JPH1173343A - プログラム試験装置及び記憶媒体 - Google Patents

プログラム試験装置及び記憶媒体

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JPH1173343A
JPH1173343A JP23454097A JP23454097A JPH1173343A JP H1173343 A JPH1173343 A JP H1173343A JP 23454097 A JP23454097 A JP 23454097A JP 23454097 A JP23454097 A JP 23454097A JP H1173343 A JPH1173343 A JP H1173343A
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JP
Japan
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module
program
test
tile
tiles
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Application number
JP23454097A
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English (en)
Inventor
Takehiko Mizoguchi
岳彦 溝口
Masaharu Meki
正治 目木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務アプリケーションプログラムの試験を行
うプログラム試験装置において、試験されるアプリケー
ションプログラムにおいてどの段階の基本処理が実行さ
れているかを容易に把握し、このアプリケーションプロ
グラムの試験開始から終了までのデータの流れを時間と
共に把握する。 【解決手段】 試験されるプログラムの基本処理をそれ
ぞれモジュール化して視覚化したモジュールタイルを所
定のグリッド上で配置し、これらのモジュールタイルが
示す各基本処理毎に試験を行うことが可能なプログラム
試験装置であって、配置されたモジュールタイルのう
ち、例えばマウス等のポインティングデバイスでいずれ
かのモジュールタイルが指示されることによって、この
モジュールタイルが表す基本処理についての試験が実行
され、実行中の基本処理を表示するモジュールタイルは
黒塗りの表示によって強調表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用アプリケー
ションプログラムの機能および性能を試験するプログラ
ム試験装置およびそのプログラムを格納する記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業における業務用コンピュータ
に適用される業務アプリケーションプログラムは、デー
タレコードの入力、データレコードの加工、データレコ
ードの出力等の各基本処理ステップで構成されることが
多い。即ち、基本的に業務アプリケーションプログラム
の処理ステップは、各種データレコードの転記処理の連
続である。これらの転記処理を設定するものとして、所
謂業務アプリケーション構築ツールが用いられている。
一般に、作成されたばかりのプログラムは、実際に使用
される前に、動作に異常が無いか、或いは、そのプログ
ラムによる処理の速さがどの程度か等を試験するプログ
ラム試験が行われることが多い。上記の業務アプリケー
ション構築ツールによって構築された業務アプリケーシ
ョンプログラムについても、機能試験、或いは性能試験
等の各種の試験が行われる。また、すでに使用されてい
る業務アプリケーションプログラムについても、より効
果的な改良を加えるべき点を検討する等の目的から、性
能試験が重要になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の業務
アプリケーション構築ツールは、上述の各種処理ステッ
プをテキスト形式、例えば、C言語、BASIC言語
や、表形式(各種データベースツール)により記述して
作成していたため、データがどの様に発生し、どの様に
加工され、どの様に出力されるかといったデータの流れ
の全容は、設計者であるSE(システムエンジニア)で
あっても把握することが容易でなかった。
【0004】このため、構築された業務アプリケーショ
ンプログラムを試験した結果、動作に異常が認められた
としても、プログラム全体においてどの部分に問題が生
じたのかを容易に把握することができないという問題が
あった。
【0005】また、近年、業務アプリケーションプログ
ラムの動作におけるデータの流れを把握し易くするた
め、視覚的にファイルや画面データ処理等をモジュール
化し、そのモジュール間のつながりを線でつなげること
で表現する業務アプリケーション構築ツールが見られる
ようになった。しかし、このような構築ツールの多くは
単にデータの流れを表現するに留まっており、モジュー
ル間のインターフェースであるデータレコードの定義内
容や、時間の経過とともに変化するデータの内容を的確
に把握することは容易でなかった。
【0006】また、特にこのような視覚的にデータの流
れが表現された業務アプリケーション構築ツールでは、
実際に業務アプリケーションを実行する実行プログラム
との関係が密でない場合が多く、モジュール単位でテス
トを行ったり、デバッグすることが容易でないことが多
い。このため、業務アプリケーションをテストするテス
トツールについても、同様の問題があった。
【0007】本発明の課題は、業務アプリケーションプ
ログラムの試験を行うプログラム試験装置において、試
験されるプログラムの基本処理をそれぞれモジュール化
して視覚化したモジュールタイルを所定のグリッド上で
配置し、そのアプリケーションプログラムにおいてどの
段階の基本処理が実行されているかを容易に把握し、こ
のアプリケーションプログラムの試験開始から終了まで
のデータの流れを時間と共に把握することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、被試験プログラムを所定の条件
において実行させ、この被試験プログラムの機能と性能
とを試験するプログラム試験装置であって、前記被試験
プログラムのデータ処理を構成する複数のプログラムモ
ジュールを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶さ
れた各プログラムモジュールを表現する複数のモジュー
ルタイルを記憶するモジュールタイル記憶手段と、この
モジュールタイル記憶手段に記憶されたモジュールタイ
ルを、前記被試験プログラムのデータ処理が実行される
際に実行される順序に対応して配置する配置手段と、前
記配置手段によって配置されたモジュールタイルの内、
いずれかのモジュールタイルを指定すると、この指定さ
れたモジュールタイルによって表現された前記プログラ
ムモジュールについての試験を行う試験手段と、該プロ
グラムモジュールについての試験が行われている間、該
プログラムモジュールを表現する前記モジュールタイル
を他の前記モジュールタイルとは異なる色で表示する表
示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】この請求項1記載の発明のプログラム試験
装置によれば、前記被試験プログラムのデータ処理を構
成する複数のプログラムモジュールを記憶手段に記憶
し、この記憶手段に記憶された各プログラムモジュール
を表現する複数のモジュールタイルをモジュールタイル
記憶手段に記憶し、このモジュールタイル記憶手段に記
憶されたモジュールタイルを、前記被試験プログラムの
データ処理が実行される際に実行される順序に対応して
配置手段により配置すると、この配置されたモジュール
タイルの内、いずれかのモジュールタイルを指定するこ
とによって、希望のモジュールタイルによって表現され
たプログラムモジュールについての試験が行われるとと
もに、該プログラムモジュールについての試験が行われ
ている間は、該プログラムモジュールを表現する前記モ
ジュールタイルが他の前記モジュールタイルとは異なる
色で表示される。
【0010】従って、業務アプリケーションの試験を、
各プログラムモジュール毎に区切って行うことが可能で
あり、また、表示されているモジュールタイルの色を見
れば、現在どのプログラムモジュールが試験されている
かを容易に把握することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
プログラム試験装置であって、前記指定されたモジュー
ルタイルによって表現されたプログラムモジュールにつ
いての試験を行う毎に、該試験に要した試験時間を計時
する計時手段と、この計時手段によって計時された試験
時間を、前記各プログラムモジュールに対応付けて記憶
する試験時間記憶手段とを更に備え、この試験時間記憶
手段に記憶された試験時間に基づいて、前記表示制御手
段は、前記各プログラムモジュールに対応する前記各モ
ジュールタイルの表示方法を変更すること、を特徴とし
ている。
【0012】このように、請求項2記載の発明のプログ
ラム試験装置によれば、指定されたモジュールタイルに
よって表現されたプログラムモジュールについての試験
を行う毎に、該試験に要した試験時間を計時手段によっ
て計時し、この計時手段によって計時された試験時間
を、前記各プログラムモジュールに対応付けて試験時間
記憶手段に記憶し、この試験時間記憶手段に記憶された
試験時間に基づいて、前記各プログラムモジュールに対
応する前記各モジュールタイルの表示方法が変更され
る。
【0013】従って、業務アプリケーションの試験を各
プログラムモジュール毎に区切って行った場合、表示さ
れている各モジュールタイルを見れば、各プログラムモ
ジュールを実行したときにかかった時間を把握すること
ができるので、特に負荷が大きいプログラムモジュール
や、改良すべきプログラムモジュール等を容易に判断す
ることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、コンピュータが実
行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、被試
験プログラムのデータ処理を構成する複数のプログラム
モジュールを表現する複数のモジュールタイルを、前記
被試験プログラムのデータ処理が実行される際に実行さ
れる順序に対応して配置するコンピュータが実行可能な
プログラムコードと、これら配置されたモジュールタイ
ルの内、いずれかのモジュールタイルが指定されること
によって、この指定されたモジュールタイルによって表
現される前記プログラムモジュールについての試験を行
うコンピュータが実行可能なプログラムコードと、前記
指定されたモジュールタイルによって表現されるプログ
ラムモジュールについての試験が行われている間、該プ
ログラムモジュールを表現する前記モジュールタイルを
他の前記モジュールタイルとは異なる色で表示するコン
ピュータが実行可能なプログラムコードと、を含むプロ
グラムを格納したことを特徴としている。
【0015】この請求項3記載の発明の記憶媒体によれ
ば、被試験プログラムのデータ処理を構成する複数のプ
ログラムモジュールを表現する複数のモジュールタイル
を、前記被試験プログラムのデータ処理が実行される際
に実行される順序に対応して配置するコンピュータが実
行可能なプログラムコードと、これら配置されたモジュ
ールタイルの内、いずれかのモジュールタイルが指定さ
れることによって、この指定されたモジュールタイルに
よって表現されるプログラムモジュールについての試験
を行うコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
指定されたモジュールタイルによって表現されるプログ
ラムモジュールについての試験が行われている間、該プ
ログラムモジュールを表現するモジュールタイルを他の
モジュールタイルとは異なる色で表示させるコンピュー
タが実行可能なプログラムコードと、を含むプログラム
を格納する。
【0016】従って、業務アプリケーションの試験を各
プログラムモジュール毎に区切って行うことが可能であ
り、また、表示されているモジュールタイルの色を見れ
ば、現在どのプログラムモジュールが試験されているか
を容易に把握することができるプログラムをコンピュー
タに実行させることができる。
【0017】また、請求項4に記載する発明のように、
指定されたモジュールタイルによって表現されるプログ
ラムモジュールについての試験を行う毎に、該試験に要
した試験時間を計時するコンピュータが実行可能なプロ
グラムコードと、この計時された試験時間に基づいて、
前記各プログラムモジュールに対応する前記モジュール
タイルの表示方法を変更させるコンピュータが実行可能
なプログラムコードと、を更に含むプログラムコードを
格納することが有効である。
【0018】この請求項4記載発明の記憶媒体によれ
ば、指定されたモジュールタイルによって表現されるプ
ログラムモジュールについての試験を行う毎に、該試験
に要した試験時間を計時するコンピュータが実行可能な
プログラムコードと、この計時された試験時間に基づい
て、前記各プログラムモジュールに対応するモジュール
タイルの表示方法を変更するコンピュータが実行可能な
プログラムコードと、を更に含むプログラムコードを格
納する。
【0019】従って、業務アプリケーションの試験を各
プログラムモジュール毎に区切って行った場合に、表示
されている各モジュールタイルを見ることで各プログラ
ムモジュールを実行したときにかかった時間を把握する
ことができるプログラムをコンピュータに実行させるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプログラム試
験装置の実施の形態としてのプログラム試験装置1につ
いて説明する。図1は、プログラム試験装置1の構成を
示すブロック図であり、図2はプログラム試験装置1に
設けられた主記憶媒体の内部の構成を模式的に示す図で
ある。図3は、プログラム試験装置1に備えられた補助
記憶媒体内に格納されるデータの構成を示す図であり、
(a)はモジュールタイル表示データの構成を、(b)
は各プログラムモジュールの試験に要した処理時間デー
タの構成を示す図である。図4は、プログラム試験装置
1の動作を示すフローチャートである。
【0021】これらの図1から図4において、1はプロ
グラム試験装置、11はCPU、12は表示装置、13
は入力装置、14はRAM、15は主記憶装置、17は
補助記憶装置であり、16は主記憶装置15に設けられ
た主記憶媒体、18は補助記憶装置17に設けられた補
助記憶媒体であり、19はバスである。記憶媒体16お
よび補助記憶媒体18を除く各部は、バス19によって
接続されている。
【0022】先ず、構成について説明する。
【0023】CPU(Central processing Unit)11
は、主記憶装置15が有する主記憶媒体16に記憶され
ているグリッドパネルと組立プログラムとをRAM14
に展開し、主記憶媒体16に格納されたモジュールタイ
ルを読み込み、テスト対象の業務アプリケーションを参
照して該業務アプリケーションの各モジュールプログラ
ムを表現するモジュールタイルを組み合わせることによ
って該業務アプリケーションの処理をモジュールタイル
の配列によって表現し、バス19を介して表示装置12
にデータを送信してモジュールタイルの配列を表示装置
12に表示させる。また、これに伴って各モジュールタ
イルが表示されるべき位置や色をタイル表示データとし
て補助記憶装置17によって補助記憶媒体18内に格納
する。続いて、CPU11は主記憶媒体16内に格納さ
れているテストプログラムを読み出して実行し、業務ア
プリケーションの試験を行うための各種パラメータの設
定等の環境設定を行う。その後、入力装置13を介して
ユーザから試験の実行が指示されると、記憶媒体16内
に格納されている業務アプリケーションの試験を各プロ
グラムモジュール毎に実行し、さらに主記憶媒体16内
に格納された計時プログラムをRAM14に展開して実
行して、主業務アプリケーションの各プログラムモジュ
ール毎の試験に要した時間を計測し、得られたデータを
補助記憶装置17が有する補助記憶媒体18に格納す
る。
【0024】また、各モジュールタイルについての試験
を開始する際に、そのモジュールタイルが表現している
プログラムモジュールにおいて用いられているデータレ
コードを主記憶装置15によって主記憶媒体16内に格
納する。このデータレコードは、該当するプログラムモ
ジュールについての試験が実行されている間、ユーザの
指示によって表示装置12に表示することが可能であ
る。
【0025】その後、対象となる業務アプリケーション
のすべてのプログラムモジュールについて試験が終了す
ると、CPU11は補助記憶媒体16内に格納された各
プログラムモジュールの処理時間に基づいて、各モジュ
ールタイルを色分けして表示装置12に表示させる。
【0026】表示装置12は、CRT(Cathode Ray Tu
be)等により構成され、主記憶装置15が有する主記憶
媒体16内からCPU11に読み込まれ、業務アプリケ
ーションにおける各プログラムモジュールの順序に基づ
いて配置されたモジュールタイルを表示するとともに、
主記憶媒体16に記憶される計時プログラムや、あるい
はテストプログラムが入力装置13によって入力される
際に、CPU11から入力されるデータを表示する。
【0027】入力装置13は、カーソルキー、数字入力
キーおよび各種機能キーを備えたキーボードや、ポイン
ティングデバイスであるマウス等を備え、主記憶媒体1
6内に格納される組立プログラムや計時プログラム等の
データを入力する場合等にキーボードで押下されたキー
の押下信号をCPU11に出力し、あるいは、表示装置
12に配置されて表示されたモジュールタイルを選択し
て試験すべきプログラムモジュールを指定する場合等に
マウスによる操作信号をCPU11に出力する。なお、
この入力装置13として設けられる入力手段は必要に応
じてその他の入力装置であってもよいが、マウス等のポ
インティングデバイスを備えるものが好ましい。
【0028】RAM(Random Access Memory)14は、
CPU11により処理される組立プログラムおよび計時
プログラム等の各種のプログラムや、その処理に係るデ
ータを一時的に格納するメモリエリアを形成する。
【0029】主記憶装置15は、プログラムやデータ等
があらかじめ記憶されている主記憶媒体16を有し、こ
の主記憶媒体16は磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されている。この主記憶媒体16は
主記憶装置15に固定的に設けたもの、若しくは着脱自
在に装着するものであり、この主記憶媒体16には、図
2に示すように上記グリッドパネル、モジュールタイ
ル、モジュールタイルを組み合わせる組立プログラム、
テストプログラム、データレコード、計時プログラムお
よび試験される業務アプリケーション等が記憶される。
【0030】また、上記の主記憶媒体16に記憶される
プログラムやデータ等は、通信回線等を介して接続され
た他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、さ
らに、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記
記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この主記憶媒体16
に記憶されているプログラムやデータを通信回線を介し
て使用する構成としても良い。
【0031】補助記憶装置17は、タイル表示データや
計時プログラムによって計測された時間等が記憶される
補助記憶媒体18を有しており、この記憶媒体18は上
述の主記憶媒体16とほぼ同様に、磁気的、光学的記録
媒体、或いは半導体メモリで構成され、補助記憶装置1
7に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着する
ものである。
【0032】この補助記憶媒体18内には、図3(a)
に示すように、CPU11によって試験対象の業務アプ
リケーションを参照して決定された各モジュールタイル
の位置(座標)および色等が記載されたタイル表示デー
タが格納され、このデータに基づいて表示装置12にモ
ジュールタイルの配列が表示される。この図3(a)の
データによって、各プログラムモジュールについて、そ
のプログラムモジュールをどのモジュールタイルで表
し、そのモジュールタイルはどの位置に配置され、どの
色で表示されるかといった事項が設定されるほか、それ
ぞれのモジュールタイルを接続する接続線についても設
定が行われる。
【0033】また、図3(b)に示すように、補助記憶
媒体18内には、上記計時プログラムによって計測され
た各プログラムモジュール毎のテストに要した時間が記
憶される。図3(b)に示す形式では、例として1番目
のプログラムモジュールをプログラムモジュールNo.
1とし、このプログラムモジュールNo.1の試験に要
した時間をt1として、図3(b)の上段に示してあ
る。以下、同様にプログラムモジュールNo.2,N
o.3,…No.nを試験するのに要した時間をt2,
t3,…,tnとして示している。これらのデータは、
すべてのプログラムモジュールについてのテストが終了
した段階でCPU11によって参照され、このデータに
記載された時間によって、各モジュールタイルが色分け
されて表示装置12に表示される。
【0034】次に、プログラム試験装置1の動作につい
て、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0035】プログラム試験装置1は、図4に示す業務
アプリケーションの試験に先立って、主記憶媒体16内
に格納されている試験される業務アプリケーションを基
本処理単位であるプログラムモジュールに分割し、各プ
ログラムモジュールに対応するモジュールタイルを、主
記憶媒体16内に格納されたモジュールタイルから選択
し、配置する位置および色を決定して図3(b)に示す
ようなモジュールタイル表示データを作成する。続い
て、主記憶媒体16内に格納されているグリッドパネル
を読み込んで実行し、表示装置12の表示画面上にグリ
ッド(格子)を表示する。各プログラムモジュールを表
現する各モジュールタイルは、このグリッドの線に囲ま
れた略正方形の範囲に1個ずつ配置され、各モジュール
タイルを接続して処理の手順を示す接続線とともに表示
装置12に表示される。
【0036】続いて、業務アプリケーションの試験を開
始すると、まずステップS1において、最初のプログラ
ムモジュールに関する情報やデータレコードが記載され
たモジュールタイルの情報を主記憶媒体16から読み込
む。ここで、主記憶媒体16から計時プログラムを読み
込んで実行させ、処理に要する時間の計測を開始する
(ステップS2)。そして、ほぼ同時にプログラムモジ
ュール単位での処理を実行させ、試験を開始する(ステ
ップS3)。
【0037】ステップS3において処理が開始される
と、表示装置12上に表示されているモジュールタイル
の表示が、例えば図5に示すように更新される(ステッ
プS4)。
【0038】図5(a)は、最初のモジュールタイルに
ついての試験が行われている状態を示す図である。前述
の通り、図5(a)に示す表示画面にはモジュールタイ
ルを配置するためのグリッド(格子)が表示されてお
り、モジュールタイルはこのグリッドに沿って、業務ア
プリケーションにおいて処理される順に並べられてい
る。図5(a)において、すでに実行されているプログ
ラムモジュールを表示するモジュールタイルは、黒く塗
りつぶされて表示されている。即ち、処理が行われる前
のモジュールタイルには、そのモジュールタイルが表示
している処理の内容に対応するアイコンが表示されてい
るが、ステップS4において表示が更新される際に黒塗
りの表示に切り替えられる。さらに、図示はしないが、
モジュールプログラムから次のプログラムモジュールへ
の接続部分において分岐処理が行われる場合、実行され
ているモジュールタイルとともに分岐している接続線も
強調されて表示される。
【0039】1つのモジュールタイルについての処理が
終了すると、ステップS4において実行結果が出力さ
れ、異常な処理が行われたかどうかが表示装置12に出
力されるとともに、処理に要した時間についても出力さ
れる。すなわち、例えば1番目のプログラムモジュール
であるプログラムモジュールNo.1の処理に要した時
間をt1とすると、プログラムモジュールNo.1とt
1が併せて表示され、さらに図3(b)に示すように、
補助記憶媒体18内に格納される。その後、ステップS
6に移行して、ユーザによる何らかの入力に対する待機
状態に移行する。
【0040】ステップS6においては、ユーザの入力を
受け付け、この入力内容が次のモジュールタイルの処理
を指示するものかどうかの判別を行う(ステップS
7)。次のモジュールタイルの処理を指示するのであれ
ば、ユーザは、例えばポインティングデバイスによって
次のモジュールタイルを入力すれば良い。
【0041】ステップS7において、次のモジュールタ
イルの処理が指示されなかった場合には、ステップS5
に戻って、処理が指示されるまで待機する。
【0042】ステップS7において次のモジュールタイ
ルの処理が指示された場合には、ステップS8に移行し
て、主記憶装置15が有する主記憶媒体16から次のモ
ジュールタイルについてのモジュールタイル情報を読み
込み、ステップS1に戻って、上述したステップS1か
らステップS7の処理を繰り返す。
【0043】ステップS8において、次のモジュールタ
イル情報が読み込めない場合には、すべてのモジュール
タイルの処理が終了したと判断して、ステップS9に移
行する。このとき、表示装置12上に出力される表示
は、例えば図5(b)のようになる。
【0044】図5(b)は、一連のプログラムモジュー
ルの試験が終了した時点での表示装置12の表示画面の
一例を示す図である。同図中央において未処理の状態を
示す(黒く塗られていない)モジュールタイルが1個見
られるが、これは分岐処理を伴う業務アプリケーション
において分岐部分で選択されなかった経路にあるためで
ある。即ち、分岐処理を含む業務アプリケーションにお
いては、ユーザが好む経路を例えばマウス等のポインテ
ィングデバイスによって入力することにより、任意の経
路についての試験を行うことができる。
【0045】ステップS9においては、ステップS2に
おいて実行された計時プログラムによって計測され、例
えば図3(b)に示すように補助記憶媒体18内に格納
されていたそれぞれのモジュールタイルの処理に要した
時間t1〜tnを集計し(ステップS9)、その合計の
時間に対して、各モジュールタイルの処理がどの程度の
割合の時間を要したのかが計算される。この計算の結果
に基づいて各モジュールパネルは色分けされ(ステップ
S10)、図6のように表示されて業務アプリケーショ
ンの試験が終了する。
【0046】図6は、業務アプリケーションの試験が終
了した時点での表示装置12の表示画面における表示の
一例を示す図である。すべてのプログラムモジュールを
処理するために要した時間のうち、特に多くの割合を示
す時間を要したプログラムモジュールと、非常に小さい
割合の時間において処理が終了したプログラムモジュー
ルとが異なる色のモジュールタイルによって表示されて
いる。このため、業務アプリケーション全体の大きな負
担となっているプログラムモジュールをいち早く、容易
に発見することができる。
【0047】具体的には、図6において符号Rで示すモ
ジュールタイルは赤で、符号Oで示すモジュールタイル
は橙色で、符号Yで示すモジュールタイルは黄色で表示
されている。このプログラム試験装置1においては、試
験対象の業務アプリケーション全体の処理時間の合計に
対して、大きな割合を占める処理時間を要したプログラ
ムモジュールについては、より赤く表示が行われる。即
ち、図6において、黄色で表示されたモジュールタイル
(符号Y)は、特に業務アプリケーション全体の中で負
担になってはいないといえる。一方、橙色で表示された
モジュールタイル(符号O)は、多少の負担となってい
ることを示し、このモジュールタイルで表されるプログ
ラムモジュールは、改良の余地があると判断できる。そ
して、図中、符号Rで示したモジュールタイルは赤で表
示され、業務アプリケーション全体において大きな負担
となっているので、このプログラムモジュールは改良す
べきであると判断することが可能である。
【0048】以上のように、本実施の形態のプログラム
試験装置1によれば、業務アプリケーションをプログラ
ムモジュール毎に分割して、各プログラムモジュールを
モジュールタイルによって表示し、プログラムモジュー
ル毎にユーザがモジュールタイルを指定することによっ
て試験を行うことができ、さらに試験されているプログ
ラムモジュールを示すモジュールタイルは他のモジュー
ルタイルとは異なる色で表示されるので、試験されてい
るアプリケーションプログラムのどの部分の処理が行わ
れているかを随時把握することが可能であり、異常な動
作がみられた場合に、アプリケーションプログラムの中
の異常箇所を速やかに特定することができる。
【0049】また、各プログラムモジュールの処理に要
した時間を計測し、全体の処理時間に比べて各プログラ
ムモジュールの処理がどの程度の時間を要したかを、モ
ジュールタイルを色分けすることによって表示するの
で、特に時間がかかっている処理段階を特定することが
可能であり、業務アプリケーション全体の負担となって
いる、改良すべきポイントを容易に特定することができ
る。
【0050】なお、上記実施の形態においては、現在処
理中のモジュールタイルを黒塗りの表示で強調して表示
することによって現在実行中の処理を強調していたが、
実行中のプログラムモジュール名と、用いているデータ
レコードを併せて表示して強調することも可能であり、
その他多様な強調表示を用いることが可能である。ま
た、上記実施の形態においては、各モジュールタイルを
順次処理して、試験する構成としたが、処理を実行する
とともにデバッグを行う構成としても良い。その他、細
部の構成については適宜に変更可能であることは勿論で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るプログラム試験装置によれば、業務アプリケーション
の試験を、各プログラムモジュール毎に区切って行うこ
とが可能であり、また、表示されているモジュールタイ
ルの色を見れば、現在どのプログラムモジュールが試験
されているかを容易に把握することができる。
【0052】そして、請求項2記載の発明に係るプログ
ラム試験装置によれば、業務」アプリケーションの試験
を各プログラムモジュール毎に区切って行った場合、表
示されている各モジュールタイルを見れば、各プログラ
ムモジュールを実行したときにかかった時間を把握する
ことができるので、特に負担となっているプログラムモ
ジュールや、改良すべきプログラムモジュール等を容易
に判断することができる。
【0053】また、請求項3記載の発明に係る記憶媒体
によれば、業務アプリケーションの試験を各プログラム
モジュール毎に区切って行うことが可能であり、また、
表示されているモジュールタイルの色を見れば、現在ど
のプログラムモジュールが試験されているかを容易に把
握することができるプログラムをコンピュータに実行さ
せることができる。
【0054】そして、請求項4記載の発明に係る記憶媒
体によれば、業務アプリケーションの試験を各プログラ
ムモジュール毎に区切って行った場合に、表示されてい
る各モジュールタイルを見ることで各プログラムモジュ
ールを実行したときにかかった時間を把握することがで
きるプログラムをコンピュータに実行させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのプログラム試験
装置1の要部の構成を示すブロック図。
【図2】図1の主記憶媒体16内のデータの構成を模式
的に示す図。
【図3】(a)、(b) 図1の補助記憶媒体18内の
データの構成を模式的に示す図。
【図4】図1のプログラム試験装置によって行われる業
務アプリケーションの試験を示すフローチャート。
【図5】(a)、(b) 図4の試験の実行中に表示さ
れる画面の一例を示す図。
【図6】図4の試験の終了後に表示される画面の一例を
示す図。
【符号の説明】
1 プログラム試験装置 11 CPU 12 表示装置 13 入力装置 14 RAM 15 主記憶装置 16 主記憶媒体 17 補助記憶装置 18 補助記憶媒体 19 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験プログラムを所定の条件において
    実行させ、この被試験プログラムの機能と性能とを試験
    するプログラム試験装置であって、 前記被試験プログラムのデータ処理を構成する複数のプ
    ログラムモジュールを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された各プログラムモジュールを表
    現する複数のモジュールタイルを記憶するモジュールタ
    イル記憶手段と、 このモジュールタイル記憶手段に記憶されたモジュール
    タイルを、前記被試験プログラムのデータ処理が実行さ
    れる際に実行される順序に対応して配置する配置手段
    と、 前記配置手段によって配置されたモジュールタイルの
    内、いずれかのモジュールタイルを指定すると、この指
    定されたモジュールタイルによって表現された前記プロ
    グラムモジュールについての試験を行う試験手段と、 該プログラムモジュールについての試験が行われている
    間、該プログラムモジュールを表現する前記モジュール
    タイルを他の前記モジュールタイルとは異なる色で表示
    する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とするプログラム試験装置。
  2. 【請求項2】 前記指定されたモジュールタイルによっ
    て表現されたプログラムモジュールについての試験を行
    う毎に、該試験に要した試験時間を計時する計時手段
    と、 この計時手段によって計時された試験時間を、前記各プ
    ログラムモジュールに対応付けて記憶する試験時間記憶
    手段とを更に備え、 この試験時間記憶手段に記憶された試験時間に基づい
    て、前記表示制御手段は、前記各プログラムモジュール
    に対応する前記各モジュールタイルの表示方法を変更す
    ること、 を特徴とする請求項1記載のプログラム試験装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータが実行可能なプログラムを
    格納した記憶媒体であって、 被試験プログラムのデータ処理を構成する複数のプログ
    ラムモジュールを表現する複数のモジュールタイルを、
    前記被試験プログラムのデータ処理が実行される際に実
    行される順序に対応して配置するコンピュータが実行可
    能なプログラムコードと、 これら配置されたモジュールタイルの内、いずれかのモ
    ジュールタイルが指定されることによって、この指定さ
    れたモジュールタイルによって表現される前記プログラ
    ムモジュールについての試験を行うコンピュータが実行
    可能なプログラムコードと、 前記指定されたモジュールタイルによって表現されるプ
    ログラムモジュールについての試験が行われている間、
    該プログラムモジュールを表現する前記モジュールタイ
    ルを他の前記モジュールタイルとは異なる色で表示する
    コンピュータが実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記指定されたモジュールタイルによっ
    て表現されるプログラムモジュールについての試験を行
    う毎に、該試験に要した試験時間を計時するコンピュー
    タが実行可能なプログラムコードと、 この計時された試験時間に基づいて、前記各プログラム
    モジュールに対応する前記モジュールタイルの表示方法
    を変更するコンピュータが実行可能なプログラムコード
    と、 を更に含むプログラムコードを格納したことを特徴とす
    る請求項3記載の記憶媒体。
JP23454097A 1997-07-24 1997-08-29 プログラム試験装置及び記憶媒体 Pending JPH1173343A (ja)

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JP23454097A JPH1173343A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 プログラム試験装置及び記憶媒体
US09/120,212 US6243858B1 (en) 1997-07-24 1998-07-21 Program construction assisting system
EP98113718A EP0893757B1 (en) 1997-07-24 1998-07-22 Program construction assisting system
DE69835919T DE69835919T2 (de) 1997-07-24 1998-07-22 Programmaufbauunterstützungssystem

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122785A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Japan Research Institute Ltd 情報処理装置、およびプログラム
CN111640162A (zh) * 2020-05-24 2020-09-08 中信银行股份有限公司 一种基于交通路网的测试结果展示方法、装置、设备和计算机可读存储介质

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CN111640162B (zh) * 2020-05-24 2024-01-23 中信银行股份有限公司 一种基于交通路网的测试结果展示方法、装置、设备和计算机可读存储介质

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