JPH1173368A - メモリモジュール、情報処理装置の制御方法および記録媒体 - Google Patents

メモリモジュール、情報処理装置の制御方法および記録媒体

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JPH1173368A
JPH1173368A JP9232641A JP23264197A JPH1173368A JP H1173368 A JPH1173368 A JP H1173368A JP 9232641 A JP9232641 A JP 9232641A JP 23264197 A JP23264197 A JP 23264197A JP H1173368 A JPH1173368 A JP H1173368A
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memory
memory module
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JP9232641A
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Michio Maruyama
三千男 丸山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の種類の異なるメモリデバイスを搭載し
たメモリモジュールを提供可能にする。 【解決手段】 メモリモジュール30に搭載された、プ
ログラムやフォントなどのデータを記憶する第1のメモ
リ31のメモリデバイス35および36の各々の種類や
容量などを示す識別情報3.0および3.1などを複数
設けられる第2のメモリ32を設ける。これらの識別情
報3.0および3.1を順番に情報処理装置が解釈する
ことにより、複数のメモリデバイス35および36を誤
りなく使用できる環境を確実に構築できる。従って、メ
モリモジュール30で供給するそれぞれのデータに適し
たメモリデバイスを選択してモジュール化できるので、
データの完成度およびメモリのコストなどを考慮した最
適なメモリデバイスの組合せのメモリモジュールを提供
することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ROMあるいはR
AMを搭載してモジュール化されたプリンタメモリなど
に適したメモリモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタには、フォントの追加、
エミュレーションプログラムの追加などのためにSIM
MあるいはDIMMなどの型式でモジュール化されたプ
リンタメモリなどとも称されるメモリモジュールが追加
できるようになっている。図6に示すように、従来のメ
モリモジュール50は、プリンタの制御装置のメモリバ
スに接続するためのコネクタ5と、プログラムあるいは
フォントが収納されたROM6と、ROM6に対し選択
信号を供給する制御回路7とを有し、ROM6に記憶さ
れたデータはデータバス8およびコネクタ5を介してプ
リンタのCPUに提供されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プリンタの制御装置に
メモリモジュール50が追設されると、電源投入時にメ
モリ環境も含めたハードウェアの初期化を行う際にプリ
ンタ本体のROMに収納れた更新プログラムによってメ
モリモジュール50が認識され、自動的にメモリ空間内
に組み込まれるようになっている。この際、更新プログ
ラムは、不具合対策のためにメモリモジュールに搭載さ
れているメモリデバイスの種類や容量を認識するように
しているので、メモリモジュールにはメモリデバイスの
種類や容量を示す識別情報を収納しておく必要がある。
【0004】また、メモリモジュールにプログラムを収
納してユーザーに供給する際は、プログラム自体が安定
するまでの量産の初期段階では、メモリモジュール内の
プログラムを書換えできるようにフラッシュROMを搭
載したメモリモジュールが用いられる。そして、プログ
ラムが安定すると、そのプログラムを低価格で提供でき
るマスクROM化してメモリモジュールに搭載し提供す
ることが一般的である。この際、フラッシュROMに収
納されたプログラムと、マスクROMに収納されたプロ
グラムは同一でデータに違いがないことが望ましい。従
って、フラッシュROMおよびマスクROMという種類
の異なるメモリデバイスの情報をROM内に収納でき
ず、また、デバイスが異なると容量および搭載される個
数なども異なるので、そのような情報もROM内に収納
しないようにしている。
【0005】このため、図7に示すように、モジュール
1に搭載されたメモリデバイス6の識別情報を記憶し、
メモリデバイス6とは独立したメモリ9をモジュール1
に搭載するようになっている。この例では、メモリ9の
記憶部として8ビットのディップスイッチ9aが採用さ
れ、バスドライバ9bを介してデータバス8と接続され
ている。このため、制御回路7から選択信号がバスドラ
イバ9bに供給されると、ディップスイッチ9aに設定
されたメモリデバイス6の識別情報(ID情報)がデー
タバス8、コネクタ5を介してプリンタのCPUに供給
される。
【0006】図8に、識別情報3のビット割りつけと、
各ビットの意味の一例を示してある。最下位の2ビット
(0および1番目)の情報3aはメモリデバイスの種類
を示しており、次に2ビット(2および3番目)の情報
3bはメモリデバイス個々の容量を示している。さら
に、次の3ビット(4、5および6番目)の情報3cは
モジュールに搭載されたメモリの総容量を示しており、
メモリデバイス個々の容量(情報3b)と照らし合わせ
ることによりメモリモジュールに搭載されているメモリ
デバイスの個数が判る。さらに、最高位の1ビット(7
番目)の情報3dはメモリデバイスに収納されているの
がエミュエーションプログラムであるか否かを示してい
る。従って、図8に示した識別情報3により、このメモ
リモジュールには、8MビットのフラッシュROMが2
個搭載されて総容量が2Mバイトのメモリ容量を備えて
おり、エミュレーションプログラムが記憶されているこ
とが判る。
【0007】近年、海外向けとしてその国の文字用のフ
ォントと、そのフォントを用いて印刷するためのエミュ
レーションプログラムとを1つのメモリモジュールに収
納して提供するなど、1つのメモリモジュールに複数の
フォントやプログラムを搭載して提供することが検討さ
れている。しかしながら、種類の異なる情報を1つのメ
モリモジュールに搭載すると、全ての情報が安定するま
でマスクROM化することができず、メモリモジュール
の価格を下げることができない。例えば、プログラムと
フォントとを1つのメモリモジュールに搭載して提供す
ると、フォントは比較的速い段階で安定するのでメモリ
の書き換えが発生することはないのに対し、プログラム
が完全に安定になるまでには相当の期間が必要となり、
書き換えの発生する可能性が残る。このため、メモリモ
ジュールの容量の多くを示すフォントは安定しても、残
りの部分を占めるプログラムが安定するまでマスクRO
M化できないので、高価なフラッシュROMにフォント
およびプログラムを収納したメモリモジュールを供給す
ることになる。
【0008】そこで、本発明においては、メモリモジュ
ールに複数種類のデータを収納して提供する際に、それ
ぞれのデータに適したメモリデバイスを選択してモジュ
ール化できるメモリモジュールを提供することを目的と
している。例えば、フォントはマスクROMに収納し、
プログラムはフラッシュROMに収納してモジュール化
してもプリンタの初期設定段階で正常にこれらが認識可
能なメモリモジュールを提供することを目的としてい
る。また、複数のメモリデバイスが収納されたメモリモ
ジュールに対し、それぞれのメモリデバイスを個別に認
識することができるプリンタなどの情報処理装置の制御
方法、およびそのような処理が可能なプログラムを収納
した記録媒体を提供することも本発明の目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、従来、メモリモジュール1つに対し1つの識別情
報が用意されていたのに対し、メモリモジュール1つに
対し複数の識別情報を用意できるようにして複数のメモ
リデバイスのそれぞれの情報を情報処理装置の側に正確
に提供できるようにしている。すなわち、本発明のメモ
リモジュールは、接続用のコネクタと、このコネクタを
介してデータまたはプログラムを記憶または提供可能な
少なくとも1つのタイプのメモリデバイスを少なくとも
1つ備えた第1のメモリ群と、コネクタを介してメモリ
デバイスを識別可能な識別情報を複数提供可能な第2の
メモリ群とを有し、これらコネクタ、第1のメモリ群お
よび第2のメモリ群が同一基板上に搭載されるなどの方
法によりモジュール化されていることを特徴としてい
る。このように、複数の識別情報を設定可能な第2のメ
モリ群を設けることにより、1つのメモリモジュールに
種類の異なるメモリデバイスを搭載した場合でも、それ
ぞれのメモリデバイスを識別可能な複数の識別情報をメ
モリモジュールから提供できる。
【0010】一方、メモリデバイス本体には識別情報が
記録されないので、メモリデバイスの種類を変更する場
合でもメモリデバイス本体に記憶されるデータまたはプ
ログラムの内容を変えなくて良い。このため、複数の種
類の異なる情報を1つのメモリデバイスに収納して提供
する場合に、それぞれの情報に適した種類の異なるメモ
リデバイスをモジュール化することができる。従って、
製品のそれぞれの段階で最適な種類のメモリデバイスを
選択して使用し、メモリモジュールのコストを低減する
ことができる。特に、本発明のメモリモジュールは、例
えば、プログラムとフォントのデータをメモリモジュー
ルに収納する際に、プログラム用として書き換え可能な
フラッシュROMを搭載し、また、フォント用には低価
格で提供できるマスクROMを搭載することが可能であ
り、メモリモジュールとしての性能およびコストが最適
となるように適当なメモリデバイスを選択して組み合わ
せることが可能となる。
【0011】本発明のメモリモジュールにおいては、第
1のメモリ群に複数のメモリデバイスが用いられている
場合には、それぞれのメモリデバイスに対応する識別情
報が第2のメモリ群に用意されるので、このメモリモジ
ュールを使用する情報処理装置側で複数の識別情報を確
実に読み取る必要がある。このため、識別情報に加えて
最終組の識別情報を判断可能な終端情報を第2のメモリ
群に設定しておき、必要十分な識別情報を情報処理装置
側が読み取れるようにすることが望ましい。
【0012】識別情報を記憶する第2のメモリ群は、デ
ィップスイッチ、外部より書換え可能なROM、複数の
プルアップまたはプルダウン抵抗を備えた回路、あるい
は、外部より書換え可能なプログラマブル論理装置など
を用いることができる。
【0013】このような複数の識別情報を備えたメモリ
モジュールがメモリバスに接続された情報処理装置にお
いて、メモリモジュールのメモリ領域を含めてメモリ環
境を設定するときに、次のような工程を採用することが
できる。
【0014】1.メモリモジュールの第2のメモリ群か
ら、そのメモリモジュールに収納された第1のメモリ群
に含まれる個々のメモリデバイスの識別情報を取得する
識別工程。
【0015】2.第2のメモリ群から識別情報の最終組
を示す終端情報を読みだして、読み取った識別情報が最
終組でないときは識別工程を繰り返す終端判断工程。
【0016】これらの処理を行う命令を備えたプログラ
ムはROMあるいはフロッピーディスクなどのCPUに
読み取り可能な記録媒体に記録して提供することがで
き、適当なタイミングでCPUにローディングして実行
することができる。
【0017】本発明の複数のメモリデバイスが搭載可能
なメモリモジュールは、多量のデータと、それを用いて
処理を行うプログラムといった異なる種類のデータを収
納して提供するのに適したものであり、多くの情報処理
装置用のメモリモジュールに適用できる。特に、プリン
タあるいは画像処理装置においては、本発明により、エ
ミュレーション用のプログラムとフォントとを同時に提
供するメモリモジュールを低価格で実現することが可能
となる。従って、メモリモジュールで供給されるプログ
ラムおよびフォントで様々な入力データを印刷用の出力
データまたはその中間データに変換できるので、プリン
タの汎用性を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1に、本発明に係るメモリ
モジュール30を搭載したページプリンタ1の概略構成
を示してある。このプリンタ1は、パソコンなどのホス
ト側から印刷用の入力データを受信し、印刷機構(プリ
ンタエンジン)で印刷可能な構成の出力データに変換す
る画像処理部10と、出力データに基づき印刷用紙上に
印刷を行う印刷機構2とを備えている。画像処理部10
は、ホストから入力データを受信する入力インタフェー
ス回路部19と、入力データを解釈して画像作成用の出
力データに変換する印刷処理プログラム22およびIP
L21などが収納されたプログラム収納用のROM12
と、入力データを実際に印刷するデータに変換するため
のフォントのビットマップデータなどが収納されたフォ
ント収納用のROM13を備えており、メモリコントロ
ーラ15とメモリバス17を介して接続されている。ま
た、画像処理部10は、変換処理の作業領域となり、出
力データあるいは入力データから出力データに変換され
る中間データなどが格納される同期型のDRAM(SD
RAM)14を備えており、このSDRAM14と、C
PU11およびメモリコントローラ15が高速のCPU
バス18によって接続されている。
【0019】画像処理部10では、ホストから入力され
た入力データが画像作成用の出力データに変換され、そ
の出力データがメモリバス17に接続されたビデオイン
タフェース回路部20を介してプリンタエンジン2に供
給されてページ毎の印刷が行われる。ビデオインタフェ
ース回路部20は、DMA転送された出力データをいっ
たん格納するFIFOメモリと、このFIFOメモリか
らパラレル出力されるデータをシリアル変換するシフト
レジスタとを備えており、印刷機構2へはラスタ方向に
シリアル化された出力データが転送されるようになって
いる。また、このビデオインタフェース回路20を通し
て印刷機構2とコマンド、ステータスなどのコントロー
ル信号を交換できるようになっており、画像処理部10
のCPU11がプリンタ1全体を制御できるようになっ
ている。
【0020】本例の画像処理部10は、メモリバス17
にメモリモジュール30を設置するためのコネクタ25
が設けられており、ユーザーは必要に応じて適当な種類
のメモリモジュール30を購入して増設できるようにな
っている。これらのメモリモジュール30は、フォント
用のROM13に収納されているフォントに追加して異
なった種類のフォントを増設したい場合や、プログラム
用のROM12に収納されているプログラム22では処
理できないプリンタ言語の入力データを処理するための
エミュレーションプログラムを増設したいときなどに用
いられる。近年は、ROM12および13で標準的にサ
ポートされている言語に加えて、諸外国の言語に対応す
るためにメモリモジュール30が多く用いられており、
このような場合は、その言語に適したフォントと、その
フォントを利用するためのプログラムをメモリモジュー
ル30に収納して提供することが多い。
【0021】このため、本例で示したメモリモジュール
30は、図2にモジュール30を抜き出してその概略構
成を示してあるように、プログラム用のフラッシュRO
M35と、フォント用のマスクROM36の種類の異な
ったROMがデータ記憶用の第1のメモリ31として搭
載されている。メモリモジュール30が接続されると、
これらのROM35および36は、データバス8および
コネクタ5、25を介してメモリバス17と繋がり、C
PU11がROM35および36のプログラムおよびフ
ォントを利用して画像処理を行うことができる。それぞ
れのROM35および36は、メモリバス17を介して
供給されるアドレスデータを制御装置7がデコードして
選択信号を供給することによって選択される。
【0022】これらの第1のメモリ31のメモリデバイ
スの識別情報を収納する第2のメモリ32は、複数の識
別情報3.0〜3.nを収納できるようになっている。
本例においては、図3に示すように、フラッシュROM
35およびマスクROM36の識別情報3.0(ID
0)および3.1(ID1)が記憶されている。それぞ
れの識別情報3は、9ビットで構成されており下位8ビ
ットは、先に図8に基づき説明したものと同じ種類の情
報を示している。すなわち、最下位の2ビット(0およ
び1番目)の情報3aはメモリデバイスの種類を示して
おり、次に2ビット(2および3番目)の情報3bはメ
モリデバイス個々の容量を示している。さらに、次の3
ビット(4、5および6番目)の情報3cはモジュール
に搭載されたメモリの総容量を示しており、次の1ビッ
ト(7番目)の情報3dはメモリデバイスに収納されて
いるのがエミュエーションプログラムであるか否かを示
している。従って、識別情報3.0によってメモリデバ
イス35として、8MビットのフラッシュROMが2個
搭載されて総容量が2Mバイトのメモリ容量が用意され
ており、このフラッシュROM35にエミュレーション
プログラムが記憶されていることが判る。また、識別情
報3.1によってメモリデバイス36として、16Mビ
ットのマスクROMが2個搭載されて総容量が4Mバイ
トのメモリ容量が用意されており、このマスクROM3
6にエミュレーションプログラム以外、本例においては
フォントが記憶されていることが判る。
【0023】さらに、本例の識別情報3には、最上位の
1ビット(8番目)の情報3eとして次の識別情報、例
えば識別情報3.2が有効であるか否かを示す終端情報
が加えられている。本例においては、終端データ3eが
「1」のときが次の識別情報が有効であることを示して
おり、識別情報3.0では次の識別情報3.1が有効で
あることが示され、識別情報3.1では次の識別情報
3.2が無効であることが示されている。従って、画像
処理部10のCPU11は、メモリモジュール30の制
御回路7を介して第2のメモリ32に記憶された識別情
報3を順番に読み取ることにより、メモリモジュール3
0に搭載されたメモリデバイスの種類および個数などの
情報を全て得ることが可能となり、メモリ環境を誤りな
く整えることができる。
【0024】図4に、本例のプリンタ1の電源投入時あ
るいはリセット時にメモリ環境を設定するときの処理の
一例をフローチャートで示してある。プリンタ1の電源
が投入されて、画像処理部10のプログラム用のROM
12上のIPL21によってCPU11がハードウェア
関係の環境設定を開始すると、IPL21内の更新プロ
グラムが画像処理部10に実装されたメモリを確認す
る。その一環として、メモリバス17に接続されたメモ
リモジュール30のメモリデバイスの識別も行われる。
まず、ステップST1でメモリモジュール30の第2の
メモリ32から最初の識別情報3.0を読みだす。そし
て、ステップST2で読みだした識別情報3.0を解釈
する。次にステップST3において、ステップST2で
解釈した識別情報3.0の終端情報3.eが有効であれ
ばステップST1に戻って次の識別情報3.1を読みだ
す。一方、ステップST3で次の識別情報が無効となっ
ていれば、第2のメモリ32から識別情報を読みだすの
を止めてステップST4に移行し、メモリ環境を設定す
る。
【0025】なお、第2のメモリ32上で有効な識別情
報を判断するための情報を上記のように個々の識別情報
に含ませる代わりに、有効な識別情報の数などを第2の
メモリ上に設定しておくことも可能であり、識別情報の
終端を示す情報形態は上記に限定されないことはもちろ
んである。
【0026】このように、本例の画像処理部10におい
ては、複数のメモリデバイスが搭載されたメモリモジュ
ール30が実装されていても、各々のメモリデバイスの
種類、容量などを識別情報によって正確に把握すること
が可能であり、メモリ環境を誤りなく設定することがで
きる。このため、プログラムおよびフォントといった種
類の異なる情報を1つのメモリモジュール30に搭載し
て提供するときに、それぞれの情報、およびその情報の
完成度に適したメモリデバイスを選択することが可能で
ある。従って、メモリモジュールとしての性能およびコ
ストが最適となるように適当なメモリデバイスを選択し
て組み合わせてモジュール化することが可能となる。
【0027】図5に、複数の識別情報3が設定できる第
2のメモリ32としての機能を備えた幾つかの装置を示
してある。図5(a)は、ディップスイッチ42を用い
て識別情報3を設定する例であり、各々のメモリデバイ
スに対するn個の識別情報3をそれぞれ9ビットのディ
ップスイッチ42に設定されているので、それに対応し
たn個のバスドライバ41のいずれかが選択されると個
々のメモリデバイスの識別情報が提供される。図5
(b)はプルアップ抵抗43あるいはプルダウン抵抗4
4を用いた回路45で識別情報3を記憶する第2のメモ
リ32を実現するものであり、本例の場合も上記と同様
にn個のバスドライバ41のいずれかが選択されると、
そのバスドライバ4に接続された回路45の情報が識別
情報として提供される。
【0028】図5(c)は、第2のメモリ32としてR
OM(不揮発性RAM)46を用いた例であり、このR
OMに変わって、書き換え可能なプログラマブル論理デ
バイス(PAL)を用いることも可能である。書換え可
能なROMあるいはPALを識別情報3の記憶部32と
して用いると、第1のメモリ31のメモリデバイスにプ
ログラムおよびフォントなどの情報を格納してからそれ
ぞれのメモリデバイスに関する識別情報をモジュールの
組み立て後に設定することができる。このため、同じモ
ジュールを量産しておいて必要に応じて識別情報を設定
することで、少量多品種のメモリモジュールを迅速に低
コストで供給することが可能になる。
【0029】このように、本例のプリンタ1において
は、1つのメモリモジュール30にプログラムを収納す
るのに適した書換え可能なフラッシュROM35と、フ
ォントを収納するのに適した低コストのマスクROM3
6を搭載することが可能である。このため、フォント
と、そのフォントを使用するためのエミュレーションプ
ログラムを1つに収めたメモリモジュールを低コストで
提供することが可能となる。例えば、各国の言語を印刷
するのに適した異なるフォントおよびそのプログラムを
メモリモジュールに収納して安価に提供することが可能
となり、汎用性の高いプリンタを提供することができ
る。
【0030】なお、図4に基づき説明したそれぞれの処
理を実行可能な命令を備えたプログラムは、IPL21
の一部などとしてROM12に収納して提供することが
可能である。また、ROMにインストールできるように
フロッピーディスクなどの記録媒体を介して提供するこ
とも可能であり、インターネットなどのコンピュータネ
ットワークを介して提供することも可能である。
【0031】また、以上では、プリンタを例に本発明を
説明しているが、本発明はプリンタに限らず、プログラ
ムとそれを実行するための画像データなどを収めたゲー
ム用のメモリモジュールや、プログラムを収納したRO
Mと実行用のRAMとを搭載したメモリモジュールな
ど、他の情報処理装置に用いられるメモリモジュールに
対しても有用であることはもちろんである。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、メモリモジュール内にメモリデバイスの種類や容量
などを示す識別情報を複数設けられるようにしており、
これらの識別情報を順番に情報処理装置が解釈すること
により、複数のメモリデバイスを誤りなく使用できる環
境を確実に構築できる。従って、本発明のメモリモジュ
ールは、供給するデータの各々に適したメモリデバイス
を選択してモジュール化できるので、それぞれのデータ
の完成度およびメモリのコストなどを考慮した最適なメ
モリデバイスの組合せで構成したメモリモジュールを提
供することが可能となる。
【0033】また、プリンタなどの情報処理装置におい
ては、識別情報を提供する第2のメモリに識別情報に終
端情報を加えておくことにより、メモリモジュールに搭
載されたメモリデバイスに対応する識別情報を確実に読
み取ることが可能であり、メモリ環境を誤りなく整える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るメモリモジュールを
搭載したプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すメモリモジュールの構成を拡大して
示す図である。
【図3】図2に示すメモリモジュールに収納された識別
情報を示す図である。
【図4】プリンタにおいてメモリモジュールの識別情報
を読み込む処理を示すフローチャートである。
【図5】識別情報を記憶する第2のメモリの幾つかの例
を示す図である。
【図6】従来のメモリモジュールの構成を示す図であ
る。
【図7】識別情報を備えたメモリモジュールの例を示す
図である。
【図8】識別情報の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 印刷機構 3 識別情報 5 コネクタ 7 制御回路 8 データバス 10 画像処理部 11 CPU 12 プログラム用ROM 13 フォント用ROM 14 SDRAM 15 メモリコントローラ 17 メモリバス 18 CPUバス 19 入力インタフェース部 20 ビデオインタフェース部 30 メモリモジュール 31 第1のメモリ 32 第2のメモリ 35 フラッシュROM 36 マスクROM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続用のコネクタと、このコネクタを介
    してデータまたはプログラムを提供または記憶可能な少
    なくとも1つのタイプのメモリデバイスを少なくとも1
    つ備えた第1のメモリ群と、前記コネクタを介して前記
    メモリデバイスを識別可能な識別情報を複数提供可能な
    第2のメモリ群とを有し、これらコネクタ、第1のメモ
    リ群および第2のメモリ群がモジュール化されているこ
    とを特徴とするメモリモジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1のメモリ群
    は、複数のメモリデバイスを備えており、前記第2のメ
    モリ群には、複数の識別情報と、最終組の識別情報を判
    断可能な終端情報とを設定可能であることを特徴とする
    メモリモジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第2のメモリ群
    は、ディップスイッチであることを特徴とするメモリモ
    ジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第2のメモリ群
    は、外部より書換え可能なROMであるこを特徴とする
    メモリモジュール。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記第2のメモリ群
    は、複数のプルアップまたはプルダウン抵抗を備えた回
    路であることを特徴とするメモリモジュール。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記第2のメモリ群
    は、外部より書換え可能なプログラマブル論理装置であ
    ることを特徴とするメモリモジュール。
  7. 【請求項7】 メモリバスに接続されたメモリモジュー
    ルのメモリ領域を含めて情報処理装置のメモリ環境の設
    定を行うときに、前記メモリモジュールの第2のメモリ
    群から、そのメモリモジュールに収納された、データま
    たはプログラムを供給可能な第1のメモリ群に含まれる
    個々のメモリデバイスの識別情報を取得する識別工程
    と、 前記第2のメモリ群から識別情報の最終組を示す終端情
    報を読みだして、読み取った識別情報が最終組でないと
    きは前記識別工程を繰り返す終端判断工程とを有するこ
    とを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記情報処理装置
    は、前記第1のメモリ群のメモリデバイスに収納された
    プログラムまたはフォントデータの少なくともいずれか
    を用いて入力データを印刷用の出力データまたはその中
    間データに変換可能であることを特徴とする情報処理装
    置の制御方法。
  9. 【請求項9】 メモリバスに接続されたメモリモジュー
    ルのメモリ領域を含めて情報処理装置のメモリ環境の設
    定を行うときに、前記メモリモジュールの第2のメモリ
    群から、そのメモリモジュールに収納された、データま
    たはプログラムを供給可能な第1のメモリ群に含まれる
    個々のメモリデバイスの識別情報を取得する識別処理
    と、 前記第2のメモリ群から識別情報の最終組を示す終端情
    報を読みだして、読み取った識別情報が最終組でないと
    きは前記識別処理を繰り返す終端判断処理とを実行可能
    な命令を備えたプログラムが記録されていることを特徴
    とする記録媒体。
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