JPH06291944A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH06291944A
JPH06291944A JP5079509A JP7950993A JPH06291944A JP H06291944 A JPH06291944 A JP H06291944A JP 5079509 A JP5079509 A JP 5079509A JP 7950993 A JP7950993 A JP 7950993A JP H06291944 A JPH06291944 A JP H06291944A
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JP
Japan
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reading
subscanning
carriage
shading
sub
Prior art date
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Pending
Application number
JP5079509A
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English (en)
Inventor
Toshio Hayashi
俊男 林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、主走査方向に直交する方向のラインセ
ンサを有する、いわゆるバンドスキャン方式の画像読み
取り装置において、原稿の各読み取り終了毎に、原稿台
ガラス上の一隅のホームポジションに設けたシェーディ
ング板の読み取りにより、シェーディング補正を行なっ
ていたので、画像全体を読み取るのに多くの時間を要し
ていた。本発明は、この問題点を解決する。 【構成】 主走査方向に直交する方向ラインセンサ(6
51)を配し、一回の主走査方向読み取り動作で副走査
方向の複数ラインの読み取りを行う、バンドスキャン方
式の画像読取装置であって、画像読み取り前に、所定の
基準濃度をもつ白色シェーディング板を読み取ってシェ
ーディング補正を行い、照明光学系(616)のばらつ
きによる読み取りむらを補正する手段を具備する画像読
取装置において、前記シェーディング板(617)を主
走査キャリッジを副走査方向に移動せしめる副走査キャ
リッジ(614)に載置し、副走査キャリッジの移動と
ともに、シェーディング板も移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナ、特にバンド
スキャン方式のスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷業界等のカラー化に伴いカラ
ースキャナ及びカラープリンタの開発要求が高まってい
る。カラープリンタにはバブルジェットプリンタ(以下
BJプリンタと略す)が登場し、プリンタ構成が簡便に
なりまたランニングコストも比較的安価である。このよ
うなBJプリンタは、たとえば図2に示すように128
個のノズルが一直線に並んでいるBJヘッド(印字ヘッ
ド)621を印字させながら矢印の方向に移動させるこ
とにより一回のBJヘッド移動でバンド状の画像を印字
するものである。
【0003】このようなBJプリンタが接続しているス
キャナはいうまでもなくバンドスキャナ方式のスキャナ
が最も適している。すなわち、図3に示すように128
画素のラインセンサ651を具備する読み取りユニット
613を画像読み取りを行いながら矢印の方向に移動さ
せることにより一回の読み取りユニットの移動でバンド
状の画像を読み取るスキャナである。
【0004】プリンタとスキャナが上記の構成をとるこ
とにより読み取った画像をリアルタイムに画像処理しプ
リント出力することが可能である。仮に、スキャナ部が
バンドスキャン以外の方法でスキャンするとすれば、一
旦読み取った画像をすべてメモリに蓄積し、プリンタに
合わせたバンド状、あるいはライン状のデータ配列に変
換しなおしてプリントアウトしなくてはならない。しか
し、この手法では画像データを蓄積するための膨大なメ
モリ容量を必要とし、またプリントアウトまでに多大な
時間を費やすことになる。
【0005】以上説明したようなカラースキャナには、
白色のシェーディング補正板が具備されており光学系の
不均一性、及びイメージセンサの個々の画素の出力不均
一性を補正、いわゆるシェーディング補正を行い再生画
像のムラを解消する手法をとるのが一般的である。前記
のバンドスキャン方式のスキャナの場合、シェーディン
グ補正板617は図4に示すように原稿台ガラス611
上のホームポジション641、すなわち読み取り開始位
置の近傍に置かれ、読み取り開始直前にシェーディング
補正板を読み取ってシェーディング補正が行われる。図
4中、642は原稿台ガラス611に貼り付けてある指
標である。また、図中の矢印は読み取りユニット613
の読み取り移動方向である。
【0006】このシェーディング補正板617が原稿台
ガラス611上におかれる理由は、いったん原稿台ガラ
スの位置調整を行えば、調整後のガラス上にシェーディ
ング板を置くだけでシェーディング板の位置調整が終了
するという利点があるためである。もし、ガラス上以外
の個所にシェーディング板を設置する時は、シェーディ
ング板の位置調整を行わなければならない。
【0007】このようなスキャナ、特にカラースキャナ
の場合、原稿の連続読み取りを行う場合には温度特性等
の時間経過による特性変動の影響が画像に顕著に現れる
ため、1回の読み取り終了毎にシェーディング補正を行
っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来例
では、カラースキャナは、原稿の連続読み取りを行う場
合には温度特性等の時間経過による特性変動の影響が画
像に顕著に現れるため、1回の読み取り終了毎にシェー
ディング補正をやり直すというシーケンスをとるのが一
般的である。ところが、シェーディング補正は一旦シェ
ーディング補正回路にリセットをかけて所定のデータ処
理を行うので通常2〜3秒の処理時間を要する。よっ
て、1枚あたりの読み取り所要時間が処理時間分増すこ
とになる。
【0009】本発明は、上記のような諸問題を解決し、
作動が良好、確実な画像読取装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するために、本発明による解決手段は、主走査方向に直
交する方向ラインセンサを配し、一回の主走査方向読み
取り動作で副走査方向の複数ラインの読み取りを行う、
いわゆ るバンドスキャン方式の画像読取装置のうち、
画像読み取り前に、所定の基準濃度をもつ白色シェーデ
ィング板を読み取ってシェーディング補正を行い、照明
光学系のばらつきによる読み取りむらを補正する手段を
具備する画像読取装置において、前記シェーディング板
を主走査キャリッジを副走査方向に移動せしめる副走査
キャリッジに載置し、副走査キャリッジの移動ととも
に、シェーディング板も移動することを特徴とする。こ
の解決手段により、読み取りユニットを副走査方向に移
動させる副走査ユニットに前記シェーディング板を載置
することにより読み取り終了後、副走査ユニットが読み
取り開始位置(ホームポジション)に戻る途中でシェー
ディング補正を行うことにより、前記課題を解決する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例の説明
を行う。
【0012】図5は本発明を実施したカラースキャナの
構成を簡単なブロック図に表したものである。651は
カラーイメージセンサ、652はアナログアンプ、65
3はA/Dコンバータ、654はシェーディング補正回
路、655は画像処理回路である。図1にカラースキャ
ナの光学系を示す。611は無色透明のガラスでできて
いる原稿台、612は原稿、613は読み取りユニッ
ト、614は副走査キャリッジ、615はセルフフォー
カシングレンズアレイ(以下SLAと略す)、616は
原稿612を照明する白色光源、617はシェーディン
グ板、618は筐体である。
【0013】まず、図1,図5であらわされるカラース
キャナで読み取りを行う場合の信号処理の流れについて
説明する。図1において、原稿612の読み取りを開始
する前の事前処理として、スキャナは読み取りユニット
613を図6の位置に移動させシェーディング補正を行
う。シェーディング板617はカラースキャナ標準の白
色濃度を持っている。また、シェーディング板617の
位置は原稿台ガラス上にないため図1のように空気中の
屈折率と原稿台ガラスの屈折率を考慮したSLA615
の焦点合焦位置に設定されている。
【0014】図6に示すように、スキャナは光源616
で照明されたシェーディング板617を照明しSLA6
15を介してカラーイメージセンサ651で読みとりを
行う。カラーイメージセンサ651は128絵素(12
8×3画素)のフォトセンサを有し、1画素毎にR,
G,B,R,G,B…というように点順次にカラーフィ
ルターが蒸着されており、連続するRGB3画素を1組
にして原稿の色分解が行われる。SLA615は原稿台
611の表面のイメージをカラーイメージセンサ651
上に等倍結像するように設定されている。
【0015】カラーイメージセンサ651から出力され
るアナログ画像信号はアナログアンプ652で信号増幅
されA/Dコンバータ653に入力する。A/Dコンバ
ータ653は、入力するアナログ信号のレベルに応じて
8ビットのデジタル画像信号に変換する。A/Dコンバ
ータ653の出力はシェーディング補正回路654に入
力し、不図示のCPUの制御を受けシェーディング補正
が行われる。シェーディング補正について簡単に説明す
る。
【0016】シェーディング補正は、カラーイメージセ
ンサ651が、シェーディング板617を読みとったと
き、A/Dコンバータ653から出力される任意の1画
素の画像データが255を出力した時のゲインを1と
し、255より小さくなればなるほどゲインを増大させ
(ゲイン=255/シェーディング板読みとりデー
タ)、シェーディング補正後のシェーディング板617
の読みとり出力が均一、即ち255になるように補正す
るものである。
【0017】このようなカラーイメージセンサ651の
画素の感度ムラ補正を行うことによりスキャナの読みと
りムラが解消されるわけである。カラーイメージセンサ
651の画素アドレスに対するシェーディング補正前と
シェーディング補正後のシェーディング板617の読み
とりデータをグラフにしたものを図7(a)(b)に示
す。
【0018】以上説明したシェーディング補正が終了す
ると、スキャナは原稿の読みとりを開始する。カラーイ
メージセンサ651から出力されるカラー画像信号はシ
ェーディング補正シーケンスと同様にアナログアンプ6
52、A/Dコンバータ653を経由してシェーディン
グ補正回路654により、シェーディング補正がなされ
る。
【0019】シェーディング補正回路654の出力は画
像処理回路655により、エッジ強調、ガンマ変換等の
画像処理が施される。この画像データは不図示のカラー
BJプリンタに送出され、読みとった画像がプリント再
生される。
【0020】以上が電気的な動作についての説明である
が、次にメカ的な動作について説明する。図8は読み取
りユニット613を中心としたスキャナの読み取り部の
外観を示すものである。図1と同一部材のものについて
は同一部番を記してある。読み取りユニット613は主
走査ベルト681の一部に取り付けてあり主走査モータ
682の回動により主走査ガイド683に従って図中の
矢印Yの方向に移動して主走査方向の読み取りを行う。
【0021】また、副走査キャリッジ614は副走査ベ
ルト684の一部に取り付けてあり不図示の副走査モー
タの回動により副走査ガイド685に従って図中の矢印
Xの方向に移動して副走査移動をなしている。副走査移
動量はカラーイメージセンサ651の1ライン分の読み
取り長に設定されている。たとえば、16pelの解像
度(1mmあたり16個の画像データを出力する)に設
定してあればカラーイメージセンサ651の絵素数は1
28であるので、128/16=8mmの副走査移動が
行われる。
【0022】このようなシーケンスによって本カラース
キャナはシェーディング補正及び画像読み取りを行う
が、原稿画像を連続してスキャンする場合は、図8に示
した読み取りユニット613及び副走査キャリッジ61
4をいったん読み取り開始位置、即ちホームポジション
に戻して画像読み取りを再開する。このとき、本カラー
スキャナは副走査キャリッジ614が副走査ホームポジ
ションに戻る間に読み取りユニット613を主走査ホー
ムポジションに戻してシェーディング補正を行い、副走
査キャリッジ614が副走査ホームポジションに戻り終
えてすぐに画像読み取りを開始する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
読み取りユニットを副走査方向に移動させる副走査ユニ
ットにシェーディング補正板を載置することにより、原
稿を連続して読み取る場合、毎回の原稿読み取り終了
後、副走査ユニットが読み取り開始位置(ホームポジシ
ョン)に戻る途中でシェーディング補正を行うことによ
り、原稿一枚あたりの読み取り所要時間を短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像読み取り装置の一実施例を示
し、特にその読み取りユニットとシェーディング板の位
置関係を示す図
【図2】BJヘッドの印字の態様を表す図
【図3】原稿読み取りの態様を表す図
【図4】原稿台ガラスの平面図
【図5】カラースキャナの電気ブロック図
【図6】スキャナがシェーディング補正を行う位置を示
す図
【図7】シェーディング板の読み取りデータについてシ
ェーディング補正前と補正後の様子を表す図
【図8】読み取り系のメカ的な構成を表す図
【符号の説明】
611…原稿ガラス台 612…原稿 613…読み取りユニット 614…副走査キ
ャリッジ 615…セルフフォーカシングレンズアレイ 616…光源 617…シェーデ
ィング板 618…筐体 21…BJヘッド 641…ホームポジション 642…指標 651…カラーイメージセンサ 652…アナログ
アンプ 653…A/Dコンバータ 654…シェーデ
ィング補正回路 655…画像処理回路 681…主走査ベ
ルト 682…主走査モータ 683…主走査ガ
イド 684…副走査ベルト 685…副走査ガ
イド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に直交する方向ラインセンサ
    を配し、一回の主走査方向読み取り動作で副走査方向の
    複数ラインの読み取りを行う、バンドスキャン方式の画
    像読取装置であって、画像読み取り前に、所定の基準濃
    度をもつ白色シェーディング板を読み取ってシェーディ
    ング補正を行い、照明光学系のばらつきによる読み取り
    むらを補正する手段を具備する画像読取装置において、 前記シェーディング板を主走査キャリッジを副走査方向
    に移動せしめる副走査キャリッジに載置し、副走査キャ
    リッジの移動とともに、シェーディング板も移動するこ
    とを特徴とする画像読取装置。
JP5079509A 1993-04-06 1993-04-06 画像読取装置 Pending JPH06291944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5079509A JPH06291944A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 画像読取装置

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JP5079509A JPH06291944A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 画像読取装置

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JPH06291944A true JPH06291944A (ja) 1994-10-18

Family

ID=13691927

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JP5079509A Pending JPH06291944A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 画像読取装置

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JP (1) JPH06291944A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0866597A2 (en) * 1997-03-19 1998-09-23 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image scanning device
JP2007208939A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像読取方法、及び画像読取プログラム

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