JPH1172881A - 写真フィルム帯の装填方法及び装置並びにカメラ - Google Patents

写真フィルム帯の装填方法及び装置並びにカメラ

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JPH1172881A
JPH1172881A JP10177048A JP17704898A JPH1172881A JP H1172881 A JPH1172881 A JP H1172881A JP 10177048 A JP10177048 A JP 10177048A JP 17704898 A JP17704898 A JP 17704898A JP H1172881 A JPH1172881 A JP H1172881A
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JP
Japan
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film
sheath
sheath member
scroll
frame assembly
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Application number
JP10177048A
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English (en)
Inventor
Dennis R Zander
デニス・ローランド・ザンダー
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera
    • G03B17/30Locating spools or other rotatable holders of coiled film

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムスクロールに加えられる圧力を維持
し得る、又は、スクロールが形成される際には軽減し得
るフィルム帯の装填方法を提供する。 【解決手段】 フィルム供給部内で実質的に円筒形のス
クロールスペースを規定するシース部材をフィルム供給
部内へ送り込み、上記シース部材を送り込む間に、スク
ロールを形成すべくフィルム帯をスクロールスペースに
送り入れ、上記フィルム帯を送り入れる間に、好ましく
は、実質的に一定の若しくは減少する圧力で、上記スク
ロールに対してシース部材を引っ張る。また、任意に、
上記シース部材を送り込む前に、実質的にフィルム供給
部にシース部材を取り込み、シース部材の第1端部をフ
ィルム供給部に取り付け、シース部材を部分的にフィル
ム供給部から引き出し、上記シース部材を送り込んだ後
に、シース部材の第2端部をフィルム供給部に取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真技術の装置及
び方法に、より詳しくは、フィルム巻取りガイド付きフ
ィルムローダ(loader),フィルム装填方法及びカメラ
フレームアッセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】種々さまざまなカメラ,フィルムカセッ
ト,バルクフィルム容器及びその同様のものは、円筒形
のフィルムロールとして、長く、比較的幅の狭いフィル
ム帯を保管する。(用語「フィルム」及び「フィルム
帯」は、ここで、物質的に同じものについて用いられ
る。)「フィルム」は、より一般的な用語として用いら
れる。「フィルム帯」は、フィルムが、広げられた際
に、長く幅狭の矩形状をなすことを強調したい場合に用
いられる。用語「フィルム供給部」は、フィルム帯を収
容するカメラ、カセット又は容器について用いられる。
多くの場合、フィルムのロールは、中央スプール又はコ
アの周りに巻かれる。他の場合には、費用、複雑さ及び
重量を軽減しようと、コアが削除されて、フィルムは、
コアのないロール、すなわち「スクロール」の形状をな
す。
【0003】スクロールは、単に、円筒形又はそれに類
似した形状の保管容器、若しくはカメラのフィルムチャ
ンバ内へフィルム帯を搬送することにより形成され得
る。例えば、その内部で、フィルムロールが、露光され
ていないフィルムをカートリッジ又はスプールから予め
巻き付けることにより形成されるカメラが種々知られて
いる。米国特許第1921559号及び米国特許第19
21560号は、全体として凹形の壁部を有する空のロ
ールチャンバへ予め巻き付けるスラスト式カートリッジ
カメラを開示している。この解決手段は、ロールが元の
位置に形成されるので、ロールの取り扱いが最小限で済
むという利点を有する。他方で、この解決手段は、所定
のカーリング特性(curling properties)をもつフィ
ルム帯の使用を必要としがちであるという問題を有し、
また、フィルム帯の長くなった場合に問題となる。
【0004】この問題に対する解決手段は、スクロール
の形成に際してその形状化を助ける器具を用いることで
ある。かかる器具を用いるスクロール形成方法は、スク
ロールの外側に作用する器具を用いる方法、また、スク
ロールの内側に作用する器具を用いる方法、並びに、内
側及び外側の器具を用いる方法に、大きく分類され得
る。外側に作用する器具であれば、フィルムをスクロー
ルする間に、フィルムを器具に対して取り付ける必要は
ない。以下の引用は、外部に作用する装置が用いられる
方法及び装置を開示するものである。
【0005】米国特許第3057573号は、スクロー
ルの直径が大きくなるにつれ、弾力的に離れる、向かい
合う3つのローラにより規定されるスクロールチャンバ
を備えたカメラを開示している。ローラの1つは固定さ
れている。他の2つは、移動可能なキャリアに設けられ
ている。米国特許第4440483号は、湾曲した壁部
及び弓形のレバーにより規定されるスクロールチャンバ
を有するカメラを開示している。このレバーは、チャン
バ内のフィルムスクロールに対して付勢するように、ば
ね部材によって押さえ付けられている。米国特許第32
88389号は、ラバー及びその同様のものによる可撓
性のあるバンド内のフィルムカートリッジにおけるスク
ロールの形成を開示している。上記バンドは、ホイル
(foil)又は他の可撓性材料によって内側を覆われてい
てもよい。更に、米国特許第2484248号は、金属
製のばね部材を有する同様のカートリッジを開示してい
る。これら各アプローチでは、フィルムを使用する間
に、フィルムスクロールがばね部材又は可撓性のあるバ
ンドの圧力を受ける。この圧力は、巻かれたフィルム帯
を引っ掻く惧れがあるので、好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の結果、形成され
るフィルムスクロールに対して付加される圧力が維持さ
れ得る、若しくは、スクロールが形成される際には軽減
され得るフィルムローダ,装填方法及びフィルムハウジ
ングを提供することが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は特許請求の範囲
により定義される。発明は、より広い様相において、フ
ィルム巻取りガイド付きフィルムローダ,フィルム装填
方法及びカメラフレームアッセンブリを提供する。上記
方法では、写真フィルム帯がフィルム供給部に装填され
る。シース部材が上記フィルム供給部内へ送り込まれ
る。シース部材は、フィルム供給部内で、実質的に円筒
形のスクロールスペースを規定する。シース部材が進む
間に、フィルム帯は、スクロールを形成するようにスク
ロールスペースへ進められる。フィルム帯が進められる
間に、上記シース部材は、スクロールに対して引っ張ら
れる。シース部材は部分的に引き出され、その後、フィ
ルム帯がフィルム供給部内へ送り込まれるのと共働し
て、フィルム供給部へ戻される。
【0008】本発明の少なくとも幾つかの実施の形態に
よる利点は、形成されるフィルムスクロールに対して加
えられる圧力が維持され得る、若しくは、スクロールが
形成される際には軽減され得るフィルムローダ,装填方
法及びフィルムハウジングが提供されることである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明で
は、可撓性のあるシース部材内のコア無しのフィルムス
クロールとして、写真フィルム帯をフィルム供給部に装
填するための方法および巻取りガイド(シース部材:sh
eath)付きフィルムローダが提供される。スクロール形
成の間に、上記シース部材がフィルム供給部内へ送り込
まれ、フィルム帯がフィルム源からシース部材により規
定されるスクロールスペースへ進められる。上記シース
部材及びフィルム帯が進められる間に、一定の、あるい
は、減少する圧力がシース部材により形成中のフィルム
スクロールに対して加えられる。スクロール形成の終了
時には、最小の圧力が、最終的なフィルムスクロールに
対して加えられる。これによって、引き続き行われるフ
ィルムの搬送の間に、フィルムを引っ掻く惧れが軽減さ
れる。フィルム供給部は、カメラのチャンバ、フィルム
容器、又は、カセット、若しくは、フィルムを保管する
他の品であり得る。フィルム源は、バルクロール又はよ
り短いフィルムロール若しくはフィルムカートリッジで
あり得る。本発明は、特にカメラに関して有用であり、
以下では、全体を通じて、カートリッジから本発明のカ
メラフレームアッセンブリの供給チャンバ内へフィルム
帯を予め巻き取る場合について説明する。しかしなが
ら、本発明は、記載された実施態様に限定されるもので
なく、また、ここでの記載事項と同様の考察が他の実施
態様にも適用できることは理解されるであろう。用語
「カメラフレームアッセンブリ」は、ここで、カメラの
完成品、若しくは、カメラの完成品を形成すべく、後に
他の部品と組み合わせられる未完成のカメラのサブユニ
ットを指して用いられる。
【0010】図1〜図10を参照して分かるように、フ
ィルム装填アッセンブリ10は、暗室の中、カメラフレ
ームアッセンブリ14内でスクロール100を形成する
ようにフィルム帯12を予め巻く。カメラフレームアッ
センブリ14は、カートリッジチャンバ18及び供給チ
ャンバ20を備えたカメラフレーム16を有している。
このカメラフレーム16は、上記チャンバ18,20間
に、中間部分、すなわち露光フレーム22を有してい
る。カートリッジ及び供給チャンバ18は、後方に面し
たのど部、すなわち開口部15,17を有している。上
記供給チャンバ20は、開口端部(不図示)又は連続し
た壁端部21を有することができる。上記供給チャンバ
20内には、可撓性のあるシース部材26が存在する。
【0011】上記フレームアッセンブリ14内には、フ
ィルムカートリッジ30が装填される。このカートリッ
ジ30は、キャニスタ32,スプール34及びフィルム
帯12を含むものである。フィルム帯12は、自由端部
40を備えた先導部分38と、キャニスタ32内のスプ
ール34に取り付けられる、末端部分又はトレーリング
部分42とを有している。フィルム装填に先立ち、フィ
ルム帯12の主要部分44及びトレーリング部分42
が、キャニスタ32内のスプール34の周りに巻き付け
られる。スラスト式カートリッジ30については、先導
部分38もまたスプール34に巻き付けられる。
【0012】上記供給チャンバ20は、供給スペース1
9を規定する側壁部24を有している。上記供給スペー
ス19の形態は、好ましくは供給スペース19が変形す
ることなくフィルムロールを収納するのに十分に大きい
ことを除いて、本発明にとって重要でない。上記フレー
ムアッセンブリ14は、フィルムスプール34又は他の
軸方向のフィルム支持体を持たず、その結果、フィルム
スペース27は空で、装填後は、フィルムロール100
及びスクロール形成部材を除いて、空のままである。
【0013】上記供給チャンバ20は、中央にある、す
なわち第1の突起部50と、反対側の末端にある、すな
わち第2の突起部52を有する。上記突起部50,52
は互いに対向しており、供給チャンバ20ののど部17
を規定する。上記突起部50,52の間隔は、最終的な
フィルムロール100の直径、及び、フィルム装填後に
最終的なフィルムロール100により占められる最終的
なロールスペース102の直径より小さい。各図に示さ
れる本発明の実施の形態では、末端の突起部52が、カ
ートリッジスプール34の軸51に平行な方向におい
て、2つのサブ突起部52a,52bに分割されてい
る。これらサブ突起部52a,52bは、スロット54
により隔てられている。上記フレームアッセンブリ14
は、供給チャンバ20にわたって、また、好ましくは、
チャンバ18,20及び中間部分22の両方にわたっ
て、後方の開口部、つまり後方のアクセス通路(図7に
破線28で示す)を規定している。本発明の特定の実施
態様では、向かい合う壁端部21及び突起部52a,5
2bを含む供給チャンバ20が、一体式のプラスチック
成形品である。
【0014】上記シース部材26は矩形で、対向する第
1及び第2端部46,48、並びに、それら端部の間に
あり、好ましくは端部に連続したメイン部分56を有し
ている。上記メイン部分56は、円筒形の弧状に湾曲
し、好ましくは上記供給チャンバ20の内壁部24によ
って束縛されない。メイン部分56は、スクロールスペ
ース102の略全周にわたって湾曲している。第1及び
第2端部46,48は、それぞれ、第1及び第2の突起
部50,52に接続され、実質的にはスクロールスペー
ス102の接線をなすのど部17に隣接している。第1
端部46は、接着剤又はその同様のものにより第1の突
起部50に固定されても、あるいは、第2の突起部52
に、取り外し可能に取り付けられてもよい。これによ
り、シース部材が、リサイクルされるカメラに再装填す
る際に交換される、若しくは、点検され、損傷がない場
合には再利用されることが可能となる。その代わりとし
て、好適ではないが、第2端部48が、装填物が抜き取
られたカメラフレームアッセンブリ14において、第2
の突起部52から取り外され、また、フィルムが装填さ
れたカメラフレームアッセンブリ14において、第2の
突起部52に永久固定されてもよい。
【0015】上記第2端部48、又は、第1及び第2端
部46,48の両方が、例えば小型のフック及びループ
材料等の機械的な固定手段の使用、あるいは、化学的
に、剥離可能な接着剤の使用など、種々の方法で、各突
起部50,52に取り付けられ得る。便宜的な取り付け
方法は、シース部材の端部46,48を各突起部50,
52に引っ掛けることである。シース部材の端部突起部
対における部材の一方が、フックの形状をなし、他方が
フック受け部の形状をなしている。
【0016】各図に示される実施の形態では、シース部
材26の各端部46,48が、シース部材26の全幅に
わたって、フック又は溝形状(trough shape)にカー
ルさせられている。第1端部46は、再度、略180度
折り曲げられている。第1の突起部50は、第1端部4
6を補足する形状をなす。フックのベル部57、つま
り、第1端部46の最も湾曲率の高い部分が、最も高い
ところにある。カメラフレーム16は、第1端部46の
再度折り曲げられた部分を受合う溝部55を規定すべ
く、第1の突起部50に隣接する隣接部分を有してい
る。これにより、装填の間に、フィルム帯12からシー
ス部材26の第1端部46の縁部が分離され、また、い
かなる場合にも、フィルム帯12が、上記第1端部46
に対して、小領域の湾曲面にわたって接触することが保
証される。第2端部52は、略45度でV字形に折り曲
げられている。上記第2の突起部52は、第2端部52
を補足する形状をなし、第2端部48は、その縁部59
が最も高いところにくるように,第2の突起部52に係
合している。上記第2端部48のフックにおける下側の
脚部61が、上記スプール34の軸を通過する平面に平
行な方向にて、第1端部46のフックにおけるベル部5
7と並列している。
【0017】上記シース部材26のメイン部分56は可
撓性及び弾力性を有し、緩和状態では、フラットであ
る、若しくは、僅かに湾曲している。上記メイン部分5
6が供給チャンバ20内にあり、その端部46,48が
突起部50,52に取り付けられる場合には、メイン部
分56は、滑らかな円弧状に湾曲する。実質的に円筒形
のスクロールスペース、つまりフィルムスペース102
が、上記メイン部分56により規定され、部分的に取り
囲まれている。上記シース部材26は、そのシース部材
26内でスクロールされるフィルム帯12よりも堅い、
すなわち可撓性に欠けている。本発明の方法において
は、これよりも可撓性のあるシース部材26では、フィ
ルム帯12を効果的に装填し得ないことと規定されてい
る。上記シース部材26は、また、それが、スクロール
の間に、上記供給チャンバ20内にゆっくりと前進させ
られるためには、十分に可撓性に富んでいることが好ま
しい。
【0018】図1〜図6に示される実施の形態では、上
記シース部材26が、正弦曲線形状とアーチ形状との間
で、柔軟に湾曲可能である。正弦曲線形状では、シース
部材26のメイン部分56が、両端部46,48の間
で、滑らかな正弦曲線の断面形状をなす(図2〜図4参
照)。アーチ形状では、上記メイン部分56が、両端部
46,48の間で、滑らかなアーチ曲線の断面形状をな
す。同様に、図14〜図19に示される実施の形態で
は、上記シース部材が、フック形状とアーチ形状との間
で、柔軟に湾曲可能である。
【0019】上記シース部材26は、プラスチック等の
シート材料で作られ、広く好適な実施の形態において、
約1ミル(約2.5×10-2mm)から約7ミル(約1
8×10-2mm)までの範囲の厚さを有する。この実施
の形態では、シース部材26が、フィルム帯12の弾性
率よりも大きい弾性率を有する。厚さ及びシース部材2
6に用いられる材料は共に、異なる剛性のフィルム帯を
スクロールするシース部材26の弾力性を変えるために
変更可能である。シース部材26は、比較的低い摩擦係
数(例えば約0.3よりも低い)を有することが好まし
い。これにより、フィルム帯12の自由端部40が、シ
ース部材26内でうずを巻くことが容易となり、また、
スクロールを巻く間に、フィルム帯12が引っ掻かれる
惧れが軽減される。
【0020】カメラフレームアッセンブリ14は、ま
た、カメラフレーム16に予め組み込まれている他のカ
メラ構成部品を含むことができる。例えば、カメラフレ
ームアッセンブリ14は、バフル(baffle),レンズシ
ステム及びシャッタのようなサブ構成部品を1つ又はそ
れ以上含む露光システム58を有することが可能であ
る。フレームアッセンブリ14は、フィルム計量、又
は、フィルム計量及びフィルム搬送の両方のために、中
間部分22に隣接しフィルム貫通孔(不図示)に係合す
るフィルム係合部材(図2で半円60により模式的に示
される)を備えたカメラフィルム駆動部を有することが
できる。かかる各種カメラフィルム駆動部は、当該技術
分野における熟練者によく知られている。かかる駆動部
では、上記フィルム係合部材が、直線上で往復運動する
歯止め用ポールであり得る。しかしながら、フィルム係
合部材としては、スプロケットが、より一般的に用いら
れる。タイプ135(35mm)に関した多くのフィル
ム駆動部では、スプロケットが、連続的に歯の付けられ
た歯車である。スプロケットは、フィルムの動きととも
に回転する。しかし、いかなる場合にも、スプロケット
の一部は、中間部分22から後方に向かって延びてい
る。APSフィルムについての幾つかのフィルム駆動部
において、例えば、1993年6月14日出願の日本公
開番号7−5526号では、上記フィルム係合部材が、
スケータ(skater)、若しくは、長円形の歯車が長軸の
各端部における一対の歯部及び短軸の各端部における歯
のない部分を有する完全に歯の揃っていないスプロケッ
トである。従来のスプロケットタイプの幾つかのフィル
ム搬送機構を用いた場合、予め巻く間に、上記スプロケ
ット又は他のフィルム係合部材の上方にフィルムを持ち
上げることが必要である。幾つかのスケータタイプのよ
うな、他のフィルム搬送機構を用いると、フィルムは、
スケータ又は他のフィルム係合部材を、それを回転させ
る、さもなければ動かすことなく通過することができ
る。異なる実施の形態において、本発明の装置及び方法
は、いずれかのタイプのフィルム搬送機構に適応するこ
とができる。
【0021】本発明の装置10は、レシーバ62,カー
トリッジ装填,フィルム搬送及びフィルム回転用の可動
構成部品64を含んでいる。上記レシーバ62は、所定
の装填位置14a、つまり、可動構成部品64に対応し
た一連の位置14aにおいて、カメラフレームアッセン
ブリ14又は他のハウジングを支持する。上記レシーバ
62は、他の構成部品64に対して所定の関係を有し、
その結果、組立の間に、所定の相対位置、若しくはチャ
ンバ18,20、のど部15,17、中間部分22及び
後方の開口部28の各々についての位置を規定する。
(それらの位置は、フレームアッセンブリ14の形態に
対応するもので、レシーバ62及び装置10の他の構成
部品64の相対位置等の物理的な制約を調整することに
より、特定のフレームアッセンブリ14について必然的
に予め決定される。)上記レシーバ62は、カメラフレ
ームアッセンブリ14を受合うことができる、あるい
は、パレット又はネスト66若しくはその同様のものを
受合うように適応し得る。その場合には、カメラフレー
ムアッセンブリ14は、パレット66に対して所定の関
係に保持される。ここでは、順に、上記レシーバ62に
より所定の装填方向に保持される。上記パレット66上
には、カメラフレームアッセンブリ14及びレシーバ6
2の位置を容易に調整できるように、インデックス部6
8を設けることができる。フレームアッセンブリ14
は、パレット66上に予め設けられたレシーバ62に備
え付けられてもよく、あるいは、パレット66及びフレ
ームアッセンブリ14が、レシーバ62に組み付けられ
てもよい。
【0022】上記レシーバ62は、自動化されたアッセ
ンブリ作業をサポートする各種の手段を有することがで
きる。例えば、上記レシーバ62は、本発明の装置10
と1つ又はそれ以上の他のアッセンブリステーションと
の間で、若しくは、本発明の装置10の異なる構成部品
64を有するステーション72間で、カメラフレームア
ッセンブリ14を移動させるために、移動システム又は
位置決め装置70を有することができる。例えば、図1
では、位置決め装置70(概略的に示される)が、図の
平面に垂直な方向に、カメラフレームアッセンブリ14
を移動させるためのコンベヤ又はトラック(track)で
あり得る。装置10の構成部品64は各々、構成部品6
4が使用に際して作動位置に延びるように、また、作動
の間に動作システム70の空の保管位置に引込むことが
できるように、引込み−延長ユニットのような作動機構
74を有し得る。(ある構成部品64についての動作の
方向は、図11で二重矢印75により示されている。)
上記作動機構74は、また、動作を構成部品64に伝え
るために、ロータリ又はリニア駆動部のような他の部品
を有することができる。便宜上、ここでの議論は、全体
的には、本発明に係る装置10の他の構成部品64に関
して静止しているようなレシーバ62を対象にしてい
る。
【0023】主として図10を参照して分かるように、
装置10は、カートリッジチャンバの位置にカートリッ
ジ30を位置決めするためのカートリッジムーバ76を
含むことができる。カートリッジムーバ76は、単に掴
み置き機構であり得る、若しくは、付加的な機能を備え
得る。本発明の実施態様では、図10に示されるよう
に、カートリッジムーバ76が、それがカートリッジ3
0をカートリッジチャンバ18の位置に位置決めするこ
とを可能とする真空グリッパ78を有している。もしカ
メラフレームアッセンブリ14が、振動又は他の動作を
防止する手段を欠いていれば、フィルム巻きの間に、カ
ートリッジチャンバ18内にカートリッジ30を保持す
るのに、真空グリッパ78又はホールドダウン(不図
示)が使用され得る。この実施態様において、カートリ
ッジムーバ76は、また、遮光開閉駆動部材80及びス
プール回転体82をサポートする。上記遮光開閉駆動部
材80は、カートリッジチャンバの位置におけるカート
リッジ30の位置決めに先立ち、アドバンスト・フォト
システムTM(APSTM)カートリッジのような、適切な
フィルムカートリッジ30の遮光開閉駆動部材を開くよ
うに旋回する。これにより、カメラフレームアッセンブ
リ14は、処理に際したカートリッジの取り出しに先ん
じて、遮光開閉駆動部材を開き位置に保持する戻り止め
(不図示)を有することが可能となる。上記スプール回
転体82は、APSカートリッジ30のスプール34に
係合し、フィルムをカートリッジ30からスラストする
ようにスプールを回転させる。
【0024】上記装置10は、カートリッジチャンバ1
8の位置から供給チャンバの位置へ延びるフィルム経路
84を規定している。(図1〜図7及び図9では、上記
フィルム経路84がフィルム帯12により占められてお
り、フィルムブリッジ86が、中間部分22にわたって
配置され、フィルム経路84の一部を規定している。) 装置10は、フィルム帯12を上記フィルム経路84に
沿って供給チャンバ20ののど部17へ進めるための、
フィルム経路84に作業上関連して配置されたフィルム
搬送部88を有している。フィルム搬送部88は、フィ
ルムをフィルム経路84に沿って移動させるべく、駆動
ローラ、又はベルト、若しくは他の従来のフィルム搬送
デバイスを用いることができる。スラストタイプのフィ
ルムカートリッジ30を用いた場合には、前述したよう
なスプール回転体もまた利用することができる。
【0025】フィルムブリッジ86の使用は、カメラフ
ィルム駆動部が、中間部分22へ連続的に延びる従来の
スプロケットのようなフィルム係合部材60を有する発
明の実施態様において都合がよい。フィルムブリッジ8
6は、フィルム経路84を中間部分の位置から隔てて、
カメラフィルム駆動部の係合部材60からフィルム帯1
2を分離させる。このため、フィルム駆動部の係合部材
60が、ロール形成の間に、その機能について抑止され
る、あるいは、それと同様の作用を与えられる必要はな
い。他の幾つかの実施態様では、フィルム係合部材60
が、スケータ又はその同様のもので、フィルムを巻く間
に、中間部分22に延びないように位置決めされ得る。
これらの実施態様では、フィルム巻きがフィルム係合部
材50上で自由に通過することになるため、フィルムブ
リッジ86の使用は強制的なものでない。フィルム保持
フィンガを有するフレームアッセンブリ14を用いても
よい。かかるフレームアッセンブリは、ダグラス・H・
ピアソン(Douglas H.Pearson)による1997年2
月6日出願の「カメラの組立てを簡単化するためのフィ
ルムホルダを備えたメイン本体部分及び挿入可能な遮光
手段を有する1回使用カメラ」と題された米国特許出願
第08/796155号に開示されており、引用するこ
とにより、ここに組み込まれる。上記フィルム保持フィ
ンガは、フィルム帯12を規定し、フィルム経路84の
一部に沿ってフィルムギャップ17へ導くものである。
フィルム入口89が、供給チャンバ20内へ続いてい
る。
【0026】上記フィルムブリッジ86は、種々の形態
を採用することができる。このフィルムブリッジ86
は、フィルム搬送部88を有する、あるいは、ブリッジ
86は、フィルム搬送部88から切り離され得る、若し
くは、上記フィルム搬送部88は、1つ又はそれ以上が
フィルムブリッジ86に組み込まれ、また、1つ又はそ
れ以上がフィルムブリッジ86から分離した複数の駆動
素子を有することができる。各図は、幾つかの異なるフ
ィルム搬送部88及びフィルムブリッジ86を示してい
る。
【0027】図1〜図6及び図10では、上記フィルム
ブリッジ86が全く用いられず、上記フィルム搬送部8
8は、結果としてのカメラ内でほぼフィルム面の高さに
置かれた第1及び第2のキャプスタンローラ92,94
間にあるツマミ90を備えたキャプスタン駆動部87で
ある。この実施の形態では、上記カメラフレームアッセ
ンブリ14が、供給チャンバ20の外側を除いて、隣接
した上側開口部(符号96で示される)を有している。
この上側開口部により、下側の、すなわち第2のキャプ
スタンローラ94が、上記フレームアッセンブリ14に
入り、フィルム搬送に際した使用位置をとることが可能
となる。上記キャプスタンローラ92,94は、矢印1
72,174により示される方向に回転する。下側のキ
ャプスタンローラ94は、その代わりとして、カメラフ
レームアッセンブリ14内に設けられる類似したローラ
94a(図6に示される)により置換され得る。
【0028】図7では、循環ベルト機構の形式にあるフ
ィルムブリッジ86が、カメラフレームアッセンブリ1
4の中間部分22にわたって配置されている。循環ベル
ト98は、フィルム帯12とカメラフレームアッセンブ
リ14の中間部分22との間に配置され得る、あるい
は、図1に示されるように、フィルム帯12上にて延在
し得る。上記機構42は、ベルト駆動部104、及び、
上記ベルト98を位置決めして引っ張るアイドラ(idle
r)106を有している。フィルム帯12を覆う循環ベ
ルト98は、孔部(不図示)を有することができ、搬送
に際し、ベルト98に対してフィルム帯12を引っ張る
真空をもたらし、また、フィルム帯12に対して圧縮ガ
スを指向させ、あるいは、ベルト98からフィルム帯を
解放するために重力を利用する真空圧縮ガスユニット1
08を含むものである。上記フィルム駆動部は、循環ベ
ルト機構のベルト駆動部、及び、上記供給チャンバ20
に隣接する分離したキャプスタン87を有する。図5に
示されるように、キャプスタン87は、結果としてカメ
ラにおいてほぼフィルム面の高さに置かれた第1及び第
2のキャプスタンローラ92,94間にあるツマミ90
を規定するように位置決めされる。カメラフレームアッ
センブリ14は、供給チャンバ20の外側に、また、フ
ィルム経路84の下側に、スクロールの間に第2のキャ
プスタンローラ94を受合う凹部、つまり溝部110を
有する。
【0029】類似した実施態様が図3に示されるが、こ
の場合には、循環ベルト機構が、タートルバック112
により置き換えられている。上記タートルバック112
が、フィルム帯12に対してもたらす摩擦は最小である
ことが好ましい。上記タートルバック112は、孔部,
エアクッションをもたらすための圧縮ガス連結、又は、
ロータリベアリングのような1つ又はそれ以上の摩擦軽
減手段(図7でアイテム113により示される)を備え
ることができる。適切なフィルムブリッジ86のまた別
の例は、米国特許第5125630号に開示されるよう
な真空シャトルである。
【0030】フィルムブリッジ86は、レシーバ62に
関係して配置され得る、あるいは、位置決め手段70
は、中間部分の位置にわたる使用位置と該使用位置から
隔てられた静止位置との間で、フィルムブリッジ86を
上記レシーバ62に関係して移動させるために設けられ
得る。カートリッジムーバ76のような他の構成部品6
4は、各作動位置および静止位置76a,64a及び7
6b,64bの間で、同様に再配置され得る。
【0031】上記フィルム搬送部は、フィルム帯12を
供給チャンバ20へ向かわせるように位置決めされた1
つ又はそれ以上のガイド部114を含んでいてもよい。
1つ又はそれ以上のガイド部114は、好ましくは、中
央で切り欠かれ、さもなければ、フィルム帯12のイメ
ージ領域との接触をなくする、あるいは、最小限に抑制
するように形状付けられている。上記装置10は、レシ
ーバ62上で、自由に利用出来るシース移動部材116
を有している。シース移動部材116は、スクロールの
間に、シース部材26を供給チャンバ20へ送り出す。
【0032】上記シース部材26のメイン部分56は、
スクロールの間に、まず、供給チャンバ20内へ取り込
まれる。この場合、シース移動部材116の動作は、シ
ース部材26を供給チャンバ26に送ることに制限され
得る。シース部材26の第1端部46は、また別の処置
で、第1の突起部50に取り付けられ得る。これらの目
的に適した機構は、コスト及び速度等の関連した要求に
対応するように、簡単な若しくは複雑な形態をとること
ができ、また、もし必要ならば、第1端部46が取り付
けられ、シース部材26が手動で送られる。
【0033】本発明の広く好適な実施の形態では、上記
シース移動部材116が、予めフィルム供給部に予め取
り込まれたシース部材26の第2端部48に係合し、シ
ース部材26のメイン部分56を部分的に引き出し、そ
して、フィルムスクロールの間に、シース部材26を供
給チャンバ20へ送り返す。上記シース部材26のシー
ス移動部材56がシース部材26の第2端部48を引っ
掛ける直前に、あるいは、より早い時期に、上記シース
部材26のメイン部分56が、供給チャンバ20に取り
込まれ、端部46,48が、各突起部50,52に取り
付けられる。例えば、上記シース部材26は、カメラフ
レームアッセンブリ14の利用及びリサイクルの前に、
取り込まれてもよい。露光済みのフィルムは、当然なが
ら、再利用のためにカメラフレームアッセンブリ14を
リサイクルするに先立ち、処理に際して取り除かれる。
【0034】上記シース移動部材116は、シース部材
26をシース引っ掛け部118に係合させる。シース引
っ掛け部118は、シース部材26の第2端部48に係
合するのに適している。シース引っ掛け部118が第2
端部48に係合する方法は、特定のタイプの第2端部4
8について適切でなければならないが、他の点では重要
でない。例えば、シース引っ掛け部118は、真空グリ
ッパ,一対の向かい合ったジョー,シース部材26上の
受け部に嵌合するフック,シース部材26上のフックに
嵌合する受け部、若しくは、他の機械的な部材であり得
る。上記シース引っ掛け部118は、溶けた加熱溶融接
着剤のような、仮接着剤又はその同様のものを用いるこ
とが可能であるが、この場合、これら及び他の非機械的
な係合は好ましくない。
【0035】上記シース引っ掛け部118が第2端部4
8に係合する前に、シース部材26は、実質的に円筒形
である最終的なスクロールスペース102を規定し、全
体にわたってその周縁をなしている。(用語が暗示する
ように、最終的なスクロールスペース102は、ほぼ同
じ直径を備えて始まり、フィルムスクロール後に終了す
る。)シース部材26が、シース移動部材116により
最大限に引き出された後には、残りの、つまりシース部
材26のメイン部分56の内側部120は、供給チャン
バ20内にあり、初期スクロールスペース102aを規
定して、全体にわたりその周縁をなしている。引き出し
の間に、また、シース部材送出し(以下で説明する)の
間に、供給チャンバ20内にあるシース部材26の残り
の部分が、ひき続き、中間スクロールスペース102b
を規定する。スクロールスペースの大きさは、初期スク
ロールスペース102aから中間スクロールスペース1
02bまで、更に、それから最終的なスクロールスペー
ス102へ連続して増す。初期スクロールスペース10
2a,最終的なスクロールスペース102及び中間スク
ロールスペース102bは全て、実質的に円筒形である
ことが好ましい。言い換えれば、スクロールの間に供給
チャンバ20内にあるシース部材26の残りの部分12
0は、常に、例えば、概略的には断面について双曲線状
の(hyperbolic)、つまりねじれた形をしている。この
ことは、形成中のフィルムスクロールの変形、及び、結
果的な引っ掻き、若しくは、他のフィルムダメージの防
止を助ける。
【0036】実質的に円筒形の初期及び中間スクロール
スペースは、シース部材送りの間に、若しくは、便宜
上、シース部材送り及びシース部材引き出しの両方の間
に、シース部材26のメイン部分56の残りの部分12
0を曲線又はループ状に強制して、メイン部分56の外
側の、つまり引き出された部分136を、残りの部分1
20に関して外側に折り曲げることによりもたらされ
る。外側部分136は、湾曲した又は直線的な形状を有
することができる。シース部材26の残りの部分120
が一様に湾曲させられること、及び、残りの部分120
と外側部分136との間の継ぎ目121は、支持体に対
して付勢している。このことは、フィルムをスクロール
する間に、シース部材26が振動する惧れを軽減する。
図1〜図6に示される本発明の実施の形態では、上記シ
ース部材26が、一方はスクロールスペースを規定し、
他方が供給チャンバ20の外側にあらわれる2つのロー
ブ(lobe)を有する正弦曲線をなすように曲げられてい
る。用語「正弦曲線」及びその類語は、文字「S」又は
数字「8」若しくはその同様のものに近い断面形状を有
するアイテムを指して用いられる。図14〜図19に示
される本発明の実施の形態では、メイン部分56が、ス
クロールスペース、及び、直線状の又は供給チャンバ2
0の外側へ僅かに曲がった柄部(shank)を規定するフ
ックのベル部を備えたフック形状をなすように曲げられ
る。
【0037】特に図1〜図6に示される本発明の実施の
形態を参照して分かるように、シース移動部材116
は、切込みを付けられた外周部を備えた短い円筒形状を
なす。外周部にて空いた切込み122は、円筒の長手方
向、つまり軸方向に沿った均一な断面を有する。切込み
断面は、環状の円筒断面の交差する弦に沿って延びる2
側面で略三角形をなす。3番目の側面は、全体として環
状の円筒断面の外周部に並列する開口部である。上記切
込み122の一側面(各図に示される実施の形態では最
も短い側面)は、シース引っ掛け部の係合面の一方、す
なわち、円筒形のシース移動部材116の切込み122
及び残りの外周部により規定される歯部118をなして
いる。この歯部の他方の係合面126は、上記シース移
動部材116の外周部の一部である。
【0038】上記シース移動部材116は、その軸まわ
りの回転用の駆動部128に連結されている。上記駆動
部128は、スクロール100が形成される間に、シー
ス移動部材116を正確に旋回させ得る、サーボモータ
又はステップモータ、若しくは、ギアトレイン、あるい
は、その同様のものである。各図に示される実施の形態
によれば、使用位置において、上記シース移動部材11
6は、供給チャンバ20ののど部17に配置され、第2
突起部52の2つのサブ突起部52a,52bの間のス
ロット54を通じて下方へ延びる。シース移動部材の軸
130は,カートリッジスプール34の軸に平行であ
る。
【0039】各図に示される本発明の方法では、フィル
ムカートリッジ30が、まず、掴まれ、カメラフレーム
アッセンブリ14のカートリッジチャンバ18内に配置
される。カートリッジ移動部材76は、カートリッジチ
ャンバ18内にフィルムカートリッジ30を容易に配置
することができる、若しくは、供給部(不図示)からカ
ートリッジ30を取り上げ、カートリッジチャンバ18
へ移動させて、フィルムの巻取りが完了するまで、所定
位置にて、カートリッジ30を掴む、さもなければ保持
することができる。このことは、カメラフレームアッセ
ンブリ14が、フィルムを巻取る間におけるフィルムカ
ートリッジ30の振動若しくは他の動きを防止する手段
を欠く場合に、特に都合が良い。カートリッジチャンバ
の位置にカートリッジ30が配置される前に、遮光開閉
駆動部材80が、アドバンスト・フォト・システム
TM(APSTM)等の適切なフィルムカートリッジ30の
遮光開閉部材を開くように旋回させられ得る。これによ
り、カメラフレームアッセンブリ14が、フィルム使用
中に遮光開閉駆動部材をその開き位置にて保持する戻り
止め(不図示)を有することが可能となる。
【0040】上記シース移動部材116は、スロット5
4内に落とし込まれる。シース移動部材116の軸は、
供給チャンバ20の外側に残る。上記シース部材の両端
部46,48は、各突起部50,52へ取り付けられ
る。シース移動部材116は、第1の方向に向けられ
る、若しくは、必要であれば、その方向へ、カメラフレ
ームアッセンブリ14に関して、シース移動部材の軸1
30まわりに回転させられる。第1の方向において、シ
ース引っ掛け部118は、シース部材26の第2端部4
8及び第2突起部52から外側へ変位させられる。第1
の方向におけるシース引っ掛け部118の絶対的な位置
は、不可欠ではない。典型的な第1の方向が、図1に示
されている。
【0041】図1及び図8を参照して分かるように、上
記シース移動部材116は、その後、矢印132により
示される方向に回転させられる。これは、矢印134に
より示される、フィルム搬送の間に、カートリッジ30
のスプール34がとる回転方向と同じ方向である。シー
ス移動部材116の回転は、シース引っ掛け部118
が、スロット54内に挿入される第2の方向(不図示)
をとり、係合面124,126が、シース部材26の第
2端部48に係合するまで継続される。シース移動部材
116の回転は、シース引っ掛け部118がシース部材
26の第2端部48に係合したまま継続される。第2端
部48は、第2突起部52から外れ、第2突起部52の
外側に変位させられ、シース部材26のメイン部分56
は、供給チャンバ20から引き出され始める。シース部
材26のメイン部分56の外側部136は、それが引き
出されるにつれて、シース移動部材116のローラ表面
138に巻き付く。シース部材26のメイン部分56
は、ローラ表面により連続してサポートされるシース部
材の残りの部分120と外側の部分136との間の継ぎ
目121を備えて、次第に変化する正弦曲線の形状をと
る。各図に示される実施の形態では、シース移動部材1
16がローラ表面138において最大直径を有し、それ
は、初期スクロールスペース102aの直径とほぼ同じ
サイズである。このサイズのシース移動部材116は、
のど部17の過度の部分を占めることなく、スロット5
4内に容易に嵌合し得るので、都合が良い。
【0042】シース移動部材116の回転は、そのシー
ス移動部材116が図2に示されるような第3の方向を
とる(この時点で、シース移動部材116の回転は停止
する)まで継続する。第3の方向では、供給チャンバ2
0におけるシース部材26の残りの部分120が、初期
フィルムスペース102aを規定するサイズに達する。
初期フィルムスペース102aのサイズは、シース移動
部材116の回転度を制御することにより調整され得
る。より大きな初期スクロールスペース102aは、ス
クロール完了後に同じ外径の最終的なスクロール100
をもたらすとともに、スクロール完了時のクロックスプ
リング(規則的なゆるみ)を最小限に抑制するために、
より短いフィルム帯12について利用されてもよく、こ
れにより、引っ掻きやその同様のものによるフィルムの
破損の惧れを軽減することができる。特定の長さのフィ
ルム帯についての初期スクロールスペースのサイズの調
整と合わせて、所望の長さへのフィルム帯の切断を制御
するには、制御ユニット(不図示)が用いられてもよ
い。
【0043】上記フィルム帯12は、シース部材26の
外側部分136の引き出しの前に、その間に、若しく
は、その後に、まず、供給チャンバ20へ送られる。フ
ィルム帯12の自由端部40は、シース部材26及びフ
ィルム帯12に対して可能性のあるダメージを回避すべ
く、また、供給チャンバ20の外側でのフィルム帯12
の誤ったガイドの危険を回避すべく、引き出しの間、シ
ース部材26から隔離されることが好ましい。フィルム
帯12は、フィルム搬送部88により、カートリッジ3
0からフィルム経路84に沿って送り出され、フィルム
帯12の自由端部40が、供給チャンバ20に入る。上
記フィルム搬送部がフィルム帯12を送る方法は、フィ
ルムのタイプやカメラフレームアッセンブリの特性に関
して変更され得る。APSカートリッジのようなスラス
ト式のフィルムカートリッジを用いた場合には、スプー
ル回転子82がカートリッジ30のスプール34に係合
し、フィルム帯12をカートリッジ30からスラストす
るようにスプール34を回転させる。上記フィルム搬送
部88は、スプール回転子に限定されてもよい、あるい
は、スプール回転子82に取って代わる若しくはそれと
共働するキャプスタン等の他の機構を有してもよい。前
述したようなカメラフレームアッセンブリのフィルム駆
動部に従って、フィルムブリッジ86が、フレーム16
の中間部分22にわたり配設され得る。上記自由端部4
0が供給チャンバ20に到達した場合に、それを光学的
に又は別の方法で感知するために、検出器(不図示)が
配設され得る。
【0044】図3を参照して分かるように、フィルム帯
12のメイン部分44は、続いて、初期スクロールスペ
ース内に送られる。フィルム帯12が送られるにつれ
て、シース部材26のメイン部分56の外側部分136
が、矢印117に示される方向でのシース移動部材11
6の回転により、供給チャンバ20内へ送り戻される。
極めて好ましくは、シース部材送りの速度は、フィルム
帯12の送りと調整される。上記シース移動部材116
がシース部材26を引っ張り、結果として、スクロール
形成中及び形成後に、フィルムスクロールの最も外側の
巻きに対し、圧力が加えられるが、スクロールする間
に、シース部材がフィルム帯12の巻きの縮れを強制す
ることは好ましくない。かかるスクロールの縮れの発生
は、引っ掻き又は他のフィルムのダメージをもたらし易
い。スクロールスペースは、追加のスペースが必要とな
るにつれて、蓄積されるフィルムスクロールの巻きを収
納するように、そのサイズについて増加することが好ま
しい。言い換えれば、上記シース部材26は、フィルム
スクロールの外径における増加の速度に一致する、ある
いは、僅かに超える速度で、供給チャンバ20内へ送ら
れることが好ましい。このことは、駆動部128におい
て一定のトルクを維持することにより、便宜的に行われ
る。
【0045】図4及び図5を参照して分かるように、フ
ィルム帯12の送りが継続されると、フィルムスクロー
ル100b及びスクロールスペース102bが大きくな
る。フィルム経路84においては、摩擦の軽減が行われ
てもよい。例えば、エアクッションをもたらすように、
フィルムブリッジ86の真空/エアベルト98における
孔部を通してエアが吹き出されてもよい。スクロール
は、フィルム帯12のメイン部分44が初期フィルムス
クロール100a上に巻き付けられるまで継続されて、
完全に巻き取られた最終フィルムスクロール100が形
成される。フィルム帯12の残り、つまりトレーリング
部分42は、フィルムカートリッジ30におけるスプー
ル34に取り付けられた状態に残り、巻取り後、上記中
間部分22を横切って、最終フィルムスクロール100
に延びる。フィルム搬送部88は、過度の応力がトレー
リング部分42に加えられる前に停止させられる。この
ことは、種々の方法でなされ得る。例えば、センサ(不
図示)を用いて、トレーリング部分42への到達によ
り、フィルム搬送部88における荷重の増加を検出して
も、若しくは、フィルムスプール又はまた別の回転部分
の回転をカウントしても、あるいは、フィルムロールへ
向かうフィルム帯12の長さ又は領域をトラックしても
よい。また、あるいは、フィルムを所定時間巻き付けて
もよい。これらの解決手段のいずれかを用いた場合、過
度の応力に適応するように、フィルム搬送部88に、ス
リップクラッチ(不図示)を設けることができる。
【0046】図14〜図19に示される本発明の実施の
形態は、シース移動部材116の動きが回転よりもむし
ろ直線的であることを除いて、上記と同様の方法で作用
する。シース移動部材116の上側部分は、図示されて
はいないが、矢印140,142により示される方向で
の動作のためのリニアアクチュエータ又は他の同様の機
構に連結されている。本発明の他の実施の形態について
は、各動作の調整,高速化及び良好な制御が可能となる
ことから、シース部材及びフィルム帯の動作が自動化さ
れた機構により制御されることが極めて好ましい。しか
しながら、本発明の方法は、シース部材及びフィルムの
動作を手動で制御する場合にも実行可能である。
【0047】図1〜図6及び図14〜図19の両方の実
施態様を参照して分かるように、フィルム帯12のメイ
ン部分44がスクロールを終えた場合に、上記シース引
っ掛け部118が、第2突起部52のサブ突起部50,
52の間にあるスロット54に再び入る。上記シース部
材26の第2端部48は、第2端部52に再び掛止す
る。シース移動部材116の回転、若しくは直線的な動
作は、図5及び図18に示されるように、シース移動部
材116が再度第1の方向をとるまで続く。このとき、
シース移動部材116及び上側のキャプスタンローラ9
2のような他の装置構成部は、図1〜図6及び図14〜
図19に示されるように、カメラフレームアッセンブリ
14(更に別の処理に際しては、このカメラフレームア
ッセンブリに沿って移動させられる)に関して、非使用
位置に移動させられてもよい。フィルムブリッジ86を
有する本発明の実施態様では、上記カメラフレームアッ
センブリ14が、まず、フィルムブリッジ86に対して
変位させられ、また、フィルム帯12における弛みが、
フィルム帯12の一部をカートリッジ30内に引き戻す
ことにより、あるいは、フィルム帯12の一部を駆動ロ
ーラ(不図示)又はその同様のものを用いて駆動させる
ことにより取り除かれる。
【0048】上記シース移動部材116は、フィルムブ
リッジ86及びカートリッジ移動部材76の場合と同じ
方法で、他の構成部品64とともに、若しくは別個に、
使用位置と静止位置との間に移動するように設けられ得
る。当該技術分野における熟練者には、構成部品64の
動作に適した駆動手段,リニアアクチュエータ及びその
同様のものがよく知られている。シース部材26は、フ
ィルム帯12の縁部のみに接触するように位置決めされ
る2つのサブユニット又はバンド(別個に示されていな
い)を備えるべく、凹部を設けられる、あるいは、全体
にわたって又は部分的に分割され得る。このことによ
り、フィルム帯12のイメージ領域に対するダメージの
惧れは軽減される。上記ガイド及びフィルム搬送部88
は、同様に、取り除かれる、若しくは切り欠かれる。
【0049】フィルム搬送部88及びシース移動部材1
16が、カメラフレームアッセンブリ14から離された
後、カメラフレームアッセンブリ14の後方開口部28
は遮光式に閉じられる。図14を参照して分かるよう
に、本発明の特定の実施態様では、このことが、チャン
バ18,20及び中間部分22上に遮光後部カバー15
4を、また、カメラフレームアッセンブリ14上に遮光
前部カバー156を配置することにより達せられる。結
果としてのカメラフレームアッセンブリは、完成したカ
メラであり得る、若しくは、他の組立作業において完成
され得る。前述した特徴に加えて、フィルムカートリッ
ジ30及びフィルムスクロール100を含み、また、カ
メラは、当該技術分野における熟練者によく知られる他
の従来のカメラ特徴部を有することができる。
【0050】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、形成されるフィルムス
クロールに対して加えられる圧力を維持する、若しく
は、スクロールが形成される際に軽減するため、フィル
ムへのダメージの惧れをなくする、あるいは、軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る方法における第1
段階での装置及びカメラフレームアッセンブリの部分的
な説明図である。
【図2】 上記方法における第2段階での装置及びカメ
ラフレームアッセンブリの部分的な説明図である。
【図3】 上記方法における第3段階での装置及びカメ
ラフレームアッセンブリの部分的な説明図である。
【図4】 上記方法における第4段階での装置及びカメ
ラフレームアッセンブリの部分的な説明図である。
【図5】 上記方法における第5段階での装置及びカメ
ラフレームアッセンブリの部分的な説明図である。
【図6】 上記方法における第6段階での装置及びカメ
ラフレームアッセンブリの部分的な説明図である。
【図7】 上記装置のレシーバ及びフィルムブリッジを
示す説明図である。
【図8】 他の実施の形態に係るフィルムブリッジを備
えたカメラフレームアッセンブリの説明図である。
【図9】 フィルムスクロール及び後方の開口部を閉じ
る背面カバーの取り付け後のカメラフレームアッセンブ
リの説明図である。
【図10】 本発明のまた別の実施の形態に係る装置及
びカメラフレームアッセンブリの斜視図である。
【図11】 本発明のまた別の実施の形態に係る装置の
斜視図である。
【図12】 本発明の更に別の実施の形態に係る装置の
斜視図である。
【図13】 本発明のまた別の実施の形態に係る装置の
分解斜視図である。
【図14】 本発明の更に別の実施の形態に係る方法に
おける第1段階での装置及びカメラフレームアッセンブ
リの部分的な説明図である。
【図15】 上記更に別の実施の形態に係る方法におけ
る第2段階での装置及びカメラフレームアッセンブリの
部分的な説明図である。
【図16】 上記更に別の実施の形態に係る方法におけ
る第3段階での装置及びカメラフレームアッセンブリの
部分的な説明図である。
【図17】 上記更に別の実施の形態に係る方法におけ
る第4段階での装置及びカメラフレームアッセンブリの
部分的な説明図である。
【図18】 上記更に別の実施の形態に係る方法におけ
る第5段階での装置及びカメラフレームアッセンブリの
部分的な説明図である。
【図19】 上記更に別の実施の形態に係る方法におけ
る第6段階での装置及びカメラフレームアッセンブリの
部分的な説明図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム供給部内で実質的に円筒形のス
    クロールスペースを規定するシース部材をフィルム供給
    部内へ送り込み、 上記シース部材を送り込む間に、スクロールを形成すべ
    く、フィルム帯をスクロールスペースに送り入れ、 上記フィルム帯を送り入れる間に、好ましくは、実質的
    に一定の若しくは減少する圧力で、上記スクロールに対
    してシース部材を引っ張り、 任意に、上記シース部材を送り込む前に、実質的にフィ
    ルム供給部にシース部材を取り込み、シース部材の第1
    端部をフィルム供給部に取り付け、シース部材を部分的
    にフィルム供給部から引き出し、 上記シース部材を送り込んだ後に、シース部材の第2端
    部をフィルム供給部に取り付けることを特徴とする写真
    フィルム帯の装填方法。
  2. 【請求項2】 フィルム供給部内に写真フィルム帯を装
    填する装置において、フィルム供給部が、第1及び第2
    の対向突起部を有するとともに、のど部を規定し、ま
    た、可撓性のあるシース部材を有しており、該シース部
    材が、上記各突起部に取り付けられる第1及び第2の対
    向端部を有しており、 上記フィルム供給部をサポートするレシーバと、 上記フィルム帯をのど部内へ送り入れる、上記レシーバ
    上で利用可能なフィルム搬送部と、 上記レシーバ上で利用可能なシース引っ掛け部を有し、
    上記フィルム帯の送りと共働して、フィルム供給部から
    シース部材を部分的に引き出すとともに、フィルム供給
    部内へシース部材を戻すシース移動部材とを備えてお
    り、 上記シース引っ掛け部が、第1突起部から外側へ変位さ
    せられた第1の方向から、シース部材の第1端部に係合
    し第1突起部に隣接する第2の方向へ、また、該第2の
    方向から、シース部材の第1端部に係合し第2突起部か
    ら外側へ変位させられた第3の方向へ可動であるととも
    に、フィルム帯の送りと共働して、上記第3の方向から
    第1の方向へ戻り可能であることを特徴とする写真フィ
    ルム帯の装填装置。
  3. 【請求項3】 カートリッジチャンバ,第1及び第2の
    対向突起部を備えるとともにのど部を規定する供給チャ
    ンバ、及び、該チャンバ間にある露光フレームを有する
    本体と、 上記各突起部に取り付けられる第1及び第2の対向端部
    を備え、上記供給チャンバ内に実質的に円筒形のフィル
    ムスペースを規定するとともに、更に、フィルムの弾性
    率よりも大きな弾性率を備えた可撓性シース部材とを有
    することを特徴とするカメラ。
JP10177048A 1997-06-24 1998-06-24 写真フィルム帯の装填方法及び装置並びにカメラ Pending JPH1172881A (ja)

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US08/881,169 US5842048A (en) 1997-06-24 1997-06-24 Advancing sheath film loader, method of film loading and camera frame assembly
US08/881169 1997-06-24

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ID=25377915

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EP (1) EP0887697B1 (ja)
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EP0887697B1 (en) 2003-11-05
DE69819412D1 (de) 2003-12-11
US5842048A (en) 1998-11-24
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