示部プログラムを格納してお
り;前記ユーザー側コンピュータは、提供された前記デ
ータの表示種別について選択指示可能であり;前記サー
バー側コンピュータは、ネットワークを介して前記ユー
ザー側コンピュータからの選択指示に基づきユーザー側
コンピュータに選択指示された表示種別に対応する表示
部プログラムを提供し;前記ユーザー側コンピュータ
は、提供された表示部プログラムにより前記データ本体
を選択指示した表示種別で表示可能であり、前記表示部
プログラムの利用を終了するとき、提供された前記表示
部プログラムおよび前記データを消去してもよい。
【0015】本発明に係るネットワークシステムにおけ
るソフトウェア利用システムは、サーバー側コンピュー
タとユーザー側コンピュータとがネットワークを介して
接続されたネットワークシステムにおけるソフトウェア
利用システムであって:前記サーバー側コンピュータ
は;データ格納手段と;前記データ格納手段に格納され
たデータを処理するエンジン部プログラムを格納するエ
ンジン部格納手段と;前記エンジン部格納手段に格納さ
れたエンジン部プログラムに処理内容を指示する操作部
プログラムを格納する操作部格納手段と;ネットワーク
を介して前記ユーザー側コンピュータからの指示に基づ
きユーザー側コンピュータに、前記操作部格納手段に格
納される前記操作部プログラムを提供する操作部通信手
段と;ネットワークを介して前記ユーザー側コンピュー
タからの前記操作部プログラムによる指示に基づき前記
エンジン部プログラムにより処理されたデータを前記ユ
ーザー側コンピュータに提供するデータ通信手段とを有
し;前記ユーザー側コンピュータは;前記操作部通信手
段から提供された前記操作部プログラムを一時的に格納
する操作部一時格納手段と;前記操作部一時格納手段に
格納された前記操作部プログラムによりネットワークを
介して前記サーバー側コンピュータのエンジン部プログ
ラムに処理内容を指示可能な入力手段と;前記データ通
信手段から提供されたデータを格納する提供データ格納
手段と;前記提供データ格納手段に格納されたデータを
利用可能にする出力手段と;前記操作部プログラムの利
用を終了するとき、前記操作部一時格納手段に格納され
た前記操作部プログラムを消去する消去手段とを有する
ことを、特徴とする。
【0016】本発明に係るネットワークシステムにおけ
るソフトウェア利用システムにおいて:前記データは、
データ本体と、前記データ本体の表示種別とを有し;前
記サーバー側コンピュータは;前記表示種別に応じて前
記データ本体を表示させる表示部プログラムを格納する
表示部格納手段と;ネットワークを介して前記ユーザー
側コンピュータからの選択指示に基づきユーザー側コン
ピュータに選択指示された表示種別に対応する表示部プ
ログラムを前記表示部格納手段から提供する表示部通信
手段とを有し;前記ユーザー側コンピュータは;前記提
供データ格納手段に格納された前記データの表示種別に
ついて選択指示可能な入力手段と;前記表示部通信手段
から提供された表示部プログラムを一時的に格納する表
示部一時格納手段と;前記表示一時格納手段に格納され
た表示部プログラムにより前記データ本体を選択指示し
た表示種別で表示可能な表示手段と;前記表示部プログ
ラムの利用を終了するとき、前記表示部一時格納手段に
格納された前記表示部プログラムおよび前記提供データ
格納手段に格納された前記データを消去する消去手段と
を有してもよい。
【0017】本発明に係るプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体は、サーバー側コンピュ
ータとユーザー側コンピュータとがネットワークを介し
て接続されたネットワークシステムにおけるソフトウェ
ア利用のためのプログラムを記録した記録媒体であっ
て:前記サーバー側コンピュータは;データ格納手段
と;前記データ格納手段に格納されたデータを処理する
エンジン部プログラムを格納するエンジン部格納手段
と;前記エンジン部格納手段に格納されたエンジン部プ
ログラムに処理内容を指示する操作部プログラムを格納
する操作部格納手段と;ネットワークを介して前記ユー
ザー側コンピュータからの指示に基づきユーザー側コン
ピュータに、前記操作部格納手段に格納される前記操作
部プログラムを提供する操作部通信手段と;ネットワー
クを介して前記ユーザー側コンピュータからの前記操作
部プログラムによる指示に基づき前記エンジン部プログ
ラムにより処理されたデータを前記ユーザー側コンピュ
ータに提供するデータ通信手段とを有し;前記ユーザー
側コンピュータで、前記操作部通信手段から提供された
前記操作部プログラムを一時的に格納させる手順と;前
記ユーザー側コンピュータで、一時的に格納された前記
操作部プログラムによりネットワークを介して前記サー
バー側コンピュータのエンジン部プログラムに処理内容
を指示させる手順と;前記ユーザー側コンピュータで、
前記データ通信手段から提供されたデータを格納させる
手順と;前記ユーザー側コンピュータで、格納された前
記データを出力させる手順と;前記ユーザー側コンピュ
ータで、前記操作部プログラムの利用を終了するとき、
格納された前記操作部プログラムを消去させる手順と
を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】本発明に係るプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体では:前記データは、デ
ータ本体と、前記データ本体の表示種別とを有し;前記
サーバー側コンピュータは;前記表示種別に応じて前記
データ本体を表示させる表示部プログラムを格納する表
示部格納手段と;ネットワークを介して前記ユーザー側
コンピュータからの選択指示に基づきユーザー側コンピ
ュータに選択指示された表示種別に対応する表示部プロ
グラムを前記表示部格納手段から提供する表示部通信手
段とを有し;前記ユーザー側コンピュータで、格納され
た前記データの表示種別について選択指示させる手順
と;前記ユーザー側コンピュータで、前記表示部通信手
段から提供された表示部プログラムを一時的に格納させ
る手順と;前記ユーザー側コンピュータで、一時的に格
納された表示部プログラムにより前記データ本体を選択
指示した表示種別で表示させる手順と;前記ユーザー側
コンピュータで、前記表示部プログラムの利用を終了す
るとき、格納された前記表示部プログラムおよび前記デ
ータを消去させる手順とを、コンピュータに実行させて
もよい。
【0019】本発明に係るネットワークシステムにおけ
るソフトウェア利用方法、ソフトウェア利用システムお
よびソフトウェア利用プログラムを記録した記録媒体
は、プログラムおよびデータを格納するサーバー側コン
ピュータとユーザーが利用するユーザー側コンピュータ
とを相互に接続したネットワークから構成される分散シ
ステム上で、サーバー側コンピュータ上で動作するソフ
トウェアの提供する機能を任意のユーザー側コンピュー
タから利用することを可能にする。具体的には、次々と
行われるソフトウェアの改版に応じて、ユーザーが利用
するユーザー側コンピュータ上で、すでに利用されてい
る他のソフトウェアに影響を与えることなく、常に最新
版のソフトウェアの提供する機能をユーザーが容易に利
用できるようにし、サンプル版ソフトウェア等、一時的
に試用したいソフトウェアを利用する場合に、そのサン
プル版ソフトウェアを利用したいユーザーが利用するユ
ーザー側コンピュータ上で、すでに動作している既存の
ソフトウェアに影響を与えることなく、サンプル版ソフ
トウェアの提供する機能を利用することを可能にする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図15は、本発明の実
施の形態を示している。以下、分散システム上のソフト
ウェア利用方式とそれを用いたサンプル版ソフトウェア
利用システムについて説明するが、サンプル版以外の製
品版ソフトウェアを含むソフトウェアにおいても同様に
実施できる。
【0021】図2は、ソフトウェア利用方式が適用され
る分散システムの構成を表す。この分散システムは、複
数のコンピュータ10と、複数のコンピュータ10を接
続するローカルエリアネットワーク11とから成る。分
散システムは、ローカルエリアネットワーク11どうし
を広域ネットワーク12により接続した分散システムで
あってもよい。
【0022】以下の説明において、プログラムおよびデ
ータを格納するコンピュータをサーバーコンピュータ
(サーバー側コンピュータ)100、ユーザーが利用す
るコンピュータ(ユーザー側コンピュータ)をクライア
ントコンピュータ110と呼ぶこととする。
【0023】図3は、本システムの構成を示す図であ
る。以下、サーバーコンピュータ100が1台とクライ
アントコンピュータ110が1台から成る構成を用いて
説明を行うが、サーバーコンピュータ100およびクラ
イアントコンピュータ110がそれぞれ複数台ある場合
にも同様に実施できる。
【0024】図1に示すように、サーバーコンピュータ
100は、機能的に、データ格納手段100a、エンジ
ン部格納手段100b、操作部格納手段100c、表示
部格納手段100d、操作部通信手段100e、データ
通信手段100g、表示部通信手段100g、入力手段
100hおよび出力手段100jを有する。出力手段1
00jは、表示手段100jを有する。エンジン部格納
手段100b、操作部格納手段100c、表示部格納手
段100dおよびデータ格納手段100aにはそれぞ
れ、N種類の業務処理を行うN個のエンジン部プログラ
ム200と、エンジン部を操作するための操作部プログ
ラム210と、M種類の表示種別でデータを表示するた
めのM個の表示部プログラム220と、L種類のデータ
250とが格納されている。さらに、サーバーコンピュ
ータ100で稼働している通信管理プログラム230
は、操作部通信手段100e、データ通信手段100f
および表示部通信手段100gを持つ。通信管理プログ
ラム230は、クライアントコンピュータ110との通
信を管理する。本システムで提供する試用版プログラム
がこれらエンジン部プログラム200、操作部プログラ
ム210および表示部プログラム220に相当する。
【0025】図1に示すように、クライアントコンピュ
ータ110は、機能的に、操作部一時格納手段110
a、提供データ格納手段110b、表示部一時格納手段
110c、消去手段110d、通信手段110e、入力
手段110fおよび出力手段110gを有する。出力手
段110gは、表示手段110hを有する。クライアン
トコンピュータ110には、サーバーコンピュータ10
0と接続して通信を行う通信部と、サーバーから取得し
たプログラム(操作部プログラム210および表示部プ
ログラム220)を解釈し実行するプログラム解釈実行
部との2つの機能を持ったクライアントプログラム24
0が格納されている。クライアントプログラム240
は、消去手段110dおよび通信手段110eを持つ。
クライアントプログラム240は、予めソフトウェアの
提供者からユーザーに渡される。クライアントプログラ
ム240は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例
えば、CD−ROMまたフロッピーディスクなどであら
かじめインストールされている。
【0026】クライアントコンピュータ110の操作部
一時格納手段110aおよび表示部一時格納手段110
cは、それぞれサーバーコンピュータ100から取得し
た操作部プログラム210および表示部プログラム22
0を一時的に格納する。本システムで提供される試用版
プログラムを動作させるためには、クライアントコンピ
ュータ110に、このクライアントコンピュータ240
が必要となる。
【0027】図4〜図7を参照して動作の流れを説明す
る。図4に示すように、ユーザーが任意のクライアント
コンピュータ110でクライアントコンピュータ240
を起動すると、クライアントコンピュータ240の通信
部はサーバーコンピュータ100上の通信管理プログラ
ム230に接続要求を出して、サーバーコンピュータ1
00上の通信管理プログラム230とクライアントコン
ピュータ110上のクライアントコンピュータ240の
間の通信路を確立する。次に、クライアントプログラム
240の通信部はサーバーコンピュータ100の通信管
理プログラム230に対し操作部プログラム取得要求9
01を行い、操作部プログラム210をネットワークを
介して取得する(902参照)。取得した操作部プログ
ラム210は、クライアントプログラム240のプログ
ラム解釈・実行部によって解釈・実行される。操作部プ
ログラム210が解釈・実行されると、ユーザーがエン
ジン部プログラム200に指示を出すための図11
(A)に示すユーザーインターフェース3がクライアン
トコンピュータ110上で表示される。
【0028】図5に示すように、ユーザーは、操作部プ
ログラム210を用いて、サーバーコンピュータ100
上にあるエンジン部プログラム200に命令を与え、操
作する(903参照)。エンジン部プログラム200は
処理が完了するとクライアントプログラム240に処理
完了通知を送る(904参照)。
【0029】図6に示すように、この完了通知を受け、
ユーザーの操作により操作部プログラム210はサーバ
ーコンピュータ100上の通信管理プログラム230に
結果データ250の転送を要求し(905参照)、結果
データを取得する(906参照)。取得したデータは、
メモリー(提供データ格納手段110b)に記憶する。
データ250は、データの種類によって表形式やグラフ
形式、ガントチャート形式など様々な表示種別で表示が
可能である。
【0030】データ250には、図8(A)に示すよう
に、このデータ自身を表示することが可能な複数の表示
種別と表示部プログラム220の識別子とが埋め込まれ
ている。操作部プログラム210は、図11(B)のよ
うなユーザーインターフェースによってこの情報をユー
ザーに提示する。ユーザーは、表示したい種別を入力手
段110fにより選択する。図7に示すように、ユーザ
ーが選択した種別の表示部プログラム220が以前の操
作でクライアントプログラム側に取得されていない場
合、操作部プログラム210はサーバーコンピュータ1
00上の通信管理プログラム230に要求を出して(9
07参照)、表示部プログラム220を取得する(90
8参照)。
【0031】表示部プログラム220は、クライアント
プログラム240によって解釈、実行され、クライアン
トコンピュータ110の表示手段110hに図12
(A)に示すデータ表示ウィンドウを表示する。
【0032】このような一連の操作を行った後、システ
ムを終了すると、クライアントコンピュータ110上の
クライアントプログラム240に取得された操作部プロ
グラム210、表示部プログラム220およびデータ2
50は消去手段110dにより自動的に破棄される。
【0033】続いて、クライアントプログラム240と
サーバーコンピュータ100上の通信管理プログラム2
30との間で交換されるメッセージとデータのフォーマ
ットを説明する。
【0034】クライアントプログラム240からサーバ
ーコンピュータ100上の通信管理プログラム230に
出される要求には、操作部プログラム要求901、エン
ジン部操作903、データ要求905、表示部プログラ
ム要求907がある。これらの要求メッセージのフォー
マットは、図8(B)に示すように要求タイプと要求内
容とから成る。
【0035】要求タイプは、要求の種類によってエンジ
ン部操作903であれば「REQ−ENG」、操作部プ
ログラム要求901または表示部プログラム要求907
といったプログラム要求であれば「GET−PRO
G」、データ要求905であれば「GET−DATA」
という文字列から成る。
【0036】エンジン部操作メッセージであれば、要求
内容は複数のエンジンから一意にエンジン部プログラム
200を識別するエンジン部プログラム識別子、エンジ
ン部プログラム200に渡されるオプションから成る。
プログラム要求メッセージであれば、要求内容はプログ
ラムを一意に識別するプログラム識別子となる。データ
要求メッセージであれば、要求内容はデータを一意に識
別するデータ識別子となる。
【0037】サーバーコンピュータ100からクライア
ントコンピュータ110に送られるデータ250のフォ
ーマットを図8(A)を用いて説明する。データは、ヘ
ッダ部301とデータ部302とから成る。
【0038】ヘッダ部301は、まず先頭に表示可能種
別数303がある。これには、このデータを表示可能な
種別の数が記述される。続いて、表示種別名304、表
示部プログラム識別子305が組となって表示可能種別
数303の数だけ並ぶ。表示可能種別名304とは、
「グラフ形式」や「表形式」などのユーザーに提示する
ための、データをどのような形で表示するかを定めた名
称である。また、表示部プログラム識別子305とは、
表示部プログラム220を一意に決定するための識別子
である。データ部302に実際のデータが記述される。
表示部プログラム220によって試用されるデータ自身
のヘッダなどもここに記述される。
【0039】クライアントプログラム240は、サーバ
ーコンピュータ100との通信管理部と、プログラムを
解釈、実行するプログラム解釈実行部とから成る。以
下、クライアントコンピュータ110上で動作するプロ
グラムを子プログラムと呼ぶことにする。
【0040】クライアントプログラム240は、図9の
ように処理を行う。クライアントプログラム240の起
動後、ユーザーは接続するサーバーコンピュータ100
を選択する(311参照)。選択されたサーバーコンピ
ュータ100に接続し(312参照)、操作部プログラ
ム210を取得し(313参照)、メモリー上に格納す
る。操作部プログラム210を実行するためのスレッド
を生成し(314参照)、プログラム解釈実行部により
操作部プログラム210を子プログラムとして解釈実行
する(315参照)。その後、子プログラムからのイベ
ント待ち状態に入り(316参照)、子プログラムから
イベントが発生するとイベントに従って処理を行う。
【0041】エンジン操作イベント321ならば、サー
バーコンピュータ100上の通信管理プログラム230
と接続し、エンジン操作を依頼する(322参照)。
【0042】サーバーデータ要求イベント(323参
照)であれば、前述と同様に、通信管理プログラム23
0と接続し、データ転送を要求し(324参照)、転送
されたデータをメモリー上に格納する(325参照)。
【0043】表示部プログラム220の要求イベント
(326参照)であれば、要求された表示部プログラム
220がすでにメモリー上に格納されているかを確認し
(327参照)、格納されていなければサーバーコンピ
ュータ100上の通信管理プログラム230に要求し、
表示部プログラム220を取得してメモリー上に格納す
る(328参照)。続いて、表示部プログラム220を
実行するためのスレッドを生成し(329参照)、イン
タープリター機能により表示部プログラム220を子プ
ログラムとして実行する(330参照)。
【0044】サーバーデータ更新イベント331であれ
ば、通信管理プログラム230に要求を出し、データを
転送してサーバーコンピュータ100上のデータを更新
する(332参照)。描画コマンドイベント333が発
生すると、コマンドに従って、ウィンドウの生成、描画
を実行する(334参照)。
【0045】システム終了イベント335が発生する
と、現在実行中の子プログラム(操作部プログラム、表
示部プログラム)の実行を全て終了する(336参
照)。続いて、メモリー上に格納されている子プログラ
ムおよびデータを全て破棄し(337参照)、クライア
ントプログラム240を終了する。
【0046】操作部プログラム210はクライアントコ
ンピュータ110上の、クライアントプログラム240
の上で実行される。処理のフローチャートを図10に示
す。クライアントプログラム240によって起動される
と、図11(A)のようなウィンドウを表示し、ユーザ
ーからイベントを待つ。このウィンドウにはサーバーコ
ンピュータ100上のエンジン部プログラム200を操
作するためのオプションボタンやコマンドボタン37
1、サーバーコンピュータ100上にあるデータを要求
するためのコマンドボタン372、ユーザーに対するメ
ッセージを表示するメッセージウィンドウ373があ
る。
【0047】ユーザーがエンジンの操作を行うと(34
3参照)、クライアントプログラム240にエンジン操
作イベントを発行し(344参照)、サーバーコンピュ
ータ100上のエンジン部プログラム200の操作を行
う。ユーザーがデータ表示を要求すると(345参
照)、サーバーデータ要求イベントを発行し(346参
照)、データを取得する。このデータのヘッダ情報を読
み取り(347参照)、図11(B)のような表示種別
選択メニューをポップアップし、表示種別の選択を行う
(348参照)。選択された表示種別の表示プログラム
要求イベントをクライアントプログラム240に発行し
(349参照)、表示部プログラム220を起動する。
表示部プログラム220にデータからヘッダ部を取り除
いたデータ本体を渡す(350参照)。
【0048】表示部プログラム220は、クライアント
コンピュータ110上のクライアントプログラム240
の上で実行される。処理のフローチャートを図14に示
す。クライアントプログラム240によって起動される
と、渡されたデータを読み込み、図12(A)〜図13
に示すように、各表示種別のウィンドウを開いてデータ
を表示する(351参照)。ユーザーの操作によってデ
ータが変更されると、クライアントコンピュータ110
のメモリー上にあるデータの変更を行う(352参
照)。ユーザーがマスター更新ボタン373を押すと、
サーバーデータ更新イベントを発行し、サーバーコンピ
ュータ100のデータを更新する。
【0049】通信管理プログラム230は、サーバーコ
ンピュータ100上で動作し、複数のクライアントコン
ピュータ110との通信を管理する。
【0050】図15に処理フローチャートを示す。この
プログラムは、常にサーバーコンピュータ100上でク
ライアントコンピュータ110からの接続要求を待ち続
けている(361参照)。接続要求があると、その接続
のためのプロセスを起動し、クライアントコンピュータ
110上のクライアントプログラム240との通信を行
う(362参照)。データ転動要求363やデータ更新
要求364があると、データをクライアントコンピュー
タ110に転送したり、クライアントコンピュータ11
0から転送されたデータでサーバーコンピュータ100
上のデータを更新する。
【0051】エンジン操作要求365があれば、操作内
容に応じたオプションを付加してエンジン部プログラム
200を起動し、処理完了後、完了通知をクライアント
コンピュータ110に伝える(366参照)。
【0052】このように、このソフトウェア利用システ
ムでは、提供する操作部プログラム210を提供者のサ
ーバーコンピュータ100で一元管理するとともに、ユ
ーザー側コンピュータやユーザーごとの改版番号を管理
する必要がないため、ソフトウェア提供者の負担が少な
い。エンジン部プログラム200は常にサーバーコンピ
ュータ100上で動作し、クライアントコンピュータ1
10で動作するプログラムは操作部プログラム210、
表示部プログラム220のように小さい単位に分割され
ているため、ネットワークを介した転送は短時間で済
む。また、これらのプログラムは常にクライアントプロ
グラム240のメモリー上に格納され、クライアントプ
ログラム240のメモリー上で実行されるようになって
いるため、クライアントコンピュータ110へのインス
トール作業は不要である。
【0053】操作部プログラム210、表示部プログラ
ム220は常にサーバーコンピュータ100で提供者に
より一元管理され、ソフトウェアを実行するたびに常に
サーバーコンピュータ100より最新版が転送されるた
め、ライブラリーの不整合は発生しない。また、データ
やプログラムの取得などの通信は、クライアントコンピ
ュータ110から提供者のサーバーコンピュータ100
に働きかける方式であり、また、通信は常にクライアン
トプログラム240によって管理されているので、ユー
ザーの秘密情報の漏洩の恐れは少ない。
【0054】データ250にデータ自身を表示するため
の方法についての情報を持たせてあるため、表示部プロ
グラム220の変更や、新たな表示種別の追加による表
示部プログラム220の追加に容易に対応ができる。
【0055】また、システムを終了するときに、クライ
アントプログラム240上で動作していた操作部プログ
ラム210、表示部プログラム220およびデータ25
0が必ず破棄されるため、プログラムの不正な複製を防
ぐのに効果的であり、利用した時間に対する従量課金を
適用しやすい。また、同様の理由によりソフトウェアの
試供版の提供にも適している。なお、クライアントコン
ピュータ110で、データ250を破棄される前にメモ
リに格納可能にしてもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明に係るネットワークシステムにお
けるソフトウェア利用方法、ソフトウェア利用システム
およびソフトウェア利用プログラムを記録した記録媒体
によれば、エンジン部プログラムに処理内容を指示する
操作部プログラムはサーバー側コンピュータに格納され
ており、ユーザー側コンピュータからの指示に基づきサ
ーバー側コンピュータからユーザー側コンピュータに提
供した操作部プログラムは利用を終了するとき消去され
るので、ソフトウェアの改版に伴うサーバー側の作業負
担ならびにユーザー側の作業負担および秘密漏洩のおそ
れを無くすとともに、ソフトウェアのライブラリー化に
伴う不整合および不正実行のおそれを無くすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のネットワークシステムに
おけるソフトウェア利用システムの概要を示す機能ブロ
ック図である。
【図2】図1のシステムが稼働する分散システムを示す
説明図である。
【図3】図1のシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1のシステムのクライアントコンピュータに
よる操作部プログラムの取得について説明するブロック
図である。
【図5】図1のシステムのエンジン部プログラムの操作
について説明するブロック図である。
【図6】図1のシステムのクライアントコンピュータに
よるデータの取得について説明するブロック図である。
【図7】図1のシステムのクライアントコンピュータに
よる表示部プログラムの取得について説明するブロック
図である。
【図8】図1のシステムで利用される(A)データのフ
ォーマットを示す説明図、(B)サーバーコンピュータ
への要求メッセージフォーマットを示す説明図である。
【図9】図1のシステムのクライアントプログラムの処
理を示すフローチャートである。
【図10】図1のシステムの操作部プログラムの処理を
示すフローチャートである。
【図11】図1のシステムの(A)操作部プログラムの
ウィンドウ表示を示す図、(B)表示種別選択ポップア
ップウィンドウ表示を示す図である。
【図12】図1のシステムの(A)表示部プログラムの
ウィンドウ表示を示す図、(B)表示部プログラムの他
のウィンドウ表示を示す図である。
【図13】図1のシステムの(A)表示部プログラムの
他のウィンドウ表示を示す図である。
【図14】図1のシステムの表示部プログラムの処理を
示すフローチャートである。
【図15】図1のシステムの通信管理プログラムの処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】 100 サーバーコンピュータ 100a データ格納手段 100b エンジン部格納手段 100c 操作部格納手段 100d 表示部格納手段 100e 操作部通信手段 100g データ通信手段 100h 表示部通信手段 110 クライアントコンピュータ 110a 操作部一時格納手段 110b 提供データ格納手段 110c 表示部一時格納手段 110d 消去手段 110e 通信手段 110f 入力手段 110g 出力手段 110h 表示手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバー側コンピュータとユーザー側コン
    ピュータとがネットワークを介して接続されたネットワ
    ークシステムにおけるソフトウェア利用方法であって、 前記サーバー側コンピュータは、データと、前記データ
    を処理するエンジン部プログラムと、前記エンジン部プ
    ログラムに処理内容を指示する操作部プログラムとを格
    納しており、 前記サーバー側コンピュータは、ネットワークを介して
    前記ユーザー側コンピュータからの指示に基づきユーザ
    ー側コンピュータに前記操作部プログラムを提供し、 前記ユーザー側コンピュータは、提供された前記操作部
    プログラムによりネットワークを介して前記サーバー側
    コンピュータのエンジン部プログラムに処理内容を指示
    可能であり、 前記サーバー側コンピュータは、ネットワークを介して
    前記操作部プログラムによる指示に基づき前記エンジン
    部プログラムにより処理されたデータを前記ユーザー側
    コンピュータに提供し、 前記ユーザー側コンピュータは、提供されたデータを利
    用可能であり、前記操作部プログラムの利用を終了する
    とき、提供された前記操作部プログラムを消去すること
    を、 特徴とするネットワークシステムにおけるソフトウェア
    利用方法。
  2. 【請求項2】前記データは、データ本体と、前記データ
    本体の表示種別とを有し、 前記サーバー側コンピュータは、前記表示種別に応じて
    前記データ本体を表示させる表示部プログラムを格納し
    ており、 前記ユーザー側コンピュータは、提供された前記データ
    の表示種別について選択指示可能であり、 前記サーバー側コンピュータは、ネットワークを介して
    前記ユーザー側コンピュータからの選択指示に基づきユ
    ーザー側コンピュータに選択指示された表示種別に対応
    する表示部プログラムを提供し、 前記ユーザー側コンピュータは、提供された表示部プロ
    グラムにより前記データ本体を選択指示した表示種別で
    表示可能であり、前記表示部プログラムの利用を終了す
    るとき、提供された前記表示部プログラムおよび前記デ
    ータを消去することを、 特徴とする請求項1記載のネットワークシステムにおけ
    るソフトウェア利用方法。
  3. 【請求項3】サーバー側コンピュータとユーザー側コン
    ピュータとがネットワークを介して接続されたネットワ
    ークシステムにおけるソフトウェア利用システムであっ
    て、 前記サーバー側コンピュータは、 データ格納手段と、 前記データ格納手段に格納されたデータを処理するエン
    ジン部プログラムを格納するエンジン部格納手段と、 前記エンジン部格納手段に格納されたエンジン部プログ
    ラムに処理内容を指示する操作部プログラムを格納する
    操作部格納手段と、 ネットワークを介して前記ユーザー側コンピュータから
    の指示に基づきユーザー側コンピュータに、前記操作部
    格納手段に格納される前記操作部プログラムを提供する
    操作部通信手段と、 ネットワークを介して前記ユーザー側コンピュータから
    の前記操作部プログラムによる指示に基づき前記エンジ
    ン部プログラムにより処理されたデータを前記ユーザー
    側コンピュータに提供するデータ通信手段とを有し、 前記ユーザー側コンピュータは、 前記操作部通信手段から提供された前記操作部プログラ
    ムを一時的に格納する操作部一時格納手段と、 前記操作部一時格納手段に格納された前記操作部プログ
    ラムによりネットワークを介して前記サーバー側コンピ
    ュータのエンジン部プログラムに処理内容を指示可能な
    入力手段と、 前記データ通信手段から提供されたデータを格納する提
    供データ格納手段と、 前記提供データ格納手段に格納されたデータを利用可能
    にする出力手段と、 前記操作部プログラムの利用を終了するとき、前記操作
    部一時格納手段に格納された前記操作部プログラムを消
    去する消去手段とを有することを、 特徴とするネットワークシステムにおけるソフトウェア
    利用システム。
  4. 【請求項4】前記データは、データ本体と、前記データ
    本体の表示種別とを有し、 前記サーバー側コンピュータは、 前記表示種別に応じて前記データ本体を表示させる表示
    部プログラムを格納する表示部格納手段と、 ネットワークを介して前記ユーザー側コンピュータから
    の選択指示に基づきユーザー側コンピュータに選択指示
    された表示種別に対応する表示部プログラムを前記表示
    部格納手段から提供する表示部通信手段とを有し、 前記ユーザー側コンピュータは、 前記提供データ格納手段に格納された前記データの表示
    種別について選択指示可能な入力手段と、 前記表示部通信手段から提供された表示部プログラムを
    一時的に格納する表示部一時格納手段と、 前記表示一時格納手段に格納された表示部プログラムに
    より前記データ本体を選択指示した表示種別で表示可能
    な表示手段と、 前記表示部プログラムの利用を終了するとき、前記表示
    部一時格納手段に格納された前記表示部プログラムおよ
    び前記提供データ格納手段に格納された前記データを消
    去する消去手段とを有することを、 特徴とする請求項3記載のネットワークシステムにおけ
    るソフトウェア利用システム。
  5. 【請求項5】サーバー側コンピュータとユーザー側コン
    ピュータとがネットワークを介して接続されたネットワ
    ークシステムにおけるソフトウェア利用のためのプログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 前記サーバー側コンピュータは、 データ格納手段と、 前記データ格納手段に格納されたデータを処理するエン
    ジン部プログラムを格納するエンジン部格納手段と、 前記エンジン部格納手段に格納されたエンジン部プログ
    ラムに処理内容を指示する操作部プログラムを格納する
    操作部格納手段と、 ネットワークを介して前記ユーザー側コンピュータから
    の指示に基づきユーザー側コンピュータに、前記操作部
    格納手段に格納される前記操作部プログラムを提供する
    操作部通信手段と、 ネットワークを介して前記ユーザー側コンピュータから
    の前記操作部プログラムによる指示に基づき前記エンジ
    ン部プログラムにより処理されたデータを前記ユーザー
    側コンピュータに提供するデータ通信手段とを有し、 前記ユーザー側コンピュータで、前記操作部通信手段か
    ら提供された前記操作部プログラムを一時的に格納させ
    る手順と、 前記ユーザー側コンピュータで、一時的に格納された前
    記操作部プログラムによりネットワークを介して前記サ
    ーバー側コンピュータのエンジン部プログラムに処理内
    容を指示させる手順と、 前記ユーザー側コンピュータで、前記データ通信手段か
    ら提供されたデータを格納させる手順と、 前記ユーザー側コンピュータで、格納された前記データ
    を出力させる手順と、 前記ユーザー側コンピュータで、前記操作部プログラム
    の利用を終了するとき、格納された前記操作部プログラ
    ムを消去させる手順とを、 コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】前記データは、データ本体と、前記データ
    本体の表示種別とを有し、 前記サーバー側コンピュータは、 前記表示種別に応じて前記データ本体を表示させる表示
    部プログラムを格納する表示部格納手段と、 ネットワークを介して前記ユーザー側コンピュータから
    の選択指示に基づきユーザー側コンピュータに選択指示
    された表示種別に対応する表示部プログラムを前記表示
    部格納手段から提供する表示部通信手段とを有し、 前記ユーザー側コンピュータで、格納された前記データ
    の表示種別について選択指示させる手順と、 前記ユーザー側コンピュータで、前記表示部通信手段か
    ら提供された表示部プログラムを一時的に格納させる手
    順と、 前記ユーザー側コンピュータで、一時的に格納された表
    示部プログラムにより前記データ本体を選択指示した表
    示種別で表示させる手順と、 前記ユーザー側コンピュータで、前記表示部プログラム
    の利用を終了するとき、格納された前記表示部プログラ
    ムおよび前記データを消去させる手順とを、 コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    請求項5記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002027545A (ja) * 2000-07-04 2002-01-25 Murata Mach Ltd 携帯端末装置
JP2008247041A (ja) * 2008-07-03 2008-10-16 Seiko Epson Corp プリンタおよびこのプリンタを用いた印刷方法

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