JPH117276A - 木管楽器用タンポ皿 - Google Patents
木管楽器用タンポ皿Info
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- JPH117276A JPH117276A JP9158435A JP15843597A JPH117276A JP H117276 A JPH117276 A JP H117276A JP 9158435 A JP9158435 A JP 9158435A JP 15843597 A JP15843597 A JP 15843597A JP H117276 A JPH117276 A JP H117276A
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- tampon
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D9/00—Details of, or accessories for, wind musical instruments
- G10D9/04—Valves; Valve controls
- G10D9/047—Valves; Valve controls for wood wind instruments
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
整したり、タンポがタンポ皿に対して傾いたり、偏心し
たりあるいは周方向において不均一に変形したりするこ
とがなく、長期間にわたってタンポを安定に収納し得る
ようにする。 【解決手段】 タンポ皿20を切削加工によって製作
し、その底面20aをタンポ皿20の軸線と垂直な平坦
面に形成する。また、底面20aの中央に押圧板取付部
21を一体に突設するとともに、環状溝からなる重量軽
減用の溝22を形成する。
Description
皿に関し、タンポ皿本体の質量を変化させ、タッチ感を
調整できる木管楽器用タンポ皿に関する。
エ、クラリネット、サクソフォン等の木管楽器は、管本
体1の周面に設けた音孔2を鍵機構3によって作動され
るタンポ4で開閉制御することにより所望の音高の音を
発音させるものである。音孔2は、管本体1に突設した
分岐管5の開口部とされる。鍵機構3は、管本体1の外
周面に立設した支柱6によって軸支され図示しない鍵に
より回動される連管7と、この連管7にアーム8を介し
て設けられ前記タンポ4を収納するタンポ皿9と、前記
連管7を介してタンポ皿9に閉方向の回動習性を付与す
る図示しないばね等で構成されている。
いと息漏れにより音高、音量、音色等が変化して安定し
た演奏音が得られなくなることから、高い気密性が要求
される。また、長期間にわたって変形したりすることが
少なく耐久性に優れ、かつ分岐管5によく馴染み軽快な
タッチ感が得られるものであることが要求される。その
ため、通常通気性を有する心材を気密性を有する被覆材
で覆ったものをタンポ4として用いている。心材として
は、一般に圧縮成形されたフェルト板と台紙を重ね合わ
せたものが用いられ、気密性を有する被覆材としては、
通常スキン(羊や小牛なとの皮革)、ブラダー(羊や山
羊などの内蔵表皮)等が用いられる。
よって塑性変形させることにより浅底のカップ状に形成
され、内部中央にはねじ孔10を有する押圧板取付部材
11がロー付け、半田付け等によって固定されている。
また、押圧板取付部材11の先端面には、タンポ4をタ
ンポ皿9の底面9aに押し付ける押圧板12がねじ13
によって固定されており、これによってタンポ4がタン
ポ皿9から脱落しないようにしている。
た従来の木管楽器用タンポ皿9は、通常金属板の絞り加
工によって製作されるものであるため、質量が均一であ
り、タッチ感を調整することが困難であった。また、タ
ンポ皿9の底面9a全体を高精度な平坦面に形成するこ
とが難しい。そのため、タンポ4の組付時、調整時、使
用時あるいは修理時にタンポ4が音孔2に対して傾いた
り変形したりすると、音孔2を高い気密性をもって閉塞
することができなくなるため、息が漏れて安定した演奏
音が得られなくなるという問題があった。また、傾きま
たは変形によりタンポ4が分岐管5に対して片当たりす
ると、タッチ感も低下する。また、押圧板取付部材11
をタンポ皿9とは別個に製作し、ロー付けまたは半田付
けによって固定しているので、ロー付けまたは半田付け
時に押圧板取付部材11がタンポ皿9に対して偏心した
り傾いたりするという問題があった。その結果、タンポ
4がタンポ皿9に対して偏心し、厚み方向の変形が周方
向において不均一になる。
部14をタンポ皿9の底面9aに一体に突設したものが
知られている。しかし、このようなタンポ皿9も通常絞
り加工によって形成されるため、スナップ部14を高い
精度で形成することができず、スナップ部14の偏心、
傾きを完全には解消することができず、スナップ押え1
5との適当な嵌合とスナップ押え15との精度の高い平
行度が得られなかった。
ためになされたもので、その目的とするところは、タン
ポ皿本体の質量を調整してタッチ感を調整したり、タン
ポがタンポ皿に対して傾いたり、偏心したりあるいは周
方向において不均一に変形したりすることがなく、長期
間にわたってタンポを安定に収納し得るようにした木管
楽器用タンポ皿を提供することにある。
に本発明は、楽器本体の音孔を開閉制御するタンポを収
納する木管楽器用タンポ皿において、前記タンポ皿の底
面に重量軽減用の溝を設けたことを特徴とする。本発明
において、溝はタンポ皿の重量を軽減する。この場合、
設計時に溝の幅およびまたは深さを変えて重量を調整す
ることにより、分岐管に対するタンポのタッチ感を最適
にすることができる。
皿の底面をタンポ皿の軸線と垂直な平坦面に形成すると
ともに、底面中央に押圧板取付部を一体に突設し、この
押圧板取付部の先端面に外径が前記押圧板取付部の外径
より大きい押圧板を固定し、この押圧板でタンポを前記
タンポ皿の底面に押付けたことを特徴とする。本発明に
おいて、タンポ皿の底面は平坦面に形成されているの
で、タンポの組付時、調整時、使用時あるいは修理時に
おいてタンポが音孔に対して傾いたり変形したりするこ
とが少ない。したがって、タンポは音孔を高い気密性を
もって確実に閉塞し、息漏れを防止する。このような平
坦面からなる底面は、切削加工によって容易にかつ高精
度に形成される。押圧板はタンポがタンポ皿から脱落す
るのを防止する。押圧板取付部はタンポ皿の加工時に同
時に形成される。このような押圧板取付部は底面と同様
に切削加工によって容易にかつ高精度に形成される。し
たがって、タンポ皿に対して偏心したり傾いたりするこ
とがなく、タンポをタンポ皿の中心と一致させることが
でき、タンポの厚み方向の変形を円周方向において均一
化させることができる。
皿の軸線と垂直な平坦面に形成するとともに、底面中央
に筒状のスナップ部を一体に突設したことを特徴とす
る。本発明において、筒状のスナップ部はタンポ皿の加
工時に同時に形成される。このようなスナップ部は底面
と同様に切削加工によって容易にかつ高精度に形成され
る。したがって、タンポ皿に対して偏心したり傾いたり
することがなく、タンポをタンポ皿の中心と一致させる
ことができ、タンポの厚み方向の変形を円周方向におい
て均一化させることができ、スナップ押えとの適切な嵌
合とスナップ押さえとの精度高い平行度でむらなくタン
ポを押さえることができる。
されていることを特徴とする。本発明において、タンポ
皿が切削加工によって形成されているので、底面、溝、
押圧板取付部およびスナップ部を高精度に形成すること
ができる。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る木
管楽器用タンポ皿の断面図である。なお、従来技術の欄
で示した構成部材等と同一のものについては同一の符号
をもって示し、その説明を適宜省略する。タンポ皿20
は、旋盤による切削加工によって製作され、底面20a
の中央に一体に突設された押圧板取付部21を有してい
る。前記底面20aは旋盤による切削加工のためタンポ
皿20の軸線と垂直な平坦面に形成され、かつ重量軽減
用の溝22を有している。この溝22は、中心がタンポ
皿20の中心と一致するようにタンポ皿20と同心状に
形成された環状溝とされる。溝22をタンポ皿20と同
心状に形成した理由は、タンポ皿20の重心位置をタン
ポ皿20の中心と一致させ、良好な重量バランスを確保
するためである。溝22の幅および深さは設計時に自由
に変更される。前記押圧板取付部21と前記溝22は、
タンポ皿20の加工時に同時に形成される。また、押圧
板取付部21の先端面には、押圧板12を固定するため
のねじ13がねじ込まれるねじ孔10が形成されてい
る。
いては、底面20aが切削加工によって全面にわたって
高精度な平坦面に形成されているので、従来の絞り加工
によって製作されたタンポ皿に比べてタンポ4の組付
時、調整時、使用時あるいは修理時にタンポ4が音孔2
に対して傾いたり変形したりすることがなく、音孔2を
高い気密性をもって確実に閉塞することができる。した
がって、息漏れが発生せず安定した演奏音が得られ、楽
器の性能を長期にわたって安定に維持することができ
る。
2の幅と深さを変えることにより自由に変えることがで
きるため、タンポ皿20の重量を演奏者の好みに合わせ
て調整することにより、分岐管5に対するタンポ4のタ
ッチ感を最適なものとすることができる。また、重量軽
減用の溝22をタンポ皿20と同心状の環状溝に形成し
たので、タンポ皿20の重心位置がタンポ皿20の中心
と一致し、タンポ皿20の重量バランスが良好である。
製作と同時に切削加工によって形成されるため、タンポ
皿20に対して偏心したり傾いたりすることがなく高精
度に形成され、タンポ4をタンポ皿20の中心と一致さ
せることができる。したがって、タンポ4の厚み方向の
変形が円周方向において均一化させることができる。
図である。この実施の形態においては、タンポ皿20を
旋盤による切削加工によって製作し、底面20aの中央
に上記した押圧板取付部21の代わりに筒状のスナップ
部14を一体に突設している。スナップ押え15をスナ
ップ部14に嵌合させ、タンポ42を押さえている。そ
の他の構成は上記した実施の形態と同じである。
の形態と同様にタンポ皿20の底面20aを全面にわた
って高精度な平坦面に形成しているので、タンポ4が傾
いたり、厚み方向の変形が円周方向において不均一にな
ったりすることがなく、楽器本体1の音孔2を高い気密
性をもって確実に閉塞することができる。また、溝22
によりタンポ皿20の重量を軽減することができるの
で、分岐管5に対するタンポ4のタッチ感を最適なもの
とすることができる。さらに、スナップ部14は上記し
た押圧板取付部21と同様にタンポ皿20の製作と同時
に切削加工により形成されるため、タンポ皿20に対し
て偏心したり傾いたりすることがなく高精度に形成さ
れ、タンポ4をタンポ皿20の中心と一致させることが
できる。したがって、タンポ4の厚み方向の変形を円周
方向において均一化させることができる。
器用タンポ皿によれば、タンポ皿の底面をタンポ皿の軸
線と垂直な平坦面に形成しているので、タンポの組付
時、調整時、使用時あるいは修理時においてタンポが音
孔に対して傾いたり変形したりすることがなく、音孔を
高い気密性をもって確実に閉塞することができる。それ
故、息漏れが発生せず安定した演奏音が得られ、楽器の
性能を向上させることができる。
の重量を自由に調整するので、楽器本体の分岐管に対す
るタンポのタッチ感を最適なものとすることが可能であ
る。さらに、環状溝からなるため、タンポ皿の重量バラ
ンスも良好である。
同様に高精度に形成することができるので、その中心を
タンポ皿の中心と一致させることが容易で、タンポがタ
ンポ皿に対して偏心することがなく、タンポの厚み方向
の変形を円周方向において均一化させることができ、ス
ナップ押えの平行が保証されるのでタンポにかかる圧力
も均等とすることができる。
形態を示す断面図である。
る。
ある。
…分岐管、9…タンポ皿、10…ねじ孔、11…押圧板
取付部材、12…押圧板、13…ねじ、14…スナップ
部、20…タンポ皿、20a…底面、21…押圧板取付
部、22…重量軽減用の溝。
Claims (4)
- 【請求項1】 楽器本体の音孔を開閉制御するタンポを
収納する木管楽器用タンポ皿において、 前記タンポ皿の底面底面に重量軽減用の溝を設けたこと
を特徴とする木管楽器用タンポ皿。 - 【請求項2】 請求項1記載の木管楽器用タンポ皿にお
いて、 タンポ皿の底面をタンポ皿の軸線と垂直な平坦面に形成
するとともに、底面中央にねじ孔を有する押圧板取付部
を一体に突設し、この押圧板取付部の先端面に外径が前
記押圧板取付部の外径より大きい押圧板を固定し、この
押圧板でタンポを前記タンポ皿の底面に押付けたことを
特徴とする木管楽器用タンポ皿。 - 【請求項3】 請求項1記載の木管楽器用タンポ皿にお
いて、 タンポ皿の底面をタンポ皿の軸線と垂直な平坦面に形成
するとともに、底面中央に筒状のスナップ部を一体に突
設したことを特徴とする木管楽器用タンポ皿。 - 【請求項4】 請求項1,2または3記載の木管楽器用
タンポ皿において、 切削加工によって形成されていることを特徴とする木管
楽器用タンポ皿。
Priority Applications (3)
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JP15843597A JP4000627B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 木管楽器用タンポ皿 |
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---|---|---|---|
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