JPH11733A - ヘッダーパイプの製造方法 - Google Patents

ヘッダーパイプの製造方法

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JPH11733A
JPH11733A JP15339397A JP15339397A JPH11733A JP H11733 A JPH11733 A JP H11733A JP 15339397 A JP15339397 A JP 15339397A JP 15339397 A JP15339397 A JP 15339397A JP H11733 A JPH11733 A JP H11733A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、熱交換器にタンクとして用いられ
るヘッダーパイプの製造方法に関し、素材である平板の
肉厚を増大することなく、一対の半割り円筒部の突き合
わせ部を高い強度でろう付けすることを目的とする。 【解決手段】 トリム加工により所定形状に切断された
平板の端面75aを面打ち加工し、直線状に形成する。
また、トリム加工時に、平板の縁部75を最終必要形状
より大きめに切断し、この余長部分75bを、一対の半
割り円筒部71の突き合わせ時に圧縮加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器にタンク
として用いられるヘッダーパイプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のコンデンサ等の熱交換器
では、例えば、実開平4−63982号公報に開示され
るように、ヘッダー内に仕切りを設けて、流体流路を変
更することが行なわれている。
【0003】そして、従来、この種の仕切り付熱交換器
用ヘッダーは、以下述べるようにして製造されている。
先ず、図20の(a)に示すように、外表面にろう材を
クラッドしたアルミニウム合金のパイプ材が所定の寸法
に切断され、ヘッダー用のパイプ11が得られる。
【0004】この後、(b)に示すように、パイプ11
にチューブ差し込み孔13、ディバイド用スリット1
5、流体流入口17,流体流出口19が形成される。次
に、(c)に示すように、ディバイド用スリット15
に、両面にろう材をクラッドしたアルミニウム合金のデ
バイド21が挿入され、また、パイプllの両端に、ア
ルミニウム合金のパッチ23が圧入される。
【0005】しかしながら、このような従来の仕切り付
熱交換器用ヘッダーでは、予め円筒状に形成された高価
なパイプ材を使用しているため、材料コストが増大する
という問題がある。また、パイプllとデバイド21と
のろう付け不良が発生する虞があるという問題がある。
【0006】従来、このような問題を解決したものとし
て、本出願人が先に出願した、特開平7−314035
号公報に開示される仕切り付パイプの製造方法が知られ
ている。この仕切り付パイプの製造方法では、図21お
よび図22に示すように、円筒状のパイプ部31の中央
に、一対の半割り仕切り部32からなる仕切り部33が
形成される仕切り付パイプが製造される。
【0007】そして、この仕切り付パイプは、以下述べ
るようにして製造される。先ず、図23に示す成形工程
により、アルミニウムからなる板材を成形し一対の半割
り円筒部35が形成される。
【0008】これ等一対の半割り円筒部35は、円弧状
の連結部37を介して並列に形成されている。そして、
一対の半割り円筒部35には、内側に突出するU字状の
仕切り成形部39が形成されている。一対の半割り円筒
部35の半径は、形成すべきパイプ部31の半径より2
mm程度小さくされ、半割り円筒部35の外側には、縁部
41が形成されている。
【0009】上述した成形工程は、所定の金型の間に平
板を挟持し、プレス成形することにより行われる。次
に、図24に示す切除工程により、図の(a)に斜線で
示す仕切り成形部39の間に位置する連結部37、およ
び、仕切り成形部39の両側に位置する縁部41が肉余
り部41aとともに切除される。
【0010】この切除工程は、プレス機械によりトリム
ピアスすることにより行われる。この後、図25に示す
圧縮工程により、仕切り成形部39が両側から圧縮され
半割り仕切り部32が形成される。この圧縮工程は、図
26に示すように、半割り円筒部35の外側を、スプリ
ング49により付勢されるワーク押さえ51により押さ
え、一方、半割り円筒部35の内側の仕切り成形部39
の両側に、圧縮部材53を配置し、圧縮部材53により
仕切り成形部39を圧縮成形することにより行われる。
【0011】この圧縮成型では、圧縮部材53の間に、
寸法矯正ブロック55が配置され、この寸法矯正ブロッ
ク55により半割り仕切り部32の内側への突出長Hが
矯正される。次に、図27に示す縁部成形工程により、
一対の半割り円筒部35の両側の縁部41が成形され、
図の(b)に示すように、縁部41が半割り円筒部35
に続く円弧状に形成される。
【0012】この縁部成形工程は、所定の金型の間に一
対の半割り円筒部35を挟持し、プレス成形することに
より行われる。この後、図28に示す対向工程により、
連結部37が内側から突出され、一対の半割り円筒部3
5が対向配置される。この対向工程は、半割り円筒部3
5の外側を金型57内に収容し、連結部37を、ポンチ
59により金型57の円弧部61に押圧することにより
行われる。
【0013】次に、図29に示す突き合わせ工程によ
り、対向状態の一対の半割り円筒部35が突き合わせら
れる。この突き合わせ工程は、半割り円筒部35の外側
を、一対の図示しない金型内に収容し、金型を移動する
ことにより行われ、この時に、半割り円筒部35がパイ
プ形状に成形される。
【0014】この後、接合工程が行われ、一対の半割り
円筒部35、および、一対の半割り仕切り部32が相互
に接合され、図21および図22に示した仕切り付パイ
プが製造される。この接合工程は、例えば、非腐食性フ
ラックスを使用したろう付けにより行われる。
【0015】図30は、このような仕切り付パイプの製
造方法により製造された仕切り付熱交換器用ヘッダーを
示すもので、この仕切り付熱交換器用ヘッダーは、円筒
状のパイプ部31Aの中央に仕切り部33が形成されて
いる。また、パイプ部31Aの外周の一側に、所定間隔
を置いて、チューブ差し込み孔63が形成されている。
【0016】そして、さらに、パイプ部31Aの両端開
口が、蓋部材65により閉塞されている。この仕切り付
熱交換器用ヘッダーの製造方法では、図27に示した縁
部成形工程の後、図31に示すように、一方の半割り円
筒部35にチューブ差し込み孔63が所定間隔を置いて
形成され、また、同時に、熱媒体が流入,流出される流
体流入口65および流体流出口67が形成される。
【0017】この工程は、プレス機械によりスリット・
ピアス成形することにより行われる。このような仕切り
付熱交換器用ヘッダーでは、一枚の板材から仕切り部3
3の一体形成されたパイプ部31Aを得ることが容易に
可能になるため、予め円筒状に形成された高価なパイプ
材を使用する必要がなくなり、材料コストを従来より大
幅に低減することが可能になる。
【0018】また、円筒状パイプでの製作に比べて、仕
切りを一体に作るため部品点数を減らすことができコス
ト低減が可能になる。さらに、チューブ差し込み孔63
を半円状態で加工できるため、チューブ差し込み孔63
の成形型の強度を十分に取り、加工時間を短くでき、コ
スト低減が可能となる。
【0019】また、一対の半割り円筒部35および半割
り仕切り部32を、ろう付けにより確実に接合すること
ができるため、仕切り部33から外部へ熱媒体が漏洩す
ることを確実に防止することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法で
は、図24に示した切除工程において、仕切り成形部3
9の両側に位置する縁部41を肉余り部41aとともに
トリム加工により切除すると、図32に示すように、切
断面41bにだれ部41c,41dが生じ、直線部41
eの長さが短くなり、一対の半割り円筒部35を突き合
わせ、これ等を相互にろう付けした時に、充分なろう付
け強度を得ることが困難になり、ヘッダーパイプに要求
される所定の耐圧強度を確保することが困難になるとい
う問題があった。
【0021】なお、このような問題は、素材である平板
の肉厚を、予めだれ部41c,41dの発生を考慮して
増大することにより解決可能であるが、この場合には、
材料費が増大するという問題がある。本発明は、かかる
従来の問題を解決するためになされたもので、素材であ
る平板の肉厚を増大することなく、一対の半割り円筒部
の突き合わせ部を高い強度でろう付けすることができる
ヘッダーパイプの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1のヘッダーパイ
プの製造方法は、平板を成形し一対の半割り円筒部を円
弧状の連結部を介して並列に形成した後、前記平板の縁
部をトリム加工により所定形状に切断し、この後、前記
連結部を内側から突出させ前記一対の半割り円筒部を対
向させ、この対向状態の一対の半割り円筒部を突き合わ
せて円筒状のヘッダーパイプを製造するヘッダーパイプ
の製造方法において、前記トリム加工により所定形状に
切断された前記平板の端面を面打ち加工し、直線状に形
成することを特徴とする。
【0023】請求項2のヘッダーパイプの製造方法は、
平板を成形し一対の半割り円筒部を円弧状の連結部を介
して並列に形成した後、前記平板の縁部をトリム加工に
より所定形状に切断し、この後、前記連結部を内側から
突出させ前記一対の半割り円筒部を対向させ、この対向
状態の一対の半割り円筒部を突き合わせて円筒状のヘッ
ダーパイプを製造するヘッダーパイプの製造方法におい
て、前記トリム加工時に、前記平板の縁部を最終必要形
状より大きめに切断し、この余長部分を、前記一対の半
割り円筒部の突き合わせ時に圧縮加工することを特徴と
する。
【0024】(作用)請求項1のヘッダーパイプの製造
方法では、トリム加工により所定形状に切断された平板
の端面が、面打ち加工により直線状に形成され、これに
より、一対の半割り円筒部の突き合わせ部が直線状に形
成される。
【0025】請求項2のヘッダーパイプの製造方法で
は、トリム加工時に、平板の縁部が最終必要形状より大
きめに切断され、この余長部分が、一対の半割り円筒部
の突き合わせ時に圧縮加工され、突き合わせ部が略直線
状に当接される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法の実施形態を図
面を用いて説明する。
【0027】本発明のヘッダーパイプの製造方法の第1
の実施形態では、図2に示すように、アルミニウムの平
板を成形することにより一対の半割り円筒部71が、円
弧状の連結部73を介して並列に形成される。この後、
図3に示すように、切除工程により、平板の縁部75
が、トリム加工により所定形状に切断される。
【0028】この後、図4に示すように、縁部成形工程
により、縁部75が立てられる。そして、この後、トリ
ム加工により所定形状に切断された平板の縁部75の端
面75aが面打ち加工され、直線状に形成される。この
面打ち加工は、図1に示すように、パッド77とフロー
ティングポンチ79との間に半割り円筒部71および連
結部73を挟持し、縁部75の端面75aをポンチ81
に押圧することにより行われる。
【0029】なお、フローティングポンチ79とポンチ
81とは、ベース83上に載置され、フローティングポ
ンチ79は、スプリング85によりパッド77側に向け
て付勢されている。この後、対向工程により、図5に示
すように、連結部73が内側から突出され、一対の半割
り円筒部71が、例えば、30度の角度を置いて対向配
置される。
【0030】次に、図6に示すように、突き合わせ工程
により、対向状態の一対の半割り円筒部71が突き合わ
せられる。上述したヘッダーパイプの製造方法では、ト
リム加工により所定形状に切断された平板の端面75a
を面打ち加工により直線状に形成し、一対の半割り円筒
部71の突き合わせ部を直線状にしたので、一対の半割
り円筒部71の突き合わせ時に、突き合わせ部が微小間
隔を置いて平行に対向するため、素材である平板の肉厚
を増大することなく、一対の半割り円筒部71の突き合
わせ部を高い強度でろう付けすることができる。
【0031】本発明のヘッダーパイプの製造方法の第2
の実施形態では、上述した切除工程のトリム加工時に、
平板の縁部75が、最終必要形状より大きめに切断され
る。従って、上述した縁部成形工程の終了時には、図7
に示すように、半割り円筒部71の縁部75には、微小
長さDの余長部分75bが形成される。そして、この余
長部分75bが、一対の半割り円筒部71の突き合わせ
時に、所定の圧力Pで圧縮加工され、この圧縮加工によ
り相互に塑性変形され、略直線状の状態で当接される。
【0032】この実施形態のヘッダーパイプの製造方法
では、トリム加工時に、平板の縁部75を最終必要形状
より大きめに切断し、この余長部分75bを、一対の半
割り円筒部71の突き合わせ時に圧縮加工したので、突
き合わせ部が略直線状に当接することになり、素材であ
る平板の肉厚を増大することなく、一対の半割り円筒部
71の突き合わせ部を高い強度でろう付けすることがで
きる。
【0033】
【実施例】以下、本発明方法の一実施例を図面を用いて
説明する。この実施例では、アルミニウムの平板から仕
切り付のヘッダーパイプが製造される。この仕切り付の
ヘッダーパイプは、以下述べるようにして製造される。
【0034】先ず、図8に示す成形工程により、両面に
ろう材層の形成されるアルミニウムの板材が成形され、
一対の半割り円筒部101が形成される。これ等一対の
半割り円筒部101は、円弧状の連結部103を介して
並列に形成されている。
【0035】そして、一対の半割り円筒部101には、
内側に突出するU字状の仕切り成形部105が形成され
ている。半割り円筒部101の外側には、縁部107が
形成されている。次に、図9に示す第2成形工程によ
り、仕切り成形部105の根元部が所定の半径の円弧状
に成形される。
【0036】次に、図10に示す切除工程により、仕切
り成形部105の間に位置する連結部103a、およ
び、仕切り成形部105の両側に位置する縁部107a
が、縁部107の肉余り部とともに切除される。この切
除工程は、プレス機械によりトリムピアスすることによ
り行われる。この後、図11に示す圧縮工程により、仕
切り成形部105が両側から圧縮され半割り仕切り部1
09が形成される。
【0037】次に、図12に示す縁部成形工程により、
一対の半割り円筒部101の両側の縁部107が成形さ
れ、図の(b)に示すように、縁部107が半割り円筒
部101に続く円弧状に形成される。また、後述するカ
シメ用爪部が形成される側の縁部107に段部111が
形成され、同時にカシメ用爪部をカシメ固定するための
係止用凹部113、および、押圧用凹部115がエンボ
ス加工される。
【0038】この縁部成形工程は、所定の金型の間に一
対の半割り円筒部101を挟持し、プレス成形すること
により行われる。この後、図13に示す第2の切除工程
により、カシメ用爪部117となる部分を除いて縁部1
07の不要部分がトリム加工され、カシメ用爪部117
が形成される。
【0039】次に、図14に示す第3の切除工程によ
り、係止用凹部113側の縁部107の不要部分がトリ
ム加工により切除される。次に、図15に示すリストラ
イク工程により、カシメ用爪部117が直角になるよう
にリストライク加工される。そして、このリストライク
工程において、上述した第1の実施形態で述べたよう
に、平板の縁部107の端面が面打ち加工され、直線状
に形成される。
【0040】この後、図16に示す第1のチューブ差し
込み孔形成工程により、一対の半割り円筒部101のう
ち一方の半割り円筒部101の中央部にチューブ差し込
み孔119が所定間隔を置いて形成され、また、両側に
サイドプレート用の差し込み孔121が形成される。こ
の工程は、プレス機械によりスリット・ピアス成形する
ことにより行われる。
【0041】次に、図17に示す第2のチューブ差し込
み孔形成工程により、半割り円筒部101の中央部に形
成されたチューブ差し込み孔119の両側に所定間隔を
置いてチューブ差し込み孔119が形成される。この工
程は、プレス機械によりスリット・ピアス成形すること
により行われる。この後、図18に示す対向工程によ
り、連結部103が内側から突出され、一対の半割り円
筒部101が対向配置される。
【0042】次に、図19に示す突き合わせ工程によ
り、対向状態の一対の半割り円筒部101が突き合わせ
られる。この後、図示しないカシメ工程によりカシメ用
爪部117が係止用凹部113にカシメ固定され、この
状態で接合工程が行われ、一対の半割り円筒部101、
および、一対の半割り仕切り部109が相互に接合され
る。
【0043】なお、この実施形態では、接合工程は、非
腐食性フラックスを使用したろう付けにより行われる。
上述したようにして製造された仕切り付のヘッダーパイ
プでは、トリム加工により所定形状に切断された平板の
縁部107の端面を面打ち加工により直線状に形成し、
一対の半割り円筒部101の突き合わせ部を直線状にし
たので、一対の半割り円筒部101の突き合わせ時に、
突き合わせ部が微小間隔を置いて平行に対向し、この結
果、素材である平板の肉厚を増大することなく、一対の
半割り円筒部101の突き合わせ部を高い強度でろう付
けすることができた。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のヘッダー
パイプの製造方法では、トリム加工により所定形状に切
断された平板の端面を面打ち加工により直線状に形成
し、一対の半割り円筒部の突き合わせ部を直線状にした
ので、一対の半割り円筒部の突き合わせ時に、突き合わ
せ部が微小間隔を置いて平行に対向するため、素材であ
る平板の肉厚を増大することなく、一対の半割り円筒部
の突き合わせ部を高い強度でろう付けすることができ
る。
【0045】請求項2のヘッダーパイプの製造方法で
は、トリム加工時に、平板の縁部を最終必要形状より大
きめに切断し、この余長部分を、一対の半割り円筒部の
突き合わせ時に圧縮加工したので、突き合わせ部が略直
線状に当接することになり、素材である平板の肉厚を増
大することなく、一対の半割り円筒部の突き合わせ部を
高い強度でろう付けすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッダーパイプの製造方法の第1の実
施形態のリストライク工程を示す説明図である。
【図2】本発明のヘッダーパイプの製造方法の第1の実
施形態の成形工程後の状態を示す説明図である。
【図3】本発明のヘッダーパイプの製造方法の第1の実
施形態の切除工程後の状態を示す説明図である。
【図4】本発明のヘッダーパイプの製造方法の第1の実
施形態の縁部成形工程後の状態を示す説明図である。
【図5】本発明のヘッダーパイプの製造方法の一実施形
態の対向工程後の状態を示す説明図である。
【図6】本発明のヘッダーパイプの製造方法の一実施形
態の突き合わせ工程後の状態を示す説明図である。
【図7】本発明のヘッダーパイプの製造方法の第2の実
施形態の要部を示す説明図である。
【図8】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
成形工程を示す説明図である。
【図9】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
第2の成形工程を示す説明図である。
【図10】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の切除工程を示す説明図である。
【図11】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の圧縮工程を示す説明図である。
【図12】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の縁部成形工程を示す説明図である。
【図13】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の第2の切除工程を示す説明図である。
【図14】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の第3の切除工程を示す説明図である。
【図15】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
のリストライク工程を示す説明図である。
【図16】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の第1のチューブ差し込み孔形成工程を示す説明図であ
る。
【図17】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の第2のチューブ差し込み孔形成工程を示す説明図であ
る。
【図18】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の対向工程を示す説明図である。
【図19】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の突き合わせ工程を示す説明図である。
【図20】従来の仕切り付パイプの製造方法を示す説明
図である。
【図21】従来の仕切り付パイプの製造方法により製造
された仕切り付パイプを示す断面図である。
【図22】図21のII−II線に沿う断面図である。
【図23】従来の成形工程を示す説明図である。
【図24】従来の切除工程を示す説明図である。
【図25】従来の圧縮工程を示す説明図である。
【図26】図25の圧縮工程を行っている状態を示す説
明図である。
【図27】従来の縁部成形工程を示す説明図である。
【図28】従来の対向工程を示す説明図である。
【図29】従来の突き合わせ工程を示す説明図である。
【図30】従来のチューブ差し込み孔が形成された仕切
り付ヘッダーパイプを示す側面図である。
【図31】従来のチューブ差し込み孔形成工程を示す説
明図である。
【図32】従来の切除工程における切断面形状を示す説
明図である。
【符号の説明】
71,101 半割り円筒部 73,103 連結部 75,107 縁部 75a 端面 75b 余長部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板を成形し一対の半割り円筒部(7
    1,101)を円弧状の連結部(73,103)を介し
    て並列に形成した後、前記平板の縁部(75,107)
    をトリム加工により所定形状に切断し、この後、前記連
    結部(73,103)を内側から突出させ前記一対の半
    割り円筒部(71,101)を対向させ、この対向状態
    の一対の半割り円筒部(71,101)を突き合わせて
    円筒状のヘッダーパイプを製造するヘッダーパイプの製
    造方法において、 前記トリム加工により所定形状に切断された前記平板の
    端面(75a)を面打ち加工し、直線状に形成すること
    を特徴とするヘッダーパイプの製造方法。
  2. 【請求項2】 平板を成形し一対の半割り円筒部(7
    1,101)を円弧状の連結部(73,103)を介し
    て並列に形成した後、前記平板の縁部(75,107)
    をトリム加工により所定形状に切断し、この後、前記連
    結部(73,103)を内側から突出させ前記一対の半
    割り円筒部(71,101)を対向させ、この対向状態
    の一対の半割り円筒部(71,101)を突き合わせて
    円筒状のヘッダーパイプを製造するヘッダーパイプの製
    造方法において、 前記トリム加工時に、前記平板の縁部(75,107)
    を最終必要形状より大きめに切断し、この余長部分(7
    5b)を、前記一対の半割り円筒部(71,101)の
    突き合わせ時に圧縮加工することを特徴とするヘッダー
    パイプの製造方法。
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