JPH1173500A - イメージ処理方法及びイメージ処理装置 - Google Patents

イメージ処理方法及びイメージ処理装置

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JPH1173500A
JPH1173500A JP10190505A JP19050598A JPH1173500A JP H1173500 A JPH1173500 A JP H1173500A JP 10190505 A JP10190505 A JP 10190505A JP 19050598 A JP19050598 A JP 19050598A JP H1173500 A JPH1173500 A JP H1173500A
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band
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slice
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    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/16Image preprocessing
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    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小のメモリを使用して読み取られた原稿デ
ータを2値化して複合器の原価を節減するイメージ処理
装置及びイメージ処理方法を提供する。 【解決手段】 1スライス単位でシャットル運動しなが
らバンド読取するスキャニング装置において,原稿から
1スライスの画素を読取する読取部71と,読み取られ
た1スライスの各々の画素をマスクを使用して2値化す
る処理部72と,処理部により前記バンドに対する多数
個のスライスの各々の最終画素を2値化する過程中で生
成される誤り値演算結果を貯蔵する第1メモリ73と,
処理部72により読み取られた1スライスの各々の画素
に対する2値化する過程中で生成された誤り値演算結果
を貯蔵する第2メモリ74とを具備させる。係る構成で
は,処理部72は次のバンドの多数個のスライスの一番
目画素各々を2値化する時第1メモリ73に貯蔵された
以前バンドの多数個のスライスの最終画素に対する誤り
値演算結果を判読して2値化し,第2メモリ74を判読
して次の画素を2値化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,イメージ処理装置
及びイメージ処理方法に係り,より詳細には,複合器を
構成するシャットル(shuttle;シャトル)方式
の読取装置に適用可能な,読み取られたイメージ(例え
ば映像や影像や画像等の像を含む。)を少量のメモリを
使用して2値化する,イメージ処理装置及びイメージ処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複合器は,ファクシミリ機能,プリンタ
(printer)機能,スキャナ機能,複写器機能等
を有しており,一般的には,読取部とプリンタ及びモデ
ム(modem)とコンピュータ等を複合的に備えてい
る。かかる複合器の動作では,読取部で読み取られたイ
メージ又はモデムを通して他のシステム(syste
m)から送られてきたデータが,プリンタで印刷された
り或いはコンピュータ内のハードディスクに貯蔵され
る。
【0003】複合器は,シャットル方式のものとアレー
(arrey)方式のものとに大別することができる。
アレー方式の複合器は,原稿読取は速いが高価である。
一方のシャットル方式の複合器は,アレー方式のものに
比べて原稿読取時間は遅いが低価である。したがって,
従来,複合器としては,価格面等で有利なシャットル方
式のものが幅広く使用されている。
【0004】以下,一般的なシャットル方式の読取につ
いて,図11を参照しながら説明する。なお,図11
は,一般的なシャットル方式の複合器における読取部の
読取実行過程についての説明図である。
【0005】以下においては,複合機の読取部(図11
では,該当する要素は示されていない。)による原稿の
一部分(図11の読取面A部分が該当する。)の読取単
位,即ち,読取部の取込単位がスライス(Slice)
に相当する。スライスの大きさは,一回で読み取られる
画素(Pixel)数であり,一般に,読取部のヘッド
部分等に装着された例えばCCD(Chage Cou
pled device;電荷結合素子)等の撮像素子
の個数によって決定される。例えば,読取部において,
撮像素子が縦方向160個で横方向1個,即ち160行
1列のマトリクス状に装着されている場合には,単位ス
ライスの大きさは160×1画素になる。
【0006】この時,読取部による原稿読取は,原稿最
左側端(most left edge)から開始され
てスライス単位で原稿最右側端(most right
edge)方向に読取部を移動させながら実行され
る。読取部は,原稿をバンド単位で分けて読取を実行す
る。ここで,読取部により横方向に原稿を1回読取した
量がバンドに相当する。原稿読取において,読取部は,
一のバンドの読取を原稿の最右側端まで行ったら,隣接
する他のバンドの読取を原稿の最左側端から始める。
【0007】一方,読み取った原稿の情報をファクシミ
リを通じて遠距離に伝送するためには,複合器の読取部
は,読み取られた原稿の情報を0(zero)又は1の
2値化データに変換しなければならない。この時,読取
部に読み取られたデータは一般的にグレーカラー(gr
aycolor)で0〜255までの値(即ち,これを
2進データに表現するためには,8bit必要であ
る。)を持ち,これを二進値に変換する作業が2値化
(Binarization)作業である。
【0008】一般的に2値化作業には誤差拡散(err
or diffusion:EDF,誤謬拡散)方式と
臨界値(threshold)方式とがあり,これに対
する詳細な説明はイメージ処理分野に属する当業者にと
っては通常の知識である。したがって,本明細書におい
ては,これら2値化作業の詳細については説明を省略す
る。
【0009】一般的なシャットル方式で3×3マスク
(mask)を使用した誤差拡散方式による2値化過程
について,図12を参照しながら説明すると次のようで
ある。なお,図12には,一般的なシャットル方式で3
×3マスクを使用した誤差拡散方式による2値化過程を
示す。
【0010】図12に示すように,まず,読み取られた
データの一画素を2値化するためその読み取られたデー
タの画素を3×3マスクの中央におく。次に,該一画素
を2値化することにより発生する誤差値を,該一画素に
隣接する8個の他の画素の値に,それぞれに対応する3
×3マスクの各マスクセル(maskcell)の加重
値に応じて拡散させながら,順次読取データの2値化を
実行する。これが前述した誤差拡散方式によるデータ2
値化方式である。
【0011】このように2値化を実行するためには,誤
差拡散作業を実行する前に隣接した画素値を把握する必
要があるため,従来は,一般に,図示されたS領域を含
む読み取られた一番目バンドデータと二番目バンドデー
タとを貯蔵管理してP領域はイメージ処理の原則によっ
て隣接画素値に代置して3×3マスクを構成してイメー
ジ処理を実行している。
【0012】図13はシャットル方式の読取部と印刷部
とを持つ一般的な複合器の正面図であり,図14は図1
3の読取部を示す側面図である。図13に示すように,
シャットル方式の読取部と印刷部とを持つ一般的な複合
器において,用紙にインクを噴射しながら印刷を実行す
るインクジエットプリントヘッドモジュール11と原稿
からデータを読取する読取部13は密着結合されて案内
軸15に沿ってベルト17を通して伝達される駆動モ−
タ19の回転駆動力により左右に往復(shuttl
e)運動しながら印刷及び読取を実行する。
【0013】この時,印刷動作はインクジエットプリン
トヘッドモジュール11と読取部13とを左右に動かす
間インクジエットプリントヘッドモジュール11内のイ
ンクをインクジエットプリントヘッド部12を通して用
紙面16に噴射しながら実行する。
【0014】また,読取動作は,インクジエットプリン
トヘッドモジュール11と読取部13とが左右に動く
間,図14に示す読取部モジュール13内のランプ23
が光を原稿16の読取地点24に照射し,読取地点24
から読取部ガラス14とレンズ22を通過して光センサ
21に到達する反射光によって原稿の読取を行う。この
ように読み取られたイメージデータは,2×3マスクを
使用した誤差拡散方式により2値化される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
イメージ処理方法及びイメージ処理装置は,読み取られ
た原稿の一の画素をイメージ処理するために,読み取ら
れた原稿をバンド単位で貯蔵するためのバンドメモリが
必要であった。したがって,適用される複合器の原価が
上昇した。
【0016】また,従来のイメージ処理方法及びイメー
ジ処理装置では,一バンドに対して3×3マスクを利用
するとバンド最終部分と次のバンドの最初部分には読み
取られたデータがないため,各バンド間に境界が生じる
問題があった。
【0017】本発明は,従来のイメージ処理方法及びイ
メージ処理装置が有する上記問題点に着眼して案出され
たものであり,一般的な3×3マスクを使用した読取デ
ータイメージ処理で要求される多量のバンドメモリを減
少させて,適用される複合器の原価を低減させることが
できる,新規かつ改良されたイメージ処理装置及びイメ
ージ処理法法を提供することを目的とする。
【0018】さらに,本発明の他の目的は,各バンド間
に境界が生じるという問題を解決される,新規かつ改良
されたイメージ処理方法及びイメージ処理装置を提供す
ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】従来のイメージ処理方法
が有する上記課題を解決するために,請求項1に記載の
発明は,第1方向に読取部が移動して読取を行うバンド
を順次シフトさせながら原稿が読取部に対し第1方向と
垂直な方向に一定スキャンニング幅で移動して原稿上の
イメージをバンド単位で読取るイメージ読取装置におけ
る,イメージ処理方法であって:一定バンド内でターゲ
ット画素と当該ターゲット画素の隣接画素とを含む画素
群から成る2値化マスクを設定して,ターゲット画素を
一定バンド内で移動しながらターゲット画素のイメージ
の2値化を実行して;一定バンドの隣接バンドと接する
画素の2値化のための値をメモリに記憶させて;隣接バ
ンドの2値化マスクの画素の中で一部が一定バンドに属
する時,メモリに記憶させた2値化のための値を2値化
マスクに代入して2値化を実行する構成を採用する。
【0020】かかる構成を有する請求項1に記載の発明
は,2値化マスクの画素の中で一部が一定バンドに属す
る時にメモリに記憶させた2値化のための値を2値化マ
スクに代入することによって,境界部の画素イメージを
2値化する際でも,マスク内にデータの抜けた領域が生
じなくなる。即ち,各バンド間に境界を生じさせずに,
イメージ処理が実施できる。さらに,請求項1に記載の
発明においては,従来のように,一バンドの画素のデー
タを丸ごと貯蔵する必要はないため,必要なメモリ量を
減少させることができる。
【0021】また,請求項2に記載の発明は,被読取対
象上のイメージをm行のバンドに分割しながらバンド単
位で走査し(mは,正の整数である),イメージに係る
画素データを取得して,画素データを周辺画素に係る画
素データと関連付けながら画素単位で2値化する,イメ
ージ処理方法であって:第i行のバンドに係る画素デー
タに対し2値化を行う工程は(iは,i<mを満たす正
の整数である),第(i+1)行のバンドから第1の所
定距離内に在る第i行のバンドの画素行について,当該
画素行を構成する各画素に係る所定の演算結果を貯蔵す
る,第1の工程を含み;第(i+1)行のバンドに係る
画素データに対し2値化を行う工程は,第i行のバンド
から第1の所定距離内に在る第(i+1)行のバンドの
画素行について演算結果を用いて2値化を行う,第2の
工程を含む;構成を採用する。
【0022】かかる構成を有する請求項2に記載の発明
は,相互に隣接する第(i+1)行のバンドと第(i+
1)行のバンドとで2値化処理時の境界問題を生じさせ
ずに,イメージ処理が実施できる。さらに,必要なメモ
リ量は,第(i+1)行のバンドから第1の所定距離内
に在る第i行のバンドの画素行について当該画素行を構
成する各画素に係る所定の演算結果を貯蔵できる程度で
よい。したがって,従来のように一バンドの画素のデー
タを丸ごと貯蔵する必要はなく,必要なメモリ量を減少
させることができる。
【0023】さらに,請求項3に記載の発明のように,
バンド単位の走査は,各バンドをn列のスライスに分割
しながらスライス単位で行われる構成とすれば,スライ
ス単位でイメージの取込が可能な読取部を使用して,請
求項2に記載の発明を実現することができる。
【0024】なお,請求項4に記載の発明のように,第
j列のスライスに係る画素データに対し2値化を行う工
程は(jは,j<nを満たす正の整数),第(j+1)
列のスライスから第2の所定距離内に在る第j列のスラ
イスの画素列について,当該画素列を構成する各画素に
係る所定の演算結果を貯蔵する,第3の工程を含み;第
(j+1)列のスライスに係る画素データに対し2値化
を行う工程は,第j列のスライスから第2の所定距離内
に在る第(i+1)列のスライスの画素列について演算
結果を用いて2値化を行う,第4の工程を含む;構成を
採用することが好適である。
【0025】かかる構成においては,2値化処理のター
ゲットとなる画素が他スライスとの境界付近の画素であ
る場合にも,直前に2値化処理されたスライスの所定の
演算値が残っている。したがって,ターゲットとなる画
素の周辺画素との関連付けを確実に実施することができ
る。結果として,ターゲット画素の2値化データに対し
て正確なデータ修正が実施可能であり,より精度良くイ
メージ認識やイメージ伝送を行うことができる。
【0026】また,例えば,請求項5に記載の発明のよ
うに,2値化において,周辺画素との関連付けはマスク
によって行われる構成を採用することで,周辺画素との
関連づけを行いながらのイメージの2値化を具現化する
ことができる。
【0027】さらに,請求項6に記載の発明のように,
マスクは,2×3マスクであり,(水平座標値,垂直座
標値)で表示する時,第1位置は(2,1)で表示さ
れ,第2位置は(1,1)で表示され,第3位置は
(1,2)で表示され,第4位置は(1,3)で表示さ
れ,2値化する画素(X)の位置は(2,2)で表示さ
れる構成である構成とすることが好適である。
【0028】さらにまた,請求項7に記載の発明のよう
に,2×3マスクを構成する段階は;第(i+1)行の
バンドの第(j+1)列のスライスにおける第1行画素
を2値化する時第1位置の値を第4位置にシフトして,
2値化する画素(X)に対応する第i行のバンドの第
(j+1)列のスライスにおける最終行画素に対する所
定の演算結果を第1の工程で貯蔵された所定の演算結果
から判読して第1位置に入力する段階と,第4位置の値
を第3位置にシフトして,2値化する画素(X)の以前
画素に対する所定の演算結果を第3の工程で貯蔵された
所定の演算結果から判読して第4位置に入力する段階
と,2値化する画素(X)の値の読取信号が受信された
が第1位置が満たされなかった場合,同1スライスの2
値化する画素(X)の前の画素値を第1位置に満たして
次の2値化する画素を獲得する段階と,第1位置が満た
された場合,第4位置値を第3位置にシフトして,第3
位置値を第2位置にシフトして,第4位置に第j列のス
ライスの画素の中で2値化する画素(X)より水平座標
が一つ大きい画素に対する所定の演算結果を入力する段
階とで構成されるイメージ処理方法を提供する。
【0029】さらに,請求項8に記載の発明のように,
所定の演算結果は,誤り値である構成とすることで,本
発明を誤差拡散方式の2値化処理に適用することが可能
となる。
【0030】また,従来のイメージ処理装置が有する上
記課題を解決するために,請求項9に記載の発明は,被
読取対象上のイメージをバンド単位で走査しイメージに
係る画素データを取得する読取部と,画素データを周辺
画素に係る画素データと関連付けながら画素単位で2値
化する処理部とを備えるイメージ処理装置であって:2
値化が行われているバンドにおいて当該バンドの次に2
値化が行われる隣接バンドから所定距離内に在る画素行
について,画素行を構成する各画素に係る所定の演算結
果を貯蔵する,メモリを備える構成を採用する。
【0031】かかる構成においては,一のバンドの2値
化処理時に次に2値化処理が行われるバンド側の所定の
演算結果を数画素分のメモリによって記憶することで,
バンド境界での2値化処理の不連続性を解消することが
できる。なお,例えば所定の演算結果を読取誤差の演算
結果とすると誤差拡散方式のデータ修正を適用したイメ
ージ処理装置となる。
【0032】さらに,上記課題を解決するためには,以
下のような構成も可能である。なお,本構成では,読取
部(スキャナ)のヘッド部分に,m行n列のマトリクス
状配列で撮像素子が装着される(m,nは,正の整
数。)。かかる場合,読取対象上のイメージは,一の撮
像素子で取り込まれる画素単位に格子状分割されたディ
ジタル画像とみることができ,かかるディジタル画像に
おいて,スライスは読取部によって一度に取り込まれる
m行n列の画素群から構成され,更にバンドは画素配列
の行方向に直列に並ぶスライス群から構成される。本構
成では,前記画素配列の行方向にスライス単位で副走査
が行われ,前記画素配列の列方向にバンド単位で主走査
が行われる。ここで,副走査を原稿上で右方向から左方
向へ実施するか或いは左方向から右方向へ実施するかと
いうことと,主走査を原稿上で上方向から下方向へ実施
するか或いは下方向から上方向へ実施するかということ
とは,共に設計事項である。本構成についての以下の説
明においては,読取部における前記撮像素子の配列にお
いて,行と列とを,走査が進められる順に第1行〜最終
行と第1列〜最終列と称する。
【0033】本構成においては,最終行側の数列を構成
する各撮像素子で取り込まれたイメージの2値化の際に
生成される各演算結果をバンド単位で貯蔵する。なお,
さらに,最終列側の数列を構成する各撮像素子で取り込
まれたイメージの2値化の際に生成される各演算結果を
スライス単位で貯蔵することが,好適である。また,貯
蔵する演算結果を何列分及び何行分とするかは,2値化
の際に使用するマスクによって決定されるものであり,
設計事項である。かかる構成においては,現在処理が進
められているバンドにおいて,一つ前に2値化処理され
たバンドの最終行側の数列に係る演算結果群を用いて,
各スライスの第1行の2値化処理を順次進めることがで
きる。したがって,従来,イメージ処理時にバンド境界
で生じていた処理の不連続性を解消することが可能であ
る。さらに,一バンドに係るイメージの2値化データを
貯蔵していた従来のイメージ処理装置やイメージ処理方
法よりも遥かに小規模のメモリしか必要が無くなる。か
かるメモリとしては,例えば,DRAMやSDRAM或
いはFERAM等の各種のメモリを使用することができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に,添附図面を参照しなが
ら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明す
る。なお,以下の説明及び添付図面においては,同一の
機能及び構成を有する構成要素については,同一の符号
を付することにより,重複説明を省略する。また,以下
に説明する実施の形態においては,横方向の読取は原稿
の左方向から右方向へ順番に行っておりまた縦方向の読
取は原稿の上方向から下方向へ順番に行っているが,こ
れらは単に設計事項に過ぎない。したがって,横方向の
読取を原稿の右方向から左方向へ順番に行ったり或いは
縦方向の読取を原稿の下方向から上方向へ順番に行うこ
とも可能である。さらに,以下に説明する実施の形態に
おいては,誤差拡散方式の2値化処理を行っているが,
本発明においては他の2値化処理が可能であることはい
うまでもない。本発明においては,貯蔵する演算結果
は,誤り値に限られず,例えば取り込んだ画像データや
2値化結果そのもの等であっても構わない。
【0035】図1には,本実施の形態にかかるイメージ
処理に適用可能な2×3マスクの概略構成を示す。図1
を参照しながら,本実施の形態にかかるイメージ処理に
適用可能な2×3マスクについて説明すると,各々の数
に該当する位置にマスク値を各々満たしてXに該当する
誤り値演算を実行する。本実施の形態にかかる前記マス
ク上の各位置を(水平座標値,垂直座標値)で表示する
と,第1位置は(2,1)で表示され,第2位置は
(1,1)で表示される。また,第3位置は(1,2)
で表示され,第4位置は(1,3)で表示される。さら
に,2値化する画素(X)は(2,2)で表示される。
【0036】図2は,本実施の形態にかかる2×3マス
クを使用して,バンド境界でのイメージ処理実行過程に
ついての例示図である。図2に示すように,2値化作業
では,このような2×3マスクNWをスライスの縦方向
に画素単位で移動しながら誤り値演算を通して,イメー
ジを2値化する。
【0037】図3は,シャットル方式の読取装置で読み
取られたイメージを2値化するための本実施の形態にか
かるイメージ処理装置の概略構成を説明するためのブロ
ック図である。図3に示すイメージ処理装置は,まず,
原稿からスライス単位で画素を読取する読取部71と,
読取部71で読み取られた一スライス分の各々の画素を
マスクを使用して2値化する処理部72とを備えてい
る。さらに,処理部72によりバンドに対する多数個の
スライスの各々の最終画素を2値化する過程中で生成さ
れる誤り値演算結果を貯蔵する第1メモリ73と,処理
部72により読み取られた1スライスの各々の画素に対
して2値化する過程中で生成された誤り値演算結果を貯
蔵する第2メモリ74とを備えている。さらにまた,イ
メージ処理のためのプログラムとデータを貯蔵する第3
メモリ76と,データ2値化のための同期信号を発生す
る信号発生部75と,読取部71により読み取られたス
ライスの個数を計数する計数器77とを備えている。
【0038】以上のように,読取部71と処理部72と
第1メモリ73と第2メモリ74と第3メモリ76と信
号発生部75と計数器77とから構成された図3に示す
イメージ処理装置において,処理部72は,次のバンド
の多数個のスライスそれぞれの一番目画素を2値化する
時に,第1メモリ73に貯蔵された以前バンドの多数個
の最終画素に対する誤り値演算結果を判読して2値化し
て,第2メモリ74を判読して次の画素を2値化する。
ここで,次のバンドとは,例えば,複数行1列の撮像素
子が装着されたn×1読取部に対しては構成スライスに
おいて現に処理が行われているバンドをいい,以前バン
ドとは,例えば,n×1読取部に対しては次のバンドの
直前に処理が行われたバンドをいう。また,一番面画素
とは,例えば,n×1読取部に対しては各スライスにお
いて一番最初に処理される画素をいい,最終画素とは,
例えば,n×1読取部に対しては各スライスにおいて一
番最後に処理される画素をいう。
【0039】図4及び図5は,本実施の形態にかかるシ
ャットル方式の読取装置で読み取られたイメージを2値
化するためのイメージ処理方法を示す流れ図である。図
4及び図5に示すように,シャットル方式の読取装置で
読み取られたイメージを2値化するための本実施の形態
にかかるイメージ処理方法は,S81段階〜S94段階
から構成される。
【0040】図4に示すように,本実施の形態にかかる
イメージ処理方法において,S81段階では,1スライ
スに該当する原稿データを読取した後第1メモリ読取信
号L−Men−rdが受信されたかを判断する。S82
段階では,第1メモリ判読信号L−Mem−rdが受信
された場合マスクの第1位置の値を第4位置にシフトし
て,2値化する画素に該当する以前バンドのスライスの
最終画素に対する誤り値を第1メモリ73から判読して
マスクの第1位置に入力する。
【0041】S83段階では,第2メモリ判読信号S−
Mem−rdが受信されたかを判読する。S84段階で
は,第2メモリ判読信号S−Mem−rdが受信された
場合第4位置の値を第3位置にシフトして,2値化する
画素(X)の以前画素に対する誤り値を第2メモリ74
から判読して第4位置に入力する。S85段階では,2
値化する画素値読取信号Center−value−r
dが受信されたかを判読する。
【0042】S86段階では,マスクの第1位置が満た
されたかを確認する。S87段階では,2値化する画素
値読取信号Center−value−rdが受信され
たがマスクの第1位置が満たされなかった場合同1スラ
イスの2値化する画素(X)の前の画素値をマスクの第
1位置に満たして2値化する画素を読取する。さらに,
図5に示すように,S88段階では,マスクの第1位置
が満たされた場合マスクの第4位置の値を第3位置にシ
フトして,第3位置の値を第2位置にシフトして,マス
クの第4位置に前のスライスの画素の中で2値化する画
素(X)より水平座標が一つ大きい画素に対する誤り値
を入力する。
【0043】S89段階では,構成されたマスクを利用
して現在画素の値を2値化させて誤り値を演算する。S
90段階では,第2メモリ74に誤り値演算結果を貯蔵
する。S91段階では,現在2値化した画素がスライス
の最終画素であるかを判断して,最終画素ではない場合
2値化する画素値読取信号Center−value−
rdが受信されたかを判断するS85段階にリターンす
る。
【0044】S92段階では,最終画素である場合第1
メモリ73の現在スライスに該当する位置に誤り値を貯
蔵する。S93段階では,現在バンド処理が終了された
かを判断してバンド処理が終了されなかった場合画素値
読取信号Center−value−rdが受信された
かを判断してS85段階にリターンする。S94段階で
は,バンド処理は終了されたが読取作業が終了されなか
った場合第1メモリ判読信号L−Mem−rdが受信さ
れたかを判読するS81段階にリターンする。
【0045】以下,本実施の形態にかかるシャットル方
式の読取装置で読み取られたイメージを2値化するため
のイメージ処理装置の作用について,主に図3と図5〜
図10とを参照しながら説明する。ここで,図6〜図9
は,本実施の形態にかかる第1メモリと第2メモリとを
使用して2×3マスクNWを構成する過程についての説
明図であり,図10は,本実施の形態にかかる信号発生
部により発生した信号の同期過程を示すタイミングチャ
ート図である。
【0046】図10に示すように,まず,2値化イメー
ジ処理開始を示すIWAN信号が信号発生部75から発
生する前に,以前バンドを処理した後貯蔵された各々の
スライスの最終画素の誤り値を貯蔵した第1メモリ73
から誤り情報を判読するための第1メモリ判読信号L−
Mem−rdが信号発生部75から発生されたかを,判
断する(S81段階)。本実施の形態にかかる好適な実
施例において,一番目バンドの一番目スライスの画素を
2値化する時,既演算された誤り値が第1メモリ73と
第2メモリ74に設定されていないため,これらの値を
全て0で初期化(基礎化)して2値化する。ここで,一
番目バンドとは,例えば,n×1読取部に対しては最初
に処理されるバンドをいい,また,一番目スライスと
は,n×1読取部に対しては各バンドにおいて最初に処
理されるスライスをいう。
【0047】図6に示すように,かかる判断の結果,第
1メモリ判断信号L−Mem−rdが発生した場合,図
1に示すマスクの第1位置の値を第4位置にシフトし
て,2値化する画素に該当する以前バンドの誤り値を第
1メモリ73から判読してマスクの第1位置に入力する
(S82段階)。即ち,図6において,「○で囲まれた
1」の処理と「○で囲まれた2」の処理とを実行する。
【0048】マスクの第1位置と第4位置とに値を入力
した後,1スライスの各々の画素に対して2値化する過
程中で生成された誤り値演算結果を貯蔵する第2メモリ
74から,マスク構成のための誤り情報を得るため,第
2メモリ判読信号S−Mem−rdが信号発生部75を
通して発生されたかを判断する(S83段階)。本実施
の形態にかかる好ましい実施例で第1メモリ判読信号L
−Mem−rdと第2メモリ判読信号S−Mem−rd
とは処理部72が受信して,これによってマスクを構成
する。
【0049】図6に示すように,かかる判断の結果,第
2メモリ判読信号S−Mem−rdが発生した場合,マ
スクNWの第4位置の値を第3位置にシフトして,マス
クNWの第4位置に2値化する画素(X1)の以前画素
に対する誤り値を入力する(S84段階)。即ち,図6
において,「○で囲まれた3」の処理と「○で囲まれた
4」の処理とを実行する。
【0050】次に,マスクNWの第1位置と第3位置と
第4位置とに誤り値を入力した後,2値化する画素値読
取信号Center−value−rdが受信されたか
を判断した後(S85段階),マスクの第1位置が満た
されたかを確認する(S86段階)。
【0051】かかる判断の結果,2値化する画素値読取
信号Center−value−rdは受信されたがマ
スクの第1位置が満たされなかった場合現在画素の以前
画素値をマスクの第1位置に満たして2値化する画素を
読取する(S87段階)。即ち,X1→マスクの第1位
置,読み取られた画素値→現在2値化する画素位置(例
えば,X2)に同時に入力する。
【0052】もし,マスクの第1位置が満たされた場
合,マスクの第4位置の値を第3位置にシフトして,第
3位置の値を第2位置にシフトして,マスクNWの第4
位置に前のスライスの現在位置の次の画素に該当する誤
り値を入力する(S88段階)。即ち,図7において,
「○で囲まれた1」の処理と「○で囲まれた2」の処理
と「○で囲まれた3」の処理とを実行する。
【0053】このように2値化する一つの画素に該当す
るマスクを構成した後構成されたマスクを利用して現在
画素値を2値化し誤り値を演算する(S89段階)。本
実施の形態にかかる好適な実施例で使用した2値化方法
は誤差拡散方式を使用したものであり,該当画素に該当
する誤り値を隣接した画素に拡散する。
【0054】誤り値を演算した後,第2メモリ74の現
在画素に該当する位置に誤り値演算結果(S1)を貯蔵
する(S90段階)。即ち,図6の「○で囲まれた8」
の処理を実行してマスクを一画素縦方向にシフトさせた
後,マスクを構成した後演算された結果を図7の「○で
囲まれた4」の処理を実行する。
【0055】次に,現在画素に対する誤り値演算結果を
第2メモリ74に貯蔵した後,現在2値化した画素がス
ライスの最終画素であるかを判断する(S91段階)。
【0056】かかる判断の結果,最終画素ではない場
合,2値化する画素値読取信号Center−valu
e−rdが受信されたかを判断するS85段階にリター
ンして現在スライスに対するイメージ処理を継続実行す
る。
【0057】現在2値化する画素がスライスの最終画素
であるかを判断した結果最終画素である場合,第1メモ
リ73の現在スライスに該当する位置に誤り値(S2)
を貯蔵する(S92段階)。即ち,図8の「○で囲まれ
た5」の処理を実行する。
【0058】次に,第1メモリ73の現在スライスに該
当する位置に誤り値を貯蔵した後,現在バンド処理が終
了されたかを判断する(S93段階)。
【0059】かかる判断の結果,バンド処理が終了され
なかった場合,画素値読取信号Center−vlau
e−rdが受信されたかを判断するS85段階にリター
ンしてイメージ処理を継続実行する。
【0060】もし,バンド処理は終了されたが読取作業
が終了されなかった場合,第1メモリ判読信号L−Me
m−rdが受信されたかを判断するS81段階にリター
ンしてイメージ処理を継続実行する。図9は,バンド最
終スライスの最終画素に対する誤り値を演算した結果を
第1メモリ73と第2メモリ74に貯蔵する過程(「○
で囲まれた4」の処理と「○で囲まれた5」の処理とを
指す。)を示す。
【0061】このように本実施の形態にかかると,横方
向の原稿の大きさの画素数ほどのbyteを持つ第1メ
モリ73と,1スライスほどのbyteが貯蔵できる第
2メモリ74だけで各バンド間に境界イメージを生成せ
ず原稿データが2値化できる。
【0062】また,本実施の形態にかかる好ましい実施
例図で,読取した原稿の大きさがA4で,読取部の性能
が300DPIである場合,第1メモリ73は2500
画素が貯蔵できる2500byteの貯蔵用量が要求さ
れて,読取部が160画素の読取素子を持つ場合,第2
メモリ74は160byteの貯蔵容量が要求される。
これは従来必要とした一バンドメモリ(2500byt
e×160byte)の貯蔵容量とマスクを構成するた
めの基本画素値を貯蔵するメモリの貯蔵容量を合わせた
ほどのメモリ空間に比して少量のメモリを要求する。
【0063】以上,本発明の好適な実施の形態につい
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されない。当業者であれば,特許請求の範
囲に記載された技術的思想の範囲を離脱せずに本発明を
多様に変形又は変更して実施できる。即ち,当業者であ
れば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇に
おいて,各種の変更例及び修正例に想到し得るものであ
り,それら変更例及び修正例についても本発明の技術的
範囲に属するものと了解される。
【0064】
【発明の效果】以上のように本発明によるシャットル方
式の読取装置における読み取られたイメージを2値化す
るためのイメージ処理装置及び方法によると,最小のメ
モリを使用して読み取られた原稿データが2値化できる
ことにより複合器の原価節減の效果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なイメージ処理に使用するマ
スクの概略的な構成図である。
【図2】図1に示すマスクを使用してバンド境界で行わ
れるイメージ処理の実行過程の例示図である。
【図3】本発明を適用可能なイメージ処理装置について
のブロック図である。
【図4】本発明を適用可能なイメージ処理方法を示す一
のフローチャート図である。
【図5】本発明を適用可能なイメージ処理方法を示す他
のフローチャート図である。
【図6】本発明を適用可能なイメージ処理に使用される
マスク構成過程についての一の説明図である。
【図7】本発明を適用可能なイメージ処理に使用される
マスク構成過程についての他の説明図である。
【図8】本発明を適用可能なイメージ処理に使用される
マスク構成過程についての他の説明図である。
【図9】本発明を適用可能なイメージ処理に使用される
マスク構成過程についての他の説明図である。
【図10】本発明を適用可能なイメージ処理における発
生信号の同期過程を示すタイミングチャート図である。
【図11】従来のシャットル方式の読取実行過程につい
ての説明である。
【図12】従来のシャットル方式で3×3マスクを使用
した誤差拡散方式による2値化過程を示す説明図であ
る。
【図13】シャットル方式の読取部と印刷部とを持つ一
般的な複合器の概略構成を示す正面図である。
【図14】図13に示す読取部の概略構成を示す側面図
である。
【符号の説明】
71 読取部 72 処理部 73 第1メモリ部 74 第2メモリ部 75 信号発生部 76 第3メモリ部 77 計数部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1方向に読取部が移動して前記読取を
    行うバンドを順次シフトさせながら原稿が読取部に対し
    前記第1方向と垂直な方向に一定スキャンニング幅で移
    動して前記原稿上のイメージをバンド単位で読取るイメ
    ージ読取装置における,イメージ処理方法であって:一
    定バンド内でターゲット画素と当該ターゲット画素の隣
    接画素とを含む画素群から成る2値化マスクを設定し
    て,ターゲット画素を一定バンド内で移動しながらター
    ゲット画素のイメージの2値化を実行して;前記一定バ
    ンドの隣接バンドと接する画素の2値化のための値をメ
    モリに記憶させて;前記隣接バンドの2値化マスクの画
    素の中で一部が前記一定バンドに属する時,前記メモリ
    に記憶させた2値化のための値を前記2値化マスクに代
    入して2値化を実行することを特徴とする,イメージ処
    理方法。
  2. 【請求項2】 被読取対象上のイメージをm行のバンド
    に分割しながら前記バンド単位で走査し(mは,正の整
    数である),前記イメージに係る画素データを取得し
    て,前記画素データを周辺画素に係る画素データと関連
    付けながら画素単位で2値化する,イメージ処理方法で
    あって:第i行の前記バンドに係る画素データに対し前
    記2値化を行う工程は(iは,i<mを満たす正の整数
    である),第(i+1)行の前記バンドから第1の所定
    距離内に在る前記第i行のバンドの画素行について,当
    該画素行を構成する各画素に係る所定の演算結果を貯蔵
    する,第1の工程を含み;前記第(i+1)行のバンド
    に係る画素データに対し前記2値化を行う工程は,前記
    第i行のバンドから前記第1の所定距離内に在る前記第
    (i+1)行のバンドの画素行について前記演算結果を
    用いて前記2値化を行う,第2の工程を含む;ことを特
    徴とする,イメージ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記バンド単位の走査は,前記各バンド
    をn列のスライスに分割しながら前記スライス単位で行
    われることを特徴とする,請求項2に記載のイメージ処
    理装置。
  4. 【請求項4】 第j列の前記スライスに係る画素データ
    に対し前記2値化を行う工程は(jは,j<nを満たす
    正の整数),第(j+1)列の前記スライスから第2の
    所定距離内に在る前記第j列のスライスの画素列につい
    て,当該画素列を構成する各画素に係る前記所定の演算
    結果を貯蔵する,第3の工程を含み;前記第(j+1)
    列のスライスに係る画素データに対し前記2値化を行う
    工程は,前記第j列のスライスから前記第2の所定距離
    内に在る前記第(i+1)列のスライスの画素列につい
    て前記演算結果を用いて前記2値化を行う,第4の工程
    を含む;ことを特徴とする,請求項3に記載のイメージ
    処理方法。
  5. 【請求項5】 前記2値化において,周辺画素との関連
    付けはマスクによって行われることを特徴とする,請求
    項2,3又は4のいずれかに記載のイメージ処理方法。
  6. 【請求項6】 前記マスクは,2×3マスクであり,
    (水平座標値,垂直座標値)で表示する時,第1位置は
    (2,1)で表示され,第2位置は(1,1)で表示さ
    れ,第3位置は(1,2)で表示され,第4位置は
    (1,3)で表示され,2値化する画素(X)の位置は
    (2,2)で表示される構成であることを特徴とする,
    請求項5に記載のイメージ処理方法。
  7. 【請求項7】 前記2×3マスクを構成する段階は;前
    記第(i+1)行のバンドの第(j+1)列のスライス
    における第1行画素を2値化する時前記第1位置の値を
    前記第4位置にシフトして,前記2値化する画素(X)
    に対応する前記第i行のバンドの第(j+1)列のスラ
    イスにおける最終行画素に対する前記所定の演算結果を
    前記第1の工程で貯蔵された所定の演算結果から判読し
    て前記第1位置に入力する段階と,前記第4位置の値を
    前記第3位置にシフトして,前記2値化する画素(X)
    の以前画素に対する前記所定の演算結果を前記第3の工
    程で貯蔵された所定の演算結果から判読して前記第4位
    置に入力する段階と,前記2値化する画素(X)の値の
    読取信号が受信されたが前記第1位置が満たされなかっ
    た場合,同1スライスの2値化する画素(X)の前の画
    素値を前記第1位置に満たして次の2値化する画素を獲
    得する段階と,前記第1位置が満たされた場合,前記第
    4位置値を前記第3位置にシフトして,前記第3位置値
    を前記第2位置にシフトして,前記第4位置に第j列の
    スライスの画素の中で前記2値化する画素(X)より水
    平座標が一つ大きい画素に対する所定の演算結果を入力
    する段階と,で構成されることを特徴とする,請求項4
    及び6に記載のイメージ処理方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の演算結果は,誤り値であるこ
    とを特徴とする,請求項2,3,4,,5,6又は7の
    いずれかに記載のイメージ処理方法。
  9. 【請求項9】 被読取対象上のイメージをバンド単位で
    走査し前記イメージに係る画素データを取得する読取部
    と,前記画素データを周辺画素に係る画素データと関連
    付けながら画素単位で2値化する処理部とを備えるイメ
    ージ処理装置であって:前記2値化が行われているバン
    ドにおいて当該バンドの次に前記2値化が行われる隣接
    バンドから所定距離内に在る画素行について,前記画素
    行を構成する各画素に係る所定の演算結果を貯蔵する,
    第1のメモリを備えることを特徴とする,イメージ処理
    装置。
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